三峰「Pたんのスーツ……」 (50)
のんびり更新していきます。
そんなに長くならない予定です。
三峰「ただいまー」
三峰「……あれ、はづきちさんもPたんもいない」
三峰(玄関、鍵がかかってなかったけど……)
三峰「Pたんのスーツが椅子にかけてあるし……ちょっとだけ出かけたのかな?」
三峰「Pたんったら、不用心なんだから~」
三峰「……」
三峰「……プロデューサーの、スーツ」
三峰「……」キョロキョロ
三峰「……すんすん」
三峰(……あれ、三峰なにやってるんだろう)
三峰「……すー、はー」
三峰(……早く、やめないと)
三峰「……ん」クチュ
三峰(これ以上は……)
三峰「……んっ、あっ♡」クチュクチュ
三峰「……Pたん……プロデューサー……♡」クチュクチュ
―――――――――――――
三峰「……あぁ」ズーン
三峰(なにやってるんだろう三峰……)
三峰(ただの変態じゃん……死にたい……)
……タッタッタッ
三峰(……ん? 誰か帰ってきた?)
三峰(誰だろう……)
ガチャ
三峰(ってやば! 三峰服脱ぎ掛けじゃん!!)サササッ
冬優子「ただいま戻りました~♪」
冬優子「……あれ? だれもいないんですか~?」
三峰(あ、危なかった……)
三峰(服を着なおす暇が無くて隠れちゃった……)
冬優子「……なんだ、本当に誰もいなさそうね」
三峰(見られたら誤解される所……ん?)
冬優子「はあー、にしても玄関開けっ放しなんて不用心ね」
冬優子「なにやってんのよ、あいつ」
三峰(あー……やっぱりふゆゆのあのキャラ、作ってたんだ……なんとなく察してたけど……)
冬優子「……ん、これ、あいつのスーツじゃない」
冬優子「乱雑に机に置いて……しょーがないわね」
三峰(乱雑に置いたのは三峰です……ごめんなさい……!)
冬優子「……ん」キョロキョロ
冬優子「…………だ、だれもいないわよね……?」
三峰(……あ)
冬優子「別にあいつの事なんてなんとも思ってないけど……」
三峰(すごいこてこてなツンデレだぁ)
冬優子「……すー、はー」
三峰(三峰やばい気がしてきたよこれは)
冬優子「……すんすん」
冬優子「……あ……んっ♡」クチュ
冬優子「ん……ふぅ……♡」クチュクチュ
冬優子「あ……プロデューサーぁ……♡」クチュクチュ
三峰(三峰は何も見ていない三峰は何も見ていない……)
―――――――――――――
冬優子「……はぁ……なにやってんだろうあたし……」
三峰(三峰どうしよう……逃げたい……)
……タッタッタッ
三峰、冬優子「!?」
冬優子「やばっ」
三峰(あっ)
ガチャ
甘奈「ただいまー……あれ? 誰もいないのかな?」
冬優子「ちょっとなんで結華がここにいんのよっ……!!!」コショコショ
三峰「本当にごめん……! 事情が話すから許して……!」コショコショ
冬優子「あんた理由次第では……あ」
冬優子「……」
三峰「……」
冬優子「……ふゆ、怒っちゃいますよ。てへっ」
三峰「……いや、本当にごめんね?」
甘奈「はづきさんもプロデューサーさんもいないなんて珍しいなー」
三峰「まあかくかくしかじかで、ふゆゆとほとんど一緒って感じ」
冬優子「はあ? 結華、あんなやつのどこが……結華ちゃん、あの人のどこがいいんですか?」
三峰「流石にもうそのキャラで通すのは無理だよふゆゆ……あとそれ凄いブーメランだと思うんだけど……」
甘奈「あーあ、プロデューサーさんに話したい事があったのに……」
冬優子「……」
冬優子「……はあ、まさか結華もあいつの事がね……」
三峰「……大丈夫だよ。三峰はプロデューサーとどうこうなる気はないから」
冬優子「……別にふゆだってあいつの事なんて好きでもなんでもないし、どうかなるつもりもないわ」
三峰「好きじゃないは厳しくない?」
甘奈「……あ、プロデューサーさんのスーツ……」
三峰「……はっ」
冬優子「どうしたのよ?」
三峰「やばいかも」
冬優子「なにがよ…………あ」
甘奈「……だれもいないよね」キョロキョロ
冬優子「やばいわね」
三峰「やばいね」
今日はここまでです
そのうちまた更新します
甘奈「…………ん」スンスン
冬優子「ふーん……甘奈も、ねえ……」
三峰「まあ薄々気づいてたけどね……」
冬優子「うそ、本当に?」
三峰「うん。ぶっちゃけるとふゆゆがキャラ作ってるのとかも」
甘奈「プロデューサーさんの……匂い……」スンスン
冬優子「え、ちょ、そ、それって私他の人にもばれてるって事?」
三峰「あー、言いふらしたりはしてないよ」
冬優子「いや、それもあるけど。私がキャラ作ってるの、そんなにばればれだった?」
