稲中卓球部のネタです。
※キャラ崩壊あるかもしれませんがお許しを……。
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提督「なあ大淀」
大淀「なんですか?」
提督「最近、どうも空母組みの戦果が乏しいように感じるんだが……何か知ってる?」
大淀「あー……。最近入ってきた空母との連携が上手くいってないという話を聞いたことが」
提督「ああ、それはまあ……」
大淀「あと千代田さんが、前にも増して千歳さん狂いになったとか……」
提督「……」
大淀「提督がいけないんですよ。千歳さんとケッコンカッコカリなんてするから……」
提督「いや、だって……。あっちから結構アプローチが」
大淀「はいはい。とにかく、最近空母組の仲が良く無いのは確かですね。どうしますか?」
提督「うーん、とりあえず鎮守府で待機してる空母たちを呼んできてくれ」
大淀「了解しました」
提督「皆、訓練中だったのにすまないな」
加賀「別にいいけれど」
蒼龍「一体、何の用ですか?」
龍驤「どうやら空母の皆が集まってるみたいやね」
葛城「あれ、瑞鶴先輩がいない」キョロキョロ
千代田「提督、お姉はどこ?」キョロキョロ
瑞鳳「提督、他の皆はー?」
提督「今は他の鎮守府の応援に行ってるよ。だからお前らだけ集めたんだ」
千代田「なんだ、お姉はいないのかぁ……」ガッカリ
加賀「それで、一体何をするのかしら」
提督「単刀直入に言うぞ。お前ら最近、あまり仲が良くないだろ?」
蒼龍「えー?そうかなぁ?」
加賀「そんな事はないと思うけど」
瑞鳳「前と一緒だと思うけどぉ~?」
千代田「……」
龍驤「……」
葛城「……」
提督「おい、3人程沈黙してるぞ」
葛城「まぁ……」
龍驤「腹の立つものぶら下げてる奴らはおるけどな」
蒼龍「?」
千代田「??」
提督(胸か……)
提督「まあ兎に角だ。今の状況はあまりよろしくない。そこでだ」
瑞鳳「そこで?」
提督「今からお前らに、ここにいる皆への気持ちを素直にぶちまけてもらう事にした」
蒼龍「えぇ!?」
龍驤「ちょ、下手をすれば益々仲が悪くなるやろ!」
提督「分かってる。だがな、相手の上面だけ見てたら本当に仲良くはなれないと思うんだ」
葛城「で、でも面と向かって本心を言うのはちょっと……」
提督「それも分かっている。そこでだ。この紙を使うことにした」サッ
千代田「なにこれ?」
龍驤「なんや、皆の名前と【良い所】【悪い所】って書いてあるけど……」
提督「今から、その紙にここにいる皆の良い所と悪い所を書いてくれ。当然、自分の所には入れなくていい」
加賀「……それを提督が発表するってことかしら?」
提督「お、流石だな。察しがいい」
蒼龍「あ、そっか。紙に書いて提督が発表すれば誰が書いたか分からないってことね」
提督「うむ。その通りだ。どうだ、良いアイデアだろ?」ドヤァ
加賀「これで本音がわかるのかしら」
提督「そりゃお前、普段言えなかった相手の悪い所を言うのは本音をぶちまけるのと一緒だろう!」
葛城「……疑心暗鬼になって余計悪化しそうだけれど?」
提督「うん、まあ……最初はギクシャクするかもしれないけどね。うん」チラッ
蒼龍(あ、稲中卓球部の単行本が置いてある……)
龍驤(そーいや、稲中にこんな話があったなぁ……)
提督「各自、名前が書いてある空母に対する想いを書いてくれ。終わったら回収するからな」
龍驤「まあでも、確かにこれなら気軽に本音を書けるなぁ」カリカリ
千代田「お姉への想いなら沢山書けるんだけどなぁー……」カリカリ
加賀「……」カリカリ
蒼龍「なんだかドキドキするなぁ~」カリカリ
瑞鳳「えっとぉ……なんて書こうかな……」ウーン
葛城(私、ここに来てからあまり日が長く無いのになぁ……)カリカリ
―十分後―
提督「よし、全員分集まったな」
龍驤「で、一体誰から発表するんや」
