キース「104期生\(^0^)/」 (22)
注:「進撃の巨人」10巻までのネタバレあり
「サシャ・ブラウス。身のこなしが素早く型破りな勘の良さがあるが、型にはまらない故に組織的な行動には向かない。」
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「ジャン・キルシュタイン。立体機動装置の理解が深くその性能を引き出す術に長けている。しかし、抜き身すぎる性格が軋轢を生みやすいため組織的な行動には向かない。」
「アニ・レオンハート。斬撃の進入角度に非の打ち所がない・・・。目標を深くえぐり取る。性格は孤立ぎみ、連帯性に難があり組織的な行動には向かない。」
「コニー・スプリンガー。小回りのきく機動が得意。しかし、頭の回転は鈍く作戦の誤認が多々ある。チームを巻き込んでのミスも多いため組織的な行動には向かない。」
「クリスタ・レンズ。馬術に秀でる他は目立った特技は見られないが、その容姿と温和で気配りのできる性格のため男子訓練兵から絶大な人気を誇る。しかし、その人気が裏目となり訓練では皆レンズ訓練兵ばかり気にかけ自身の役割を疎かにしてしまう。結果的にチーム全体の動きが悪くなり組織的な行動には向かない。」
「ユミル・〇〇〇。高い潜在能力を感じるものの、本人にやる気がないのか自身のポテンシャルを引き出しきれていないようだ。そのやる気のなさが周囲の足を引っ張るため組織的な行動には向かない。」
「ベルトルト・フーバー。高い潜在能力を感じるものの積極性にかけ、自身の行動を人に委ねる癖がある。ある意味では組織向けな人材なのだが、いかんせん影が薄い。」
キース「・・・・・・・」
キース「まずい、まずいぞこれは。どれだけ高い能力を有していようと我々は兵士だ。連帯性なくして生存は不可能・・・。なんとしても彼らに組織の一員としての在り方を叩き込まなくては・・・。」
キース「しかし、出来るのか? 私一人の力でこの個性的な連中を一人前の兵士にすることが・・・。」
モヤモヤモヤーン
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ユミル「お前の救われた命は軽くないはずだよな?」ギロッ
クリスタ「私と・・・友達になりたかったの?」オソルオソル
コニー「悪いけど俺天才だから、『感じろ』としか言えん。」ドヤァ
アニ「・・・。」ポケー
ジャン「俺のためにもこの愚策は維持されるべきだ。」ケッ
サシャ「蒸かした芋です!」キリッ
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(蒸かした芋です!・・・蒸かした芋です!・・・蒸かした)モヤモヤモヤーン
キース「・・・無理だ。」orz
キース「・・・いや、違うぞ。何も私一人でやる必要はないのだ。104期生の中にリーダーとしての資質を持ったものさえいれば、その者を中心にひとつにまとまることも出来るはずだ。」
キース「探せ。いるはずだ、104期生を導く希望となるべき人材が!」
「エレン・イェーガー。人一倍強い目的意識を持ち、他ならぬ努力で成績を伸ばし続ける。性格はよく言えば情に厚く、悪く言えば直情的。仲間を傷つけられると冷静さを失い暴走することもしばしば。故に組織的な行動には向かない。」
「ミカサ・アッカーマン。あらゆる難解な科目を完全にこなす。歴代でも類のない逸材であるとの評価は妥当。ただ一つ弱点を挙げるならば、エレン・イェーガーに対する異常なまでの執着心か。イェーガー訓練兵と別の班にされることを過剰なまでに嫌がり、イェーガー訓練兵を助けるためならば一切のためらいも見せずに作戦を放棄する。組織的な行動には向かない。」
「アルミン・アルレルト。座学において非凡な発想を見せており、技巧、作戦立案、指揮官、どの方面でも大成できる可能性を秘めている。しかし、体力面において劣っており実際の集団訓練では周りの訓練兵についていくのが精一杯。その明晰な頭脳を発揮する暇もない。組織的な行動には向かない。」
キース「ド畜生!尖がりすぎだろぉ、104期生!!」
キース「ぜぇ・・ぜぇ・・。だが・・・劣等生ではない。むしろ、潜在能力だけ見れば・・・あのミカサ・アッカーマンを筆頭に軒並み優秀な者ばかりではないか。」
キース「諦めるな、キース・シャーディス。彼らこそは人類の希望なのだ。彼らの才能を活かすも殺すも私次第・・・。」
キース「!」
キース「こ、この二人は・・・!」
「ライナー・ブラウン。屈強な体格と精神力を持つ。何より仲間から高い信頼を得る。」
「マルコ・ボット。高い運動能力と広い視野を合わせ持つ。また、他人の長所を見つけることを得手としており、的確な指示を出せる。」
キース「あ、あまりにも個性的なやつらに囲まれて失念していた。104期には彼らがいるではないか!」
キース「ブラウン訓練兵の周りには自然と人が集まってくる。これはブラウン訓練兵が常に仲間への気配りを忘れない男であることの証明だ。ポッド訓練兵が班長を務めた班は必ず好成績を収めている。ただ効率的な指示を出すだけではなく、班員の心情まで汲み取っていなければこうは行くまい。」
キース「ふ、ふふははは。なんとか、なりそうだな。ボット訓練兵が実務的な支えとなり、ブラウン訓練兵が精神的な支えとなる。この二人を中心に104期生はひとつにまとまることが出来るだろう。そして二人の存在は104期生が訓練兵を卒業してからも、彼らの心の支えとして大きな力となるはずだ。」
キース「ボット訓練兵にブラウン訓練兵。彼ら二人がいれば、104期生の将来は安泰だ!!」
・・・時は流れ
<トロスト区攻防戦後>
マルコ「」
キース「お前・・・、マルコ・・・か・・・?」
白衣の女性「おいハゲ、彼の名前がわかるのか?」
キース「コイツに限って・・・ありえねぇ。だ・・・誰か・・・コイツの最期を見たやつは・・・。」
白衣の女性「彼の名前は? 知ってたら早く答えなさい。・・・わかるか、ハゲ。教え子の死を嘆く時間はまだないんだよ。」
キース「(・・・なんということだ、まさかあのマルコ・ポッドが。くそ・・・お前は104期生の希望にならなくてはいけなかった。いや、104期生の希望そのものであったというのに・・・。)」
キース「・・・。」
キース「ライナー・ブラウン。・・・お前しかいない。お前が・・・お前が104期の柱となるのだ!!」
・・・さらに時は流れ
<ウトガルド城跡地付近の壁>
ベルトルト「ライナー・・・。やるんだな!? 今・・・! ここで!」
ライナー「ああ!! 勝負は今!! ここで決める!!」
エレン「・・・っ。」
エレン「ライナー・・・。ベルトルト・・・。」
エレン「このッ・・・。」
キース「裏切りもんがああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」
エラベ「「「 」」」ビクゥ!!
End
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