まゆり「ねえねえオカリン」ズイッ
岡部「うん?なんだ?っというか少し近いぞ、まゆり」
紅莉栖「………」ジー
まゆり「えへへ、オカリン、今度の日曜日空いてる?」
岡部「日曜日?まあ空いてるが……」
まゆり「良かった~実はねコスの材料の買い出しを手伝ってほしいのです」
岡部「なっ!まゆり貴様、人質の分際で俺を荷物持ちに使うなど」
まゆり「ダメかな」ショボーン
岡部「そ、そんな顔をするな!い、いいだろう、それくらいこの狂気のマッドサイエンティスト、鳳凰院凶真にとっては朝飯前だ!フゥーハハハ」
まゆり「えへへ♪ありがとう、オカリン」ギュ
岡部「なっ、だ、抱きつくでない!」
まゆり「え~でも昔はよくこうしてたよ~」
岡部「あれはガキ頃だからであって」
紅莉栖「………」ギリッ
ダル(牧瀬氏の表情が怖いお……)
岡部「くっ、ドクペが切れた!ちょっと買い出しに行ってくる!」ダッ
まゆり「あ、オカリン……」
バタン!
ダル(うわ、また逃げた。オカリンのヘタレ度はマジ異常)
まゆり「………えへへ」
紅莉栖「…………」ギリッ
まゆり「……ねえ、紅莉栖ちゃん」
紅莉栖「…………なに?」
まゆり「羨ましい?」
紅莉栖「……は?」
ダル(うわっ、また始まったお……)
紅莉栖「羨ましい?なんのことかしら」
まゆり「えっへへ、分からないの~?紅莉栖ちゃんは天才さんなんだよね?分からないっておかしいね、えへへ」
ダル(まゆ氏、オカリンが居る時と違って顔が笑ってないお)
紅莉栖「………何がいいたいの?」ギロッ
まゆり「だ~か~ら~」
まゆり「オカリンとのデート、羨ましいのって聞いているのです」
ダル(うわっ、どや顔……)
紅莉栖「はあ?デート?ただの買い出しでしょ?」
まゆり「え~?世間一般ではそれってデートじゃないのかな~?」
紅莉栖「あら、驚いた。あなたに世間一般の常識なんてあったの?」
まゆり「………」ギロッ
紅莉栖「それに、買い出しがデートだって言うなら私は岡部と何度もデートをしたことになる」
まゆり「えへへ、紅莉栖ちゃんは今度のデートが買い出しだけで終わるって思ってるの?おかしいね」
ダル(……相変わらず牧瀬氏はラボメンの女子相手には怖いお)
紅莉栖「ふふ、何年も一緒に居て未だに進展のない人質()さんが何を言うと思えば」
まゆり「………」ギロッ
紅莉栖「なに?事実でしょ?あなたと岡部が未だに幼馴染みという関係で収まっているのが何よりの証拠よ」
まゆり「……オカリンはね~ああ見えて押しに弱いんだよ?」
紅莉栖「ふん……何を当たり前の事を」
まゆり「それにね、責任感も強いんだ」
紅莉栖「……?」
まゆり「そこで問題です。そんなオカリンと既成事実を作っちゃったらどうなるでしょ~?」
紅莉栖「…っ!まゆりあんた!」
まゆり「えへへ、紅莉栖ちゃんには無理でもまゆしぃには出来るんだよ?」ジー
ダル(まゆ氏が牧瀬氏の胸を見つめてる……)
紅莉栖「ふん、無理ね!今更岡部がまゆりの体なんかに惑わされるとは思えない」
まゆり「紅莉栖ちゃん、負け惜しみは醜いよ。まゆしぃはがっかりなのです」
紅莉栖「……あ?」ギロッ
まゆり「えへへ…」ギロッ
ダル(今日はもう、帰ろうかな……)
ガチャ
岡部「フゥーハハハ!ただいま帰還した!って……何故まゆりと助手が見つめ合っているのだ?」
まゆり「あ、オカリンおかえりん♪えへへ、あのね~いま紅莉栖ちゃんとにらめっこしてたんだ~」
紅莉栖「まゆりが急にしたいって言い出したのよ。ねぇ、橋田?」
ダル(ちょ、なんで僕に振るん!?)