提督「うーん、そうだなぁ……。まずはここに来てから一番長い蒼龍にするか」
蒼龍「え、私!?」
提督「嫌なら後にするけど」
蒼龍「うーん、まあいいけど」
提督「よし、じゃあまずは【悪い所】から発表していって、次に【良い所】を発表していこう」
蒼龍「あー、うん。その方がいいかも」
提督「それじゃあ始めるぞ?」
蒼龍「う、うん」
提督「えーと……。ん……?えぇ……」
蒼龍「え?なに……そんなに悪いことが書いてあるの……?」
提督「いや……その……『おっぱいでかすぎ』」
蒼龍「……はい?」
提督「い、いや……そう書いてあるんだよ。俺が書いたんじゃないから睨むなよ……」
蒼龍「まあ……いいですけどぉ……」
提督「次……『おっぱいがでかい。頭に来る』」
蒼龍「……」
提督「えっと……『おっぱいがでかい。許せない』」
蒼龍「……」ギロ
葛城「ちょ、ちょっと!なんで私達の方を睨むのかなぁ……」サッ
龍驤「そ、そうや!うちらが書いたって証拠はないで!!」サッ
提督「あとは『自重しない胸』『おっぱいおばけ』……以上」
蒼龍「んなっ……!!」
加賀「……」サッ
瑞鳳「……」サッ
蒼龍「ふぅ~ん。へぇ~……そぉ……。皆、私の胸にそんなに不満があるんだぁ……」
千代田「まぁまぁ、大きいのは事実だし……」
提督(お前も軽空母の癖に大概だろってのは言わないでおくか……)
提督「ま、まあ蒼龍。次は良い所の発表だからな!胸の事は忘れろ!」
蒼龍「むぅ……」
提督「じゃ、じゃあ行くぞ!まずは……『いつも明るいムードメーカー』」
蒼龍「え。そうかな……?えへへ……♪」
提督「『一緒にいると楽しい子』」
蒼龍「そっかそっか~。へへへ……♪」
提督(可愛いな……)
蒼龍「提督、早く次を読んで!早く早く!」
提督「あ、ああ……。え~と……。あれ……?」ペラッ
蒼龍「どうしたの?」
提督「後は……その、全部同じで……」
蒼龍「同じで?」
提督「えっと……『おっぱいがでかい』」
蒼龍「……」
提督「いや、本当に【良い所】の方に書いてあるんだよ!しょうがないだろ!あ、これ小さく『シネ』って書いてある……。こっちは『揉みたい』って……」
蒼龍「ちょ、何それ!?あなた達にとって私はおっぱいだけの存在なの!?」キッ
千代田「ちょっ……!なんで私達を睨むのかな~」サッ
蒼龍「それと『シネ』って何!?しかも良い所の方にわざわざ!もはやただの暴言じゃん!!」バンッ
提督(『揉みたい』はいいんだ……)
龍驤「だ、だ~か~ら~!うちらに向かって言うのは筋違いっていうか……ねぇ……?」サッ
葛城「そ、そうよ……。決め付けはよくないと思うなぁ~……」ササッ
蒼龍「こっちみたら……?」
提督「おほんっ!えっと……次の人に移っていい?」
蒼龍「別にいいですけどー!」プクー
提督「じゃあ次は……」
加賀「私でいいわ」
提督「そ、そうか。じゃあまずは悪い所から言うからな?怒るなよ?」
加賀「心配いらないわ」
提督「えっと……『機嫌が悪い時が怖すぎる』」
加賀「……」
提督「『能面みたいで怖い時がある』」
加賀「……」
提督「『根暗』」
加賀「……」
提督「『真顔で人を殺しそう』」
加賀「……」ピクッ
提督「だ、大丈夫か……?」
加賀「大丈夫よ。そう……そんな風に見えるのね……」ギロッ
龍驤「か、加賀。なんでこっちみるの……?」サッ
加賀「別に……意味はないけれど?」
提督「え~……『瑞鶴先輩の事を悪く言うなクソ女』」
加賀「そう……」ギロッ
葛城「な、な、なんで、わ、私の方を睨んでるん、ですか……」
加賀「頭にきました」ジィィィ
葛城「わ、わ、わ、私が書いたって証拠はど、どこにも、ないわよね?ね……ねっ?」サッ
千代田「え、ちょ……私にふらないで」
加賀「……」ギロリン
葛城「ひぃ!ちょ、あなた!早く良い所の発表に移って!ねっ……ね!」
提督(テンパって由良みたいになってら……)
提督「じゃ、じゃあ加賀の良い所を言うぞぉ~!えーと『艦隊にいると非常に頼りになる』」
