──歩
「雪歩、本当にいいのか」
お父さんの声が、アスファルトと睨めっこをしている私の頭の上で聞こえました。
ちょっとだけ勇気を出して、唇をキュッと結んで言います。
「うん、もう決めたことだから……」
ふくらはぎがパンパンに張ちゃうくらい急な坂道を登って、平坦な道路を歩いて……。
私は一人、小さなビルを見上げます。
う、うん!わたし、これから変わるんだ!
階段を一段登るたびにドキドキが大きくなっていきました。
扉を開けて、その瞬間叫びました。
「あ、ああの!今日から、この事務所にお世話になります萩原雪歩って言いますぅ!16歳です!よろしくお願いします!」
「わ、私ダメダメな自分を変えたくてここまで来ました!トップアイドル目指して、頑張ります!」
周りが全然見えなくて、勢いに任せて一息に言い切りました。
返答はしばらく待っても返ってきません。
私は、段々と不安になって、思わず目が潤んできてしまいます。
「……えっと」
女の子の声が聞こえました。
恐る恐る見上げると、赤いリボンを髪につけた子がソファに座って、ティーン雑誌を広げていました。
「あはは……今、社長も事務員の人も留守なんです」
「そ、そうなんですか」
うぅ……どうしよ……。
女の子が、座っているソファをポンポンと叩きました。ほこりがちょっと、巻き上がります。
「とりあえず、ここで座って待ってなよ」
「は、はい」
言われるままに、小さく縮こまってそこ子の隣に座りました。
「はじめまして。私、天海春香です。トップアイドル目指してます!これから、よろしくね」
それが、私と春香ちゃんの出会いでした。
きたああああああああああああああああああ
「うぅ……また失敗しちゃった……」
広い広いレッスンルームの部屋の隅が、私の特等席です。
体育座りをして、すっぽりと収まるようにして座ると、すごく落ちついてきます……。
アイドルになって変わろうって思ったけれど、ドジしてばっかりで……。
やっぱり私には、無理だったりするかも、ですか……?
ふいに防音製の分厚いドアが、ゆっくりと開きました。
「……萩原さん」
「は、はい……!」
この声、私のちょっと、苦手な子だ……。
すごくストイックで厳しくて……
「あなたは、やる気があるんですか?毎回同じトコロで間違える。ステップは踏めない……」
「ご、ごめんなさいぃ……」
それから、10分間みっちりお説教をされてしまいました。
途中で、春香ちゃんがドーナッツを持って仲介にきたけれど
「天海さん、あなたもよ。音程が全くなってないわ。トブーじゃないわよ、トブーじゃ」
と一蹴されて、苦笑いを浮かべて頭をかいていました。
うわあ 今日はもうないと思ってた。
響の会も支援するぞ !バチコーイ!
「とにかく、プロとしての自覚があるのならもっとしっかりやってください」
最後にそう言ってレッスンルームから出ていきました。
「うぅ……」
765プロダクションに入って数週間がたったけれど気づくのは、
私のダメなところばっかりで……。何も出来なくて泣いてばっかりで。
きっと、千早ちゃんみたいに熱意も実力もある人が、トップアイドルになれるんですね……。
事務所にキノコはやしちゃうくらいジメジメした気分でいると、
突然、天井にカエルが降ってきました。
「ひゃ、ひゃああああ!」
私は、思いっきり後ろにのけぞって、ソファから転げ落ちました。
身を起こすと、同じ顔の、ちっちゃな女の子が二人いました。手には、カエルの玩具を持っていました。
「んっふっふ→なにやらネガティブな方がおりすのう」
「だ、誰?」
ニカッと全く同時に白い歯を見せて、背中合わせになって言いました。
「双海真美」「双海亜美」
「よろしくぅ→」
どう見てもしょ、小学生だよね……?このくらいの年の子でアイドル目指してる子、いるんだ……。
何年ぐらい前なんだ?
