男「俺が勇者として転生されるだと?しょうがねえなぁ」 (4)

夜、男が自宅のパソコンでアニメ鑑賞をしていると、突然周囲が暗くなった。

電気が切れたというものではない。光そのもの、いや、自分以外が消え去ったかのような無の空間へと変わったような。

机も椅子もパソコンも全てなくなり、この漆黒の空間へ一人ぽつんと男は立っていた。

男「何だ一体」

普通の人ならば、この異常な光景にとてつもない恐怖を抱き、正気ではいられなかったことだったろう。

しかし、男は違った。

男「おいおい、他人まみれのかったるい学校から開放されて、やっと落ちついてるときだってのに」

男「こりゃなんだ?」

この真っ暗な世界を怖がるでもなくただ冷静に立ち尽くしていた。


??「ふふっ、この状況に動じないとは流石ですね。異世界の勇者として選ばれただけのことはあります」

男「誰だ?」

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom