真美「はるちゃん! 夏だよ!」
春香「真美ちゃん! 夏だね!」
の続きとなります
こんにちは、投下していきます
・765アイマスssです
・完全にif物となります。
・書き溜め済みです
・細心の注意を払いますが誤字脱字の場合脳内補完お願いします
以上の項目でお願いします
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1529070899
真美「......ぅぁ」パチ
春香「......くぅ......くぅ」
真美「......」ジー
真美「......んふ......♪」
春香「......くぅ......」
真美「......ん~」ギュー
春香「......んぅ......」
真美「んぅ~......!」ギュー
春香「んぷ......くぅ......」
真美「えへへ......」ギュウ
真美「......」
真美「......」ナデ
春香「くぅ......」
真美「......」ナデナデ
春香「くぅ......くぅ......」
真美「......」ナデナデ
春香「くぅ......」
真美「ふふ......」ナデナデ
春香「ん......?」パチ
真美「んふー......」ナデ
春香「あ、真美ちゃん......」
真美「......おはよはるちゃん」ギュー
春香「ぶふ...... んぅ、ほはよ......」
真美「んぅー!」ギュー
春香「......く、くるひ......」
真美「あ、ごめんね」
春香「んーん...... えいっ!」ダキッ
真美「んぅ! ......えへ」ギュー
春香「えへへ」
真美「......へへ」
春香「あ、もう八時だ。起きよっか」
真美「......」ギュー
春香「......」ナデナデ
真美「......ん!」
春香「よーし...... うわぁ、今日も暑そ~!」
真美「そだねー......」
春香「居間もクーラーついてますように......!」
春香「うわぁ......あつ......」
「おはよう。春香、真美ちゃん」
真美「おはよー!」
春香「おはよ~......」
「なに、どうしたの」
春香「いや、クーラーつけてないのかって...... あれ、お父さんは?」
「まだそんなに暑くないでしょ...... お父さんはもう出てったわよ、まだ金曜なんだから」
春香「あ、そっか。夏休みはあれだね...... 曜日感覚狂うね......」
「あんたもなんか部活動やればよかったのに......」
真美「はるちゃんのおかーさん、お茶ちょうだい!」
「ええいいわよ。今日は早く起きれたのね~、真美ちゃん」
真美「うん!」
「いい子ね~、はい」ナデ
真美「えへへ、ありがと!」ゴクゴク
「ふふふ、かわいいわね~」ナデナデ
春香「......」ナデナデ
真美「ぅえ、なんではるちゃんも!?」
春香「あ、ごめん、なんかつい......」
春香「ごちそうさま」
真美「ごちそーさま!」
「お粗末様!」
真美「はるちゃんのおかーさん、真美がお皿洗いする!」
「え、どうしたの急に?」
真美「おかーさんにお手伝いしなさいって言われてたの忘れてた。だから!」
「ふふ...... そうなの。じゃあお願いしようかしら......」
真美「春香、包丁とかは洗ってあげて」
春香「ん、わかった」
真美「真美も包丁くらい洗えるよ!」
「そうね。でも真美ちゃんにもしも何かあったら真美ちゃんのお母さんに顔向けできないからね」
真美「むー......」
春香「......いっしょに、でしょ?」
真美「......でもはるちゃんばっかり危ないことやってる......」
春香「え......?」
真美「昨日の花火だって......」
春香「真美ちゃん......」
真美「......」
春香「真美ちゃんの気持ちだけですっごく嬉しいよ......! 私はお姉ちゃんなんだから、それくらいさせて?」
真美「......うん......」
春香「えへへ。ほら、いっしょに、ね?」
真美「......わかった......」
「......ふふ」
春香「よいしょ! はい真美ちゃん!」ジャー
真美「うん!」フキフキ
春香「はい!」
真美「うん!」フキフキ
春香「はい! これでおしまい!」
真美「うん!」フキフキ
春香「ありがとう、真美ちゃん! おかげで早く終わったよ!」
真美「どういたしまして!」
春香「ふふ......」ナデナデ
真美「えへへ......!」
春香「真美ちゃんはお皿洗いとかよくするの?」
真美「うん、お小遣いもらえるから!」
春香「そうなんだ......」
真美「あとはお風呂そーじもやるよ!」
春香「そっか......」
「偉いわね。春香もやってみる?」
