樹里「果穂ぉぉぉお!逃げろぉぉお!」
智代子「誤解だから!誤解だから!」
樹里「チョコに犯されるぞぉぉぉお!」
智代子「やめて!果穂にそんな言葉教えないで!」
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樹里「お前が言うな!」
智代子「ご、誤解なんだよ!チョコだけに!」
夏葉「何もかかっていないのだけれど…」
樹里「ほう、誤解なんだな?」
智代子「そうそう!誤解なの!」
夏葉「じゃあこの本はあなたのではないのね?」
智代子「いや、それはまぁ、私のなんだけど…」
樹里「あ、もしもし、警察ですか?」
智代子「ち、違うんだってば!?」
夏葉「あのね…あなたもその…年頃だから…そういうことに興味を持つことはお母さん否定しないわ」
智代子「い、いつから夏葉ちゃんが私の母親に…?」
夏葉「そういう本を読んだりしてみたくなることも、全然悪いことだとは思わないわ」
智代子「う、うん…」
夏葉「ただし、もう二度と果穂には会えないと思ってね」
智代子「いやぁぁぁぁあ!?違うのぉぉぉぉお!違うのぉぉぉお!」
樹里「安心しろ、果穂にはあたしたちが上手く言っておいてやる」
智代子「何を!?どうやって伝えるの!?」
夏葉「それがあなたが選んだ道なのよ、智代子」
樹里「ったく、まさか園田が果穂のことをあんな目で見てたとはな…」
智代子「え?樹里ちゃん、いつも通りチョコって呼んでよ…どうしてそんな距離取るの?」
樹里「いや、だって怖えよ!?ユニットのメンバーのことを性的に見てるやつが隣にいたんだぞ!?」
智代子「詳しく状況説明するのやめて!?」
夏葉「あなた…果穂のことをどうするつもりだったの?」
智代子「別にどうもしないよ!」
樹里「嘘つけ!ドスケベマニアックなプレイやるつもりだったんだろ!」
智代子「しないよ!そんなこと!」
樹里「『ジャスティスファイブごっこ』だって言って、果穂を性的に責め立てたり…」
智代子「抜粋するのやめてくれるかな!?同人誌から抜粋するのやめてくれるかな!?」
夏葉「その…ランドセルを背負わせたまま…とか?」
智代子「しないから!」
樹里「『ちょこ先輩、あたし…もう…大人ですよ…?』とか言わせるんだろ!」
智代子「抜粋して音読するのやめて!?というか樹里ちゃん何冊読んでるの!?」
樹里「とにかく!そんなマニアックなプレイをしようとしてんだろ!」
智代子「違うから!そういうんじゃないから!」
夏葉「さ、さらにマニアックな…?」
智代子「違うよ!?というか、さっき樹里ちゃんが言ってたようなやつはかほじゅりモノでは全然マニアックなやつじゃないよ!」
夏葉「…え?」
樹里「…は?」
智代子「…あ」
夏葉「あ、あれくらいは…基本なのね?」
智代子「な、なんでもない!?なんでもないから!」
樹里「正直さっきのでもかなりエグいシーンを抜粋したつもりだったのに…」
智代子「聞いて!さっきのは間違いだから!」
夏葉「もう…あれくらいでは満足できないのね…」
智代子「やめて!諦めた視線を向けないで!」
樹里「『果穂、園田には近寄るな』」
智代子「怖すぎるチェイン送らないで!?」
夏葉「距離を取らなければ犯されるわよ!」
智代子「しないよ!そんなこと!」
樹里「ちくしょう…どうして…こんなことに…」
智代子「やめて!重い感じにしないで!」
夏葉「食べなさい…最後のチョコレートよ…」
智代子「え?私捕まるの?」
樹里「はっ!ま、まさか…手錠をプレイに…」
智代子「使わないから!?」
夏葉「でも、果穂の幼い手にかける手錠は格別の罪悪感を掻き立てるんじゃないの?」
智代子「やめて!想像しちゃうからやめて!」
樹里「くっ…とんだド変態が…」
智代子「ちょっと!そっちが勝手に想像してるだけだよね!?」
夏葉「けど、果穂からの罵倒だとするとそれもプレイの一環に…」
智代子「ならないよ!」
