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あかね「あかりが旅行に行っている間に作った、この屋根裏部屋の秘密基地…」
あかね「ここからはいつでも、あかりの部屋を覗く事が出来るわ…」
あかね「更に床を一部改造していて、あかりの部屋への侵入も可能よ…」
あかね「そして何より素晴らしいのが…このパンツコレクション!」
あかね「天井、壁、床…全てがあかりのパンツで埋められているわ…」
あかね「あと1パンツで完成…そして、あかりの持ってるパンツもあと一枚…」
あかね「どうやって、最後のパンツを手に入れようかしら…」
部室
あかり「京子ちゃん…ちょっと、いい?」
京子「何だよ、あかり?私はちなつちゃんモフるのに忙しいんだから、手短にな!」
あかり「真面目な話なの…あかりと一緒にトイレに来てくれる…?」
京子「あかりが真面目な話~?面白そうだな…いいよ、トイレ行こ!」
トイレ
京子「で、真面目な話って何?」ワクワク
あかり「あのね…最近あかりのパンツが無くなるの…」
京子「いや、それ前に聞いたし…そんだけ~?」
あかり「違うの!あれから盗まれないように、あかりの部屋に干してるんだけど…」
あかり「それでも盗まれちゃうんだよ~!」
京子「いやいや、あかりが居ない間に普通に入られてるんだろ?」
あかり「鍵はちゃんと閉めてるもん!」
京子「そ、そうなのか…?う~ん…」
京子(犯人は間違い無く、あかりの姉ちゃんだろうけど…)
京子(鍵を閉めてるのに侵入してるって、どういう事だ?)
京子「ま、でも…そんくらいじゃ私は協力出来ないな」
あかり「えっ!?」
京子「たかがパンツ盗まれるくらい、どうって事ないだろ?」
京子「所詮、あかりのだし!」
あかり「京子ちゃん、酷いよ~!!」
京子「そういう事だから、私は部室に戻るよ」
あかり「ま、待って!あかりも最初はそう思ってたの!!」
京子「最初は?…じゃあ、今は何で大騒ぎしてんだよ?」
あかり「…後の一枚なの」
京子「は?」
あかり「今履いてるパンツが最後の一枚なの!!」
京子「えぇぇぇぇぇ!?」
京子「じゃあ、パンツ履き替えられないのか?」
あかり「うん…今日でこのパンツは2日目なの…」
京子「そ…そうか…」
京子(あかりの姉さん、あかり好きを相当こじらせてるな…)
京子(話を聞いた以上、流石に見捨てる訳にはいかないか…)
京子「分かった!今日、あかりんちに行って一緒に調べてやるよ!!」
あかり「京子ちゃん…」ジーン
京子「名探偵京子ちゃんに任せておけ!あかりのパンツは必ず取り返してやるからな!!」
ザー
京子「酷い雨だな…」
あかり「京子ちゃん…」
京子「何だよ、あかり?」
あかり「あかり…今日、傘を忘れちゃったの…」
あかり「今、パンツが濡れちゃったら…あかり…」
京子「はぁ…分かったよ、私の傘に入りな!」
あかり「えへへ、ありがとう!京子ちゃん!」ピト
京子「おいおい、そんなにくっ付くなよ!歩きにくいだろ…///」
京子『これが、生涯忘れられない思い出になるなんて…』
京子『この時の私に知る由は無かった…』
あか京か!!!!そうだよな!!!!
あかり宅
あかり「どうぞ!」
京子「お邪魔しまーす!」
京子「」キョロキョロ
あかり「どうしたの?京子ちゃん…」
京子「えっ?あぁ、何でも無い!何でも無いよ~?」
あかり「?」
京子(あかりの姉ちゃんは居ないのか?)
京子(靴…は、誰が誰のだか分かんないし…)
京子(とにかく今はあかりの部屋を調べるのが先決だな!)
