ちひろ「光ちゃん、これは一体…？」

光「凄いでしょ！ちひろさんを御祝いしたいって願ったら、仮面ライダーが事務所に駆けつけて来てくれたんだ！」

ちひろ「えっ、じゃあこの人…もしかしてオダギリ」

光「さ、さあっ！クウガから、ちひろさんに御祝いの言葉をどうぞ」

クウガ「俺は皆に…あなたに笑顔でいて欲しいんです」








クウガ「だから見ててください！俺の…現金！！」ｽｯ

ちひろ「！！？」

※最初に説明し忘れましたが、仮面ライダーが好きな方に不快感を与えるかもしれませんのでご了承下さい。

クウガ「ハァッ！！」ﾁｬﾘﾝﾁｬﾘﾝﾁｬﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾝ!!

ちひろ「ああっ！あんなに課金して…」

光「これがクウガの御祝いの気持ちだ！」

ちひろ「いや、確かにありがたい(？)ですけど…あんなに課金して大丈夫なんですか？」

クウガ「大丈夫！俺クウガだもん！」

ちひろ「そういう問題ですか！？」

クウガ「お誕生日おめでとうございます！」ｸﾞｯ

ちひろ「あ、ありがとうございます…」

―――――
―――
―

ちひろ「色々な意味で凄くびっくりしました…」

光「それでは次の方、よろしくお願いします！」

ちひろ「えっ！！まだ誰か来てるんですか！？」

光「うん、今日はなんていったて平成最後の誕生日だからね！」

光「なんと、平成ライダー20人全員が御祝いに駆けつけて来てくれたんだよ！」

ちひろ「にっ、20人も！？」

ちひろ（光ちゃん、もしかしてすごいパイプを持ってる…！？）

光「続いては仮面ライダーアギトから御祝いの言葉だよ！」

アギト「俺は回す！アギトのために！ちひろさんのために！」ﾁｬﾘﾝﾁｬﾘﾝﾁｬﾘﾝ!!

ちひろ「えっ！また課金ですか！？」

アギト「ガチャはいつだってガチャだ。晴れてても曇ってても、ガチャの確率は変わらん…本当はな。だけど同じガチャだったら、当たる方がいい！」ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ!!

ちひろ「いや、ここだけの話ですが確率は微量ですけど変動しますし、今の時期はあまり回さないほうが…」







アギト「……裏切られることも悪くはない…。それでちひろさんの懐が潤うからな…」

アギト「誕生日…おめでとうございます…」

ちひろ「あ、ありがとうございます…」

光「次は仮面ライダー龍騎から御祝いの言葉だよ！」

龍騎「多々買わn」

ちひろ「絶対言うと思いました」

龍騎「俺は絶対に課金しない！一度でも金をつぎ込んだら、俺はもう後戻りできなくなる！」ﾓﾊﾞｺｲﾝ ﾍﾞﾝﾄ

ちひろ「いや、現在進行形でつぎ込んでますから！待って下さい！今ならまだ戻れます！」

龍騎「…やっぱり無課金でガチャなんか止めたい。それが正しいかどうかじゃなくて、俺も仮面ライダーの一人として叶えたい願いがそれなんだ。ちひろさん、お誕生日おめでとう」ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ

ちひろ「あ、はい。ありがとうございます…」








龍騎「少なくとも俺は、ちひろさんの口座のために課金する。ちひろさんを守るためだけに課金するから」

ちひろ「すみません、あなたの口座が守られてないのでもう多々買わないで下さい」

光「次は仮面ライダーファイズから御祝いの言葉だよ！」

ファイズ「俺も回す…人間として…ファイズとして」ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ

ちひろ「当たり前のようにガチャ回さないで下さい」

ファイズ「俺はもう迷わない…。迷ってるうちにまたガチャが来る…。回す事が罪なら、俺一人で背負ってやる！」ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ!!

