上条「ステイル?さんからお手紙ついた」 (51)



・7月28日上条さんのセカンドバースデーSS

・何でも許せる人向け

・ちょっと上イン






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上条「ここは…?」

冥土帰し「起きたかい?」

上条「…あなたは?」

冥土帰し「君の担当医だね?」

上条「俺は…?一体、何が…?何してたっけ…」

上条「…何も、思い出せ、ない?」




冥土帰し「単刀直入に言おう。君は記憶を失った」

上条「…?」




冥土帰し「…恐らく君が今まで積み重ねた15年間の記憶は二度と戻らないんだね?」

上条「!?」

冥土帰し「…本当にすまない。僕の未熟な腕では君を救う事はできなかった」

上条「…」


上条「…そうですか」


上条(じゃあ…俺はもう両親や兄弟の顔も友達の顔も、)

上条(楽しかった事も、教訓も…忘れちゃいけない約束や、やらなきゃいけなかったことも全部わからないんだな…)

上条(家とか携帯に何かヒントでもあればいいけどな…)




上条「俺に…何があったんですか…?」

冥土帰し「…端的に言えば強い力場を持った物体が君の頭に触れた」

冥土帰し「それに伴って君の記憶は消失した」

冥土帰し「パソコンで言えばハードディスクごと焼き切られたようなものだね?」

上条「…」

冥土帰し「…ああ、あと君への手紙を預かってる」



冥土帰し「まぁ、手紙と言っても彼らが『君に伝えてくれ』と言った言葉をそのまま僕が書き留めたんだね?」

上条「…」

冥土帰し「じゃ、僕はこれで。ゆっくり読んでるといいんだね?」


スタスタ…ガララッ、ララッ、バタン。




上条「…」







上条「…」

上条「…」チラッ

上条(す、すと…?なんだこりゃ英語の名前?どう読むんだ…?)

上条(どういう関係の人なんだ…?)





上条「…」カサ…


『彼女に渡した手紙が何らかの理由で君に渡らなかった時のために君の担当医に頼んだ』


上条(彼女?手紙?…よくわかんねぇけどコレが俺の手元に来たってことは…用意周到で良かったってことか?)



『全くよくもやってくれたなこの野郎と言いたい所だけど、その個人的な思いの丈をぶつけてしまうと世界中の木々を残らず切り倒しても紙が足りなくなるので』


『少しだけにしておくよこの野郎』



上条(あ、言うんですね)

上条(…9枚くらいあるな)


上条(はーやれやれ…読むか)







『まず最初に言っておこう。差出人の所に書いてあるのは僕の名前で、ステイル・マグヌスと書いてある』

『どうせ英語読めなくて「す、すと…?何だこりゃ英語の名前?どう読むんだ…?」ってなってるんだろ?』




上条(スゲー!!この人俺の事よく知ってるんだな!!)









『さて、君の身に具体的に何が起き、記憶を失う経緯になったのかを書き記したい所だが』


『それを語るには君が起こした事件当日の1週間以上前から話さないといけない』




上条(んん!?何!?事件!?どゆこと!?)

上条(ええ!!!?俺何やったの!?)






『色々な情報源から一週間の君の行動を客観的事実と私情に基づいて情緒的に書き記す。』

『尚、それによって君が自己の行いをどう見るかは君に任せる』



上条(ええー…何それ…なんかすっごい不穏なワードが見え隠れしてて怖いんですけど)




『まず全ての始まりだが、』

『君は7月19日、女子中学生をファミレスから連れ出して』

『その子と2人きりになった所でその女子中学生を煽って、自発的に出させ漏れ出たモノを君が右手で受け止めた事に端を発する』




上条(!?!?!?!?!?!?)






上条(なんかいきなり淫猥なカンジの事件勃発!!!)

上条(何!?何を出させたの!?幼気なJCから何が出たの!?俺、彼女から何を出させちゃったの!?液体なの!?固体なの!?)

上条(それによって俺の性癖と右手の汚れ具合がヤバいよ!?)



『そしてその時の行為が原因で君の住む地域の一部で停電が起きた』


上条(行為ッッ!?つーかちょっと待て!!どんなプルゥウェエイしたら停電させれんの!?)