ダル「いや~見つめ合う二人の女の子、百合展開キタコレ!」
岡部「全くダル、自重しろ。ただでさえ暑いというのに」ドクペヲアケル
ダル(な、なんとか凌げたお……)
紅莉栖「そ、そう言えば私も喉が乾いたな。ねえ、岡部。私にもドクペ頂戴」
岡部「ああ、ほら投げるぞ」
紅莉栖「馬鹿!炭酸飲料を投げて渡そうとするな!べ、別に新しいの開けなくてもいいわよ」
岡部「ん?なら、俺のを飲むか?安心しろ、まだ口は付けていない」
紅莉栖「いいわよ、先に岡部が飲んで。外、暑かったんでしょ?私はあんたが飲んだ後を貰う」
岡部「ああ、まあ……お前がそう言うならいいが」ゴクゴク
紅莉栖「………ふふ」ニヤリ
まゆり「………」ギロッ
岡部「ふぅ……やはり夏はドクペだな。ほら助手よ、ありがたく飲むがいい!」
紅莉栖「ありがとう、岡部」
岡部「へっ、はぁ…?」
紅莉栖「な、何よお礼を言っただけよ」
岡部「いや、お前がそう素直だと調子が狂うのだが……」
紅莉栖「な、なによそれ!もうっ」ゴクゴク
まゆり「………」ギリッギリッ
ダル(ちょっ、なんでオカリン、まゆ氏の表情に気付かんの!?)
紅莉栖「ふぅ……おいしかった、はいこれ」
岡部「なんだ、まだ残ってるではないか」
紅莉栖「残りはあんたが飲んで」
岡部「いや、しかし……」
紅莉栖「いいから」
岡部「あ、ああ。わかった」ゴクゴク
紅莉栖「………」チラッ
ダル「」ビクッ
ダル(牧瀬氏が睨み付けてきた……フォローしろってことですね、分かりません)
ダル「うわっ、間接キス入りましたー!リア充マジ爆発しろ!」
岡部「なっ、なにを!?」
紅莉栖「か、間接ってそんな……橋田のHENTAI!」
ダル(自演乙)
まゆり「………」ギリッギリッギリッギリッ
岡部「くっ、これも機関からの攻撃か!ここは一時撤退して体制を立て直す!」ダッ
バタン
ダル(オカリンまじヘタレ)
メイクイーンでも熾烈なNo1争いやら起こってたりしてるんだろうな・・・
紅莉栖「ふふ……岡部ぇ」
まゆり「………」ギロッ
紅莉栖「なに?羨ましいの?(笑)」ニヤニヤ
まゆり「間接キスでニヤニヤしてるなんて、紅莉栖ちゃんは子どもだね~」
紅莉栖「そう?向こうも照れていたみたいだけど?やっぱり岡部も私に気があるのかな、ふふ」
まゆり「………」ギロッ
紅莉栖「もう、そんなに目で睨まないでよ。あなたは人質()なんだからそんな怖い目をしちゃダメよ?」
まゆり「………」ギリッギリッギリッギリッギリッ
ダル(牧瀬氏、ちょっと煽りすぎだろ……まゆ氏の歯軋りがどんどん大きくなってるお)
まゆしぃ★「ごめんね~紅莉栖ちゃん、オカリンの唇奪っちゃって あの時の唇、柔らかかったな~
あ、今でも柔らかいんだった~えっへへ♪」
まゆり「えへへ、でもまゆしぃはオカリンと間接キスなんて何度もした事があるし、オカリンのファーストキスもまゆしぃがよ?」
紅莉栖「それ、全部子どもの頃の事でしょ?それに私は実際に岡部とキスをしたわ。二人きりのラボで、二回も」
ダル(え、なにそれこわい)
まゆり「紅莉栖ちゃん、ウソはいけないよ~」
紅莉栖「本当よ!しかも二回目はあいつから迫ってきたんだから!」
紅莉栖(まあ実際にはなんか現実味のある夢の中で、だけど)
?「私も、岡部くんに、無理矢理押し倒されて、キスされた」
ま・紅・ダ「!?」
まゆり「萌郁、さん?本当?」
萌郁「………」コクリ
萌郁(最近見た、夢の中で……)
萌郁「岡部くんは、いないの……?」キョロキョロ
ダル(もうやだこのラボ)
すまない少し離れる。戻ったら続き書く。代わりに誰か書いてもいい。
ダル「オカリンならさっき出掛けて行ったお」
萌郁「そう………」ショボーン
紅莉栖「ねえ、鬼柳さん」
萌郁「………なに?」
まゆり「さっきのは萌郁さんなりのジョークだよね~」
萌郁「………?」
紅莉栖「岡部に無理矢理押し倒されてキスされたってことよ。そうよね、冗談だよね?」
萌郁「……違う、ほんとの、こと」
まゆり「もう、萌郁さん。あんまり面白くないよ?そのジョーク」ギリッ
紅莉栖「ええ、全くだわ」ギリッ
ダル(オカリン、早く戻ってきて欲しいお……)
ミスった。鬼柳→桐生
紅莉栖「妄想乙。岡部に女の子を押し倒す度胸なんてないわ。あったら私がとうに押し倒されているからね」
まゆり「紅莉栖ちゃんこそ妄想乙だよ~まゆしぃとオカリンは他の子と違って一番深い関係なのです。つまり押し倒されるのはまゆしぃなのです☆ねえ、ダルくん。ダルくんもそう思うよね?」
ダル(うわっ、またキラーパスだお……)
ダル「オカリンと一番古い仲なのは確かにまゆ氏だと思われ……」
紅莉栖「………あ?」ギロッ
萌郁「………死ぬの?」ボソッ
ダル「」ビクッ
ダル「ま、まあ、でもオカリンにとってラボメン全員は平等な仲だと思うお」
紅莉栖「そうよね。大事なのは一緒にいた時間じゃないわ」
萌郁「私たちは、短期間で岡部くんと、仲良くなれた……」
紅莉栖「ふふ、そうね。幼馴染みって言っても、所詮ただ付き合いが長いってだけだし」
まゆり「……ダルくん?」
ダル(こ、怖い、まゆ氏許してくれお……でも二人を敵に回すよりはマシ)ガクブル
はやくかけよ
エアコン切ってるのに寒い
バタン!