ちひろ「背負わなくていいですから！ただでさえ宿命背負ってるのに、これ以上不運にならないで下さい！」

ファイズ「世界中の洗濯物が真っ白になるみたいに…ちひろさんが、幸せになりますように」

ちひろ「もうやめて！真っ白になってるのあなたの通帳だけですから！」

ファイズ「俺には金がない。だが、金を借りることはできる。」ｷｬｯｼﾝｸﾞﾁｬｰｼﾞ

ちひろ「さらに不幸を背負い込まないで！！」

光「次は仮面ライダー剣から御祝いの言葉だよ！」

剣「例えカードが一枚も使えなくても、お金を入金できるはずだ！俺に、課金ライダーとしての資格があるのなら…多々買えない大勢の人たちの代わりに…俺が多々買う！」ﾓﾊﾞｺｲﾝｶｰﾄﾞ

ちひろ「ライダーは皆さん課金者ばかりなんですか」

剣「俺は運営と戦う。そして勝ってみせる。ちひろさん、お誕生日おめでとう」ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ

ちひろ「何故このタイミングで…でも、ありがとうございます」





剣「………」

ちひろ「…剣さん？」

剣「ナズェミデルンディス！！」

ちひろ「ええっ！？」

剣「ウゾダドンドコドーン！(嘘だそんなこと！)」

ちひろ（もしかして、爆死した…？）

剣「オデノゴウダハボドボドダ！(俺の口座はボロボロだ！)」

ちひろ「お、落ち着いて！今ならまだ引き返せますから！」

剣「ダディャーナアリドゥー！！(橘ありす)」

光「次は仮面ライダー響鬼から御祝いの言葉だよ！」

ちひろ（またガチャってて、爆死するんだろうなぁ…）





響鬼「…」

ちひろ「あれ？ガチャ回してない」

響鬼「俺、携帯持ってないんです」

ちひろ「…」

響鬼「お誕生日おめでとう」

ちひろ「ありがとうございます」







ちひろ（このご時世に携帯持ってないとかふざけてんの！！？）

※まともな対応をされ、ちひろさんは混乱していた

光「次は仮面ライダーカブトから御祝いの言葉だよ！」



カブト「おばあちゃんが言っていた。ガチャがあったら回せ」

ちひろ「言ってないと思います」



カブト「おばあちゃんが言っていた。口座の金は課金に回せ」

ちひろ「言ってないと思います」



カブト「おばあちゃんが言っていた。嫁が来たら出るまで回せ」

ちひろ「言ってないと思います」



カブト「おばあちゃんが言っていた。ちひろさん、誕生日おめでとう」

ちひろ「ありがとうございます」

光「次は仮面ライダー電王から御祝いの言葉だよ！」

電王「お前、誕生！！」

ちひろ「はい、誕生日です。ありがとうございます」

電王「最初から最後までクライマックスだぜ！」ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ!!

ちひろ「やっぱり回す流れなんですね」

電王「行くぜ！行くぜ！！行くぜ！！！」ﾁｬﾘﾝﾁｬﾘﾝﾁｬﾘﾝﾁｬﾘﾝ!!

ちひろ「あーあ、あんなにお金つぎ込んじゃって…」

モモタロウ「馬鹿野郎ッ！死んじまうぞ！俺を呼べよ！わかった！もう二度と泥棒の味方したり金の要求とかしねえ！だから俺を呼べ！良太郎！」

ちひろ「えっ！？回してるのって良太郎君！？」

光「次は仮面ライダーキバから御祝いの言葉だよ！」

キバットバットⅢ世「よっしゃー！キバっていくぜ！」ｶﾞﾁｬｯｶﾞﾁｬｯ

ちひろ「ガチャって気張って回すものなんですか」

キバ「僕は回したいんだ…。人間とかファンガイアとかじゃ無くて僕は僕として…。僕は、僕として…！」ｱｰﾌﾚﾀﾞｽ ｶｰﾝｼﾞｮｳｶﾞ…

ちひろ「あのそんな事どうでもいいんで、作曲の依頼お願いしてもいいですか？」

光「次は仮面ライダーディケイドから御祝いの言葉だよ！」

ディケイド「通りすがりの仮面ライダーだ」

ちひろ「以外と普通に登場してきた」

ディケイド「…いや、俺はもう通りすがらない。全てを破壊し、全ての世界を救ってやる！」

ディケイド「千川ちひろ、貴様を破壊する！！」









大チッヒー「あっ？」

ディケイド「すみませんでした」

光「次は、仮面ライダーＷから御祝いの言葉だよ！」

Ｗ「祝ってやるよ、俺が…いや俺たちが！」





Ｗ「さあ、お前の年を数えろ！！」

ちひろ「嫌です」

Ｗ(翔太郎)「HAPPY BIRTHDAY… 子猫ちゃん♪」

ちひろ「あっはい、ありがとうございます」

Ｗ(フィリップ)「君とは何か運命的な物を感じる…」

ちひろ「色が似てるだけじゃないですか？」

Ｗ(翔太郎)「それより半分金貸せよ、相棒…」ｶｷﾝ ﾏｷｼﾏﾑﾄﾞﾗｲﾌﾞ

ちひろ「相棒にたからないで下さいハーフボイルド」

光「次は、仮面ライダーオーズから御祝いの言葉だよ！」

オーズ「俺が欲しかったＳＲ、どこまでもとどく俺の嫁。それって…こうすれば手に入ったんだ」ｶｷﾝ!ｺｳｻﾞ!ﾌﾞｯﾊﾟ!

ちひろ「うわぁ…」

アンク『映司、目ぇ覚ませ！死ぬぞ！』

ちひろ「ほら、お連れの方もこう言ってますしもう止めましょう。欲望に飲まれると破滅しますよ」

オーズ「イケますって！ちょっとのお金と明日のパンツさえあれば！」ﾁｬﾘﾝﾁｬﾘﾝﾁｬﾘﾝﾁｬﾘﾝﾁｬﾘﾝﾁｬﾘﾝ!!

ちひろ「いや今のご時世色々ありますし、いざという時どうするんですか？」

オーズ「ライダーは助け合いでしょ！」

ちひろ（誰かにたかるつもりか…）









オーズ「俺は…俺は欲しかった。欲しかったはずなのに諦めて蓋して、目の前の事だけを…どんなに遠くても届く俺の嫁、ＳＲ！もっともっと…もう叶ってた…あなたから貰ってたんだ…一度も言ってなかった……ちひろさん、お誕生日おめでとう」

ちひろ「ありがとうございましたー」

光「次は仮面ライダーフォーゼから御祝いの言葉だよ！」

フォーゼ「ＳＲキターーーーーッ！！！」

ちひろ「もうすでに回してる」

フォーゼ「大枚張らせてもらうぜ！！」ﾕｷﾁｽｲｯﾁ

ちひろ「しかもさらに回そうとしてる」

フォーゼ「俺の夢は、この事務所の連中全員のＳＲを引くことだ！」

ちひろ「目標が大きいのか小さいのか…」

フォーゼ「だからちひろさん」





フォーゼ「あんたの、ＳＲも出してくれないか？」

ちひろ「…え？」

フォーゼ「俺はあんたともダチになりてえからよ！」

ちひろ「え、ええと……」

ちひろ「か、考えておきます///」

フォーゼ「よっしゃ！楽しみにしてるぜ！」

ちひろ（つ、つい返事しちゃった。これが青春パワーか…）

ちひろ（でも、悪くなかったかも…///）





檜山修之「次回『散・財・爆・死』ＮＯ！！」

ちひろ「台無しです」

光「次は仮面ライダーウィザードから御祝いの言葉だよ！」

ウィザード「約束する。俺が最後の希望だ」ｼｬﾊﾞﾄﾞｩﾋﾞﾀｯﾁｹﾞﾝｷﾝ ｼｬﾊﾞﾄﾞｩﾋﾞﾀｯﾁｹﾞﾝｷﾝ

ちひろ（ベルトの音声の時点で希望が潰えた…）

ｲｰﾝﾌｨﾆﾃｨ!!ﾌﾟﾘｰｽﾞ!!

光「ええっ！インフィニティースタイルになった！？」

ちひろ（あ、ちょっと惹かれちゃったかも…）

光「初めて最強フォームになった…！一体何を始めるんだ！？」





ウィザード「さあ、ショータイムだ！」ﾁｮｰｲｲﾈ!ﾏﾜｿｰ!

ちひろ「結局それですか」

光「…そうか！∞の魔力を得た今なら、お金も無限に使えるのか！」

ちひろ「やめて光ちゃん！あなたがそんな解説しないで下さい！」







ウィザード「俺にフィナーレは無い！マネー！プリーズ！」ｽｯ

ちひろ「お金尽きてるじゃないですか！というか音声みたいな金の要求しないで下さい」

光「次は仮面ライダー鎧武から御祝いの言葉だよ！」





シーン…





光「…あれ、入ってこない？」

ちひろ「どうしたんでしょうか」



パリン！！

鎧武「セイハーーッ！！」

ちひろ「きゃあーーっ！！？」

光「外から窓を蹴破って来た！！」

鎧武「ちひろさん、お誕生日おめでとう」

ちひろ「ふぇっ！？あっはい！ありがとうございます」

鎧武「それと光ちゃん！ごにょごにょ…

光「えっ！？うん分かった！」

鎧武「あいつら絶対許さねえ…！ここからが俺のステージだ！！」ﾊﾞｯ

ｼﾞｰｯ

ちひろ「チャックの向こうへ行っちゃった…」

光「ごめんちひろさん。今鎧武ジャークマターの残党狩りで忙しいみたいでちょっとしか時間取れなかったんだって…」

ちひろ「あ、はい…それは別にいいんですけど…」ﾁﾗｯ

ちひろ（なぜ窓の下にトランポリンが…？）

光「でも流石神様だね！まさか３階の窓からキックで入って来るんだから！」

ちひろ「そ、そうですね…」

光「次は、仮面ライダードライブから御祝いの言葉だよ！」

ドライブ「行くぜ、ちひろさん！ひとっ走り付き合えよ！(コンビニまで)」

ちひろ「いえ、お一人で行って下さい」

ドライブ「OK！考えるのはやめた！上限額がトップギアだぜ」ﾌﾙｽﾛｯﾄﾙ!!

ちひろ「公務員でしかも奥さんとお子さんがいるのに…」

クリム『殲滅ダ…殲滅ダ…』

ちひろ「こっちはこっちで敵意剥き出しなんですが…」

光「長い間地下にいたから壊れたのかも？」

クリム『餞別ダ…餞別ダ…』ﾄﾞﾘｰﾑﾍﾞｶﾞｽ

光「あ、御祝いしてくれてたみたい」

ちひろ「ベルト界隈でも私はお金のイメージなのか…」

光「次は、仮面ライダーゴーストから御祝いの言葉だよ！」

ゴースト「ちひろさん、お誕生日おめでとうございます。生きている今を大切にして下さい」

ちひろ「ありがとうございます♪」

ちひろ（やっとまともな方が来て下さった）

ゴースト「ガチャ、回すぜ！」ｾﾞﾝｻﾞｲｻﾝ!!

ちひろ「とか思ったらこれですよ…」







ゴースト「俺は、ご飯が食べたい…」ｸﾞｩ…

ちひろ「課金やめればいいじゃないですか」

光「次は仮面ライダーエグゼイドから御祝いの言葉だよ！」

エグゼイド「彼女の運営は…俺が買える！」ｶﾞﾁｬｰﾝ!ｶﾞﾁｬｰﾝ!ｶﾞﾁｬｰﾝ!

ちひろ「医者が病気とか救いようないですね」

ﾋﾟﾛﾛﾛﾛﾛ ｱｲｶﾞｯﾀﾋﾞﾘｨｰ

ちひろ「！？」

？？？「千川ちひろゥ！！」

ちひろ「はっはい！」

？？？「何故君が適合手術を受けずにエグゼイドに変身できたのか…何故ガシャットを生み出せたのか…」ｱﾛﾜﾅﾉｰ

ちひろ「？」

？？？「何故変身後に頭が痛むのくわァ！！ 」ｿﾚｲｼﾞｮｳｲｳﾅｰ!

ちひろ「？？」

？？？「その答えはただ一つ…」ﾔﾒﾛｰ!

ちひろ「？？？」

？？？「アハァー…？」

？？？「千川ちひろゥ！！君が世界で初めて…バ」

光「次は仮面ライダービルドから御祝いの言葉だよ！」







ビルド「仮面ライダービルド。『創る』『形成する』という意味の『ビルド』だ。以後お見知りおきを…」

ちひろ「悪魔の科学者さんの方が来ちゃいましたかー」

筋肉バカ「ちひろォ！！逃げルォ！！」

ちひろ「いや、あなた別作品の人物」

馬鈴薯「ドルオタ、推しを引くってよ」ﾌﾞﾙｧｯ!ﾌﾞﾙｧｯ!