アニメしか見てないんでわからない。
パァニ
たしか そう>銃声。
回想が不安を掻き立てる
765プロダクションに候補生として所属して、数週間がたちました。
そんな簡単に、デビューなんて出来るわけないと思っていたけれど
事務所で、ただお茶を飲んでる毎日を繰り返していると、ほんとにこれでいいのかな……なんて思っちゃいます。
「ごめんくださ~い」
のんびりした声が、入口から聞こえました。
私は辺りを見回しました。誰もいません。
壁に体をつけて、一歩一歩ドアの方に向かいます。
そっと頭を出して覗きこむと……キレイな黒髪のお姉さんが微笑みながら立っていました。
うわぁ、キレイな人ですぅ……。
「765プロダクションは、ここでいいのかしら~?」
「は、はい……」
私の声を聞くやいなや、ホッと肩を撫で下ろして相変わらずのんびりした声色でいいました。
「よかったわぁ~。道に迷ってしまって、こんな時間になってしまったわ~」
時計を見ると、すでに夜の8時を過ぎていました……。
「三浦あずさと申します~。アイドルの志望理由は、運命の人に会うためです。それにしても随分とお若い社長さんですね~」
あずささんは、相変わらずあずささんだなあ。
この回想
まさか・・・銃弾は・・・y・・
暫く月日が過ぎて、また新しいアイドル候補生の子が来ました。
段々と、みんなとは仲良くなってこれたけど、人見知りの私はいつも受身の態度をとっちゃいます。
こ、今度は私から仲良くなろう……!
一人ガッツポーズをします。
「水瀬伊織ちゃんで~す♪スーパーアイドル目指して、がんばりま~す♪」
「おぉ、君のお父さんから話は聞いているよ。お兄さんと同じく、君にも期待しているよ」
「は、はい。よろしくお願いいたしますわ」
社長が、上機嫌で伊織ちゃんという子に話しかけていました。
な、なんだかとっても雰囲気の柔らかい子ですぅ……。
このとならすぐに仲良くなれるかも……。
「では、そこに座って待っていてくれたまえ」
そう言って、社長は待合室から離れました。
……今しかないかも、です!
「あ、あのあの。私、萩原雪歩っていいます。よろし……」
「まったく腹立つわね~~!お兄様とお父様は関係ないでしょ?!あり得ないわ!」
伊織ちゃんの雰囲気が一変しました。私は、思わず大股3歩後退します。
ひぃ~~ん!やっぱり、怖いですぅ~!
そういや社長ってまだ出てないよな
どうしよう……このままじゃ遅刻しちゃう……。
「ヴぁい!ヴぁい!」
「ひっ……!」
事務所に行く一本道の途中に、犬が電柱に繋がれていました。
私を足元から見上げて、思い切り吠えてきます。
犬はどうしてもダメぇ~~!
「君、もしかしてここ通れないの?」
「へっ?」
後ろから低い声がしました。
振り返ると、ショートカットの黒髪で、私と同じくらいの年の男の子がいました。
「犬……」
「犬って、あっはっは!これチワワじゃないか、可愛いなぁ~!」
男の人も苦手だけど、なんだかこの人だけは話していると心が不思議と落ち着いて、ドキドキしませんでした。
雪歩、真が大好きだからなあ
一瞬ジュピターかなんかかと思った
その男の子は、座り込んで、犬を撫でて言いました。
「ヴぁい!ヴぁい!」
「ボクが気を逸らしてる間に通りなよ」
「あ、ありがとうございます!」
よ、よかった。
あの人のおかげで、遅刻せずにすみました。
今日は、私と将来デュオを組む予定の子が来るみたいです。
絶対に遅れるわけにはいきませんでした。
それにしても、あの人、なんだかカッコ良かったなぁ……。
「うぅ……仲良くなれるかな……」
不安9割、期待1割で、ソファに座ってもじもじと体を擦り合わせます。
暫くすると、ドアが開いて社長の背中から、元気な声が事務所に響きました。
なんだかついさっき聞いたことあるような……。
「キクチマコトデース!ジャンジャンバリバリ頑張りますので、よっろしくお願いしまーす!」
にヴぁい! にヴぁい!