樹里「何にせよ…このままじゃもうユニットを続けられねえよ」
智代子「そんな…そんなのいやだよ!」
夏葉「なら面と向かって言って!『私は果穂のことを犯したいと思ってないし、思ったこともありません』って!」
智代子「何その宣言!?」
夏葉「言わなきゃ信用できないわ!ロリコンと果穂を同じユニットにしてはおけないもの!」
智代子「ロリコンって言わないで!」
樹里「とにかく!宣言できればいいんだ、な?簡単だろ?」
智代子「…う、うーん…」
夏葉「…やっぱり虚偽の申告はできないかしら?」
智代子「虚偽じゃないから!」
樹里「…いいんだ、あたしたちはチョコを嘘つきにしたいわけじゃない」
智代子「その感じやめて!?」
夏葉「私たちはね、果穂のことも大事だけど、あなたのことも大切な仲間だと思ってるのよ」
樹里「チョコにその場かぎりの嘘をつかせるくらいなら、チョコの性癖に向き合うから!」
智代子「言うから!言うから『性癖』とか言わないで!」
夏葉「良かった…これからも放クラでいられるのね」
智代子「えーっと、なんだっけ?『私は』…」
夏葉「『同じユニットの果穂を、犯したいと思ってないし』」
智代子「そ、そうだね、『私は果穂のことを』…」
樹里「…どうした?」
智代子「あの、一応…一応確認ね?」
夏葉「…何?」
智代子「こ、この『犯す』の範囲って…?」
樹里「なっ!?」
夏葉「智代子!!!」
智代子「い、一応だよ!!一応!!」
樹里「それは…つまり範囲によっては…」
智代子「だから一応だって!意外と私たちの間で食い違ってるかもしれないじゃん!」
夏葉「範囲によっては…宣言できないってこと?」
智代子「いや、だからその確認だよ!」
樹里「そうだな…チョコの基準はちょっとアレだもんな」
智代子「アレとか言わないで!」
樹里「じゃあ一個ずつ確認していくか?」
夏葉「ここでの範囲が広ければ広いほど、智代子がさっきの宣言をすることができなくなる確率が上がるわけね…」
智代子「いや、多分っていうか絶対大丈夫だけどね!」
夏葉「そ、そうよね!大丈夫よね!」
樹里「じゃあまずは…『キス』」
智代子「え?」
夏葉「え!?」
樹里「チョコ!?お前…!」
智代子「いや、ちょっと!?ストップ!!一旦ストップで!!」
夏葉「怖い!!!もう私はあなたが怖いわ!!!智代子!!!」
智代子「違うって!!普通にするじゃん!!キス!!!友達同士で!!!」
夏葉「しないしないしないしない!!!」
樹里「怖い怖い怖い怖い!!!」
智代子「私がするかどうかじゃないよ!?一般的にだよ!?一般的な基準として、女の子の友達同士でキスはセーフだよ!」
夏葉「しないわよ!!!」
樹里「ましてや小学生だぞ!!事案だ!事案!!」
智代子「いや、ペロペロとかしないよ?グッと堪える理性はあるよ?」
樹里「やめとけ!墓穴掘ってんぞ!」
夏葉「え?ちょっと待って?ということは…キスが基準だと…え?もしかして…」
樹里「アウト…なのか?」
智代子「いや、が、我慢する!」
夏葉「『我慢』って言ってる時点で…」
樹里「…もうチョコが決めた方が早いんじゃねえか?」
夏葉「そ、そうね…もうそうしましょう…智代子!どこがラインならさっきの宣言ができる!?」
智代子「…えー?」
夏葉「もうあなたが決めなさい!それによって果穂への警戒度をこちらで判断するわ!」
智代子「う、うん…」
樹里「…」
夏葉「…」
智代子「…」
樹里「…」
夏葉「…」
智代子「…あの」
樹里「な、なんだ!?」
夏葉「ど、どうしたの!?」
智代子「そ、そんなに構えないでよ!」
樹里「無理だろ!それは!」
夏葉「わかったるの!?これ長考してる時点でまずいのよ!?」
智代子「言うから!今すぐ言うから!!」
樹里「は、早く…早くしろよ…うぅ…」
智代子「樹里ちゃん…何も泣かなくても…」
樹里「うるせぇよ!早くしろ!」
智代子「え、えーと…」
夏葉「大丈夫よ…受け入れるから…」
智代子「う、うーん…」