春香「......ちなみにいくらもらえるの?」
真美「10円!」
春香「......遠慮しとくよ」
真美「でもね、おかーさんもおとーさんも喜んでくれるんだよ......!」
春香「......偉いね......」
「本当にいい子ね真美ちゃんは......」ナデナデ
真美「えへへ...... でもさ、はるちゃんもそーでしょ?」
春香「え?」
真美「おかーさんに喜んでほしーってお手伝いとかしたりするんじゃないの?」
「春香がたまにご飯作ってくれたりするのはそういうことだったの......」
春香「ち、ちがっ!!//」
真美「ね?」
春香「......でも私は真美ちゃんみたいにとは考えられないから...... 真美ちゃんは偉いよ......」ナデナデ
真美「えへへ......そー?」
春香「うん......」
「私は別にいいんだけどね」
春香「......え?」
「たまに私のしんどそうなときとか、遅くなった時に助けてくれてるだけで」
春香「......」
春香「でも真美ちゃんみたいに素直に考えられないのは......」
「もちろん真美ちゃんはとても純粋な考え方で凄いわ。でもね」
「家族なんだから。春香が私にまで気を遣ったら落ち着かないわよ」
春香「......っ」
「たまに助けてくれたり、思いやってくれてるだけで十分よ」
春香「......うん」
真美「......ん~、どゆこと?」
「二人とも私の自慢の子ってこと!」ダキッ
真美「うわっ!! ほんと!?」
春香「わっ......!」
「ほんとう! ふふ」ギュー
真美「えへへ、そっかぁ~!」
春香「......ありがと、お母さん//」
「......あんたはもっと甘えなさい......」ギュー
春香「......うん」ギュー
真美「はるちゃんのおかーさん、はるちゃんってアイドルになりたいの?」
春香「へっ!? 真美ちゃんなにいって......」
「あー、そうなのかもねぇ...... 最近はしょっちゅうアイドルの動画とか見てるし......」
春香「うぅ......//」
真美「真美も見てみたい!」
「ふふ、見せてもらってきなさい。部屋にパソコンあるでしょ?」
真美「見せて! はるちゃん!」
春香「う、うん。じゃあ部屋いこっか」
真美「うん!」
春香「これが私の好きなグループでね......」
真美「わぁ~......」
春香「みんなかわいいでしょ! で、ここでお客さんに手を振ってさー......!」
真美「......」
春香「ね!?」
真美「真美、はるちゃんの方がかわいいと思うよ?」
春香「えっ? い、いやそんなことないよ...... 歌もこんなに上手くないし......」
真美「そうなの? あ、真美はるちゃんの歌聞きたい!」
春香「え、えぇ?」
真美「歌って!」
春香「こ、ここでは無理だよ~!」
真美「なんで?」
春香「ご近所さんに聞こえるかもしれないし......//」
真美「ん~、じゃあからおけは?」
春香「え、カラオケ?」
真美「うん、はるちゃん前に近くに安いとこあるっていってたよね!」
春香「あ、うん......」
真美「いこうよ!」
春香「ま、真美ちゃんお金ないでしょ? また今度にしようよ......?」
真美「おかーさんに遊ぶ時のお金もらったもん!」
春香「えっ!? だってかき氷の時......」
真美「あれは真美が自分のお金ではるちゃんと食べたかったから!」
春香「......うぅ。そ、そうなんだ」
真美「......も、もしかして、いや......なの?」
春香「え、い、いやそういうわけじゃ......」
真美「......」ジー
春香「ぅ...... じゃ、じゃあいこっか......?」
真美「......! うんっ!」
春香「......なんかどんどん真美ちゃんに弱くなってる気がする......」
春香「......」チラ
真美「やったー!」ピョンピョン
春香「......」ギュー
真美「んっ...... えへへ~!」
春香「......// はぁ...... かわいいんだもん......」ナデナデ
真美「......?」
春香「お母さん」
「うん? もう動画見せてもらったの?」
真美「うん!」
「そう、よかったわね」
真美「うん!」
春香「あのさ、今からカラオケ行ってきていい?」
「カラオケ? ......あ、真美ちゃんに歌せがまれたんでしょ?」
春香「う、うん......」
「ふふ、いいけど気を付けなさい。今は夏休みだから高校生とかも遊んでるわよ」
春香「うん。でもあそこのカラオケ穴場だから多分大丈夫」
「......何でもいいけど気を付けなさいよ......」
春香「うん」
「真美ちゃんも。この子のこと頼むわね」
