浜田「いったいどのような能力なのか、ぜひ教えてください」
松本「あー、はいはい。とうとうこの質問がきてしまいましたか」
浜田「待てやw」
松本「はい、なんですか」
浜田「いやいや、おかしいやん。なんなん?特殊能力て」
松本「なんでですか?特殊能力は特殊能力じゃないですか」
浜田「いや、だからなんでお前がそんなん持ってんねん」
松本「うーん、なんて言うんですかね…選ばれたんですかね」
浜田「何によ」
松本「だから、シュタインズゲートですよ」
浜田「何?シュタインズゲート?それは何なん?」
松本「それは今ここでは言えないんですけど」
浜田「なんでやねん」
松本「言ったら消されてしまいますから」
浜田「フフッwアホやw」
松本「まぁ、たいがいネタバレな話なんで、聞きたい人だけ聞いてくれたらな、と」
浜田「誰に向かって言うとんのw」
松本「まぁ、能力を持ってしまったせいでいろいろありましたけれども」
浜田「なんか腹立つw」
松本「いやー、あれはほんっとにキツかったですね」
浜田「で、その『リーディング・シュタイナー』ってなんなん?」
松本「まぁ、一言でいうと、「記憶力」ですね」
浜田「はぁ」
松本「人が覚えておけないものを、僕だけは覚えてられるんです」
浜田「たとえば、何を覚えてんの?」
松本「そうですねー、そのー、違う世界線のことですね」
浜田「なんか全然意味わからへんねんけど」
松本「まぁ、お前みたいなモンにはわからへんと思いますけどね」
浜田「まぁええわ、で、その特殊能力はいつごろ覚えたん?」
松本「幼いころからなんとなくは分かってましたけど、はっきり自覚したんは大学1年のときですね」
浜田「嘘付けwお前、工業高校しか出てへんやんけ」
松本「いや、だからそれはこの世界線の話ですから」
浜田「はぁ?」
松本「今ここにいる僕は、工業高校しか出てませんけど、違う世界線では東京電気大学に行っとったんですよ」
浜田「じゃあ、そういうことにしといたるわ」
松本「お前かて、「あそこでこうしとけばよかったぁー!」とか思うことあったでしょ?」
浜田「まぁありますけど」
松本「僕もそういうことたくさんあったんですけど、その度に過去に戻ってやり直したりしとったわけですよ」
浜田「なんて?過去?」
松本「そうですね、過去です」
浜田「いや過去ってそう簡単に戻れるもんちゃうやろ」
松本「僕は戻れるんですよ」
浜田「どうやって?」
松本「アホやなお前は。タイムマシンで戻るに決まってるじゃないですか」
浜田「そのタイムマシンてどこにあるねん」
松本「ラボですね」
浜田「何?ラボ?」
松本「はい、ラボです。僕がつくった研究所ですね」
浜田「あ、そこでタイムマシン作ったんや」
松本「そうですね。最初はまぁ、しょーもないことばっかりやってたんですけど」
浜田「ふーん」
松本「基本、何かと何かをくっつけて、新しいものを作るって感じでしたね」
浜田「たとえばどんなん?」
松本「ちっさいカメラを竹とんぼにつけて、空から撮影できるようにしたり」
浜田「お、なんかええ感じやん」
松本「でも、カメラもグルグル回ってるから、一発で酔いますけどね」
浜田「あかんwほかには?」
松本「掃除機とドライヤーひっつけて、ただで髪を乾かせるようにしたりもしましたねー」
浜田「それって、掃除機のケツから出てくる風そのまま使ことるだけやろw」
松本「あと、電子レンジと携帯電話つなげて、そこに連絡したら、家の外からレンジ動かせるヤツとかも」
浜田「普通レンジに入れるもんとか買って返ってから入れるやろw」
松本「ええ、それが盲点やったんですけどね」
浜田「ぜんぜんあかんやないかwそんなん全部1人でやっとったんかいなw」
松本「ラボはツレとおったんで、1人やないですよ」
浜田「ツレおったんやw」
松本「えぇ、いましたね。ラボにおるからラボメンいうてね。最初はデブと、ちっさいタレと3人で」
浜田「タレてw」
