ハム太郎「暴走プリウスなのだ」ヘケッ(22)

暴走プリウス「ドルルルルルルルブオオオオオン!!!」ガンッ!!

ハム太郎「」死

こうし「ハムタロサンが暴走プリウスに轢き殺されてしまいました……!」

暴走プリウス「ギャリギャリリリギャリ!!!」ギャリギャリ

ねてる「ビッ!!」死

リボン「ああっ、ねてるくんがミンチに!」

まいど「このままじゃ全滅や!」

タイショー「みんな、逃げるじぇ!!」

×ハム太郎
○タイショー
○こうし
○リボン
○まいど
○メガネ
○のっぽ
○マフラー
○ちびまる
○トラハムくん
○トラハムちゃん
○かぶる
○パンダ
×ねてる

残り12匹

のっぽ「とりあえず地上へ出ましょう! 狭い地下ハウス内では恰好の的です!」

かぶる「向かうは出口だっ!」ダッ

暴走プリウス「キキキキキキキーーーッ!!!」キキーッ

かぶる「なっ!? ドリフトで先回りしてきた……!?」

暴走プリウス「ブオオオオォォン!!!!」ドンッ

かぶる「はぎゃっ!!!」死

パンダ「か、かぶるくん!!」

残り11匹

メガネ「マズいですよこれは……!」

暴走プリウス「ドルン! ドルン! ドルルルルル!!」ブオン

まいど「完全に出口を塞がれてもうた……」

マフラー「ど、どうすればいいの!?」

ちびまる「うきゅー!!」

タイショー「こうなったら俺様の怪力で暴走プリウスを!」ダッ

暴走プリウス「ブオオオオオオオォォ!!!」ガンッ

タイショー「ぐぎゃっ!!」死

リボン「タイショーくん!!」

残り10匹

暴走プリウス「ピカーッ!!!」ピカッ

メガネ「う、うわっ!? ハイビームで目がやられました!!」

のっぽ「な、なにも見えない!!」

暴走プリウス「ブルルルルルオオオオオオン!!!」キキーッ!!

