オーク「お前冷え症なんだろ?」
オーク「大体そんなビキニアーマーなんて着てるから体が冷えるんだ」
オーク「年を考えてもっとまともな装いをしろ。騎士ってのは体が資本なんだろ?」
オーク「ったく、敵に説教されてちゃ世話ねぇや」ポリポリ
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オーク「まぁいいさ。俺が温めてやるよ……ほら!」ガバッ!
『きゃあああ!』←オークに抱きつかれる女騎士
オーク「うおおおおお!!」グイッ!
オーク「あったけぇええええ!!!」
女騎士「こっ……この下衆め!!離れろ!!」バシイ!
オーク「ぐおっ!?」ドサッ
女騎士「へ?あ……」
オーク「お、おい!何しやがる!」
女騎士「あっ……すまない!つい……」
オーク「チッ……あークソ痛てぇなあ……今ので肩外れちまったじゃねえか……」イラァ
女騎士(しまった……)ビクッ
オーク「あーあ、もう面倒臭せぇや……こんな事なら最初からこうしてりゃ良かったぜ」ニヤリ
『ひっ』
オーク「大人しくしてろよ」スッ
女騎士「や、止めろ!離せっ!!」ジタバタ
オーク「暴れんなっての!」ガッ
女騎士「痛たたたた!!」ミシミシ
オーク「フンッ!!」ブオンッ!
『ひぎぃ!!』ヒュンッ ズドン!!!
女騎士「…………」ピクッピクッ
オーク「ハッハア!!ざまあみろ!鎧なんざ脱いで素直についてくりゃよかったんだよ!」ゲシッゲシッ
オーク「おら起きろクソアマ!」ブンッ!ベキッ
『あがっ!?』
オーク「オラ立て!まだ終わっちゃいねぇぞ!」
オーク「これからテメェにはたっぷりと働いてもらうんだからなぁ!」ニタニタ
オーク「うぅむ、しかし寒い。あの鎧の中も相当温まってたんだろうな」
オーク「そういえば、確かあいつらは湯浴みの最中だったはず……」ゴクリ
オーク「ちょっと覗いてみるかな」スタスタ
【風呂場】
ザバーン
『ふーっ……生き返るわい』
『まったくだ。しかし本当に温泉とは素晴らしいものだね』ザバー
『ですのー♪』ジャバ-
『でも流石にこれはやり過ぎじゃないのかしら?』ザバー
『そうですか?私は結構気に入ってますけど』チャプ
『私も好きですよ~』ポカポカ
『わしは嫌いではないのう』フヨフヨッ
『ほっほっほ。裸のお付き合いという奴じゃな』ホワホワッ
『そっちの方が暖かいし楽しいのです!』キャピ
『…………』
『どうしたんじゃ?そんな所で固まって』
『いえ、その……』
『ご主人様は何故入って来ないんですか?』
『やっぱり……恥ずかしいし……』モジモジ
『何を今更』
『女の子同士だから問題無いと思うんだけどなー』
『そういう訳にもいかないでしょう!』
『そう?別に普通だと思うのだけれど』
『そうですね』
『わしらも最初は抵抗があったが、慣れれば気持ち良いものじゃぞ』
『そうなの?』
『はい。ご主人様にも是非体験して欲しいです』
『でしたら、一緒に入りましょう!皆一緒の方がきっともっと暖まりますよ!』
_________
【海鮮焼き】
魚介を焼いた物です。食べ応えのある弾力ある身が特徴。タレとの相性がよく人気のメニューとなっております。
値段:銅貨5枚
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『うおぉ!これだよこれぇ!!』
『美味しそうな匂いですね〜』ジュルリ
『これは期待できそうじゃの』
『早く買ってくるのだ!』
『慌てなくても大丈夫ですよ〜♪』
『すごい人混みね』
『こりゃ逸れると大変そうだな』
『その心配はいらんぞ』スッ
『あ、手を握った!』
『これが噂のお姫様抱っこですか!?』
『うひょ〜流石ご主人たま!』
『別に迷子にならないように手を繋いだだけだ』
『素直じゃないわねぇ』ニヤニヤ『ほっときなさい』プイッ
『はいはいツンデレ乙w』
『何でこんな時にまで喧嘩してるのよ』ハァ
~数分後~
『さぁついたぞ』
『ここが市場なのね』
『新鮮な食材がいっぱーい☆』
『なんかテンション上がってきたぜ!』
『ワクワクします!』
『まずは何を買うのか決めないとね』
『わしはこのエビを買ってみようと思うんじゃが』
『私はイカにするわ』
『俺はホタテにしようかな』
『ワタシはこれとこれにする!』
『わたしも同じものにしましょうか』
『みんなバラバラになったわね』
『まぁ仕方ないだろ』
『ではまたここで集合ということで』
『わかったのだ!』
『はい!』
『おう』
『ほいきた!』
『これで全員揃ったな』
『次はどこに行く?』
『もう少し見て回りませんか?』
『そうね。まだ見ぬ食材があるかもしれないし』
『賛成なのだ!』
『それでこそおれたちの主だ!』
『賛成多数により決定!』
『主様万歳! 我らが王よ!』
『流石ですお館様!』
『さすが主♡』
『えへへ~照れるのじゃ♡』
『でもなんで急にこんなことになったの?』
