IDの二乗背筋
兄「入ろっかー」
妹「じゃあ私おきがえ取ってくるー」トテテテ
兄「よっこらせん」
妹「取ってきたー」
兄「いちいち報告しなくていいぞー」
妹「兄ちゃんお風呂はやくー」
兄「あーい」
兄「服脱げー」
妹「脱ぐー」
兄「スッポンポンマン」
妹「毛むくじゃらのおちんこー」
兄「お前はまだおっぱい膨らんでないなー」
妹「大人になったらおっきくなるもんっ」
兄「でもその頃には兄ちゃんには見せてくれないだろーなー」
妹「? なんで?」
兄「女って生き物はそんなもんなの」
妹「? ふうん。じゃあ男っていきものは?」
兄「下半身直結思考」
妹「? ふうん」
兄「今が色んな意味で幸せな時期なんだよー」
妹「ふうんわかんなーい」
兄「がらがら」ガラララッ
妹「一番乗り!」タタタ
兄「がらがら」ガラララ…
妹「ふたもがらがらー」カラカラ モクモクモク…
兄「湯気だースチームだー」
妹「すちーむー!」
兄「洗面器取ってー」
妹「へぇいぱぁす」
兄「あんがとー」
妹「おゆかげんは? あついっ」
兄「ホントだ。熱いっ」
妹「あついっ」
兄「うわー熱いなーちょっとカランをいれようカシラン」
妹「あついっあついっ」キャッキャッ
兄「だいぶ丁度よくなったなー」
妹「いいゆかげーん」
兄「いい加減良い湯加減ってか? って既出っぽいネタだな」
妹「ざぱー」ザー
兄「あぢぃいいいいいっ!」
妹「いいゆかげんじゃなかったー」
兄「このばかヤケドしたらどうすんだこのばか」
妹「に、兄ちゃん、怒っちゃやー」
兄「じゃあもういきなりこんないきなりお湯ぶっかけるな」
妹「はぁい……」
兄「なんだほら。もう怒ってないから」
妹「じゃあざぱー♪」ザパー
兄「だああああっちいいい!」
兄「からだ洗ったげよっかー」
妹「洗って洗ってー」
兄「石鹸とって」
妹「はいせっけんっ」
兄「ごしごし泡立て」
妹「あわーあわー」
兄「できたーおいでー」
妹「はあい」チョコン
兄「ごしごし」
妹「くすぐったっひゃん」
兄「おらおらー」
妹「もっもう兄ちゃ、ひゃん」
兄「お前どこもかしこも敏感なのなー」
妹「びんかん?」
兄「将来悪い女になるぜーお前ー」
兄「背中ごしごしー」
妹「きゃー♪」
兄「前は自分で洗えパース」
妹「きゃーっち。ごしごし」
兄「じゃあオレも別のタオルでごしごしするか」
妹「ごしごしー♪」
兄「ゴシゴシ」
妹「♪うっでもーあっしもーごっしごしー」
兄「ゴシゴシ」
妹「♪おなかもおしりもごっしごしー」
兄「ゴシュ」
妹「♪おしっこでるとこねんいりにぃ~」
兄「ゴホッケホッ」
妹「ざぱー」ザパー
兄「そうだ。流そう」
あっ
眠い 寝ます ごめんね
男「ということがあったんだ」
男友「羨ましいんだよクソ俺とかわれ」
男「さすがにそろそろ止めたほうがいいと思うんだ」
男友「入ったのかよ」
男「高校生にもなって一緒に風呂ってのはなぁ」
男友「うらやま…うらやま…」
男「どうにかして止めさせる方法無いかね」
男友「あんな可愛い子と風呂に入れるのにそれを捨てるのか!?」
男「可愛いって言っても妹なんだから。最近妙にベタベタくっついてくるし」
男友「俺の兄貴と交換してほしいわ……」
男「無理。だって妹可愛いもん」
男友「ちくしょう」
男「でも最近ちょっと過剰なんじゃないかなーってところがあってさ」
男友「……続けろ」
男「休日はよくデートをしましょうとか誘ってくるし、キスはしてくるし」
男友「……」
男「兄ちゃんの匂い~とか言って抱きついてくるし、一緒に寝ようとするし」
男友「へぇーいいなークソ死ね」
男「兄妹なら普通らしいんだが」
男友「ねーよ」
やだぁ、お兄ちゃんおっぱいにキスしないでぇ
お兄「いいじゃん、ほら成長したお前の胸おいしいよ」
ん!や、はぁはぁ」
お兄「すごい、こんなエッチな反応して、他の男には絶対お前をやらないからな」
お兄ちゃんっ、私も、お兄ちゃんだけのものだよぉ」
お兄「ほら、そろそろイくぞ、中で出してやるからな!!お兄ちゃんの!!!出る!!!!」
男友「……ん?」
男「どうした」
男友「お前の妹ってよく料理しながらうっとりした顔になってないか?」
男「ああ、涎垂らしながら鍋かき混ぜてるな」
男友「下着が一時的に紛失することは?」
男「不思議なんだがあるな」
男友「実は妹に欲情したことがある」
男「……」
男友「あるんだな。しかし、これは……」
男「ただいまー」
妹「おかえりお兄ちゃん!」
男「うわっと、いきなり抱きつくなって」
妹「お兄ちゃん成分補給中なり~」
妹「……しない……も…」
男「?」
妹「補給完了!じゃあ私はご飯作ってるから」
男「なら先に風呂入ろうかな」
妹「あっ、ごめんお風呂沸かすの忘れてた!」
男「えー?仕方ないな、後で入るか」
妹「……ふふっ」
男「いただきます」
妹「……」
男「ん?どうかしたか?」
妹「あ、あのさ、実はちょっとだけ失敗しちゃってさ…変な味じゃないかなって…」
男「そうなのか?全然味はおかしくないから大丈夫だぞ」
妹「そ、そう?よかった……」
妹「まだ………も…のね…」
妹「まだおかわりはあるからたくさん食べてね」
男「ああ」
男「ごちそうさま。今日も美味しかったよ」
妹「……」
男「妹、よだれ垂れてる」
妹「ひゃ!?ご、ごめん」
男「そろそろ俺は風呂に入るから」
妹「あ、一緒に入ろ?」
男「だーめ」
妹「えー?なんでよー?」
男「俺もお前ももう高校生だろ」
妹「ぶー」
男「残念だったな」
妹「……」
男「メール?男友からか」
男友『ヤンデレに気をつけろ』
男「ヤン……?調べてみるか」
「どうして分かってくれないの!?」
「これでずっと一緒だよ……」
「死ぬんじゃありません、あなたの心に在り続けるだけです。ふふふ」
男「なんていうか…すごいな…」
男「こうなるかもしれないから注意って意味か?」
男「……ないない」
男「ふぃ~いい湯だな~」
男「ヤンデレか…今一よく分からないな……あがったら男友に話聞いてみるかな」
男「やべっ着替え持ってくんの忘れてた」
男「おーい妹ー!!」
妹「なあに?」
男「なんだ、そこにいたのか。着替え忘れたから持ってきてくれないか」
妹「はいはーい」
男「……あれ?いつからあいつ洗面所にいたんだ?」
男「もしもし、俺だけど」
男友「オレオレ詐欺なんてあったな昔」
男「どうでもいい。それより、メールの『ヤンデレ』ってやつなんだけど、俺に何の関係あるんだ?」
男友「えっ?」
男「俺はあんな壮絶な恋愛をしたことなんか無いんだが」
男友「じゃあ一つ聞くぞ?」
男友「お前の調べたそれとお前の妹、似てるところ幾つある?」
男「……」
男「さ、さんじゅう?」
男友「えっ」
男「えっ」
男友「そんなに多いのか…もう手遅れかもな…」
男「なぁ、俺妹に監禁されたりしちゃうのか?」
男友「場合によってはありえるな」
男「マジかよ……」
男友「ま、せいぜい刺されないように頑張ってな」
男「助けてくれよ!」
男友「俺も命が惜しいからさ」
妹「お兄ちゃん?」
男「やべ、また明日な」
男友「え?おいちょっ」
おはよう。最初乗っ取ったのは自分だけど後続に任せる
えっ
男「ど、どうした?」
妹「お兄ちゃん誰と話してたの?」
男「男友達とだよ」
妹「ふーん……」
男「それより、何か用か?」
妹「ちょっとお兄ちゃんとお話したいなーって思って」
男「あ、ああ!それくらいならいつでもOKだぞ」
妹「ほんと?えへへっ」
男(刺激しないように…言葉を間違えないようにしないと…)
妹「今度から一緒にお昼食べようよ」
男「それはさすがに恥ずかしいだろ…妹と昼飯とか…」
妹「えー?いいじゃん二人で食べようよー」
男「んー…一応考えておくよ」
男(あくまでも普段通りに…怪しまれたらアウトだろうな…)
妹「期待してるからね。後さー……」
妹「お兄ちゃんって、付き合ってる人とかいるの?」
男(来た!)
