井河アサギ「このままじゃ私たち対魔忍はおしまいだわ。対魔忍、源流をたどれば戦国時代の
忍者集団であり、対人ではなく人外の敵魔族を狩りたてることを専門とする異能集団。
拘束した上級から中級の魔族と男女の忍びが交配することで、人外に対抗するための
人の理を超えた超人集団。」
井河アサギ「そうはいってもこのままじゃ組織として先細りするばかり。曲がりなりにも内務省外局の
防諜機関の実働工作員としてノマドを初めとする人外勢力や、アメリカに中国、ロシアをはじめとする諸外国
と渡り合ってきたけど、組織は旧態依然とした前時代的な組織。」
井河アサギ「政府組織に組み込まれたといっても対魔忍は各忍び一門の寄り合い所帯。その忍び一門の
実権を握る長老が口出ししてきて、組織の近代化はできやしない。」
井河アサギ「そのおかげで命令違反するようなバカもいる。相手は悪逆非道の人外で同胞たる日本人を殺
してきたクズ、化け物狩りを担う忍び一族としての使命もあってなんとしても倒したいのはわかる。
だけど、血気にはやる余りに撤退命令を無視するって何よ!」
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井河アサギ「気持ちはわかるけど、MIAになった母親を助けたいからって組織のトップに直談判する訓練生って何?」
井河アサギ「普通命令に従うよう訓練生を教育しない? 忍び集団だから軍隊式の訓練方式は間違っているなんて
長老方が口うるさいせいだけど、命令無視する忍びがいるようなやり方は間違いだわ!」
井河アサギ「命令違反する輩がいる以上、各忍び一族で対立なんてことになったら勝手に殺し合いもはじめそうな気がする。
共産主義学生グループの内ゲバどころか、同じ忍び一門だからって相手の母親や幼子さえ殺しそうな手合いもいる気がする・・・」
井河アサギ「対魔忍の固有忍法にしても、破壊力重視しすぎよ。ここは日本、アニメマンガ大国なのよ!
破壊力の低い能力でもうまく応用して、戦闘に使う漫画のキャラクターを見習いなさい! 五車学園って
まんまラノベの異能力者養成学校なのに破壊力重視なんてばかみたい!」
井河アサギ「この際、対魔忍総隊長なんてやめたいところだけど、私以外に対魔忍の各忍び一族を束ねられる求心力の主がいないのよね・・・。
内ゲバで民間人巻き込んで残虐な行為やらかしかねない面もあるし、何よりパワードスーツやサイボーグ技術があっても
魔族に対抗するのに対魔忍の力が必要な以上、やめるわけにはいかないわ。」
井河アサギ「本当は責任なんてほっぱりだして高校教師か、OLに転職したい、何ならPMCやフリーランス―の傭兵、アメリカに亡命したいところだけど
総隊長の仕事をやらないと。自殺して恋人のいる天国にいこうなんて思いは封印しないと・・・。」
井河アサギ「とにかく、少しでもストレスの元を減らすために対魔忍をまともな戦闘組織にしないと。そのために忍法安価の術を使うわ。」
井河アサギ「どんな凄惨な運命さえ覆せる安価の術なら対魔忍だって救ってくれるに違いない! 対魔忍をまともな組織にするためにはまず安価下2」
井河アサギ「なんですって、あの世から明治の軍人の魂を呼び戻す。」
井河アサギ「突拍子もない話だけど、ある意味正解ね。明治時代の日本は近代的な軍事組織の構築を
行っていたから、それに携わった人物のノウハウを駆使すれば対魔忍の立て直しもできるかもしれない。」
井河アサギ「老害と化した東郷平八郎や乃木大将なんて名将か疑わしい人に来られたらマイナスだけど・・・・。」
井河アサギ「問題は死者の魂をどう呼び戻すかね。魂に関連した対魔忍法か、それとも魔術師の手を使うか。
クズだけど、技術は本物だから医療スタッフとしている桐生にやらせるのも一つの手ね。」
井河アサギ「この際、死者復活の倫理的是非は別として明治の軍人をよみがえらせるか安価下2」
訂正
井河アサギ「なんですって、あの世から明治の軍人の魂を呼び戻す。」
井河アサギ「突拍子もない話だけど、ある意味正解ね。明治時代の日本は近代的な軍事組織の構築を
行っていたから、それに携わった人物のノウハウを駆使すれば対魔忍の立て直しもできるかもしれない。」
井河アサギ「老害と化した東郷平八郎や乃木大将なんて名将か疑わしい人に来られたらマイナスだけど・・・・。」
井河アサギ「問題は死者の魂をどう呼び戻すかね。魂に関連した対魔忍法か、それとも魔術師の手を使うか。
クズだけど、技術は本物だから医療スタッフとしている桐生にやらせるのも一つの手ね。」
井河アサギ「この際、死者復活の倫理的是非は別として明治の軍人をよみがえらせるか安価下2」
井河アサギ「秋山好古を呼び出せばいいのね! 名誉職である
元帥を除けば軍隊の最高階級である大将に上り詰めた人」
井河アサギ「日露戦争でコサック騎兵を撃退した歴戦の勇姿で、
しかも単に指揮が得意なだけじゃない。騎兵について入念な
戦術研究をし、編成さえ考えている。」
井河アサギ「しかも学校教育の経験もある。この人を呼び出せれば・・・」
井河アサギ「でも得難い人材だけどどう死者の魂を反魂させればいいのかしら?
