綾乃「惚れ薬…?」(125)
―生徒会室―
綾乃「先生はまたそんなものを持ちだして!!」
奈々「いいじゃないか、爆発は我慢してやったのだから」
綾乃「なにもともと先生のある程度の凶行は認められてるよう口ぶりでもの言ってんですか!」
奈々「な!?違うのか!?」
綾乃「違いますよ!」
奈々「ふむ・・・てっきりこの漫画は奈々先生とモルモット達の愉快な実験漫画だと思っていた・・・」
綾乃「前も似たようなこと言ってましたよね・・・爆発漫画だとか・・・」
奈々「どうやらそれも違うらしいな」
綾乃「当然でしょう!」
奈々「松本ー知ってたか?」
りせ「・・・」
奈々「なんだと!?では私の勝手な想像だったということか・・・ハッ!」
綾乃「とにかく、こんな物騒なものはとっとと・・・って先生!?」
奈々「すまん!いいアイディアが閃いたものでな!行くぞ松本!!」ズダダダ
綾乃「ちょ!ええ!?」ポツーン
綾乃「ホンットに好き放題やってくれるわね・・・」フゥ
綾乃「今日は私一人だから遊んでいる暇なんて無かったんだったわ!さて仕事の続き続き・・・」
・
・・
・・・
綾乃「ひとまずこんなもんかしらね・・・意外と早く終わったわ」
綾乃「この時間ならまだ歳納京子は帰っていないわよね・・・」
綾乃「べ、べつにだからといって何があるわけでもないんだからね!!」ツン!
カタッ
綾乃「あ、そういえばこの薬・・・まさか本物な訳ないわよね・・・」
ゴクリ・・・
綾乃「いや!爆発でもしたらどうするのよ!しかも今私誰に飲ませようと・・・!!~~~///」
綾乃「ちょっと但し書きくらいは呼んでも罰は当たらないわよね・・・どれどれ」
方法:飲ませる、少しフラっとしますがすぐ目を覚ます、そこで最初に見た相手に惚れる
1.この惚れ薬の効果は3日である
2.惚れ薬は無味無臭のため、扱いには気をつけよう
3.この惚れ薬は意識を乗っ取るのではなく、自然と好意を向けるものである
4.この惚れ薬の効果時間の間の対象との記憶は残らない
綾乃「まるでファンタジーね・・・胡散臭すぎるわ」
綾乃「で、でも・・・き、記憶が残らないってのは・・・」
千歳「綾乃ちゃーん?」ガラッ
綾乃「きゃああああ!!」シュバッ
千歳「どうしたん?今手に何か・・・」
綾乃「な、なんでもないわよ!それより千歳、今日は用事があったんじゃ」
千歳「意外とはよう終わってな、近いとこやったし、様子見に来てん」
綾乃「そ、そう!せ、整理なら終わったわよ!」
千歳「さすが綾乃ちゃん!ほんま頼りになるわー!」
綾乃「ま、まあね!」
千歳「ほなうち、まだ用事あるさかい、先帰るね綾乃ちゃん」
綾乃「う、うん!また明日ね!」
・・・
綾乃「片付けもこんなもんかしら・・・」
京子「おいーっす」ガラ
結衣「どうもー」
ちなつ・あかり「失礼しまーす」
綾乃「あ、あらあなた達、どうしたの?」
京子「いやー綾乃が今日プリンを仕入れてたって聞いたからさー」
結衣「そのもらえる前提みたいな態度はどうにかならんのか」
綾乃「な、なんであなたにあげなくちゃならないのよ!っていうか誰に聞いたのよ!」
櫻子「私が教えてあげました!!」シャキーン
向日葵「まるで功績のように言っていますが褒められることではありませんわよ・・・」
櫻子「ふーんだ!向日葵こそあたしの功績に嫉妬してそんなこといっちゃってさ!」
向日葵「なんですってえ!?」ムキー
綾乃「古谷さん、いいのよ・・・」
向日葵「い、いいんですの?」
綾乃「ええ、私がプリンを持ってくる姿を見られたのがいけなかったんだわ・・・」