『そのせいでその地域一帯のセキュリティが弱まり、インデックスという名前の年端もいかないとんでもなく可愛い美少女シスターが君の住む街に侵入出来てしまった』



上条(なんでシスターの説明だけ修飾語半端ないんだ…)



『あーあ。君のせいでー』



上条(俺のせい!?ねぇそれほんとに俺のせいかな!?)





『彼女は絶対記憶能力を持っていて、魔術の知識を本10万3000冊分記憶している』


上条(すげー…いいなーそれだけ頭よかったら俺も英語とか読めるのに)


『故に悪用しようとする敵やそれを防ぐ為に保護する魔術結社に追われていて、この街に逃げ込んだ』



上条(…?なんでその子は自分を保護しようとしてくれる人間からも逃げてんだ?)



『あーあ。君のせいで保護する魔術結社の人達にも迷惑かけたー』



上条(何でこいつ隙あらば責任追及してくんの!?)





『そして、この超絶美少女シスターが君の記憶を破壊することになる。』


上条(ええっ!?このやたらと持ち上げられてる子が!?)


『彼女と君の出会いは彼女が逃走中誤ってビルの屋上から落ち、学生寮の君の部屋のベランダの柵に引っかかったことに端を発する』



上条(んん!?ビルの屋上から落ちっ!?)




『そして人を疑わない純真な心を持つ聖母のような空腹な彼女を君は食事で釣りまんまと家の中に連れ込み』



上条(その装飾語そろそろ鬱陶しいんですが)



『消費期限ギリな焼きそばパンと色々ギリな野菜炒めを食べさせた』



上条(えぇええ!?いやいや嘘だろ!?さすがに嘘だろ!?)

上条(外道過ぎない!?鬼畜過ぎないかな俺!?)




『ホント死ねよクズめ』


上条(クソ!ちょっと否定出来ない!!)




『そして彼女が君に追われてる事情を説明すると君は上手く言いくるめて彼女の服を剥ぎ、彼女を全裸にした』



上条(ええええええええェえぇぇぇぇェエ?!!)

上条(おぃいいい!!JCの件といいシスターさんの件といい記憶喪失前の俺、性欲魔人過ぎない!?)

上条(マジで?!ねぇほんとに!?嘘ついてんじゃねぇのコレ!?)



『言っておくが何一つ嘘じゃない。彼女に確認してみるといい』



上条(え?そのシスターさん今俺の近くにいんの?)




『ちなみに彼女が脱がされた服を着る時、ずっと部屋から出ずに彼女の着替えをとっくり堪能してたそうだね。このエロガッパめ』



上条(ええー…マジかよ…紳士さのかけらもねぇな俺…)



『その後君は敵に追われているとわかってる彼女に特に何もしてやらず、「へっ、もう用は済んだぜ」とばかりにそのまま見送って学校にいってしまう』


上条(言い方!!!)




『君が学校から帰ってくる頃に僕が君の家の前で彼女を発見、彼女が怪我をしてたのもあって保護しようとしてた所君は僕に襲いかかってきた』

『「そいつは俺の性玩具なんだよぉ!触んじゃねぇケヒヒヒヒ!」と』



上条(ぇえええ?!)









『言わんばかりに』



上条(良かった言ってなかった!!!)

上条(てかさっきから悪意ある表現やめてくんねーかな!!)





『僕は竹とんぼのように回転して斃れるほど強く殴られた』



上条(ざまぁ)




『コレについては後で治療費を請求する』

上条「」




上条(てーかコイツちょっと報告書書くの下手すぎないか?)

上条(コレじゃ小説みたいじゃないか。私的な感情表現入りすぎて読むの辛くなってきたし)

上条(あー…でも読まないとなー…)





『その後意識が混濁し動けなくなる程強く殴った僕を完全に放置し君は彼女を面倒見きれないと君の担任教師の家にそのまま直行して面倒を見ろと押し付けた』







上条(えー…最低過ぎないかな俺…)

上条(これからはもう少し善人になろ…)

上条(そう、前の俺は死んだ!!)




