聖「あらあら、ぬえ。修業を始める気にはなりましたか？」

ぬえ「まったく」

聖「それは残念ですね……」

一輪「なんだその態度は！姐さんに対する態度なのそれは！？」

ムラサ「まぁまぁ落ち着いてよ」

一輪「それにしても格好や態度が気に食わないわね……いい？これから姐さんのありがたい教えを受けるのよ？」

ぬえ「やってらんないわよ」

一輪「どうしてそこまで突っ張るのかしら！？」

聖「そこまでになさい一輪」

一輪「でも……」

聖「そうそう、一輪。はさみと櫛を持ってきてくれませんか？」

一輪「なにをするんですか？」

聖「いいからいいから」

珍しいなVIPで東方ssとか

ぬえ「な、何をする気……？」

聖「あなた最近髪の手入れをしていませんね？修行する前に整えてあげましょう」

ぬえ「い、いいわよ！自分でできるし」

聖「自分でやるのでは目の届かないところもあるのですよ？」ﾁｮｷ

ぬえ「ちょっと！なに勝手に切ってるのよ！」

聖「あらあら、これは手入れが必要になってしまいましたね」

ぬえ「もういい！ここを出ていくことにするわ！」

聖「ムラサ、一輪、星、ナズーリン。ぬえを抑えなさい」

ぬえ「いや、離してよ！」

一輪「おとなしくしなさい！」

ナズーリン「4人に敵うわけがないぞ。無駄な抵抗はやめた方が身の為だ」

星「聖の好意は素直に受けたほうがいいですよ」

ムラサ「ほらほら、おとなしくして」

ぬえ「ちょ、本当に……何どさくさに紛れて服まで脱がしてんのよ！」

一輪「服が汚れているわ。修行する格好ではないわね」

星「お風呂にも入ったほうがいいんじゃないでしょうか」

聖「そうですね、散髪が終わったら入れてあげましょうか」

ぬえ「勝手に話を進めないで！」

ぬえ「あっ……やめてよっ」

ナズーリン「もっと弄ばれたくなければおとなしくするんだな」

一輪「いくら抵抗してもここにいる以上修行からは逃げられないのよ」

ぬえ「ぬえぇ……」

聖「じっとしていないと髪が切れませんよ？」

一輪「ほら、行儀よくしなさい」

ぬえ「せめて服くらいは……」

星「暴れなければすぐ終わりますから……ね？」

ぬえ「いやだー！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

聖「あまり暴れるようなら……少し眠っててもらいましょうか」

ぬえ「え？」

聖「さぁ、眠りに落ちなさい」ｷﾞﾘｷﾞﾘ

ぬえ「うぐっ……やめ……」

ムラサ「腕で首が締まってるね……」

星「相当怒ってるみたいですね」

ナズーリン「それも笑顔のままやってのけるから恐ろしいな」

聖「落ちなさい」ｷﾞﾘｷﾞﾘｷﾞﾘｷﾞﾘ

ぬえ「……」

聖「落ちましたね」

ん？

聖「髪を切る間少し縛っておきましょうか」

一輪（今日の姐さん、なんか怖いわ）

ムラサ「縄を持ってきましたよ」

聖「気が利きますね、では早速」

ナズーリン「なんかムラサもノリノリだな」

星「それは修行仲間が増えるんですから楽しくもなるでしょう」

ナズーリン（それはなんか違う気がする……）

ぬえ「……ん？」

聖「もう気が付きましたか」

ぬえ「ちょ、何やって……」

ムラサ「あんたが暴れまくるから縛ろうってことになったのよ」

ぬえ「いい加減にしてよ！離して！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