結衣「いたたまれねえ・・・」
ちなつ「ちょっと京子先輩!?これは杉浦先輩のプリンなんですから」
結衣「(いいぞちなつちゃん!)」
ちなつ「そこは半分こにすべきです!!」
結衣「(だめだこの百合脳は・・・)」
綾乃「そ、そうよ!半分だけなんだから!///」
結衣「本人うれしそうだしいっか・・・」
あかり「部室のお茶持ってきたよー」
向日葵「はじめからここに食べる目的できていたんですのね」
綾乃「赤座さん貸して、お茶なら私が淹れるわ」
あかり「おねがいします」
京子「綾乃やっさしー!」
綾乃「べ、べつに私が勝手が分かるからってだけで、アンタのためなんかじゃ」
京子「そうなのかー?私のためじゃないの?」ウルウル
綾乃「へ!?い、いや!別にそういうわけでもないような・・・ゴニョゴニョ///(か、顔が近い///)」
京子「綾乃はからかうと面白いなー」ニコニコ
綾乃「な!!もう歳納京子!!///(か、かわいい///)」
結衣「こう云うのも何だが千歳が居なくて良かったような気がする」
―生徒会室となり給湯室―
綾乃「えーっとカップはどこだったかしら」
綾乃「ティーカップに緑茶か・・・しかもプリンて・・・」
綾乃「仕方ない、秘蔵のお菓子もつけておこうかしら・・・」
ゴソッ
綾乃「ポケットに何か・・・?」
綾乃「これはさっきとっさに隠した惚れ薬・・・」
綾乃「・・・」キュポ
綾乃「歳納京子、やっぱりすごく可愛かったわ・・・」トクトクトク
綾乃「・・・」
綾乃「ハッ!!私はなんて事を!!このお茶はすぐに流して」
京子「おーい綾乃ー?」ヒョイ
綾乃「きゃああああ!!!」
京子「うお!なんだなんだ?」
綾乃「なななな、なんでもないわよ!」
京子「私も持つよー」
綾乃「あ、ありがとう・・・(優しい///)」
―生徒会室―
櫻子「イヤッフォォォウウ!!待ってました!!!」ガタッ
向日葵「ちょっと落ち着きなさい!!!」
結衣「あれ、このお菓子は?」
綾乃「それは私が持ってきたものよ」
綾乃「緑茶にプリンは合わないでしょう?それにひとつしか無いし・・・」
結衣「何から何までホントすみません・・・」
あかり「わーすっごくおいしそう!」
綾乃「親戚からもらったものだから、遠慮なく食べて」
櫻子「うめえ!」ムシャムシャ
向日葵「櫻子!口の周りに粉がついていますわ」フキフキ
櫻子「うむ、さすがは私の奴隷!」
向日葵「だれが奴隷ですの?まったく・・・ほら、もういいですわよ」
櫻子「うめえ!」ムシャムシャ
向日葵「ああ、櫻子また・・・」
綾乃「あの二人はホントいつ結婚するのかしら」
ちなつ「・・・」ジーッ
ちなつ「結衣センパイ!口の周りに粉が!!!」
結衣「いや、まだ食べてないんだけど」
ちなつ「・・・」ショボーン
京子「このお茶も美味いんだよなー、綾乃ーお茶とってー」
綾乃「ど、どうぞ・・・(えーいままよ!)」
京子「プハー!うめえ!」
結衣「お茶の飲み方としてそれはどうなんだ」
京子「こまけえこたあ・・・」パタッ
綾乃「!」
結衣「京子?」
京子「あれ、今ちょっとめまいが」パチッ
綾乃「船見さん!足元にお菓子が落ちてるわ!!」
結衣「え?ホント?」頭下げる
京子「・・・」綾乃と目が合う
綾乃「・・・」ゴクリ
結衣「京子、どうしたんだ?」
京子「いや、なんでも・・・」
綾乃「?(あれ?効いてない?)」
結衣「夜更かしばっかりするから日中ぼけるんだよ」
京子「授業中寝るから問題ない!!」
櫻子「違いねえ!」
向日葵・結衣「おい」ビシッ
綾乃「と、歳納京子?お茶は美味しかった?」