メガネ&のっぽ「うぎゃあああああああぉ!!!!」死

こうし「ひいいいぃぃぃぃ!!!」

トラハムくん「なにか打つ手はないのかよ……!?」

トラハムちゃん「私に考えがあるわ、お兄ちゃん」

残り8匹

トラハムちゃん「トラップで暴走プリウスを破壊するのよ!」

トラハムくん「暴走プリウスを止められるトラップがあるのかよ!?」

トラハムちゃん「うん、いざって時のために地雷を仕掛けてあるの」

トラハムくん「地雷か……! 確かにそれなら暴走プリウスを止められるかもしれねぇ!」

暴走プリウス「ブォォォォオオオオオンンン!!!」

トラハムくん「きた!!」

トラハムちゃん「トラップ発動! 万能地雷グレイモヤ!!」

暴走プリウス「トラップ発動! トラップ・ジャマー!!」

トラハムちゃん「なっ!? 無効化された!?」

暴走プリウス「ギャリギャリギャリギャリ!!!」ガガガガ

トラハムちゃん「ひぎゃああああぁぁぁぁ!!!」死

トラハムくん「うぎゃあおおおおぉぉぉぉ!!!」死

残り6匹

こうし「ひぃ~! もうおしまいですぅ!」

リボン「諦めちゃダメでちゅわ!」

マフラー「リボンちゃんの言う通りだわ。きっとまだ助かる道はあるはずよ!」

ちびまる「うきゅ!」

パンダ「こうなったら……一か八か、暴走プリウスの下に潜って電気系統の破壊を試みるよ!」

まいど「そないなことが出来るんか!?」

パンダ「僕の工作技術なら可能だ。けどやるにはプリウスの動きを止めないと……」

リボン「それなら私に任せて下さいでちゅわ!」

リボン「私のリボンを暴走プリウスのタイヤに巻きつけまちゅ!」

まいど「その手があったか! それならワイのふんどしも使うで!」

マフラー「私のマフラーも!」

こうし「お、おお! 希望が見えてきました!」

ちびまる「うきゅ!」

パンダ「よし、みんな! やってくれ!」

リボン「えいっ!」シュルッ

まいど「おらーっ!」ヒラヒラ

マフラー「お願いっ!」ブワッ

暴走プリウス「ギュルルルルルルギュギュル!?」ガタガタ

こうし「と、止まりました!!」

ちびまる「うきゅー♪」

まいど「今や! パンダはん!」

パンダ「うん!」ダッ

パンダ「パンダ式エンジンストップ!!」ガチャガチャ

暴走プリウス「!?」プシューッ!!

リボン「止まりまちたわ!」

こうし「や、やった……!」

暴走プリウス「…………」バタン!!

マフラー「!? 運転手が降りてきたわ!」

まいど「一体どんな奴が運転してたんや!? 文句言ったる!」ダッ

まいど「おい!」

???「…………うらあっ!!」グサッ

まいど「あ…………?」

まいど「なんじゃこりゃあ!!」死

リボン「!? まいどくんが…………!!」

マフラー「刃物で刺された……!!」

こうし「ひぃぃ~! あれは刃物老人ですぅ~!!」

刃物老人「全員…………殺す!!!」

残り5匹

刃物老人「死ねぇっ!!」グサッ

リボン「いっぎゃぁぁぁああああ!!!」死

こうし「り、リボンさん!!」

刃物老人「死ね死ね死ねっ!!」グサッ

ちびまる「うぎゅぁっ」死

マフラー「ひっ、ひぃぃ~!!!」

こうし「こ、殺されるぅ……!!」

残り3匹

刃物老人「…………死ね」チャキッ

マフラー「こ、腰が……抜け……」

こうし「もう……終わりですぅ」

パンダ「いや、まだだ!!」

プリウス「ブオオオオオオオンンンン!!!」キキーッ!!

刃物老人「!?」

こうし「ぼ、暴走プリウス!?」

パンダ「あいつが降りたあと、すぐに修理したんだ! これで形勢逆転だ!」

刃物老人「…………小癪な!」

パンダプリウス「くらええええぇぇぇぇ!!!」ブォォォ

刃物老人「遅いっ!!」シュタッ

パンダプリウス「あっ、避けたらこうしくんがっ!」ガンッ

こうし「あぎぃやっ!!」死

パンダプリウス「くっ、刃物老人が避けたせいでこうしくんが犠牲に……」

パンダプリウス「次は当ててみせる!!」ブォォォ

刃物老人「遅いっ!!」シュタッ

マフラー「ひぎゃっ!!」死

残り1匹

パンダプリウス「こうなったら……ガソリン攻撃だ!」バシュッ

刃物老人「なにっ!? ぐっ、火が!! ぐあああああ!!!」メラメラ

パンダプリウス「燃えろぉぉぉぉぉぉ!!!!」

刃物老人「ぎゃあああああああああ!!!」

刃物老人「」死

パンダ「一足早い火葬だったな! ハッハー!」

パンダ「なんとか生き残った、けど……」

パンダ「日本は超高齢社会に突入しつつある」

パンダ「認知症の老人も増えるはずだ。つまり……」

パンダ「今回のような事件はきっと……いや必ずまた起こる」

パンダ「それを防ぐには僕達ひとりひとりが変わっていくしかないんだ」

パンダ「よ~~し! がんばるぞ~~~!!」

こうしてパンダくんは正義のプリウス乗りになり、高齢化問題に真正面からぶつかっていくのだった。
がんばれパンダくん、負けるなハムちゃんず。

END

これ6月に書いたSSだけどあまりにも不謹慎だったから二ヶ月悩んでラスト付近だけ変えた

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