【安価コンマ】オリウマ娘と共に season2 (139) 【現行スレ】
━━━━━━━━━━━━
┃ ノ| _ ┃
┃ {\イ;;ム彡、<~;;;;;ヘ . ┃
┃ へ;;;;;;/ケーミ\゙i;;;;;;゙i .┃
┃ /人;弋 ~ヘ} ゙i;;;;;| ..┃
┃ 弋;{ミ、\`=、_ }} |;;;;| ┃
┃ ~ヘ マ´~~´_,ノノ しヘ ┃
┃ そ ノ二/ ヾミニ-、 ┃
┃ _`三´ ___ _ ┃
┃ | | | | | | )) /∧ ┃
┃ | | | | | |夂{ // ∧ ┃
┃ `ー´  ̄  ̄  ̄  ̄ .┃
━━━━━━━━━━━━
日本ウマ娘トレーニングセンター学園――通称トレセン学園。
トゥインクル・シリーズでのデビューを目指すウマ娘たちが集う、全寮制の学園。その輝かしい門を、また一人のウマ娘が――。
★
【貴方】はトレセン学園の新人トレーナーです。
トレーナーとしてウマ娘と向き合い、担当ウマ娘を活躍させてあげましょう。
★
過去スレ
season1「シルヴァーパピヨン」
part1:【安価コンマ】オリウマ娘と共に - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1709398953/)
part2:【安価コンマ】オリウマ娘と共に Part2 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1722780239/)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1722780239
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1730628544
テスト
――――模擬レース。それは様々なデビュー前のウマ娘が、己の実力と才能をトレーナーに見せスカウトを受けるためのレース。
【貴方】は新人トレーナーだ。何の実績もなく、デビュー前から才能を認められ、輝かしい未来が待つウマ娘の担当なんて出来るわけがない。
それは大体ベテラントレーナーが担当をする。実力があり才能があり実績がある、そんなトレーナーとタッグを組み……そのウマ娘は、そんな未来を歩んでいくだろう。
『でも』
でも、それでも。
――【貴方】は自信が担当したいと思える走りのウマ娘を探すために――ターフへと足を進めた。
★
前キャラがダート適性だったため、今回のウマ娘は芝適性のウマ娘となります――が。
コンマ判定:コンマ直下
0で両方走れます。
バ場適性:芝AダートG
★
距離適性を決めます。前キャラがスプリンターだったため、ちょっと確立低めです。
走れる距離は――:コンマ直下
1:短距離寄り
2-4 マイラー寄り
5-7 中距離寄り
8-0 長距離寄り
バ場適性:芝AダートG
距離適性:ステイヤー
★
最後に脚質適正を決めます。前キャラが逃げウマ娘だったため、確率は低めです。
1 逃げ
2-4 先行
5-7 差し
8-0 追い込み
ぞろ目 自在
コンマ直下です。
バ場適性:芝AダートG
距離適性:ステイヤー
脚質適正:先行
★
レースに必要となる設定は完了いたしました。
では、新米トレーナーである【貴方】が担当することになるウマ娘を募集します。
名前性格口調見た目、趣味一人称レースに掛ける想い、夢、その他で付けたい情報。
上記のものは仮のものなのであってもなくてもかまいません。では、よろしくお願いします。
そのウマ娘は――――:安価下1〜5
名前
キリシロユメノツキ
性格
自信家で調子に乗りやすい。食い意地はってて自分に甘い。
口調
語尾に?が付くことが多い。ナチュラル見下し入ってる。
見た目
灰色のおかっぱで毛先だけ少し色が抜けている。ちっちゃくて撫でやすい大きさなのを本人は気にしている。お尻が大きい。
趣味
スイーツ店ハシゴ。どこにそんなに入るんだというくらい食べるし、当然太る。
一人称
ボク
レースに掛ける想い
憧れに並び、追い越すために走る。
夢
3冠バ
その他で付けたい情報
3冠バの親戚がおり、自分も戴冠すると根拠のない自信を持っている。
キャラ募集締め切り時間を22時にしようと思います。
残り2キャラ募集していますので、よろしくお願いします。
5キャラ集まったため募集終了したいと思います、皆さんありがとうございます。
>>17
すみません。この子の口調「語尾に?が付くことが多い。ナチュラル見下し入ってる。」なんですけどこれ「?」であってますか?ハテナでしょうか
芝2,000m左回り、中距離の模擬レースに6人のウマ娘がゲートに入っていた。
ゲートイン完了、出走準備整いました――と、実況の声が聞こえてきて――瞬間、ガコンという音が鳴って各ウマ娘が一斉にスタートした!
『……!』
ああ――良い、とても良い。ウマ娘が一斉に走り出すこの感じ、地面を踏み駆ける音と衝撃。デビュー前のウマ娘でこの迫力だ、もしG1レースを生で見ることが出来たら――――。
『どのウマ娘だ、どのウマ娘が――』
――探せ、自分がこれだ!と思う走りをするウマ娘を――!
そのウマ娘はのレース結果は:コンマ直下
1 圧倒的!一着!
2-4 一着でした。
5-6 二着でした。
7-8 掲示板は入れません……
9-0 あちゃぁ
――来た来た来た!外から「キリシロユメノツキ」!逃げる○○を躱して一気に先頭へ!一バ身!二バ身!どんどん差を広げていく!
『――――!』
――観客席から身を乗り出してその走りを見る。中団から一気に飛び出て、外から前へと突き進む。彼女を追うウマ娘も、同じ作戦の先行ウマ娘も――彼女の走りにはまるで届かなかった。
――――ゴール!一着はキリシロユメノツキ!キリシロユメノツキ!5バ身以上の差を付け一着でゴール!
横綱相撲という言葉がある。前を潰し、後ろも振り落とし、ただただ実力ですべてを押し切るその走り――彼女の走りはまさにそれだった。
『凄い、凄い……じゃないか!』
――瞬間、自分の頭に思い浮かぶのは――三つの冠。皐月、ダービー、そして菊花の三つのレースを制したウマ娘にのみ戴冠される――"三冠ウマ娘"の称号。
彼女……キリシロユメノツキならきっと、三冠も夢じゃない!
『……っ、不味い乗り遅れた!』
自分と同じ考えのトレーナーが彼女の元へと駆け寄っていく。新米の自分だ、早くアピールしないとベテラントレーナーに取られてしまう……!