京子「ふぁ!?ああ、美味しかったよ」ドキ
綾乃「歳納京子?」
京子「な、ななに?(な、なんだ?ドキドキする///)」
綾乃「(これはもしかすると・・・効いてる?)」
京子「あ、あははーお菓子も食べ終わったし、帰ろうかなー」
綾乃「と、歳納京子!せっかくだから一緒に帰りましょう?///」
京子「う、うん!そ、そうしよう!///」ドキドキ
結衣「そうだな、みんなも一緒に帰ろう」
・
・・
・・・
結衣「それでさー」
ちなつ「さすが結衣センパイ!!かっこいいです!!」キャー><
向日葵「今日の夕食はお鍋にしようかしら」
櫻子「えー!ステーキがいい!」
向日葵「なんで食べるきまんまんですの?」
・・・
綾乃「と、歳納京子、あのね」
京子「ふぁ、ふぁい!///」ビクン
綾乃「ううん、なんでもない、忘れて!」
綾乃「(やっぱり薬のことなんて言えない・・・)」
京子「そ、そうかー?」ソワソワ
綾乃「と、歳納京子は明日の休みは空いてるの?///」ドキドキ
京子「も、もちろん!」
綾乃「どこか、一緒に遊びに行かない?///」
京子「いいよ!」パァー
綾乃「こんな素直に・・・」ジーン
京子「い、いやー綾乃から誘ってくれるなんて嬉しいなー///」
綾乃「な!べ、べつに千歳が用事だから!!」
京子「そうなの?」ウリュウリュ
綾乃「いやそうでもないかも///」ニヘラー
京子「じゃあやっぱり私と出かけたかったんだな!」
綾乃「だ、だからそういうわけじゃ!!!///」
京子「むふふー、嬉しいぞ綾乃ー!」
綾乃「(・・・いい///)」カァ
―翌日―
綾乃「持ち物よし、髪型よし、服も乱れてない・・・」イソイソ
ピンポーン
綾乃「歳納京子?いや待ち合わせは駅前だし・・・はーい!」ガラッ
京子「き、来ちゃった・・・///」
綾乃「と、歳納京子!?なんで私の家に!?」
京子「待ちきれなくて・・・嫌だったかな?///」
綾乃「いや、いいのよ!と、とりあえずあがりなさいよ(効き目抜群じゃないの―!!)」
―リビング―
京子「家にきたのは綾乃が風を引いた時以来だなー」
綾乃「そ、そうね、お茶淹れる?」
京子「うん!おねがい!」ニパー
綾乃「今淹れてくるわ!///(素直すぎる!そしてあの笑顔!!)」
京子「(なんでだろ、昨日からどんどん綾乃のことしか考えられなくなってきてる・・・)」ソワソワ
綾乃「は、はいお茶、お菓子も」
京子「あ、ありがとう・・・」ツン、手が触れる
綾乃「あ、」
京子「わひゃあ!!///」ドキドキ
綾乃「ご、ごめん」
京子「いや、いいっていいって・・・///」
京子「(あれ?また意識が・・・)」パタン
綾乃「と、歳納京子!?」
・
・・
・・・
―綾乃の部屋―
京子「ん・・・?」
綾乃「あら、もう目が覚めたの?」
京子「あ、ああ・・・」
綾乃「とりあえず私の部屋のベッドに寝かせたけど、五分も立たないうちに目を覚ますなんてね」
京子「この布団・・・綾乃のいい匂いがする」ムギューッ
綾乃「!!!!????」
京子「んー・・・」クンクン
綾乃「ちょ、ちょっと歳納京子!!?///」
京子「アツい・・・」ポチ・・・ポチ・・・
綾乃「歳納京子!!?何で脱いでるのよ!!今すぐ服を着て・・・///」
京子「綾乃ぉ・・・」ギュッ
綾乃「ひあ///ななななな!!!??」
バタン ベッドに押し倒す
京子「よく分からないけど、今すごく綾乃が欲しいの・・・///」ハァハァ
綾乃「ちょ!!?ええ!!?(これじゃあまるで惚れ薬じゃなくて・・・!)」
―玄関―
