ハルヒ「どうせみんな死ぬのよ今更頑張ってもしょうがないじゃない」 (27)

キョン「バカなことを言うな!」

長門「あきらめるべきではない」

ハルヒ「だって・・・原因不明のウィルスなんでしょ?国はワクチンを開発してるとか言ってるけど、絶対嘘でしょ!」

古泉「今は冷静にならないといけません」

ハルヒ「だって・・・だって・・・私たちもみくるちゃんみたいに狂ったように死ぬのよ!」

キョン「諦めるな!絶対助かるから、な?」

古泉「県から食料の援助がありました、とりあえず今日はこれを食べましょう」

ハルヒ「でも・・・でも・・・」

キョン「取り乱してほかの奴みたいに学校の外に出たらすぐに撃ち殺されるぞ」

ハルヒ「・・・いっそそうしましょう、私たちだけウィルスで死ぬなんて嫌だわ」

キョン「・・・ハルヒが心配だ、かわいそうだがロープで縛って部室から出れないようにしておくか?」

古泉「いえ、それでは余計に取り乱すだけです、ここは交代で涼宮さんを監視しましょう」

長門「私もその方がいいと思う」

キョン「なぁ、お前はどう思う?」

古泉「何がですか?」

キョン「このウィルス騒動、原因はやっぱりハルヒか?」

古泉「そう考えるのが妥当かもしれませんが・・・もしかしたら」

キョン「どうしたんだ?」

古泉「機関の一部の過激な連中が行ったことかもしれませんね」

キョン「何?」

古泉「その可能性もあるということです、他には朝比奈さんや長門さん関係ですかね」

キョン「朝比奈さんは真っ先に死んだんだぞ?」

古泉「ですから、彼女たちの組織が作った殺人ウィルスですが、自分たちをもとに作ったので、思ったより現代人の免疫力が高かったので、我々がまだ生きてるという事です」

キョン「長門の場合はなんだ?」

古泉「長門さんが統合思念体の命令で行ったということです」

キョン「長門はしらばっくれてるというのか?」

古泉「そうかもしれませんし、朝倉涼子のような存在がいて勝手に行ってるだけかもしれませんし」

キョン「・・・とにかくハルヒ絡みなのは間違いないのか」

キョン「よし、作業も終わったな」

古泉「最初は不安でしたがやってみるとなれるものですね」

キョン「死体を袋に詰めるだけだ、あとは国だか米軍だかが回収してくれる」

古泉「本当にワクチンは作られているのでしょうか・・・」

キョン「お前まで何を言ってるんだ、ここは信じるしかないだろ」

古泉「はい・・・しかし、作ろうと思って作れるのなら・・・」

キョン「信じるしかないだろ」

古泉「はい・・・」

キョン「どうだ?」

長門「先ほどから泣き疲れて寝ている」

ハルヒ「・・・」

古泉「一応、我々がこの部室にいることは報告してきました」

キョン「そうか、すまんな」

古泉「といっても、みんな好き勝手な場所で過ごしてますけどね」

長門「・・・」

キョン「長門、どこに行くんだ?」

長門「図書室に本を取りに行く」

キョン「まて、あそこはやばいぞ、自暴自棄になった奴らが性交にふけってるからな」

長門「本を取りに行くだけ」

古泉「三人で行きましょう、僕も何か本を読んで気持ちを紛らわしたいですからね」

キョン「そうか、でもハルヒは」

古泉「この様子だとしばらくは大丈夫でしょう」

キョン「そうだな、じゃあ三人で行くか」

キョン「うっうわああああああ!」

古泉「どうしました?」

キョン「・・・・・」

長門「・・・死んでる」

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