あかり部屋
京子「お~綺麗な部屋だな~」
あかり「えへへ、そんなに褒めないでよ~」
京子(いや、個性が無いな~と続けようとしたんだけど…)
京子「ぶるる…雨で部屋まで寒いなぁ~」
あかり「!!」
あかり「えっと…あかりは飲み物持ってくるね!」ガチャ
京子「おう、温かいお汁粉を頼む!」
あかり「そんなの無いよ~」パタン
京子「…さて」
京子「このタイプの鍵じゃ、壊さない限り開かないな…」
京子「だとすると、別の場所から侵入してる事になるんだけど…」
京子「壁とか?」ペタペタ
ペタペタペタペタ
京子「一周触って回ったけど、隠し扉なんて無いな…」
京子「後は天井か?」
京子「上から降りて来て、着地するならベッドの上…だよな?」
京子「よっと!」バフン
京子「…げっ!何か露骨に色の違う箇所がある!!」
京子「ジャンプで届くかな?」
京子「おりゃ、おりゃ!」ピョンピョン
京子「って…届く訳無いか…」
京子「これは、天井から吊されたロープか何かで帰るパターンだな」
京子「う~ん、トリックを暴いたのに手を出せないのは辛いな…」
京子「とりあえず、あかりに報告だけでもしておくか…」
ガチャ
京子「えっ?……うわあぁぁぁぁぁ!?」グイ
バタン
あかり「京子ちゃ~ん!」ガチャ
あかり「…あれ?京子ちゃんが居ない」
屋根裏部屋
あかね「こんにちは、京子ちゃん♪」
京子「その声は、やっぱりお姉さんでしたか…」
あかね「まさか、この部屋がバレるとは思って居なかったわ…」
京子「それで、いいんですか?私をここへ連れ込んだりして…」
あかね「えぇ、元々京子ちゃんを招待する気だったから」
京子「それはどういう意味ですか?」
あかね「まあ、焦らないで…これを見て頂戴!」パチ
ピカー
京子「!!………こ、これは!?」
京子「パンツ、パンツ、パンツ!部屋全体がパンツだらけ!?」
あかね「そう、全部あかりのパンツよ…集めるのに苦労したわ~」
京子(取られたあかりの苦労も考えて欲しいよなぁ…)
あかね「京子ちゃん、ここに注目して頂戴!」
京子「…ただの壁じゃないですか?」
あかね「それが問題なのよ!!」
京子「はっ?」
あかね「ここは私のベストプレイス、あかりのパンツ100%で無ければならないのよ!!」
京子「…パンツが足りないと?」
あかね「そうなのよ、大きさにしてあと一枚!あと一枚で完成するのよ!!」
京子「…はぁ」
京子「それで…私を元々招待する気だったと言うのは?」
あかね「京子ちゃんにあかりの最後のパンツを取ってきて欲しいのよ!」
京子「やっぱり…」
京子「お姉さんはいいんですか?あかり、ノーパンになりますよ?」
あかね「いい訳ないじゃない!あかりがノーパンなんていけないわ!!」
京子「…言ってる事、矛盾してませんか?」
あかね「だから、京子ちゃんに頼んでいるんじゃない!」
京子「えっ…それは、どういう意味ですか?」
あかね「京子ちゃんに、あかりとパンツ交換をして来て欲しいのよ!」
京子「はっ?はあぁぁぁぁぁ!?」
京子「嫌ですよ!常識的にも、衛生的にも!」
あかね「京子ちゃんは、あかりのパンツが汚いって言うの?」
京子「今のパンツは2日間履いてると聞いています」
あかね「最高じゃない?」
京子(駄目だ、この人はズレてる!)