加賀「そう……」
提督「『赤城さんと同じく勇ましくてカッコいい』」
加賀「そ、そう……」テレッ
提督(あ、喜んでる……)
加賀「て、提督……次は……?」ソワソワ
提督「次は……『うなじが綺麗でそそられる』」
加賀「!?」
提督「『一度でいいからセクハラしたい』」
加賀「……は!?」ギロ
提督「い、いや!こう書いてあるんだって!俺を睨まないでお願いだから!」
加賀「……」
提督「『でも瑞鶴先輩と絡んでる所を見るとドキドキする』」
加賀「この変態共が……」ボソッ
龍驤「な、なんでうちらを見て言うんや!?」
千代田「そ、そうよ!私はセクハラしたいなんて思ってないし!」
葛城「……」ガクガクブルブル
加賀「提督、後半3つを書いたのは誰かしら……?」
提督「だ、だめだ!誰が書いたか言うのは無しだから!」
龍驤「そ、そうや!あかんでぇ!そんな事したらただの公開処刑になるやん!」
千代田「人権侵害よ!」
加賀「そう……いいわ。大体わかるから……」ギロッ
葛城「……」ガクガクブルブル
提督(瑞鶴の下りは誰かバレバレだな……)
龍驤「よっしゃ!次いこう次!」
提督「あ、ああ。じゃあ次は……瑞鳳にするか。軽空母組も発表したいしな」
瑞鳳「私かぁ~。なんだかドキドキするぅ……」
提督「ええっと、まずは瑞鳳の悪い所か……ら……」ペラッ……
『卵焼き卵焼きうるさいんじゃサルゥ!』
『卵焼きしか作れないの?馬鹿なの?』
『卵焼きで媚売ってる感じが最高に鼻につく』
『たまには卵焼き以外を作ってね』
『甘い卵焼きなんて酒のつまみにもならないから』
提督「……」
瑞鳳「どうしたのぉ?」キョトン
提督「えっ……と。ず、瑞鳳の悪い所は……」
瑞鳳「悪い所は?」ジー
提督「全部同じで……」
瑞鳳「同じで?」ジー
提督「……」
瑞鳳「???」キョトン
提督(い……言えん……!!)
瑞鳳「提督、早く言ってよぉ~」
提督「や、や、『優しすぎる』って書いてあるなぁ~!!」
瑞鳳「え……。そ、そんなぁ~」テレテレ
千代田「……」
龍驤「……」
葛城「……」
加賀「……」
蒼龍「……」
提督「いやぁ~!参ったなこりゃ!これじゃまるで【良い所】の発表になっちゃう……」
龍驤「おい、待てやコラ」
千代田「ねえ、提督。何かおかしいと思わない?」
葛城「私、捏造って良くない事だと思うのよ。あなたもそう思うでしょ?」
提督「さーて!瑞鳳の良い所は……おや、これも『優しい』って書いてあるなぁ~!!」
瑞鳳「もぅ~!そんな事言われたら私、困っちゃう~♪」テレテレ
加賀「ヘタレが……」ペッ
蒼龍「瑞鳳には随分と優しいのね……?」ギロリ
提督「おーし!!次は千代田いくぞー!いいな?いいよな!!」ササッ
千代田「別にいいけど……」
龍驤「こいつは問題児やでぇ!!」
葛城「そうよ!!」
千代田「え、ちょ、何で……!?」ブルン
提督(胸か……)
龍驤「こ、これみよがしに……!」
葛城「軽空母なのに……!!軽空母のくせにぃ~~~!!」グググ
千代田「えぇ……」
提督(本音が漏れてる……)
提督「おい……始めるぞ?」
千代田「あ、はい」
提督「えーまず悪い所から……『お姉お姉うるさい』」
龍驤「まったくや、このシスコンが……!」
提督「次……『千歳さんのこと気にかけすぎ』次……『千歳さんの話ばかりでうんざりする』」
千代田「……?何がいけないの?」キョトン
龍驤「こ、こいつ……!」
葛城「全く反省していない……!」
提督「次……『お姉を提督にとられた負け犬』」
千代田「」ピクッ
提督「次……『お前の千歳お姉は司令官に抱かれとるでぇ』」
千代田「こ、この!この!この!この!この!このぉ~~~!!」ガッ ガッ ガッ ガッ
提督「ちょ、ちょま、ちょ、まって、まっで!!」
千代田「こいつめ!こいつめ!こいつめ!こいつめ!こいつめ!こいつめぇ~~~!!」ガッ ガッ ガッ ガッ
