鳴上「闇がもう一人の」ラビリス「自分を作る…!」 (39)

闇ラビリス(シャビちゃん)が遊☆戯☆王(初代より)っぽく悪人を裁くSSだよオニイチャン

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シャビ「最初は私が振るわ」

>シャビリスのダイスロール!
 出た目は……

>6!!

??「ハッ!もう俺が勝ったようなもんじゃねーか!」

??「サイコロを振って5以下なら俺の勝ちだ!引き分けはあってもお前が勝つことは絶対ないぜ!」

シャビ「それはど~かしらねぇ……」

??「ま、負け惜しみ言ってんじゃねー!!」

>…………

>……

鳴上「!!」

鳴上「ここは……電車の中か……」

>いつの間にか寝てしまったようだ

車掌のアナウンス
   「次は八十稲羽~次は八十稲羽~」

>随分と寝ていたようだ
  降りる準備をしなくては…

>八十稲羽駅前

>八月の太陽光が容赦なく降り注ぐ…
  都会よりも稲羽市のほうが暑い気がするのは気のせいだろうか

鳴上「陽介が迎えにきてくれているはずなんだが…」

>……

>あたりにそれらしい人影は見当たらない…

鳴上「弱ったな…」

>ふと携帯を確認するとメールが一通届いている
  陽介からだ

陽介『悪ぃ!出迎えるって約束だったけどあれ無理んなった!』

陽介『人手不足で急遽バイトやることになっちまったんだ。ほんとスマン!』

鳴上「……」

>バイトで今日いっぱい忙しいようだ
  明日フードコートに集まろうとメールで伝えて携帯をしまった

>……

>このまま堂島家へ向かってもいいのだがなんだか味気ない

鳴上「この暑さの中一人で歩き回るのもな…」

??「あれぇ?もしかして鳴上君?」

>暑い中思案していると、誰かに声をかけられた

ラビ「もしかしてウチのお出迎え!?なんや嬉しいわぁ!」

鳴上「ラビリス!」

>振り向いた先にはGW中に起こった事件で仲良くなった機械の少女
  ラビリスが立っていた

ラビ「なんて、そんなワケあらへんよね。ウチがこっちくること内緒やったし」

ラビ「それより鳴上君てこっちに越してきたん?前に都会の学校に通っとる言うてたよね?」

鳴上「ああ、実は――」

>ラビリスに夏休みを利用して稲羽市に遊びにきたことを伝えた

ラビ「ほへーそうやったんかー。もしかしてウチと同じ電車乗ってたんやない?」

鳴上「そうかもしれないな」

ラビ「すごい偶然やね!」

>ラビリスは嬉しそうに笑っている

鳴上「ラビリスは?」

ラビ「ん~?」

鳴上「ラビリスはなぜここに?」

ラビ「それな。実は鳴上君と一緒なのは電車だけじゃないんよ」

鳴上「?」

>どういうことだろう…

ラビ「ウチも今夏休みなんよ!」

ラビ「あの後シャドーワーカーの仕事で働き詰めやったからねー」

鳴上「大変だな」

>八月になってようやく休みが出たらしい
  その休みを利用してラビリスも稲羽市に遊びにきたそうだ

ラビ「みんなと会うの久しぶりでなんや恥ずかしいわぁ」

ラビ「なぁなぁ!まず何話したらええと思う!?掴みは大事やろ!!」

鳴上「なんでもいいんじゃないか?ラビリスの話ならみんな喜んで聞くよ」

ラビ「…ほんまに?」

鳴上「ああ」

ラビ「えへへ、そ~か~」

>ラビリスは気恥ずかしそうに笑っている

>これは長い話を聞かされそうだ……

本日分終了
ペルソナ4原作プレイorアニメ視聴+P4Uプレイ済みじゃないと分かりづらいかも

>ジュネス八十稲羽店 フードコート

>ラビリスが行きたいとせがむので一緒にフードコートまでやってきた

ラビ「ここが例の特別捜査本部やね!」

>ラビリスは嬉しそうに顔を輝かせながら
  あたりをしきりに観察している

鳴上「陽介がバイトしているはずなんだが、見当たらないな」

ラビ「そーなん?」

>しかし陽介の姿は見当たらない

鳴上「フードコートにはいないみたいだ」

ラビ「あぅ…残念…」

>ラビリスは見るからに落胆している…

鳴上「明日みんなでフードコートに集まる約束をしてるんだ。ラビリスもどう?」

ラビ「それならそうとはよー言うてや!勿論行くで♪」

>ラビリスとフードコートに集まる約束をとりつけた

>しばらくの間、ラビリスと他愛のない話をしてフードコートを後にした

>稲羽中央通り商店街入り口

ラビ「じゃウチこっちやから!今日は付き合ってくれてありがとなー」

鳴上「また明日」

ラビ「うん!また明日な!」

>日が傾き、空は赤く染まりつつある
  思いのほか長話をしてしまったようだ

>ラビリスと別れ帰路へついた…

ラビ(早く明日にならへんかな~♪)