真美「うん、任せて!」
「ふふ、ありがと」
春香「じゃあ行ってくるね」
「お昼はちょっと遅れるのかしら」
春香「うん、一時半くらいかな......」
「分かったわ。冷やし中華作って待ってるから、楽しんできてね」
真美「あ、真美のやつからしつけなくていいよ!」
「はいはい、分かったわ」
真美「いってきまーす!」
春香「いってきます!」
「はーい!」
春香「ここだよー」
真美「おぉ...... なんか古っぽい......」
春香「まぁね...... でも設備はいいんだよ......」ウィーン
真美「ま、待ってはるちゃん......」ウィーン
春香「すいません、えと中学生と小学生なんですけど......」
春香「はい、えっと...... 二時間で......」
真美「......」ギュー
春香「......? あ、はい。それでお願いします」
春香「はい、ありがとうございます」
春香「どうしたの真美ちゃん、いこっか?」
真美「うん......」ギュー
春香「......? あ、ドリンクバーとってこ!」
真美「うん......」
春香「......ま、真美ちゃん、手放してくれないと注げないよ......」
真美「あ、ごめん......」
春香「真美ちゃんはなにがいい?」
真美「あ、真美は...... はるちゃんと同じやつがいい......」
春香「うん......? わかったけど......」
真美「......」
春香「よいしょ」ガチャ
真美「......」
春香「......どうしたの真美ちゃん?」
真美「......なんか...... ダーツとかしてるおじさんとか、怖くて......」
春香「そ、そっか...... 大丈夫だよ、私がいるから!」ギュ
真美「......うん......!」
春香「さ、歌お!」
真美「うん!」
~♪
春香「えへへ、下手でも笑わないでね......?」
真美「そんなことしないよ~......」
春香「ウン... よし......」
春香「~♪」
真美「わぁ......!」
春香「ふぅ......」
真美「すごく......かっこよかった......!」
春香「え、そ、そうかなぁ~......?」
真美「ダンスまで...... すっごく上手だったよ!」
春香「えへへ、ありがと//」
~♪
春香「あ、次真美ちゃんだね!」
真美「うん!」
真美「~♪」
真美「いぇい!」
春香「かわいぃ~......!」
真美「ど、どー?」
春香「すっごくよかったよ~! かわいかったし!」
真美「えへ、そー?」
春香「うん!」ナデナデ
真美「えへ~」
春香「じゃあ、まだまだいくよ!」
~♪
春香「ただいまー!」
真美「ただいまー!」
「おかえり! 楽しかった?」
春香「うん! すっごく楽しかった!」
「それは良かった。私も真美ちゃんの歌聞きたかったわ......」
真美「はるちゃんのおかーさん、真美おなかへったー」ダキッ
「ふふ、もうすぐできるわよ。手洗って待っててね」
真美「はーい!」
真美「いただきまーす!」
春香「いただきます!」
「はいどうぞ。あ、まみちゃん」
真美「んう?」ズルズル
「今日はこれ食べたらそろそろ帰る? お母さんにはまだ連絡してないんだけど、早くしてあげたほうがいいと思うわ」
真美「......」ズル
真美「真美、まだ帰りたくない......」
春香「え?」
真美「きょ、今日も泊まっちゃだめ......?」
春香「え、わ、私はいいけど......」
「でも真美ちゃんのお母さんも心配してるんじゃないかしら......」
真美「じゃ、じゃあ電話するから!」
「うーん......」
真美「おねがい、はるちゃんのおかーさん!」
「......うちとしては構わないんだけど、電話してからね。とりあえず食べちゃいなさい......」
真美「......うん」ズル
真美「ごちそーさま......!」
「はい、お粗末様」
春香「......」ズル
真美「はるちゃんのおかーさん、電話かして!」
「はいはい、こっち来てね......」
真美「うん!」
春香「......」ズルズル
真美「あ、おかーさん? 真美だけど......」
真美「うん...... あ、あのね、おかーさん......」
真美「真美今日もお泊りしちゃ、だめ......?」
真美「......おねがいおかーさん、真美もっとはるちゃんと話したいの!」
春香「......//」ズル
真美「うん。うん......! はるちゃんのおかーさんもいいって!」
真美「うん、うん...... うん! いるよ! はるちゃんのおかーさん! おかーさんが代わってって!」
「うん、わかったわ」
春香「ごちそうさま」
真美「はるちゃんっ!」
