【ミリオン】新刊セットと薄い本 (15)
―同人誌即売会
「じゃあ、新刊セットは1000円っス!」
「じゃあ、お札で」サッ
「ありがとうございます!」
「いやぁ、今日も裕美ちゃんに売り子を助けてもらって助かったっス」
「もう比奈さんったら……あれ?由愛ちゃんとこの本一冊分だけ在庫が合わないですよ?」
「あ、もしかして……」
「……比奈さん?」
「話し込んでいて…その…………間違えて売ったみたいっス」テヘペロ
「どうするんですか!あれ……あれは……」
「18禁なんですよ!!」
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はい、過去作
【デレマス】むつみ「出陣」由愛「こ、コミック」乃々「マーケット……」凪「96!」
【デレマス】むつみ「出陣」由愛「こ、コミック」乃々「マーケット……」凪「96!」 - SSまとめ速報
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から続く、薄い本シリーズ番外編の田中琴葉誕生日編になります
こちら未来が薄い本が大好き等、独自の設定がありますので、よろしくお願いいたします
―事務所
未来「ただいまー」
シーン
未来「ふっふっふ、静香ちゃんがいないのは百も承知。……今のうちについでに買ってきた同人誌を読みますか」ペラッ
ガチャ
星梨花「おはようございます」
育「おっはよーございます!」
桃子「おはようございます……あれ?未来さんだけなの?」
未来「おっ!お、お、お……おはよう!」
育「どうしたの?なんか上擦ったような声なんか……」
桃子「あーっ!また未来さんが薄い本を読んでいるよーっ!」
育「いけないんだよーっ!」
未来「こ、こ、これは……その」
星梨花「薄い……本?」
三人(やば……)
桃子(ど、どうするのよ!)
育(星梨花ちゃんが汚れちゃうよ!)
未来(ヒドイ!)
桃子(普段どんなモノばかり読んでいるか思い出してみて)
未来(こ、今回は普通の本ばかりだから大丈夫だよ……)
未来(……多分)
桃子(本当?……)
ペラリ
桃子(ちょっと偏ってるけど、また読めない内容じゃないわね)
育(何々?ワイルドライガーとセリバリオンの関係?)
未来(あは……あはは)
星梨花「えっと……皆さん、内緒のお話ですか?」
未来「い、いやぁ!本当は小鳥さんに頼まれて買ってきた本だけど、二人も読みたいって言うから……あははは」
桃子「ちょ!」
育「ん……私達には難しいかな?」
星梨花「えっと、この本は……大日本帝国が生んだグルメ…………グルメ……」ジュルッ
未来「やば……中の人が出てきてる?!」
桃子「メタい……でもどうするの!」
ガチャ
恵美「しじみ汁一年分よりはマシよ」
琴葉「でも……あら、みんな?」
星梨花「……あ、おはようございます!」
桃子「元に……」
未来「戻った……?」
育「これも中の人ネタなのかな?」
恵美、琴葉「?」
琴葉「それで、本なんか広げてどうしたの?」
恵美「また未来ちゃんの薄い本なのかな?」
未来「こ、今回は違うからね!」
恵美「どうだか……ふむふむ、白雪千夜とラブラブになる……面白そうね」
未来「でしょ。あ、琴葉さん。ちょうどよかったです!」
琴葉「そういえば、私も未来ちゃんに用事があったけど、何かな?」
ゴソゴソ
未来「これ、誕生日プレゼントの缶詰牛乳です!」
琴葉「缶詰……」
恵美「……牛乳?」
未来「はい!あるアイスがおいしいと評判の艦○れの間宮本を読んで……」
全員『間宮アイスっ!!』
未来「ひっ!――――」
琴葉「実は私が未来ちゃんを探していたのは……」
未来「ふぇ……」
桃子「はぁ……アイスクリームメーカーだけがあっても材料がないんじゃね……」
育「あとはお砂糖だけだけど、それなら飲物使うからあるよね」
恵美「そこで、未来ちゃん提供のエバミルクと」
琴葉「薄い本に載っていたレシピで作るわよ!」
星梨花「わー」パチパチパチ
未来「もしかして……まさかの薄い本が、人のために役に立ったのかな?」
(工程は省略します)
恵美「あとはフリーザーの中に入れるだけ!」
琴葉「意外に簡単なのね……」
琴葉(これなら、私のプロデューサーさんと二人きりの時に……」
桃子「ちょっと琴葉さん?誰が私の…なの?桃子のお兄ちゃんなんだからね!!」
琴葉「……へぇ。桃子ちゃんも狙ってるんだね」ハイライトオフ
未来「ま、まぁまぁ!二人とも落ち着いて!」
恵美「そうそう……ほら、この本でも読んで、みんなに何か作って」ペラッ
未来「あ……そ、それは……」
パサッ
―凛世が上着を脱いで床に落とす音が聞こえる。……なのにどこか遠くの出来事に感じた
杜野凛世「……プロデューサー……様……」
―声のする方を振り向くと、白いシルクの下着だけを見に纏った……雨で濡れている為、薄いピンクの秘部が透けて見える……ような気がする
凛世「いかが……でしょうか。凛世の……すべてを……」
―まるで、美術館の展示品のような美しさ。と同時にシャボン玉より簡単に壊れそうなその姿に目を背ける
凛世「プロ……デューサー……さ、ま――――」
―まるで悪魔がささやくように耳元から声が聞こえる……意識が薄れているのか。まずい――――
凛世「この凛世……何気ない毎日に……幸せはあると教えられました。ですから……」
―駄目だ、近づくんじゃない……今の俺は優しくなんて――
―そして意識は無くなり、再び気がついた時には二人共全裸だった
恵美「」
琴葉「恵美っ!恵美ぃぃぃ!」
桃子「あ、お兄ちゃん?また未来さんが……うん、うん。今日の犠牲者は恵美さんだよ」
桃子「とりあえず、お仕置き隊が来るまで捕まえていてだって」
未来「あの……でしたら、そろそろを正座を」ジンジン
育「まだダメっ!」
未来「とほほ…………」
~Fin?
おまけ
琴葉(ふーん……)ペラリ
恵美(まず、雨に降られるなりして、緊急に服を脱がないといけない状況を作ると)
桃子(下着はなるべく高級そうな……でも色気のあるのを)
育(そして、襲われてもプロデューサーさんの成すがままになる。これで事案成立……っと)
星梨花「皆さん、熱心に未来さんの本を読んでますね」
未来「あは、あはは……でも、星梨花にはまだ早いかな?」
未来(ふぇーん、私の薄い本がぁぁぁぁぁぁ)
育(で、しばらくは雨も降らないから)
桃子(誰かにお水をかけてもらわないといけない……しかもお兄ちゃんがいる時に)
琴葉(普通はそんな機会なんてない。でもウチにはうってつけの人物がいる!)
恵美(それは……)
春香「びえっくしょん!」
春香「んー、風邪かな?スパクロにプロデューサーさんも出るって話だったし、わた春香さんを応援してくれるんだよね」
コンコン
春香「はーい」
to be continued……
まず、田中琴葉誕生日おめでとう!
ちっともお祝いしてなくてごめんなさい。いつもミリシタではしじみ汁ばかりなので、たまにはアイスでお祝いしてやりたくて……
とりま、いつもの薄い本のお話でした
ちなみに、作中で出た艦これ間宮のレシピ本は、現在売り切れているそうですのでごめんなさい
なお、途中であったシャニマスキャラの続きの話は次回辺りにでも
ではありがとうございました
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