男「仕方がない。許可証とやらをもらってやろう。使わないがな」
役人「許可証所持者は最低でも週一回の性行為が求められます」
役人「また最低でも月に一人妊娠させられない場合、
　政府があなたに適切な女性をあっせんすることになっています」
役人「当然ですがあなたの奥さんとの性行為によって
　義務を履行したとは認められません」
男「うぐぐ」

男「分かった分かったあきらめました（棒）」
男「わざわざ会社から呼び出されてこんな許可証をもらうとは思ってもいなかった（棒）」
男「それでは会社へ戻りますからね」
役人「その必要はありません。
　この時間を持ってあなたは会社を退職した扱いになります」
役人「その代り許可証所持者の義務を履行し続ける間、十分な報酬が支払われます」
役人「男性として機能している間ですので、５０代までは活動できると思われます」
男「……」

役人「言うまでもないですが娘さんと性行為することは認められません」
男「当たり前だろ！」

男「とりあえずうちへ帰るか。女房になんて言えばいいんだろう」
？？？「おや、男さん。今日は会社お休み？」
男「これは隣の奥さん。コンニチハ」
隣「…なんですって？　男さんにセックス許可証が発行されたですって？」
男「おいくそ役人、個人情報をペラペラ隣の奥さんに話しやがって！」
隣「そうですか。それでは私のうちへ来てください」
男「やめてください、あなたには優しい旦那さんがいるじゃないですか」
隣「いいのです。あんな人とは今すぐ別れたいんです」
男「何馬鹿な事を言うのです、考え直してください！」

役人「なんだかんだと隣の奥さんに連れ込まれたか。今週のノルマは達成した」
役人「日報にすぐ書き込まないと」