そう思い、自分は駆け足で彼女の元へと向かった……。
ユメノツキ「――うんうんなるほどなるほど?つまりここに集まったトレーナーは、このボクを担当したいと?」
――グレーのおかっぱで、先端が少し薄くなっている。見た目だけ見れば儚げな雰囲気を感じるが……少なくとも彼女の態度を見れば儚いなんて表現は間違っていると言って良いだろう。
なんというか、堂々としている。自信満々というか、自分が世界の中心みたいな――そんなオーラをひしひしと感じる。
ベテラントレ「キミの実力なら三冠ウマ娘だって夢じゃない!自分は皐月賞を勝ったウマ娘を担当したこともある!自分ならきっと、キミを三冠ウマ娘に導いてあげられる!」
中堅トレ「私なら貴方をもっと高みへ!日本国内だけじゃなく、海外へ……凱旋門賞だって!」
ユメノツキ「はあ……うーん?まあ、とりあえず――ここにいるトレーナーは違いますね」
――一瞬だった、悩んだような素振りも見せず彼女はここにいるすべてのトレーナーを「違う」の一言で撫で切った。
ベテラントレ「は……?な、なんでだ!そんな、自分はまだ」
ユメノツキ「三冠ウマ娘だって夢じゃない……?当然でしょう?ボクが三つの冠を戴冠するのは紛れもない現実なので。プラスアルファで語ってもらわないと」
それになにより。と、ユメノツキは口を開く。
ユメノツキ「――モブっぽいトレーナーしか居ないじゃないですか?なんか、三冠ウマ娘のボクにはふさわしくないというか」
――――なんかとんでもないウマ娘だった。
その一言で機嫌を悪くしたり、このウマ娘はダメだと判断したトレーナーが次々と帰っていき……そして、自分と彼女だけになった。
『……あの』
ユメノツキ「ほら、早く帰った方が良いですよ?時間は有限、ですから」
……ダメだ、話しすら聞いてくれなさそうだ。今はいったん、立ち去ろう。
【貴方】は――:安価直下
1 しつこくユメノツキを追ってみよう
2 スイーツ店の前で……
3 その他(キリシロユメノツキと関係しそうなイベント)
因みに貴方はスイーツとか甘いもの:コンマ直下
コンマが高いほど好きだし低いほどあんま……
ひっく
『どうするかな、これ』
所変わって、トレセン学園近くに存在するスイーツ店の前。トレセン学園近くに店を構えているだけあって、様々なウマ娘がこのスイーツ店を利用している。
……甘いものはあんまり好きではない、むしろ嫌いまである。そんな自分がなぜこの店の前に来ているかというと……このチケットのせいだ。
同期の新人トレーナーから貰ったスイーツ食べ放題割引券。使わないのは勿体ないし、貰ったものをそのまま人に譲るんというのも、なんだか申し訳ない。
『……はぁ』
しかもスイーツ店の中には色んなウマ娘がいるだろう。そんな中、男のトレーナーが一人で入店するのは……流石にだな。
見た目が凄いことになる、お店の前にあるメニュー表にはコーヒーなどもあるが……いやぁ、その為だけにスイーツ店は。
ユメノツキ「ちょっとちょっと、そこの貴方?」
『……は!?キリシロ―――!?』
キリシロユメノツキがなぜここに。いや、そもそもなぜ彼女が自分に声を……!と、思ったが彼女の視線の先には……割引券があった。どうしたものかと悩ませていた割引券に視線が釘付けだ。
ユメノツキ「そうです、ボクがキリシロユメノツキです。ええぇっと……モブFの方ですよね?」
『モブF』
彼女は自分のことを覚えていてくれたみたいだが――覚え方があまりにもひどすぎる。実験用モルモットみたいな名前の付け方だ。
……悪気がなさそうなのが尚怖いな。
ユメノツキ「その食べ放題割引券……使わないのならボクにくれませんか?見たところ、スイーツを食べに来たわけではないんですよね?」
『……あ、ああ。そうだが』
ユメノツキ「使わないものを持っていてもしょうがないんですから、今スイーツを食べに来たボクにプレゼントをするのが大人としての優しさじゃないですか?」
『一応貰い物だからな、これ』
ユメノツキ「でも使わないんですよね?その割引券も、三冠ウマ娘のために使われる方が嬉しいと思いますけどね?」
目がキラキラと輝いている、このウマ娘もうスイーツに割引券を使うつもりだな……?
『……じゃあ俺も入る。一応、二人まで大丈夫だからな』
ユメノツキ「えっ…………あげませんからね、スイーツ」
『自分の割引券なんだがなぁ』
ユメノツキ「もぐもぐもぐもぐもぐもぐ」
『――――』
うわっ。と思わず声が出てしまいそうだった。
ショートケーキが、タルトが、シュークリームが、エクレアが。様々な種類のスイーツがどんどん彼女の体に吸い込まれていく。
――見ているだけで気持ち悪くなりそうだった。いや、スイーツは別腹というし、ウマ娘だし、そんなものなのか……?
中にはパクパクですわ!と言いながらスイーツを食べるお嬢様もいるようだし。ほんとか噓かは知らないが。
ユメノツキ「……なんですか?ボクが食べているところを見るのはそんなに面白いですか?」
『え、いや……よく食べるなと、みるみる吸い込まれていくからさ』
ユメノツキ「はぁ、これくらいボクとしては普通ですけどね。それにしてもここのお店はとても良いですね、値段の割にクオリティが高いし、こんなキャンペーンもよくやってくれていますから。もぐもぐもぐ」
もぐもぐもぐと、今喋る間にケーキが二つほど消えていった。
……見ているだけで口の中が甘くなってくる、コーヒーを流し込んで上書きをする。
『……』
折角だ、この機会――何か聞いてみてもいいんじゃないかな。
【貴方】はユメノツキに:安価直下
1 ……前の三冠ウマ娘発言は本気なのか?
2 キミ、なんというか……態度が凄いな
3 太るだろ、そんなに食べたら
4 自由安価
お疲れさまでした、まだこれだけですけど今日はこれで終わりです。おやすみなさい。
キリシロユメノツキとまたよろしくお願いします。面白いウマ娘だと思います。
この子がジェンティルドンナになるかヴィルシーナになるかそれ以外かはコンマと安価で変わるんですよね。
なんにも冠取れなかったらどうしましょ。
★
『キミ、なんというか……態度が凄いよな』
ほぼ初対面のトレーナーに対してもその人を見下したような態度、そこが気になってしまい訊ねてみる。
ユメノツキ「…………?」
『いや、首を傾げられても……』
ユメノツキ「そりゃ傾げたくもなりますよ?別に思ったことを言ってるだけなんですけど……凄いですか?」
『とりあえずいきなりモブFとか言い出す態度というか性格は治した方が良いんじゃないかな』
ユメノツキ「そりゃぁ、三冠ウマ娘のボクに相応しくないオーラのない方々はモブじゃないですか?」
すみません、このチョコケーキ3つお願いします。と、近くを通りがかったウエイトレスさんに注文をするユメノツキ。彼女は本当に――平常というか、何も変わっていなかった。
『……凄いなキミは。自信満々というか、自分の事をそんな誇れるなんて』
ユメノツキ「はい、ボクは凄いウマ娘です――はぁ、なのにどの人も言うんですよ」
――キリシロユメノツキなら三冠も"夢"じゃない!と、まるで三冠の"可能性"があるみたいに。
ユメノツキ「……可能性で収まるわけないじゃないですか?モブEさんもボクの走り見たでしょう?」
いつの間にかFがEになっている。いや、そこはともかく……確かに。
このウマ娘、キリシロユメノツキの走りは――三冠も"夢"じゃない走りだった。
『でも言うだろう?レースに絶対はないって』
ユメノツキ「――そのウマ娘には絶対がある。と言わせた三冠ウマ娘もいますけどね」
――滅茶苦茶なまでの自信。昨日今日でこのウマ娘を知った俺には詳しく言えないが――それほどまでに自信を持てる根拠があるんだろうか?