男「そんなのいるわけないだろ?彼女いない歴=年齢は変わってねーよ」
男(よ、よし!スムーズに通しきった!)
妹「ふーん」
妹「じゃあさ、片思いしてる人とか……いるんじゃない?」
男「えっ?い、いないぞ?」
妹「ふーん……」
妹「……ねぇ」
男「な、なんだ?」
妹「それ、嘘でしょ」
男「っ!?」
妹「ふふっ、驚いてる驚いてる。お兄ちゃんは嘘が下手だねー」
妹「ごまかそうとしたって無駄だよ?お兄ちゃん嘘下手すぎてすぐ分かっちゃうもん」
男「……じ、実はそうなんだよー!いやーバレちゃったかー!」
妹「へぇ…それって誰なの?」
男「へ?」
妹「誰なのかな、教えてほしいな?」
男(ど、どうする!?)
男(ここで名前を出したらマズイ!さっきので学習したんだぜ!)
男(……だからどうしろってんだよー!)
妹「誰なの?」
男「い、いや…妹にこういうこと話すのって恥ずかしいだろ…?」
妹「だいじょうぶだよ、誰にも言ったりしないから、さ」
男「……」
妹「教えてよ、ね?」
男(……無理、もう無理、耐えられない)
男「その、実は……」
妹「……」
男「……」
妹「お兄ちゃん、諦めなよ」
男「ひどいっ」
妹「相手があの女さんだとは思わなかったよ……」
男「そんなこと言われましても……」
妹「学校でもトップを争う美人じゃん」
男「そうなんですよねー」
妹「お兄ちゃんじゃ無理だね」
男「そうかもしれませんねー」
妹「ていうか知り合いだったんだね」
男「そうなんですよー」
男(まずいまずいまずいはやく会話を終わらせなければ危険どうしよう)
お願いがあります
バイトに行かなければいけないので保守をお願いしたいです
帰ってきたら必ず完結させたいと思うのでどうかお願いします
妹「ホシュリーナ」
男「えっ 何が?」
帰還
妹「やめたほうがいいって、お兄ちゃんには届かない花だよ」
男「……そうかな」
妹「そうだよ、無茶しないほうがいいって」
男「うん……」
妹「お兄ちゃんには私がいるでしょ?」
男「そうだな、所詮俺なんかに女さんは高嶺の花だよな」
妹「……」
妹「大丈夫、お兄ちゃんはそこそこカッコいいからさ」
男「あんまり嬉しくないなそれ」
妹「あははー」
男「それに、俺には妹がいるしな」
妹「え?」
男「トップを争ってる中にお前もいるじゃんか」
妹「そうなの?」
男「お前が知らなかったのかよ」
妹「うん…全然知らなかった…」
男「こんな可愛い女の子が妹だって自慢できるレベルだぞ」
妹「も、もうお兄ちゃんったら!」
男「いや冗談抜きで可愛いからな」
妹「そ、そうかな…えへへ…」
男(もっと褒めろ気分を損なうと死ぬぞ監禁だぞ切断だぞ頑張れ俺)
妹「じゃあね、おやすみー」
男「ああ、おやすみ」
男「……」
男「凌いだ!」
男「あー緊張した…女の子の話題がちょっとでもひっかかるたびに目つきが変わるだもんな…」
男「前からしてた謎の圧力は妹からだったのも分かったし…てか気づけよ俺…」
男「とりあえず女の子の話に触れずに妹を褒めればなんとかなるんじゃね?」
男「あ、メール…男友から?」
男友『ヤンデレは高感度上げすぎてもイベント発生。注意しろよ』
男「マジかよ」
男友『下がりすぎても死だからな。頑張れよ』
男「これなんて無理ゲーだよ」
男「彼女いたことない俺に女の子の機嫌の取り方なんか分かるか!」
男「難しすぎんだよ!上げすぎアウト下げすぎアウトとかどうしろってんだ!?」
男「はぁー……今日はもう寝よう…」
男「……」
男「布団に誰かの温もりがぁ……」
男「てな感じだったな昨日は」
男友「アウトだな」
男「えっ」
男友「可愛いの一言であいつらはイクぞ」
男「えっ」
男友「家だから常に二人きり。会話するだけで好感度アップだな」
男「なにそれこわい」
男友「あと女さんが危ない」
男「やべぇ」
男「どうすればいいんだ…?」
男友「少し悪い賭けかもしれないが、やってみるか?」
男「どんなのだ?」
男友「妹であることを強調しながら会話してみろ」
男「それだけでいいのか?」
男友「普通の兄妹でいればいいんだよ」
男友「お前の妹であることに幸せを感じてくれるようになれば成功なんだが」
男「失敗すると?」
男友「『私も女なんだよ?』みたいになる。そのまま逆レ」
男「えっ」
男「せ、成功確率は?」
男友「良くて二割」
男「低っ!?」
男友「発症したら対処が難しいんだよ」
男「もう駄目だ…俺は死ぬんだ…」
妹「失礼しまーす…お兄ちゃん?」
男「!?」
男友「噂をすれば」
妹「一緒にお昼食べよ!」
寝落ちしすぎごめんなさい
男「このイベントを忘れてた……」
男友「断ったらマズイだろうな……」
男「うぇ……」
妹「?」
男「わ、分かったよ、一緒に食うか」
妹「ホント?やった!」
男友「死ぬなよ」
男「怖い……」
妹「えへへ…お兄ちゃんと…ふふ……ふ…」
男「……」
妹「お兄ちゃんとお昼だ~」
男(男友の言ってた言葉……)
男友『なに入ってるか分かんねえから気をつけろよ』
男(なんだかひじきがゴリゴリするぞ…玉子焼きも若干色が…)
妹「どうしたの?」
男「えっ?」
妹「さっきから黙ってるけど…もしかして美味しくなかった…?」
男「そ、そんなことないぞ?よく味わって食べてただけだ」
妹「そうなの…美味しくなかったのかなって心配になって……」
男「いつも通り美味しいから安心しろ」
妹「……うん」
男「味がよく分からなかった……」
男友「お疲れさん」
男「ああ…さっきのはどうだったよ…」
男友「さらに好感度上昇したな」
男「なんと」
男友「イベント発生率も上がったはず」
男「なんと」
男友「あいつらはイベント一つで好感度が二乗されたりするからなぁ」
男「もう無理だ…おしまいだ…」
男友「あーそうだ」
男友「女さんが危ないからな、お前どうにかしろよ?」
男「えっ」
男友「好きな人なんて即刻排除の対象に決まってるだろ」
男「男友がどうにかしてくれよ!俺の状況分かってんだろ?」
男友「だって俺女さんと面識ないもん」
男「ぬがーっ!」
男「大変です」
男「妹のことを考えると女性との接触は避けたいのです」
男「しかし妹が女さんになにかするかもしれないので女さんの元へ行かなくてはなりません」
男「……」
男「どうしろってんだー!」
女「どうしたんだい?」
男「うぇあ!?」
女「す、すまない…驚かせてしまったか?」
男(まさかの相手からの接触!?)
男「お、女さんはどうしてここに?」
女「君がここで悶えているのが見えてな、調子が悪いのかと思って」
男「女さんは優しいですね。別に調子は大丈夫ですよ」
女「あ……うん、それならいいんだ」
男「えーっと……」
男(女さんにも気をつけてもらわないとな)
男「女さん、身の回りには注意してくださいね?女さんは美人ですから、変な男が寄ってくるかもしれませんし」
女「ん、そうだな。そうしたら君にでも守ってもらおうか」
男「期待しないで待っててください」
女「ふふっ、君は面白いね」
妹「……」
男友「よう、しっかり妹さんに見られてたな」
男「マジで?」
男友「帰ったらすぐにでも追求がくるだろうな。ご愁傷様」
男「マジで?」
男友「もうアレだな、大人しく捕まれよ」
男「嫌だよ!?」
男友「まあ俺としてももっとやってくれないとつまらないけど」
男「鬼!悪魔!」
男友「見る側だから楽しいんだろうが」
男「た、ただいま……」
妹「おかえり」
男(目が死んでるぞ妹よ……)
妹「お兄ちゃん、今日学校で女さんと話してたよね?」
男(やはり来たか!)