岡部「フゥーハハハ!鳳凰院凶真、再び帰還した!」
ルカ子「あの、お邪魔します」
フェイリス「お邪魔するニャン」
まゆり「あっ、ルカちゃんに、フェリスちゃんだ~トゥットゥル~♪」
岡部「偶然、外で会ってな。二人とも今日は暇だったから遊びにきたのだ。ん?なんだ指圧師、お前も来ていたのか」
萌郁「………」コクリ
岡部「なんだラボメンがここまで揃うのも珍しいな。ふむ、これもまた運命石の選択か……」
紅莉栖「はいはい厨二病乙」
ダル(よ、良かった。これでひとまず安心だお……)
岡部「ふむ、しかしこれだけ人数が多いと飲み物がないな」
ダル(えっ……?)
岡部「さっきはドクペしか買ってなかったし。仕方ない、買い出しに出るか」
紅莉栖「!なら私が……」
ルカ子「あっ、それならボクも付いて行きます!」
岡部「ああ、助かる。流石は我が弟子だ!」
ルカ子「えへへ、ボクはどこまでも凶真さんに付いていきます」ポッ
岡部「フッ、いい心掛けだ。では俺は再び出掛けてくる!」
バタン!
紅莉栖「………チッ」
まゆり「………ルカちゃん」ギリッ
萌郁「………」カチカチカチカチ
フェイリス「………岡部さん」ショボーン
ダル(えっ)
ダル「ぼ、僕もそろそろ出掛けようかな……」ボソッ
紅莉栖「……ねえ、橋田」
ダル「」ビクッ
ダル「な、なに?牧瀬氏」
紅莉栖「あんたから見て、岡部の彼女は誰が似合うと思う?」
ダル(ちょっ!?キラーパスってレベルじゃねーぞ!?)
ダル「ぼ、僕にはオカリンの好みが分からないから答えられないお」
紅莉栖「いいの、男のあんたから見た考えを聞きたいのよ」
ダル「い、いやでも……」
まゆり「えへへ、紅莉栖ちゃん。止めてあげてよ。ダルくん困ってるよ~」
ダル(た、助かっ)
まゆり「オカリンの彼女はまゆしぃがぴったりだよね。ダルくんもそう思うでしょ?」
ダル「」
フェイリス「違うニャン。凶真と伴侶になるのはフェイリスだニャン!前世から決まっていた運命だニャン。ダルニャンもそう思うでしょ?」
ダル「え、えっと……」
ダル(フェイリスたん……なんか、複雑な気分だお……オカリンまじ爆発しろ)
萌郁「岡部くんは、私の大切な人。私の家族みたいな人。だから、岡部くんは私のもの。橋田くんも、そう思う?」
ダル(だから目で脅してくるのは止めてくれお……)
ダル「お、オカリンはルカ氏がお似合いだと思われ……」
紅莉栖「は……?」ギロッ
まゆり「あ……?」ギリッ
萌郁「………本当に、死ぬの?」チャキ
フェイリス「………そんな」ションボリ
ダル(誰か助けて)
>>160
やめとけ。逆に太ることもあるぞ
紅莉栖「た、確かに漆原さんは素敵な女の子よ。料理も出来るし、女の子らしい」
フェイリス「料理ならフェイリスも出来るのニャン」
まゆり「でもルカちゃん、胸がないよね~」
萌郁「ペッタンコ」
紅莉栖「そ、そうよね。少し控え目すぎるくらいだわ」
ダル(あれ?ルカ氏って胸以外に欠点あるっけ?)
ダル「…………ないな」
ダル(なあ、オカリン。もうルカ氏でよくね?少なくとも牧瀬氏たちはお勧めできないお……フェイリスたんは別だけどフヒヒ)
バタン!