京子「とにかく!この事をあかりに報告して、私は帰ります!」
京子「後はあかりとお姉さんの姉妹の問題なので」
あかね「京子ちゃん…この部屋を見て、そのまま帰れると思っているの?」
京子「一体…何をしようって言うんですか?」
あかね「ふふふ…京子ちゃんって、女の子同士のエッチに興味あるわよねぇ?」
京子「!!」ゾワ
京子「やめて下さい…」
京子「私に乱暴する気ですか?」
京子「エロ同人みたいに!」
あかね「京子ちゃん、私はね…京子ちゃん位の歳の子を悩殺する…」
あかね「妹拳が使えるのよ!」
京子「!?」
あかね「早い話が姉妹プレイよ…京子ちゃん、あなたは今から私の妹…」ガシ
京子「離して…離して下さいよ!」
あかね「ふふふ…嫌がる姿も可愛いわよ…」ズイ
京子「あっ…」
チュッ
京子「…」ウットリ
あかね「京子ちゃん…行って来てくれるわね?」
京子「…はい」
あかね「そこに私の部屋に繋がってる穴があるから、そこから出なさい」
京子「…分かりました」タッタッタ
あかね「ふふふ…遂に完成するわ…私のベストプレイスが!」
ガチャ
あかり「あっ京子ちゃん!どこ行ってたの?」
京子「あかり…真面目な話があるんだけど…聞いてくれる?」キリ
あかり「!」ドキ
あかり「何…京子ちゃん…」ドキドキ
京子「私と…」
あかり「京子ちゃんと…?」ドキドキ
京子「パンツ交換…してくれない?」
あかり「えっ?」
あかり「何言ってるの…京子ちゃん…?」
京子「あかり、今のパンツ…2日間履きっぱなしだろ?」
京子「私のパンツはまだ半日くらいしか履いて無いからさ…」
京子「そろそろ綺麗なパンツ履きたいと思わない?」
あかり「で…でも…汚いよ…///」モジモジ
京子「あかりのなら…いいよ…」
あかり「京子ちゃん…」
京子「脱がすよ…?」
あかり「うん…」
覗き穴
あかね「はぁ…はぁ…」
まだこっからあかりと京子の濃厚なプレイがあるのでパンツを脱いだまま待機しとけ
屋根裏部屋
京子「…交換して来ました」
あかね「大丈夫、見てたから分かるわよ」
あかね「どう、あかりのパンツは?」
京子「…少し小さくて食い込みます」
あかね「そういう答えを期待したんじゃないのだけど…」
あかね「まあ、いいわ!今、脱がせるからじっとしてなさい」
京子「…はい」
あかね「はぁ…はぁ…これが最後の一枚なのね…」ガシ
京子「…」
あかね「じゃあ、行くわよ?3…2…1………」
ガチャ
あかり「もう止めて!お姉ちゃん!!」
あかね「!!……あ、あかりぃ!?」
あかね「何でここが…まさか!!」
京子「ごめんなさい、お姉さん…」
京子「私、この歳でロリコンなんですよ!」ギュッ
あかり「京子ちゃん…」
あかね「ちょっと、京子ちゃん!あかりから離れなさい!!」
あかり「お姉ちゃん…これはどういう事なの…?」
あかり「このパンツ…全部、あかりの…だよねぇ?」
あかね「…」
あかり「あかり…薄々、お姉ちゃんかもしれないって思ってた…」
あかり「それでも…それでも、最後の最後まで信じてたんだよ!?」
あかり「それなのに…」
あかね「あかり…」
あかね「ごめんなさい!あかりぃ!!」バッ
あかり「お、お姉ちゃん!?」
あかね「こんな事しちゃいけないって言うのは分かってるの…」
あかね「でも、あかりが旅行に行ってる間…」
あかね「もう、あかりの事しか考えられなくなって…」
あかね「最初にパンツを盗んだ時は少しでも、あかりを側に感じたかっただけなのよ!」
あかね「それがいつの間にかエスカレートして行って…」
あかね「あかりの全てが欲しくなって…」
あかね「あかりの気持ちすら考えられなくなって…」
あかね「本当、お姉ちゃん最低ね…」
あかり「お姉ちゃん…」
あかり「お姉ちゃん、顔を上げて…」
京子「あかり!?」
あかね「あかり…」
京子「今まで苦しい思いをして来たのに、そんなアッサリ許しちゃうのかよ!?」
あかり「うん、だってお姉ちゃんはあかりの事が嫌いで盗んでたんじゃないし…」
あかり「あかりの事が好きで好きで仕方なくて盗んでたんだよ?」
あかり「だから、あかりはすっごく嬉しいよ~!!」
京子「そっか…へへ、あかりらしいや!」
あかね「ありがとう!ありがとうね、あかり!!」