『……随分な自信だな。何かあるのか?その……三冠ウマ娘になれる根拠というか』
ユメノツキ「はい、ボクの親戚に三冠ウマ娘がいるんですよ」
へぇ、親戚に三冠ウマ娘が――それは凄い。
…………?
『……あれ、終わりか?』
ユメノツキ「はい?もう終わりですけど……?止めてくださいよ、怖いので」
『――』
――親戚に三冠ウマ娘がいる。いや、そりゃ凄いけど。友人や知り合いには自慢できるし、話の種にもなるかもしれないが――え?だから、目指しているのか?
親戚に三冠ウマ娘がいるから、自分も三冠ウマ娘になれるだろうと――本気で思っているのか?
ユメノツキ「まあボク実際速いので――ほぼ確定です。トレセンに来てから負けたことありませんし、後はデビューして着々と勝利して、三冠です」
あまりにも愉快すぎるプラン。しかし、その子供みたいなプランを実現させてしまうのではないかと思わせてしまう――あの走り。
なんて言おう:安価直下
1 ――流石に舐めすぎじゃないか、三冠を
2 まあ、確かになぁ……キミの走りはそれだけ凄かった
3 自由安価
寝ます。お疲れさまでした。
安価は下でお願いします。
この子の憧れってなんだ……?
憧れるのかこの自称三冠ちゃん……?
『――流石に舐めすぎじゃないか、三冠を』
ユメノツキ「はい?」
俺の発言に「何を言っているんだろうこの人は?」と言いたげな表情で首を傾げるユメノツキ。
――子供の頃の夢を何の穢れもない眼で語る。無垢な理想を、穢れのない気持ちで語る彼女の姿が自分にはあんまりにも眩しかった。
ユメノツキ「別に舐めてなんていませんけど……?三冠ウマ娘、凄いと思います。なのでボクも成ります――ただそれだけじゃないですか?」
『…………』
……ダメだ、このウマ娘は自分が三冠ウマ娘になると信じきっている。
如何せんそう思えてしまうだけの実力があるのが彼女の想いを後押ししているのであろう……。
『……俺はそろそろ行くよ。そろそろ戻らないと行けないからな』
ユメノツキ「んぐっ……分かりました。ではボクも帰ります」
食べかけのシュークリームを一口で頬張って飲み込み。何事もなかったようにユメノツキは立ち上がった。
ユメノツキ「あ、ごちそうさまでした。美味しかったです、またお願いします」
『…………待て、キミもしかして奢られるつもりなのか?』
ユメノツキ「……?」
ああ!このっ……!首を傾げるな!首を!
――――お財布が随分と軽くなってしまった。はぁ……。
三冠バの娘がダダ甘で君ならなれるよ的な言葉を掛けたのかもしれない
――――――――――――――――
――――――――
――――
――
"――強い!強すぎる!キリシロユメノツキ一着!キリシロユメノツキ一着!!!"
『……』
後日、また模擬レースを見に行くと――あのウマ娘がまた走っていた。
同世代ではもう敵なし――いや、もしかしたら彼女が自分より強いウマ娘を避けて走っている……のか?
いや、自分で言ってあれだがそれはなさそうだ。彼女の性格はまだ少ししか知らないが……なんとなく、そう思う。
ユメノツキ「――――?」
ああ、何を言っているのかは聞こえないが、彼女に集まるトレーナーがまた沢山散っていった……このままだとトレーナーが見つからないままだ。
……というか、モブっぽいトレーナーとはなんだ。モブっぽいって。
『キリシロユメノツキ……か』
――そういえば、言っていたな。
彼女は――三冠ウマ娘の親戚だと。
『…………』
少し、調べてみるか。
親戚の三冠ウマ娘:安価直下
1 公式ウマ娘!
2 オリウマ娘!
三冠のオリウマ娘!強そう……
設定とか……:安価直下
1 名前「○○」のモブ気味でいいよ
2 ガッツリ募集
ごめんなさいそろそろ寝ないといけないので今日はこれで終わりです……。
じゃあ多数決してみましょうか。やりましょう。
キリシロユメノツキの親戚は――:日付変わるまでで一番多いものを採用。同ID禁止。
1 名前○○設定軽めのモブウマ娘
2 ガッツリ募集
こんばんは、お疲れさまです。
三冠モブウマ娘親戚が誕生したので軽い性格とかだけ募集しておこうと思います。
>>52こんな風にダダ甘とか、そんな風で大丈夫です。
すみませんよろしくお願いします。
突発でしたがすみませんありがとうございました。募集締め切りたいと思います。
まだ契約すら出来ていないの大変申し訳ないです。そろそろ流石に契約までもっていければと思っています……
三冠モブ「――はい!ではよろしくお願いします!トレーナーさん!!!」
――その三冠ウマ娘はとても眩しい笑顔で、ピースをしながら返事をした。
――芦毛の髪の毛がまるで月のように、その笑顔はまるで太陽みたいで。放つオーラがあまりにも眩しく輝いていて……思わず、視線を逸らしてしまった。
三冠モブ「……?大丈夫ですか?」
『い、いや。すみません……こちらからお話を伺っているのに』
キリシロユメノツキの親戚である三冠ウマ娘の情報は簡単に手に入った、そしてその三冠ウマ娘との接触も……驚くほど上手く行った。
ダメもとで声を掛けたら一発返事でオーケーを貰えたのだ、最初何かの罠ではないかと疑ったがどうやらその線は消えたと考えてもいい。
三冠モブ「大丈夫です!なぜなら私は――三!冠!ウマ娘ですので!」
――ふふーん。と自慢げに胸を張る。まるでテストで良い点を取ったことを自慢するように、三冠を口に出す彼女――"太陽少女"とも呼ばれる彼女。
『あ、ありがとうございます』
三冠モブ「ええっと、それで……ユメちゃんの話ですね!」
『ユメちゃんですか』
彼女ユメちゃんとか呼ばれてるのか……。
三冠モブ「ユメちゃんとっても真っ直ぐな子なんですよ!ただちょっと口が悪くて……でも!凄い素直な子なんです!」
『……そ、そう、ですね』
真っ直ぐ、素直――あのスイーツ店での純粋さを知らなければ何を言っているんだと聞き耳すら持たなかっただろう言葉。
それを俺に伝えようと、彼女は必死に身振り手振りで話してくる。
三冠モブ「私が三冠を獲ったときも――ユメちゃんちっちゃかったんですけど!凄いおめでとうって言ってくれて……はい!嬉しかったです!」
今では私の方が身長低いのがちょっと悲しいですけどね!けど私は――三冠ですから!気にしません!!!なんて、訊いてもいないことまで話してくれる。
『……幼い頃はそんな子だったんですね。きっとそんな貴女の姿を見て、彼女も三冠を目指すようになったんでしょうね』
三冠モブ「はい!そうですね!私もあの時言っちゃいましたし、じゃあ次はユメちゃんの番だね!って」
『……ん?』
三冠モブ「でもユメちゃん当時からすっごい脚速かったですし!こりゃ連続で三冠だなって!ユメちゃんも私がいけるならボクも!と!」
――初耳だ。思わずギョっとしてしまった……そうか、だから彼女は言っているのか?