岡部「だだいま戻った。すまないルカ子、お前にも荷物を持たせてしまったな。助かった」
ルカ子「いえ、重いのは全部凶真さんが持って下さったから平気ですよ。それに手伝うって言ったのはボクの方ですし」
ダル(こ、今度こそ助かった……)
まゆり「あっオカリン、ルカちゃん、おかえりん♪うわーたくさん買ってきたんだね~」
ダル(相変わらず、まゆ氏の変貌ぶりは凄いお……)
岡部「まあな、ラボの食料もちょうどなかったしついでにな。助手よ、確かお前はハコダテ一番で良かったのだな?」
紅莉栖「ええ、そうよ。ちょうどなくなってたのよね。サンクス」
フェイリス「ニャニャ。凶真、せっかくみんニャ集まったんだからフェイリスが料理を作って上げるニャン!」
岡部「確かに、もう昼飯時だしな。助かるフェイリス」
ダル「フェイリスたんの手料理キター!」
ダル(これくらいの見返りがないとやってられないお……)
ルカ子「あっ、ボクもお料理手伝います」
フェイリス「ニャニャ、ルカニャンが手伝ってくれるニャんて助かるニャン」
まゆり「えへへ、じゃあまゆしぃも」
ダル「ちょっ、それは」岡部「まゆり、お前は何もするな。あと助手、お前もだ」
紅莉栖「な、なんでよ!」
岡部「せっかくの料理をエキゾチック物質に変えられてはたまらんからなフゥーハハハ!」
ダル(オカリンGJ!)
紅莉栖「なによ!料理ぐらい……」
岡部「ふん、強がるな助手ぅお前に料理が出来る訳ないだろうが!」ビシィ!
紅莉栖「ぐぬぬ……」
岡部「貴様も女の自覚があるなら料理の一つできるようになるのだな!せっかくだ。下のバイト戦士も呼ぶとしよう」
バタン
ダル「えっ、ちょっ、オカリン」
フェイリス「じゃあ、フェイリスたちは料理の準備しよっかルカニャン」
ルカ子「ええ、そうですね」
ま・紅・萌「………」
紅莉栖「ま、まあ?料理ぐらい出来なくても女性としての価値が下がるってわけでもないし」
まゆり「まゆしぃはジューシーからあげナンバーワンを作れるからいいのです」
萌郁「私も、カップ焼きそばなら、作れる」
紅莉栖「なによ!私だってカップ麺くらい作れるわ!」
ダル(どれも料理とは呼べない件について)
ルカ子「……岡部さんは、料理が出来る女性が良いって言ってましたよ」ボソッ
ま・紅・萌「!?」
フェイリス「ニャニャ!?それは本当かなニャン?」
ルカ子「はい。先程『二人で』買い出しに行った時に話してました」
ダル(いま二人でって所、強調した気が……)
岡部『思えばルカ子やフェイリスのような料理ができる人材は我がラボでは貴重だな』
ルカ子『えっと、やっぱりおか、凶真さんはお料理の出来る女性の方がいいですか?』
岡部『なにを当たり前なことを。出来るならそれに越したことはない』
ルカ子『そ、そうですよね。女の子はお料理が出来て当然ですから』キリッ
フェイリス「ニャニャ~凶真はお料理の出来る女の子が好みニャのか~えへへ」
ルカ子「ふふ、フェイリスさん、ボクは負けませんよ?」
フェイリス「フェイリスも、ルカニャンに負けるつもりはないのニャン!でも今は」
ルカ子「そうですね、いまは二人で岡部さんに美味しい料理を食べさせてあげましょう」
フェイリス「がってんニャン♪」
ダル(ああ、やっぱりフェイリスたんは天使だお。ルカ氏もいい子だお……オカリン、爆発しろよ。いやマジで)
紅莉栖「ぐぬぬ」
まゆり「………ッチ」
萌郁「………」カチカチカチカチカチカチカチカチ
ダル(この三人に関してはオカリンに同情するお……)
ダル「僕がオカリンの右手の恋人なんだお///」
紅莉栖「で、でも岡部は別に料理ができるできないで人を見るような奴じゃないわ」
まゆり「大事なのは中身なのです」
萌郁「料理は、関係ない……」
ダル「……負け惜しみ乙」ボソッ
まゆり「……は?」
紅莉栖「ああ……?」
萌郁「死ぬの……?」
ダル「ぼ、僕は何も言ってないお」カタカタカタカタ
紅莉栖「や、やっぱり何だかんだ言って私と岡部って相性がいいと思うんだけど」
まゆり「紅莉栖ちゃん、これ以上妄想しちゃダメ、ね?」
萌郁「あなたの妄想、殺してあげる」
ダル(なんでこの三人はいつも殺伐としてんるんだお……)
>>1
アニメ組なんだけどこれからネタバレ要素入る予定ある?
