佐久間まゆ「プロデューサーさんと二人きりになりたいです」 (25)

※ご注意です※
キャラ崩壊気味です。



---ある日、事務所にて



まゆ(皆さんおはようございます、佐久間まゆです)



加蓮「プロデューサー、もっと足上げないとダメだよ。輪っかと足がくっついてないよ」

モバP(以下P)「お、おお? これ案外キツいな」

奈緒「ほら、プロデューサーさんが操作してるキャラの髪の毛の色、全然変わってないぞ」

P「そんなこと言ったって、これ以上足上がらないんだよ」



まゆ(今、事務所の休憩室で、トライアドプリムスの皆さんとプロデューサーさんが遊んでいます)



凛「私達三人の誰よりも上がってないじゃん」

P「お前らはレッスンしてるだろ。こちとらアラサーのおっさんだぞ」

加蓮「ほらー、足がプルプルしてるよー」ツンツン

P「ちょおま、やめろ加蓮! 今足をつつくな!」

奈緒「アハハハ! プロデューサーさんフラッフラ! 運動足りてないんじゃないか?」

P「ムウ……ここ最近デスクワークばかりだからなぁ。運動しなきゃダメだな……」

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まゆ(和気あいあいと遊ぶプロデューサーさんとアイドル。ほのぼのした雰囲気です)

まゆ(ただ、一つだけ見逃せない問題があります)

まゆ(それは…………)






加蓮「ほら、ここをもっとグイッと上げて」グイッ

P「か、加蓮!? ふともも触るな! くすぐったい!」

加蓮「ほらほら、もっと上げないとコショコショしちゃうよ~?」コショコショコショ

P「や、やめっwwww」

凛「ほら、後ろに倒れそうだよプロデューサー、しっかり立って」ガシッ

P「ちょ、凛! 背中にくっつくな!」

奈緒「お、おいおい! やめろって! 遊んでる人に近づいたら危ないだろ!」

加蓮「んー? ほんとにそんな理由?」ニヤニヤ

凛「プロデューサーに一人で遊ばせるほうがよっぽど危ないという状況判断だよ」キリッ

P「何も危なくないから離れてくれ。凛、体重かけるな、重い!」

凛「女の子に重いとか言うプロデューサーさんには教育が必要だね」ガシー

加蓮「ねー」

P「そういう意味じゃないってあだだだだ!! 足つった!!」






まゆ(さっきから、の、濃厚接触が過ぎますよぉ…………!!)ウズウズ

まゆ(これは……むむむですよぉ)

まゆ(リングをフィットさせるゲームにかこつけて、プロデューサーさんにベタベタするなど)

まゆ(言語道断! ごんごどーだんですよぉ!)

まゆ(……羨ましいなぁ……)






まゆ(まゆもそれなりにレッスンしてますし、あのゲームを一緒に遊ぶ事自体はできるでしょう)

まゆ(でも! あの3人に分け入って、一人プロデューサーさんといちゃいちゃするなんて恥ずかしすぎます)

まゆ(加蓮ちゃんには向こう3年ぐらいからかわれそうですし…)

まゆ(凛ちゃんからNGの2人へ、NGからアイドルのみんなに伝播され…)

まゆ(明日にはヘレンさんに「聞いたわまゆ。世界レベルのエクササイズを求めていると。ならば私は応えるまで」と勘違いされ)

まゆ(心までダンザブルをフィーリングする事になりかねません)

まゆ(フィールマイハートはDa特化じゃなくてVo特化なんですよぉ)

---事務所、机の下

まゆ「…………というわけで、何かいい方法はありませんか?」









乃々「はぁ……」

輝子「フヒ……」

まゆ「今こそアンダーザデスクの慧知を集結する時ですよぉ!」

乃々「少なくとも今ではないと思いますけど……」

輝子「まぁまぁボノノさん……他ならぬまゆさんの頼みだ。何とかしてやろうじゃないか」

まゆ「さすが輝子ちゃん、頼りになります♪」

乃々「まぁ……まゆさんがそれで満足なら……」

まゆ「乃々ちゃんもありがとうございます♪ お礼に二人ともぎゅーってしちゃいます」ギューッ

乃々「ひぃっ!? い、いいにおいがするんですけど……!」

輝子「おぉ……オニフスベのようなもふもふ感……」

輝子「それで、まゆさんは親友とどうなりたいんだ?」

まゆ「二人きりでイチャイチャしたいです」キリッ

乃々「曇りなき眼なんですけど…」

輝子「親友の事だから、真正面から素直に言ったらいくらでもイチャつけそうだけどな……」

まゆ「まゆもそれは考えました。ただ一つ問題があるんです」

輝子「問題…?」



まゆ「ここ最近のまゆは『プロデューサーさんを一歩引いて支える良妻ポジション』を確立してしまったのです……!」






輝子「……お、おう?」

まゆ「そんな良妻賢母で通っているまゆが、プロデューサーさんに急にベタベタしてしまってははしたないと思われてしまいます……」

輝子(良妻で通っている……?)