あかね「今、全部のパンツを返すわね!」バッ
京子「あっ私も手伝いますよ!」バッ
京子「でも、うひゃ~!こりゃ、大変だな~」
あかり「待って、2人共!パンツは返さなくていいよ」
2人「「えっ?」」
京子「どうしてだよ、あかり?もうパンツ無いだろ?」
あかね「お姉ちゃんが頭に被ったパンツじゃ嫌?」
あかり「違うの…そうじゃなくて…」
あかり「えへへ、これから3人で新しいパンツを買いに行こ♪」
京子「ぷぷっ…なんだよ、それ~?」
京子「いいよ、あかりの為に飛びきりエッチなパンツを選んでやるよ!!」
あかり「えっヤダよ~」
あかね「そうよね、あかりには魚介類のパンツよね~」
あかり「もう、お姉ちゃんまで~」プンプン
3人「「「あはははは!!」」」
ザー
京子「まだ、雨止んでないのな…」
あかね「あかり、お姉ちゃんの傘に入りなさい」
あかり「うん♪」
京子「えっ?私の傘には入ってくれないのかよ?」
京子「学校帰りには私にくっ付いてくれたじゃん!」
あかり「え~…う~~~ん」
2人「「あかり~!」」
あかり「もう、2人共!あかりを子供扱いしないでよ~!!」タッタッタ
京子「あっ…おい、待てよ!」
あかね「濡れるわよ、戻って来なさい!」
あかり「大丈夫だよ!お店はもうすぐ…」
キキィー
あかり「…えっ?」
京子『その日、あかりは死んだ』
京子「あ、あかり!?大丈夫か!?」
あかり「大丈夫だよぉ」
あかね「流石あかりね……」
完
京子『雨によるスリップ事故だ』
京子『あかりはちゃんと歩道を歩いていた』
京子『跳ねられた、あかりには殆ど外傷は無く』
京子『私達は不安混じりにも助かると思っていた』
京子『しかし、あかりは死んだ』
京子『事故のショックによる、ショック死で』
京子『一度は助かると思ったせいか、私もお姉さんも深く精神をえぐられた』
京子『それ以来、私は闇を抱えたまま』
京子『お姉さんは屋根裏部屋に引きこもったまま』
京子『一年の月日が流れた』
屋根裏部屋
あかね「すーはー…あかりぃ…あかりぃ…」
ボロ
あかね「このパンツも、もう駄目ね…」
あかね「うっ!早くパンツを…あかりのパンツを嗅がないと…」バタバタ
あかね「…あったわ!これは、まだ原型を留めているわ!」
あかね「…」
あかね「あかりのパンツもこれが最後の一枚ね…」
ガチャ
京子「お姉さん…」
あかね「…また、あなたなの?」
京子「やっぱり…まだ、私の事が分かりませんか…?」
あかね「帰って頂戴!今、私は忙しいのよ!!」
京子「そう言って…1年もそのままじゃないですか!!」
あかね「帰って!帰って頂戴よぉ!!」
京子「分かりました…帰ります…」
京子「でも…これだけは伝えたくて…」
あかね「何よぉ!?」
京子「明日は…明日はあかりが死んで、丁度1年です」
京子「だから…2人でお墓参りに行かないかと…」
あかね「…帰っ」
京子「!!……分かりました、もう来ません!」
京子「さよなら、お姉さん!!」
バタン
あかね「…」
あかね「あかりぃ…」クンクン
京子「…」
京子「あかりの部屋、綺麗だな…」
あかり『えへへ、そんなに褒めないでよ~』
京子「褒めてねぇよ!!」ドン
翌日
あかね「はぁ…はぁ…」クンクン
あかね「あかりぃ…あかりぃ…」クンクン
クンクンクンクンクンクン
ベリ
あかね「!!」
あかね「あぁ…最後の…最後のパンツが…」
あかね「もう終わりだわ!あかりのパンツが無かったら私!!」
あかね「…」
京子『だから…2人でお墓参りに行かないかと…』
あかね「お墓…お墓の下には、綺麗なあかりが居るわ…」
あかね「そうだわ!…待っててね、あかりぃ!!」
ザー
京子「今日は…雨か…」ブルブル
京子(雨を見ると体の震えが止まらなくなる…)
京子(いつも雨の日は学校を休んでも、外へ出ないけど…)
京子「あかりの命日…だもんな…」
京子「ごめんな…あかり…」
京子「お姉さんは私の手に負えなくて連れて行けないけど…」
京子「私だけはあかりに会いに行ってやるから!」
墓場
ザー
京子「はぁ…はぁ…何とか着いたな…」
ザッザッ
京子「んっ…何だよ…この音?」タッタッタ
ザッザッ
あかね「あかりぃ~あかりぃ~」
京子「!!……お、お姉さん!?」
京子(お姉さんが墓を起こしてる!一体何の為に!?)