俺はキクチモモコデース!に見えた
「よ、よかった……今日は怒られずにすみましたぁ……」
レッスンが終わって、へとへとになった重たい体がソファに沈みます。
遠くでは、春香ちゃんがまた千早ちゃんに元気よく話しかけていました。
千早ちゃんは「今からヴォーカルのレッスンをするから」と、話を打ち切って部屋から出ていってしまいました。
……。
「うっうー……」
へっ?!どこからか不思議な呪文みたいなもの、が聞こえてきました。
驚いて周囲を確認すると、オレンジ色の髪と服を着た女の子がお腹を押さえていました。
「ど、どうしたの、迷子?お腹痛いの?」
私はその子に駆け寄って、声をかけます。
「大丈夫ですー!ちょっとお腹が減っちゃっただけで……」
やよい~
癒されるww
ほす
「えっとえっと、あ、ここにある食べ物食べていいよ」
事務所のテーブルにあるお煎餅やガムを指さします。
勝手なことしちゃって後で怒られちゃうかも、です……。
「ほ、ほんとですかー?!」
その子は、さっきとは打って変わって目をキラメキラリと輝かせました。
「う、うん好きなもの食べて……」
「すいません!最近もやしとティッシュしか食べてなくてお腹ペコペコでしたー!」
ちっちゃな体を、腰で曲げて、ガルーンとお辞儀をしました。
「えっと、それじゃ……」
その子は、人差し指を口元にあてて、キョロキョロと見回しました。
何か、発見したみたいです。あ、あれ?そっちの方向はお菓子入れじゃないよ……?
事務の机のしきり板から、ひょこひょこと茶色く細長いものが空中に浮いていました。
「ま、待ってぇ!それは!」
「あの、エビフライをいただきまーす!」
私はその子を止めようとしましたが、間に合いませんでした。思い切り、エビフライ……?を鷲掴みにします。
……律子さんの怒気を抑えた声が私に届きました。
「……雪歩、紹介するわ。本日付けで765プロダクションに所属することになった。高槻やよいちゃんです」
もやしを燃やした
今のところヘラヘラしてるだけで役に立ってないからなアニマスの俺
>>93
【審議中】
ババ バババ ババババ
バババ ∧_,∧ ババ ∧_∧ バババ
∧_∧バ( ´・ω・∧_∧ (・ω・` ) ∧_∧
(´・ω・)=つ≡つ);;)ω(;;(⊂≡⊂=(・ω・`)
(っ ≡つ=つ (っ ⊂) ⊂=⊂≡ ⊂)
/ ) バ∧_∧| x |∧_∧ バ ( \
( / ̄∪バ ( ´・) ∪ ̄∪(・` )ババ ∪ ̄\ )
ババババ/ ) バババ ( \ ババババ
バババ `u-u'. バババ ババ `u-u'
それからあっという間に数カ月がたちました。
私たちはちょっとずつ打ち解けていって……。
「で、出来たぁ……」
「萩原さん、おめでとう」
いつもステップを間違えるところを、完璧にやりきれました。
千早ちゃんも、ちょっとずつ、ほんの少しだけ笑顔を見せてくれるようになっています。
たぶん、それも春香ちゃんのおかげ、かもです……。
「みんなーまた新しい子が来るわよ~。いっぱいのアイドル候補生の子に囲まれて将来安泰ね~」
音無さんのおっとりした声です。
亜美ちゃんが、律子さんに話しかけます。
「へー誰だろ?ワクワクすんね!」
「今度は、イタズラしちゃダメよ……」
ドアがゆっくりと開きました。
「あふぅ……」
か、開口一番にあくびが聞こえました。
そして、ハデハデな金髪の子が、眠たそうに姿を見せました。な、なんだか変わった子、かもです。
「えっと~ミキはね、ミキっていうの。の~んびりアイドル目指すから、みんなよろしくなの。」
さらに月日がたって……
「いくの!おにぎり波っ~!」
「磯くせぇーっ!」
美希ちゃんは事務所の子とすっかり仲良くなりました。
私がずっと座っていたソファはすっかり、美希ちゃんの昼寝専用スペースになってしまいました。
「はっはっは。いやぁ、みんな仲が良くていいことだね」
「えぇ、後はこの子たちをプロデュースしてくれる人がいてくれたらいいんですけれど……」
社長と音無さんが、窓にもたれかかって談笑しています。
また、ドアが軋みをたてて開きました。
今度は二人分の足音。みんなが一斉に振り返ると……。
「はいさい!自分、我那覇響!」
「四条貴音と申します。以後、お見知りおきを……」
見ただけで、一言声を聞いただけで、まるで正反対な二人組がそこにいました。
……765プロダクションのアイドルが全員集まった瞬間でした。
響・・貴音・・
死んだ目をした春香の画像はまだか?