乃々(何がどこに通ってるんでしょう……)

まゆ「まゆ……一体どうしたら……」



輝子「でもまゆさん、仮にまゆさんがそう思われていて、その路線で親友とくっつけたとしても、くっついた後もその路線を貫かなきゃならないんじゃないか?」

まゆ「!」

乃々「そうですね……仮におしとやか路線でゴールしたら、ゴールの後にいちゃいちゃらぶらぶは待ってないと思うんですけど……」

まゆ「乃々ちゃん……」

輝子「親友に対して、自分を良く見せようとする必要も無い……もっといつものまゆさんみたいに、ヒャッハーしてもいいと思うぞ」

まゆ「仮を強調されているのが気になりますが、たしかに言う通りです…!!」

まゆ「でもプロデューサーさんさんに、急にどうした? って思われないでしょうか…」

輝子「大丈夫だ……きっと親友もまゆさんからのアプローチを待ってる。案外二人きりになれれば関係が一気に進展するかもしれないぞ」

まゆ「い、いっきに…!」

乃々「仮に急にどうしたと言われても……まゆさんが『昔のまゆにもどりたかったんです! プロデューサーさんが大好きな昔のまゆにもどってなにも気にせずプロデューサーさんと徹底的にイチャイチャしたかったんです!』って言えばOKですけど……」

輝子「ボノノさん……ドラゴンボール読みすぎ……」

まゆ「しかもそれ、最後『ほんとにそうか?』って言われちゃいますよね」

乃々「ミスター・ポポみたいな生き方が良いです」

まゆ「ポポさん、そんなに静かな暮らしでも無いですよ?」

輝子「ミスターノノ……」

まゆ「んふっwwwwww」

乃々「せめてミスノノにしてほしいんですけど……」

まゆ「んふふっwwwwwww」

まゆ「でも、二人のおかげで決心がつきましたよぉ」

輝子「ガ、ガンバレまゆさん……」

乃々「骨は拾いますけど……」

まゆ「では、まゆは作戦を考えてくるので!」シュバッ

輝子「グッドラック…」

乃々「グッドラックですけど…」





ヤリマスヨォォ

輝子「ま、まゆさん、行っちゃったな」

乃々「キノコさん……まゆさん、上手くいくと思いますか?」

輝子「いかないと思う……フヒ」

乃々「もりくぼもそう思いますけど……」

輝子「上手くいかなかったとしても、親友もイチャイチャしたがってるだろうしまぁ大丈夫だろ……」

乃々「もりくぼもそう思いますけど……」

輝子「でもこれで、面倒な事考えずにお互いヒャッハーできるようになればいいな」

---翌日、お昼頃の事務所



まゆ(皆さんおはようございます。佐久間まゆです)

まゆ(昨日、輝子ちゃんと乃々ちゃんに後押しされて、まゆは決心しました)

まゆ(プロデューサーさんといちゃいちゃするための秘策を!)

まゆ(まゆは今、事務所の仮眠室にあるベッドの中にいます)

まゆ(プロデューサーさんはいつも、アイドルがみんな帰った後に少し仮眠を取ります)

まゆ(帰宅するように見せかけてこっちに来たので、まゆがここに居ることはプロデューサーさんは知りません)

まゆ(プロデューサーさんが仮眠を取るためにベッドに入ろうとしたその瞬間、がばっと!)

まゆ(そこからは二人きりの仮眠室で、プロデューサーさんにいーっぱい甘えるんですよぉ!)

まゆ(ふっふっふ……昨晩、寝ずに考えたこの秘策……)

まゆ(頭脳派のまゆにかかったが最後……プロデューサーさんと二人の世界…)

まゆ(誰にも邪魔はさせませんよぉ!)






まゆ(それにしても…このベッドで普段プロデューサーさんはお休みになってるんですねぇ)スンスン

まゆ(なんだか安心するにおい……)

まゆ(それに程よく暖かくて……なんだか眠く……)

まゆ(はっ!)

まゆ(だ、だめですよぉ! プロデューサーさんが来るまで起きてなきゃ!)



まゆ(起きて……なきゃ……いけない……のに)



まゆ(まゆは…寝る…わけには……)ウトウト






まゆ「すぴぃ…」スヤスヤ

---同日、夕方頃



P「…ふぅ、今の子達で最後ですかね」

ちひろ「ですね。プロデューサーさんは残り事務仕事ですか?」

P「ええ、どうせ夜までかかるし、ちょっと仮眠取ってきます」

ちひろ「はーい」



ガチャッ

P「ふぅ、昨日いきなり運動したからか身体が痛いや。仮眠室仮眠室……ん?」






まゆ「すやぁ……」スヤスヤ



P「まゆが寝とるやないかい」

まゆ「すやぁ……」

P(あれ? まゆはさっき帰ってた気が……)

P「これ、起こした方が良いのか……?」



まゆ「ふへぇ……プロデューサーさぁん……」スヤスヤ

P「これは起こせねぇわ」






P「…もうひと頑張りしとくかぁ」

---同日、深夜



まゆ「……んぅ」

まゆ「……はっ!?」ガバッ



時計「22 o'clock」

まゆ「」

まゆ(いけない! そのまま寝ちゃってました!)