あかね「あかりぃ~あかりぃ~」
あかね「あかりの履いてるパンツを私に頂戴~」
京子「パ、パンツ!?」
京子(何、馬鹿な事ん言ってるんだよ!あの人は!?)
京子(ズレてる…あの時より輪をかけてズレてるよ!!)
京子(止めないと…止めないと、いけないのに…!!)
京子「」ブルブル
京子(こんな震えが止まらない体で、あかねさんを止められる訳がない…)
京子(見守るしか無いのかよ!ちくしょー!!)
あかね「出て来たわねぇ…あかりぃ…」
京子「!!」
あかね「寝てるところを悪いわね…すぐすむから…」ギィ
京子(うっ…あかりぃ…)
あかね「…」ピタ
京子「?」
あかね「誰よ…」
京子「はっ?」
あかね「誰なのよ…誰なのよ、あなたーーーッ!!」
京子「!?」
京子(私に気付いた!?違う、目線はあかりに向いたままだ!!)
あかね「あかりをどこへやったのよ!!あなた、知ってるんでしょ!?」ブンブン
京子(あの人、あかりを!!)ガサ
京子「やめろーーーッ!!」タッタッタ
あかね「!?」
ドン
京子「はぁ…はぁ…あかり…だよなぁ…?」
あかり「」
京子(1年振りだな…あかり…)
あかね「…」
京子「お姉さん!あかりの事がわかんねーのかよー!?」
あかね「違うわ…その子はあかりじゃないわ…」
京子「あかりだよ!!」
あかね「私には分かるのよ…」
京子「何がぁ!?」
あかね「もういいわ…」トボトボ
京子「おい!!」
ザー
京子「訳がわからないよ…」
ザッザッ
京子(どういう事だよ…あかりが分からないって…)
ザッザッ
京子(いや、違う…あかりが分からないんじゃない…)
京子(もう、誰の事も分からないんだ!)
