アルミン 僕はリア充になるんだ(13)

夕食前の洗面所

アルミン「ふぅ。今日も辛い訓練だったな、体力が無い僕には辛いや。」

ライナー「何言ってんだアルミン!最近、立体機動の成績ぐんぐんあがってるじゃねーか!」

アルミン「そんなのたまたまだよライナー。僕なんか全然ダメダメさ。」

ライナー(たまたまなんかじゃねーよ、アルミン、お前が晩にこっそり自主練してることはみんな知ってるんだぜ)

食事中

ミカサ「エレン、口にソースがついている。拭いてあげる」 フキフキ・・・

エレン「いつまで子供扱いしやがるんだよミカサ!ほっとけ!」

ミカサ(エレン・・・・・しゅん)

アルミン(いつもの光景だけど、羨ましいな。エレンのそばにはいつもミカサがいる、僕なんかエレンとミカサの金魚のフンみたいなものだ。僕も、女の子に自分を必要として欲しい。お口ふきふきして欲しい!!)

ミカサ「アルミン、怖い顔してどうしたの?早く食べないとサシャにパンをとられてしまう」

アルミン「あっ、そうだよね。早く食べなきゃ」もぐもぐ

サシャ(そうだよねじゃねーよ)

アニ(・・・・・・)

食後 男子寮

ベルトルト「さぁ、今日は僕の秘蔵コレクションの大お披露目会だ!みんな心して見るんだよ」

エレン「待ってました!ティッシュの準備は万全だぜ!」

ライナー(既に俺のは巨人だ・・・)

コニー「今日こそ皮を完全に剥ぐっ!・・・・」

アルミン「僕はちょっと散歩してくるよ。昨日出して賢者タイムが長引いてるみたいだ。。」

ベルトルト「そうかい、残念だな。今日はアルミンが大好きな調教ものもあるんだけどな。」

アルミン(・・っ!・・ぐっ、兵士たるもの、そんな欲求には負けちゃいけない!強くなって必要とされ、エレンみたいなリア充に僕はなるんだ!)

アルミン「せっかくだけど遠慮しておくよ、後で感想を聞かせてね」

ライ・エレン(アルミン、頑張れよ。お前は偉いよ。)

アルミン 自主連中

物陰から・・・
??(あいつ、体力ないくせに根性は誰よりもあるんだね。あたしも見習わなくちゃね。)

アルミン(強くなる、強くなるんだっ!!)

アルミン「僕は、リア充になるんだぁーーーっ!!」

??(!?・・・りあじゅう??なんだそれは?奇行種か?)

??「ちょっとアルミン!!」

アルミン「誰!?」

アニ「あたしだよ。すまないね、ちょっと覗かせてもらってたよ。」

アルミン(アニ・・・まずい、聞かれたか??)

アルミン「や、やぁアニ。ちょっと気分転換に体を動かしていたんだよ、ははっ・・」

アニ「そうかい、気分転換にしては随分と本格的だけど?」

アルミン「い、いやぁ。せっかくならね。形からっていうでしょ?」

アニ「ふーん。まぁいいや。ところでアルミン、りあじゅうってなんだ??」

アルミン(!?!?!?やっぱり聞こえてたか。ついつい興奮して叫んじゃったよ。)

アルミン「恥ずかしいな、アニ。りあじゅうっていうのはね、公私ともに充実している人のことだよ。簡単にいうとエレンみたいな人のことをリア充っていうのさ。」

アニ「なにそれ・・・くだらない。あんたバカじゃないの?あんたは座学はトップだし、親友もいるし、あたしよりよっぽど充実してるじゃないか。」

アルミン「違うんだ!!アニはちっちゃくて可愛いし、ツンデレだし、いい身体してるし、今のままでもすぐにリア充になれる。でも僕は男の癖に弱いし、見た目も女っぽいし、頑張らなきゃリア充になれないんだ!」

アニ(・・・っ!?・・こいつなに言ってんだ??あたしが可愛い?ツンデレ?しかもいい身体してる?・・こいつは意外とドスケベ野郎なのか?)

アニ「わ、わかったよアルミン。悪かった。そうだね、男はつよ・・・」

アルミン「それに!!」

アニ(!?)

アルミン「それに、リア充っていうのは、女の子といつでもいちゃいちゃできるんだ!口に付いたソースを拭いてもらえるんだ!ムラムラしたら、その欲求を解消してもらえるんだ!それが、真のリア充なんだ!!!!」

アニ「・・・呆れた。あんた、そんな奴だと思わなかったよ。バカに付き合っても仕方ないね。あたしは寝るよ。おやすみ。」

アルミン「あ、あぁ・・おやすみ、アニ。」

アルミン(つい、バカなことを言ってしまった。明日謝ろう。)

女子寮

サシャ「アニ、どこに行ってたんですか?もしかして、食料庫にお肉を・・・」

アニ「ふんっ、あたしはあんたみたいに食い意地はっちゃいないよ。」

ユミル「まさか、男と密会してたのか?(笑)」

アニ「そんなわけないだろ。ちょっと外をブラブラしてたら、アルミンが自主練してたから話していただけだよ。」

サシャ「アルミンは頑張り屋さんですものね!見習わなきゃ!」

ユミル「ふんっ、つまんねーな。アルミンなんかそんな事したって強くなれねーのに」

クリスタ「ユミル!なんでそんなこと言うの!アルミンは偉いじゃない。」

ミカサ(アルミン・・・頑張ってね。)