提督「待って!待てってば!俺じゃない!俺が書いたんじゃないっでば!!!!」
千代田「じゃあ誰!?誰なの!?ていうか、このペチャパイ共でしょ!答えてよねっ!」
提督「だ、ダメだ!誰が何を書いたか聞くのは無しだって言っただろ!」
千代田「お"ね"え"は"関係ないでしょお~~~!!ね"ぇ"~~~!!」ピー
提督「泣くなよ……」
龍驤「ひどい事を書く奴がいるわぁ~」
葛城「全くね!許せないわ!!」
提督「ほ、ほらほら~?千代田、これからお前の良い所を言ってやるからなぁ~?」ペラッ
千代田「えっぐ……えっぐ……」
提督「あ……ないや……」
千代田「」
提督「あー!待った!あったぞ!一つだけあった!!」
千代田「ほ"ん"と"う"……?」
提督「えっと……その……『練度が高い』」
千代田「……」
加賀「あ、それ私よ」
千代田「そ"ん"な"の"や"だぁ……」
提督「ほら、あれだよ!良い所がありすぎて皆思いつかなかったんだよ!なっ?なぁ!?」
龍驤「いや、最近は前にも増して、お姉お姉ってやかましいから書いてやらんかったわ」
葛城「私も」
提督「おい!そこは嘘でも頷けよ!!」
千代田「ふん、そうよ。どうせ私はシスコンで如何しようもない空母よ。皆から愛されなくてもいいのよ」ゴロゴロ
葛城「ぐぬぬ……なんて立ち直りが早いの……!」
龍驤「練度が高いだけあって強いわぁ……」
提督「じゃ、じゃあ落ち着いた所で……龍驤いくか?」
龍驤「……まあ、ええけど」
提督「えーと、じゃあ悪い所から……『バカ』」
龍驤「えっ」
提督「次は……」
龍驤「いや、ちょ、待って。バカ?え?その人、それだけなん?」
提督「う、うん……これだけ……」
龍驤「ちょ……ただの悪口やん!なんやそれ!!」
提督「いや、だから俺に言われても……」
蒼龍「良い所に『シネ』とか書かれるよりはいいと思うけどなぁ~」
龍驤「あ、あれは思わず揺れる胸に腹が立って書いただけでなぁ!……あっ」
蒼龍「へ~~~~え。思わず?腹が立って?書いただけ?ふ~~~~~ん」
葛城「馬鹿だわ……」
龍驤「さ、さあ!次いってみよー!!」
提督「『アホ』」
龍驤「ちょ……」
提督「『関東人の分際で関西弁使うなクソ女』」
龍驤「誰やぁぁああああ!!」
提督「ちょ、だから探ろうとするなよお前ら!」
龍驤「うっさいわボケェ!書いていいことと悪いことがあるやろ!」
加賀「『真顔で人を殺しそう』って書かれるよりはいいと思うけれど」
龍驤「加賀は何を考えてるか分からん時が多いから、面白半分でそう書いただけで……あっ」
加賀「そう書いただけで……?」ゴゴゴゴゴ
龍驤「あはは……なぁ~ちゃって……なぁ……」
提督「お前……さっきから自爆が多いな……」
龍驤「い、いいから次!次いってみよ!!」
提督「えっと……『ペッチャパイパーイ』」
龍驤「千代田ぁぁぁあああああ!」ガシッ
千代田「しらなーい」
龍驤「嘘こけぇ!!お前以外に誰がこんなこと書くんじゃワレェ!」
瑞鳳「……」ダラダラ
加賀「どうしたの?」
蒼龍「なんか凄い汗をかいてるけど……」
シュバッ シタタタタタター
蒼龍「あー!瑞鳳が逃げた!」
龍驤「なんやてぇ!?おい、卵焼きサルゥ!お前だって張れる程、胸ないやろ!!人のこといえんのかー!!」アホアホ シネシネ
提督「凄い速さだったな……」
蒼龍「島風よりずっと早かったですよあれ……」
提督「えっと最後……『胸部スッカスカー』」
千代田「」
シュバッ シタタタタタター
加賀「あら早い」
提督「今度は千代田か……」
龍驤「……」
提督「ま、まぁまぁ!次はほら、お前の良い所を言ってやるからな!」
龍驤「うん……」
提督「えっと……『無し』」
龍驤「……」
提督「つ、次は……『無し』」
龍驤「……」
提督「えーとその……『無し』」
龍驤「……」
提督「な……『無し』」
龍驤「し、司令官……ウチってそんな魅力ないんかな……」