とりあえず、安価下2ね」
井河アサギ「桐生のクズマッドにたよることになりませんように。なにが魔科医よ、
むしろドクター・メフィストを雇いたいくらいよ」
井河アサギ「そうね、ガチャを回して召喚してみましょう」
安価下2 回したガチャ
安価下4 誰が来た?
a
井河アサギ「誰が出てくるかはランダムだけど、ハロウィン特別オバケガチャを回しましょう。秋山好古大将、
是非君臨してください。」
井河アサギ「な、なんてこと・・・! ブラックリリスヒロインガチャを誤って回してしまったわ! リエリ・ビショップや
カーラ女王、アンネローゼ・ヴァジュラなんて来てほしくはないのに!」
井河アサギ「ま、眩しい! 誰が来たのかしら!」
牟田口「わしが栄えある大日本帝国陸軍中将の牟田口廉也である!」
井河アサギ「ORZ」
井河アサギ「帰ってください!」
牟田口「がちゃなるもので呼び出しておいてひどいではないか!」
井河アサギ「あなたはお呼びではありません、牟田口中将。確かに部隊指揮官としての才覚は一定の
規模の部隊までならば私以上にあるのかもしれません!」
井河アサギ「ですが、戦場においてなによりも大事なものは補給! 機械化力の不足までは
如何ともしがたくとも常人にとっては過酷すぎる環境下で人力で必要な物資を運ばせるという
失敗前提の作戦にゴーサインを出した人じゃないですか!」
牟田口「わしにも責任はあるが、わしだけじゃない!他にも作戦決行を命じたやつはいる!」
井河アサギ「はぁ、ここで言い争っていも仕方がないわ」
井河アサギ「とりあえずどうするか安価下2」
牟田口「いくら無能だからといって殺されたり、婦女暴行犯にしないでくれ!」
牟田口「安価、英米の陸軍よりも恐ろしい相手だ!」
井河アサギ「決めたわ、あなたは感度3000倍にする!」
牟田口「貴様、なにを考えている! わしは男だぞ!」
井河アサギ「あら、感度3000倍にするといったけど性感とはいってないわ」
井河アサギ「痛覚よ、あなたの痛覚を3000倍にする!」
牟田口「し、死んでしまう! わしも陸軍軍人だ、地獄の責め苦を味わうくらいならば貴様を倒す!」
井河アサギ<私が対魔忍だから勝てるなんて慢心はしない! 相手は白兵戦最強と謳われた帝国陸軍軍人!>
井河アサギ<私たちが人魔混血といえど、それは対魔粒子で体を強化しているだけで肉体は普通の人間と一緒 油断すれば気絶するし、対魔粒子の制御を誤れば弱体化する!>
井河アサギ<だから一撃で決める!>
なお、対魔粒子云々は捏造も含む
井河アサギ「捕まえた!」がしっ!
牟田口「はなせ、首から手を離せ!」ジタバタ
井河アサギ「ようこそ、牟田口中将! 痛覚3000倍の世界へ!」プス
牟田口「な、なにを注射したあ#¥1○|いぎゃああああ!」
牟田口「痛い、痛い、体が服と擦れるだけでも痛い! 目に空気が触れるだけで痛い! 2221〒々|<@イギィイギィ!」
井河アサギ「インパール作戦で死んだ兵士の無念をおもいしれ! まああとで解毒錠を飲ませて解放してあげるわ!」
井河アサギ「牟田口中将は、最寄りの病院におくったからいいとして」
井河アサギ「ガチャが失敗した今、対魔忍をたてなおすにはどうすべきかしら? 安価下2」
井河アサギ「そうね、私1人で悩んでも始まらない」
井河アサギ「対魔忍の組織を改革するためにも仲間は必要。ここは仲間を集めましょう」
井河アサギ「ふ、各忍び一族の協調性のなさ。近代化を阻む忍びの長老。命令無視もありうる部下。二代目火影さまにきていただけないかしら?」
井河アサギ「さて誰を仲間に呼びましょう」
安価下2と安価下3
井河アサギ「とりあえず、水城ゆきかぜと秋山達郎を呼びましょう。」
井河アサギ「ゆきかぜは、地頭自体は悪くないはずだから問題点を理解してくれるはずだし、
秋山達郎は対魔忍の力に目覚めていない なら今の体制改革を叫べば賛同してくれるはず!」
水城ゆきかぜ「アサギ先生、私と達郎の二人を呼ぶなんて何事ですか?」
秋山達郎「も、もしかしてなにかしでかしましたか?それとも、何か任務ですか? それなら忍法の使えない俺が役に立つとは・・・」
井河アサギ「あなたたちを呼び出したのは、他でもない。対魔忍の体制改革に協力してもらうためよ!」
水城ゆきかぜ「体制改革って今の対魔忍の制度に問題なんて・・・」
井河アサギ「ねえ、ゆきかぜ。あなたはもし施設に潜入する際に見張りを見つけたらどうする?」
水城ゆきかぜ「それは、見張りを正面から倒して突入します!」
井河アサギ「予想していたとはいえ、これはひどいわね・・・・」
秋山達郎「ゆきかぜ・・・・ORZ!」
井河アサギ「ゆきかぜ、それは愚策よ。施設に潜入するような任務である以上、必要に応じて
見張りを殺す必要はあるわ。だけど、見張りをやたらと殺していたらどうなると思う?」
井河アサギ「見張りがもし定時連絡していたら? 派手な対魔忍法を使ったら?」
水城ゆきかぜ「それは、敵にこっちの存在がばれて・・・。あ、私、とんでもない馬鹿なことしていたんだ!」
井河アサギ「見張りを殺す必要がないとは言わないし、見張りについている魔族が上級魔族ならば
忍法を使う必要もある。だけど、敵を大量に倒しすぎたら即座に増援が来てこっちが不利になるわ。」
秋山達郎「人質救出作戦なら、最悪人質を殺されてしまう可能性もあるな。」
水城ゆきかぜ「言われるまで気付かなかったけど、確かに私の思考に問題があったかもしない そうよ、見張りを正面からなぎ倒す
なんて低能なんて言葉しか出てこない」
井河アサギ「ゆきかぜがそうであるように、対魔忍全体で思考が硬直化した状態なのよ 見張りを正面から倒す以外にも、命令無視
して単騎で突撃したり、スタンドプレイに走ったり・・・」
井河アサギ「今の対魔忍は問題が多すぎる。そういった問題のない対魔忍もいるけど、総数としては問題のある対魔忍がやはり多い。
私だって指揮官や現場の人間として見たら、かなり判断能力に問題があるのよ・・・」
秋山達郎「だから俺たちに対魔忍を立て直すために協力してほしいと?」
井河アサギ「そういうこと。私一人では組織を抜本的に立て直すなんて無理だから、猫の手も借りたいのよ。
若い二人なら柔軟考えもできるでしょう?」
井河アサギ「それに達郎君は協力してくれたら、活躍の場も上げるわ。忍法が使えない対魔忍もいるけど、