三峰「全然。むしろ凄いなーって感心するぐらい。だから多分他の人にはばれてないんじゃないかな」
甘奈「……ん、ぅん……♡///」クチュクチュ
冬優子「? じゃあなんで結華は気づいたのよ」
三峰「んー……なんというか……勘、というか……シンパシーというか……」
冬優子「……あんたもキャラ作ってるって事?」
三峰「……ふゆゆほどじゃないけどね。たまーに作ってる時がある、ってだけ」
甘奈「あっ……んっ……♡」クチュクチュ
冬優子「ふーん……まあ、深い事は聞かないでおくわ」
三峰「……ありがと」
冬優子「別に感謝されるような事じゃないわよ、興味がないだけ」
三峰「……ん、そっか」
甘奈「……はあっ……っ……もっと……♡」スンスンクチュクチュ
冬優子「って、そんな事話してる場合じゃないわ。どうすんのよこの状況」
三峰「どうしようもないんじゃないかなー、玄関から出ようとしたら位置的に絶対ばれるし」
冬優子「はあー……ほんと、なんでこんなことになるんだか……」
三峰「なーちんのゴニョゴニョ……が終わったらそれとなく気づいてない感じで出ていこう。しょうがないよ」
冬優子「甘奈には悪いけど……そうするしかなさそうね」
――――――――――――
甘奈「……私、悪い子だ……」ズーン
三峰「終わったね……い、いくよ」
冬優子「……えぇ、行きなさい」
三峰「…………」
冬優子「…………」
三峰「…………っ」
三峰「ぅ…………」
冬優子「……ちょっと、はやく先行きなさいよっ……!」
三峰「いや、流石の三峰も、これは結構しんどいというか」
冬優子「じゃんけん負けたのあんたでしょ……!」
三峰「そう、そうなんだけど……!」
タッタッタッ
甘奈、冬優子、三峰「「「!!!???」」」
甘奈「ど、どうしー―――」
三峰「―――ごめんねっ……!」グイッ
冬優子「―――事情は後で話すから……!」グイッ
ガチャ
夏葉「ただいまー――ん、だれもいないのかしら」
今日はここまでです
冬優子と三峰、公式で絡んでほしい
甘奈「な、なんで結華ちゃんとふゆちゃんがここに? え、え?」
甘奈「も、もしかして今までの全部み、見てた?////」
三峰「……大丈夫だよ。あまちん。私たちも一緒だから」
甘奈「一緒?」
冬優子「……ふゆたちも、プロデューサーさんのスーツで同じ事をしたんですよ」
三峰(キャラ戻っちゃった)
甘奈「そ、そうなの?」
三峰「うん。で、同じ様な感じで人が来て、隠れてって感じで……」
三峰「今に至る……みたいな」
三峰「とにかく、そのゴニョゴニョを見たのは、本当にごめん!」
冬優子「ふゆも、本当にごめんなさい」
甘奈「い、いや……悪いのはそもそもこんな所であんなことした甘奈だし……」
夏葉「うーん……プロデューサーに相談したい事があったのだけれど……しょうがないわね」
甘奈「……2人とも、プロデューサーさんの事、好きなの?」
冬優子「ううん、全然好きじゃないですよ?」
三峰「えぇ……」
甘奈「えぇ……!? す、好きじゃないのに……なんで?」
冬優子「それは…………」
三峰「もう返しが思い浮かばないなら、取り敢えず好きって事にしとこうよふゆゆ」
冬優子「はあ? なんであいつの…………こほん、その、まだよくわかってないんですよね……恋愛感情みたいなの……」
甘奈「そうなんだね……」
三峰(プロデューサー絡むと露骨にキャラ崩れるねふゆゆ……あまちん気づいてなさそうだから良かったけど)
夏葉「取り敢えず……」ポチポチ
三峰「と、取り敢えず、この話はいったん置いて」
三峰「なーちん、服を着なおして、また何か変なことになる前に部屋に戻ろう」
冬優子「……そうですね。これ以上変なことになる前に」
甘奈「夏葉ちゃんなら大丈夫だと思うけど……そうだね」
夏葉「…………」
『――つ―――――れ』
三峰「……ん、なんか、声、聞こえない?」
甘奈「……本当だ、誰の声かな?」
冬優子「他の人が戻って来たんでしょうか……? 音はしなかったですけど……」
夏葉「…………」ニコニコ
『なつ―――が――れ』
三峰「……この声、Pたんっぽくない?」
甘奈「しかも近く……多分夏葉さんのいる辺りから聞こえるね」
冬優子「え……そんなまさか……」
夏葉「…………はぁ」ウットリ
スマホ『夏葉、頑張れ』
三峰「あれなっちゃんのスマホから流れてるよ……!!?」
甘奈「うえぇ……!?」
冬優子「……顔がうっとりしてますね」
夏葉「…………プロデューサー………もっと…………」ニコニコウットリ
スマホ『夏葉、頑張れ――夏葉、よく頑張ったな――夏葉……頑張れ――夏葉、頑張れ!』
甘奈「しかもあれ、リピートかと思ったら色んな種類があるっぽいね……」