妹「まだ分からないの?女さんはやめたほうがいいって」
妹「他にももっといい子がいるよ。例えば……」
男「聞いてくれ妹、実はだな……」
すみません学校です
三時まで入ってるので四時までには書きたいと思います
男「お前のお兄さんは悲しいことにだね、女友達なんてほとんどいないんですよ」
男「だからですね、女の子の好きそうな所やら何やらを女さんに聞いていたりなんだり」
男「決して女さんを諦めてないとかそんなんじゃなくてですね」
妹「……?」
男「日ごろのお礼にお前とどこか出かけようと思っててですね!」
妹「……え?」
男「な、なんだ?俺がそんなこと言うのはおかしいか?」
妹「……ううん、そんなことないよ。凄く嬉しいな」
妹「でも、それならそうと言ってくれればよかったのに」
男「恥ずかしかったんです、妹とデートに誘うとか」
妹「デ、デート!?」
男「そりゃ男女が出かけるって言ったらデートだろ」
妹「そ、そっかぁ…デートなのか…」
男「もう話しちまったからいいか」
男「今度どっか出かけるか?」
妹「……うん!」
男「……」
男(凌いだ!頑張ったよ俺!嘘八百なんてもんじゃないよ!)
男(今までにないくらい疲れたよ!もうゴールしてもいいよね!)
妹「お兄ちゃん!」
男「なんだ?」
妹「忘れたのかな?」
妹「お兄ちゃんは嘘が下手だって言ったの」
男「えっ……」
妹「今度のデート楽しみだね!」
男「……」
男友「どうした?いきなり電話なんかしてきて」
男「無理無理超無理無理すぎクソワロタ」
男友「な、なんだどうした?」
男「俺もポーカーフェイス上手くなりたい」
男友「無理だな」
男「妹が怖すぎるんだよ!」
男友「まあ落ち着け、俺もいろいろアドバイスしてやるから」
男「ホントか?こっちは冗談なんか言ってられないんだからな?」
男友「お前よりかは詳しいつもりだから安心しろ」
男「……お前がそういうなら」
男友(まあ楽しいからなんだが)
男友(俺がプレイヤーで男が主人公、妹さんがヒロインってな)
男友(ここから女さんルートに行くのか……難易度最高だな…)
男友「だがそれが面白い」
男「は?」
男友「いやこっちの話」
男「頼むぜ?正直お前だけが頼りだ」
男友「任せとけって」
男「じゃあな、また明日」
男友「おう」
男友「……楽しくなってきた!」
男友「ギャルゲーマーの腕がなるぜー超なるぜー」
男「さてと、風呂でも入るかな……」
妹「……」
男「ふぃー…いい湯だなー……」
妹「お兄ちゃん?」
男「あー?どうしたー?」
妹「入るね」
男「えっおまっちょ!」
妹「え?どうかした?」
男「あ、タオル巻いてるのね…びっくりした…」
妹「あれ?もしかして期待しちゃった?」
男「んなわけないだろ!」
妹「ふふっ」
男「……」
妹「やっぱりお兄ちゃんの背中は広いねー」
男「そうかな」
妹「洗うのも一苦労だよ」
男「そうかな」
妹「……」
男「……」
妹「ねぇお兄ちゃん、こっち向いて?」
男「い、嫌です」
妹「どうして?」
男「兄としての威厳を保たせてください」
妹「ねぇ…こっち向いて…?」
男「駄目なものは駄目だと思います」
妹「……ぐすっ」
男「な、泣くなよってうおわっ!?」
妹「あはは、やっとこっち向いた」
男「お、おま!タオルどうした!」
妹「体洗うのにタオル巻いてたらおかしいでしょ」
妹「もしかして……私の裸見て興奮しちゃうとか?」
男「あ、当たり前だ!お前も女の子なんだから恥じらいを持ちなさい!」
妹「へぇー、お兄ちゃんは妹の裸見て興奮しちゃうんだー」
男「お願いだからタオル巻いてお兄さんは顔から火が出そうです」
妹「顔真っ赤にしちゃって…かわいいねぇお兄ちゃんは…」
男友「昨日はいろんな意味でお楽しみだったんですね」
男「冗談ですまねぇよ……」
男友「そのイベントだけなら超うらやま展開なんだからいいじゃん」
男友「背中に胸押し付けられた?JKの裸見た?男には最高すぎんだろ」
男「でも相手は妹だからさ……」
男友「お前の理性が凄いのは分かった」
男「これからどうしたらいい?」
男友「そうだなー女さんルートに行くには……」
男「えっ」
男友「どうした?」
男「俺に死ねと?」
男友「俺に任せとけよ。まだ女さん好きなんだろ?」
男「いや、まぁ……」
男友「最初の課題はどうやって女さんの好感度を上げるかなんだが」
男「ふむふむ」
男友「その過程は飛ばしてもよさそうなんだよな」
男「えっ?」
男友「いいこと教えてやるよ。女さんって学校だとお前くらいしか男と話さないんだぜ」
男「そうなのか?」
男友「お前と話してるときの顔見ればわかりそうなものなんだがな」
男「それってまさか…いやそんなこと…」
男友「お前なんかのどこがいいんだろうな」
男「嘘だろ?お、俺は騙されないからな!?」
男友「嘘だと思うんなら今から告白でもしてくれば?」
男「マジかよ……」
男友「じゃあ試しに今から連絡して誘ってみろよ。断られることはまず無いから」
男「いや、女さんの携帯もアドレスも知らない」
男友「えっ」
男「えっ」
男友「嘘だろ?」
男「ホントです」
男友「なんと」
男友「あんだけ会話してたのに電話番号も知らないのかよ」
男「お恥ずかしながら」
男友「やっぱリアルはクソだな……」
男「?」
男友「こっちの話だ」
男友「今日の作戦」
男「女さんとの連絡手段を手に入れる」
男友「展開が序盤すぎる!」
男「ごめんなさい!」
男友「はい、では次の課題です」
男友「妹さんをどうするか」
男「 」
男友「おーい帰ってこーい」
男「……はっ!お、俺は一体?」
男友「お前の妹をどうするかなんだが」
男「そうだ、今度二人で出かけることになってるんだよ」
男友「馬鹿か」
男「あの状況を切り抜けるにはあれしかなかったんです」
男友「妹さんの意識を全てデートに集めろ。デート楽しみだなとかどんな所に行く?とか言っとけ」
男「了解した」
男友「いいか?妹さんにばれたら即死亡だと思え、分かったな?」
男「イエッサー!」
男友「さて、俺はギャルゲーでもやるかな」
男「学校でまでゲームかよ」
男友「お前の為にヤンデレ出るやつやってんだ、感謝しろ」
男「ありがとうございます」
男友「まぁさっきからバッドエンドばっかりなんだが」
男「うおい!」
男友「まーまー気にすんなって」
男「気にするなってほうが無理だろ……」
男友「でも、一つだけ…最悪の展開があるんだよな…」
男「ん?ゲームの話か?」
男友「まぁそんなところ。こうなったらもう俺でも死ぬな」
男「怖いこと言うなよ」
男友「お前にはありえないだろうから気にすんなって」
男「ならいいんだけどさ」
男友「リアルとゲームは違うしな」
男「それってお前の知識全く役に立たないってことじゃね?」
男友「あ」
男「……」
男友「なんとかなるだろ」
男「ねぇ、今俺すっごい不安」
ふむ
男友「よし行け」
男「女さん、今から帰りですか?」
女「おや、君か。そうだね、今から帰るところだよ」
男「ちょうど俺も帰るところですし、一緒に帰りませんか?」
女「い、いいのかい?」
男「俺が誘ったんですですから返事は女さんがするんでしょ?」
女「そ、そうだな……じゃあ、一緒に帰ろうか」
男「はい」
男友「ここまでは順調だ…妹さんに出くわさないように注意しないとな…」
男友「ゲームならイベントは避けては通れぬ道……だがここはリアル!」
男友「ストーリーは俺が作るぜ!」
男「そうだ、女先輩携帯持ってますか?」
女「ああ、持ってるぞ」
男「アドレス交換しましょうよ!確か交換してませんでしたよね?」
女「あ、ああ……」
男「じゃあ赤外線受けてくださいねーっと……」
女「あ……」
男「どうかしました?ちゃんと送れてませんでしたか?」
女「だ、大丈夫だ、ちゃんと届いてるぞ」
男「そうですか。これでいつでも連絡取れますね」
女「そうだな……ふふっ」
男「?」
女「今日の占いは当たっていたようだ。見ておくものだな」
男「そうだ、占いっていえばですね……」
男友「上手くいってるか…?」
安価間違えてるし >>170だった
男友「俺の想像する最悪の展開にならなきゃいいんだが」
男友「……面白きゃいいか!」
男「っ!?」
女「どうしたんだい?」
男「いや…今なんだか酷い裏切りを感じたような……」
女「?」
男「気のせいか…?」
女「……ふふっ」
男「携帯がどうかしたんですか?」
女「ひゃっ!?な、なんでもないぞ?」
男「?そうですか?」
女「そ、そうだぞ、別になんともないからな」
男「はぁ」
女「あ、あそこの本屋!私はいつも行ってるんだ!」
男「そうなんですか?じゃあ行きますか」
男友「さて、ここまでスムーズに来たな」
男友「ギャルゲならそろそろ妹さんが……」
妹「……」
男友「……マジでいたよ!」
男「ん?」
男友『妹さんが近くにいる!本屋から絶対に出るなよ!!』
男「マジか」
女「どうしたんだい?」
男「い、いえ!なんでもないです!」
女「そう?そろそろここを出る?」
男「いえ、もう少しここにいましょう」
女「へぇ、君が本を好きだなんて知らなかったよ」
男(なんか上手い具合に誤解してくれてる)
男友「妹さんはどうしてここにこれたんだ…?」
妹「……?」
男友「……今こっち見たぞ…勘良すぎだろ…」
男「ではまた明日」
女「ああ、また明日だな」
男「さようなら」
男「……どうだったよ!」
男友「なかなか良かった。リアルのくせにやるじゃん」
男「妹はどうだった?」
男友「気づかないまま帰ってった。多分大丈夫だ」
男「そうか…ならいいんだけど…」
男友「うっし、ゲーセン行くぞ」
男「へ?なんで?」
男友「匂い消し」
男「??」
男「ただいまー」
妹「おかえりお兄ちゃん!」
男「うぼぁ」
妹「む、お兄ちゃんタバコ臭い」
男「ゲーセンに男友と行ってきたからかな」
妹「ふーん……」
男(こ、こういうことか!)
