魔女「暇だわ」
魔女「あー暇だわ」
魔女「あーーーーーーーーーーーーーー」
魔女「暇だわ」
魔女「魔王が勇者くんに倒されて世界が平和になってから、とんと暇だわ~」
魔女「なんかないかしら、こう、暇を潰せるやつないかしら」ガサゴソ
魔女「……おっ!」
魔女「謎の魔導書発見!」
魔女「確かこれ魔王城……の跡地から拾ってきたやつよね」
魔女「これならすっごい魔法も載ってるハズ!」ペラペラ
魔女「……」ペラペラ
魔女「何よこれ白紙じゃない、全部のページまっさらじゃないの」
魔女「あーつまんなつまんな」
魔女「……!」ピコーン
魔女「そうだわ、まっさらならこれにアレコレ書き足しちゃえばいいじゃない!」
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魔女「というわけで付き合ってもらうわよ」
勇者「突然魔法で転移させられたと思ったら、そんなくだらんことするつもりか」
魔女「くだらんこと? 面白いことと言い間違えたかしら?」
勇者「……」
魔女「新しい魔法を作って、この白紙の魔導書に記録するの!」
魔女「楽しい嬉しいみんなハッピー♪」
勇者「帰る」スタスタ
魔女「待った、待った待った待ったウェイウェイウェイ」ガシィ
勇者「一人で出来るだろそんなこと」
魔女「まあ別に一人でもできるけどさ?」
魔女「世界が滅ぶわよ」
勇者「……」
魔女「ほら、私ってー、世界最強の魔女様なわけじゃん?」
魔女「変な魔法が出来てー、私が暴走しちゃったらー」
魔女「止められるの、アナタしかいないわけよ」
魔女「あの魔王を倒した実力を持ってるアナタ、だけ」
勇者「はあ」
魔女「……これでも私アナタを信頼してる訳よ」
勇者「そりゃ光栄なことで」
魔女「それじゃ、すっごい魔法作ってやるわよ~!」
勇者「いややめろって」
魔女「まずはねー……」
↓1
どんな魔法?
魔女「というわけで付き合ってもらうわよ」
勇者「突然魔法で転移させられたと思ったら、そんなくだらんことするつもりか」
魔女「くだらんこと? 面白いことと言い間違えたかしら?」
勇者「……」
魔女「新しい魔法を作って、この白紙の魔導書に記録するの!」
魔女「楽しい嬉しいみんなハッピー♪」
勇者「帰る」スタスタ
魔女「待った、待った待った待ったウェイウェイウェイ」ガシィ
勇者「一人で出来るだろそんなこと」
魔女「まあ別に一人でもできるけどさ?」
魔女「世界が滅ぶわよ」
勇者「……」
魔女「ほら、私ってー、世界最強の魔女様なわけじゃん?」
魔女「変な魔法が出来てー、私が暴走しちゃったらー」
魔女「止められるの、アナタしかいないわけよ」
魔女「あの魔王を倒した実力を持ってるアナタ、だけ」
勇者「はあ」
魔女「……これでも私アナタを信頼してる訳よ」
勇者「そりゃ光栄なことで」
魔女「それじゃ、すっごい魔法作ってやるわよ~!」
勇者「いややめろって」
魔女「まずはねー……」
↓1
どんな魔法?