冬優子「逐一録音したんでしょうか……」
三峰「凄いね……」
夏葉「…………ん、はぁ……はぁ……♡」
スマホ『夏葉、頑張ってこい――夏葉……おめでとう――夏葉、ありがとうな――」
三峰「あ、これは……」
甘奈「あぁ……二人はこういう感じだったんだね……」
冬優子「頑張れ以外もあるのね……というか、録音の種類豊富すぎない?」
今日はここまで。
3人の名前を呼び合う所がゲームのほうでない為、あまちんとかふゆゆとかオリジナルで呼ばせてます。
違和感があったらすみません。
――――――――
夏葉「ふぅ…………」テカテカ
三峰「すっごい良い笑顔」
甘奈「あそこまで割り切れると羨ましいな……」
冬優子「……ある意味才能ね」
タッタッタッ
夏葉三峰甘奈冬優子「!!!!????」
三峰「このままじゃなっつんが冬優子「まって結華」
夏葉「……!」サササッ
甘奈「―――! もう、元に……!」
三峰「はやっ……!」
冬優子「あの手際の良さ……初めてじゃないわね……」
三峰(さっきからふゆゆ完全に素になってるけどいいのかな……)
ガチャ
灯織「ただいま戻りました」
夏葉「あら、灯織。おかえりなさい」
灯織「あ、夏葉さん……あれ、事務所は夏葉さんだけですか?」
夏葉「えぇ、私もついさっき戻って来たのだけど、そうみたいね」
三峰「おお……普通に対応してる……」
甘奈「流石だね……見習わないと」
冬優子「……見習わなくてもよくない?」
灯織「そうですか……」
夏葉「それじゃあ私はそろそろ上がるわね」
灯織「お疲れ様です」
夏葉「お疲れ様」
ガチャ スタスタスタ バタン
灯織「そっか、プロデューサーいないんだ……」
灯織「……あ、プロデューサーのスーツ」
三峰「……これは、どうなるかな」
冬優子甘奈「…………」
灯織(このままじゃしわができちゃうよね……)
灯織「……ハンガーにかけておこう」スッ
灯織(なくなったと思うかもしれないから……)
灯織「…………」カキカキ
灯織(あとは……これを机の上に置いて……)
灯織「……よし」
灯織「誰もいないけど……お疲れさまでした」
ガチャ スタスタ バタン
三峰「……良かった~」スッ
甘奈「スーツに気づいたけど、普通にハンガー掛けていっただけだったね」スッ
冬優子「……まあ、それが普通よね」スッ
三峰甘奈冬優子「…………」
冬優子「ごめん……ふゆがそういう事言える立場じゃなかったわね」
三峰「あー、そ、そういえばひおりん帰る前に何か置いていったね!」
甘奈「そ、そうだね! なんだろう……」
三峰「えーと……書置きと、お弁当?」
『プロデューサー、お疲れ様です。
スーツ、机の上に置きっぱなしだったのでハンガーに掛けておいておきました。
あと、いつものお夜食用のお弁当、作ったので置いておきます。
夜遅くまで私たちの為にいつもありがとうございます。
でも、たまには私たちばかりじゃなく、自分の為に時間を使ってくださいね 灯織』
三峰甘奈冬優子「…………」
三峰「……なんだろう。この圧倒的敗北感というか……ひおりんの正妻感というか……」
甘奈「いつもお弁当作ってもらってるんだ……プロデューサーさん……」
冬優子「……あんたたち、今から緊急会議よ」
三峰甘奈「……え?」
冬優子「このままじゃ灯織とプロデューサーがなんやかんやでいい感じになるわよ」
冬優子「そんななか、ふゆたちは完全に蚊帳の外……」
冬優子「結華と甘奈はそれでいいわけ?」
甘奈「うぅ……確かに……」
三峰「いやぁ、三峰はPたんの事は頑張って割り切ろうとしてるというか……というかふゆゆもPたんとどうかなるつもりはないって」
冬優子「う、うるさいわね。どうかなるつもりはないけど、あいつが他のやつと必要以上にイチャついてるのは腹がたつのよ」
三峰(横暴だ……)
甘奈「うん……ふゆちゃん、今すぐ会議しよう」
冬優子「決まったわね。ここだと危ないから、ファミレスに行って会議しましょ」
三峰「まあ気持ちは凄いわかるけどね……よーし、行きますか!」
ソウイエバフユチャンソンナキャラダッケ
エエモトカラコンナンヨ イマサラオナニーヲホウコクシアッタナカダシササイナコトデショ
イワユルオナトモダネ オナトモ
エェオナトモッテアハハ……
後日、三峰、冬優子、甘奈は固い友情と同盟で結ばれた。
今日はここまで
オチついてないけどこれで多分このメンバーの話は終わる予定
もしかしたらもうちょっとだけ3人の話をかもしれないけど。
後は他のアイドルを番外編的な風に全部やったらおしまい。
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