塩見周子「スーパーに売ってる串団子っておいしいよね」 (6)

モバマスSSです

―事務所―

塩見周子「っはー、疲れたー」グデー

速水奏「今日もハードなレッスンだったわね」

周子「何か甘い物食べたいなー、へとへとの体に糖分補給ってことで」

周子「たしか戸棚に和菓子が…」ガサゴソ

奏「周子ったら。最近特にお菓子を食べすぎじゃない?よくないわよ」

周子「そう言わずにさー、ほらここにお菓子が… ってあれ、無い」

千川ちひろ「お二人ともお疲れ様です。レッスン後の休憩ですか?」ガチャ

奏「ちひろさん、お疲れ様です。周子ったらまたおやつを食べようとしてるの」

ちひろ「あらあら、ほどほどにしてくださいね」フフ

周子「あっ、お疲れ様ですちひろさん。戸棚に甘い物があったはずなんだけど…」

ちひろ「戸棚…? ああ、ごめんなさい。さっきお客様がいらして、お茶菓子としてお出ししたんです。」

周子「そっかあー…」

奏「ほら、お菓子も無いことだしあきらめなさいな」

周子「えー」

ちひろ「周子ちゃん、お菓子は無いけどお茶は出せますよ。緑茶でいいですか?」

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周子「ありがとう、ちひろさん。じゃあもらおうかなー」

ちひろ「はい。奏ちゃんは何にします?」

奏「ありがとう、私はコーヒーをいただくわ」

ちひろ「わかりました。 …あら、そろそろコーヒーも残り少ないですね」

ちひろ「最近忙しくて買い出しに行けてませんでした…。困ったわ、これから他の子もレッスンや仕事を終えて休憩に来るかもしれないのに…」

周子「じゃあ、あたしたちが買い出し行ってこようか」

ちひろ「でも、アイドルの皆さんに買い出しに行ってもらうのも…」

奏「私はかまわないわ。いつもちひろさんにはお世話になってるもの、これくらいのお手伝いさせてちょうだい」

ちひろ「そう?それならお願いしちゃおうかしら。これ、お金と買う物のメモね」

周子「りょうかーい。あれ、ちょっと多くない?」

ちひろ「余ったぶんでお二人が好きな物も買ってください」

奏「…ちひろさん、ここ最近ほんとに忙しかったのね」

周子「たいへんだ、体温計持ってくる」

ちひろ「もうっ!私だってお手伝いしてもらうんだからお礼にそれくらいのサービスはしますよ!」プンプン

周子「わ、ごめんなさい!じゃあいってきまーすっ ほら奏ちゃんも」

奏「待って周子 ちひろさん、いってきます」バタン

―スーパー―

周子「…インスタントのコーヒー、スティックシュガー、おせんべい」

奏「メモに書いてあるのはこれで全部かごに入れたわね」

周子「じゃあさ、レジ行く前にあたしたちのお菓子買お。こっちこっち」

奏「いいけど、パン売り場?けっこう重めのおやつね」

周子「ふふん、パン売り場に来た目的はこれよ」スッ

奏「お団子…」

周子「パン売り場になぜか和菓子コーナーもあるのって不思議だよね」

奏「あまり来ないから知らなかったわ。さっきお菓子売り場にも和菓子は売ってたけど、こっちにもあるのね」

周子「ようかんとか、もなかとか、大福とかはなんでかパンと一緒に置かれてる。スーパーあるある」

周子「で、あたしはこのとおりみたらし団子にしたけど奏ちゃんは?」

奏「いろいろあって迷うわね… あら、こんな小さいようかんもあるの」

周子「一口サイズようかんだね、食べやすいし味も普通においしいからおすすめ」

奏「そう、じゃあこれにしようかな。値段も安いのね」

周子「お団子も安いよー、100円ぐらいだからね」

奏「え、3本入りで?すごいわね。和菓子屋さんやお茶屋さんだと1本で100円するでしょう?」

周子「まあね、ここがスーパーの和菓子コーナーのすごいとこだよ」

周子「さて、あとはいい?」

奏「あまりスーパーに来ないから初めて知ったけど和菓子コーナーも面白いのね…」ブツブツ

周子「…他にもなんか買っていこうかー」

―事務所―

奏周子「「ただいま戻りましたー」」

ちひろ「二人ともありがとうございました。早速お茶を淹れましょうか」

文香「私もお手伝い致します…」スッ

ありす「文香さん、私もやりますっ」タタタッ

飛鳥「やれやれ、騒がしいね」

周子「はいはい、これがコーヒーで、こっちが―…」ガサゴソ

奏「あら、人数も増えて楽しいお茶の時間になりそうね」フフ

――――――

ありす「あ!苺大福ですっ」

奏「普通の大福の横に売られてたの。好きかなと思って」

ありす「ありがとうございます!この大福、中にイチゴが入ってておいしいんです!!」パアア

ありす「…ハッ ごほん。お、おやつなんかではしゃいでませんからね」

奏「ふふ、喜んでもらえてよかったわ」

飛鳥「ボクはどれにしようか… おや、焼き菓子ミックス…?」

文香「様々なお饅頭が入っている商品ですね…祖母や母がよく買っていた記憶があります…」

ありす「いろいろ選べるのでいいですね!」

飛鳥「月餅、桃山、里見の郷… 普通の饅頭とはちょっと違うようだね?食べたことないから口に合わなかった時に残すのも悪いかな…」

ちひろ「飛鳥ちゃん、栗まんはどう?これなら食べたことあるんじゃないかしら」

飛鳥「ああ、ちひろさんありがとう。いただこうかな」

ありす「文香さんは何にしますか?」

文香「私は…」チラッ

周子「お、お姉さん三食団子にします?」

文香「…いえ、3本は多いので他のものに致します… 1本だけ取って残すよりは欲しい方が未開封のものを召し上がったほうがよいかと…」

周子「だいじょぶだって、残り2本はこの場でシューコちゃんがいただくからさ」

ありす「周子さんは既に3本入りのみたらし団子があるじゃないですか!食べすぎです!」

奏「そうよ控えなさい。文香も、遠慮せず残った分は持ち帰ったら?」

周子「えー」

文香「ふふ…では、有難く頂戴します…」

ちひろ「私は焼き菓子ミックスからチョコまんにしましょう。この微妙においしくないかんじが癖になるんですよね…」
周子「じゃ、お菓子も皆取ったことだし…」


「「「いただきますっ」」」

おしまい

おまけ

奏「それにしても、和菓子屋の娘はスーパーの商品も嗜むのね」モグモグ

周子「けっこう侮れないんだよー?まあ最近だけどね魅力を知ったのは」モグモグ

周子「実家にいた時はタダで店の和菓子食べれたからわざわざ買おうとはしなかったし」

ちひろ「ごくごく… パン売り場に行くとつい見ちゃいますね」


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