>>118
やめろって・・・・やめてぇ
>>121
ヒュー!
ARE YOU READY!! I'M LADY!! 始めよう
やれば出來るきっと絶対私NO.1
START 始まる今日のSTAGE
CHECK!! マイク メイク 衣裝.
IT'S SHOW TIME?TRY CHALLENGE!!
STARDOM光り光るSPOTLIGHT
眩しい輝きまっすぐDEBUT
夢は叶うモノ 私信じてる
さあ位置についてLET'S GO!!
ARE YOU READY!! I'M LADY!! 歌をうたおう
ひとつひとつ 笑顔と涙が 夢になるENTERTAINMENT
ARE YOU READY!! I'M LADY!! 始めよう
やれば出來るきっと絶対私NO.1
「みんな……待たせたわね……」
律子さんが不敵な笑みを浮かべています。
「今日!ついに、私たちのプロデューサーが到着します!」
え……。
「ホ、ホントですか!みんな、プロデューサーですよ!プロデューサー!」
春香ちゃんがお菓子を片手に持って、バンザイしました。
「よかった。丁度力を発揮できる状況が、欲しかったところです」
その隣で、千早ちゃんがポーカーフェイスで佇んでいました。
プロデューサー……。
わ、私たちを候補生じゃなく、ホントのアイドルにしてくれる。
お、男の人だと思うけど……私、頑張らないと!
階段を上る足音が聞こえてきました。
私たちの視線が、ドアに集中します。
きぃ……と鉄のドアが開いて……そこには……
この人が……私たちがこれから先ずぅっとお世話になる……
「は、はじめまして。今日からみんなのプロデューサーになりました、名前は……」
よ、よろしくおねがしますっ!
>>129
早い・・早いよ
今日はアニマスだからきっといい方向に向かうはず・・・
また俺か壊れるなあ
「それじゃ、皆~撮影するぞ~」
一からのスタートです。
まずは、765プロダクションのアイドルが全員揃ったのをきっかけに
ホームページに写真を掲載することになりました。
「ちょ、ちょとあんた押すんじゃないわよ」
伊織ちゃんが、春香ちゃんを肘でおしのけます。
「自分は、一番前で撮るぞ!ハム蔵も一緒だ!」
響ちゃんは、いつでも撮ってくれて構わないぞ!と言わんばかりの笑顔でした。
「ミキ、すっごくワクワクしてきたの~!」
「こ、こら!はしゃがないの!」
律子さんが美希ちゃんをハラハラした面持ちで制します。
せ、狭いですぅ~……。私は、とりあえず手前の、あまり目立たないポジションをキープします。
……なんだか、楽しくなってきました。みんなと一緒なら、ダメダメな私でも笑いながらアイドルやっていけるかも、です。
「それじゃ、撮りまーす!いーちーにーさーん」
それが、私たち765プロのアイドルへのSTART!!でした。
ここでREADYだよ
>>156
ああああああ
これから最大の鬱がくるのか・・
>>156
「いえーい」だな
雰囲気的に
──あれ?
視界が突然真っ白になりました。
ここはどこだろう……?
あ、ホテルの一室だ。確か、ミキちゃんに会いにアメリカまで来たんだっけ。
それで、どうしたんだっけ。
──わぁぁあああああ!
悲鳴と、嗚咽と、喧騒がエコーがかかって耳で鳴り響いています。
景色がまるで、スローモーションでゆっくりゆっくりと流れます。
──救急車を呼んで!今すぐによ!
律子さんが、青ざめた顔で叫んでいます
──何故……何故なのですか……!
あれ?四条さんがすごく泣いてる。
さっきもビックリしたけど、今度は顔をくしゃくしゃにして、絞り出すように……。
なにがおこったんだろ
頼む>1さん・・・
光を・・・・ 読んでいて辛い
BJ「私の出番のようだな」
退かぬ媚びぬ!省みぬ!!!
段々と意識が、戻ってきました。
──お、おまえら終わりだ!国が動くぞ。はは!