紅莉栖「も、妄想ちゃうわ!ほら、私と岡部って結構似てるじゃない?お互い素直になれない所とか、ドクペが好みだとか、それに同じ理系だから何かと気が合うし」
ダル(素直になれないって自覚してるんだ)
まゆり「えへへ、でもダルくんも一応理系だよ?紅莉栖ちゃんにはダルくんがお似合いじゃないかな~?泥棒猫には豚がお似合いだよ☆」
萌郁「橋田くんと、牧瀬さん、お似合い……ふふっ」
紅莉栖「誰がこんなHENTAIなんか!私には岡部しかないの!」
ダル(泣いて、いいかな……僕)
>>271
ないよ
ダルェ・・・
ダル「ぼ、僕には既に可愛い彼女がいるから牧瀬氏たちはノーサンキューだお」
まゆり「ああ~コスプレイヤーの由季さんだよね~ダルくん、リア充だもんね。えへへ」
萌郁「世の中、分からない」
紅莉栖「岡部もぼやいていたわね。なんであいつに出来て俺には出来んのだって。言ってくれればいつでも私が彼女どころか、お嫁さんになってあげるのに……ふふ」
ダル(牧瀬氏、それは重すぎるお……)
バタン!
鈴羽「うぃーす、お邪魔するよ」
まゆり「あっ、スズさんだ。トゥットゥルー♪」
フェイリス「スズニャン、よく来たニャン。もう直ぐ完全だニャン♪」
鈴羽「うわ~楽しみ~誘ってくれてありがとう、岡部倫太郎」
岡部「ふん、気にするなお前もラボメンだからな」
鈴羽「うん、そうだったね……えへへ」
ダル(………流石にオカリンにお義父さんとは呼ばれなくないお)
やっぱりダルはダイエットすべきだな
数時間後
岡部「ふむ、今日はなかなか充実した日であったな。ん?なんだダルよ、元気がないみたいだが……」
ダル(あの後も常に周りを気にして牧瀬氏たちのフォローをしてたら胃が痛くなってきたお……)
ダル「なあ、オカリン。二人きりだから聞くけど……」
岡部「なんだ?藪から棒に」
ダル「オカリンって誰が本命なん?」
ダル(取り敢えずこれの会話を録音して牧瀬氏たちに渡せば僕はやっと解放されるお)
岡部「本命?なんの話だ?」
ダル「だから、牧瀬氏たちの中で誰が一番好きかってことだお」
岡部「なっ!?」
岡部「な、なにを馬鹿な!俺がラボメン相手に現を抜かすなど!」アタフタ
ダル(この反応……やっぱりオカリンはラボメンの誰かが好きな筈。取り敢えず一人ずつ聞いていくお)
ダル「う~ん、やっぱまゆ氏?オカリン、まゆ氏にはやたらと過保護だお。この前も手を握って一緒に帰ってたし」
岡部「なっ、何故それを!?あっ、あれはまゆりが久しぶりに手を握りたいなどと言うから仕方なく……全く、今はガキの頃とは違うのだ。相手が俺だから良いものを、男と簡単に手を繋ぐなど、もう少し色々と自覚して欲しいものだが……」
ダル(あれっ?いきなりビンゴ?)
岡部「ま、まあ……あいつに対して過保護なのは否定しない。だが、そのあいつは妹みたいなものというか、いやでも……まゆりは、その、と、とにかく、あいつは俺の大切な人質なのだ!」
ダル(これは……まゆ氏に脈あり、なのか?まあでも一応、全員分聞いてみるお)
ダル「ふ~ん。じゃあ牧瀬氏?」
岡部「なっ!何故今度は紅莉栖なのだ!?」
ダル(オカリンが牧瀬氏を名前呼んだの初めて聞いた気がする)
ダル「いや、だってオカリン。何だかんだで牧瀬氏にちょっかいかけながらも楽しそうにしてるじゃん。それにオカリン、普段から牧瀬氏の事、結構盗み見してるし」
岡部「なっ、何故それを!?」
ダル(普段から牧瀬氏たちに気を使ってたら嫌でも気が付くお)
ダル「っで、どうなん?」
岡部「た、確かに俺は紅莉栖の事は科学者として尊敬しているし、憧れてもいる。顔も正直、俺の好みだ。あれで仲間思いな所もあるし、頼れる奴だとは思う。か、可愛いと思う所もある……それに、俺は今まで何度も、あいつに助けられたからな」
ダル(あれ?オカリンが牧瀬氏に助けられた事ってあったっけ?)