ラビ「……?」

>誰かに見られているような気がする…
  当たりを見回すがそれらしい人物はいない

>気のせいだろうか?

??「やぁ」

ラビ「!」

>いつの間にか見知らぬ人物が目の前に立っていた

ラビ「誰やアンタ」

??「驚かせちゃったかな?ごめんごめん。僕はそこのガソリンスタンドで働いているんだ」

>帽子を目深に被っており表情が分かりづらい
  飄々として掴みどころのない男だ

ラビ「で、ガソリンスタンドの店員さんがウチになんのよー?」

GS店員
   「いやね、見かけない可愛い子がいるなって思ってさ」

ラビ「……」

>もしやナンパというやつだろうか?

GS店員
   「違う違う!そんなんじゃないから安心して」

>違うったようだ
  少しがっかり…

GS店員
   「用件はうちでバイトしない?ってお誘い。君みたいに可愛い子なら大歓迎だよ」

>どうやらバイトの勧誘だったようだ
 バイトには興味があるのだが…

ラビ「…うーん」

GS店員
   「今すぐに返事くれってわけじゃないからさ。気が向いたらまたきてよ」

>GS店員はラビリスに手を差し出した

ラビ「ん、考えとくわ」

>GS店員の手を握り返した

GS店員
   「前向きな検討を期待してるよ」

ラビ「あんま期待されても困るで。ほなウチは帰るわ」

GS店員
   「言い忘れてたけど、最近ここらへん物騒だから。帰り気をつけてね」

ラビ「物騒って……へ?」

>振り返ると既に店員の姿はない
  霧のように消えてしまっていた…

ラビ「なんやのあの店員さん?」

>釈然としないまま帰路へついた…

本日分終了
アニメの初代遊戯王知ってる人いないのか。何気に面白いで

>翌日……

>ジュネス八十稲羽店 フードコート

千枝「久しぶりの再会を祝しまして~かんぱ~い!!」

「「「かんぱ~い!!!」」」

>特捜本部では自分たちの歓迎会が盛大に行われていた

陽介「悠が帰ってくるっつーのは聞いてたけどよ、ラビリスにも会えるなんてな!」

千枝「電車も鳴上君と一緒だったんでしょー?すっごい偶然だよね!」

>みんないつも以上に盛り上がっている
  ラビリスに会えたことがよほど嬉しいのだろう……

雪子「今月いっぱいはこっちにいられるの?」

ラビ「うん!だからみんなといーっぱい遊べるで!」

クマ「フゥウウ!ラビちゅわぁ~ん!」

>クマはラビリスに飛び掛った!

完二「しょっぱならハメ外し過ぎだ、クマ公」

>しかし完二に止められてしまった!