千歳「鍵、空いてる・・・靴はあるってことは・・・綾乃ちゃん無用心やなー」
千歳「ごめんくださーい」
千歳「呼び鈴押しても出てこーへんし・・・部屋にいるんやろか?」トタトタ
―綾乃の部屋―
京子「ねえ?」ポー
綾乃「へ?///」
京子「キス・・・しよっか///」
綾乃「なななななにいってんのよ!!!///」
京子「いいじゃん?」
綾乃「こ、こういうことには順序があって!!///」
京子「嫌?」
綾乃「!・・・」フルフル
京子「じゃあ目を瞑って・・・」
綾乃「・・・///」キュッ
コンコン
千歳「綾乃ちゃんおるんやろー?」
綾乃・京子「あ」
千歳「」カッ!!!!
・
・・
・・・
綾乃「つ、疲れた・・・」
綾乃「歳納京子は迫って来るし、千歳は鼻血撒き散らすし・・・」
綾乃「き、記憶は残らないのよね・・・それならあと一日・・・」ゴクリ
綾乃「・・・」ピッピッピ。PRRRRRR・・・
綾乃「と、歳納京子?」
京子「おー!綾乃ーちょうど今私も電話しようと思ってたんだー!」
綾乃「き、奇遇ね!わたしもよ!(私からかけておいて何を言っているんだ)」
京子「きょ、今日はごめんね?私どうかしてたかも」
綾乃「い、いいのよ!///(別に嫌じゃなかったし」
京子「そ、それでさ、お詫びと言っちゃあ何だけど、明日暇なら出かけない?エスコートするから!」
綾乃「ええ!?///そ、そうね!ぐ、偶然にも明日は何も用がないから付き合ってあげるわ!!」
京子「やったー!!ちゃんと予定メモしておくね!!」
綾乃「・・・///」プシュー
・
・・
・・・
―翌日―
京子「ふああ・・・ん?なんだか頭がすごいすっきりする・・・」
京子「何でこんな朝早くに目覚ましかけたんだっけ・・・」
京子「綾乃とデート?なんだこのメモは」
京子「こんな約束した覚えはないぞー?」
京子「時間には余裕があるな・・・駅前?なんだかよく分からんが行ったほうがいいみたいだ」
・・・
綾乃「昨日と違って遅いわね・・・」ソワソワ
京子「おーい綾乃ー」
綾乃「あ、歳納京子ー!!遅刻よ遅刻!遅刻は罰金バッキンガムなんだからね!!!」
京子「えー五分くらい許してよー」
綾乃「仕方ないわね!昨日の電話の心掛けに免じて許してあげるわ!」
京子「お、おう(昨日の電話・・・?)」
綾乃「とりあえず移動しましょ」
京子「腹減った―!」
綾乃「じゃあワックに行く?」
京子「そうしよー!!」
―ワクドナルド―
京子「ポテトがしおれてる!」
綾乃「揚げたてじゃなかったみたいね」
京子「しおしおマズー」
綾乃「わ、私の方は揚げたてみたいだから食べる?」
京子「おー!さんきゅー!」アーン
綾乃「?」
京子「早く!」アーン
綾乃「へ!?そそそそそんな///」
京子「冷めちゃうぞ―?」アーン
綾乃「あ、あーん///」
京子「パクッ(指まで」
綾乃「ふおおおお!!!///」
京子「あ、ごめんごめん痛かった―?」
綾乃「だ、大丈夫!大丈夫だけど・・・///」ジーッ
京子「指見つめて、やっぱり噛んじゃった?」
綾乃「ち、ちがうの大丈夫!!///」
京子「?」
・・・
京子「アイス屋だって!」
綾乃「屋台なんて雰囲気いいわね」
京子「食べてこうぜー!」
綾乃「そうね、あら?」
店員「ッシャーセー!今ならカップルはダブルサイズが半額!二人でイチャイチャ一つのカップを食べるのはどうだい!」
京子「半額だってアレにしよう!!」
綾乃「と、歳納京子!?あれはカップル限定って!///」
京子「すいませーん」
店員「お?嬢ちゃん達、このカップルアイスだろう?いやーお似合いだもんねー!」
