俺「なんのために戦う……か」 (3)
幼馴染「急にどうしたの?」
俺「幼馴染か……いや、ちょっとした独り言だ。」
友達「なんか悩み事でもあんのか?俺たちは小学生のころからの仲だろ?好きなだけ相談しろよ。いつも勉強教えて貰ってるしな。」
俺「大丈夫さ、何もない。」
幼馴染「そう、ならいいけど、今日の俺……なんか雰囲気違うからさ。」
俺「そうか?別に何も異常なんて……」
友達「何も変わってねえだろ」
幼馴染「そう?でも結構変わってる気が……」
俺「……」
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俺「まぁ、そろそろ授業始まるしいいだろ。」
友達「だな」
幼馴染「そうだね。」
教師「で―あるからして―」
俺「!……先生、俺今日早退します」
教師「は!?え、ちょ俺くん!?唐突過ぎないかね!?」
俺「唐突なのが早退ってもんです!」
友達「なんだいきなり……腹でも下したか?」
幼馴染「急すぎるにもほどが……」
俺「……マズいな、急がないと被害が!」
???『俺!今すぐ事件の起きた場所へ向かえ!今ナビゲートマップデータを送信する!』
俺「ああ!今行きますから!」
俺「【異能・融合】」シュンッ
俺「ここか……まさかこんなふうに無差別殺人を堂々とやる男がいるなんてな……」
怪物「グウウウウルアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!ヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘッ!」
俺「絶対に許さん……尊い人の命を奪い、更には高笑いし、死体を踏みにじるなど……処罰対象だ!」
俺「【異能・融合剣】ッ!」
怪物「んんん!?異能破壊団の奴じゃねえかぁぁぁ……じゃあさっさとお前ブッ殺して楽しむかぁ!」
俺「地面にあるコンクリートと足を融合させて……操作!」ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガッ
怪物「地面から棘……いやコンクリートを巨大な針のように……案外いい異能じゃねえか!」
俺「チィッ……」
怪物「だが俺の異能はぁぁぁぁ……お前とは相性良かったみてえだな!物理操作の異能と俺の異能じゃ相性段違いッ!だーっはっはっはっは!」
俺「なんだと……」
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