ザッザッ
京子(分かるのは…あかりのパンツの事だけ…)
あかね『私には分かるのよ…』
京子「!!」
京子「まさかな…でも、もうそうとしか…」
京子「悪い、あかり!これからちょっとだけ、あかりを借りるな!」
あかり「」
屋根裏部屋
あかね「はぁ…はぁ…あかりぃ…あかりぃ…」バタバタ
あかね「駄目…止まらない…頭が…割れる…」バタバタ
ガチャ
あかり「お姉ちゃん!」
あかね「!?」ビク
あかね「あ、あかりぃ!?あかりなの!?」
あかり「うん、そうだよ!お姉ちゃん」
あかね「あなた…死んだんじゃ…」
あかり「あかり、お姉ちゃんの事が心配で帰ってきちゃった!」
あかね「あ…あかりぃ…」ポロポロ
あかり「お姉ちゃんどうして、あかりのパンツをこんなに破っちゃったの?」
あかね「匂いを嗅ぎすぎて…破れちゃったのよ…」
あかり「お姉ちゃん変だよぉ~!」
あかね「もう…全部あかりのせいなんだからね?」
あかり「うん…勝手に死んじゃって…ごめんね、お姉ちゃん…」
あかね「いいのよ、こうして戻って来てくれたじゃない!」
あかり「お姉ちゃん…」
あかね「さっ、お姉ちゃんの膝の上に座りなさい」
あかり「うん、分かった~♪」テケテケ
あかり「よいしょ」ストン
あかね「!!」ビク
あかり「どうしたの…お姉ちゃん?」
あかね「あかりって結構重いのね…」
あかり「!!……あかりも死んでる間に成長したんだよぉ!」
あかね「そ…そうよね…あかりが生き返ったんですもの!」
あかね「成長してても何もおかしくないわよね?」ゴク
京子「お姉ちゃん…?」
あかね「はぁ…はぁ…」
あかね「あかり…お姉ちゃんとエッチな事しましょう?」
あかり「えっ!?」
あかね「あかりも14歳になるのなら、もう色々と分かるわよね?」
あかり「う…うん…」
あかね「お姉ちゃんね…もう、あかりを我慢するの…限界なの…」
あかり「で…でも!」
あかね「全部、あかりが死んだせいなのよ!!」
あかり「!!」ビク
あかね「!!……ご、ごめんなさい…忘れて頂戴…」
あかり「…」
あかり「…」
あかり「分かったよ…お姉ちゃん…」
あかね「あかり!?」
あかり「あかりとエッチな事…しよ?」
あかり「お姉ちゃん…あかりを好きにしていいよ…」
あかね「じゃあ…キス…するわね?」
あかり「う…うん…」ツムリ
あかね「行くわよ…」グイ
チュッ
あかり「…」
あかね「…どう?」
あかり「」ポロポロ
あかね「あかり!?」
あかり「えへへ…ごめんね…お姉ちゃん…」ポロポロ
あかり「あかり…お姉ちゃんとキスするの…懐かしくて…」フキフキ
あかね「そうね…キスなんて…何年振りかしらね?」
あかり「お姉ちゃん…」
あかね「体…触るわね…」サワサワ
あかり「んっ///」ビク
あかね「あかり…おっぱい、少し大きくなった…?」サワサワ
あかり「あかり…よく…分からないよぉ…」
あかね「下も…触るわよ…」サワサワ
あかり「!!」ビクン
あかね「あぁ…あかりのお股を撫でられるなんて…」サワサワ
あかり「お姉ちゃん…もっと優しく///」
あかね「ごめんなさい、今の私には優しく触る余裕が無いの…」
あかね「それじゃあ、そろそろパンツを脱がせるわね…?」
あかり「!!」
あかり「…」
あかり「…」
あかり「いいよ…お姉ちゃん…脱がせて…」
あかね「あぁ…もう二度と見れないと思っていた、あかりのパンツが…」
あかり「お姉ちゃん…あかりと…あかりのパンツ…どっちが大切なの?」
あかね「!!」
あかね「それは…勿論…勿論………」
あかね「あかりよ!!あかりに決まってるわ!!」
あかり「…」
あかり「あかり、その言葉が聞けて嬉しいよぉ~」スク
あかね「あかり…?」
あかり「お姉ちゃん…騙して、ごめんね?」スルスル
あかね「えっ……嘘っ……あかりじゃ……無い?」
京子「お姉さん…」
あかね「きょ、京子ちゃん!?」
京子「!!」
京子「お姉さん…今…私の事…」
あかね「何で…何であかりが京子ちゃんになるのよ!?」
京子「私が、あかりになってたんですよ…」
あかね「えっ!?」
京子「ただ…あかりのパンツを履いてただけですけどね…」ピラ
あかね「それは…1年前に京子ちゃんがあかりと交換した…最後のパンツ?」