忍法が使えないなら銃火器をメインにして戦えばいいじゃない。それだけじゃなく、情報分析部門も強化して
そこで活躍できるようにする。」
秋山達郎「でも、やっぱり忍法使って派手な戦いをしたいような・・・」
井河アサギ「殺し合いに派手さを求めたら死ぬわよ。それに情報分析とかは地味だけど大事な仕事なの、敵の弱点を
割り出したりとか任務の失敗原因をなんなのか割り出すとか組織全体の大事に携われるのだから格好いいわ。」
井河アサギ「それに銃火器だってレーザーライフルも実用化してるし、パワードスーツだってある世の中よ!」
井河アサギ「十分格好いい!」
秋山達郎「おお、やるきがでてきました」
水城ゆきかぜ「SFボディースーツに身を包んだ達郎が銃で敵を一掃・・・うんわるくないわね。まあ戦いは
そんなに甘いものじゃないか・・・・。」
井河アサギ「それに組織改革をしないと、最悪命や貞操を失うことになる。私たちが主に戦っている敵ノマドは、
魔族と人間からなる巨大犯罪組織だけど、所詮犯罪組織はどこまで行っても犯罪組織・・・。」
井河アサギ「性奴隷ビジネスも展開しているから拘束されれば、性奴隷として売りさばかれるかもしれないし、
残虐な拷問にあうかも知れない。オークや下っ端の人間の破落戸ならまず間違いなくレイプするし、殺害するでしょうね。」
水城ゆきかぜ「そうか、私がイノシシ武者みたいに正面突破していればそんな未来も・・・。俄然やる気が出てきた、
そんな悲惨な未来に至る確率を少なくするためにも組織改革しないと!」
井河アサギ「やる気を出したところで質問だけど、何かいいアイディアはないかしら?」
秋山達郎「安価下2」
水城ゆきかぜ「安価下4」
秋山達郎「この際、対魔忍を立て直すのは見切りをつけましょう! 有志を募ってまともな新組織を作るんです!」
秋山達郎「台湾危機以来、世界各地で紛争やテロが奮発してPMCやフリーの傭兵に莫大な需要がありますよね。日本だって
傭兵やPMCを黙認してます。なら対魔族専門のPMCでも作ってそこで活躍するんです!」
井河アサギ「PMC、南アフリカに起源をもつ業種で特殊部隊隊員を含む正規軍の元兵士で構成され、
武装犯罪組織との戦闘や施設警備、要人警護、補給、訓練をこなす会社ね。」
井河アサギ「確かに私たちは忍びといっても今は21世紀。対魔忍といえど退職者は認めている。
組織改革を阻む忍びの長老を排除しきれない以上、新組織を作るのも悪くない手ね。」
秋山達郎「問題は内務省外局の公共安全庁の傘下ってことですよね。つまり防諜機関の実働特殊部隊なわけですから、
新組織を立ち上げるのはやはり難しい・・・。」
秋山達郎「ところでゆきかぜのアイディアは」
水城ゆきかぜ「男女ともに退魔忍の性感帯を切除するのよ!」
秋山達郎・井河アサギ「「orz」」
井河アサギ「どうしてそんな発想に?」
水城ゆきかぜ「対魔忍の中には、オーク等に性的暴行されたり、媚薬の影響などで
洗脳される女性も存在しています。」
水城ゆきかぜ「男性の退魔忍にしても、
サキュバスに誘惑されて敵に屈する者もいます。」
水城ゆきかぜ「ならこの際性感帯を切除したらそんなことになれないのかなと・・・。」
井河アサギ「確かに一理はあるけどそれは暴論すぎるわ。結局のところ対症療法に過ぎないから
根本的な解決にはならない。」
秋山達郎「それに魔界医療とも蚊もあるから、切除したとしても直される可能性はあるし・・・。」
水城ゆきかぜ「私もそれは思ってました。媚薬ガスとか催眠ガスとかに備えて毒ガスマスクを常につけて
任務とかの方がいいですね。」
井河アサギ「二人とも貴重な意見をありがとう。さて二人の意見のうちどちらを取るか安価下2」
再安価下2
井河アサギ「とりあえず、達郎の男性器を切除しましょう。」
秋山達郎「!!!」
水城ゆきかぜ「な、何でですか! 今の流れでなんでそうなるんですか!」
井河アサギ「安価の術は絶対なのよ! 恐らく、秋山達郎がこのままだと浮気するか敵の色香に騙されるからに違いないわ!」
水城ゆきかぜ「達郎がそんなことするわけがない! こうなったら安価下2」
水城ゆきかぜ「待ってください、アサギ先生! 安価違いです!」
井河アサギ「なんですって!」
水城ゆきかぜ「達郎を去勢しようというのは間違いで、実際には達郎という安価なんです!」
井河アサギ「そう悪かった、安価を取り間違えて・・・・。しかし、対魔忍を改革するのに
何故達郎が・・」
秋山達郎「恐らく俺のアイデアのPMC化の道を取れといいたいんじゃないですか?」
井河アサギ「なるほど、民間軍事会社か・・・」
水城ゆきかぜ「PMCってことは、映画第9地区に出たり、ブラックラグーン1話にでたり、
ヨルムンガンドででてきたクズPMCみたいなやつらね・・・」
水城ゆきかぜ「いいえ、目指すならMSFやDDよ!」
井河アサギ「う~ん、ゲームやアニメの知識はサクラからだからよくわからないわね・・・・MGSはわかるけど。
とりあえず、対魔忍をPNCにするためにはまず安価下2ね。」
甲河アスカ「なお、現在対魔忍RPGのストーリーイベントで私は大食いの犬が苦手な幽霊と発言しているでしょう。
これはオバQよね。だからアニメや漫画の話題を対魔忍世界の住人が出しても問題ない!」きりっ
井河アサギ「アメリカのDIAに出向しましょう。」
水城ゆきかぜ「アメリカおよび太平洋諸国連邦の構成国のアメリカ合衆国ですか? DIAっていった・・・」
秋山達郎「DIAといえば和訳で国防情報局。アメリカ軍の陸軍海軍空軍の3軍情報部を一括指揮している
ペンタゴン直下の情報組織だ。」
秋山達郎「ペンタゴン直下の情報組織だとDSO、新設された特務機関Gなどもあるが未だに一定の影響力を持つ組織だ。」
井河アサギ「今やアメリカは複数国からなるより巨大化した連邦制国家だから、連邦加盟国の台湾軍、
大韓●●軍、東南アジア諸国軍などの軍情報部も束ねているわ。最も台湾を連邦に加盟させて、
中国を抑えようとしたんだけど、それが災いして米中会戦、所謂台湾危機になってしまったんだけど・・・。」
井河アサギ「台湾危機のせいで米中冷戦みたいな状況になり、その後朝鮮半島を舞台にした代理戦争で
アミダハラを初め日本の数都市に弾道ミサイルの流れ弾が命中したんだから恨み言を言うべきかしら?