提督「そ、そんなことないぞ!!お前はよく頑張ってるし、可愛いし、それに愛嬌があってだな!!」
龍驤「うん……ありがと……」
提督「さ、最後……あっ!『なんだかんだでとても優しい人』!!」
龍驤「!!!!」
葛城「ふっ」ドヤァ
龍驤「うわぁぁぁああああ!葛城ぃいいいいー!ウチを嫁にしてぇ~~~~!!」ダキッ
葛城「何いってるの。同じ同盟の仲間じゃない!」
提督(何の同盟かは聞くまい……)
龍驤「これからもウチらの同盟は永遠や~~~!永遠の友や~~~!」グスッ
提督「あー、盛り上がってる所悪いが……葛城がまだ残ってるからな」
葛城「」ピクッ
提督「じゃあ、まずは悪い所から……」
葛城「わ、私はいいかな……。み、皆に愛されてるだろうし……」イジイジ
加賀「駄目よ」
蒼龍「そうよ!一人だけ逃げようだなんてずるい!!」
葛城「ぐぬぬ……」
提督「えーと……『正規空母の癖に胸がない』」
葛城「うっ……!」
提督「『貧乳空母』」
葛城「くっ……!」
提督「『正規空母(貧乳)』」
葛城「ぐぐぐっ……!」
提督「『姉妹との格差(乳)』」
葛城「ふ、ふ、ふーんだ!そ、そ、そ、それくらいもう慣れっこよ!あ、あなたにも散々、弄られたことだものね!!」ガスッガスッ
提督「あ、はい……ゴフッ!ちょ、やめっ!俺じゃないから!今回、俺は言ってないから!!八つ当たりはいけないと思います!!」
葛城「うるさい!この馬鹿ぁ!」ガスッガスッ
龍驤「流石、ウチの親友やぁ!強い精神力やね!」
提督「その親友を止めてくれると嬉しいなぁ……。つ、次……『トリガラ』」
葛城「トリ……ガラ……」
蒼龍「あ、すごい効いてる……」
葛城「と、とり……。トリガラって……トリガラ……」
龍驤「き、きっと千代田の奴が書きよったんや!酷いわぁ!後でウチが〆といたるでぇ!!」
葛城「うん……。トリガラ……」
提督「ほ、ほらほら~!最後に葛城の良い所の発表だ!」
龍驤「よっしゃ、司令官!彼女の荒んだ心をホットにするんや!!」
提督「お、おう!!まずは……『無し』!」
龍驤「よっしゃ!」
提督「次……『無し』!」
龍驤「まだまだ!」
提督「えっと……『無し』」
龍驤「次いってみよー!」
提督「……『無し』」
葛城「うう……ひっく……えっぐ……」
提督「な、泣くな葛城!きっと皆、遠慮してかけないだけなんだよ!な!!そうだよな!!」
葛城「ふぇぇ……えぐ……」
提督「ほら!お前は可愛いし、姉妹に似て優しいし、えっと……そう!スレンダーで美しい!!」
葛城「無"理"に褒めなくてもいいわ"よ"ぉ……!」
龍驤「だ、大丈夫や!まだウチの分が残ってるでぇ!!」
葛城「う"ん"……」
提督「そ、そうだ!龍驤!お前なら葛城の良い所沢山書いたよな?そうだよな?なっ?」
龍驤「当たり前や!同盟の仲間の良い所なんて1つどころか100は書けるでぇ!」
提督「よっしゃ!いくぞー!」
龍驤「な、なんか改めて発表されると照れるなぁ……」
葛城「う、うん……ありがとう……」
提督「え……と……『無し』」
シュバッ シタタタタタター
葛城「……」
蒼龍「ねえ、このトリガラって書いたの龍驤じゃない?」
加賀「あら、本当ね。あの子の字だわ」
提督「おい馬鹿!ばらすなよ!!」
蒼龍「横にイラストまで書いてある……」
葛城「うわあああああああああ~~~~~~ん!!」
スタタタタター
提督「……ま、まあ最初はお互い恥ずかしくて素直になれないもんだ!うん!やってよかった……良かったのか?」
蒼龍「いや、駄目だったでしょ全然……」
提督「そういうならお前、もっと良い所書いておけよ……」
蒼龍「だ、だって!私、あの子達とあまり交流したことないし……」
加賀「私もよ……ごめんなさい」
提督「あ、そうなんだ……なんか……ごめん……」
―おわり―
このSSまとめへのコメント
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