神崎アオイ「どちらが先に炭治郎を落とせるか勝負よ」栗花落カナヲ「え、ええっ!?」 (15)

『この世にどうでもいいことなんて無いと思うよ』

彼にそう言われてから私の世界は変わった。

自分の意思を持たず、周囲から人形と呼ばれていた私はあらゆることを銅貨の裏表で決めていた。何もかも全てがどうでも良かった。

自分で何かを選択することには必ず後悔が付き纏う。その重荷から目を逸らし続けた。
師範の言いつけを守り、蝶屋敷の人たちを助け、そして鬼を倒す。それだけが私の仕事。

それ以外のことは何も考える必要はない。
ずっとそうして生きてきたし、これからもそうやって生きて、そして死ぬのだろう。
漠然とそんな未来を想像して、けれど何ら不満も不安もなく、そして諦観すらなかった。

しかし、彼の言動で私は変わってしまった。

「炭治郎……」

任務の合間に蝶屋敷に立ち寄る際、彼が療養していないか確かめるのが癖になった。
病室を見て周り、傷ついた彼が伏してしないか確認して、姿が見えないことに安堵とも落胆とも言えぬ溜息を吐くのが一連の流れだ。

「また炭治郎を探していたの?」
「え? う、ううん。私は、別に……」
「隠さなくたっていいわよ」

そんな私の不審な行動を見て、蝶屋敷で働く神崎アオイがある日、こんなことを言った。

「カナヲも炭治郎が好きなんでしょ?」
「え……?」

予期せぬその言葉に、頭が真っ白になった。

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「見てればわかるわよ」
「え? え?」

アオイは今、なんと言った? 好きって?
誰が? 私が? いやでも、少しおかしい。
まるでその物言いは、アオイも彼のことを。

「わたくしもあの人が好きだから」
「え、ええっ!?」

アオイが炭治郎を好き? まさかそんな。
どうして? どうしてって、なんで?
どうして私は、こんなに落ち着かないのか。

「カナヲ、落ち着いて」
「そ、そんなことを言われても……」
「ほら、全集中・常中しないと」

言われ気づく。呼吸の乱れ。未熟の証拠だ。

「すぅ……はぁ……もう平気」
「さすがね。じゃあ、説明するわ」
「わ、わかった。なるべく詳しくお願い」
「わたくしは炭治郎に君の想いを持っていくと言われたの。すごく嬉しくてそれで……」
「ごふっ!?」
「カ、カナヲ!? カナヲー!?!!!」

駄目だった。全集中・常中なんて絶対無理。

「それで? カナヲはどうして彼を?」

またもや乱れてしまった呼吸が整うのを待って、アオイは私に尋ねた。好きの、理由。
もしもそんなものが私の中に存在するのならば、それはきっと、彼のあの一言だろう。

「彼は……炭治郎は私の銅貨を投げてこう言ったの。表が出たら自分の思うまま生きろって。それで、本当に表が出て、私は彼に聞いたの。どうして表が出るとわかったのかって。そしたら彼は……た、炭治郎は、表が出るまでやり直すつもりだったって……それから私は、いつも彼を探すようになって……」

言っていて、とても恥ずかしかった。
頭が沸いているとしか思えなかった。
その羞恥が伝わったのかアオイも赤面して。

「そ、そう。あの人もなかなか隅に置けないわね。カナヲが最近変わったのはわかっていたけれど、まさかそんな風に誑し込んでいたなんて……もっと純朴な人だとばかり……!」
「た、炭治郎は悪くないと思う……!」
「そ、そうね。こほん。わたくしとしたことが、ついはらわたが煮えくり返ってしまったけれど、あの人はきっと、無自覚なんだわ」

何やらメラメラとアオイから不穏な黒い炎が立ち昇るのを見て慌てて炭治郎を擁護したものの、その結論に意義は唱えられなかった。

「まったく、男の人はこれだから……!」
「でも、炭治郎はきっと誠実な人で……」
「そんなことはわかってるわよ! むしろだからこそタチが悪いのよ! ああ、もう!!」

憤りながらも、アオイの呼吸は乱れない。
まるでずっと前から覚悟していたかのようにすぐに気持ちを鎮めた。強さを、感じた。

「腹を立てても、仕方ないわ」
「う、うん……」
「想いを寄せる人が多いというのは、それだけ炭治郎が魅力的だという証拠なのよ」
「た、たしかに……」

冷静な分析の末に導き出された結論は、ぐうの音も出ないほどに正論であり、私もアオイもしばらく何も言えずに沈黙した。そして。

「わたくしは、そんな炭治郎が好き」

改めて、そう口にしたアオイに見惚れた。
彼女は恋をしている。それが伝わる顔。
果たして、私もそんな顔をしているのか。

今すぐに鏡を見て確認する勇気はなかった。

「カナヲはどうなの?」
「へ? わ、私は、別に……」
「どうでもいいの?」

かつての私なら頷いていた問いに今の私は。

「ど、どうでもよくなんかないっ!!」

自らの大声で。我に返る。彼の言う通りだ。
この世にどうでもいいことなんてないのだ。
だってこの世界には大好きな炭治郎が居る。

「カナヲも炭治郎のことが好きなのね?」

念入りに確認されて肯き、声を絞り出す。

「わ、私も……炭治郎が、好き……」

好きと口にすると、身体がふわふわした。
気分が高揚して不思議な感覚だった。
納得と喜びが胸に満ちる。私は彼が好き。

他の誰でもない、自分が好きになった人。

「そう……それは、困ったわね」

私の告白にアオイは困ったように眉尻を下げながら、それでも優しく微笑んでくれた。
私が一歩前に進めたことを喜んでくれた。
そんな優しい彼女は果たしてどうするのか。
同じ人を好きになった私たちは、これから彼を巡って対立することになってしまうのか。
それだけはなんとしても避けたいと思った。

「カナヲ」
「な、なに……?」
「わたくしはなるべくあなたと対立したくはない。だから恨みっこはなしにしましょう」
「ど、どういう意味……?」

ひとまず今この瞬間から女同士の醜い争いが勃発する事態は避けられたことにほっと胸を撫で下ろしつつ、恐る恐る私がその言葉の意図を尋ねると、アオイはさも当然のように。

「どちらが先に炭治郎を落とせるか勝負よ」
「え、ええっ!?」

どうやら穏便に済ませることは無理らしい。

「カナヲはどうやって落とすつもり?」
「お、落とすって、そんな……」
「受け身じゃあの鈍感は落とせないわよ」

不敵に笑うアオイに少しむっとして尋ねた。

「ア、アオイはどうするつもりなの?」
「わたくしはすでに彼と文通しています」
「え、ええっ!? ず、ずるい!!」

いつの間にそんな関係に。油断も隙もない。

「でも、状況は芳しくないのよ」
「へ? ど、どうして?」
「炭治郎はものすごく生真面目な人なので、基本的に仕事のことか、もしくは妹さんの近況しか書いてくれないの。もちろん蝶屋敷の皆のことも気にしてくれてはいるけれど、わたくし個人に対しては特に何も……」
「げ、元気出して」

がっくり肩を落としたアオイをなんとか励まそうとしたら、彼女は呆れたように笑って。

「人の心配よりも自分の心配をしたら?」
「うっ……!」
「カナヲは何か行動してる?」
「と、特に、何も……」
「駄目じゃないの! そんなことではあの鈍感は一生あなたの思いに気づかないわよ!」

返す言葉もなくて俯いた。恋って、難しい。

「とはいえ、わたくしも人のことは言えたものではないけれど。ようし、こうなったら」
「ど、どうするつもり……?」
「色仕掛けで迫るのよ!!」

色仕掛け? 色仕掛けって、もしかして。

「っ~~~~~!?」

ボッと顔が熱くなる。
痣が出たかも知れない。
そんなこと。は、はは、はしたない。

「ふ、夫婦じゃないのにそんなことは許されないと思う……きっと師範もすごく怒る」
「むしろしのぶ様こそ色仕掛けの達人じゃないの。あの人に『お願い』されて頷かない男の人なんて隊内に存在しないわ。我妻隊士を見ればカナヲだってわかるでしょう?」

た、たしかに。ものすごく説得力があった。

「出来ることならばしのぶ様に男を骨抜きにする術を教わりたいところだけど、柱の仕事でお忙しいから難しいわね。同じく柱である甘露寺蜜璃様にお伺いを立てることも困難」
「八方塞がりだね……」

私は蟲柱である胡蝶しのぶ師範の継子だから任務の合間にイロハを教わることは可能だろうけど、なんだか抜け駆けしているようで気が引ける。いや、先に炭治郎と文通をして抜け駆けしたのアオイのほうだから大義名分は存在するかも知れないけれど、だからって。

「カナヲもそんな顔するのね」
「へ?」
「悪いことを企んでる顔。丸わかりよ」
「そ、そんなつもりは……!」
「気にしなくていいわよ。恨みっこなしって言ったでしょう? 私は私のやり方でいくわ」

私の悪巧みを見透かしたアオイはそのことを咎めることなく、むしろ望むところだと言わんばかりに不敵に微笑んだ。やはり、強い。

「こんなこともあろうかと」

アオイは何やら奥の戸棚から何やら持ち出してきた。風呂敷に包まった衣類だった。
それは隊服のようだが、違和感があった。

「それ、なんか全体的に小さくない……?」

広げて見て確信した。明らかに小さい。
いや、腕の長さはあっている。しかし。
胸周りや腰回りの丈だけが合ってない。

「ふふふ。よく気づいたわね。この隊服は縫製係の"ゲスメガネ"こと前田まさお特製の逸品。甘露寺蜜璃様が着用している隊服よ」
「こ、恋柱の隊服……!?」

恋柱、甘露寺蜜璃。隊内でも随一の人気者。
優しく、美しく、強い。それも理由だろう。
しかし彼女には強力な武器が存在している。

「これを着れば、甘露寺蜜璃様のように乳房が溢れ落ちそうになること間違いなし」

そう、甘露寺蜜璃は露出が多かった。
豊かな乳房が今にも溢れ落ちそうだった。
そんな頭がおかしい隊服を考案、製作した前田まさおが作った隊服。着なくてもわかる。
きっとアオイの大きな胸は対炭治郎戦において最強の決戦兵器となって、炭治郎の、に、にに、"日輪刀"が大変なことに!

「どう?」
「ッ!?」

私が悶々としているうちにアオイは小さい隊服に袖を通し終えていて、結果は予想通り。
甘露寺蜜璃にも負けて劣らず、私よりも二回りほど大きな乳房が今にも溢れ落ちそうで。

「ま、前を閉じて! 早く!」
「わ! な、何するのよ、いきなり!?」
「嫁入り前にこんな格好、だめ!!」
「ちょ!? カナヲ! 苦しいってば!?」

ぎゅうぎゅうと乳房を隊服の中に押し込んでボタンを留めようと試みるも、ゲスメガネ作の頭のおかしい隊服の中には物理的に収まりきらない。私ならばなんとか前を閉じられたという客観的な分析結果弐よって頭に血が上り、怒りを込めて物理を無視した結果。

「うう……く、苦しい……きゃっ!?」

ぱつんっ!

「ッ!?」

ボタンが弾け飛んでおでこに直撃。
軌道が全く見えなかった。速すぎる。
鬼と渡り合うこの私が、反応出来なかった。

「ううっ……これが、上弦の力……!」
「カ、カナヲ? 泣いているの?」
「かくなる上は、その乳房を斬って……!」
「ちょっと!? どうして刀を抜くの!?」

黙れ鬼め。炭治郎は私が必ず守ってみせる!

「あらあら」

不意に蝶が目の前を舞い。背後を取られた。

「少しオイタが過ぎるわよ、カナヲ」
「し、師範……」
「刀を納めなさい。未熟者」

にっこりと笑いながら、師範は私を叱った。

「なるほど。話はわかりました」

消沈した私に代わって状況を説明したアオイの話を聞いて師範は全てを理解したらしい。

「カナヲ。あなたは恋敵を亡き者にしようと刀を抜いたわけではないのですね?」
「は、はい。私はただ乳房が憎くて……」
「そんなに焦らずとも大丈夫です。あなたもすぐに大きくなるから安心なさい」
「そ、それは本当ですか、師範!?」
「ええ。私もあなたくらいの頃は大きくはありませんでした。だから諦めず励みなさい」
「わ、わかりました!」

良かった。悪い鬼は去った。頑張ろう。

「しかし、いくら炭治郎くんを振り向かせたいとはいえ、このような手段は感心しませんね。むしろ彼のような純粋な少年には逆効果になるかも知れませんよ?」
「そ、それは真ですか、しのぶ様!?」
「十中八九、炭治郎くんは嫌がるでしょう。危うく好感度が下がるところでしたね」
「き、肝に銘じておきます……」

やんわりと暴走したアオイを嗜めてから、師範は威厳のある声で柱として助言を施した。

「愛とは目に見えぬものです」
「で、では、どうすればよいのですか!?」

アオイと一緒に私も師範に詰め寄り教えを授かろうと必死だった。そんな私たちの隙を。

パシンッ! パシンッ!

「きゃっ!?」
「あうっ!?」

音に遅れて痛みがきた。お尻を、叩かれた。

「これが本当の愛です」

師範。お言葉ですがそれは違うと思います。

「あなたたちが今感じているお尻の痛み。それが私には痛いほどにわかる。何故ならば、私も幼い頃には姉にお尻を叩かれていたからです。花柱であった姉のカナエはとても優しい人でしたが容赦がなかった。凄まじい痛みの中に私は姉の愛を感じた。姉の継子として私はそれを継承して、そして次の代に託す。それが私の責務です。理解出来ましたか?」

たしかに師範の姉は優しくて姉に溢れた人だった。そして怒ると誰よりも怖かった。
私も生前何度かお尻を叩かれた経験がある。

「アオイ、カナヲ」
「は、はい!」
「は、はい、師範」
「炭治郎くんのことが好きですか?」

改めて尋ねられると照れる。先にアオイが。

「好き、です……」

また恋する乙女の顔をしてときめかせる。
得体の知れない不安感に襲われて、焦燥感が募り、私も負けじと想いを口にする。

「わ、私も、炭治郎が大好きです!」

顔から火が出そうなほどに揃って真っ赤になった私たちを見て師範は優しくにっこりと微笑んで、道筋を示してくれた。

「では、炭治郎くんのお尻を叩きなさい」
「し、師範……?」
「そ、それにどんな意味が……?」
「意味などありません。ただ思うがままお尻を叩いて、感じるのです。さすれば伝わる」

師範は蟲柱。優しく、強く、そして厳しい。

「恋心に理由を求めることこそ滑稽です」
「な、なるほど……」
「考えずに、ただ感じればよいのです」
「つまり、臥所を共にせよと……?」
「カナヲ! 何を愚かなことを!」
「も、申し訳ありません!!」
「私はあなたをそんなふしだらな剣士に育てた覚えはありませんよ! そんな淫らなことをせずとも想いは伝わるのです! そのことを理解するまで私はあなたのお尻を叩きます!」

お尻を叩かれた。すごく、すごく痛かった。

「カナヲ、大丈夫?」
「う、うん……しばらく座れないと思う」

私たちに"教育"を施して、師範は去った。
たしかに師範の平手には愛が込められていたけれど、口の端には少しだけ愉悦があった。

「カナヲはどう思う?」
「師範は、師範なりに伝えてくれたと思う」
「炭治郎は喜ぶかしら?」
「たぶん、悦んでくれる、と思う」

喜びはしないかも知れないけど、悦ぶ。
言葉とは不完全で、不正確なものだ。
そのふたつはきっと別物なのだろう。

「炭治郎が悦ぶなら、私はやる」

アオイは決断が早い。私も覚悟を決めた。

「私も……頑張ってみる」

今すぐじゃなくてもいい。
たぶん、今の私には無理だ。
炭治郎のお尻を叩けずに、思わず彼の桃尻にかぶりついてしまうかも知れない。

「カナヲ、ヨダレ出てる」
「はっ!?」
「炭治郎のお尻、美味しそうよね」
「う、うん……」
「ふふっ。わたくしたちって、全然似てないのになんだか似たもの同士みたいね」

たとえ同じ人を取り合う関係だとしても、アオイが相手ならば全然、嫌じゃなかった。

「そうと決まれば早速練習よ!」
「れ、練習……?」
「そう! いつ炭治郎の美味しそうなお尻が目の前に現れてもいいように研鑽を積むの!」

なるほど。予習はたしかに大切だ。

「さあ! カナヲ! わたくしのお尻を叩いて! 遠慮はいらないわ! 思いっきりやって!」
「わ、わかった……」

正直なところ、どうしてこうなったのかと首を傾げたくて堪らないけれど、今はいい。
ひとまず、アオイの修行に付き合おう。
それがきっと、私のためにもなる筈だ。

「い、いくよ!」

ぺちり。

土壇場になって、躊躇ってしまった。
丈の短い隊服から覗くアオイの穿いてない儚いお尻はまるで新雪のように真っ白だった。
そこに真っ赤な手形なんてつけたくなくて。
手加減した私をアオイが咎めるよりも早く。

ちゅっ。

「んなっ!?」
「フハッ!」

そうだ、これだ。これが、本当の愛だ。
師範は間違っている。叩くなんて野蛮だ。
こうして優しくお尻に口づける方が好きだ。

「カ、カナヲ……あ、あなた、今……!」
「私はアオイのことも大好き」

もちろん炭治郎に対するものとは違うけど。
躊躇なくお尻に接吻出来るほどには好きだ。
人形みたいな私の初めての友は、赤面して。

「わ、私も、カナヲのことが……!」

互いに愛を伝えるその間際、邪魔が入った。

「な、何をしているんですか……?」

振り返るとそこには件の竈門炭治郎が居た。

「ああ、もしかして座薬の投与の最中でしたか? たしかにアレは自分では挿れにくいですよね! 俺なんて十回に一度成功すれば良いほうで、野営中は仕方なく妹の禰豆子に……」
「炭治郎」

自分でもゾッとするほど、冷たい声が出た。

「正座して?」
「え? なんで……?」
「反省して?」
「は、話がまったく見えないんだけど!? 俺はただ、この近くで任務があったから挨拶でもしておこうかと立ち寄っただけで……!」
「首と身体、さよならする?」
「ひ、ひぃっ!? 刀を抜かないで!?」
「カナヲ、この座薬使って」
「わかった」
「ちょっ!? なにその巨大な座薬!?」
「大丈夫。私たちが手伝ってあげるから」
「はーい、力を抜いてくださいねー」
「んぎゃあああああああああっ!?!!!」
「フハハハハハハハハハハハハッ!!!!」
「フハハハハハハハハハハハハッ!!!!」

愛を伝えることは、とても難しいと学んだ。


【鬼滅のやいフハッ! 糞の呼吸・弐ノ型】


FIN

余談ですが、胡蝶しのぶ様の容赦ない尻叩きがカナヲに受け継がれている様子は単行本の第二十巻の幕間にて描かれております。

最後までお読みくださりありがとうございました!

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