最もアメリカとの同盟は好むと好まざるとにかかわらず必要だけど・・・。」
台湾危機・半島紛争は一応リリス公式といえば公式である
井河アサギ「なるほど、PMCを私たち単独で作り上げようとしてもうまくいかない。なら、外部の力を
借りることは当然のことね。」
井河アサギ「アメリカは個人携行用のレーザー兵器を実用化し、サイボーグやアンドロイド技術も
実用化にこぎつけ、私のクローンまで作り上げている。なぜかわかる?」
水城ゆきかぜ「それは、魔族に対抗するためですよね?」
井河アサギ「そう。アメリカには残念ながら異能力者が存在しない。日本には曲がりなりにも
対魔忍という対化け物組織がいるから魔族に対抗することができる。アメリカは超大国だから
通常兵器のみで、魔族にもはりあえるけど、人外に対抗するためにはやはり
従来の兵器に代わる兵器が欲しい。」
井河アサギ「だから新兵器の開発にこだわるのよ。まあ私たち対魔忍みたいな異能力者や常人離れした
肉体の主の魔族の戦力に着目して、異能力者や超兵器偏中になってるのはいただけないわね。」
井河アサギ「つまるところ、アメリカは対魔忍のような異能力者の存在を欲している。アメリカの依頼を優先的に
受けるという約束で、こちらのPMCの設立を後押しさせることは不可能ではない・・・・。」
井河アサギ「アンクル・サムの力を借りてPMCを立ち上げ、魔族に対抗しましょう!」
秋山達郎「しかし、最悪アメリカの私兵となる可能性もあるのでは?」
水城ゆきかぜ「それにアメリカは魔族の力を利用したいから倒したい私たちと方向性がちがうんじゃ・・・」
井河アサギ「そのリスクは認めるわ、でも私たちは諜報員兼工作員。諜報戦である以上虚々実々の駆け引きが必要だし、
清濁呑まなければならない。」
井河アサギ「私だってアメリカを完全に信用している訳じゃないわ。だけど利害が一致すれば手を組むこともやぶさかではない。
目的達成のためには手段をえり好みしている場合じゃないこともある。」
井河アサギ「まずはアメリカの力を利用してPMCを立ち上げる。そのあと、アメリカの操り人形にならないように手を打つ。
幸いアメリカのスキャンダルや同盟国である日本で特殊部隊を公然と活動させている証拠がある。それを交渉材料にすれば傀儡に
なることはまずないでしょう。」
井河アサギ「そうときまればワシントン行きの日程を決めないと・・・」
水城ゆきかぜ「ワシントン! 対魔忍総隊長のアサギ先生が簡単にそのCIAみたいな組織とあえるんですか?」
井河アサギ「DIAよ。日本とアメリカは今もって日米同盟を堅守している。裏面では、魔族が独自に持つ科学技術や
遺伝子資源、魔術の確保を目的に特殊部隊を日本で動かしているから対立しているけど、それでも同盟国であることに変わりない。」
井河アサギ「対魔忍でも場合によってはアメリカ軍との合同で作戦を行うことがある。だからその調整という形でワシントンに行くことができるわ。」
井河アサギ「そもそも今まで何回も言ってるし・・・」
水城ゆきかぜ「むぅ~海外旅行なんて羨ましい・・・」
秋山達郎「いや仕事だから大変なんだよ!」
井河アサギ「ははは・・・国防長官やら大将やらと会談するのは大変だったわ、対魔忍総隊長なんて言っても階級はこっちはないんだし・・・。
しかも嫌味や皮肉を軽く言ってくるし・・・」
水城ゆきかぜ「アサギ先生が遠い目を! しっかりしてください!」
井河アサギ「大丈夫、私は大丈夫! 自殺したりなんてしない!」
井河アサギ「しっかりDIAと話を通してくるから」7
数週間後 ワシントン アナスコティア=ボリング統合基地 DIA本部
DIA長官「お待たせしました、ミズ・アサギ。私がDIA長官のマクミランです。本日のご訪問は
ノマドについて情報共有したいとか・・・。」
井河アサギ「お会いできて光栄です、マクミラン中将。本日ご訪問したのは、そちらもうすうす察していると思いますが
秘密裏に会話を交わしたい事柄があるからです。」
DIA長官「お互い忙しいみです、極秘に会談したい内容がこちらにとって有益であることを祈りますよ。その内容は日本政府も承知しているので?」
井河アサギ「いいえ、日本政府は存じていません。」
DIA長官「ほう? 日本政府が存じていない・・・。つまりあなた個人の独断ということですか。腐敗した
日本政府に見切りをつけ、我が国に亡命したいとか。ふうま弾正のように。」
井河アサギ「ある意味ではそれに近いお願いです。我々対魔忍の一部勢力がPMCとして独立するのをあなた方
の組織のお力で支援していただきたいのです。」
井河アサギ「対魔忍が内務省管轄の特殊部隊といっても、実態は忍び一族の血族の影響が未だに大きいのはご存じのはずですよね。」
DIA長官「ええ、確か各ニンジャ一族の長老方が部隊の方針に口をはさむこともあるとか・・・。なかなかユニークな組織と常々思っています。」
井河アサギ「皮肉ですか?」
DIA長官「まさか、統制がとれていないのはこちらも同じところです。そちらを揶揄する気はありません。あなた方
対魔忍の手で同胞が殺されたのを気にしているようでは、この職は務まりません。」
井河アサギ「・・・話を戻しますが、対魔忍といっても実権は政府ではなく忍び一族の長老が握っている点が大き多い。