夏葉「も、もう…何があっても…驚かないから…」
智代子「あー…その…多分…どこをラインにしても…無理…かな…?」
夏葉「え?」
樹里「おまっ…」
智代子「だって…その…シたいし…」
樹里「う、うわぁぁぁあ!?」
夏葉「やっぱりじゃない!?やっぱりだったじゃない!?」
智代子「ごめんねぇぇぇえ!でも果穂可愛いもんんんん!」
夏葉「最早変質者の言葉にしか聞こえないわよ!」
樹里「最初のリアクションで正解だったんじゃねえか!?」
智代子「ごめんなさい!本当にごめんなさい!でもさっきのジャスティスファイブごっことかすごくやりたい!」
樹里「聞いてないことまで言うな!!」
智代子「静かにしないと果穂のランドセルをヨーグルトまみれにするよ!」
夏葉「何!?その脅し文句!?」
樹里「ジャスティスファイブは?」
智代子「全身タイツプレイ」
夏葉「メイドの果穂を?」
智代子「傅けたい」
樹里「果穂につけてほしいのは?」
智代子「変身ベルトという名の首輪」
樹里「怖えよ!?友達が怖え!」
智代子「う、うるさいよ!果穂のランドセルについてる防犯ブザーとりあげるよ!」
夏葉「何それ!?」
智代子「よくあるの!」
樹里「よくあるのか…」
智代子「果穂に色々つけさせて授業参観に行きたい!」
夏葉「な、何!?急に!?」
智代子「いや、ごめん、もう我慢しなくていいと思ったら願望出ちゃった」
樹里「そんなもん内に秘めてたのかよ!?」
智代子「くすぐりながらハナマルバッジを歌わせたい!」
夏葉「やめて!怖い!」
智代子「『はい、ハナマル!』のコーラスの部分で刺激を強める!」
樹里「細かな設定がより怖い!」
智代子「うわぁぁあ!願望が出るぅぅう!」
夏葉「もうやめなさい!」
智代子「凛世ちゃんに見えそうな角度でキスしたい!」
樹里「やめろ!凛世を巻き込むな!」
智代子「果穂のパンツを舐め回すように眺めたい!」
夏葉「わざわざ『舐め回すように』をつけなくても…」
智代子「太陽キッスを歌いたい!」
樹里「やべぇ、普通のことを言ってるはずなのに卑猥に聞こえる…」
智代子「そ、そういうことだからよろしくね!」
樹里「何が『よろしくね!』だ!」
智代子「いや、これからも放クラのお父さんとお母さんとして、私たちを見守っていてくれれば…」
樹里「誰がお父さんだ!」
夏葉「そうよ!樹里はどちらかというとお母さん側でしょ!」
智代子「え?そこ?樹里ちゃんがお父さんで、夏葉ちゃんがお母さんっぽいなーって思うんだけど…」
夏葉「そんなことないわよ!樹里は昨日の夜だってあんなに可愛らしく…」
智代子「ん?」
樹里「ちょっ!?夏葉ぁ!」
夏葉「あっ…ごめんなさい…秘密だったわよね…」
樹里「いや!だから全部言うなって!?」
智代子「え!?二人ってそうなの!?そうだったの!?」
樹里「ほら見ろ!バレちまったじゃねぇか!」
夏葉「いや、あの…その…ごめんなさい、あまりにも昨日の声を抑えるあなたが可愛らしくて…」
樹里「なぁぁあ!?だから言うなって!」
智代子「え?これってもしかして…私よりも二人の方がえっちなことしてるんじゃ…」
果穂「あ!凛世さん!おはようございます!!!」
凛世「おはよう…ございます…」
果穂「何してるんですか!!!?」
凛世「お茶を…淹れておりました…果穂さんもいかがでしょう?」
果穂「いいんですか!!!ありがとうございます!!!!」
凛世「…味は…いかがでしょう?」
果穂「はい!!!美味しいです!!!凛世さんはこういう味が…好きなん…です…か…?」
凛世「…」
果穂「…スゥ」
凛世「私が…本当に好きなのは…果穂さんにございますゆえ…」
果穂「…スゥ…スゥ…」
凛世「ふふふ、今宵は…楽しみましょうね…」
終わり
終わりました!
放クラは仲良し(意味深)だからね!
ちかたないね!
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