男「あー腹減ったー。飯はできてるのか?」
妹「うん、もう食べる?」
男「先に風呂入ってくるよ」
妹「じゃあその間に用意しておくね」
男友『帰ったらすぐに風呂に入れ、いいな?』
男「男友の言葉の意味が分かったよ…怖ぇ…」
妹「いただきまーす」
男「いただきます」
男「うん、いつ食べても妹の飯はうまいな」
妹「えへへ、毎日練習してるからね」
男「これならきっといいお嫁さんになれるな」
妹「そ、そうかな?」
男「俺もこんな嫁が欲しいですはい」
妹「ほ、褒めてもなにもでないよ?」
男(褒めないと出るんですね、分かります)
飯であります
すんません風呂入ってたらパソコンとられました
スピード落ちますすみません
寝落ち用鳥
女「……」
女「わ、私から送ったほうがいいのだろうか……」
女「まだ食事中だろうか…?もう少し待ってから……」
女「彼のアドレスか……」
女「……いかん、頬が緩んでしまう」
女妹「お母さーんお姉ちゃん携帯見ながらニヤニヤしてて気持ち悪いー」
女「よし…送るぞ……」
女「……」
女「やっぱりもう少しだけ待とうかな……」
女「はぁ…あとは送信のボタンを押すだけなんだが…」
女「押せない自分がもどかしい……」
ピピルピルピル
女「ふぉおっ!?」
女「な、なんだメールか…男から……ら?」
また寝落ちしたし今日も学校だし五時頃になるし
女「迷っていたら彼のほうからメールが来てしまった」
女「……」
女「だ、駄目だ……顔が…にやける…」
女「こちらこそ、これからよろしく……っと」
女「送し……」
女「いや待て…淡泊すぎないか…?」
女「もっとこう……女の子っぽさを出す感じにできないものか?」
女妹「お、お姉ちゃんが女の子っぽくだと……?」
男「お、返ってきた」
女『こちらこそ、これからよろしくね』
男「この『ね』の部分つけるだけで精一杯だったんだろうな……なんか可愛い」
男友『メールでちょっと違った面が見れるかもな。あと最初の返信は10分ほど間隔空けろ』
男「10分空けるのには何の意味があるんだ?」
女「返信は……こないか…」
女「なんであんな短い文にしてしまったんだ…私のバカ…」
ピピルピルピルピピルピー
女「!!」
男『今日は楽しかったです。またあの本屋行きましょうね』
女「……ふふっ」
女「よかった…返事してくれた…」
女妹「お姉ちゃんも恋をする年頃か…成長したな…」
男「ふぅ…結構メールしてたな…」
男「あとは男友に言われた通りメールの削除と」
妹「お兄ちゃんさっきから携帯いじってるね」
男「お兄さんは携帯小説というのを見ていてですね、世界の中心で詩い続ける空とかいうのなんですが」
妹「あ、それ今映画やってるやつだよね」
男「そうだ、今度のデートはそれ見に行くか」
妹「やった!前から見に行きたいって思ってたんだ!」
男(こっちも処理して……任務完了)
男「大変なんです。いざ寝ようと思ったら勃起が収まりません」
男友『いきなりそんなこと言うんじゃねぇよ気持ち悪い』
男「少しでも何かあったら知らせろって言ったのはお前だろうに」
男友『多分飯に薬混ぜられてたんじゃねぇの?味とか聞いてこなかったか?』
男「……あったな」
男友『ちょっとの精力剤だって毎日食ってりゃ相応の効果はでるからな』
男「マズイよなこれ」
男友『多分一緒に寝ようとか言ってくるな』
男「今度こそ耐えられそうにないんですが」
男友『五回くらい抜いとけ』
妹「お兄ちゃん?」
男(早速来たよ!)
妹「さっきやってたテレビが…その……怖くて」
男「一人じゃ寝られなくなったと?」
妹「う、うん……」
男「うーん…どうすっかな…」
妹「お願い……一緒に寝て?」
男「……」
妹「お願いだよ…おにいちゃん……」
男「わ、分かったからそんな顔するなって!」
妹「じゃあ一緒に寝てくれるんだね!」
男「今回だけだぞ?」
妹「ありがと!」
妹「えへへ…お兄ちゃんあったかい…」
男(背中に柔らかいものが当たってますね)
妹「ぎゅーっ」
男(強く押し付けられると余計感触がやばいじゃdkあdw)
妹「そっち向いてたらお話できないよ…?」
妹「こっち向いて欲しいなぁ…?」
男「ちょっとそれは無理かな……」
妹「こっち…向いてよ……ね?」
男(なんてドスの利いた低い声なんでしょう!)
妹「私はお兄ちゃんとお話したいのにな……」
男「はいはい…今そっち向きますから放れてね……」
男(勃起がバレるくっつかないでくれもうちょっと離れて)
妹「お兄ちゃん…!」
男「あふん」
妹「な、なんだか足に硬いものだ当たったんだけど……」
男「気のせいだよ」
妹「……も、もしかして…その…ぼ、勃起してるの…?」
男「気のせいなんだよ……」
妹「……へぇ、お兄ちゃんは妹相手に勃起しちゃうんだ?」
男「……トイレ行ってくる」
妹「あ、じゃあねー……」むにゅ
男「ほふぉぅ!?」
妹「これでトイレに行っても安心だね。ふふふっ」
男「っ!!」
妹「あーあ、行っちゃった……」
妹「……くくっ」
妹「駄目じゃないおにいちゃん。ここは我慢しきれなくなって襲うところなのに」
妹「今頃私の胸の感触思い出してるかな?ふふふっ」
妹「今日はこのくらいにしておいてあげるね」
妹「今度の週末、楽しみだな」
男「……」
男友「なんだか学校で会うたびにやつれてくな」
男「は、ははは、あははは」
男友「壊れるのはまだ早いぞ」
男「安らぎをくれ……俺に安らぎを…」
女「疲れているのかい?」
男「へっ?」
女「も、もしかして私と昨日遅くまでメールしていたから…」
男「いやそうじゃないんですけど…なんでここに?ここ2年教室でしょう?」
女「そうだね」
男「先輩は三年じゃないですか」
女「うん、そうだね」
男「……」
女「そんな顔しないで、私は君が気になって来ただけだから」
男「はぁ」
女「君がなんだか苦労しているとこの彼から聞いてね」
男(GJ)
男友(任せておけ)
女「ふむ、なら気分転換に今度どこかへ出かけないかい?」
女「ちょっとしたこともいいリフレッシュになると思うんだが、どうかな?」
男「……いいですね、そうしましょうか」
女「じゃあ今週の週末は空いてる?」
男「あ…すいません、その日はちょっと……」
男(妹との用事が)
女「おや、残念だね」
男「で、でもその次の週なら空いてます!」
女「そんなに焦らなくても大丈夫だよ。じゃあそうしようか」
男「はい!」
女「じゃあね」
男友「……なかなかやるな」
男「ん?何がだ?」
男友「うまく俺の想像してる通りに喋ってくれてるから展開を考えるのが楽なんだよ」
男「そうなのか……あんまり意識してないけどな」
男友「あとは次の週末にむけて好感度上げだな。頑張れよ」
男友「後ろの奴らのこと」
男「?」
「お前…なんであの女先輩と仲良いんだ…?」
「ちょーっと面貸してくれよ男ー」
男「お、お前ら落ち着け、な?」
「問答無用!!!」
男「ギャーッ!!」
女「シエンティーナ」
男「えっ 何が?」
男「酷い目にあった……」
男友「さーてと、どんなイベント発生させるかなー」
男「出来れば休めるものにしてくれ……」
男友「なら図書室でも行ってこいよ。放課後になったら速攻な」
男「了解した……」
男友(そして俺はイベントCG回収と。リアルギャルゲも楽しいな)
男友(まぁ俺がプレイしてるからなんだが)
男友(でも二次の世界には勝てないんだよなぁ…不思議だ……作ってるのは惨事なのに)
男「というわけで図書室に来ました」
男友「相変わらず人が少ないな。受験はどうした三年生よ」
男「近くにバカでかい図書館あるからな。そっちに流れてんだろ」
男友「それは置いといて、だ。お前はあっちの席で寝てろ」
男「さいですか」
男友「あとちょっとかな……」
男「なぁ?結局これで何が起きるんだ?」
男友「俺がストーカーに間違われそうになったくらいの努力の結晶が実る」
男「よく分からんがお前が変なのは分かった」
男友「セーブロードなし一発勝負にはこれぐらいしないと危ないんだよ」
男「ぐー……」
男友「寝るの早いなオイ。まだ五分も経ってないぞ」
男友「おっと、主役のお出ましだ」
女「……ん?あれは……」
男「すやすやー……」
女「こんなところで寝てるとは……ふふっ」
男「……んん…」
女「!」
男「女…せんぱ……」
女(い、今私の名前を呼んだ?)