親戚のウマ娘にそう言われて、親戚のウマ娘が三冠を獲れたんだから――ボクも獲れると、信じているのか?
本気で?
『……そうですか』
三冠モブ「――と、言うわけで!トレーナーさん!!!」
『は、はい!?』
ガタっ!と彼女は勢いよく立ち上がり――あまりにも輝いてるその瞳で、俺を見つめながら。
三冠モブ「――ユメちゃんをお願いします!!!ユメちゃんは、脚も速いし才能もあるし、可愛いし……なんですけど!ちょっと口が悪くて勘違いされがちなんです!!!」
――良い子なのに!と、なにやら悔しそうな表情を見せる三冠ウマ娘。
三冠モブ「ユメちゃんのことは私が保証します!そうこの!三!冠!ウマ娘!の私のお墨付き、です!!!」
――――怒涛のセールスを受けて、俺は彼女と別れた。お願いします!よろしくお願いしまーす!と、手をブンブンと振りながら見送ってくれた彼女を、本当に三冠ウマ娘か……?と疑いたくなってしまう。
いや、本当に三冠ウマ娘なんだが。
『……お願いします、か』
……勿論、気になっているからここまでしている。キリシロユメノツキの実力は……あのレースで分かっている。
あまりにも純粋で、ただただ強くて、ひたすらに人を見下しがちなウマ娘。
……どうしたものか。
三冠モブ「お願いしまーす!お願いしまーす!!!」
――――声でっかいな!
後日。彼女がまた模擬レースに出ていたので観戦に行くと――当然のように一着だった。
モブトレ「また彼女が一着か……しかしなぁ」
……前までなら沢山のトレーナーが彼女の元に集まっていたはずなのに、今日はその数も片手で数えられるほどでしかなかった。
そして、その少ないトレーナーも儚く散っていった。
ユメノツキ「……はぁ」
『……相変わらずだな』
ユメノツキ「うわ……なんだ、貴方ですか。モブ……Cさん?ですよね」
俺の訊かれても困る。あとまたアルファベットが違う気がする。
『……いい加減トレーナーを見つけたらどうだ?』
ユメノツキ「つまり妥協しろ、ということですか?嫌ですよ?三冠ウマ娘のボクに相応しいトレーナーじゃないと」
三冠ウマ娘の隣に立つに相応しいトレーナー……いないんですよねぇ。なんででしょうか?と、首を傾げる。
台詞:安価直下
1 ……じゃあ俺が立候補しようかな。
2 そういうところじゃないかユメちゃん。
3 自由安価
ごめんなさいこれだけです。おやすみなさい。
安価は下でお願いします。
三冠モブちゃんの見た目はあんまり考えてません。身長がちっちゃいのと芦毛なのは確定ですけど、それ以外はあんまり。
見た目に合わないでっけぇモノを持ってても、最速を追及しててもどっちでも行けます。
※
『そういうところじゃないか、なぁユメちゃん』
ユメノツキ「そういうところと言われましても……は?ぁ、今、貴方なんと?」
――彼女の表情がぴきっと、硬くなる。そりゃそうだ、親戚から言われている呼び方でいきなり呼ばれたんだ、俺だってそうなる。
『人を突き放して見下す言動、自分から歩み寄ろうとしないんだ――ならそりゃ、こうもなるだろユメちゃん』
ユメノツキ「待って。待ってください。――誰ですか、その呼び方を教えたのは……!」
『キミがよく言う三冠ウマ娘さんに、ちょっとな』
ユメノツキ「○○お姉ちゃ……ぁ。んっ、んんっ!」
自分の出した言葉を遮るように咳払い。今までの彼女の澄ました表情が変わり、ジロりとこちらを睨みつける。
ユメノツキ「……何が目的ですか?三冠ウマ娘の地位とか名誉とかですか?」
『いや、別にそういうわけじゃないが……さっき言ったとおりだよ。もっと歩み寄ればキミの実力ならトレーナーなんて掴みたい放題だろ』
ユメノツキ「だから、ボクは普通のトレーナーは嫌なんです。三冠ウマ娘に相応しいトレーナーが良いんです」
『――』
三冠ウマ娘に相応しいトレーナー。彼女がよくトレーナーに対してモブと言うのは、三冠ウマ娘に相応しくないトレーナーだ、という宣言なんだろう。
じゃあどうすれば三冠ウマ娘に相応しいトレーナーになれるのか?新人トレーナーである俺には正直想像もできないが――これだけは、分かる。
『……キミの想像を超えたトレーナーになって見せるさ』
ユメノツキ「は?」
『要するにあれだろ?三冠は当然でプラスアルファ――それを提供できるトレーナーが欲しいんだろ?』
――目指すならより高みへ、誰もが見上げるほどの頂上へ。担当ウマ娘とともに登ってくれるトレーナー……それが欲しいんだ、きっと。
ユメノツキ「……」
『――――キミには』
彼女の目を見て考える。透き通るように綺麗な瞳、混じりけのない、純粋で真っ直ぐな眼差し――これに相応しい称号を。
三冠の輝きと、それと:安価直下
1 ――傷一つない無敗の三冠を。
2 ――王者にふさわしい、秋の三冠を。
3 ――まだ誰も手にしたことのない、春の三冠を。
4 ――――海の向こうへ、凱旋門のトロフィーを。
『――凱旋門賞』
ユメノツキ「…………!」
思わず声に出てしまったそのレース。ユメノツキ自身も、俺が言ったその名前を聞いて目を見開く。
――凱旋門賞。パリロンシャンで行われる……世界一のレース。
遥か海の彼方の熱狂と興奮を――誰もが求めてやまない、その名誉を。称号を。
『――三冠も獲る、凱旋門賞も獲る』
バカげた"夢"だと誰もが鼻で笑うだろう――しかし、そんなバカげた夢を大真面目に語れる奴が――結局一番、その夢に近づけるんだ。
ユメノツキ「……ふ、ふふっ、あははは!」
突然彼女が笑いだす。真剣な表情で語る自分をバカにするように、今まで聞いたことのない彼女の大きな声でひとしきり笑った後……。
ユメノツキ「――――貴方はそれができるんですか?」
『俺がやるんじゃない、キミがやるんだ――――でも、きっと、退屈させないぞ』