松本「デブはほんっっっまにオタクでしたね。@ちゃんねるとかよう見てましたね」
浜田「それは別にええがな」
松本「こいつがほんっっっっまに変態でね。メイド喫茶とかよう通ってました」
浜田「メイド喫茶てw」
松本「タレはほんま変なタレでしたけどね。口癖が「トゥットゥルー♪」なんですよね」
浜田「なんやねんそれw」
松本「まぁ、ぶっちゃけちょっと(バキューン!)でしたけども」
浜田「あかんあかん」
松本「タレはめっちゃからあげ好きでね、よー電子レンジで『ジューシーからあげNO1』チンしとりました」
浜田「まぁ、あれはウマいけどねw」
松本「よーあのCM歌ってましたねー。♪ジューシーからあげ♪ナンバーワ~ン♪って」
浜田「歌わんでええねんw」
松本「そやから、電子レンジに電話つないだときはは偉い怒ってました」
浜田「そら怒るわ」
松本「『オカリン、ひどいよーっ!』って珍しく大声出してね」
浜田「え?」
松本「はい?」
浜田「オカリン?」
松本「はい」
浜田「なんて?誰?オカリン?」
松本「はい、オカリンです」
浜田「自分、松本やんな?」
松本「はい」
浜田「松本人志やんな?」
松本「はい」
浜田「それで何でオカリン?」
松本「いやあ、なんか知りませんけど、みんな僕のことは『オカリン』とか呼んでましたね」
浜田「松本とも人志ともぜんぜん関係ないやんw」
松本「そうなんですよ、何べん名前言うても覚えてくれへんのです」
浜田「よーある名前やのにw」
松本「いえ、僕の本名は『鳳凰院凶真』なんですけど」
浜田「待てーい」
松本「はい」
浜田「何?なんて?」
松本「いやだから、僕の本名は『鳳凰院凶真』やったんですけどね」
浜田「そんな芸名つけたこと無いやろw」
松本「いや、芸名やのうてね、本名なんですけど。松本は世を忍ぶ仮の名前でね」
浜田「ふーん。あそー、すごいねーw」
松本「あ、ちなみに、フェニックスの鳳凰に、院。それに凶悪な真実って書きます」
浜田「wwwアホやwwww院はなんやねんなww」
松本「えー、それについては長くなるので省かせていただきます」
浜田「何も考えてないだけやろwwww」
松本「まぁ、実はそうなんですけどw」
浜田「フフッw」
松本「ほんでまぁ、そこにもう一人、高慢ちきなタレが押しかけてきよりまして」
浜田「だからタレてw」
松本「こいつも変なタレでしたけどね。腕んとこになんか変なバンド「ビッチィー!」って巻いとるんです」
浜田「知らんがなw」
松本「以前、死んだのを見てるはずなのに、普通に生きてて驚きましたけどね」
浜田「は?そのコーマンタレは死んだん?」
松本「そのはずなんですけど、なんか生きてたんですよ」
浜田「よーわからん話やなぁ」
松本「その高慢ちきを助手にして、そこでタイムマシンを作ったわけですよ」
浜田「そんなん作ったら大ニュースちゃうの」
松本「まぁ正確にはタイムマシンというよりはタイムリープマシンなんですけど」
浜田「なんやそれ?」
松本「タイムマシンってのはドラえもんとかで有名ですけど」
浜田「そうやね」
松本「あれって、行きたい時間と場所が選べるじゃないですか」
浜田「まぁ」
松本「僕が作ったのはそこまで完璧やなくてね、過去にしかいけないんです」
浜田「ふうん」
松本「それで、過去にいけるのは記憶だけなんですね」
浜田「なんや中途半端やなぁ」
松本「最初は、過去にメール送る機能しか作れんかったんですけど」
浜田「それでもすごいやん」
松本「さっき言うてた電話レンジにメールを送ると、なぜか過去にメール送れることがわかったんです」
浜田「あー、なんか偶然でそうなったんや」
松本「ええ、過去の自分に宝くじの当たり番号送ったりできるんです」
浜田「ええやんか」
松本「そんで、過去の自分が当たりのくじを買うたとしたら、なんか「ぎゅわーーーん」って変な感じになってね」
浜田「その手の動きは何やねんw」
松本「そこは、「過去の自分が宝くじを買った」世界になりよるわけですわ」