あ、961プロデューサーの声だ。
──うぅ、頭、痛いの……。痛い……。
美希ちゃんの足元に銃が落ちていて、頭を強く押さえています。
私の、正面に目を向けると……。
真っ白いドレスの腰に、小さな穴があいていて、そこから鮮血が流れ出ていました。
高そうな大理石の床に、血溜まりができて……。
そこに何か、赤に塗れて白いものが浮いていました。
あれは……耳の取れたぬいぐるみだ。
ところどころツギハギだらけの。
そうだ、纏わりついて離れない胸騒ぎの正体がわかりました。あの言葉を聞いてから、私、震えが止まらなくなったんだ。
──はぁ~……ようやく私たちが報われる、最期の週末が来るのね
い……
「伊織ちゃん!!!」
撃たれたのは、伊織ちゃんでした。
【便】極太!バリカタ!怒涛の一気出し!!!【ジョンソン】
さっきまでふざけてたけどマジで「うわあああああああああ」ってなった
な!!!!!
神よ!!
___
/ || ̄ ̄|| ∧_∧
|.....||__|| ( ) どうしてこうなった・・・どうして・・・
| ̄ ̄\三⊂/ ̄ ̄ ̄/
| | ( ./ /
___
え、なに、伊織の処女が鉛玉に奪われたの?
女の子集合~!!!
イクイク体操で愛されアクメキメちゃおう☆
せ~のっ、せ~でっ!
いっち(^0^) にっ(-o-)
アヘッ☆ イグッ!!
さん、はいっ!
いおりん!
また髪をかき上げて
「にひひ」と笑ってくおくれよ・・・・・
お願いだよ
アーラッシャー、セーヤッラー
アァア!?メーラッデー
オヌア!?
寿司屋「射っ精ぇぇ~!!!」
「うぅ……」
伊織ちゃんの額には、脂汗がびっしりと浮かびあがっていました。
短い呼吸を小刻みに繰り返しています。
「うわああああ!!!伊織!伊織!しっかりして!」
真ちゃんが、泣き叫んで肩を揺らしています。
「揺らさないで!早く!誰か呼んできて!」
「水瀬財閥の令嬢を殺してやった!俺もお前らももう終わりだな!」
961プロデューサーが高笑いをあげています。その目はどこか正気を失っていました。
……ウソだよ。こんなのウソだ。
「何故わたくしなどのために……伊織……!」
横たわる伊織ちゃんを四条さんが抱えていました。
真っ白いドレスに、伊織ちゃんの血がべっとりとついています。
「……あつい」
「え……」
伊織ちゃんがポツリと囁きました。
「……て」
四条さんの手は、伊織ちゃんの右手を強く強く掴んでいます。
握った手が 力無く・・
うわああああ想像してしまう自分が嫌だ。
助けてコブラ!11話はどうした!
昨日、伏線アイテムなんかなかったっけ?
GPSじゃ弾は防げんし、伊織の血って出てるし
「ごめんね……ごめんね……」
美希ちゃんが頭を押さえながら青ざめた顔で、呟いています。
「ダメなの……」
最後にハッキリと言いました。
「ミキ、ハ……ニー……のもとへ行くね」
えっ……?
今、美希ちゃんは確かに言いました……。
「ハニー」って。
その瞬間、美希ちゃんが踵を返して、走りだしました。
「ま、待って!美希ちゃん!!!」
私はそう叫びましたが、遅かったです。
美希ちゃんの走り去る音が、どんどんと小さくなっていきます
どうしよう……どうしよう……。
私は段々と頭の中がぐちゃぐちゃになって、また何も考えることが出来なくなってきました。
「……やるぞ」
響ちゃんの声でした。振り向くと……。
「おまえ、許さない。殺してやる……」
高笑いをしている961プロデューサーに向かって、響ちゃんが、光がすっぽり落ちた瞳で、言いました。
うわああああ!!!!(絶望)
オレ、オマエ、ユルサナイ
.: .:. . : :.
,,、、、 . :. :. .: . ,;;'´ ,;;;:;:;'´
,r'´.:.::::::::.`ミヽ .:. :. .: . ,;;;'´ ,;;;:;'"´
ミ . : .: . :. :. ミ} . :.: . .: ,;;;:; .:.:;;;;:; :;;;'´
`ミ . .:,. '"゙.:.: .:. :``ヽ . :. .:.: ,;;;'´ ,,,,.. '''"""`´
,.斗'´.: .: .:.:::::::::::::::::::.:..``ヽ ‐‐‐ュュ_____,;;;'´, ,,,... .:.: '''゙゙´
'´.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;.:.:.:.`Y´ ソ──────────
──────────
! ィィ イイィィ,' j!