京子「そう…お姉さんは最早、あかりのパンツしか認識出来ていなかった…」
京子「おかしくなってから、あかりのパンツを履いてる人を見たのは初めてですよね?」
あかね「?…?………」
京子「お姉さんがお墓であかりの事を分からなかったのは…」
京子「あかりが事故当時のまま、私のパンツを履いてたからですよ」
あかね「何を言ってるのか…さっぱり分からないわ…」
京子「…もう一度、あかりに会いに行きましょう」
ザー
あかり「」
京子「あかりが分かりますか?お姉さん…」
あかね「分からないわ…でも、あかり…なのよね…?」
京子「はい…間違いなく…あかりです…」
京子「これ」ピラ
あかね「あかりの…最後の…パンツ…?」
京子「あかりに返してもいいですか?」
あかね「…」
京子「これを大事に嗅げば、2日くらいは保ちますよ?」
あかね「いいわ…あかりに返してあげて…」
京子「お姉さん…」
あかね「姉の私に気付いて貰えないなんて…そんなの、あかりが可哀想だものね」
京子「あかり…私のパンツ…返して貰うぞ…」
あかり『で…でも…汚いよぉ///』
京子「本当だよ…1年履きっぱなしなんて衛生的によくない…」
京子「でも…」
京子「あかりだから…いいよ…」
あかり『京子ちゃん…』
京子「脱がすよ…」
あかり『うん…』
スルスル
京子「後は…このパンツをあかりに履かせて…」
あかね「…」
京子「お姉さん、あかりが分かりますか?」
あかね「あかり…」
あかね「あかりぃーーーっ!!」ダキ
あかり『お、お姉ちゃん!?』
あかね「あの事故以来、あかりの事しか考えられなくなって…」
あかね「パンツを嗅ぎ始めたのは少しでも、あかりを側に感じていたかっただけなのよ!」
あかね「それがいつの間にかエスカレートして行って…」
あかね「あかりのパンツの匂いを嗅ぐ事でしか生きられなくなって…」
あかね「あかりの事すら分からなくなって…」
あかね「本当、お姉ちゃん最低ね…」
あかり『お姉ちゃん…』
京子「お姉さん、顔を上げて…」
あかね「京子ちゃん…」
京子「あかりはお姉さんの事をきっと許してくれますよ…」
あかね「そう…よね…あかりなら…許してくれるわよね…」
あかね「約束するわ、あかり!」
あかね「私、もう二度とあかりの事を間違えないわよ!!」
京子「…お姉さん」
あかね「京子ちゃん…?」
京子「私の事も…二度と忘れないで欲しいんですけど…」
あかね「そうね…京子ちゃん…」
あかね「あなたが居なければ…私、どうなっていたか分からないわ…」
あかね「私、京子ちゃんに…一生尽くすわよ!」
京子「!!……じゃあ、妹拳!」
あかね「へっ?」
京子「今から私はお姉さんの妹になります…」
京子「だから…妹拳を私に施して下さい…」
あかね「…」
あかね「ごめんなさい…京子ちゃん…」
京子「えっ!?」
あかね「妹拳は14歳未満の女の子にしか効果が無いのよ…」
京子「そんな…じゃあ、私はもうお姉さんの妹になれないんですか…」
あかね「そうね…」
京子「…」
京子「結局、お姉さんの妹はあかりだけって事か…」
京子「全く…あかりにはかなわないよ…」
あかね「妹には出来ないけど…」
あかね「京子ちゃん!」
京子「えっ」
チュッ
あかね「…」
京子「お、お姉さん!?」
あかね「もう、お姉さんは止めて…あかねって呼んで…」
京子「!!」
あかね「妹はあかりだけだけど…京子ちゃんは私の恋人よ!」
京子「おね………あかねさん!!」ダキ
あかね「京子ちゃん!!」ダキ
ポカポカ
京子「!!………雨が!?」
あかね「きっと、あかりが私達を祝って晴らしてくれたのよ…」
京子「そっか、私達の為に…あかり…」
あかね「さぁ、帰りましょう京子ちゃん!」
あかね「私達はあかりの分まで幸せにならなければいけないのよ!」
京子「あかねさん……はい、帰りましょう!!」
タッタッタ
あかり『あかりです…あかりです…』
あかり『世界を照らす、あかりです!』
あかり『あかりです、あーかりん♪』
アーカリン
お わ り !
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