『ちなみにその担任教師の部屋で彼女の治療を行うことになったが君は特に何もしなかった』

『更に彼女は風邪をひいて体調を崩したが君がした事と言えば布団から出てたパンイチの彼女の太ももを見てるぐらいだった』

『全くとんだスケベ野郎だね君』




上条(ぇええええ…?ほんとに?ほんとに俺こんな風だったの?ちょっ、えぇー…?)




『その後君は彼女の事情を更に聞き出した後、彼女を説教しておでこをパカンと叩いて泣かせた』



上条(はぁぁああああ?!風邪をひいてダウンしてる女の子をををを!?)





『三日後。彼女が動けるようになり、入浴を希望』

『担任教師の家には風呂が無く、怪我と風邪で入浴出来なかったからね』



上条(へー担任教師の家そんなにアレなんだ)



『ちなみに君はその時「匂いなんてそんな気になんねーぞ?」と発言している』

『三日経って何度も汗だくになってていくらなんでも臭わない筈がない彼女に対してね』



上条(いやそれは普通に優しさだったんじゃねぇの?)



『君は…臭いフェチかい?』



上条(うるせぇよ!!!知らねぇし!!わかんねーし!)




『話を戻す。彼女が銭湯に行ってる間に君は僕の同僚の神裂から彼女の現状を聞かされる』



上条「…」



『・彼女は一年おきに僕らに記憶を消されている。』

『・理由は彼女が完全記憶能力者であるが故、放置しておくと脳の記憶できる許容量を越えてしまい彼女が死んでしまうから』

『・魔術の本の知識が脳の85%の記憶容量をくっている』

『・僕と神裂は何度も彼女と幸せな思い出を作ったが彼女は全て忘れてしまった』

『・あと数日で記憶を消さなければいけない時が来る』




上条(は…?オイオイ待て待て)

上条(でもその子はまだ生きてるんだよな?『彼女に確認してみるといい』とか書いてたし)

上条(じゃあその子は助かっ…いや、)

上条(これから”その時”が来るのか…?)




上条(と、とにかく続きを!続きを確認しねぇと!)






上条「ん?」


上条(アレ?こっからは差出人が変わってる?)





『では私からも。お疲れ様でしたねー。私は左方のテッラと申しますねー』





上条「…」



上条「いや誰だよお前」






『彼女の現状を確認した貴方は彼女を救う方法を探すために親友の私に助けを求めましたねー』


上条(へー…このテッラっていう人俺の親友なんだ…)

上条(どんなヤツなんだろうなー)フフッ


『そして私から「完全記憶能力者が記憶のし過ぎで死ぬなんて有り得ない」という事を教えられます』


上条(えー?なんでなんでー?)




『考えてもみてください。もし彼女が完全記憶能力による記憶のし過ぎで死ぬのならば、現在過去全ての完全記憶能力者は皆大人になる前に死にますねー?』

『10万3000冊の本を丸暗記しているとしても、残15%の記憶容量が1年分の記憶だとするなら…?』



上条(……完全記憶能力者は…6、7年しか生きれない計算になっちまう…?)



『はい。その通り。そして現在確認されている瞬間記憶能力者(カメラアイ)や完全記憶能力者は30、40代を超えている者もいますねー』


上条(だからなんで皆俺の考える事がわかるんだ最早会話じゃねーか)



『もっと言うとそもそも記憶というのは全てが1つのフォルダに入ってるわけではありませんねー』

『簡単に言えば、思い出は思い出フォルダ、体を動かすのは動かすフォルダ、という様に脳の中で仕分けられているのですねー』




上条(へー…テッラはよく知ってるんだなー)







『万一。「いやいや彼女は”原典”と呼ばれる特殊な魔術書を記憶しているから彼女だけはそういう特殊体質になったんじゃないか?」と言う意見があなたから出たとしたらですが、』

『幾ら”原典”といえど、そのような効果は産みません。魔術師である私が保証しましょう』



上条(そこはかとなく馬鹿にされたな今)

上条(んでテッラさん魔術師なんだな…)



『そう、そしてその事を知った貴方は恐らくは何者かに彼女は何か呪いのような何かをかけられていると結論づけました』

『そしてそれを解除できるのは貴方の右手に宿る「異能の力なら触れれば何でも打ち消せる力」”幻想殺し”しかないとも。』



上条(俺の右手にそんな力が…)




『乗りかかった船です。ここまで聞いた友人の私も手を貸さないわけにはいきませんねー』



上条(テッラ…へっ、コイツ良い奴じゃん…)

上条(早く会ってみてぇな…)





『そしてその事に気づいてしまった私達を始末しようと彼女に呪いを仕掛けた者の手の者から攻撃を受けましたねー』



上条(マジか!テッラは!?テッラは大丈夫だったのか!?)



『しかしそこは”学園都市に緑と黒のツンツン頭有り”と言わしめるほどの我々ですねー』



上条(へー…テッラもつんつん頭なんだなー)ニコニコ




『私の小麦粉パンチや小麦粉目潰し、小麦粉ギロチン攻撃でちぎっては投げちぎっては投げ!』


上条(へー…)ニコニコ

上条(小麦粉を操る魔術師なのか)


『あなたの右手の力で辺りを薙ぎ払ったり』



上条「…」






上条「…」

上条「(;つд⊂)」ゴシゴシ

上条「…」チラッ




『あなたの右手の力で辺りを薙ぎ払ったり』




上条(俺の右手そんな事できんの!!!?)








『いやぁ右手を親指、薬指、人差し指、小指、中指の順に折り曲げると右手が外れてレーザーを拡散し、周囲200mを焼き払えるなんてあなたくらいのものですねーハハッ』




上条「えぇ────ッッ!!!?」





上条「ええええ…?」チラッ

上条「…」ドキドキドキドキドキドキ

上条(いや待て待て…!確認!そう、確認しないと!)


上条「…あん?他にも…?」チラッ



『左手でファニーボーンを強く押すと右手を音速の7倍で発射できるあなたの幻想殺しの能力、いつも重宝してますねーハハッ』



   イマジン       リアル
上条(幻想っていうか最早物理的にぶっ殺してね?!イマジンガーZじゃね?!)








『幻想殺しの7つの真の力の1つ、”右手を千切れば8匹のドラゴン召喚”はいつ見ても荘厳ですねー』




上条(どこの”烈火の炎”!!?)




上条(ていうか7つの真の力!?何それスゲー!!!)

上条(つーか恐ぇええええ!!!!)





『そうして殲滅した後、我々は彼女の元に急行…』


『彼女の頭を貴方が右手で叩いたら1発でなんとかなりましたねー』



上条(そんな調子の悪いテレビかなんかみたいに!!!)







『しかしその時彼女は”呪い”で衰弱しきっており死にかけていましたねー…』




上条(そんな…)

上条(でも生きてるんだよな?何とかなったんだもんな!)




『はい』


上条(いやだからなんで会話になるんだよ)





『幻想殺し7つの真の力の内の1つ、「お尻にネギを刺し、全裸ブレイクダンスしながら鼻毛を一気に7本抜くと記憶を全部失う代わりにどんな瀕死の人間も万全の状態に治す」』

『その力で何とか彼女は助かったんですねー』




上条「」

上条「えっ」








『そしてあなたはその病院に運ばれたわけですねー』



上条「マジでか…」







上条「マジかよ…」

上条「俺にそんな能力があるなんて…」

上条「…あ、手紙があと1枚ある…」







『──PS:───────』




上条「…」













































『──────今までの全部、僕の作り話だよ( 笑 )冥土帰し』



上条「   」











上条「…」

上条「…えーと、親指、薬指、人差し指、小指、中指…」オリ…オリ…



上条「…」カシャンッ!






上条「時間返せぇええええぇええええッッ!!!!!」





ズビィイイイイイイイイイインムッッッッッッ!!!!!




ズガァアアアアアアアアアアアンッッッッ!!!












上条「…左手でファニーボーン!!!!!」ガンッ!




ドッゴォォオオオオオオオンッッッッ!!!!!!




上条「あのハゲ────ッッ!!!!!!」腕ブチイッ!!!




ドラゴン「「「「「「「「ギャォオオオオオオオオオオッッ!!!!!!!」」」」」」」」




上条「ああああああああああああああああああっっっっっ──────ッッ!!!!!!」






──────────────

─────────

──────

───





上条「───ハッ!?」

上条「…」

上条「…」



上条(ゆ、夢…?)

上条(─そうだ、あのカエル顔の医者から説明されて、)

上条(記憶を破壊──)











────こんこん。




上条「────はい?」













ガラッ。


インデックス「…」ソーッ…

上条「…?」

インデックス「…」チラッ

上条(誰だろ、この可愛いシスターさん…)

インデックス「…」チラッチラッ?




上条(────俺の知り合いなわけないか)





上条「あの…」





   ・・・・・・・・・・・・・・・・・
上条「あなた、病室を間違えていませんか?」


インデックス「…」





本編終了。以下オマケ。


14巻のアビニョン編時


テッラ「尋ねないのですか」

上条「何を」

テッラ「幻想殺しについて」

上条「知ってるのか?」

テッラ「くっくっ」

テッラ「そこで私に確認を取るという事は、どうやら本当に記憶を失っているらしいですねー」


上条「えっ」



上条「───ハッ!」キュピーン!



『いやぁ右手を親指、薬指、人差し指、小指、中指の順に折り曲げると右手が外れてレーザーを拡散し、周囲200mを焼き払えるなんてあなたくらいのものですねーハハッ』


『左手でファニーボーンを強く押すと右手を音速の7倍で発射できるあなたの幻想殺しの能力、いつも重宝してますねーハハッ』



上条「」ガタガタ



テッラ「~~~」



上条「…」ガタガタ



『幻想殺しの7つの真の力の1つ、”右手を千切れば8匹のドラゴン召喚”はいつ見ても荘厳ですねー』


上条(そういや、アレは本当だった…!!!)ガタガタ


『幻想殺し7つの真の力の内の1つ、「お尻にネギを刺し、全裸ブレイクダンスしながら鼻毛を一気に7本抜くと記憶を全部失う代わりにどんな瀕死の人間も万全の状態に治す」』


上条(まさか…!)



 ・・
『親友の私に助けを求めましたねー』




上条「…!」ドキドキドキドキドキドキドキドキドキ



テッラ「幻想殺しの正体は───」

上条「…」ドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキ




ゴッ!!!




テッr────

上条(畜生ォオオオオオオオ!!!!!)



新約5巻のオッレルス解答編時


オッレルス「幻想殺し。その力の秘密…というより、そもそもの正体を」


上条「」



『いやぁ右手を親指、薬指、人差し指、小指、中指の順に折り曲げると右手が外れてレーザーを拡散し、周囲200mを焼き払えるなんてあなたくらいのものですねーハハッ』


『左手でファニーボーンを強く押すと右手を音速の7倍で発射できるあなたの幻想殺しの能力、いつも重宝してますねーハハッ』

『幻想殺し7つの真の力の内の1つ、「お尻にネギを刺し、全裸ブレイクダンスしながら鼻毛を一気に7本抜くと記憶を全部失う代わりにどんな瀕死の人間も万全の状態に治す」』



上条「」ガタガタ

上条「っ」ダッ

オッレルス「ええっ!?」



・・・・・・・・。



オッレルス「かつて左方のテッラという男がいた」


上条「!?」


オッレルス「彼は…どうしたんだい?」


上条(幻想殺しの秘密を語るのに左方のテッラが出た…?つまり、)



『いやぁ右手を親指、薬指、人差し指、小指、中指の順に折り曲げると右手が外れてレーザーを拡散し、周囲200mを焼き払えるなんてあなたくらいのものですねーハハッ』


『左手でファニーボーンを強く押すと右手を音速の7倍で発射できるあなたの幻想殺しの能力、いつも重宝してますねーハハッ』




 ・・
『親友の私に助けを求めましたねー』



上条(まさか─────?!)ガタガタ

オッレルス「?」




おしまい。あんま祝ってる感ねぇなぁ…まぁ気にするでない。



ちなみに

上条「何だこの本? 汚ねえなぁ……」


を1部リスペクトでオマージュしてるよ!!この作者のシリーズどれも面白いから知らねぇ奴ァ見てみるといいずぇ!


依頼垂れ流してきます


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