~とある公園~
まつり「……」そわそわ
まつり「……?」
まつり「あ、プロデューサーさん!やっと来たのです!」とてとて
まつり「何って……姫はプロデューサーさんのこと、ずーっと待っていたのですよ?」
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まつり「覚えてない?……確かに、無理もないのです」
まつり「……『明日は仕事がある』……?何を言っているのです?」
まつり「ここではそんなこと気にする必要はないのですよ」
まつり「だって……ここは、夢の世界なのですから」
まつり「だから、お仕事なんて忘れて……わんだーらんどで、まつりといーっぱい遊ぶのです!」
まつり「プロデューサーさんは、何がしたいのです?」
まつり「『何があるのかわからない』?……なら……」
まつり「アトラクション、ぜーんぶ乗っちゃうのです!」にこっ
まつり「ほら、早く早くっ。早く来ないと置いて行っちゃうのですよ?」
まつり「ここが、おかしのおうち……そして、わんだーらんどの入り口なのです」
まつり「おかしのおうちはぜーんぶお菓子で出来てるのです」すっ…
まつり「……『食べてみたい』?いいのですよ。食べてみても」ぱきっ
まつり「ほら、これはクッキーなのです。……美味しい?」
まつり「『甘くて美味しい』?それはよかったのです♪」
まつり「さ、食べながら奥に進んでいきましょー!」
まつり「ここがおかしのおうちの奥なのです」
まつり「お菓子もいっぱい食べて、お腹もいっぱいなのです」
まつり「ほ?『柱とか食べちゃったけど、大丈夫なのか』って?」
まつり「大丈夫なのです。おかしのおうちは魔法が掛かってるから、食べてもすぐに元に戻ってるのです。……ほら、ね?」
まつり「それじゃあ、ここからマシュマロコースターに乗って……」
まつり「れっつごー!なのですっ♪」
まつり「マシュマロコースターも、もちろん食べられるのです」ぷちっ…
まつり「ほら、プロデューサーさんも」ぱくっ
まつり「……ん~っ!とろけちゃうくらいやわらかくて、とっても美味しいのです♪」
まつり「到着なのですー!」
まつり「それじゃ、早速アトラクションに乗って遊ぶのです!」
まつり「最初は……あのメリーゴーランドにしましょー!」
まつり「お馬さんが回ってるのです!わんだほー!なのです♪」
まつり「次はフライングカーペットなのです!」
まつり「ふわっとして少し、怖いけど……プロデューサーさんとなら、怖くないのです」
まつり「コーヒーカップも乗るのです!くるくる回って楽しそうなのです♪」
まつり「こうやってゆったりするのもいいものなのです……って、わわっ!あんまり早く回さないで欲しいのです~っ!」
まつり「うぅ……目がぐるぐる回ってるのです……あんなに早く回すなんて、プロデューサーさんはいじわるなのです」ふらふら…
まつり「……でも、とーっても楽しいのです!プロデューサーさんも、楽しい?」
まつり「……ふふ、良かった。……ん、あれは……?」
まつり「あそこでパレードやってるのです!見に行ってみましょー!」
まつり「ほわ……すごいのです……車もとってもキラキラしてて……」
まつり「『まつりもキラキラしてる』?……それはきっと、プロデューサーさんのお陰でもあるのです」
まつり「あ、お空に星が見えるのです。ということは……」
まつり「お城でパーティの時間なのです!ほらほら、早く行くのです♪」
まつり「……素敵にエスコート、してくださいね♪」
まつり「ほ?プロデューサーさん、まつりにくれるのです?」
まつり「わぁ、素敵なドレス……♪」
まつり「とってもびゅーてぃほー!なのです!早速着替えてくるのです♪」
まつり「あなたがくれたドレスを着たまつりは……可愛いのです?」
まつり「そう言ってくれると、とっても嬉しいのです」
まつり「……プロデューサーさん、これから舞踏会なのですけど……」
まつり「舞踏会で、まつりと一緒に踊って欲しいのです!……ね♪」
まつり「舞踏会、楽しかったのです……はっぴーなのです♪」
まつり「それじゃ、次は……」ちらっ
まつり「あれ、もうこんな時間……」
まつり「楽しい時間は、過ぎるのも早いのです……」しょぼん
まつり「……」
まつり「……ね、プロデューサーさん?」
まつり「まつりとまたここで……遊んで欲しいのです」
まつり「……~っ!」
まつり「はいなのです!また、ぜーったい遊ぶのです!」にこっ
まつり「……あ、ここは……マシュマロコースターなのです」しゅん…
まつり「……一緒に乗るのです。最後まで楽しまなくちゃ損なのです!」にこっ
まつり「……まつりは、あなたといると……ずっとずーっと、うれしい気持ちなのです」
まつり「だから、ありがとう。プロデューサーさん♪」
まつり「着いたのです。あの門をくぐれば、帰れるのです」
まつり「……」
まつり「……夢の世界は、終わったりしないのです」
まつり「だから明日もお仕事が終わって、夜になったら……ここで待ってるのです!明日もいーっぱい、まつりと遊ぶのです!」
まつり「だから……またね、なのですっ♪」ふりふり
~翌日・事務所~
ガチャッ
まつり「はいほー!」
まつり「あ、プロデューサーさん!おはようなのです♪」とてとて
まつり「随分すっきりしているように見えるのです。昨日の夜は気持ち良く眠れた?」
まつり「……なら良かった。今日のまつりはどんな予定なのです?」
まつり「プロデューサーさん、今日も一日お疲れ様なのです!」
まつり「まつりはこのまま帰るのです。……プロデューサーさんは?」
まつり「プロデューサーさんも、このまますぐ帰るのですね」
まつり「……」
まつり「……今夜の約束、覚えてるのです?」
まつり「……」
まつり「良かった。覚えててくれたんだ」
まつり「それじゃあ、一足お先にばいばいなのです♪」
まつり「まつりは今夜もあの場所で待ってるのです。だから、迎えに来てください……ね?」
終わりです
プリンセス・アラモードを聞いていたらいつの間にか夢の世界にいて、わんだーらんどで遊んできたので書きました。
だから、そこのあなたもまつりのわんだーらんどに来るのです。……ね?
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