たのんだ
上条「お、御坂妹じゃねーか。こんな所で何してんだ?」
御坂妹「」ビクッ
御坂妹「」サッ グルッ
上条「…いや、そんなあからさまに手に持ってる物を隠さなくても。見られたくない物なら見たりしねーからさ」
御坂妹「な、何の事でしょうか、とミサカは背後でPSPを握り締めながらとぼけます」
こういう事?
俺妹の展開をやればいいの?
オニイチャンダイスキ!
上条「」
御坂妹「」
上条「……俺は何も聞いていないから。またな」
御坂妹「待ちなさい」
上条「安心しろ、誰かに言いふらしたりしないから」
御坂妹「そうではなく、せめて弁解だけでもさせて下さいお願いします、とミサカは頭を下げます」
上条(…確かに、好き好んであんなゲームを持ってる訳じゃないかもしれないしな。誰だって誤解されるのは嫌か)
上条「…すまなかった、話せ」
御坂妹「はい。まず、このゲームは偶然ゴミ捨て場に置いてあるのを見つけ、タイトルに妹という字を見つけ何となく気になって拾ってしまったものであり、その段階ではミサカはゲームの内容を知らなかったのです、とミサカは説明します」
上条「…なるほど、それで?」
御坂妹「ミサカ達はゲームを買える程のお小遣いを持っておらず、またお姉様や一方通行に頼んで買って貰えるような物ではありません。つまりミサカにはこれを正当に入手する手段が無いのです、とミサカは先程の説明に証拠を付け足します」
上条「いや、それはもう分かったから。というか語気が強いぞ、落ち着け」
御坂妹「……どう思いますか、とミサカは問いかけます」
上条「え?えっと、何が?」
御坂妹「ミサカがこういったゲームをしている事についてです、とミサカは補足します」
上条「ああ…えっと」
上条(何だ?唐突に)
上条(もしかして…結構気にしてるのか?)
上条「…>>16」
かわいい
上条「かわいい」
御坂妹「えっ?」
上条「かわいい」
御坂妹「///」
上条「別に気にする程の事でもないだろ、個性がはっきりしていくのは良い事だし」
御坂妹「…ありがとうございます、とミサカは頭を下げます」
上条「そうだ、お前それ一人でやってんのか?」
御坂妹「え?ああ、はい、そうですね、とミサカは肯定します。ミサカは基本的に暇なので、ここ数日はずっとやってました、とミサカは説明します」
上条「結構ハマってるんだな。それなら尚更だが、同じ趣味の友達がいるともっと楽しめると思うぞ。ゲームとかは特に」
御坂妹「確かに…しかしどうすれば…」
上条「>>21っていうのはどうだ?」
俺の事をお兄ちゃんと呼ぶ
上条「俺の事をお兄ちゃんと呼ぶっていうのはどうだ?」
上条「…うーん、話の流れと合わせて考えると、これはゲームの内容をロールプレイするという解釈でいいのか?」
御坂妹「それで良いんじゃないでしょうか、とミサカは投げやりに返します。とりあえずあなたの事は今後『お兄ちゃん』と呼びます、とミサカは宣言します」
上条「よし、だったら明日は土曜だし>>26しようぜ。今日はもうこんな時間だから帰ろう」
話が進まない…
俺の文章力が無いからか?
ゲーセンへ行こう
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