、 ノ /⌒7 ッツ'´'ヘ `V`ィイッ ,.'′
ゞ ヽ ソ ,' ィtテッヽ_ソ ,ム (
`> ル ル' ´ ,ィッソ ,'
) ノ ( _, r 〈¨'/ ,.イ いいだろう、ショーの幕引きは
`ゞ rィイ ヽ `ー='/,ッツ' オレがおろしてやる
ぐ_人 \ `ニニzzzzzッ
ー一'´: : : : .ヽ、 ヽ、 /ッツ
───────────────────────────────────────────────
ヽ.:.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.\. : . : :
`""´`ヽ.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.\ .: : ..: .:
`ヽ.:.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.\ : : . :
`ー--------ァ.:.:::::::::::ヽヽ .: : . : .:
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響ぃぃぃぃい!!
961なんてどうでもいいから美希を追うんだ響!!
「もうすぐ人が来るわ!だから意識をしっかり持って!」
「う……」
律子さんが伊織ちゃんに必死に呼びかけています。
私は、足が地面にくっついちゃったかのように、身動きをとることができませんでした。
「殺してやる!」
信じられませんでした。
あの優しい響ちゃんの、口から「殺す」なんて言葉を聞くなんて……。
「終わりだ!終わりだよ!」
響ちゃんが、キッと正面を見据えました。
そして、前かがみになって、961プロデューサーに向かって、駆けだしました。
ひっ……!
「うぶっ……」
響ちゃんの握った拳が、961プロデューサーの顔面にめり込みました。
鼻血が噴水のように噴出します。そのまま、馬乗りになって、
「うわああ!あぁっ!お前がッ……!」
顔に向かって、何度も何度も拳を振りおろします。
「あぁッ!お前なんかがッ……!!!自分たちのッッ……!」
響ちゃんの指には、折れた歯が、痛そうに刺さっていました。
映画「アレックス」の冒頭シーンぐらいグチャグチャにやっちまえ響!
あああああああ・・・・・・響ぃ!!! 響があ!!!
・゚・(ノД`)・゚・
ちょっとアメリカ行ってくる
>>277
頼んだ!響と美希を止めてくれ
つ⑩
961プロデューサーの顔がどんどん腫れあがって、力が抜けていくのがわかりました。
それでも、響ちゃんはやめませんでした。
響ちゃんの握った拳も、赤く腫れ上がってきています。
「あぁぁ!!!」
響ちゃんの顔には、返り血がポツポツとついています。
「や、やめるんだ!響!」
真ちゃんが、叫びました。
響ちゃんの背中越しから、抱えるように両腕を抑えます。
「止めるなッ!真!こいつ殺してやる!」
響ちゃんがジタバタと身をよじります。
真ちゃんは、思い切り力を入れて、馬乗りになっている響ちゃんを引きはがしました。
「……う……うあ……」
響ちゃんの力が急に抜けました。
「……自分たち、一体なんのために……ここまで……」
響ちゃんは、消え入りそうな声でそう呟いて、尻もちをつきました。
なんでここで響を抱きしめてやれないんだ
俺らは!!
良くも悪くも響優遇のSSだよな
響スキーには嬉しいやらキツいやら
ゴーストみたいな流れにはならんのかね
>>294
Σ(゚◎゚;)そ・れ・DA!