確定事項の三冠ウマ娘なんて物足りないじゃないか?と、俺は語ると……彼女は、嬉しそうにまた笑って。
ユメノツキ「どうやら、貴方は他のトレーナーと比べて……幾分マシのようですね。少なくとも、モブではなさそうですね?」
『!』
ユメノツキ「はい、契約しましょう――トレーナー。まあなに、三冠まではスムーズにいきますので、新人の貴方は自己研鑽でもしながら待っていてください」
――彼女は言う。初めて彼女を見つけたあの日から変わらず、堂々と純粋な目で三冠を語り――そして、こちらに手を伸ばした。
『――――ああ、よろしく頼むぞ。キリシロユメノツキ』
ユメノツキ「……はい、よろしくお願いします」
――【貴方】はその手を握りしめる。
こうして新米トレーナー【貴方】と三冠ウマ娘――仮。キリシロユメノツキは契約を交わした。
そういえばユメノツキは……:安価直下
1 中等部
2 高等部
――――――――
――――
――
ユメノツキ「ふぅん……へぇ……」
担当契約の手続きのためにトレーナー室に来てもらうと、ユメノツキは部屋の中をジロジロと見始める。
『……なにかあったか?』
ユメノツキ「いえ、なにも?ただ……質素な部屋だなと」
それに狭いし小さい。三冠ウマ娘を担当するトレーナーなんですから、もっと豪華な部屋はないんですか?……と、疑問そうに聞いてくる。
……そこはトレセン学園に聞いてもらわないとどうにもできないな。
『なら、とりあえず三冠を獲って実績を認めてもらわないとな――そしたらもっと大きい部屋を貰えるさ」
……きっと、多分な。と小さくつぶやく。ユメノツキの耳には届かなかったようで、彼女はなるほどなるほど、と嬉しそうにしている。
ユメノツキ「まあボクなら余裕ですね。三冠、そして凱旋門賞――ええ、問題ありません」
『……ああ、そうだな』
自信満々に胸を張られる、その仕草がなんだか彼女の親戚の三冠馬のそれに似ていた。
ユメノツキ「そして三冠ウマ娘に相応しい環境を手に入れましょう。毎日スイーツを食べ、全国のスイーツを食べ、各国のスイーツを食べ……あ、フランスのスイーツ食べてみたいですね」
『キミ結構食いしん坊だな?』
じゅるり、と涎を垂らしそうな彼女。あのスイーツ店での食いっぷりを見てもそれは明らかだった。
ユメノツキ「は?トレーナー、本気で言っていますか?だとすると……貴方のボクを見る目は節穴、という評価になってしまいますね」
普通ですよ?普通の食欲です、と自己評価するユメノツキ。そうなのか?しかしあんな量のスイーツをモクモクと食べるのはウマ娘といえど……どうなんだ?
ユメノツキ「あの量だって一般的ですよ?ええ、スペシャルウィークさんやオグリキャップさんと比較してみても、ボクのあの量は普通と言わざるを得ません」
……そ、そうなのか。しかしその二人は特に……いや、止めておこう。
俺はまだトレセン学園に来て日が浅い。下手なことを言って時間を使うのも勿体ない。
ユメノツキ「それで?担当契約の書類ですよね、サインしますのでください」
『あ、ああ。はい、じゃあこれにサインを……」
そういって彼女に書類を手渡す。
……せっかくだ、何かこのタイミングでユメノツキと何かお話でもできれば……。
何かお話してみよう:自由安価直下
今日は寝ます。おやすみなさい!
安価は下です!
『じゃあ嫌いな食べ物とかあるのか?』
ユメノツキ「嫌いな食べ物――それ、訊く必要ありますか?」
『……たんなる話題提供のつもりだったんだが』
でもまあ、食事をするときに嫌いなものを知っていたら気を付けることが出来るし、アレルギーとかそのへんは把握しておかないとな。と言うと、彼女は何とも信じられないようなものを見る目で、こっちを見て。
ユメノツキ「……まあ、パーティーでうっかり変なものを出されても嫌ですしね。まあ、トレーナーに配慮しておきましょうか」
彼女の嫌いな食べ物:安価直下
1 苦いものとか
2 自由安価
ユメノツキ「まあボクに苦手なものとかありませんけどね、ええ。三冠ウマ娘に嫌いな食べ物とかあるわけないじゃないですか」
『あ、そうなのか』
実は健啖家なウマ娘だったのか。これは申し訳ないな、てっきり――。
『てっきりピーマンとか苦手なのかと思ってたが、そんなことはないんだな」
ユメノツキ「…………」
『……?』
てっきり「は?ピーマンくらい食べれるに決まってるじゃないですか、子供じゃないんですから」みたいに怒ると思っていたけれど、彼女は怒らないばかりか……気まずそうにぷいっ、とそっぽを向いた。
……心なし、目が泳いでいる。まさか……。
『…………図星か?』
ユメノツキ「…………は?別に?図星じゃありませんけど?食べ物の話をしているんですよね?――ピーマンとか食べ物じゃないじゃないですか?」
『はぁ!?いや、キミなぁ……!』
ユメノツキ「はぁ!?本当の事じゃないですか!というか、ボクの家だとみんなピーマン嫌いでしたけど!?」
だってピーマンとか家で出たことありませんし!と、逆切れみたいにプンプン怒る彼女――そこではっきりと分かった。
――このウマ娘、だいぶ甘やかされたな?
『……』
ユメノツキ「な、なんですかその眼は。ボクは間違ってません、あんなものをムシャムシャ嬉しそうに食べる人たちの舌がおかしいんですよ。ええ、ええ!」
『……まあ、好き嫌いは人それぞれだからな』
ユメノツキ「そうですそうです――いえ、好き嫌いのレベルじゃありませんけど?ピーマンを食べる……緑色の野菜をありがたそうに食べる人たちの味覚がおかしいという話なんですけど?」
『まあまあ、まあまあ落ち着いて』
とりあえずその問題は後回しにして――というかさりげなくピーマンから一気に範囲が広がったな?