『それは俺にもわからないんだよね』
『あの薬を作ったヤツも知らないみたいだし』
『一体何が原因なのかしら?』
『う~ん……あっ、そうだ』
『私ちょっと気になってることがあるんだけど』
『どうしたのですか? お嬢様』
『最近ずっと思ってたことなんだけどね』
『はい』
『この世界には私の好きな食べ物がないみたいなの』
『あー確かに言われてみれば』
『そんなことありませんよ』
『だってこっちの世界に来てから食べたものって言えば全部美味しいけどカロリー低めのものばっかりじゃない?』
『あとデザート系とかスイーツ類もほとんどないし』
『……』
『それに一番ショックだったのは味噌汁がないことよ』
『……』
『あんなに好きだったのに……』グスッ
『……』
『あれ? どうしてみんな黙っちゃったの?』
『いや別になんでもないぞ』
『そ、そうなんですか?』
『うんうん』
『ならいいのですが』
『それより次の店行くぞ』
『次は何のお店がいいかしら?』
『ここはやっぱり肉屋じゃないか?』『そうですね』
『肉食いてぇ!!』
『よし行こう』
『レッツゴー♪』
『ちょいと待ちなお客さん方』
『何か用か?』
『あんたら冒険者かい?』
『ああそうだけど』
『それならちょうどよかった』
『うちの商品買ってくれないか?』
『どんなものがあるんだよ?』
『まずは回復ポーション各種とスタミナドリンク』
『それと風邪予防のマスク』
『さらに冷え性対策にレッグウォーマーと手袋』
『そして最後に疲労回復効果のある栄養ドリンクだぜ』ドドン
女騎士(35)「これは!?︎」
男剣士(39)「すごい!」
女魔法使い(28)「ありがたい……」
エルフ少年(16)「やったぁ!!」
ドワーフ爺「おおおぉぉぉ!!!」
『どいつもこいつも嬉しそうだな』
『当たり前だよ。これこそまさに理想郷の姿さ』
『なるほど。これが異世界あるあるってやつか』
『そういうことだね』
『ふむふむ』
『……』
『……』
『……』
『……』
『……』
『……』
『……』
『……』
『……』
『……』
『……』
『……』
『……おい』
『な、なんだい?』
『なんでお前まで飲んでるんだよ!』
『いやだってせっかく来たんだしさ』
『それに俺だけ仲間外れは嫌じゃん?』
『だからといって一緒に飲むことはないだろうが!』
『まあまあいいじゃん』
『それより早く戻ろうぜ』
『そうだな』
女魔法使い(29)「もういいのかしら? じゃあ行きましょうか」
オーク「えー! まだ飲み足りないよぅ〜」
男剣士(33)「お腹も空いたな」
女魔法使い(26)「そういえばずっと何も食べてないわね」
男剣士(31)「でもその前に村へ帰らないと」
女魔法使い(27)「あっ! あの子達どうしよう?」
男剣士(32)「この辺に放り出しておいてもいいんじゃないか?」
オーク「それなら任せてくれ。俺が責任を持って面倒見るから」
女魔法使い(25)「ちょっと待ってください」
『ねぇ見てみなよ』
『ん?』
『ほらあれ』
『おっ本当だ』
エルフ少年(15)「う〜頭いてぇ」
ドワーフ爺「ぬぉ……気持ち悪い……」
女戦士(17)「こんな所で寝ていたら風邪引くぞ」
冒険者1「おい! しっかりしろ!」
冒険者2「まさか死んでんじゃないだろうな!?︎」
女戦士(16)「息はあるみたいだけど……」
村人A「皆さーん!」
村人B「村長さん達が帰ってきましたよ〜」
冒険者達「おお!」
村長「皆さんご無事でしたか……って何ですかこれは!?︎」
村人C「ひぃ〜魔物の死体だらけじゃないですかぁ〜」
冒険者3「一体ここで何があったんだ?」
村人D「誰か倒れている人がいますよ?」
女戦士(18)「大丈夫かい? あんた達」
エルフ少年(12)「う〜頭痛いです」
ドワーフ爺「ぬぅ……頭が割れそうだわい」
女騎士(35)「心配するな。すぐに治してやる」
オーク「ちょっと待ってくれないか?」
女魔法使い(23)「今すぐ楽にしてあげるわ」
オーク「だから少しだけ時間をくれ!」
冒険者4「なんだこいつらは?」
村人E「助けてくれた人達ですよ」
村人F「早く手当をしてあげてください」
オーク「よし、まずは傷口を洗おう」
女魔法使い(24)「回復魔法より先に治療しないと死にますよ」
女魔法使い(21)「仕方がないですね」
オーク「この布を口に当てて……」
ゴブリン「むがっ!…………ぶへぇあ!!」ブシャー!!︎
オーク「おいおい、鼻血くらいで騒ぐんじゃねえよ」
女魔法使い(20)「これで失礼しますね」スタタタッ
村娘1「お姉ちゃん!」
村娘2「私も行ってくるね!」
村娘3「ええ!?︎ 二人共ずるいわよ!」
冒険者5「あいつらどこ行くつもりだよ?」
オーク「次は腹に包帯巻いてと」
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