魔女「ナンカデロナンカデロー!」
勇者「なんだその詠唱は」
ボンッ
勇者にゃん「うにゃ?」
魔女「あら? あらあらあら!」
魔女「こんな猫耳と尻尾生やしちゃって! 見ないうちにキュートになったわね~」
勇者「いやお前の魔法のせいだにゃ!」
魔女「ぶふっ! にゃ、ですって!」
勇者「にゃにゃ!? か、勝手にそうなるにゃん!」
勇者「ていうかお前俺に向かって魔法を使うにゃー!」
魔女「あはぁ可愛いわねぇ~♪」
勇者「ぐぬぬ……」
魔女「なでなでしていい?」
勇者「ダメに決まってるにゃ!」
魔女「ほら! この魔導書撫でていいから!」
勇者「そんなもん撫でてどうするんだにゃ!」
魔女「じゃあどうすれば撫でさせてくれるのよ」
勇者「元に戻してくれたら撫でさせてあげるにゃ」
魔女「おっけー! 戻れー!」
ボンッ
勇者「ふう……」
魔女「それじゃあ撫でさせて……あー!」
魔女「元に戻したら猫耳消えるじゃない! 騙したわね!」
勇者「はっはっは、ざまあみろ」
魔女「……まあいいや、撫でよ」ナデナデ
勇者「結局撫でるんかい」
魔女「あぁーあ、普通のままだったら、撫でるより撫でられる方がいいんだけどねぇー」
魔女「……」チラッチラッ
勇者「撫でないぞ」
魔女「いけず」
魔女「……あ! 見て見て!」
魔女「魔導書にさっきの魔法が書き込まれたわよ!」
勇者「えーと……猫化、ねえ」
勇者「そのままだな」
魔女「そんなもんよ魔法って」
勇者「しかしまあ、記念すべき1ページ目がこんな魔法とは……」
魔女「じゃあ次、次やりましょ!」
勇者「次は俺に向けて使うなよ」
魔女「それはちょっと保証できないわね」
勇者「だから付き合うの嫌だったんだよ……」
魔女「まあまあそう言わずに、ほら、私の頭撫でさせてあげるから!」
勇者「やらん」
魔女「いけず」
魔女「まあいいわ、次は……」
↓1
どんな魔法?
魔女「ナンカデロナンカデロー!」
勇者「さっきと詠唱同じじゃん」
魔女「頭の中で魔翌力を組み替えてるから問題無いわよ」
ボンッ
魔女「……」
勇者「……」
魔女「なんか変わった?」
勇者「変わった」
魔女「え、なになに? 何出た?」
勇者「自分の体見てみろ」
魔女「ん? ん?」ペタペタ
魔女「!!!」
魔女「あ、あらら! 私の豊満バストが消えてなくなってる!?」
魔女「……あっ……」
魔女「なんか股間に違和感あるんだけど……」
勇者「……」
魔女「ちょっと見てくれない?」
勇者「誰が見るか!」
魔女「だ、だって、うぅ~いけず!」
勇者「なんでだよ」
魔女「つまりあれね、性別が入れ替わる魔法ってことかしら……」
勇者「みたいだな」
魔女「てことは、今私は男ってことね」
魔女「鏡!」
勇者「はい鏡」スッ
魔女「あらやだ! 何このスーパーイケメン!」
勇者「自画自賛かよ」
魔女「私が女だったら惚れてたわ! あ、私女だったわ! あれ、今男だったわ! じゃあ私ホモ!?」
勇者「言うとすればナルシストだな、あと落ち着け」
魔女「そ、そうね……ひとまず戻りましょ」
魔女「戻れー!」
ボンッ
魔女「ふう、おかえり私の豊満バスト、さよなら股間の怪物」
魔女「やっぱり私は女の子でいた方がしっくりくるわね!」
魔女「勇者くんも私が女の方がいいでしょ?」
勇者「……」
魔女「あらあら、目ぇ逸らしちゃって、
かわいい奴ぅ~♪」
魔女「ということで、魔導書に記録されたわ」
勇者「性転換、ねえ」
魔女「さっきの猫化とこの性転換の魔法を勇者くんにかけたら」
魔女「ベリィーキュゥートでベリィースウィートだと思わない?」
勇者「反射展開」ブォン
魔女「反射剥がし」ベリィ
勇者「やめろ!」
魔女「仕方ないわねえ、まあ私も勇者くんは男のままでいた方が好きだし」
魔女「じゃあ次やりましょ!」
↓1
どんな魔法?
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