春香「......えへへ、どうだった真美ちゃん......?」
真美「多分だいじょーぶ! おかーさん、今はるちゃんのおかーさんと話してるから!」
春香「そっか...... あのね、亜美ちゃんは今何してるの......かな...?」
真美「え? 亜美? ......多分ゲームやってるか、ゆーかたちと遊んでるんじゃないかなぁ?」
春香「......そっか......」
真美「それよりはるちゃん、アイドルのどーがみよー!」
春香「え?」
真美「もっかいみたい! はるちゃんのダンスすっごくかっこよかったし!」
春香「そ、そう?」
「真美ちゃん」
真美「あ、はるちゃんのおかーさん!」
「真美ちゃんのお母さんと話したけど、今日は泊ってもいいわよ...... でも明日は帰りましょうね」
真美「うんっ! ありがと、はるちゃんのおかーさん!」
「ふふ、いいのよ! 私も真美ちゃんがいてくれると嬉しいし......」
真美「えへへ」ダキッ
春香「......」
「よかったわね、真美ちゃんまだ泊ってくれるって......!」
春香「......うん。そうだね......」
「......どうしたの?」
春香「ううん、何でも......」
真美「はるちゃん! いこ!」
春香「あ、うん......」
「......?」
春香「これなんかかっこいいよね!」
真美「うん!」
春香「......」ジー
真美「......」ジー
真美「ふふ、はるちゃんはほんとにアイドルが好きなんだね......」
春香「うん!」
真美「かっこいいのもそうなんだけど、観客の人が笑顔になってるのがいーね......!」
春香「そうなんだ! みんなと歌って、みんなといっしょに笑って...... きっと楽しいんだろうなぁ......」
真美「......目指したりしないの?」
春香「......だめだよ。私なんて......」
真美「なんでそんなこと言うの? はるちゃんは真美のこと笑顔にしてくれたのに......!」
春香「真美ちゃん......」
真美「はるちゃんのおかげであんなに暗くて怖かったとこにいた真美も笑えるようになったんだよ......?」
真美「はるちゃんのダンス見たら、真美すっごく楽しくなった......!」
春香「......ありがとう......」
真美「真美も、今までやってみたいお仕事なんてなかったけど...... アイドルってすごいんだね。知らなかった......」
春香「真美ちゃんならきっとなれるよ......」
真美「真美がなれるなら、真美を助けてくれたはるちゃんはなれるね!」
春香「......真美ちゃん......!」
真美「えへへ。ぜったい......!」ダキッ
春香「......ありがとうね、真美ちゃん......!」ギュウ
真美「......うん......!」ナデナデ
春香「......んー......」ナデナデ
真美「あ、次これみよー!」
春香「うん、いいよ!」
「春香? 春香ー! おかしいわね、集中してるのかしら......」
「春香、入るわよー?」
ガチャ
「はる...... あら......」
「ふふ、カメラ取ってこないと......」
「......」パシャ
「こんな格好で...... もう......」バサッ
「ふふ、夜ご飯まで寝かしといてあげましょうか......」
ガチャ
春香「くぅ......くぅ......ま...み......」ギュー
真美「はる...ちゃ.......すぅ......すぅ......」ギュー
「......♪」
春香「お母さん......」
「あ、春香、起きたの」
春香「うん。布団、お母さん? ありがとね」
「いいのよ。真美ちゃんは?」
春香「いまトイレ行ってる」
「そう...... もうすぐご飯だからいっしょに支度してくれる?」
春香「うん。今日はなにー?」
「はい、今日は冷しゃぶよ!」
春香「おいしそー!」
真美「うわぁー! はるちゃんのおかーさんなんでも作れるんだね!」
「ふふ、ありがとね真美ちゃん...... 召し上がれ!」
真美「うん! いただきまーす!」
春香「いただきます!」
真美「......んぅ!? すっごくおいしーよ、これ!」
春香「んー! 私これ好きなんだー!」
「さっぱりとして夏になったら食べたくなるのよね......」
真美「ごまだれおいしー!」
春香「あはは、真美ちゃんはなんでも好きなんだね......!」
真美「だってはるちゃんのおかーさんのご飯おいしーんだもん!」
「ふふ、急がずに食べてね......」
真美「んう!!」
春香「ふふ、また口いっぱいになってるよ......!」
真美「うあ!?」
「うふふ......」
春香「あははっ!」