綾乃「なななななな!!?///」
京子「そうなんです、おねがいしまーす!」
店員「まかしときな!いい時代になったもんだ・・・てやんでい!」
・・・
店員「はいおまちどう!仲良くな!!」bグッ
綾乃「は、はい///」プシュルー
京子「アイス!」
綾乃「はいはい、ちょっと待ちなさい・・・って」
京子「スプーンがひとつしか無いぞ―?」
綾乃「え?じゃあもう1つもらって・・・」
店員「ニコッ」bビシッ
綾乃「なんだろうスプーンくれない気がする」
京子「まあいいや、食べようぜ-」シャクシャク
綾乃「し、仕方ないわね・・・///」
京子「ほい、あーん」
綾乃「あ、あーん」///
京子「あーん」
綾乃「あ、あーん///」
「あの子達食べさせ合ってる―!」「かわいいー!」
京子「あーん」
綾乃「や、やっぱり自分で食べるからいいわよ!///」
京子「そうかー?」
綾乃「(昨日とはまたずいぶんと違う雰囲気ね・・・気のせいかしら)」
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・・・
綾乃「そろそろいい時間ね」
京子「綾乃と二人ってのも楽しいもんだな!」
綾乃「そ、そう?」
京子「調子もいいし!!」景品もっさり
綾乃「そんなにどうするのよ・・・」
京子「うーん・・・あかりにプレゼントする?」
綾乃「取るだけとっておいてそれはどうなのかしら・・・」
京子「綾乃も一生懸命で可愛かったぞ?ひとつも取れなかったけど」ニヤニヤ
綾乃「よ、余計なお世話よ!!」
京子「それじゃあここで・・・」
綾乃「ま、待って!」
京子「?」
綾乃「ちょっとだけ・・・いい?///」
・・・
綾乃「と、歳納京子?(今日で最後だもんね・・・)」
京子「綾乃?」
綾乃「今日はすごく楽しかったわ(効き目が切れれば・・・)」
京子「私も楽しかったぞ―」
綾乃「好きよ・・・(どうせ忘れてしまうもの・・・)」
京子「あ、綾乃?」
綾乃「もちろん、友達としてではなくて」
京子「(どうしたんだ急に、いや、素直というべきか・・・)」
綾乃「あ、愛しているわ・・・(いまだから言える、本当の気持ち・・・)」
京子「!」
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| | ( ´∀`) | 人l ァ'`・ω・)〉/_ュヘ〈|7 | * (゚∀゚ `ァ ノ + | | ( 个 ) | |
+ | { | .| { .(__)、 ○〈_}ノ : | + O /:-一;:、 / /. | | ./ /*
ヽ ヽ | .|.ヽ ヽ (___) 、 〈 く/ ヽ__,」 + ) ミ;;★:;:;:;ミ/ / | |/ /
ヽ ヽ,, ´∀`) ヽ ヽ ´∀`)__ノ ヽ__) / ,ヘ | __,, '´ ̄`ヽ__ (・ω・´/ / (・∀・ / /
,.へ ■ヽ ヽ ー、 ヽ ー、 / / |. | ★((ハヾヽ,.べ, ミ三彡 f ,- f+
l ァ'^▽^) i ,rュ ', i rュ ', ||| ( 〈 .| .| ハ^ω^*`ァノュヘ | / ュヘ |
ヽ ○.| /{_〉,.へ∧ ∧{_〉 << \ ヽ .| .| O☆゙ _ノ_,} ) | 〈_} ) |
| 、 〈 | 〈 l ァ';・∀・) \ノ |_,,| ノ´ ̄ゞ⌒'ーァ ! ||| / ! |||
||| l__ノ ヽ__)| ,ヘ. ヽ ヽ ○ヽ + |__ノ| ) `7゙(´〈`ー''´ | / ,ヘ | ガタタタン!!!!