響の会自重しる
>>297
なにこれかわいい
>>297
マ・ワ・シ・受け…見事な…
フンバルト・ケッツ=カラモレル
>>301
烈 乙
「伊織ちゃん!」
「伊織!」
響ちゃん以外の全員が、四条さんに抱かれている伊織ちゃんを囲んでいました。
「……」
虚ろな、焦点を失った伊織ちゃんの目が皆を見ようと、くるりと円を描きます。
それから、力を振り絞るように体を強張らせて、伊織ちゃんは言葉を発します。
「……貴音……任せたわ……」
「な、何の事ですか、伊織?!」
四条さんの、握った手に力が篭りました。
その言葉が伊織ちゃんの耳に入ったかはわかりませんが、微かに微笑んで、伊織ちゃんは続きます。
「……ミキ……今回は特別に……許すから……」
伊織ちゃんは、ミキちゃんがいないことに気づいていないようです。
そして次の瞬間、伊織ちゃんは口から大量の血を吐きました。
「わかった!わかったから、もう、喋らないで!伊織!」
「……」
伊織ちゃんの口が微かに動いています。
「何、何て言ってるの、伊織ちゃん?!」
私は伊織ちゃんの口元に耳を近づけます。ハッキリとした口調で、確かに伊織ちゃんは言いました。
「お兄さま……やっぱり……私は……間違っていなかった……わ」
そう言って伊織ちゃんは意識を失いました。
それから間もなく、水瀬財閥の救助隊が到着しました。
チンポ「いとも容易く汁が漏れよる」
・・・・・・・・・!!!!!
_,,,,, ―― |_| |_| >
/川川ハ | l ̄ | | ノ
///川川lト、 |_| 匚. | \
(ゞ川从川/_,―' ̄ヽ | | ノ 死
__>ームヾ ̄( _-、 | |_| \ ん
'-,,_ | | ムkノ) l_ll_l ,-, ) る
"| | // / 場
| | 匚/  ̄ヽ 合
| ___ | ノ じ
r―――" ‐| \\ \ ゃ
| / \\ < ね
人 乂 / \\ ノ え
ニヽ / | ヾ / ___―― ̄ っ
__\ / /| l  ̄ ̄―――__ !
/ / \\ ヾ ν、
 ̄弋二/ ̄| \\ \ \\ V⌒
 ̄ ̄\\\ ̄\ \\ \ \\
 ̄ ̄ ̄\\\ ̄| "―_从从 \\
 ̄ ̄ ̄ ̄\\\ ̄\ | ζ \\
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\\\ ̄| ヾ \\ \\
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\\\\ ̄フ \\ \\
自分が死んだら貴音に財閥云々を任せるってこと?
ねぇ パーティ
もっと はしゃごう
今は今 大事だよね
いいことを 思いついたの
白いドレスを 着ている私を
はやく ねぇ 見たいでしょう?
守ってハニー 一秒単位で
一緒にいたい そのためならなんでもする
大好きハニー さくらんぼみたい 寂しがりや
ずっと見てて 絶対よ
帰らない そう決めたもの
ハニーのおうちへ 手料理サービス
いっぱい ねぇ たくさんしてあげる
教えてハニー 未来は何色?
日に日に胸が キュンキュンっていうの
これってなあに?
大好きハニー オレンジみたい きまぐれなの
ずっと見てて 絶対よ
大好きハニー 未来は二人
カランカランって 鳴らしたいの
ずっと見てて 絶対よ
>>1が弱気にwwwwww
とにかくアニマスでも観て落ち着こう
保守はまかせろー
なんてクオリティだ
内心当たってほしくないネタバレ:美希、一足お先に日本(Pの墓)へ
知らぬが仏 ほっとけない
唇 ポーカーフェイス
夜灯台元暗し Do you know?
噂の funky girl!
忍び込まれた 私の心 破れかぶれの夜
解き放つもの 油断は大敵
さすらうペテン師の 青い吐息 (Ah…)
手がかりに I wanna 恋泥棒 (Oh!)
射止めるなら 覚悟に踊れ
女は 天下の回りもの 痺れるくびれ
言わぬが 花となりちぎる 秘めたる体
(Uh!)
甘く見たらば 真っ逆さま fly away
絡まる スリル ジャッジ
夜更かしの猫惑わす
サヨナラ…(Singing but flavor journey.) おとといおいで
オサラバ…(Give up my singing sing song.) あわよくばまた
(Ah!)
知らぬが仏 ほっとけない
唇 ポーカーフェイス
夜灯台元暗し Do you know?
ギリギリで お預け funky girl!
せめて響が万全だったなら戦力でこちらが劣るという事もなかっただろうに・・・ッ!
大丈夫だ、「抵抗するなら」と書いてある。
アイマスガールズの中で突きつけられた銃に対抗出来得るのは現時点では真だけだ。
あとは分かるな?(いや分かりたくもないが
とりあえず、どんなどさくさでもいいから961Pは射殺しておいてくれ。
このSSまとめへのコメント
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