『ほら、サイン頼むよ。手、止まってるぞ』
ユメノツキ「はぁ……全く、トレーナーが意味の分からない話題を出すからこうなるんです?反省してください」
『――――よし、では明日はこの時間に練習用コースに。ジャージを着てくるんだぞ』
ユメノツキ「それくらい分かっていますよ?ではお疲れさまでしたトレーナー――また、明日」
ああ、また明日――さて。
【貴方】はユメノツキを見送ると机に戻り――あるビデオを見る。
キリシロユメノツキの――これまでの模擬レースの映像だ。
『……』
――キリシロユメノツキをこれ以上強くするためには、彼女の癖や弱点を見抜くしかない。
そしてそれを補うトレーニングを行う……【貴方】はそう考えた。
『……そう考えるまでは良かったんだがなぁ』
新米トレーナーから見ると、彼女の走りはあまりにも強すぎる。天性と言っても良いその才能は、【貴方】の思考を狂わせる。
……明日ちゃんと走りやトレーニングを見る、だが……彼女を凱旋門ウマ娘にするためには、今からでも先に進まなければならない。
『直線の加速力も、コーナー周りも特に問題があるとは思えないな……けど』
だとすると彼女の成長はこれ以上ない、と断言してしまうことになる。
そんなわけない。まだまだ彼女は強くなれるはずだ――――。
ユメノツキ「――――では始めましょうか。トレーニング」
次の日、時間通りにトレーニングコースに来てくれたユメノツキ。最悪少しくらいの遅刻は許そうと思っていたが……どうやらそこの問題はないようだ。
ユメノツキ「……何か失礼なこと考えていませんか?間抜けな顔になってましたよ」
『いや、なんでもない。というか、仮にもトレーナーに間抜けな顔とか言うなよ……』
ユメノツキ「……バカっぽい顔?」
『ああもう、とにかく人の顔をバカにしたいんだな!ほら、じゃあしっかりと柔軟と準備運動をしてからまずは何周貸して貰うからな』
ユメノツキ「はあ、三冠ウマ娘であるボクのトレーナーなんですからもっと冷静沈着でいつ何時も落ち着いてほしいものですが……まあ、良いでしょう」
――入念に柔軟と準備運動をして、ユメノツキに芝のコースを何周かしてもらったが……やはり。
ユメノツキ「――――ふっ」
『……』
――彼女の走りはまだデビューしていない同期と比べて別格だった。パワーも、スピードも、テクニックも。基礎となる何もかもが飛びぬけていて……。
ユメノツキ「……どうでしたか、トレーナー。ボケーっとしていましたけど?ちゃんと見てましたか?」
『ん……ああ、ちゃんと見てたさ。キミの走りはやっぱり凄いなぁ、と思ってな』
ユメノツキ「……ふっ。まあ当然ですよね?まあ、ボクの走りは三冠の走りなんですから、ええ。トレーナーが見惚れてしまうのも自然なことです」
ユメちゃんは褒められるとなんだか凄い調子に乗るなぁ……いや、まあ実際そうなんだから何も言えない。
――パワーもスピードもテクニックも劣っていない。なら伸ばすべきは――長所である。
これが結局、長い時間彼女の走りを見てたどり着いた結論だった。我ながら少し情けない結論だと思うが……強みをより特化させることは、自身の武器を育てることにもなるわけで。
じゃあそんなキリシロユメノツキの長所と言えば……。
キリシロユメノツキの育成方針は――:安価直下
1 スピードを伸ばそうか
2 パワーを鍛えよう
3 脚運びとか技術面を
4 スタミナを付けよう
5 その他(自由安価)
『スピードを伸ばそうか、やはりレースの基本はスピードだ』
ユメノツキ「わかりました、ではどんどん走りこみましょうか――あ、トレーナー」
ユメノツキが俺を呼ぶ。どうかしたか?と返事をすると。
ユメノツキ「今日は非常に良くトレーニングをしましたから、トレーニング終わりにあのスイーツ店に連れて行ってください。あ、食べ放題コースをお願いしますね?」
『……は?』
ユメノツキ「頑張った担当ウマ娘にご褒美……当然ですよね。食べさせてくれないともう練習しませんからね」
『……』
いつかこのウマ娘をぎゃふんといわせてやろう、そう決心したトレーニング初日であった……。
お財布の中のお金が一気に減った……。
ユメノツキ「もぐもぐもぐもぐもぐ」
『……』
スピードトレーニングを続けて一週間、キリシロユメノツキとの関係にも少しずつ慣れてきた今日この頃。
彼女は圧倒的だ――しかし、だからと言って同期のウマ娘を軽んじていいはずはない。
『……同期で、それもユメノツキと同じ三冠路線を目指すウマ娘は……』
それだけなら同期でも沢山いるだろう、だから現段階でユメノツキのライバルになる可能性がありそうなウマ娘、そして出来るだけ。
『あと、出来ればユメノツキと仲良くしてやって欲しいな……』
……ユメノツキの友達になってくれそうなウマ娘が良いなぁ……はぁ。
口が悪い、ナチュラルに人を下に見るせいで同期の中でも評判があまり宜しくない。そのくせ走りは圧倒的なのだから手が付けられない。
……あの子が自分に彼女を必死に推薦していた理由が分かるわけだ。
キリシロユメノツキ同期の三冠路線ウマ娘:安価下1-3
新しいウマ娘でも、以前出していただいたキャラでも問題ありません。
名前 アオゾラノキセキ
性格 直感派不思議ちゃん。ズバッと核心を突く発言を時々極稀にする
口調 平坦で感情の感じにくい話し方
見た目 一房ごとに微妙に明度の違う蒼のロングヘアー。透明なダイヤ形の装飾の右耳飾り。うおでっか……って見た人全員が思う立派なバ体
趣味 猫と戯れる
一人称 私
レースにかける思いとか夢 強敵(友)を得たい
その他 離島から遥々トレセンに入学してきた。人より猫が多かったような故郷では得られなかった、勝負し高め合える相手を欲している
