セレナ「お母様...認めてくれるかしら?」
サトシ「大丈夫さ。ママなら認めてくれる」
セレナ「ならいいけど...心配だわ」
サトシ「そうかもな」
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~サトシの家~
ハナコ「あなたがサトシの婚約者...?」
セレナ「は、はいセレナです」
サトシ「今日は結婚の許しを貰う為に来たんだ」
オーキド「ふむ...どうする?ママさん?」
ハナコ「...ダメよ。認められない」
セレナ「なっ...!?」
サトシ「どうしてだよ!ママ!?」
セレナ「わ、わたしの何が気にくわないのか教えてください!!」
オーキド「...セレナくん」
ハナコ「私は別にあなたの事が嫌いじゃないのよ」
セレナ「じゃあ...どうして...?」
ハナコ「答えを知りたかったら...二階のサトシの部屋に行きなさい。そこに答えがある」
サトシ「...分かったよママ。行こうセレナ!答えを確かめに!」
セレナ「...えぇ!」
オーキド「よかったのか?ママさん?」
ハナコ「...これで良かったのよ」
オーキド「セレナが可哀想じゃな...」
ハナコ「サトシの...サトシの幸せの為よ...仕方ないわ」
オーキド「...ママさん」
サトシはセレナと共に二階の自分の部屋のドアの前に立っていた。この先に何があるのか不安になる...。
サトシ「...!」
セレナ「どうしたのサトシ...?」
サトシ「...セレナ...何にもない!」
愛すべき女の顔を見てサトシは覚悟を決めた。何があろうとセレナと歩む未来を信じてドアを開けた。
???「遅かったな...サトシ」
椅子に座りコーヒーを飲む糸目の青年...親友のタケシがそこにいた。
サトシ「た、タケシ...!」
サトシはタケシの顔を見て自分の本当の想いに気づく。自分が好きなのはセレナではなく...タケシなのだと
サトシ「ご、ごめん...タケシ!俺がバカだったよ!」
タケシ「いいんだ...!お前は俺のとこに帰って来てくれたじゃないか!」
サトシ「あぁ...タケシ...好きだよ」
セレナ「う、う、嘘..サトシ...どうして...!」
サトシ「ごめんな...俺は本当はタケシが1番好きだったんだ!」
タケシ「そういう事だ...。共に行こうサトシ」
サトシ「うん...」
サトシはタケシの手を握って唖然とするセレナを通り過ぎて教会に向かった。
残されたセレナは1人寂しくカロスに帰って行ったという...。
~ハッピーエンド~
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