そして忍び一族の人間が伝統などといって近代化の道を阻み、こちらの任務に少なからず悪影響を与えています。」
井河アサギ「私個人の実力では長老の影響を排除できませんし、上司の山本はともかく日本政府に期待するのも難しい。
私としては、この状況を打開するために有志を募って組織からの独立を考えています。」
DIA長官「それはなかなか興味深い話です。それを我々DIAに支援してほしいと。」
井河アサギ「そうです。勿論ただとはいいません。PMCとして中東でのテロ掃討から魔族絡みの案件を含め
あなた方の国の尖兵として行動する所つもりです。」
DIA長官<さて、この話をどうするか?安価下2>
DIA長官「検討する価値のある話です。」
井河アサギ「でしたら」
DIA長官「あくまで検討する価値があるの話です。実際に支援するかどうかは、実力を見定めてからにしたい。
我々が裏面で支援している工作用のPMCに参戦している人員を集めて、そこで実戦でどれほど役立つか見てから
支援するか決めさせていただきたい。」
DIA長官<役に立つにせよ、役に立たないにせよ徹底的に使いつぶさせてもらうさ。我が国の国益のためにな。>
DIA長官<魔族の排斥、大いに結構なことだ。私個人は魔族の徹底排斥を個人的に行うべきと思っているからな。そして
全滅してくれれば好都合だ。人間と魔族のハーフである対魔忍も潜在的な人類全体への脅威、数をすり減らしてくれた方がいい・・・!>
井河アサギ「<何か裏があるわね、でも乗り気なら乗るしかない!>ええ、実力のわからない戦力を雇うなどあり得ない話ですから、それは結構です。」
DIA長官「ところで、何人ほどがあなたのアイデアに賛成しているので? それと上司の山本部長にはばれていませんか?」
井河アサギ「それは安価下2と安価下4です。」
井河アサギ「人数は、アンタッチャブル柴田です。」
DIA長官「・・・失礼、何を言ってるか理解できないのだが・・・。」
井河アサギ「アンタッチャブル柴田とは、日本のコメディアンでしてそのコメディアンの所属する事務所の他コメディアンと同じ
くらいの数という隠語です。3、40人ぐらいとなります。」
DIA長官「なるほど、約1、2個小隊ほどか・・・。」
井河アサギ「山本部長にはばれていません。人数が数十名とほんの少人数ですので。」
DIA長官「有益な話をありがとう。では、約束の通り支援するかどうかはPMCでの活躍を見てからということで。」
DIA長官「ああ、それとこれを。最新の暗号化処置を施したスマートホンです。以後の連絡はこれでお願いします。
次の連絡は派遣人員について話し合いましょう。」
井河アサギ「こちらこそありがとうございました、中将。ではこれで失礼します。」
井河アサギ<よっしゃあ。これがアメリカ軍の施設でないなら勝鬨を挙げてるとこだわ。でもまだ油断はダメよ、
PMCに送っても問題ない対魔忍を選ばなくては。>
井河アサギ<PMCにおくる対魔忍を安価下2と安価下3と。>
井河アサギ<ついでにばれないよう秘密を隠すための方法を安価下5>
井河アサギ「派遣する対魔忍は、秋山凜子ね。彼女と弟の達郎には悪いけど、
脳の機械化も含めた奴隷になってもらったから・・・。」
井河アサギ「脳を機械化したといっても、単に機械的な動作を繰り返すわけじゃない。高度な判断能力や冷静さ、
事前偵察を怠らないなど戦闘を行う上で必要な能力を高いレベルで実現させている。」
井河アサギ「彼女には悪いけど、私たちの計画を妨害するのが悪い。寧ろ戦闘能力が高いだけで判断力が低い
彼女の敗北や性奴隷化を防げるだけ感謝してほしいぐらい。」
井河アサギ「彼女なら送っても問題はない・・。さあ実力を発揮してくるのよ!」
内務省外局公共安全庁 調査第三部
山本部長「フム、怪しげな動きを見せてる集団の内偵に
対魔忍を動かすとするか。」
部下「部長、怪しげな集団ではなく正規の登録をしているPM&SCです。」
山本部長「PM&SC、それは何だ。新手のゲームソフトか。」
部下「・・・いえなんでもありません<ORZ、海上自衛軍の元作戦参謀なのに知らないのかこの人・・・>」
山本部長<PMCぐらいはしっているさ、金で動く最低の傭兵どもだろう。対魔忍とて戦力として必要だが所詮は薄汚い傭兵、
日本を守るために精々有効活用するまでだ。まあ魔族に対抗できる軍備ができ次第、切り捨てるに限る。>
国防情報局直轄PMC エクゼクティブーション・アウトカムス社
秋山凜子「ここが私が任務を引き受ける民間軍事会社か。アサギ様からの命令だ、忠実にその任を果たす。」
秋山凜子「無論PMCの人間も元軍人、身体能力で勝っていようと特殊部隊出身者もいる以上侮りはせん!」
秋山凜子「野戦訓練もしているとはいえ、基本対魔忍の我々の前提は市街地戦闘。経験がない森林地帯や草原、砂漠地帯での戦闘となれば
寧ろ教えを請わねば。銃を使えと言われたら、素直に教えを請わなくては。銃の使い方は最低限しかしらないからな。」
PMC社員<非戦闘職>「君が秋山凜子か。よろしく頼む。早速だが君は安価下2をしてもらう。」
秋山凜子<セクハラやレイプという内容ならば断固抵抗する!>