ユミル「ま、まぁ好きにすりゃいいさ!さっみんな寝るぞ!」


ベッドの中で・・・
アニ(あたしが可愛い・・・いい身体してる・・・そんな事いわれたこと言われたことないよ・・・アルミンはそんな目であたしを見ているのか?アルミンなんてこれっぽちも興味ないけど、意識しちまうよ。)


アルミン(ああ、アニになんて謝ろう。いい身体なんて失礼だよね。ついつい、僕の本性が出てしまった。それにしても生臭いな。僕もすっきりするか・・・ )シコシコシコ・・・ぴゅっ・・・・

アルミン(ふぅ、寝るか。)

エレ・ライ・ベル(アルミン、お前、早すぎるぞ・・・・)

翌朝  食堂

ミカサ「おはようアルミン。疲れは取れた?」

アルミン「お、おはようミカサ。疲れってなんのこと?僕はいつも元気だよ!」

ミカサ「そう。ならよかった。エレンも見習いなさい」

エレン「ん?そうだな!そんなことより早く食おうぜ!」

アルミン(アニ、昨日のことみんなに言ったのかな。はぁ・・)


アニ「アルミン。」

アルミン「ア、アニ。おはよう、、どうしたんだい?・・」

アニ「たまにはあんたに勉強教えてもらおうと思ってね。今日の夜、食堂で待ってるよ」

アルミン「わ、分かったよアニ。今日の夜ね・・・」

アルミン(怒られるのかな?まぁいいや、ついでに昨日のこと謝ろう)

ミカサ(・・・・・)

エレン「アルミン!蹴られないように注意しろよ!ハハッ」

アニ(こんな奴がリア充だなんてね。笑っちまうよ。)

夜 食堂

アルミン(アニ、遅いなあ。忘れちゃってるのかな?ちゃんと謝らなきゃ。)

アニ「待たせたね。」

アルミン「いや、僕も今来たところだよ。。アニ、昨日は変なこと言っちゃってごめんよ。」

アニ「変なこと?あぁ、気にしちゃいないよ。」

アルミン(ふぅ、怒ってはいないみたいだ。)

アルミン「ありがとうアニ。さぁ、どこがわからないんだい?」

アニ「勉強なんかどうでもいいんだよ。アルミン、あんたMだろ?」

アルミン「!?どうしたんだいアニ。君がそんなこと言うなんてびっくりするじゃないか。」

アニ「昨日、思ったんだ。あんたがリア充を語っている時の目、ドMの目をしていた。」

アルミン「そ、そんなわけないじゃないか・・兵士たるもの、M男には務まらないよ」

アニ「あんたは自分で気づいてないのかい?自分がズブズブの変態野郎だって事に・・・」

アルミン「た、確かに僕はアニの事をいやらしい目で見ていたかもしれない。でもそれは男子として女性に興味があるだけで、普通のこと。その事は謝るよ。」

アニ「はぁー。普通の男はね、あたしみたいなキツい女に興味なんか示さないのさ。みんな言ってるだろ?あたしは氷の女だって。」

アルミン(・・・・。思い出してみると、エレンもジャンもライナーもみんなクリスタやミカサの話ばかり、たまにサシャが出てくるけど、アニの話なんか聞いた事がない。僕は奇行種だったのか。)

アルミン「い、言われてみればアニの言うことは間違っていないよ。でも、僕はアニが氷の女だなんて思ってないよ。本当は優しい人だって知ってる。」

アニ(こいつ、恥ずかしいことを堂々と言いやがって。余計意識しちまうよ。)

アニ「そ、そんなこと聞いてないのさ。アルミン、あんたはいつからそんな目であたしを見るようになったんだい?」

アルミン「最初に会った時からだよ。アニ。僕は君のそのきつい目つきで見られて息子の異変に気づいたんだ。今だって君に責められていてはちきれそうになっているよ。」

アニ(ぞくぞくっ・・・あたしにちょっと責められただけでそんなになっちまうのかい。・・・ちょっと遊んでやるか・・)

アニ「で、あんたはどうされたいんだい?」

アルミン「僕は、、アニに踏まれたい。」

アニ「仕方ないねぇ。あたしも鬼じゃないよ。少しはあんたに協力してやるよ。」

アニ(思いっきり踏みつけてやる・・・)

アルミン(あぁ、成り行きでこんなことになったけど息子は正直だな。カウパーがダラダラだ。)

アニ「で、どこを踏んだらいいのさ?」

アルミン「顔をお願いします。」

アニ(か、顔!?こいつ正気か?あそこかと思っていたけど・・わけがわからないよ・・)

アルミン(顔を踏まれるのはかなりハイリスクだ・・でも、僕の考えが間違ってなければこれで・・・)

アニ「手加減しないよ?アルミン。」

アルミン「あぁ。頼むよ。」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年08月20日 (水) 21:09:56   ID: XpQNVwG8

立て逃げか

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