P「こ、こ、こ、琴歌……さん？」

琴歌「あぁん、今日からハニーとお呼び下さいませ」ｷﾞｭｯ

P「あ、あ、あ、当たって……」

P（は、87のDがぁ……俺の腕に）





琴歌「ねっ、だ･ん･な･さ･ま」

P「え……い、今なんて……」

琴歌「今ですわ！」



ｶｼｬ

P（そのシャッター音が聞こえた瞬間、ヤバイと直感した）

P（担当アイドルとのスキャンダル？しかも相手は世界トップの財閥のお嬢様）

P（いや……ここは俺はどうなってもいい。琴歌は守らないと）

ｻｯ

P（そう思うと、スーツを琴歌に被せて叫んだ）

P「申し訳ありませんが、その写真は破棄していただきます！」

P「もし、この提案に乗らないようでしたらこちらとしてもやむを得ませんが……」



琴歌「まぁ……プロデューサー様。私のことを想って……」ｷｭﾝ

琴歌「大丈夫ですわ……あのカメラマンはウチの専属の者ですから」

P「……どういう事か説明してもらおうか？」

P「つまり、あまりに俺の事を両親に話すから、そういった心配をした父親の方が試したわけと……」

琴歌「申し訳ございません……プロデューサー様を試すようなことをしてしまって」

P「まぁ、スキャンダルにならなくてよかったよ。うちの事務所的には揉み消せばなんとかなるが、琴歌は一生残るからなぁ」

琴歌「まぁ……そこまでお考えでしたか」

琴歌「でしたら、明日父と会っていただけませんか？おそらく、お詫びをしたいと言ってきますので」

P「いやいや、そこま「お願いします！」

P「わ、わかったよ……明日は夜が開いていたはずだから」

琴歌「好都合ですわ……ではさっそく打ち合わせをしてきますね」

P（好都合……？）

P「で、次の日に行ってみたら、俺と琴歌の婚約発表みたいなことになってて」

P「断ろうとしたら、例の写真を持ち出して社会的に抹消される危険を……」

P「仕方がなく、西園寺家に婿入りになり……」

P「今ではプロデューサーを退職し、世界を回る仕事を」

P「あ、最近四人目が妊娠（ﾌﾟﾂｯ）





ちひろ「という危険な行動をして来るアイドルもいます」

ちひろ「他にも、『ドキドキを感じてくださいませ』と胸を触らせて、その写真をネタに婿入りさせた櫻井家」

ちひろ「娘が天然なところを利用して、全裸で鉢合わせさせてそれをネタに婚約させた水本家」

ちひろ「また、黒埼家にいたっては、メイドもアイドルなのを利用して色仕掛けを実施して既成事実を作り……」

ちひろ「いいですか、プロデューサーさん方々」

ちひろ「アイドルとプロデューサーのそれは、婚活でもお見合いでもましてはまぐわいでもありません！」

ちひろ「そのことをきちんと頭に叩き込んでください」

ちひろ「以上」





別P「あの……」

ちひろ「何でしょうか？」ｷﾞﾛﾘ





P「まゆと響子と智絵里と紗枝、さらに最近は幸子に有香とみくが交ざって毎日包丁での切り結びを目の前で繰り広げたり」

P「千枝とありすと雪美に由愛と七海が毎日布団の中で全裸で待っていたり」

P「夕美と愛梨とりあむに雫と唯に芳乃に心が何かにつけて服を脱ごうとしたがる」

P「こんな状況に「知りません！！」



P「そんなぁ」ｽﾞﾙｽﾞﾙ

「うきゃあ、きらりんルームにお持ち帰りだにぃ！」

「じゃあ、杏も入れてね」

「ずるい！私だってプロデューサーを独り占めしたいんだからね」

「加蓮は倒れたことにしてよく独り占めしてるくせに？」

「んー、三日目だっけ？残業続きの匂いはたまらないねぇ……にゃはは」

「悪くない悪くない」ｽﾝｽﾝ

P「あー」



ﾊﾞﾀﾝ