「んぐ...... えへへ、つい......」
春香「ふぃー、おいしかったー!」
真美「ごちそーさま!」
「はい、いっぱい食べてくれてありがとう。お粗末様」
真美「はるちゃんのおかーさん、お皿やるー!」
「そう? ありがとね」
真美「うん!」
春香「私もやるー」
「ありがとね、お皿洗ってくれて」
真美「ううん、はるちゃんのおかーさんもご飯ありがとね!」
「ふふ、いいのよ」ナデナデ
春香「お風呂沸かしてくるよ」
「あら、春香もお手伝いしてくれるの?」
春香「別にそういうわけじゃ......」
「でももう入れたから大丈夫よ。もうすぐ沸くから入っちゃって」
春香「そうなんだ...... うん、わかった」
「ふふ、明日にでもお願い」
春香「うん......!」
真美「はるちゃん、パジャマ取りに行こ!」
春香「そうだね!」
チャプン
真美「えへへ、髪ありがとー」
春香「んーん、気持ちよかった?」
真美「うん!」
春香「ならよかった......!」
真美「......きもちー......」
春香「そーだねー......」
真美「今日見たアイドルってもう有名な人たちなの?」
春香「うーん、そこそこって感じかな......」
真美「ふーん......」
春香「あの世界も大変そうだからね......」
真美「そっか......」
春香「......あ、そうだ! 出たらカルピス飲もっか!」
真美「あ、この前も飲んだよね!」
春香「うん。お風呂から出た後、氷で冷やしたカルピス飲むの! おいしいよ~!」
真美「いいねー! 真美たちもコーヒーぎゅーにゅー飲むんだ!」
春香「コーヒー牛乳......?」
真美「うん! おかーさんがたまに買ってきて、亜美とお風呂の後に飲むんだけど」
春香「......うん」
真美「だけど、この前は真美、先に飲んじゃってね......」
春香「......それって、私と電話で話してた時の......?」
真美「うん。よく覚えてるね、はるちゃん!」
春香「......うん、まあ......ね......」
真美「亜美もいっしょに飲みたかったみたいで......」
春香「......」
真美「お風呂あがりに...... はるちゃん?」
春香「......あのね......」
真美「うん?」
春香「......」
春香「私、真美ちゃんと......」
真美「......真美と?」
春香「......」
春香「......ううん、なんでもないの......」
真美「え、言ってよー、気になるよ!」
春香「ごめんね、変なこと聞こうとしちゃった......」
真美「......変なこと......?」
春香「えへへ...... もう出よっか......!」
真美「......うん。真美も暑いや......」
春香「......ぷは、やっぱおいしー!」
真美「......ぷはー!」
春香「おいしい?」
真美「うん! ありがと、はるちゃん!」
春香「ううん!」
「春香」
春香「あ、お母さん」
「それ飲んだら歯磨きなさいよ...... それと今日は遅くまで起きてちゃだめよ」
春香「あ、うん」
真美「なんで?」
「明日真美ちゃんのお母さんが用があるっていってたわ」
真美「そーなんだ......」
「だから早く寝て、早起きしなくちゃだめよ?」
春香「なるほどね。わかった」
真美「うん、わかったー!」
春香「今日は早く寝ようね......!」
真美「うん......」
春香「うん...... じゃあおやすみ!」
真美「おやすみ......」
春香「......」ナデナデ
真美「......」
真美「はるちゃん......」
春香「どうしたの?」
真美「......」ギュー
春香「......ん?」ギュー
真美「あのね......」
春香「うん」
真美「はるちゃんは真美のしてほしいこといっぱいやってくれて」
真美「真美の言ってほしいこといっぱい言ってくれて」
真美「ほんとーにすごいね......」
春香「......そんなことないよ。私は、別に......」
真美「......」
真美「でも真美はばかだから」
真美「はるちゃんがしてほしーことがわかんない......」
春香「馬鹿なんて言わないで...... 真美ちゃんは私のこと何回も助けてくれてるよ......!」
真美「......そーかな......」
真美「......真美ね、はるちゃんが言ーたいこともたまにわかんなくなるんだ......」
春香「そんなこと......」
真美「さっきのお風呂のこととか。はるちゃんが何か聞きたそーだったのに、真美はわからなかった......」
春香「......真美ちゃん......」