男友(アイツ実は起きてんじゃねーか?)
女「それにしても……」
男「くかー……」
女「ものすごく気持ちよさそうに寝ているな……」
女「……あ、よだれ垂れてる」
女「だらしないな……ふふ」
男友(アイツを選んだ俺の目に狂いはなかった……)
女「……も、もうちょっと見てよう…そうしたら勉強しよう、うん」
女「別に君の顔を見ていたいとかそんなではなくてだな、なんだか気になるだけだからな?」
女「……誰に話しているんだ私は」
男「……んっ?」
女「おや、起きたようだね」
男「……あれ?なんで先輩が?」
女「私はよくここで勉強しているんだよ。あっちの図書館はどうにも人が多くてね」
男「そうだったんですか」
女「それより、ずいぶんと気持ちよさそうに寝ていたね?」
男「す、すいません……ちょうど日当たりがよくてつい」
女「ふふふっ」
男「うわっ、もうこんな時間かよ……」
女「そろそろ帰ろうか」
男「はい」
男友(女さんの笑顔は高く売れるんだよなー。金儲け金儲け)
男友「……あっ」
男友「男の匂い消し忘れた」
男友「……」
男友「どうにかなんだろ」
飯でござる
レポートなんてものがあったのを思い出しました
ただいま全力で仕留めていますごめんなさい
男「……」
妹「……」
男(帰ってきてからずっと妹に見られてる……)
妹「……お兄ちゃんは今日どこにいたの?」
男「えっ、と、図書室で寝てたんだけど」
妹「ふぅーん」
男「あ」
男(匂い消し忘れてた!)
妹「……会ってたんだ……と…」
学校がバイトがシフトが予約してたゲームが
男「とうとうこの日がやってきました」
男友『油断はするなよ』
男「ああ、分かってる」
男友『いつまでも携帯いじってると怪しまれるからな、俺からの連絡は頼るなよ』
男「ちょっと自信ないです……」
妹「お兄ちゃん準備できたー?」
男友『ほら、いってこい』
男「なんとかなりますように…!」
男「さすがの人気だな」
妹「こんなこともあろうかと……じゃーん!予約しておいたのです!」
男「よくやった。さすが我が妹だ」
妹「えへへー」
男「んじゃ行くか。人多いからはぐれるなよ」
妹「こうするから大丈夫なのです」ぎゅっ
男(う、腕に柔らかいものが…!)
妹「恋人さんみたいだねー」
男「よく言うわこのちびっ子が」
妹「お兄ちゃんがおっきいだけですー」
妹「この映画『世界が終わるまでは中心で詩い続ける少女たちの空から今、会いに行きます』だっけ?」
男「んな長い名前だったっけか?」
妹「パンフレットにも書いてあるもん、三時間の超大作だって」
男(……起きてられるか心配だ)
妹「寝ちゃ駄目だよ?」
男「が、頑張る」
妹「くすくす、お兄ちゃんはじっとしてられないからね」
男「なんか飲み物とか買ってくるよ、先に席に行っててくれ」
妹「はいはーい」
男(はい、映画が始まったんですが)
男(まだ30分しか経ってないけど、正直眠いです)
妹「……」
男(妹は真剣に見入ってるし)
男(……いいや、寝ちゃえ。おやすみー)
男(……)
妹「くすくすくす」
妹「やっぱり寝ちゃったねお兄ちゃん」
男「くー……」
妹「おにいちゃん…おいしそう…」
妹「周りもカップルばかりだし、ちょっとぐらいいいよね?」
妹「んっ……はむ…ちゅっ」
妹「……ふぁ…おいしいよ…おにいちゃんの唇…」
妹「後で私も食べさせてあげるから、もうちょっと食べさせてね…?」
妹「ホシュリーナ」
男「えっ 何が?」
ほいさ
男(やべ……かなり寝ちまってた…どこまで進んだ…?)
妹「うわぁ……」
男「……」
男(アレなシーンに突入しておりました)
妹「うわぁ……ひゃー…」
男(うーむ…いまいちだな……)
妹「……」
男友(つまらん、ゲームやってたほうがマシだった)
男(よだれ垂らして寝てたせいか口元がベタベタする……)
妹「面白かったね!」
男「死んだ彼女を蘇らせるために山で祈るシーンは良かったな」
妹「私は最後の世界が一つになるところかな」
男「ん?」
男友『俺は終始棒読みな主人公が』
男「……」
男友「あ、メール返ってきた」
男『お前の意見は聞いてねぇよ』
男友「なんと」
男「お、おいそんなにひっつくなって」
妹「いーじゃん今日はデートなんだから!」
男「歩きづらいだろうに……」
妹「えへへー」
男友「……」
男友(おかしい…イベントが普通すぎるぞ……どういうことだ?)
男友(まさか……!)
「あ……」
妹「くくっ…ふふふ……」
男「?」
女「……!」
男「あ、先輩…!」
女「や、やあ、こんなところで会うなんて奇遇だね」
男「そ、そうですね」
妹「ねぇ男、この女ダレ?」
男友(クソ…遅かったか…)
,,-' _,,-''" "''- ,,_  ̄"''-,,__ ''--,,__
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て / ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ {
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ヤンデレキタ━━━━━━ i| (゚∀゚) .|i ━━━━━━━━━━!!!