岡部「だから、その、俺があいつに抱いている感情は憧れや感謝であって、けして恋愛感情などでは……いや、でも前の紅莉栖とは……いやいやこの世界線ではなかったことになってるし、あいつも覚えてないと、思うし……いやでも」
ダル(う~ん、これは牧瀬氏にも脈があるみたいだお)
風呂入ってくる。落ちたらごめんなさい
ダル「えっと、じゃあ桐生氏は?」
岡部「くっ、貴様!ラボメンナンバー順に全員聞くつもりか!?」
ダル「まあそんなことはどうでもいいじゃん。んで、どうなん?」
岡部「あいつはラボメンだ。それ以上でもそれ以下でもない」
ダル「でもさオカリン。桐生氏のメール、嫌々言いつつちゃんと全部返しているじゃん」
岡部「それは!その、放って置けないからだ。まゆりとは違う意味で、あいつはなんだか放って置けないんだ……それに、今のあいつは俺の大切な仲間だからな」
ダル(まゆ氏や牧瀬氏ほどじゃないけど、桐生氏にも少し気がある、と……あれオカリン、ラボメン相手に現抜かしまくりじゃね?)
ごめん眠い。あとは雑談スレとして好きに使ってくれ。もし明日残ってたら書き溜めた分投下するね
γ世界線ってどのルートで出てくるんだ?
ゲームでそんな展開あった?
ごめん、遅れた。保守ありがとう
ダル「じゃあ、ルカ氏?」
岡部「る、ルカ子は俺の弟子だ!別に男女の関係とか、そういうのは……」
ダル(この慌てよう、まさかまた……)
ダル「でもさ~ぶっちゃけ、ルカ氏はオカリンのこと好きみたいだけど?」
岡部「そ、それは……知ってる」
ダル(お?鈍感なオカリンだから気付いてないと思ってたけど、意外だお)
岡部「あいつが、俺に好意を抱いているというのは知っている。過去にその、デートもしたしな……というか、何故この世界線のルカ子は女なのだ?これでは俺は……」ブツブツ
ダル(う~ん。なんだか分からないけど、ルカ氏にも脈あり、しかも相手の好意に気付いている模様。デートの経験もあり、と……)
ダル「……なあオカリン、もしやフェイリスたんにも?」
岡部「フェ、フェイリスにも、とはどういう意味だ?」
ダル「いや、オカリンがフェイリスたんもギャルゲー主人公の如くラボメンハーレムの一員にするのかと」
岡部「だぁまれ!スーパーハカー!誰がギャルゲーの主人公だ!」
ダル(まあ、ギャルゲーはギャルゲーだけど一つ選択ミスれば即バッドの地雷ゲーだけど)
ダル「っで、フェイリスたんはどうなん?」
ダル(不本意だけど、これもフェイリスたんの頼み。断れないお)
岡部「あ、あいつは……」
ダル「オカリンさ、最近になって急に雷ネット始めたじゃん。そんでよくルールを教えて貰う為とか言って僕らに黙ってフェイリスたんの家に通ってるとか」
岡部「ば、バカな!?何故それを!さては貴様、機関の差しが……」
ダル「あ、厨二秒に逃げるのなしな」
岡部「ぐぬぬ……」
ダル「っで、実際のところフェイリスたんとはどうなん?」
岡部「そ、そもそも俺が雷ネットを始めたのも、フェイリスに強く勧められたからだ。奴が言うには俺にはフェイリスのパートナーになれる素質があるとか抜かしてな」
ダル(フェイリスたんのパートナーとか、マジ裏山オカリン刺されろ)
岡部「それで、まあ俺も雷ネットにハマってな。だから腕を磨こうとフェイリスに教えて貰っているだけだ」
ダル「じゃあオカリンはフェイリスたんのパートナーになりたいわけ?」
岡部「なっ、嫌、別にそういう訳では……まあ、あいつが望むのならそれでも構わないが……あいつにはその、色々と返しきれない借りがあるからな。大切な仲間でもあるし……あいつの支えになれるなら、なってやりたいとは思っている」
ダル(これも脈あり、かな?というかこれ、オカリンがこんな態度だから牧瀬氏たちもピリピリしてるんじゃね?)
ダル「じゃあ次は」
岡部「な、なんだ!まだ聞くのか!?」
ダル(正直、次のが一番聞きたくないのだが)
岡部「ええい、言えばいいのだろう!言えば!鈴羽は俺にとって大切なラボメンだ!あいつにはいくら感謝しても、しきれないくらいだ。俺を絶望が救ってくれた!だから俺はあいつの為になら何だってしてやるつもりだ!分かったか!」
ダル「お、おっけー、分かったお」
ダル(なんかオカリン、自棄になってるお。でもこれで全員分聞けた。あとは牧瀬氏たちに報告すれば、僕は自由だお!)