クマ「いやぁ~!クマ貞操のピンチクマ~!」

完二「はぁ!?」

鳴上「ほどほどにな」

完二「ちょっ!先輩なんで距離あけてんスか!?」

クマ「ガチムチがクマを責める~!心、体焼き尽くす~!」

完二「てんめっ!待ちやがれ!!」

>二人は不毛な追いかけっこを始めた

>そっとしておこう……

陽介「はい、お約束ね」

>そういえば直斗とりせの姿が見えない…

陽介「あー、あの二人ならまだこっちに来てねーんだ」

千枝「直斗君もりせちゃんも本業が忙しいみたい」

ラビ「そーかー。二人にも会いたかったけど忙しいならしゃーないわ」

>ラビリスは残念そうだ

雪子「残念がらないで。二人ともお仕事が片付き次第合流するって言ってたから」

千枝「今月中には来られるみたいなこと言ってたよね」

ラビ「ほんま!?」

千枝「ほんまほんま」

ラビ「ウチな、みんなで温泉入りたい思てたんよ!」

雪子「お、温泉て…うちの…?」

千枝「それ大丈夫なのかなぁ」

>千枝たちは楽しそうにガールズトークを始めてしまった
  邪魔するのはなんだか悪い気がする…

陽介「へへっ、淋しそうじゃねーか」

>陽介に話しかけられた

陽介「こうして集まんのって三ヶ月ぶりになんのか」

鳴上「ああ」

陽介「実際集まってみると久しぶりって気がしねーよなー」

>ゴールデンウィークのことが昨日のことのように思える…

陽介「実は俺も」

>陽介は鼻をこすりながら嬉しそうに笑っている

陽介「お前も今月はこっちで過ごすんだろ?」

鳴上「そのつもりだ」

陽介「GWんときはバタついてゆっくり出来なかったかんなー」

陽介「夏休みはその分遊び倒そうぜ!」

>今思えばあれはあれで楽しかったように思う

陽介「はは、お前は相変らずだな…」

鳴上「今マヨナカテレビは?」

陽介「こないだ試しに見てみたけど、何にも映らなかったぜ」

陽介「念には念をおして、クマと一緒にテレビの中にも入ってみたんだ」

鳴上「どうだった?」

陽介「異常なしだな。クマもとくに変わりはねーとさ」

>以前のような騒動が起こることはなさそうだ
  少し淋しいような気もする…

陽介「平穏なのが一番だっつーの」

陽介「つってもここらも最近物騒なんだよなぁ」

>聞き捨てならない台詞だ

陽介「テレビの世界は平和みてーなんだけど、変な事件が現実であれこれ起きてんのよ」

鳴上「まさか殺人?」

陽介「そこまで大ごとじゃないんだけどな…」

鳴上「?」

陽介「JKばかり狙った下着泥棒があっちこっちで起きたりとか…」

鳴上「許せないな」

陽介「深夜の公園でフンドシ一丁のガチムチの変態を見たとか…」

鳴上「……」

クマ「フンドシが!マヨナカのガチムチがぁ~!」

完二「あれはオレじゃねーつってんだろ!」

>凄まじいスピードでクマと完二が通り過ぎていった
  まだ追いかけっこを続けていたようだ…

陽介「……」

鳴上「……」

>…………

陽介「と、とりあえずだ。マヨナカテレビとは何の関係もなさそーだよな!」

鳴上「たしかに」

陽介「ということは…」

鳴上「堂島さんに任せよう!」

>今後の予定について話し合ったあと、陽介たちと別れた

>堂島宅

菜々子「いただきまーす!」

鳴上「いただきます」

堂島「おう、遠慮せず食え食え。ま、いつも通りジュネスで買った寿司だけどな」

菜々子「……辛い」

>菜々子の寿司にはたっぷりワサビが入っている
  どうやらワサビ抜きを買ってくるのを忘れていたようだ…

堂島「しまった、すっかり忘れてた。すまん菜々子」

菜々子「うぅ~…」

>鼻にツンときたのか菜々子は涙目だ
 ……可愛い

菜々子「お兄ちゃん?」

鳴上「なんでもないよ。それよりワサビ取ってあげるからお寿司かしてごらん」

堂島「お兄ちゃんが取ってくれるとさ。よかったな、菜々子」

菜々子「な、菜々子一人で出来るから大丈夫だよ…」

鳴上「そう?」

堂島「はは、こいつ照れてるぞ」

菜々子「もぉ!お父さんのばか!」

>前にも似たやり取りがあったような…

堂島「悠、昨日は迎えに行ってやれなくて悪かったな」

鳴上「いえ」

堂島「ここ最近何かと立て込んでてな。休む暇もないときたもんだ」

>陽介も最近は物騒だと言っていた…

堂島「ジュネスのせがれに聞いたのか。こっちにいる間はあいつらと遊ぶ機会が多いと思うが…」

堂島「とにかく気をつけろよ。暗くなる前に解散して家に帰ってこい」

鳴上「分かりました」

>その後、菜々子たちと楽しくおしゃべりをしながら夕食を終えた…

>???

??「くんかくんか…くんかくんか…」

??「健康的な、スポーツをしてるJK…髪は…くんかくんか…」

??「ショート…!間違いねぇ…!」

??「フヒヒ!またまた上物ゲットォ!」

千枝「あっー!!」

??「!?」

>??は逃げ出した!

千枝「はっや!?って驚いてる場合じゃない!待て下着ドロボー!!」

本日分終了
シャビちゃんのパンツくんかくんかしたい

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