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_,, i|/"ヽ/:iヽ!::::::::ノ:::::Λ::::ヽ|i__n、ト、
,,/^ヽ,-''":::i/::::::::/:::::|i/;;;;;;/::::;;;;ノ⌒ヽノ::::::::::::ヽ,_Λ
女「!?」
男「お、おいお前何言って……」
女「そちらの方は…彼女かな…?」
男「い、いや」
妹「そうよ?男の彼女は私。分かったなら早くどこかへ消えて」
女「ごめん……私は邪魔者のようだ。退場するとしよう…」
男「先輩!?」
女「そちらの彼女と仲良くやるんだよ」
妹「くっくっくっ……」
男「おい妹!お前先輩に何言ってるんだよ!」
妹「デートの続きしようよおにいちゃん」
男「お前何したいんだ?訳わかんねぇよ!」
妹「この後どこ行く?」
男「聞いてんのかよっ!」
妹「デートの続き、シヨウヨ、ネ?」
男「っ!!」
妹「またどこか行っちゃうの?でもさ……」
妹「私たちの帰る場所は一つしかないよね?」
男友「よう、妹さんはまいてきたか?」
男「どうすんだよアレ…!」
男友「簡潔に言う。最悪の展開になった。だがまだ修復可能だ」
男「最悪の展開?」
男友「今から女さんに電話しまくれ。大体十回くらいだな」
男友「その後は夜に一回。こっちはつながるから説得しろ」
男友「あくまでも推測が当たれば、だけどな」
男「……分かった、試してみる」
女「……なんだ、彼女いたんじゃないか」
女「メールアドレスを手に入れて…前より話もするようになって…浮かれてたんだな……」
女「はは…彼女がいるならただのお邪魔虫じゃないか私は…」
女「…男……」
女「……」
女「……」
女「……イヤダ」
女「せっかく……せっかく彼に近づけたんだ……」
女「ずっと積もっていたこの想い…せっかく叶うのに…」
女「どうして……?」
女「……あ」
女「あの、女か?」
女「アイツのせい?」
女「邪魔したのは、アイツ?」
女「……ふふっ」
女「邪魔な虫は私じゃなかった」
女「あの女じゃないか」
女「私と彼の仲を邪魔するなんて…悪い子だなぁ…」
女「お仕置きしなくちゃ」
女「くふふふっ」
男「……」
男「心臓がバクバクしてます」
男友「失敗したら死が二倍!」
男「やめてプレッシャーかけないで手が震える」
男友「元に戻らなかったら苦労も二倍!」
男「やめて!」
男友「やっぱお前は二次元に生きたほうがいいな、うん」
男「この状況から抜けられるならどこでもいいです」
男友「もう一度作戦を説明するぞ」
男「お願いします」
男友「今から女さんに電話します。そして今日のことを誤解だと説明します」
男友「そして誤解を解いた直後にすかさず告白します」
男友「お前の愛で心のスキマを埋めろ作戦でございます」
男「失敗すると?」
男友「Nice Boat」
男「……」
男友「さぁ大イベントだぜ?」
男「告白ってこんなに苦しい緊張をするものだったのか……」
男友「顔が青白いな。死人みたいだ」
男「俺ならできる俺ならできる」
男友「3、2、1」
女『もしもし?』
男「せ、先輩!今日はあの…!」
女「大丈夫、君のことは分かっているから」
女「あの女が邪魔なんだろう?私がなんとかするよ」
男友「相手の話を聞き入れるな。自分の言葉を突き通せ」
男「違うんです!アイツは俺の妹なんですよ!」
女「……え?」
男友「そのまま一気に自分の世界に持っていく。相手に付き合うな」
風呂る
ほ
男友「まさに生きる二次元だな」
男「分かってくれましたか?」
女『……にゃ』
男「にゃ?」
女『にゃぁぁあああああ!!!』ブツッ
男「……切れた」
女「はっは、はず、恥ずかしいぃぃ!!」
女「なんて勘違いをしてるんだ私はーっ!!」
男友「再度電話中です」
女「さっきは取り乱してすまなかった……」
男「にゃーってなく先輩可愛かったですよ」
女「わ、忘れろ!」
男「そういう可愛いところ、俺は好きですよ」
女「すっ!?」
男「はい、好きです。俺は女さんのことが好きなんです」
女「……」
男「先輩?」
女「あぅ」
男「……せんぱーい」
女「すまない、気絶していた」
男「気絶って……」
女「ところでその…さっきの話…」
男「ああ、さっきの告白ですね」
女「……私も」
女「私も君のことが好きなんだと思う」
男「じゃあ両思いですね」
女「そ、そうだね」
男友「俺の勝ちだ」
女「……」
女「きゃー……」
女「きゃー!」
女「これから私たちはこ、恋人同士ということだな!」
女「はぁぅ…し、幸せすぎる…」
男「やったよ!俺成功させたよね!」
男友「俺のおかげだろ?」
男「ついでに妹もなんとかしてくれ!」
男友「えっ」
男「えっ」
男友「どうすっかなー選択肢はいろいろあんだけどなー」
男友「こいつを手放すのは惜しいからどうにかはしておきたいしな」
男友「……>>542とか?」
ハーレムエンド
男友「……そういやこいつに興味のある娘がいたような」
男友「いっそのことアイツも混ぜて攻略するか」
男友「そうと決まれば妹さんの攻略だな」
男友「多少鬼畜なやり方になるけどデレるだろ」
男「嫌だよ!」
男友「そうしないと攻略できないんだから仕方ないだろ」
男「初めてが妹とか嫌だー!」
友「めんどくせーな……じゃあ俺とするか?」
男「えっ」
友「つまりは初めての女が妹じゃなきゃいいんだろ?」
男「いやいやいや」
友「なんだよ」
男「お前はいいのかよ」
友「別に」
男「なんと」
友「作戦は覚えたな?」
男「父さん母さんごめん…息子はダメな子になってしまいます…」
友「俺とすればよかったのに」
男「行ってくるよ」
友「家に帰ってから大体五分だからな」
男「わかったー」
友「一気にいけよー」
男「りょうかーい!」
男「……」
妹「おかえりお兄ちゃん」
男「……なんであんなことしたんだよ」
妹「お兄ちゃんが好きだから」
妹「食べちゃいたいくらい、潰したいくらい、殺したいくらい、犯したいくらい、引きちぎりたいくらい、大好きだから」
妹「もちろん、私もお兄ちゃんになら何されてもいいよ」
男「っ……」
妹「一つ聞くよ」
妹「お兄ちゃんは私のこと好き?」
友「はい、解説に入ります」
友「男にはヤンデレのヤの字もでないほど妹さんを犯してもらおうと思います」
友「自分に尽くしてくれる性奴隷を作ろう作戦です」
友「エロゲは高校生だからまだやってないよ!そういうことにしといてくれ!」
友「アイツの主人公補正があればなんとかなるだろ」
男「もう、止められないからな」
妹「きゃっ」
男「ああ、確かに俺はお前が好きだぜ?滅茶苦茶にしてやりたいよ」
妹「お兄ちゃん…?」
男「犯して、もっと犯して、泣き叫んでも犯して、気絶しても犯して」
男「俺がお前に抱くのはそんな感情なんだよ」
男「こんなこと思うのはお前だけだよ」
妹「……ふふっ」
妹「お兄ちゃんなら…全部受け止めてあげる…」
妹「私だけなんだもんね……」
男「妹!」
妹「あっ……」
男「この唇…髪、胸、顔、尻、太股……全部俺のだ」
妹「そうだよ、私はお兄ちゃんのものだよ」
妹「お兄ちゃんの歪んじゃった愛を受け止められるのは私だけ。ふふふっ」
男「……」
妹「来て…お兄ちゃん……」
友「げ、限界まで犯せとは言ったけど…ここまでやるか…」
友「うわ…喉の奥まで…あんなデカイのが……」
友「うわー……」
友「お、お尻の穴まで!?」
友「妹さんすごいよがってるな…そんなに気持ちいいのか…」
友「……カ、カメラ仕掛けさせておいてよかったかも…」
>>636 男「女なんて言ったら刺されちゃうでしょ!」
男「……」
妹「……」
男「お、終わった…やっと気絶した…」
男「最後のほうは『もっとしてぇご主人様!』みたいになってたけどいいんだろうか」
男「明日からもあの性格を維持しなきゃいけないのか……大変だな」
男「これで収まればいいけど……」
おっぱい!
おっぱい! おっぱい!
おっぱい おっぱい! おっぱい!
おっぱい! ∩ ∩ ノ) おっぱい!
おっぱい! 川 ∩ 川彡'三つ おっぱい!
おっぱい! ⊂ミ∩、⊂ミ∩彡⊃ おっぱい!
おっぱい!⊂三ミ( ゚∀゚)彡三彡三⊃ おっぱい!
おっぱい! ⊂彡川⊂彡川ミ⊃ おっぱい!
おっぱい!⊂彡川∪⊃ U川彡⊃ おっぱい!
おっぱい! (ノ ∪ 川 ∪ミ) おっぱい!
おっぱい! ∪ おっぱい!
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ちょいや
ID変わった
男「……」
妹「えへへ…お兄ちゃん…」
男「どうしてこうなった」
妹「お兄ちゃんのせいだよ?」
男「いやまぁそうなんですが」
妹「私だけに本当の自分を見せてくれたもんね……」
男(本当の自分ってか作り上げた自分の一人って感じです)
妹「私はお兄ちゃんの特別なんだから…ふふふっ」
男(危機は乗り越えたのだろうか)
友「よくやった」
男「あれでよくやったのか……」
友「この調子で妹さんを開発してやってくれ」
男「マジか」
友「何年かすればどうにかなるだろ」
男「出たなその口癖」
友「実際どうにかなってんだからいいじゃんよ」
男「はぁ……昨日のアレだけでかなり疲れたってのにまだやんのかよ……」
友「……」
男「ん?どうしたよ」
友「な、なんでもない!」
男「??変な奴……」
友「そうだ、これで二人とも攻略完了なわけだが」
男「そういえば、俺って女さんと付き合ってるんだよな」
友「正直これだけじゃ物足りん」
男「おい」
友「誰か別の娘も落とそうぜ!」
男「おい」
友「そうだなー、お前って幼馴染いなかったっけ?」
男「おい」
友「比較的やりやすいな、どうする?」
男「人の話を聞こうとしろ」
友「ごめん」
男「いるっちゃいるけどなー」
友「いいじゃんかーやろうぜー?」
男「アイツ難しい奴だからな。最近話してなかったし」
友「しかも失敗したら後の二人がお前にくるぜー」
男「……それがあるじゃんか」
男「無理無理。そんなことしたら今度こそ俺死ぬだろ」
友「なんとかするからもっと遊ばせろ」
男「お前しか得してないよなそれ……」
友「うん」
男「ははは、こやつめ」
友「痛い…親父にもぶたれたことないのに…」
男「そりゃ女の子を殴る親父はそういないだろうな」
友「ぶったから計画に付き合えな」
男「嫌だっつーの」
友「じゃあ女さんに昨日のことバラす」
男「ぐっ……」
友「また再発しちゃうかもねー?」
男「……分かったよ」
友「大丈夫だって、今まで俺の言うとおりでどうにかなっただろ?」
男「ギリギリすぎるけどな」
友「さってとーどうやって落とすかなー」
女「やあ、友さんでよかったかな?」
友「あ、そうですけど」
女「ちょっと話があるんだ、時間あるかな?」
友「いいですけど」
女「ありがとう。じゃあこっちへ」
友「……」
友(ヤバイ、あの顔は間違いなくあっちの顔だ)
友(とうとう俺にもきたか……)
友「……ワクワクしてきた!」
友「やっぱ巻き込まれてこそだよなー!」
友(でも死ぬのは嫌です。ここは華麗にスルーしたいと思います)
女「すまないな、急に時間をもらってしまって」
友「いえ、別に暇だったんで」
女「話っていうのはだね、君と男君の関係なんだが」
女「そうだ、言っておかなければならないことがあった」
友(ここだ!)