ちひろ「勝手に回しててくれませんか」

元凶「お前がガチャを回さないのは勝手だ。けどそうなった場合、誰が代わりにガチャを回すと思う？]

ちひろ「南条ですか？」

？？？「北条加蓮ゥ！！」

ちひろ「あんたはいい加減帰って下さい！」

ダサＴ「黙れ！俺をアイドルにしろ！」

ちひろ「もはや誰も私を祝う気なんてない…(泣)どうなる20人目！！」

光「最後は仮面ライダージオウから御祝いの言葉だよ」



ウォズ「祝え！！全アイドルのカードを引き続き、時空を越え過去と未来をしろしめす金の亡者… 」

ちひろ「最低ですね」

ウォズ「その名も『仮面ライダージオウ』！！ 新たなＰ、生誕の瞬間である」

ジオウ「なんだか、引けそうな気がする」ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ

ゲイツ「どけっ、ジオウ！俺がやる！」

ちひろ「最後までこれか…。まあ、なんだかんだ安心してしまった自分がいる」

ウォズ「喜んでいただけましたか、我がン魔王」

オーマチヒロ「おい誰が魔王だ」

―――――
―――
―

光「お疲れさま、ちひろさん」

ちひろ「本当に疲れました…。20人(+a)はさすがに多いですね」

光「ごめん、やっぱり迷惑だったかな…」

ちひろ「ふふっ、そんな事ないですよ。仮面ライダーとお喋りする機会なんて滅多に無いですから」

ちひろ「今日は貴重な体験をさせていただきました。ありがとう光ちゃん、凄く嬉しかったわ」

光「…そ、そうか。よかった」

光「あ、あのちひろさん。あらためてお誕生日おめでとう！これからもよろしくお願いします！」

ちひろ「ありがとう。こちらこそ、よろしくお願いします」

光「えへへ…///じゃあ私、仕事に行ってくる！」

ちひろ「はい。頑張ってね、光ちゃん」

光「うん！」







ちひろ「…さてと」

【更衣室】

P「ふぅ…なんとかやりきった！」ｷｬｽﾄｵﾌｯ!!

光「プロデューサー！！」

P「おっ、光。どうだった？」

光「うん！ちひろさん、凄く喜んでくれた！」

P「そうか、それは良かった！俺も頑張ったかいがある」

＊　＊　＊

【更衣室外】

ちひろ（やっぱりプロデューサーさんだったか…）

＊　＊　＊

光「でもプロデューサー悪ノリしすぎ！あれじゃ皆の夢壊れちゃうだろ」

P「すまん…いざ本物っぽく振る舞おうとすると照れくさくてな…」

光「そうなんだ。でも今度は真面目に演技してね！」

P「努力します…」

光「プロデューサー、今日は本当にありがとう。私じゃ、今回のプレゼントは用意できなかった」

P「いや、お前のヒーローアイドルとしての頑張りがこのプレゼントに繋がったんだ。そうじゃなきゃ、こんな大量にスーツを貸してはくれないよ」

光「うん、私これからも頑張る！よろしくね、プロデューサー！」

P「おう、こちらこそよろしく」

＊　＊　＊

ちひろ（ふふっ…）

ちひろ「二人とも、お疲れ様でした♪」ﾎﾞｿｯ



〈END〉

【おまけ】

光「ところでプロデューサー、どうして全員の声をそっくり真似出きるんだ？他にもフォームチェンジしたり、３階から入って来たり、世界を破壊しようとしたり…。あと、ゲンムとかクローズとか人がたくさん来たけどどうやって連れて来たの？」

P「おいおい俺はプロデューサーだぞ。そんな事は火星の力で緒ちょいのちょいよ！」

光「おおっ…！やっぱりプロデューサーて凄いんだな…！」ｷﾗｷﾗﾉﾏﾅｻﾞｼ

＊　＊　＊

ちひろ「………」










ちひろ（エボルトォ！！）