浜田「過去を変えれるんや」
松本「自分は自分のままやから、何がどう変わったかわからへんのがツラいんですけどね」
浜田「まぁそう上手くはいかへんわなぁ」
松本「実際、なんも変わらへんときもあるんです」
浜田「メール送っても、過去の自分が宝くじ買うかどうかはわからんってことやね」
松本「でも、何か変わったら「ぎゅわーーーん」ってなってね」
浜田「だからその動きは何やのw」
松本「その、「ぎゅわーーん」で「何か変わったなぁー」っていうのが分かる、っていうのが「リーディング・シュタイナー」なんです」
浜田「えらい引っ張ったわりにはたいしたことないなw」
松本「それでね、さっきのコーマンタレの思いつきで、過去にメールやのうて記憶まで送れるようになったんです」
浜田「そのタレすごかったんや」
松本「すごかったですねー。たとえば今ここで、過去に記憶を送るとするじゃないですか」
浜田「はい」
松本「そしたら、この番組が始まる前に戻るわけですよ」
浜田「過去に行ったわけやね」
松本「でも、いまここでしゃべった内容を覚えたまま戻るんですよね」
浜田「はぁ」
松本「周りは当然過去の人らやから、ここでしゃべったことは覚えてへんねんけど、僕だけ知ってるんです」
浜田「そやけど、そんなん作ったら大金持ちなんちゃうん?」
松本「お前はホンマ、いやらしいなぁ。すぐ金か、金ですか」
浜田「いや、金稼ぐために作ってたんちゃうんの」
松本「でもまぁ、実際そんなんできてもうたせいで、えらい目に遭うたんですけど」
浜田「どないしたん」
松本「機関が襲撃してきよったんですわ」
浜田「え?」
松本「そのタイムリープマシン狙って、機関が攻めてきよったんですわ」
浜田「研究狙ってた奴らがおったわけや」
松本「突然ラボに銃もって押しかけてきよってね、ウワーーーッって」
浜田「そらヤバいわなぁ」
松本「そこで、さっきの(バキューン!)なタレが撃たれて死によったんです」
浜田「そらえらいことや」
松本「タレが撃たれて死んだ、そばにはタイムマシン、さぁどうしますか!」
浜田「なんで俺に聞くねんw」
松本「まだ実験もしてへんかったから、ほんま賭けやったんですけど」
浜田「タイムマシン使うたんや」
松本「「とべよぉおおおおおお!!」って叫んだりしてね」
浜田「うるさいわ!」
松本「なんか周りがぐんにゃあああああ~~ってなってね」
浜田「だからその動きやめw」
松本「ほんでまぁ、そのタレが殺される前にもどったわけですよ」
浜田「ちゃんと動いたんや」
松本「ええ、まぁ。せっかく戻れたんやから、そのタレ殺されへんようにいろいろしたんですよ」
浜田「いろいろって?」
松本「遠くに逃げたり、その日別のとこに行かせたり、そやけどね。あかんのです」
浜田「なにがあかんのん」
松本「何をどうやってもね、そのタレは死んでまうんですよ」
浜田「逃げてもあかんかったんや」
松本「そうですね、撃たれへんとこに逃げても車に轢かれるし、まったく違うとこ行っても心臓止まってもうたりね」
浜田「なんやねん、そんなん俺やったら絶対キレるわ。『もう死ぬなやボケぇ!!』って」
松本「でもまぁ、僕はドMなんで大丈夫やったんですけど」
浜田「アホやwほんで?」
松本「まぁ、死なへんように死なへんようにやってたら、どうも(バキューン!)なタレが死ぬのはコーマンタレが生きとるからや、まで分かったんです」
浜田「あー」
松本「ええ、それですべてを諦めました」
浜田「ほりだしたんやww」
松本「ええ、だから高校卒業した時の自分にメール送ったったんです」
浜田「なんて?」
松本「大学行くのんやめて、NSC入れって」
浜田「あー、だから今お笑いやってるんや」
松本「そういうことですわ」
浜田「・・・つぎのハガキいこか」
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