友「アイツと付き合い始めた……とか?」
女「!!」
友「図星ですね」
女「そ、そうなんだよ、実は昨日の夜にね……」
友「男から狂喜乱舞したメールが届きましたからね、全部知ってますよ」
女「そんなに喜んでいたのか?」
友「やばかったですね」
女「そ、そんなに喜んでいたのか…なんだか照れるな……」
>>24から登場してる男友はいったいどこへ・・・
友「もう死んでもいいとか言ってましたからね」
女「あぅ……」
友「いいですねー相思相愛って。私も早く彼氏作りたいなー」
友「で?話ってなんですか?」
女「そ、それは……」
女(男君とどういう関係なのか聞こうと思ってたけど…そんな雰囲気じゃない…)
友「うーん……あ、分かりましたよ」
女「!!!」
友「男の好きな食べ物とか知りたいんでしょう?」
女「えっ、あ、いや……」
友「いつも弁当一緒に食ってますからね、アイツの好きな物は結構知ってますよ」
友「そうだ、今度からは女さんとですね!邪魔はしませんから安心してください!」
女「へ?あ…ありがとう……」
>>701 男友って打つのめんどくさくなった
女「ありがとう、いろいろと良い情報をもらったよ」
友「頑張ってくださいね!」
女「じゃあね」
友「……」
友「……凌いだぜ!」
友「あー女の子口調とかマジ疲れるわー何だよ私って俺のほうがいいじゃんよ」
友「にしても、俺の話術も捨てたもんじゃないな」
友「男のほうはうまくやってるかね」
男「……」
幼「……」
男「久しぶり」
幼「……よ」
男「違うクラスになってからあんまり話してなかったもんな」
幼「……うん」
男「このクラスの奴らとは仲良くなったか?」
幼「なった……」
男「そっか、ならもう安心だな」
幼「?」
男「お前ってあんまり喋らないからさ、クラスで浮いてんじゃないかと心配してたんだよ」
幼「くすっ……男は優しい…ね」
男「幼馴染だからな」
幼「そう…だね…」
矛盾だらけだけど安価によって男友の性別は変わった。もう女ってことでお願いします
男「そろそろ授業始まるな、じゃあまた」
幼「ん」
男「やっぱ無理だって……」
友「出だしは好調だから二週間もあれば出来る」
男「俺には苦労の末に得た女さんという存在が……」
友「手伝い事前処理その他みんな俺がやりました」
友「それでもお前は断るのか?」
男「ぐぐぐ……」
友「お前だって楽しんでるんだろ?」
男「いや全然」
友「ちっ」
友「ほれ」
男「……何故にマムシドリンクなるものを?」
友「今日の夜はお楽しみでしょう?」
男「……」
妹「おっにいちゃーんっ!」
男「そげぶっ」
友「見事なダイブでした。鳩尾に強烈なダメージがいったでしょう」
妹「一緒に帰ろ!」
女「それは許さないよ」
男「なんと」
妹「ちっ……」
友(修羅場ktkr)
男「……」
妹「むぅー……」
女「フーッ!」
男「あの……」
妹・女「何!?」
男「なんでもないです……」
友(やべぇオラワクワクが止まらねぇぞ)
男「アイツ絶対どっかで見てるな……」
友(ここだよーん来れるもんなら来てみろーい)
男「後でぶっ飛ばす……」
男「あの…女さん……」
女「なんだい?」
男「腕が…その…埋もれてます……」
女「仕方ないんだよ、そっちの妹さんと違って胸が大きいからさ。我慢しておくれ」
妹「むぅ……」
男「……あの、妹さん?」
妹「あ……お兄ちゃん握っちゃ駄目…」
男「俺の手をお尻に持っていかないでもらえますか……」
妹「ごめんね?女さんみたいに無駄にデカくないのを知ってもらいたくて」
女「フシャーッ!」
友(あ、猫みたいになった)
女「じゃあね、また明日」
妹「お兄ちゃん帰ろっか、私たちの家に」
女「……」
妹「くっくっく……」
男「……女さん、ちょっと」
女「なんだい?今私はとても気が立って……んむっ」
男「……」
女「んふ……ちゅ…ぷぁっ」
男「機嫌直してくれました?」
女「……うん」
男「それはよかった」
妹「私にもー!」
男「誰がするか」
妹「あうっ」
その後
友「どうよ」
男「おみそれいたしました」
友「俺に任せろって言ったろ?」
男「まさかアレを治すとは……」
友「ふははは、もっと俺を崇めろ!」
男「その代わり夜は酷いんですけどね」
友「……」
男「……」
友「なんとかなるだろ」
男「おい」
そして
女「やっぱりあの子が邪魔してくるな……消すか?」
女「あ、メールが」
男『突然ですいません、なんか言いたくて。大好きです』
女「……」
女「ひゃー……ひゃー!」
女「な、なんだこれは!?爆弾か!?なんだか嬉しくて恥ずかしくて頭が凄いことになってきた!!」
友「ふっ……俺に勝とうなど百年早いわ」
男「人の携帯勝手にいじるなよ」
友「わりぃわりぃ」
友「先ずは情報収集から」
男「なぁ妹、幼と最近会ったか?」
妹「うん、夕飯の買い物に行くとたまに会うよ」
男「そっか、じゃあよく話はしてるんだな?」
妹「一緒にスーパー回ったりするからね」
男「俺は最近会ってなかったからなー。どんな様子だった?」
妹「昔と変わらないよ、いつでもポーって顔してる」
男「あの顔は何考えてるか未だによく分かんないんだよなぁ」
妹「私もだよ……」
友「よし、攻略方法が見えた」
男「早っ!」
友「いいか?今回もお前には性格を変えてもらう」
友「妹さんのときに鬼畜男、女さんには優しさ押し出しの男」
友「あの子には……雰囲気を合わせろ」
友「あの子の頭の中の男に合わせろ。お前なら出来る」
男「はぁ」
友「意味が分かってない返事だな」
友「アイツの持ってるお前の印象通りにしろってこと」
男「アイツの俺への印象なんざ分かるか」
友「お前はそれを本能でやってるんだろうが」
男「???」
あ、飯です
男「よう、なにしてんだ?」
幼「男……あれ…」
男「ん?あれって鳥か?」
幼「そう…鳩さんみてた……」
男「ふーん……」
幼「……」
男「……それだけ?」
幼「……?」
男「それ以上に必要なものはあるの?って顔だな」
幼「正解…すごい…」
男(つ、疲れる!)