春香「真美ちゃん、私ね、別にその人のことを全部わからなくてもいいって思うんだ......」
春香「ただ辛そうだったり、泣きそうなときにそばにいてあげるだけでも十分だと私は思うの」
真美「うん、そーだね...... でもね、はるちゃん......」
春香「うん?」
真美「遠慮したり、真美のことを考えてはるちゃんの気持ちを隠しちゃうようなことは、やめてほしい」
真美「はるちゃんがそうしちゃいそうなくらい優しーのは、真美知ってるから......」
春香「............うん......」
春香「......」ナデナデ
真美「......さっきのは......だいじょーぶ?」
春香「うん。ちょっと確認したかっただけだから......」
春香「だいじょうぶ」ナデナデ
真美「そか...... ならいーんだ......」
春香「......」ナデナデ
春香「やっぱり真美ちゃんは優しいよ......」ナデナデ
真美「......はるちゃんもでしょ」
春香「......」ナデナデ
真美「......」クルッ
春香「真美ちゃん......?」
真美「......えいっ」ダキッ
春香「......どーしたの?」
真美「なんかこーしたくなって......」ギュー
春香「......そっか」ギュッ
真美「えへへ......」ギュー
春香「ごめんね、真美ちゃん。私に勇気が無くて......」
春香「......」ナデナデ
春香「どっちがお姉ちゃんなんだろってね......」
春香「......」ナデ
真美「......すぅ......すぅ」
春香「ありがとう。本当に......」ギュー
真美「......んぅ......」
春香「......」ギュー
春香「......」
春香「......」ナデ
真美「......すぅ......すぅ......」
「さ、準備できたわね」
真美「うん!」
春香「......」
「じゃあお母さんによろしくね」
真美「うん、ありがとーはるちゃんのおかーさん」
「また来てね。私も真美ちゃんを見てるの好きだから」
真美「うん!」
「......春香、送ってってあげなさい」
春香「うん......」
真美「......」
真美「......」
春香「......」
真美「えと、今日はちょっとすずしーね」
春香「そうだね......」
真美「川もきれーだよ! ほら見て!」
春香「うん......」
真美「......あはは...... 鳥も、いるよ......」
春香「ほんとだね......」
真美「......うん」
真美「......」
春香「......」
真美「あ...... もう駅か......」
春香「......」
真美「じゃ、じゃあ真美、帰るね......」
春香「......うん」
真美「......ばいばい......」
春香「......うん。また......」
真美「はるちゃんっ!」
春香「......どうしたの?」
真美「真美また会いたいな......」
春香「......っ!」
真美「はるちゃんがなんか会いたそうじゃないのはわかってるんだけど...... でも......」
春香「......そんなことない......」ボソッ
春香「......そんなことないよっ......!」ダキッ
真美「わぷ!」
春香「ごめんね、そんなつもりじゃなかったんだ......」
真美「ほんと......?」
春香「うん......! 私が真美ちゃんを嫌いになるなんてことないよ!」
真美「ほんとっ......!?」
春香「うん!」
真美「えへへ...... じゃーまた遊ぼーね!」
春香「うん......! ......電話、待ってるね!」
真美「うん! えへへ......」ギュー
春香「ん......」ギュー
真美「......またねー......」ギュー
春香「うん......また......」ギュー
真美「......えっへへ~、じゃあねはるちゃん!」
春香「気を付けるんだよ~!」
真美「んー!」フリフリ
春香「......真美ちゃんは私がしてほしいことも、言ってほしいことも、とっくにしてくれてるよ......」
春香「......ただ私が......」
春香「......」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
<夏休みのいつか>
亜美「真美、おはよ!」
真美「亜美、おはよ!」
亜美「ご飯たべたら、スマブラだかんね!」
真美「んっふっふ...... わざわざ負けに来るとは......!」
亜美「負けないっての...... ってか亜美と真美同じくらいっしょー?」
真美「負け犬のとおぼーだね!」
亜美「むー」
Game set!