京子「わ、私も素直な綾乃はすごく好きだ!」
綾乃「と、歳納京子・・・」
京子「いつも綾乃はつんつんしてるからな、こうやって素直になられると・・・ね///」
綾乃「じゃあ恋人成立かしら?」ニコ
京子「柄じゃないけど、今はすごくそうしたい・・・な(すごく、可愛い///)」
綾乃「ありがとう(そりゃあ薬が効いてるもの・・・そういうわよね)」
綾乃「私って卑怯ね・・・」
京子「へ?」
綾乃「これでおしまい!!」
京子「あ、綾乃?」
綾乃「また明日!ね!」ダッ
京子「てっきりデレてくると思ってたのに・・・なんか虚しい・・・」ポツーン
―翌朝―
京子「綾乃ー!おはよう!」
綾乃「お、おはよう(なんか顔合わせづらいわ・・・)」
京子「お?」
綾乃「と、歳納京子(薬は切れてるのよね?)」
京子「んー?」
綾乃「さ、最後に私の家に来たのっていつだったかしら?(試してみましょう)」
京子「綾乃が風をひいた時じゃなかったかなー?」
綾乃「そ、そうだったわね!(やっぱり・・・綺麗に忘れてるわよね、きっと昨日のことも・・・)」
綾乃「はあ・・・」
京子「綾乃?どうかしたのかー?」
綾乃「いえ、なんでもないわ・・・」
―生徒会室―
綾乃「勢いで飲ませてしまったけれど・・・かえって辛いわね・・・」
綾乃「歳納京子ともなんだか顔合わせづらいわ・・・」
綾乃「はあああ・・・・・」
千歳「綾乃ちゃん?」
綾乃「ああ、千歳・・・」
千歳「すごいため息やけど、どないしたん?」
綾乃「自分のヘタレっぷりと卑怯さに嘆いているのよ・・・」
千歳「急にどないしたんよ?」
綾乃「千歳には言ってもいいかもしれないわ」
千歳「?」
・・・
綾乃「ということなの」
千歳「ほえー!綾乃ちゃんも意外と大胆やんな―!」ボタボタ
綾乃「で、でも・・・」
千歳「まあ薬切れたら記憶もないみたいやし、昨日一昨日のことは忘れてんねやろー?」
綾乃「そうなんだけど・・・」
千歳「いい思い出を忘れてしまってる上に、それは自分が薬で言わせたんやっていう罪悪感?」
綾乃「うっ・・・」グサッ
千歳「綾乃ちゃんはホンマに歳納さんが好きなんやねー」ホクホク
綾乃「そうね///でも・・・もう顔合わせられないわよ・・・」ハァー
千歳「うーん・・・」
・・・
千歳「西垣センセ?」
奈々「おう、池田か、どうした」
千歳「あの薬のことやねんけど・・・」
―ごらく部―
京子「(綾乃のことだから恋人になったらもっと喜ぶと思ってたんだけどなー・・・)」
京子「(それどころかなんか避けられてるし・・・やっぱり私なんかじゃダメだと後悔してるのかなー・・・)」はぁ・・・
ちなつ「京子センパイ、どうしたんですか?」
結衣「わからん、今日は朝からずっとこの調子なんだ」
あかり「いつも元気な京子ちゃんが元気ないだなんて・・・」
結衣「よっぽどのことがあったんだろうな・・・」
ちなつ「らしくないと調子出ませんね・・・」
京子「結衣ー私の駄目なとこってどこかな?」