岡部「くっ、何故俺がこんな恥ずかしい事を言わねばならんのだ」
ミスった。絶望が→絶望から
ダル「つまりさ~オカリンはラボメンガールズ全員に対して好意を抱いているでFA?」
岡部「違うわ!馬鹿者!俺がそんな節操のない事を」
ダル「でも、誰が一番好きとは答えれないんでしょ?」
岡部「ぐっ……」
ダル「……もういっそ、マジでハーレム作ればよくね?」
ダル(そうすれば僕も日々牧瀬氏たちに気を気遣う必要もなくなって、可愛い彼女とチュッチュしながらリア充ライフを送れるのに……)
岡部「お、俺はあいつらに、ラボメンに対してそんな中途半端な態度で接したくはない!……ちゃんと気持ちが決まれば、いつか必ずそいつに告白するつもりだ」
ダル「流石オカリン!ギャルゲーハーレムの主人公みたいな台詞だお!」
岡部「だからギャルゲー言うな!」
175 かわいいは正義 2011/08/14(日) 14:36:52.08 ID:6PCp/Y3Q0
>>162
ドラゴンボールとかカス過ぎて例えにすらならないよ。
あいつらは「中級」の「現代科学で扱えないものを使える能力者」だから。
つまり「気」だ。しかもその気は「パワーうp」に変換される。
パワーとは「数値化」できるものだから、そこを強調するなら「初級」と同じになるよ。
>>120参照ね。
数値化するという事は、「限界」がある証拠。
例えば、ごくうが死ぬ気で死ぬ気で死ぬ気で死ぬ気で死ぬ気で戦闘力を上げたら2000兆になったとする。
そこで「超新星爆発」が起きるとするだろ。攻撃力は2000兆1。
たった1強いだけで、ごくうは死ぬ。それが「戦闘力=数値化=限界あり」の末路。
一方効果能力者の「クマ」は『弾く』と決まっているから、
超新星爆発が2000兆だろうが8000兆だろうが弾くものは弾く。
これが、「効果能力者」と「戦闘力型」の『大きな隔たり』『越えられない壁』
次の日ラボ
ダル「――という訳で報告終わりだお……って聞いてる?」
まゆり「えへへ、やっぱりオカリンはまゆしぃのこと、大事に思ってくれてたんだ~えへへ」
紅莉栖「だ、だめ……か、顔がにやけるっ!じ、自重するのよ私!」ニヤニヤ
萌郁「岡部くん岡部くん岡部くん岡部くん岡部くん岡部くん……」カチカチカチカチカチカチカチ
フェイリス「そっか、パートナーになってくれるんだ岡部さん……ふふっ」
ルカ子「お、岡部さん、き、気付いてたんだ……ど、どうしよう」オロオロ
鈴羽「ふふっ、何でもする、か~なにしてもらおうかな~えへへ」
ダル(うわっ、みんな気持ち悪いくらいにやけてるお……)
バタン
岡部「フゥーハハハ、鳳凰院凶真!ただいまラボに帰還した!ってなんだ、全員集まっているではないか、珍しいな」
まゆり「えへへ、オカリン、オカエリ~ん♪」ギュッ
岡部「なっ、なにをするのだまゆり!?」
まゆり「えへへ~オカリ~ン」ギュゥゥゥ
岡部「ちょっ、ま、待て待つんだまゆり!そんなに強く抱きつかれると色々と感触が……」
ムギュ
岡部「なっ、今度は後ろから!?誰だ!」
紅莉栖「ふ、ふへへ、岡部ぇ、岡部ぇ」
岡部「く、紅莉栖!?なんで」
紅莉栖「あっ、名前で呼んでくれた……ああ、岡部ぇ」ジュン
岡部「こ、股関を擦り付けるな!?貴様それでも女子か!?」
紅莉栖「ああ、岡部ぇ……ふへへ、岡部は私に憧れちゃってるのよね。普段から私を盗み見たりしたり……もう、素直じゃないんだからツンデレ乙」スリスリ
岡部「だからスリスリするな!なんか湿ってきてるぞ!というか何故、それを!?」
まゆり「えへへ、オカリン。まゆしぃはね、オカリン意外の男の人とは手を繋いだりしないから安心してね」ギュッゥゥ
岡部「ダルか!ダル、貴様あああああ!」
ダル「オカリンは犠牲になったのだ。犠牲の犠牲にな……」
ダル(でも、女の子二人に前後からおっぱいとおまんまんを擦り付けられながら、言われても迫力ないお……)
岡部「くっ、裏切りものめ!」
紅莉栖「おっかべぇ~ふへへ」スリスリスリスリ
まゆり「オッカリ~ん、えへへ」ギュッゥゥゥ
岡部「あっ、うぅぅ」
ルカ子「ぼ、ボクも岡部さんにっ!」サワサワ
フェイリス「ニャニャ!フェイリスもっ」サワサワ
岡部「や、やめろ二人とも!どこを触ってっあっ」
ルカ子「ボクはその、岡部さんが相手なら何だってできますっ」サワサワサワサワサワサワ
フェイリス「……凶真はフェイリスの貴重なパートナー候補なのニャ!離さないのニャ~ン。……あの、岡部さんは、私が望めばパートナーになってくれるんだよね?だったら」サワサワサワサワサワサワサワサワサワサワ
岡部「あっ、くっ、や、やめ、あっ……」
ダル(あれ?ラボっていつから風俗になったっけ?)