ある日の模擬レース。様々な青が重なり合った綺麗な長い髪を靡かせながら、彼女は堂々の一着となった。
アオゾラ「――――いえーい」
――アオゾラノキセキ。彼女は静かにそう喋り、ピースサインを見ているトレーナーに向けて放った。
資料によると、確か遠い離島から遥々トレセン学園にやってきたんだったか……はぁ、なるほどなぁ。
彼女もまた、最近担当トレーナーを見つけたらしいし……この走りならば、きっと三冠路線にも出走するだろう。
アオゾラ「先ほどのレースの感想……?そうですね。あのコーナーでびゅーんと走り、ずんだだだと前に行ったら勝てて良かったです」
『……この子も癖が強そうだなぁ』
周りのトレーナーも困惑しているぞ、視線もなんだか変なところを向いているし……。
……まあでも、彼女に比べたらマシか。
ユメノツキ「疲れました、休憩しますよねトレーナー?」
『いや、まだトレーニングをし始めたばかりなんだが……ほら、もう少し走るぞ』
ユメノツキ「……?三冠ウマ娘が休むと言っているんですよ……?」
『いやいやいや』
そんなボクの言うことなら聞いて当然ですよね、という表情を止めてくれ。
トレーニングメニューも全部俺が決めてるんだが。しかも、一応キミの承諾も貰ってるんだぞユメちゃん。
ユメノツキ「はぁ、本当にトレーナーは頭が固いですね。ボクが休みたいというなら休ませるべきなんです、大事な脚に影響が出たらどうするんですか?」
『……そんなきついトレーニングにしてるつもりはないんだが』
ユメノツキ「とにかく、疲れたのでちょっと休憩します。お水ください、あとスマホ」
『…………』
……だ、大丈夫なのか。本当に。
★
イベント安価です。【貴方】視点からのイベントでも、ユメノツキ視点のイベントでも。
イベントによって色々動いたり展開が変わったりします。やらせたいことやりたいこと好きにお願いします。
見たいイベント:安価下2まで
1 ユメノツキのお家の話
2 三冠ウマ娘のお腹がぽよっとする話
3 自由イベント(自由安価)
お疲れさまでした、今日はこれで終わりにしたいと思います。ありがとうございました。
もし>>102の人がいましたらアオゾラノキセキちゃんの脚質だけ書いてくれると嬉しいです。
ユメちゃんデレるきがしねぇ。前キャラのダートウマ娘は何時でもデレそうな雰囲気あったのに……。
ユメノツキ「――――ふぅ」
寮の大浴場から上がり体を拭きます。ボクとしては誰かと一緒にお風呂に入るとか、誰かに見られるとかあんまり好きじゃないんですけど……まあ、こればっかりはしょうがありませんよね?
自室のシャワーでもいいですけど、シャワーじゃなくて湯舟に肩まで浸かりたいですよね?トレーニング終わりは。
ユメノツキ「……」
するすると寝間着に着替える途中、脱衣所に置かれた体重計が見えました。
よく他のウマ娘たちが体重計に乗っかってわーきゃーぎゃーぎゃーと騒いでいる光景はトレセン学園ではきっと珍しくないでしょうね――はぁ、情けない。
ボクのような三冠ウマ娘くらいになると騒ぎません動じません。体重なんてちょーっとご飯を食べただけで増えてしまう数値、増減したところで何の影響もありません。
――というわけでその堂々とした振る舞いを他のウマ娘たちにお手本として見せてあげましょう。
ユメノツキ「よいしょ……」
みしっ……と、体重計が軋む音。体重がどの程度かを示す数値が一気に回転していきます。まあ以前変わりなく体重には変動なしと資料には記載を……ぉ?
ユメノツキ「……?」
……故障でしょうか?確かにこの体重計はだいぶ使い込まれていますから……なぜデジタルの最新式の体重計にしないのでしょう?今時アナログの体重計なんて、トレセン学園に来て初めて見ましたよ。ボク。
一度降りて、もう一度乗ります。
ユメノツキ「…………」
…………そういえば服を着ていましたね?衣服というのは案外重いものですから、ちゃんとした数値を測るためにも余計な重量は排除しなくてはいけませんよね?
再び、チャレンジ。
ユメノツキ「…………ひゅっ」
……………………。
――――――――――――――――
――――――――
――――
――
『は?トレーニング量を増やしてほしい?』
ユメノツキ「はい、三冠ウマ娘としてふさわしいレースを見せるためにも、ボクとしてもこのトレーニングじゃ足りないと思いませんか?」
……と、ユメノツキがいきなりトレーニング量を増やしたいと話してくるので固まってしまう。
それもそのはず、なぜなら昨日までのユメノツキと言えば――。
ユメノツキ『――は?トレーナーまだトレーニングさせるんですか?はぁ……貴方は本当に分かっていませんね』
ユメノツキ『ボクのトレーナーであるなら――駅前に出来たパンケーキショップの情報もリサーチ済みかと思っていましたが、どうやら見込み違いだったようですね。開店記念で、おまけで一枚多く食べられるんですよ?』
ユメノツキ『では行きましょう、トレーニングなんて最悪なくても良いんです。どうせ勝てるんですから――あ、お財布の準備だけお願いします』
『――――』
……考える。絶対何か裏があるはずだ。
ユメノツキ「トレーナー、黙っていないで何か言ってくれませんか?返事くらいするのがトレーナー、大人ってものじゃないですか?」
…………あ、もしかして体重が増えたのか?気持ちちょっと大きくなっている気がするし……。
なんて言ってやろう:安価直下
1 ……暫くスイーツ店は禁止にしようか
2 ……ちょっとお腹出てるもんな
3 ……分かった!じゃあ今日はトレーニング量増やしておくか!