結衣「それは作文用紙に書いてくればいいのか?」
・・・
・・・
奈々「というわけなのだ」
千歳「それって。。。じゃああの薬は!」
奈々「うむ、そういうことになるな」
・・・
千歳「というわけなんよ」
京子「なるほどー」
千歳「でも西垣先生の言ってることやと・・・」
京子「うん、たしかにそうだ」
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支援
―帰り道―
京子「ふー・・・」
結衣「京子、ホント何があったんだ?」
京子「実はね、私昨日綾乃に告白されたんだ」
ちなつ「えー!!?」
あかり「こくはく?」
結衣「なんとまあ・・・急だな」
京子「そうなんだよ、すっごく素直ですっごく可愛かった」
結衣「・・・それで?」
京子「OKしたんだ」
ちなつ「なんと」
京子「でもさーなんか別れ際も変でさー今日も全く目を合わせないし、避けられてるんだよねー・・・」
結衣「お前またなんかしたんじゃないのか?」
京子「いや、そんなことないと思う・・・うん・・・」
ちなつ「これは相当ですね」
結衣「意外とこういうことになると打たれ弱いやつだな・・・」
・・・
綾乃「はあ・・・」
千歳「綾乃ちゃん、元気だしてなー?」
綾乃「私サイテーよ・・・薬なんかのまして一人でいい思いして」
綾乃「しかもそのデートで告白までしたわ、薬が効いてると分かってて・・・」
千歳「!」
綾乃「卑怯よね・・・歳納京子にこんな事知られたら嫌われるわ・・・」
千歳「その薬のことやねんけどな・・・」
綾乃「自分から言わなくちゃいけないのは分かってるわ・・・」
千歳「せやからそうじゃなくて・・・」
京子・結衣・あかり・ちなつ「あ」
綾乃・千歳「あ」
京子「あ、綾乃!」綾乃「と、歳納京子!」
結衣「二人で話をさせたほうがよさそうだな」
ちなつ「そうですね」
京子・綾乃「・・・」コク
・・・
京子「あ、あのさ、綾乃」
綾乃「ごめんなさい・・・」
京子「あ、綾乃?」
綾乃「私、アタナにとってもひどい事をしたわ・・・」グス
京子「へ?」
綾乃「先週、あなたにお茶を淹れたでしょう?」
京子「あ、ああ・・・」
綾乃「あれには西垣先生の開発した惚れ薬が入っていて、あなたに飲ませてあなたと休日出かけていたのよ」
京子「うん・・・」
綾乃「その最後にあなたに薬が切れて忘れるとわかって・・・こ、告白したわ・・・」
京子「うん・・・」
綾乃「幻滅したでしょう?それに何言ってるかわけがわからないわよね・・・」
京子「・・・」
綾乃「だから、ごめんなさい、私はもうあなたと顔を合わす資格もないの、だから・・・!」ダッ
京子「待ってよ綾乃!!!」
綾乃「嫌よ!!もう前みたいにはなれない!!!」
京子「違うんだって!!」
綾乃「なにがよ!!!何も違わないわ!!!」
京子「私、一昨日のことは確かに忘れてるみたいだけど」
綾乃「薬が切れたら忘れると書いてあったもの・・・」
京子「昨日のことは全部覚えてるんだ」
綾乃「へ・・・?」グス?