岡部「あっ、うっ………」
ダル(あっ、オッカリの目が虚ろになった。いまイッたな)
フェイリス「ニャフフ、凶真のズボンが湿ってるのニャ」サワサワ
ルカ子「こ、このままじゃだめですし、脱がしちゃいましょうか」
岡部「や、やめっ」
ルカ子「えいっ」ズルッ
岡部「あっ……」
紅莉栖「Oh……」
まゆり「えへへ、ゲルバナさんだぁ~」
フェイリス「こ、これが岡部さんの」
ルカ子「妖刀・五月雨……」ゴクリ
萌郁「………」カシャ、カシャ
鈴羽「こ、今度はあたしの番だよ」ゴクリ
黒木「・・・///」
黒木「・・・///」
鈴羽「ねえ、岡部倫太郎。君はあたしの為なら何でもしてくれるんだよね?」
岡部「い、言ったが……」
鈴羽「じゃあさ、一つだけお願いしていいかな」ドキドキ
岡部「何を……」
鈴羽「あ、あたしの処女を君に貰ってほしいんだ!このラボの中で誰よりも早く」
岡部「なっ」
紅莉栖「ずるい!岡部の童貞は私のよ!」
まゆり「紅莉栖ちゃん、黙るのです。オカリンの初めてはキスからセックスまで全部まゆしぃのだよ?」
ルカ子「………あ、あの、岡部さん。次はボクとも子作りを」モジモジ
フェイリス「違うニャン!次はフェイリスの番だニャン!」
萌郁「岡部くん、阿万音さんと二人同時でも、いい?」
ダル「…………」
ダル「えっ」
あれから、長い月日が経った。大学を卒業した僕はそれとほぼ同時に今まで付き合っていた彼女の由季と結婚をした。
ラボのみんなや天王寺親子に祝われながらの結婚式はとても賑やかに行われた。
「まさか、橋田が一番最初に結婚するとはね」
「まゆしぃも驚きなのです」
「ニャニャ、おめでとうニャ。ダルニャン♪」
「あの、おめでとうございます。橋田さん。どうかお幸せに」
傍らにそれぞれ、彼の面影がある小さな子どもを連れたラボメンガールズが僕たちに祝いの言葉を送る。
「あれ?オカリンは?」
ラボのリーダーであり、今は五人の子どもの父親である、親友の姿を探すが、どうにも見当たらない。
「オカリンは今日は萌郁さんの日だからね~」
「ああ、なるほど」
式には参加をしていまみたいだったが、どうやら直ぐに帰ってしまったらしい。
「萌郁さん、私たちの中で一番エッチだからね~」
「まゆり、あなたも人のこと言えないじゃない」
「ニャニャ、それはクーニャンもニャ」
「ふふっ、でもボクたちみんな似たようなものですよ」
今では一児の母となったラボメンガールズが同時と変わらない、恋する乙女の表情で笑い会う。
オカリンは誰かを選ぶと言ったが、彼女たちはそれを許さなかった。その結果が、『誰かを選ぶではなく、誰も選ばない』という答えでだった。
最初はオカリンは拒んでいたものの、今では一応現実を受け入れいるみたいだ。とはいえ、最近さらに窶れていく親友の姿には心配をしてしまう。曜日ごとに相手を変え、日曜日は全員と、なんて性活を送っていれば無理もないだろう。
「スズさんの子どもは、あと18年後になるね」
「うん……まあ、父親としては微妙な感情だけど」
未来に帰っていった娘の事を思い出す。まだ生まれもしていない自分の娘が18年後に妊娠が確定している、というのはやはり気分がよろしくない。
だがこれも親友の彼の言葉を借りるなら――
「これもシュタインズ・ゲートの選択、か」
おわり
これで終わり。最初はダルニャンルートの予定だったけど、書き溜が消えたので変更した。
相変わらず遅くてごめんね。保守してくれた人、呼んでくれた人、ありがとニャンニャン
紅莉栖「……よし、完成」
ダル「牧瀬氏牧瀬氏、ここんとこの徹夜はそれのせいなん?」
紅莉栖「フヒ、フヒヒ」
ダル「……ひっ」
紅莉栖「岡部……岡部ぇ……」
ダル「マッドサイエンティストすぎるお……」
紅莉栖「(この未来ガジェット零号、メロメロスタンガンさえあれば……)」
紅莉栖「フゥーハハハ!」
ダル「ここんとこずっとこんな調子な件について」
ダル「オカリンー!はやくきてくれー!」
>>802
さ 早くスレを建てるんだ
>>805
立てたいけど
忍者のレベル
なくなった
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