八幡「いやいや、女の俺とかマジありえねえだろ」
八幡「自分でもダメ女だろうなってわかる」
八幡「それなら戸塚が女になったほうがいいわ」
戸塚「えー、でも意外とかわいいと思うよ。女の子の八幡」
八幡「ないない。ありえない」
八幡「おい、なんで俺なんだよ……戸塚にしろよ」
平塚「まさか、本当に女になっているとはな」
八幡「ちなみに、医者の診断書です」
平塚「う、うむ。わかった。じゃあ、明日からまた出てこられるんだな？」
八幡「はい。女子として、ですけど」
平塚「よ、よかったじゃないか！これで専業主婦になりやすくなったんじゃ」
八幡「はは、そうですね……俺みたいな男女を貰ってくれる男がいれば、ですが」
平塚「お、落ち込むなよ。私が絶対フォローするから」
平塚「そうだ！帰る前に部室に寄ったらどうだ！？」
平塚「雪ノ下も、由比ヶ浜も、お前のことを心配してたぞ！」
八幡「はあ、そうですか」
八幡「それじゃ」
八幡（できれば、今の姿を見られたくないんだが）
八幡（どうせ明日になれば分かることだ。むしろ先に知らせておくか）
八幡「……」ｶﾞﾗﾗﾗ
由比ヶ浜「いらっしゃいませー。あ、依頼人ですか？」
八幡「……」
雪ノ下「こんにちは。あら、私服のようだけど、ここの生徒でいいのかしら？」
八幡「俺だ」
由比ヶ浜「俺？」
雪ノ下「ちょっと待って。その目付き、まさか」
八幡「比企谷だ」
由比ヶ浜「ヒッキー？あ、ヒッキーの親戚とか？確かににてるねー」
八幡「俺がそのヒッキーだよ」
由比ヶ浜「へ？」
雪ノ下「は？」
八幡「なんか奇病で朝起きたらこうなってたんだ」
八幡「信じられないかもしれないが、明日には俺はまた登校するし、そしたら平塚先生からも説明があるだろうよ」
由比ヶ浜「う、うそだー……え？ほんとに？」
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