男「っ……」
幼「どうしたの…?」
男「ちょっと頭が痛いだけだ…大丈夫…」
幼「え…えっと……保健室…行かなきゃ……」
男「今朝から調子悪かったんだよなぁ…原因は分かるが」
幼「急ご…早く休まなきゃ……」
男「頼もしいな…」
幼「任せて…肩貸す…」
男「はぁ…先生いないのかよ…」
幼「待ってて…呼んでくる…」
男「待って……」
幼「?」
男「俺としては…もう少しこのまま二人でいたいなーなんて…」
幼「え、え……?」
男「……やっぱ今の無しで」
幼「……分かっ、た」
幼「一緒に…いてあげよう…」
男「……」
男(こんな台詞がスラスラと出てくる俺きめぇ……)
妹「お兄ちゃん、お風呂上がったから入っていいよー」
俺「あーい。さてと、、ってげげっ!? お前何つー格好してんだよ!パンティ丸見えだぞ!」
妹「はぁ?なに焦ってんの。。?ばっかみたいお兄ちゃん」
俺「っつーか若い女がそんなかっこで歩き回るなよ!早く着替えろ」
妹「あれー?まさかお兄ちゃん、あたしのハダカみて興奮しちゃったの(笑)嘘でショー?」
俺「!!!そっそんなことあるわけないだろ。。」
妹「ふふふ。。お兄ちゃん家に彼女つれてきた事無いもんねー。エッチしたこと無いんでしょ?」
俺「。。。そんなの言えるか!」
妹「あはは。図星だー☆・・ねえ、あたしでよかったら。。。初めての人になってあげてもいいよ」
俺「ぶっ、ナンスカそれ?どこのエロゲーだよwからかうんじゃねえっての」
妹「からかってなんかないもん。。“がばっ”ほらお兄ちゃんオッパイだよ。女の子のオッパイ。お兄ちゃんが夢にまで見たオッパイ。お兄ちゃんの好きにしていいんだよ。アソコだって。。」
俺「本当にいいのか。。。?」
妹「きて。。お兄ちゃん。あたしをめちゃくちゃにして!」
俺「ジャイ子。。」
幼「……」
男「突然だけど、なんか昔を思い出すな」
幼「?」
男「昔はよく一緒に遊んだろ?その時はお前いっつも俺の後ろにいたよな」
幼「うん……」
男「今思うと、けっこうお前のこと引っ張りまわしてたな」
幼「たくましかった……」
男「泥だらけになってよく二人で怒られたな。あの時は悪かった」
幼「……好きだったから…」
男「え?」
幼「好きで一緒にいただけ…男は悪くないよ…」
男「そっか、それならよかった」
幼「男は昔から…頼りになる…」
幼「だから……いつでも安心できた」
男「そんなことないって。昔の俺はお前にいいとこ見せたかっただけだし」
幼「え?」
男「女の子の前でいいとこ見せたくなるのは男として当然だろ」
幼「はう……」
男「当のお前はいつも俺のことには無関心だったけどな」
幼「そ、そんなことは……」
男「どうやったら気を引けるか必死になってたなー」
幼「え…?えと……それって…」
男「無視されてんのかと思って怖かったんだよ」
幼「ご、ごめん……」
友「幼馴染って楽でいいな」
友「第一に過去の思い出ってアドバンテージがあるだろ?」
友「昔から仲が良かった、昔からの付き合い」
友「さらには昔の約束ってのまである。攻略なんぞ楽勝だ」
友「大抵は主人公は昔の約束忘れるんだよな、そこが面倒だ」
友「まぁなんか失敗がない限りはなんとかなるだろ」
友「あと、最近気づいた」
友「俺の『なんとかなるだろ』が微妙にフラグくさい」
男「おい」
友「なんだ、もう帰ってきたのか。調子はどうなんだよ」
男「少し休んだら治った」
友「それはよかったな」
友「さて、とっとと攻略すんぞ。あと少し細工すりゃなんとかなる」
男「フラグ」
友「おっといけね」
幼「男…懐かしかった……」
幼「また昔みたいに……」
幼「昔……」
幼「……もう一人ぼっちは嫌だよ…」
幼「昔みたいに…一緒にいてくれるよね…」
友「!!」
男「どうした」
友「なんか変な感じがした」
男「?」
友「これは難しいかもしれん」
男「ふぁぁ……よく寝た…」
妹「……」
男「まだ気絶してたのか、さすがにアナル弄くりまわしてそのままいろいろくっつけて放置は不味かったか」
妹「……」
男「今日はゆっくり休め、学校には連絡しておくから」
妹「……」
男「あー、朝飯は自分で用意しなくちゃいけないのか…面倒だな」
男「幼のこともあるし…朝から大変だ…」
男「いってきまーすと」
幼「……あ」
男「ん?」
幼「お、おはよ……」
男「あれ?いつもはもっと早く学校行ってるんじゃ?」
幼「その…男と一緒に行きたいなって…」
男「いいぜ、一緒に行くか」
幼「うん…!」
友「……様子におかしなところはないな」
友「俺の嫌な予感は外れないから困る」
幼「……ねぇ」
男「なんだ?」
幼「昔みたいに、一緒にいてくれる?」
男「え?」
幼「また二人で遊んだり…妹ちゃんとも…」
男「……」
男「お前がそういうなら」
幼「ほんと……?やったぁ…ふふっ」
男(これでいいのか?)
友(OK)
兄妹の不要さを改めて知った今日この頃
幼「ねぇ男……」
幼「おはよう男……」
幼「一緒に……帰ろ?」
幼「今日は…うちでご飯食べる……妹ちゃんもつれてきて…」
幼「今度…お泊りする……いい?」
男「なぁ友や」
友「なんだね」
男「本当にこれでいいんでしょうか」
友「バッチリですよ超お任せですよ」
男「幼が休み時間も会いに来るんですが」
友「なんとかなるだろ」
男「……」
友「幼馴染ってのはだな、家族同士の付き合いもあってこれがまた使えるんだ」
友「親公認って例が多いからな」
友「だが、そこに問題が発生!」
友「あの子がアッチの子だとは」
友「……」
友「頑張れ男!俺は見守ってるぜ!」
男「最近女さんに会ってないな」
男「『定期テストの結果が出るまで会わない!会うと甘えたくなる!』って言ってたけど」
男「そういえば今日がテストの結果発表なんだっけ」
女「……」
男「ほぁあ!?」
女「やぁ…久しぶりだね……」
男「な、なんだかすごいことになってますね……」
女「ここ三日くらい寝てないからね……ははは…やっと試験結果が分かるよ…」
男「お疲れさまです……」
女「今日は一緒に帰ろう…ね…」
男「は、はい」
女「ふふふ…くひひ……」
男「……大丈夫だろうか」
男「さて帰るかな」
女「男君!」
男「あ、女さん。結果はどうでした?」
女「ふふん、聞いて驚け。学年トップだ」
男「凄いじゃないですか!」
女「これで賭けは私の勝ちだな」
男「は?」
女「さて、君にはどんなことをしてもらおうか……」
男「???」
友「俺がちょっと」
男「何したんだよ……」
友「『テストで一番だったら何でも好きなことしてあげますよ』ってメールを」
男「おい」
女「……よ、よし…決めたぞ」
男「あんまり無茶なことはやめてくださいね」
女「えっと…えっとだな…こう、ぎゅっと抱きしめてくれ…」
女「あ、あと頭をなでてくれ!それとキスなんかしてもらえるとだな…嬉しかったり…」
女「だ、駄目か?」
男「……」
男(なにこの可愛い生物初めて見たわこんなものが世界にあったとは思わなかったお父さんお母さんありがとう)
女「ど、どうしたんだ?」
友「ムコウの世界に行ったんですよ」
女「?」
男「それぐらいでいいのなら」ぎゅっ
女「お…おお……」
男「これでいいですか?」なでなで
女「うにゃ……はふぅ…」
男「やべぇかわええ」
友「声に出てるぞ」
男「おっと」
女「キス…キスしてくれ……」
男「了解です」
女「んっ……」
友「おーおー周りに人がいるってのによーやるわー」
男「どうです?満足しましたか?」
女「う、うん……満足だ」
女「でも…出来ればまたやってほしいな…」
男「それぐらいお安い御用ですよ」
女「うん……ふふっ」
友「……さて、これでイベント発生だ。そうだろ?幼さん」
幼「……男」
幼「また私を一人にするの……?」
男「ただいまー」
妹「うー……」
男「お、今日はまだ意識あるんだな、すごいすごい」
妹「ん…ふぅ……」
男「あーあ、床がべチャべチャだ。涎とかいろいろ垂らしすぎ」
妹「んふぅっ!…きゅうん……」
男「悪い、ギャグ外してなかったな」
妹「ぷぁっ……お兄ちゃん…もう我慢できないよぉ…」
男「疲れてるから後でな」
妹「そんなぁ……」
妹「ねぇお兄ちゃん……しようよ?私もう我慢できない…」
男「んー、どうすっかなー」
妹「お兄ちゃん、いっしょにお風呂はいろう?疲れも取れるよ……」
男「じゃあそうすっかな」
妹「私が隅々まで洗ってあげるね」
男「当たり前だ」
妹「ふふふ……」
そのころの友
友「お、おい…風呂でもやってんのかよ…」
友「うわー……」
友「え!?お、お尻に入れたぞ!?」
友「ひゃー……」
友「……ちょ、ちょっとトイレに…」
妹「はぅ……」
男「風呂場は逆上せそうで危ないな…掃除は楽だけど」
ピンポーン
男「誰だ?はいはーい、今出ますよーっと」
幼「……よ」
男「よう、どうした?」
幼「……」
男「?」
幼「ねぇ、男って……彼女いるの?」
男「ん?ああ、いるぞ」
幼「……嘘」
幼「嘘吐いた……!」
幼「ずっと一緒にいてくれるって言った!」
幼「なのに……!」
男「お、おいどうした?」
幼「彼女がいるなら…私なんて要らないじゃない…!」
幼「やっぱり私を一人にするんだ!」
男「そ、そんなこと……」
幼「嘘だ!」
男(おい友どういうことだ!?)
友「あちゃーやっぱりそうだったか……」
友「俺には見てることしかできないから頑張れよー」
まさかの猿 あと少しで終わる そしてパソコン取られる
奪還
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