日本が有能な外国人にとって魅力的な国となるには何が必要か。かつて青色発光ダイオードを開発し、その発明の対価を巡って所属企業と
裁判を争った中村修二・米カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授に聞いた。(聞き手は日経ビジネス 細田孝宏)
――所属していた日亜化学工業を退社した後、アメリカの大学で教授に就任して10年以上が経ちました。アメリカには世界中から有能な人材が
まりますが、どこに魅力があると感じますか。
中村:大学教授になったせいもあると思いますが、日本に比べ圧倒的に自由です。日本は規制天国ですな。何というのか、島国にずっと閉じこもって
たので非常に保守的。一度規制を作ったら変えないし、時代錯誤になっても維持してがんじがらめになっている。
日本が発展するには一回完全に沈没して古いシステムをがらっと変えないといかんでしょう。政治家も分かっているようですが、絶対変わらないと
思いますね。一回つぶれて、すべてのシステムを変えないと。
知り合いの日本人に言わせたら「もう日本はつぶれてる」って。まあ家電メーカーはむちゃくちゃな赤字を出しているわけですし。自動車もつぶれる
くらいまで行って追い詰められないと、がらっと変わらないでしょう。
――中村さんの裁判をきっかけに発明者が報われるようになったと思いますか。
中村:なってないですよ。日本の技術者は最低最悪の待遇です。アメリカだと博士号を取って就職したら初任給は1000万円くらいもらえて、それから
ストックオプションがつく。日本とは全然違います。
アメリカは理系社会、日本は文系社会。文系が金持ちの国っていうのは後進国ですよ。優秀な技術者がいるのに。見ていてかわいそうですよ。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20130705/250730/
人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った再生医療研究の第一人者、東京大医科学研究所の中内啓光(ひろみつ)教授(61)=幹細胞生物学=が、
米スタンフォード大に年内にも研究室を開設し、3年半後に完全移籍することを毎日新聞の取材に明らかにした。
http://mainichi.jp/select/news/20130905k0000m040161000c.html
↑逃げちゃった…(´;ω;`)
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