PMCの正式名称はプライベートミリタリー&セキュリティーカンパニーズでPM&SCsだっけ
PMC社員「君にはお茶くみをしてもらう!」
秋山凜子「!!!!」
秋山凜子「なぜお茶くみなのですか! いえ、お茶くみとあらば命令に従います!」
PMC社員「うむ、下っ端はいつもお茶くみからだ。<本当は安価下2が理由だがな。>」
アクション対魔忍おめ
PMC職員<本当は下っ端だからじゃない! こんなかわいい子にお茶くみしてもらえれば、それだけで我々男はやる気が出るからだ!>
PMC職員<対魔忍とやらを卑猥な目にあわせる奴もいるというが、私は健全な面で楽しむぞ! そもそもこんなティーンエンジャーを
戦場に出せるものか!>
PMC職員「DIAが何と言おうとかまうものか! 私は子供を守る!」ぼそっ
井河アサギ「今頃凜子はPMCで訓練をしている頃ね。それまでの間に私は安価下2をしましょう。」
井河アサギ「そうね、外国語の勉強でもしておきましょう。」
井河アサギ「日常会話程度はこなせるにしても、英語圏に行くわけだから。」
井河アサギ「うまくDIA直轄のPMCに移籍してやるんだから。」
数週間後
井河アサギ「もしもし、これは長官ですか。」
井河アサギ「この電話は暗号処置が施されているので何を話しても構いません。」
井河アサギ「それで我々対魔忍をPMCに移籍する件ですが、お受けしていただけるのでしょうか?」
DIA長官「安価下2だ」
DIA長官「非常に言いにくいのだが、件のPMCはノマドに浸食されていたようだ・・・。もう掃除は終わったが、送られた対魔忍は残念なことに・・・。」
井河アサギ「ま、まさか性奴隷か最悪臓器売買のために解体されて・・・。」
DIA長官「いや、最悪の事態は避けられている。ノマドの連中だが、こちらはキリスト教徒のアメリカ人が主体で、浸食されたといっても全ての人間が
ノマドにくみしていたわけではない。おかげで彼女は無事だが、対魔忍の力を喪失するという形で無力化されている。」
井河アサギ「なんですって! 長官、そんなことが可能なのですか?」
DIA長官「うむ、どうやら可能らしい。ただノマドも大分時間をかけ、必要な設備を用意しないと
行えないらしいから、戦闘ではそこまで心配になることはないだろう。君も知っているとは思うが、対魔忍は
魔族と人間とのハーフだ。」
DIA長官「しかし、彼女の遺伝子を分析すると魔族の因子はきれいさっぱり除去されている。普通の混じりけのない
人間に彼女はなっている。」
井河アサギ「そんなことが可能だったとは驚きです。それで彼女はどこに?」
DIA長官「秋山凜子なら大学に行ったよ。」
秋山凜子「私は以前対魔忍として殺伐とした日々を送っていたが、もうそれも終わりだ。対魔忍の力を失ったのに、
殺し合いに身を投じるのはおかしいだろう?」
秋山凜子「達郎には悪いが、私は普通の一般人としてこれからは過ごさせてもらう。幸いアメリカならば魔族の被害もそこまでではないし、
日本も普通に過ごすだけならば魔族代わりの犯罪に巻き込まれることもそうそうないから、私が生きている間は人間が魔族に
支配されることもない。」
秋山凜子「飛び級でアメリカのミスカトニック大学に入学した以上、これからは平和に過ごすさ! フフフ、今まではブラコン気味だったが
普通の彼氏も作って見せよう!」
秋山凜子「そうだ、私を洗脳してくれたお礼に十代も実戦投入、内部は下手したら内ゲバと対魔忍の実態をツイッターで暴露してやろうか?」
DIA長官「こちらの落ち度だが、こういったことがあった以上、この話はなしにさせてもらう。以上だ。
井河アサギ「長官、長官! 少しお話を・・・駄目ね、切れてる!」
井河アサギ「DIAへの移籍が破綻するなんて・・・! こうなったらここは安価下2ね」
再安価下2
井河アサギ「そうね、何事も根をつめすぎてはよくないわ。もう12月も下旬で来年の2041年まで残りわずか・・・」
*対魔忍アサギシリーズの正確な年代は不明だが、退魔忍アサギ3の公式サイトにてパワードスーツの解説分の中に20式戦車とあるため2020年代以降とする
井河アサギ「大晦日と並ぶ年末の一大イベントクリスマスを妹のさくらと二人で満喫しましょう。」
井河アサギ「ああ死亡した恋人の弟の後見人を務めてはいるけど、同居してはいないわよ。女二人と男の子一人が一つ屋根
の元で暮らしたら間違いが起きかねないし・・・。対魔忍訓練生だけど、忍法の才能はないから本人には民間人としてすごして
ほしいとおもっている。」
井河アサギ「本人は不服みたいだけど、殺し合い必死の裏稼業なんてつくもんじゃないでしょう?」
井河アサギ「さくら~」
井河さくら「なに、お姉ちゃん。」
井河アサギ「今年は一緒に家でクリスマスを祝いましょう。予定があるならそっちを優先して構わないけど。」
井河さくら「大丈夫だよお姉ちゃん。でも仕事は大丈夫なの。モンバコを上手く手に入れたら一日中遊びとおす
つもりだった私もいえないけど・・・。」
井河アサギ「今のところ、ノマドの大規模な動きは確認されてないから遊んでも大丈夫よ。本当はシャンペンと
いきたいところだけど、緊急出動に備えてジュースで七面鳥をたべましょう。」
井河さくら「やったー。お姉ちゃんありがとう!」
井河アサギ<さくら! さくらの笑顔、私の妹なのに破壊力がありすぎる! 今までの心労がさくらの笑顔で吹き飛ぶくらい。>
2040年 12月25日 クリスマス当日
井河アサギ「さあ、サクラ。私が作った七面鳥よ。それ以外にもいろいろと腕によりをかけてつくった料理
があるわ。」
井河さくら「わあ、こんなごちそうお姉ちゃんが作ったんだ。どれどれ味のほどは・・・。」
井河アサギ「どう、さくら。おいしいかしら?」そわそわ
井河さくら「うんおいしいよお姉ちゃん。」
井河アサギ「ならよかったわ<あっひゅう、さくらが私の料理をほめてくれてる。うれしい!>」
井河さくら「おいしい料理をありがとうお姉ちゃん。」
井河アサギ「どういたしましてさくら。それじゃあケーキはもう少ししてから・・・。」
井河さくら「え~~。甘いものは別腹だから今食べようよ。」
井河アサギ「・・・・本当は体に悪いけど、さくらがたべたいなら・・・。」
井河アサギ「稲毛屋のアイスケーキよ!」
井河さくら「さすが稲毛屋。冷たくてあまくておいしい。」
井河アサギ「ふふふ、さくら。ケーキを食べたところで。」
井河アサギ「あなたゲームが好きでしょう。一緒にこのFPSの協力プレイを楽しみましょう。」
井河さくら「まあいいけど、普段ゲームやらないお姉ちゃんにうまくできるかな。」
井河アサギ「くっ、流石にゲームだと最強なんて言われてる私も勝手が違うわね。」
井河さくら「へ、へへ~ん。お姉ちゃんを狙っていた敵をやっつけたぞ。感謝してよねお姉ちゃん。」
井河アサギ「みてなさいさくら! 私だって敵をやっつけられるんだから!」
井河さくら「お姉ちゃん、そんなに突撃したら・・・・・ああやられた!」
井河アサギ「さあ思う存分気分転換したから、これからどう対魔忍を変革するか安価下2」
井河アサギ「こうなったら、凜子の部屋を焼きましょう!」般若の面
井河アサギ「実家は可愛そうだから、五車学園の寮の部屋を燃やし尽くしてあげる」
井河アサギ「内ゲバを起こす対魔忍が嫌だなんていっている割には矛盾した行いだけど、私が不幸せなのに一人だけ幸せになるなんて許せない!」
井河アサギ「フフフ、ガソリンはこれくらいで充分かしら。」
井河アサギ「建物は一応コンクリート造り。スプリンクーラーもついているから大して延焼はしないでしょう。」
井河アサギ「さあ裏切り者の部屋よ、地獄の業火で破壊しつくされなさい。」
???「アサギ先生、何を!」
北のはだれか安価下1
アサギの反応安価下2
再安価きたのはだれか下1
アサギの反応下2
ボケ老人「ほへ、おやお嬢さん何をしておる?」
ボケ老人「今日は祭りでしたかな? ん、ここはわたしの家じゃない!」
井河アサギ「どうやら魔族でもない本物の一般人のようね・・・。おじいさん、ここは女子寮ですよ。」
井河アサギ「さああちらに行きましょうね」
ボケ老人「おおお嬢さんさんありがとう」
井河アサギ「ふう、邪魔が入ったせいで凜子の部屋を燃やす気はなくなったわね 仕方ない、安価下2しましょう」
井河アサギ「そうね、凜子に裏切られたむしゃくしゃが止まらないから女子寮の個室のドアのカギを壊して帰りしましょう。」
井河アサギ「たまたまもっていたちゅーいんぐガムを全部屋の鍵穴にねじ込んでやるんだから!」
井河アサギ「ああ、すっきりした。さあ帰りましょう。」
この徒に対する反応は安価下2
八津紫「アサギ様報告があります」
井河アサギ「なにかしら、紫」
八津紫「はい、実は女子寮の方から問題の報告が。私が全て
回収したのですが、何者かがチューイングガムを鍵穴に入れて
一時的に生徒が部屋から締め出される事態が起きました」
八津紫「現在魔族の侵入者の可能性も含めて捜査中です」
八津紫「アサギ様、どうしましたか。顔色を悪くなされて」
井河アサギ「そ、そうなの紫。引き続き捜査しなさい。」
井河アサギ「生徒の悪戯だとしても罰を与えなければ。<どうしよう、どう私が犯人とバレないようにするか安価下2」
あ
八津紫「ゆきかぜ、お前が鍵穴にチューイングガムを入れたんだろう!」
水城ゆきかぜ「せ、せんせい、わ、私やっていませんから!」
八津紫「嘘をつけ! 貴様がその時間、授業中なのにいないのはわかっている!お前しか犯人はいないんだ!」
八津紫「よし、白を切るなら私にも考えがある!」
八津紫「ノマドがやるような快楽攻めなど生温い拷問だ。睡眠遮断や騒音攻め、照射攻めなど現代的な拷問
も生温い・・・!」
八津紫「貴様には、これとキスしてもらおう!」
水城ゆきかぜ「そ、そんな汚い泥水なんかに口なんて・・・・!」
八津紫「いいからつけろ!」
水城ゆきかぜ「うぇぇ! ぼぇぇぇ!」
水城ゆきかぜ「おぇぇ、汚い! 気持ち悪い!」
八津紫「まだまだだ! 呼吸困難になる寸前まで何回もやってやる!」
水城ゆきかぜ「いやあああああ!」
八津紫「どうだ、対魔忍伝統ウォーターボーディング拷問の味は? ゆきかぜ、素直に白状しろ!」
水城ゆきかぜ「わたしやってません・・・ほんとに・・・」
水城ゆきかぜ「ほんとにやってないんです・・・私をどうして疑うんですか・・・」
八津紫「そうか、貴様はまだ嘘をつくのだな! なら、つぎはもっとひどい攻めをやるまでだ! 鞭打ちをしてやろうか!
私の捌き方なら音速を超えて、皮ふをたやすく削るぞ! 足の裏を火でトロトロあぶってやろうか! やりすぎたら、もしかしたら
神経がいかれて骨まで焼き尽くされるかもなあ!」
八津紫「爪をペンチで剥がしてやろうか! 素手でもできるが、そちらの方がより痛いだろう? 視覚的にもな。 あるいは首を
機械で固定して圧力を加える拷問が望みか! 石だきはどうだ。」
水城ゆきかぜ「いや・・・いや、いや・・・。私が犯人です、私がやりました」ちょろぉぉぉ
八津紫「素直に犯人だといえば、拷問を受けずに済んだんだ。とりあえず失禁したぶんの着替えと雑巾を取ってくる。そのあとは
反省文の提出だ!」
井河アサギ<どうしよう、思ったより大事になってる・・・・。どうするべきか安価下2>
ウォーターボーディング? 足裏焼き 鞭打ち 爪攻め 参考 本当はやってはいけない怖い拷問を読了した記憶より
井河アサギ「そうね、ゆきかぜの全身にサンオイルを塗って服を着させてあげましょう。」
井河アサギ「失禁してしまった異臭をごまかすのよ。それぐらいしか私にはできないわ・・・。」
井河アサギ「所謂吐き気を催す邪悪じゃないわよね私・・・:
水城ゆきかぜ「アサギ先生!」
井河アサギ「着替えを手伝ってあげるわ。ひどい目にあったけど、大丈夫・・。」
水城ゆきかぜ「今すぐ対魔忍をやめたいぐらいです・・・。」ぐす
井河アサギ「・・・とりあえず服を着替えさせてあげる。」
水城ゆきかぜ「あの、何故サンオイルを?」
井河アサギ「失禁したことによる異臭をサンオイルを塗ってごまかすのよ!」
水城ゆきかぜ「いえ、結構です!」
井河アサギ「遠慮しないで!」
水城ゆきかぜ「いやああああ!」
井河アサギ「ふう、サンオイルを塗り終わったし服も着替えさせたわ。どう感想は?」
水城ゆきかぜ「安価下2」
あ
水城ゆきかぜ「ええアサギ先生、とってもいい気分ですよ・・・。ええとってもね。」
井河アサギ<彼女の雰囲気が変わった!なんなのこのまがましい感じは!>
水城ゆきかぜ「ところでアサギ先生?」
井河アサギ「なにかしら?」
水城ゆきかぜ「死んでくれませんか?」
井河アサギ「な、何をするの!」
井河アサギ<この私が一瞬とられられなかった!ゆきかぜさんの動きじゃないわ!>
水城ゆきかぜ「私かなり責められたんですよ、やってもいない罪なのに!」
水城ゆきかぜ「今ならわかります、犯人はアサギ先生ですよね? 寮のカギが壊されたころ、アサギ先生も所在不明ですし・・・!」
水城ゆきかぜ「だからおとなしく死んで?」
井河アサギ「姿が変わった! 魔に堕ちたか、いや魔族の血に覚醒したわけではない!」
水城ゆきかぜ「名づけるなら殺意の波動とでもいうべき力! それを我は、いや私は正しき怒りで覚醒した!」
水城ゆきかぜ「この力ならアサギ先生もただではすみませんよ。それでも油断せずにあなたを殺します!」
水城ゆきかぜ「対魔忍の改革を訴えながら、保身のために生徒を生贄にする人は殺すべきでしょう?」
井河アサギ<彼女の先ほどのこぶし、この私でさえ完全に見きれなかった!ならばここは隼の術で!>
水城ゆきかぜ「隼の術は使わせませんよ!」
水城ゆきかぜ「流石に時空間忍術で光速で動かせたら勝てませんから、術の予備動作は全て妨害させていただきます!」
井河アサギ「くぅ!」
井河アサギ<私でも目視しがたいほど攻撃動作一つ一つが研ぎ澄まされている! なんて速さ!>
井河アサギ<それに、私の攻撃を見切ったみたいに回避している! 化け物!>
水城ゆきかぜ「フフフ、私の得た殺意の波動という力は体内に宿る気による
身体能力強化! 対魔粒子と併用して使えば、通常の対魔忍よりも遥かに身体能力は勝る!」
水城ゆきかぜ「それに見える! 私にも見える! クリアに!あなたの攻撃の一つ一つが!」
水城ゆきかぜ<思考が驚くほど明晰になり、情報処理速度が上がっている感じがしてならない! それに立体的に空間を捉える能力
が飛躍的に高まっている! なるほど、殺意の波動以外の力にも目覚めている訳ね!>]
水城ゆきかぜ「そろそろ終わりです!天国に文字通りイかせてあげますよ、井河アサギ!」
水城ゆきかぜ「奥義瞬獄殺!」
井河アサギ「ぐあああああああああ!」
井河アサギ<い、一瞬にして数10、数100もの打撃をたたき込むなんて・・・・ぐへえ! それにた、体内に何か力が・・・!>
井河アサギ<ああああああああ! 体がはじけ飛んで…ぎゃあああああ!>
ぱあん! ぱあん! ぱあん!
天!
水城ゆきかぜ「きたねえ花火だ!」
最強の対魔忍・井河アサギの死によって対魔忍は大いに揺れた! だが、彼女の死をきっかけに対魔忍は精強な
戦闘集団に生まれ変わった!
水城ゆきかぜによる井河アサギ暗殺は、武家の価値観に染まる対魔忍からすれば忠誠を誓う主君の仇討の対象となるべき
ものである。だが、今は歴とした21世紀。井河アサギが自らのイタズラをごまかすために部下に冤罪を着せ、あまつさえ
拷問をも容認した行為は井河アサギの求心力を大幅に低下させた。
「お姉ちゃんの死に何も思わないわけじゃないけど、部下にして生徒に濡れ義務きせて拷問するなんて許せないよ!」
妹である井河さくらを中心に井河アサギの仇討をせぬ不戦派が多数出現。それでも狂的に井河アサギを慕う八津紫を
中心とした一派が仇討を図るも、その悉くを水城ゆきかぜは撃退! 種われによる高度な空間把握、対魔粒子と殺意の波動の併用がなす
妙技は不死身の体の八津紫さえ再生中枢にカ所を瞬時に拳で破壊され、死に絶えたという!
ちなみに桐生は彼女の死を受け普通に自殺した。
そして仇討を図ったものが全て返り討ちにされた後、対魔忍総隊長には繰上りで水城ゆきかぜが就任。
対魔忍そのものに不満を抱いていない彼女は、自らの行いで指揮系統の混乱した立て直しに乗り出したのだ!
種割れの力で強化された思考能力は対魔忍に口出しししてきた忍び一門の長老衆の介入を政治的に封殺し、また各忍び
一族のわだかまりの雪解けにも成功。
水城ゆきかぜ体制の元、対魔忍は忍び集団というよりも異能の力を使いこなす特殊部隊というべき存在に生まれ変わり、
各国の特殊部隊、情報機関、フリーランスの殺し屋、傭兵、ノマドを初めとした魔族の組織をいままでの対魔忍以上に
追い詰めることとなる。
True End
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