【発端は】

電「ど、どういう事なのです？」

提督「いや、どうやら俺らの活躍を見てくれた某kdkwの皆さんが、更に俺らの知名度を上げるためにみんなの特徴を模したグッズを作ってくれるそうなんだ」

龍田「珍しい方がいらっしゃったものですね～」

島風「で、それがどうかしたんですか？」

提督「今日はその試供品ができたという事で持ってきたんだ。で、試供品だからもし欲しいものがあれば勝手に持って行っていいと言ってくれてな」

羽黒「随分と太っ腹なんですね……」

足柄「つまり、アンケートみたいなものね。わ　か　る」

提督「足柄さん、それ以上言っちゃダメです」

【電編】

提督「じゃあ早速、試供品を見ていくぞー。まずはこれだ」

響「これは……牛乳？」

暁「しかも、どこかで見たことあるわね」

提督「名づけて、【鎮守府特製　なのです！牛乳】だ」

雷「なんだ。電が毎朝飲んでるやつね」

電「そ、そうですね。でも、普通の牛乳なんてグッズ化なんてしても本当に売れるんでしょうか……」

提督「まぁ、電の絵がプリントされてるし、電のファンとかには売れるんじゃないか？ちなみに欲しい人いるかー？」

響「確かに毎朝飲んでるね。けど……」ｼﾞｰｯ

暁「……特に変わってないわよね」ｼﾞｰｯ

雷「実際、胸も背もあまり大きくなってないみたいだし……私はいらないわ」ｼﾞｰｯ

電「みんな酷いのです！！」

【如月編】

提督「次は……如月のグッズみたいだな」

如月「私のグッズ……ですか？」

暁「」ﾋﾟｸｯ

提督「ああ、【如月印の特製香水】……如月。お前、香水なんか付けてたのか」

如月「気づかなかったんですか？それはそれで傷つきますぅ」

提督「いや、たまに如月からいい香りがするなーとは思ってたけど」

如月「もぉ、提督。そんな言い方だと、変態みたいですよ～？」

提督「すまんすまん……で、欲しいやつは」

暁「は、はいっ！」

提督「暁？でもお前、この前一人前のレディーなら化粧なんか必要ないとか言ってなかったか？」

暁「き、如月さんのは別なの！」

提督「まぁいいか。ほら」

暁「……これで、私も一人前のレディーに一歩近づけたかな……」ﾎﾞｿｯ

提督「そんじゃ、次行くぞー」

【赤城編】

提督「これは……誰のものかは言わずもがなだな……」

響「【高速修復バケツ入り　赤城のボーキ飯】……」

提督「実際にボーキサイトが入ってるわけじゃなくて、ボーキサイトを模した茶飯がバケツに入ってるみたいだな。だが、いかんせん量が……しかも３杯も入ってるし……」

電「改めて、赤城さんの凄さがわかりますね……」

提督「赤城ならこれを軽く平らげるだろうな……で、欲しいやつはいるかー？」

赤城「は『赤城以外でなー』……」

大和「なら、私が頂いてもいいですか？あ、もちろん存在するボーキ飯の試供品全てを」

提督「（コイツのをことを完全に忘れていた……）」

提督「……まぁいいや。全部な」

大和「ふふっ。ありがとうございます」

赤城「ぐぬぬ……」

【yaggy編】

提督「次は……ほう。クッキーみたいだな」

赤城「」ｶﾞﾀｯ

提督「赤城は座ってろ。えーっと……【yaggyクッキー】……？」

黒潮「なぁ、yaggyってなんや？」

陽炎「さぁ？」

不知火「……何か知りませんが悪意を感じますね」

提督「一箱24枚入りで、基本は黒潮と陽炎と不知火の3人のイラストが描かれているクッキーが入ってるが、24分の1の確率で雪風のイラストが描かれたクッキーが入ってる箱があるらしいな。で、欲しいやついるかー？」

雪風「しれぇ、私欲しいです！」

提督「まぁ、自分たちのグッズだしな。ほら」

雪風「ありがとうございます！わぁ、みんなのイラスト可愛いですね！……あ、しれぇ！私のも入ってました！」

全員『……』

雪風「どうかしましたか？」

提督「いや、流石雪風だ……うん」

雪風「？　えへへ♪ありがとうございます！」

【雪風編】

提督「さっきのとは個別に雪風のグッズがあるらしいな」

雪風「どんな物なんですか？」

提督「【雪風印の激運お守り】らしい。雪風のイラストが描かれたお守りだな。……確かに効果はありそうだ」

扶桑「あの……」

提督「ん？どうした扶桑」

扶桑「それを、二つ頂いてもよろしいでしょうか？」

提督「自分と山城の分か。ほら」

扶桑「ありがとうございます……はい。山城」

山城「こんなゲン担ぎみたいなの、意味ないと思うんですけど……でも、お姉様とお揃いなのは嬉しいです」

扶桑「そう……ふふふ、よかったわ」

提督「……二人には幸せになって欲しいなぁ」ﾎﾞｿｯ

雪風「しれぇ、何か言いましたか？」

提督「いんや。それじゃあ次行くぞー」

【愛宕編】

提督「次は愛宕のらしいな」

愛宕「私ですか～？何かあったかしら……」

提督「【鎮守府特製　愛宕も絶賛した特濃チーズ】……なんじゃこりゃ」

ｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｯ

愛宕「あ、私～、この前kdkwさんから何故かチーズの試供品を渡されたんですけど……それかしら～？」

提督「なるほどね。それじゃあ欲しい人は―――」

電「ぜ、是非欲しいのです！」

暁「わ、私も！」

龍驤「うちも欲しいで！！」

ﾜﾀｼﾓ!　ﾜﾀｼﾀﾞｯﾃ!

提督「うーん、だが残念なことに一つしかないんだコレ。だからみんなでジャンケンしてな」

―――数分後―――

高雄「ありがとうございます。提督」

龍驤「結局あんたがもらうんかーい！！」