真美「......そ、んな......!?」
亜美「やったー! 今日は亜美のかちこしー!」
真美「......んぐっ! カービィ使ってないからだよっ!」
亜美「これこそ前犬の遠ボエーだね!」
真美「ぐぬぬぬぬ...... つ、次はマリカだよ!」
亜美「かかって来なさい♪」
テッテッテッテレー
亜美「......んなぁ......!?」
真美「んっふっふ~、敗者はだれかきまったようだね~!」
亜美「......ぐぬぅ......! キノピオ使えないからだね、絶対!」
真美「それいったら真美のカービィだって!」
亜美「スマブラよりマリカのほうがキャラ大事だよ!」
真美「なにいってんの! スマブラだよ!」
亜美「マリカ!」
真美「スマブラ!」
真美亜美「「むぅ~!」」
「なにしてるの、二人とも......」
真美「あ、おかーさん!」
亜美「真美がねマリカよりスマブラだって言うんだよ!」
真美「そうだよね? ね! おかーさん!」
「よ、よくわからないけど仲良く遊びなさい」
真美「むー」
亜美「ぬぅー」
「それよりね、ゆーかちゃんから電話よ」
亜美「え!」
真美「真美出るー!」
亜美「あ、ずるっ!」
「なんだって?」
真美「こんど遊ぼって!」
亜美「公園で!」
「そう...... 外で遊ぶのはいいことだけど、水筒持っていきなさいね。熱中症なんかになったら大変だから」
亜美「うん!」
真美「その時はおとーさんに診てもらう!」
「ふふ、そうね......」ナデナデ
「亜美~、真美~!」
「あ亜美と真美だ!」
「久しぶりー!」
「おひさ、あんたら宿題終わったりしてない?」
亜美「みんなおひさー!」
真美「終わってないよ...... ゆーかは?」
「あたしがやるわけないでしょ......」
「ねーねー久しぶりに鬼ごっこやらない?」
亜美「いいねー!」
真美「ぜったい負けないかんね亜美!」
亜美「ふん、この前のゲームの決着をこれでつけるかんね!」
真美「じょーとー!」
真美「はぁはぁ...... やるじゃん亜美......」
亜美「真美も...... まさかあんなとこに隠れてるなんてね......」
真美「これでかくれんぼは真美の勝ちでしょ...... えーっと......」
亜美「引き分けかぁ......」
真美「ぬぅ......」
「最後に缶蹴りやらない?」
「あ、いーね!」
亜美「缶蹴り...... 最後の勝負にはぴったりだね!」
真美「のぞむところよ!」
「亜美と真美が見つかんないな......」
「もうあの二人だけだね......」
「亜美、真美がんばれー!」
「私たちまけちゃうよー!」
亜美「くっそー、ゆーかのやつ缶の周りから動こうとしない......」
亜美「どうやって...... ん?」
真美「......」
亜美「真美はあそこにいるのか......」
真美「......!」スッスッ
亜美「......!」
亜美「......ふふ、その停戦協定、乗ったよ真美!」グッ
真美「......!」グッ
ガサガサ
「音......!」
「......結構缶からは近いな...... よし!」
「あ、ゆーかが動いた!」
「どうなるんだろ......」
亜美「......っ!」ダッ
「あ、亜美だ!」
「反対側から出てきた!」
「ゆーかより遠いけどゆーかは音に気をとられてるか...ら...!?」
「......!」ダッ
「あまいね、亜美! あんたたちが連携で来ることはわかってたよ!」
亜美「......くそっ......!」
「亜美見つけた缶踏んだっ!」
亜美「うぐっ......」
「さぁ! 亜美はそこで待機な!」
「うそっ!?」
「ええ、じゃあ後は真美だけ......?」
「......真美、缶蹴りは一人じゃ勝てないよ......! 出てきな!」
ガサガサ
「最後の特効ってわけね...... 受けて立ってやるよ!」
「あぁ、ゆうかが近寄っていく......」
「ああなったら缶蹴りはムリだよね......」
亜美「......っ」
「さ、顔みせな真美!」
「......」
「往生際悪いな。私のほうが足はやいし、缶からも近い。あんたの負けだよ」
「うん、そうだね...... 確かに亜美は勝てないけど......」ガサッ
「......っ!? な、なんで亜美がこっちに......!?」
亜美(?)「んっふっふ~」シュル
「......!」クル
「亜美、あんたそんなに髪長かっ......っ!」ダッ
亜美「いまだよ、真美っ!」
「あ、髪ほどいた......!」
「捕まったの真美だったんだ!」
亜美「亜美たちの......! 勝ちだよっ!」
「く、くそっ......!」
真美「えーいっ!」
カーーーン!