京子「あの薬、効果は半分、一日半しかないんだって」
綾乃「え・・・?」
京子「だから、全部覚えてる、ワック行ったことも、ゲームセンターいったことも、アイス屋でアイス食べたことも」
綾乃「ほ、ほんとに・・・?」
京子「私たちが恋人になったことも」
綾乃「!」
京子「たしかに薬でーってのはいいことじゃないかもしれないけど、そのおかげで素直になった綾乃はすごく可愛かったぞ?」
綾乃「ホント・・・?」
京子「わ、私もこういうのは意外と苦手なんだ///だから、あんまり言わせないでくれよう///」
綾乃「かりにも私は薬を使っちゃったのよ・・・?」
京子「でも、綾乃は私のことが好きでやったんだろ?」
綾乃「なな!!?ま、まあそう・・・だけど///」
京子「だったら私は嬉しいかなー?///」
綾乃「そ、そんな!///」
京子「真面目な綾乃が薬使ってまで私を好きにしたかったって考えると・・・///」ポッ
綾乃「そ、その言い方はすごく不健全だわ!」
京子「綾乃が言えたことじゃないでしょ?」ニヤニヤ
綾乃「うっ・・・」
京子「綾乃」
綾乃「な、なにかしら」
京子「もう一回私に告白して?」
綾乃「んななななな!!!??」
京子「今日ならお互いに真剣勝負だろ?」
綾乃「う・・・うう・・・///」
綾乃「す、好きよ・・・歳納京子///」
京子「私も好きだよ、綾乃」
綾乃「と、歳納京子ー!///」ガバ
京子「おいおい、泣くなってばー」
綾乃「だって・・・だって!!」ウワーン
京子「綾乃はカワイーなあ」ワシャワシャ
綾乃「くすぐったいわ///」
京子「ふふふ///」
―茂み―
千歳「ええはなしやなー」ブワーボタボタ
ちなつ「池田先輩の顔が大変なことに!!」
結衣「意外とリードできるんだな、少し見なおしたかも」
あかり「あかりにはよく分からないけど、いいことなんだよね!」
・・・
京子「というわけで私たち付き合うことになりました!!」バーン
綾乃「ちょ、歳納京子!!///」
京子「京子でいいって言ったじゃん?」
綾乃「きょ、京子///あんまり大きな声で・・・」
京子「いいじゃないか、好き合ってるんだし」
結衣「全く妬けちゃうよ」ヤレヤレ
ちなつ「結衣センパイには私が!!」
結衣「あ、ありがとう・・・」
千歳「ホンマに良かったなあ・・・」ダラボタ
あかり「ティッシュ!!ティッシュ!!」
―10年後―
「私たち結婚することになりました」
結衣「あれからもう十年も経つのか」
あかり「はやいねー」
ちなつ「でもまさかあのまま結婚までなんてね」
向日葵「法律とかそういうのはどうでもいいんですのね・・・」
櫻子「いいじゃんよーそんな堅苦しいもの持ちださなくても!」
向日葵「そんな事言いましたって櫻子?法律のためにわざわざ私たちは同性結婚の認められるニューヨークまで・・・」
櫻子「あれはあれでいい思い出になったでしょ?」
向日葵「ま、まあ・・・そうですけど///」
「新郎新婦の入場です!!」
結衣「ほらほら、主役が来たぞ」
・・・
綾乃「今日の式は一生の思い出になるわ・・・」ジーン
京子「ああ、私も同じ気持ちだ」
綾乃「ほんとうに色々なことがあったけれど」
京子「綾乃があんなにいやらしい娘だったとわ思わなかったしなー」ニヤニヤ
綾乃「な!!///そ、それは歳納京子が・・・///」
京子「私が?」ニヤニヤ
綾乃「もー!!///」プンスコ
京子「ほらほら暴れない、綾乃は・・・」
綾乃「・・・そうだったわね」ナデナデ
京子「男の子かな?女の子かな?」
綾乃「きっと可愛らしい女の子よ」
京子「私もそんな気がするよ、なんせ私たちの子供だからな」
綾乃「ふふ、またそんな事言って///」
京子「綾乃は可愛いからなあー///」
綾乃「これからもずっと一緒よ・・・」
京子「ああ、たとえ死が二人を分かつ時が来ても。だ」
おわり
乙
93のアタナは仕様だったのかね
>>119
今気づいた///
近いうちにまた投下します、それでは
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