一輪「下手に動くと縄が食い込んで危ないわよ？」

ぬえ「いや！離して！」

聖「口も塞いであげましょうか？」

ぬえ「なにいってんのよ！一方的に縛っておいて」

聖「……」ﾊﾟｼｯ

ぬえ「痛っ！」

聖「このくらいの痛みで怯むようならばこの先持ちませんよ？」

ぬえ「こんなのただの暴力じゃない！」

聖「……」ﾊﾟｼｯ

ぬえ「痛いってば！」

聖「これはあなたに喝を与えているのですよ？」

ぬえ「理不尽すぎるわ！」

聖「……」ﾊﾟｼｯﾊﾟｼｯﾊﾟｼｯﾊﾟｼｯ

ぬえ「いぎっ！も、う許さないわよ！」

聖「反抗をやめるまで続けますよ」ﾊﾟｼｯﾊﾟｼｯﾊﾟｼｯﾊﾟｼｯ

ナズーリン（もうこれ以上見てられない！私は帰らせてもらうぞ）

星（少しは素直になってくれるといいのですが……）

一輪（さすがにやりすぎじゃないかしら）

ムラサ（なんだろうこの気持ち……ちょっとドキドキしてる）

ぬえ「も、もう、許、して」

聖「少しは反抗的な口の利き方を改める気にはなりましたか？」

ぬえ「……」

聖「では、よろしくお願いしますって言ってみなさい」

ぬえ「……」

聖「余程痛がるのが好きなようですね」ﾊﾟｼｯ

ぬえ「ひっ……ち、違……」

聖「こんなんじゃ済ませませんよ今日は。従順になるまでやりますよ」

ぬえ「痛い……痛いよぉ……」

虐待おばさん

聖「では早速髪を切りますね」ﾁｮｷﾁｮｷ

ぬえ「……」

星「やっとおとなしくなってくれましたね！素直な方が賢明でいいですよ」

聖「今さっぱりさせてあげますからね」ﾁｮｷﾁｮｷﾁｮｷﾁｮｷ

ぬえ「あ……あ……」

聖「段々いい顔になってきましたよ」ﾆｺﾆｺ

ぬえ「しら……ないわよ……」

聖「それではこれから修行の前の行水にしましょうか」

一輪「ちょっと汚れてるわね……あなた昨日風呂に入ったの？」ﾜｼｬﾜｼｬ

ぬえ「……」

ムラサ「かゆいところはない？」ﾜｼｬﾜｼｬ

星「前も洗ってあげますね」ﾜｼｬﾜｼｬ

ぬえ「んっ……んっ……」

星「ちょっとくすぐったかったですか？」

聖「みんなにやさしく洗ってもらってよかったですね、ぬえ。これからの修行も捗ると思いますよ」

ぬえ「私の体がみんなに洗われちゃってる……なんか恥ずかしいよぉ」

聖「恥じらいなんて必要ありませんよ」ﾜｼｬﾜｼｬﾜｼｬﾜｼｬ

ムラサ「そうそう、包み隠さない関係がいいんだよ」ﾜｼｬﾜｼｬﾜｼｬﾜｼｬ

星「親密な関係は重要ですよ？恥じらいなんて必要ありません」ﾜｼｬﾜｼｬﾜｼｬﾜｼｬ

一輪「私たちみんな女でしょ？」ﾜｼｬﾜｼｬﾜｼｬﾜｼｬ

ぬえ「あっ……あっ……」

聖「きれいに洗ってあげますよ」ﾆｺﾆｺ

ぬえ「私……正直はぐれ者でみんな受け入れてくれないかと思ってた……」

聖「大丈夫ですよ、みんなはぐれ者扱いなんてしません」

一輪「命蓮寺はすべてを受け入れるところよ」

ぬえ「み、みんな……」ｸﾞｽｯ

星「ほら、いい顔になりましたよ。素直な顔が一番かわいいです」

ぬえ「な、なによ、みんなして……」ｸﾞｽｯ

聖「さて、行水はこれくらいにして修行に入りましょうか」

ムラサ「そうしましょう」

一輪「ぬえも修行する気になった？」

ぬえ「うんっ！」


おわり

同じような展開をどこぞの少年週刊誌看板漫画作者がやってたんだよなぁ…

ラガーマンKITITだいすき

KITITってなんだよオイ

よくもあんなクッソきたない話をベースにきれいにまとめましたね・・・