「はは、よくあんな作戦思いついたね......」ハァハァ
真美「えっへへ、まーね!」
亜美「ゆーかは足はやいからこうでもしないとってね......」
「......ふふ...... あーおもしろかった!」
「また遊ぼうな、真美、亜美!」
亜美「うん!」
真美「もちっしょ!」
「今日はどうだったの、亜美、真美?」
亜美「楽しかったよ! ゆーかにも勝てたし!」
真美「最後の缶蹴り楽しかったんだー!」
「そう......!」
亜美「へへ、真美すごかったよね!」
真美「亜美がいてるれなきゃできなかったよー! それに亜美の静かにガサガサのとこまで行くのもすごかったし!」
亜美「えへ、そーかな?」
真美「うん!」
「......ふふ」
亜美「あ、おかーさんおかわり!」
真美「真美も!」
「はいはい!」
真美「ねえ亜美、まだ起きてる?」
亜美「うん、もちっしょ」
真美「だよね! あのさこの前はるちゃんにねアイドルのどーが見せてもらったんだけど」
亜美「あいどる?」
真美「うん」
亜美「へー、どうだったの?」
真美「なんかきらきらしてた......! みんなきれいな衣装にかわいい歌に、お客さんの人といっしょに笑ってて......」
亜美「きらきら......?」
真美「うん......!」
亜美「......そーなんだ......」
真美「あ、それもよかったんだけどさ、今回の宿題どーする?」
亜美「みんなで......きらきら......!」
真美「......亜美? きーてる......?」
亜美「あ、うん...... ごめんなんだっけ?」
真美「宿題どーする?」
亜美「あー...... どうしよっか......」
真美「去年みたいにウノ十番勝負とか......」
亜美「そーだね......」
真美「ゲーム勝負とか......」
亜美「そーだね......」
真美「......亜美が読書かんそーぶんね......?」
亜美「そーだね......」
真美「ほんとっ!? やった!」
亜美「え、え? なにが!?」
真美「亜美が読書かんそーぶんね!」
亜美「えっ!? 何でぇ!?」
真美「亜美がいいっていったんじゃん!」
亜美「え、言ってないよ!」
真美「えへへ、いったもーん!」
亜美「言ってないから!」
真美「言った!」
亜美「言ってない!」
真美「言っ
ガチャ
「静かに寝なさい!」
亜美真美「「はーい......」」
どうも作者です
一部から遅くなってしまいました、すみません。これで二部の半分です。
今回は夏ということでいちゃついてもらいました。次回はもうちょっと涼しくなってからのお話です。
いちゃパートの日常感ものも書いてて楽しいのですが、いかんせん間延びしてまばらに書いている春香の心情などの印象を弱めてしまっているのではないか、と心配です。塩梅が難しいですね。
時系列が、とくに今回の亜美と遊ぶところとかは分かりにくいですが適当に読んでください。
またコメント等励みになります。皆様ありがとうございます。
If系ものなので賛否両論あると思いますが、楽しんでもらえたら幸いです。
稚拙な表現、文でしたが読んでくださりありがとうございました。
またどこかで自分のssを読むことがあったら、よろしくお願いしますね。
>>21
基本的には後書きは終わりにつけようと考えていますので一区切りついたと考えてください。
またなぜ三つのスレで立てたのかというと前にも言った通り見やすくと考えたという理由と、スレタイそのもので表したいものがあるからです。
ここらへんはこのssシリーズが終わった時に独り言として書こうと思います。
安価は半角の>←これ二つに数字やで
>>57
ありがとうございます
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません