～回想　夜の秀知院学園～

藤原「生徒会室に忘れ物しちゃった・・・」ﾀﾀﾀ･･･

藤原「ん？中に人の気配が・・・」



ｷｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴ!!!!!



藤原「！！？」ﾋﾞｸッ

藤原「・・・という訳なんです」

白銀「下らん、俺もその日遅くまで残ってたが、そんな声聞こえなかったぞ」

藤原「ええ～」

かぐや「藤原さんの空耳じゃなくて？」

藤原「いや結構ハッキリと聞こえましたよ！」

藤原「きっとこれは秀知院学園7不思議の１つ、奇声を上げる生徒会室ですよ！」

かぐや「そんなの聞いた事もありませんが」

藤原「私が今作りました！」

白銀「作ったんかい！とにかく聞いたのが藤原書記だけではな・・・信憑性に欠ける」

藤原「むぅ～」

白銀（そうだ、きっと気のせいだ、だってそうじゃないと怖すぎるじゃないか）

白銀はビビっていた

白銀（もし俺が怖がっている素振りを四宮に感づかれたら･･･）


かぐや『あら会長、藤原さんの話を聞いて怖がっているんですか？』


かぐや『お可愛いこと・・・』


白銀（いかん！それだけはいかん！）

白銀「とにかくこの話は終わりだ！」

藤原「むー、いいですよ、この件は私だけで調べますから」

白銀「そうか、そうしてくれ」

藤原「でも私だけじゃ心もとないな～」


藤原「あ、そうだ！」

～毛利探偵事務所～

藤原「・・・というわけで、ご協力お願いしまーす！」

小五郎「断る！」

藤原「ええーっ！？」


コナン「ハハハ・・・」

藤原「な、何でですかー！？」

小五郎「探偵はガキのお遊びに付き合う程暇じゃねーんだよ」

藤原「手に競馬新聞持ってたら説得力ないですよ」

小五郎「うっ・・・」

コナン「ねぇ」

藤原「はい、えっと・・・」

コナン「僕は江戸川コナン、この家でお世話になってるんだ」

藤原「そうなんだ、よろしくねコナン君」

コナン「うん！」

コナン「それでお姉さん」

藤原「おおっと、私は藤原千花、千花お姉ちゃんと呼びなさい」

コナン「えっと、千花お姉さん？」

藤原「よろしい！」


コナン（変わった女だぜ・・・フナチを思い出すな）

コナン「それで、千花お姉さんはどうしてウチに来たの？」

藤原「実はこの一件について生徒会の誰も乗り気じゃなかったので・・・」

藤原「そこでパーティで知り合ったメル友に相談したら、この事務所を紹介されました！」

コナン「そのメル友って・・・」


藤原「鈴木園子さんです！」

コナン（やっぱりか・・・）

藤原「前彼女の友達のお父さんが探偵をやってると聞きましてね・・・」

コナン「なるほど・・・」

藤原「名探偵とラブ探偵が組めば解けない事件はない！というわけでここに来ました！」

コナン（意味がわからない・・・）

藤原「所で園子ちゃんのお友達は？」

コナン「部活だよ」

藤原「というわけで、協力してください！」

小五郎「俺は今（競馬で）忙しいって言ってんだろ！」

藤原「そうですか、残念ですね」



藤原「折角報酬も用意したのに」ﾄﾞｻ

小五郎「！」


コナン（さ、札束・・・）

藤原「ウチの家系は国のお偉いさんをしていましてね・・・」

藤原「仲良くなってた方がいいんじゃないですか？色々」

小五郎「う、ううむ・・・」ｺﾞｸﾘ

コナン（どうするんだおっちゃん・・・）


小五郎「ま、まぁ折角来てくれた客を無下にするわけにはいかんし・・・」

小五郎「坊主、お前行ってこい」

コナン「え！？」

藤原「え、コナン君が？」

小五郎「こいつはガキだがたまーーーーーーーーーに鋭い所があるからな、ちっとは役に立つだろ」

コナン（たまにしか鋭くないのはあんただろ・・・）

小五郎「ほら、わかったらとっとと出てけ、これか大事なレースだからな」

藤原「ええ・・・」

～探偵事務所の外～

藤原「・・・・・」

コナン「・・・・・」

コナン「ど、どうする千花お姉さん？」


藤原「こうなったら私とコナン君で解決するしかなさそうですね・・・」

藤原「ラブ探偵団、結成です！」

コナン（2人しかいねーじゃん・・・）

～秀知院学園前～

コナン「うわぁ・・・」

藤原「ふっふっふ・・・びっくりした？」

コナン（すげぇ・・・帝丹高校の何倍デカイんだこの学校・・・）

藤原「あ、でもコナン君のことどう説明しよう・・・」

コナン「あ、それなら・・・」

園子「あたしの出番よ！」

藤原「園子ちゃん！？」

園子「よっ、ちかっち久しぶり！」

コナン「僕が呼んだんだよ」

園子「ここの校長とは知り合いだからね～もう入っていいって話は通ってるんだ」

園子「にしても凄い学校ね～」

コナン（お前んちの方がよっぽどスゲェだろ・・・）

藤原「そういや園子ちゃんは普通の学校なんだよね」

園子「ま、あたしは堅苦しいのは嫌だからね、それに幼馴染と一緒の学校がよかったし」

藤原「へぇ～その子は来てないの？」

園子「生憎部活が忙しくてね」

かぐや「あら藤原さん、帰ったんじゃなかったの？」

藤原「あ、かぐやさん、例の事件の調査ですよ」

かぐや「ああそういうこと・・・ん？」



園子「あ、四宮さんじゃん、久しぶり～」

かぐや「そういうあなたは鈴木さんね」

藤原「あれ～？お2人も知り合いだったんですか？」

園子「まぁ・・・ね」

かぐや「鈴木財閥は四宮グループに匹敵するくらいの大企業だから、色々ね」

藤原「そうだったんですか～」


コナン（関係が高度すぎてついていけねぇ・・・）