まゆ(プロデューサーさんは……!?)



ガチャッ

P「おっ、起きたか、おはよ」

まゆ「ぷ、プロデューサーさん! おはようございます…」

P「帰ったかと思って気付かなかったよ、ごめんな」

まゆ「い、いえ……」

P「起こそうかと思ったけど、あんまり気持ちよさそうに寝てるもんだから起こせなくてさ」

まゆ「ね、寝顔見たんですかぁ!?」

P「そりゃもう、ほれ」スッ

まゆ「しゃ、写真まで! け、消してください! そんなだらしない顔!」

P「どうしよっかなー」

まゆ「もう~! もう~~!」ポカポカ

P「ははは、隙を見せる方が悪いのだ」

まゆ「……プロデューサーさん」

P「ん? どうした?」

まゆ「ごめんなさい。まゆ、プロデューサーさんの仮眠スペースを、こんな時間まで独占しちゃいました」

P「ああ、そんなん気にしなくていいんだよ。まゆの寝顔見てたら元気出たしな」

まゆ「も、もう! 私の寝顔の話はそこまでですよぉ!」

P「ハハハ、顔真っ赤」

まゆ「一生の恥です……はじまゆです……」

P「気持ちよく寝れたなら良いじゃないか。さ、もう遅いし、寮まで送っていくから帰りの支度しな」

まゆ「はぁい……」



まゆ(……ん?)

まゆ(プロデューサーさんの車で送ってもらえる……)

まゆ(つまり……二人きり!)

まゆ(これはたくさんお話するまたとないチャンス!)

まゆ(災い転じて福と茄子さんですよぉ!)

まゆ(やっぱりまゆは策士! さくままゆならぬさくしまゆですよぉ!)

---少し後、駐車場



ガチャッ バタン

P「シートベルト締めてなー」

まゆ「はぁい♪」

まゆ(ふっふっふ……寮までそんなに距離は無いし、運転中のプロデューサーさんにベタベタできませんが)

まゆ(ここで距離をぐっと縮められれば、輝子ちゃんの言う通り一気に発展するかも!)

まゆ(ここが勝負ですよぉ!)



P「よし、シートベルト締めて、しゅっぱーつ」

まゆ「れっつごーですよぉ♪ あら、なんだかぽかぽか…」

P「今日も冷えるからな、入る前から暖めておいたんだ。あったかいだろ」

まゆ「はい♪ とっても快適です」

P「ははは、良かった。大事なアイドルに寒い思いさせられないしな」

まゆ「プロデューサーさん…」トゥンク

まゆ(それにしても、本当に暖かくて…プロデューサーさんの優しい運転に揺られて、いい気持ち……)

P「そういえばまゆ、どうして寮に帰らずに仮眠室で寝てたんだ?」

まゆ(隣にプロデューサーさんが居て……まゆのために……運転してくれて……)ウトウト

P「ちょっとレッスン詰め込み過ぎちゃったかもな。今度お休み調整してどっか行こうか」



まゆ(そんなプロデューサーさんだから……まゆは……)フラフラ



P「まゆ? おーい、まゆー?」



まゆ(だめですよぉ……今度こそプロデューサーさんを……ドキッとさせて……)ムニャムニャ






まゆ「すぴぃ…」スヤスヤ

P「また寝ちゃったか、起こすのも悪いな」

P(今度、ゆっくりできるオフを作ってやらないとな……)

まゆ「うぅん…プロデューサーさぁん……」

P(幸せそうな顔で寝言言ってる。夢に俺が出てきてるのか)

まゆ「うぅん……すぴぃ……」スヤスヤ

P「あーあー、よだれ垂らしちゃってまー」パシャッ ピロン

まゆ「プロデューサーさん……だいすきですよぉ……」

P(…っ!! い、いまのはドキッとした……)

P「はぁ…まゆすき」

まゆ「ふぅへへ……むにゃむにゃ……」





おわり

以上になります。

ここまで読んで頂いてありがとうございます。
まゆちゃんがぽんこつ可愛いお話が書きたかったのですがただ寝てるだけのオチの無いSSになってしまいました
こたつとホットカーペットに前からも後ろからもギュッとされると誰でも寝ちゃいますよね

まゆちゃんで3本書いてみましたがそろそろ別キャラも書いてみたいなと思います
お目汚し失礼致しました。

後ほどHTML依頼出してきます。

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