4 その他(自由安価)
寝ます。おやすみなさい。安価は下でお願いします。
寝る前にコンマ、
アオゾラノキセキちゃんの脚質は:コンマ直下
1-3 逃げ
4-6 差し
7-9 追い込み
0 大逃げ
すげぇ逃げのウマ娘でしたアオゾラちゃん
こりゃすげぇぜ
『……分かった!それじゃあ暫くはトレーニング量を増やしておくか!』
ユメノツキの担当を始めてまだ一週間も経っていないが、流石に分かる。もしここで太った?とか訊いたものなら最後……とてつもなくメンドクサイことになる。
彼女はそういうウマ娘だ。それに、結局ダイエットが目的になろうとトレーニングはトレーニング。最終的には彼女のためになるはずだ。
ユメノツキ「当然です。では、さっそくトレーニングを始めましょうトレーナー?」
――そして、ユメノツキは真面目にトレーニングをこなす。坂路を駆け、芝を駆け、より一層スピードに磨きを駆けていく。
彼女が毎日真面目にトレーニングを受けてくれればもう無敵なんじゃないか?とか思わずにはいられない。
ユメノツキ「…………!」
その結果、脱衣所の体重計の上で嬉しそうに小さくガッツポーズを取るウマ娘の姿があったとかなかったとか。
……が、しかし。
ユメノツキ「トレーナー、本日からまたトレーニング量を増やしましょう。ボクは今日そんな気分なんですけどかまいませんよね?」
『…………』
……また太ったのか?確かに彼女その体に入らないだろってくらい食べるからなぁ……。
彼女のダイエット?は終わらない。三冠ウマ娘も体重の増加には勝てないのだ。
ユメノツキ「ボクの家の話ですか?」
『ああ、そういえば聞いたことないなと思って』
とある日のトレーナー室。ソファに座りスマホをいじって暇そうにしている彼女にそう話しかける。
キリシロユメノツキ。彼女の家のことについてあまりよく知らない……なんとなく甘やかされてそうだなってことと、親戚に三冠ウマ娘がいることくらいしか。
あとあだ名がユメちゃんなことか。
ユメノツキ「別に言う必要ありますか?そういうの、プライベートですよね?いくらトレーナーと言えど担当ウマ娘のそういう部分を軽々しく聞くものじゃありませんよ?」
『……そんなに言われるほどか?』
ユメノツキ「そうですよ?なんらかのハラスメントに該当してもおかしくありませんけど?」
……なんか怒らせてしまった。しまったな、本当にただ興味で聞いてしまったんだが――。
『悪い、そんな怒らせるつもりじゃなかったんだ。じゃあ……まあ、後で彼女に訊いてみるか。○○に』
親戚の三冠ウマ娘、○○――彼女ならきっとユメノツキの家をよく知っているだろう……と、そんなことを無意識に呟いてしまった結果。
ユメノツキ「待って下さい?え、○○おね……○○さんに訊くんですか?」
『えっ、あ……悪い忘れてくれ』
ユメノツキ「忘れるわけないじゃないですか。はぁ……いや、○○さんは……いえ、じゃあボクから話します」
『え、良いのか?』
ユメノツキ「言わないで良いことも良いそうですから。ボクの変な情報まで勢いで漏らされたらたまったもんじゃありませんよ?」
……凄い目をしながら言っている。多分、何度も経験があるんだろうなぁ……。
ユメノツキ「そうですね、まあ本当に面白い話とかありませんけどね?」
キリシロユメノツキのお家って……:コンマ直下
コンマが高いほど凄いお家、低いほどわぁ貧乏。
なんかよさげなお家っぽい:最低保証50
結果:ごくごく普通の一般家庭
ではその中でお姉ちゃん以外の人の話を募集してみようと思います。
どんな親だとかこんな人がいるだとかそんな話です。
ユメノツキお家の話安価:下1-3まで。
今日はこれで終わりにします。お疲れさまでした。
またしばらくお休みいただきます。土日くらいには再開できると思います。
そういえばウマ娘からじゃないとウマ娘が生まれないみたいなありましたね。自分も忘れてました。
これで母親ウマ娘も戦績凄かったら一般家庭の血凄い……になっちゃう。
お疲れ様です。すみません土日できなくて、もうしばらく更新お待ちください。
また、急な安価となってしまいますがモブ三冠○○お姉ちゃんの名前だけ募集しようかなと思ってます。なんか、結構な頻度で出てきそうな雰囲気があるので……。
安価下3までで募集します。すみませんがよろしくお願いいたします。
了解
お姉ちゃん名前案はオウカソウジョウ(香港表記 桜花壮城)
ユメノツキ「ごくごく普通の一般家庭ですよ、ボクも――オウカさんも」
『へえ、そうなんだな』
ユメノツキ「普通のサラリーマンに、普通の専業主婦。まあ、特に不自由したことがないのでそういう点では……感謝してますけど」
ま、三冠ウマ娘のボクという子供に対してそれくらい当然だとも思いますけどね。と、付け加えたようにそう喋るユメノツキ。
……なんだか少し嬉しそうに見えた。
ユメノツキ「ゴツい体の父と小さい体の母で、母はよくお菓子を作ってくれました。クッキーとかプリンとか……ケーキとかも作ることがありましたね?」
『お菓子作りか、じゃあもしかしてキミも作ったりするのか?』
ユメノツキ「三冠ウマ娘が手ずからお菓子作りなんてすると思いますか?ボクは食べる専門ですよ。父も食べる専門でしたので二人して母の作ったお菓子をよく食べてました」
『ああ……』
この子父親似か……まあ、ユメノツキがお菓子作りとかしてるイメージ湧かないもんな。
ユメノツキ「……もしかして今ボクのことバカにしませんでしたか?」
『……いや?キミは母親似なんだなぁと思って』
ユメノツキ「……!そ、そうですか。ええ、ええまあボクはウマ娘ですからね。それに父はよく食べ過ぎで増えた体重を気にして運動をするような情けない父ですから。ボクはそんなことありませんし?それに体も全然……」
すると、ペラペラとユメノツキは自分の両親の話を語り始めた。
母のクッキーを美味しいと言ったらそのクッキーばかり作るようになったとか、父とスイーツショップの食べ放題に行ったとか、野菜をそっと父の皿に置いたらバレて理不尽に怒られたとか……食べ物の話ばかりだった。
けど、まあ……。
『……仲の良い家族なんだな』
彼女が嬉しそうに喋っている姿は、なんだかとても安心できて良かったな。うん。
ユメノツキ「――普通ですよ、普通。これくらい」
――キリシロユメノツキのメイクデビューまで残り数週間。最後の追い込みということで、色々とトレーニングをしているが……。
ユメノツキ「このトレーニングは飽きました、別のをお願いします」
ユメノツキ「……疲れました。もう今日は終わりにしましょうトレーナー?え、三冠ウマ娘に指図できる立場ですか……?」
『…………』
……このウマ娘、自分勝手でとにかくこちらの言うことを聞いてくれない。他の同期のウマ娘と比べてもそのトレーニング量はかなり少ないものだ――というのに。
ユメノツキ「――――よっ、と」
その走りは圧倒的だった。まるでちょっとスキップをするみたいな表情で、一気に加速して突き飛ばす。
……いやいやいけない。弱気になるな。彼女はもっともっと強くなるんだ、彼女にとっては――三冠すらも通過点。
目指す目標はただ一つ、凱旋門賞だ。
『少ないトレーニング量で、より効果的に……』
また、彼女はだいぶ才能頼りの走りをしている――つまり。そこを理論的に、かつ短時間で覚えさせてやればいいんだ。
彼女の体に、嫌がるなんて思わせないように、じっくりと体に浸み込ませる。
『……はぁ』
あれだ、野菜嫌いの子供に野菜を食べさせるために、ハンバーグとかに小さく切り刻んだ野菜を入れるみたいな……我ながら見事な例えだと思う。
ユメノツキ「トレーナー。ボクのトレーニング中によそ見とはいい御身分ですね?」
『ん、いや……悪い。気を付けるよ』
ユメノツキ「はあ、気を付けてください?三冠ウマ娘のトレーナーなんですから、一応それっぽくしておいてもらわないと」
……それっぽくってなんだ、それっぽくって。
自由イベント:安価直下
★
お久しぶりの更新です、これだけですがおやすみなさい。
お姉ちゃん名前案は>>132を採用させていただきました。ありがとうございます!
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません