妹「お兄様、昼食のお時間でございます」 (14)
~部屋~
男「わんわん!」
妹「ふふ、さぁどうぞ。ペディグリーチャムです」
男「!!」ガツガツ
妹「美味しいですかぁ?宜しければおかわりもありますので、食べたければ言いにきてください」
男「美味しい!美味しい!」ムシャムシャ
妹「うふふ、ではお兄様?何かございましたら私の元に来てくださいね?待ってますから」ガチャ
妹「……くれぐれも、変な気をおこさないでくださいね」バタン
男「……」
男「お"ぅえぇええっ"!」ビチャビチャビチャ
男「はお"うえぇえぇえ!げーっへやぁ"あぁああぁぁあ!!」
男「はぁっはぁはぁはっはっ……うえ"げえぇぇええ!!」
~友の部屋~
男「も"う嫌だぁああぁぁあ!!」
友「……まぁ、逃げたくなるわな」
男「俺が何をしたっていうんだあぁぁああ!こんなの!こんなの拷問じゃないかぁぁあぁぁあ!!」
友「ペディグリーチャムはなぁ……お前、何日まともな物食べさせて貰ってないの?」
男「4日前……財布も通帳も車の鍵も取り上げられてるから何も出来ないんだよ…ううう」
友「………心当たりは?」
男「無いよぉぉぉお!!妹の仕事場にパンツ一丁で冷やかしに行ったり妹の干してあるパンツ被ってプルクラ撮りに行ってそれを家中の家具と言う家具に貼り付けたくらいなんだよぉおぉぉ!!」
友「ま、まぁ落ち着けよ。ほら、うどん茹でて来たから食べな」
男「ありがとう……本当に助かる」ズルズル
友「妹ちゃんがなんで怒ってるのかは分からないが困ったら何時でも来いよ?助けてやるからな」
男「ありがとう、ありがとう……うどんめっちゃ美味い」ズルズル
ガチャ
友妹「……」
友「あっ、う……」
男「ん?こんにちは、お邪魔してまふ」ズルズルズルズル
友妹「……指」
友「う…あ……は、はい」スッ
男「?(なんでペンチなんて持ってるんだろ)」
バチン!
友「み"ゃおわぁあ!!」プシュー
友妹「反対も」グググ
バチン‼
友「ん"の"がっ"ぎ!?!」
友妹「……」バタン
男「だ、大丈夫かぁ?指の爪剥がされてたけど」
友「ぐわあ"ぁああぁぁああ!いだい"ぃいぃい!ひやぁああびゃぁあああ!!!」
男「なにしたんだよお前…」ズルズル
友「知らねぇよおぉお!痛いよー、血が止まらないよー!!」
男「心当たりくらい有るだろ?お前の妹、あんな惨い事する様な子じゃ無かったろ」
友「ま、マジで知らねぇんだよ…急にあんな酷くなってさ……ああくそっ!痛い」
友「俺さ、新聞配達のバイトしてんじゃん?あの時に妹のパンツを配ってるからさ……ううう、な、軟膏取ってくれ、血が止まらないんだよ」
男「ん…」
友「ありがと……ふぅ、ほんと、俺たちの妹ってちょっとおかしいよな」
男「だよなぁ、キチガイだよほんと」
男「警察に訴えたら勝てるレベルだ」
~自宅~
男「ただいま~」
妹「お兄様」
男「あっ……た、ただいま」
男「?……」スタスタ
妹「お待ちください」
男「えっ」
妹「靴の底、砂が付いてます」
男「あ、うん…そ、それがどうし
妹「舐めて綺麗にしてください」
男「!?」
妹「あら、何故驚くのですか?まさかお兄様、玄関を汚したまま家に上がろうなどとお考えなのですか?」
妹「……その様な薄汚い考えなのでしたら、私、許しませんよ?」
男「……」ペロペロ
妹「玄関に散らばった砂も舐め終わったら私の部屋に来てくださいね?では」スタスタ
~妹の部屋~
男「お、終わりました…(クソ野郎、腹いせに玄関に有った妹の靴、全部投げ捨ててやったがな)」
妹「ご苦労様ですお兄様、ご褒美にこれを差し上げます」
男「これは……生のジャガイモ?」
妹「そうですわぁ。お兄様、ポテトチップスが好きでしたわよね?」
男「あっ、はい…海苔塩味が大好きです」
妹「ですからジャガイモをお腹いっぱい食べてもらおうと思いまして……ふふ、遠慮はしないでくださいね?」
男「………い、いやっほおぉぉお!ポテトチップスー!」ガリガリガリ
妹「どうですか?新ジャガなので美味しいと思いますよ」
男「うまぁああい!やばーい!」ガリガリガリ
妹「ふふふ、良かった」
~トイレ~
男「……」
ブリュ、ビチビチビチ……ビプーッ‼ブリュリュリュ
男「クソ野郎……いや、クソ野郎は俺か」
バチビチブピピー‼バブリュレレレ
男「あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"……うぐぅ、は、腹が痛い……いたすぎて発狂しそうなくらい痛い…」
男「お、俺が手を出さないからって調子に乗りやがって……許さん、絶対に許さん」
男「もう我慢出来ねぇ…反撃してやる……はぁあうっ!」
バピー‼ビチビチビチビチ
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