【モバマス】奈緒「化物語」 (35)

【モバマス・シンデレラガールズ】と【化物語】です。

【化物語】のキャラ本人は登場しませんので悪しからず。

参考画像について希望があれば、提供していきたいと思います。

絵を希望される方、スレ主の画力はゴミです。

書きたいと思った方が書いて、貼ってアピールしていただくと非常に助かります。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1522847561

神谷奈緒「お疲れ様でーす」

モバP(以下P)「奈緒、お帰り。どうたっだ?」

奈緒「ああ。ばっちりだ。ミスというミスはしなかったぞ」

P「さすが、俺が見込んだアイドルだな」

奈緒「ばか、よせ。照れさせんなよ。まったく」

P「わかったわかった。わかったよ」

 プルルルル プルルルル

P「おっ、電話だな」

P『もしもし。ああ、凛か。奈緒か?いるぞ。来てほしい。わかった』

奈緒「凛からか。何だ?」

P「ある場所へ来てほしいんだと。行ってやってくれないか」

奈緒「特に用事がないしな。行ってくる」

P「行ったか。さてさて、俺も準備するか」ニヤ

―ある場所―

奈緒「凛からお願いされるか。そう珍しいことでもないけどな」ガチャ

戦場ヶ原「あら、阿良々木くん。遅かったじゃない」

八九寺「阿良々木さん。遅すぎですよ」

羽川「急にごめんね。阿良々木くん」

奈緒「は?? ゑ?? ナニコレ」

戦場ヶ原「阿良々木くん。『今の自分がおかしい』ということを受け入れられないのね」

八九寺「まったく、阿良々木さんは自分を認めようとはしないんですね」

奈緒「え、どうなっているの?」

羽川「阿良々木くん。現実を受け入れて。ありえないとしても現実を受け入れるの」

奈緒「あっ、ああ」

戦場ヶ原「阿良々木くん。話をしましょう。3?対1で。羽川さんが言うには私の隣には誰かがいるみたいなの」

奈緒「そうか。じゃなくて。おい、凛。何やっているんだ」

戦場ヶ原(渋谷凛)「阿良々木くん。これは、チャンスなの。阿良々木くんが阿良々木くんになれるの」

奈緒「つまり、私が好きなアニメの主人公になれると」

戦場ヶ原「滅多にないことよ。みくが自分から『魚市場へ行こう!』と言うぐらいに」

奈緒「無いに等しいぐらいじゃないか!」

戦場ヶ原「そういうことよ」

奈緒「で、八九寺は仁奈だな。何でこんなことに?」

八九寺(市原仁奈)「私は私でこぜーます。何と言おうと私は私ですよ。マハラギさん」

奈緒「人を火炎属性の全体魔法でいうんじゃない。阿良々木だ」

八九寺「そうでしたね。ごめんなさい。アラハバキさん」

奈緒「人を土偶みたいなペルソナで呼ぶんじゃない。」

八九寺「失礼。噛みました」

奈緒「噛んだな。わざとだな」

八九寺「失礼しました。噛みまみた」

奈緒「わざとじゃない。はぁ」

八九寺「疲れていますね。阿良々木さん。私が魔法を唱えましょう」

奈緒「おい、私にダメージを与えるつもりか」

八九寺「メシアライザーです」

奈緒「全回復とバットステータス解除か。さすがだな」

八九寺「阿良々木さんは敵なので。効果があるのは私と戦場ヶ原さんと羽川さんだけですね」

奈緒「お前らだけ全回復か。この状況、3対1でとか冗談じゃないぞ」

八九寺「でしたら、阿良々木さんには私の中のネビロスとベリアルが合わさったのから魔法を唱えますよ」

奈緒「やめろ。即死はやめろ」

八九寺「さすがです。阿良々木さん。ノッてくれるんですね」

奈緒「おお、任せとけ。そして、羽川は。うーん。誰だっけ?」

羽川「阿良々木くん。ひょっとして、覚えてないの?」

奈緒「待って。えーっと」

戦場ヶ原「あなた、ひどい人ね。数少ない友人である羽川さんのことを忘れるなんて」

八九寺「そうですよ。取り柄が片手指で数えるぐらいしかないのに」

奈緒「そんなこと言うんじゃない。えーっと」

戦場ヶ原「そんな阿良々木くんには後で罰を与えましょう。ぽちっ」

奈緒「何だよ」

戦場ヶ原『もしもし。私よ。阿良々木くんの黒歴史的なことはないかしら。そう。集めて。じゃあ』

奈緒「誰に電話したんだ」

戦場ヶ原「妹さんよ。阿良々木くんの」

奈緒「妹?連絡取れるかよ」

戦場ヶ原「出来ないことはないわ」

奈緒「はぁ。」

戦場ヶ原「さて、阿良々木くん。羽川さんについてだけど」

奈緒「ああ」

戦場ヶ原「私が言うと疑われるから、羽川さんに言ってもらうわ」

奈緒「お、おお」

羽川「浅野風香です。阿良々木さんとはあまり会わないもので」

奈緒「風香か。びっくりした。違和感がなかった。」

戦場ヶ原「私もよ。画像を見たとき、そっくりだったもの」

羽川「私もです。ある人から頼まれて行ったのに、ほぼ演技だけでやれるなんて」

奈緒「これですべてが終わったな。こんなことを考えるのはプロデューサーだな。プロデューサーを呼ぼう」

奈緒『もしもし。プロデューサー。私だ。…へ来てほしい。告白!? ふざけるな!! 絶対来いよ!』

羽川「阿良々木くん。プロデューサーさんのこと、とっても気になるんだね」

奈緒「ああ。まったくだ。…って何言わせるんだ!」

戦場ヶ原「羽川さんは阿良々木くんのことについて何でも知っているのね」

羽川「何でもは知らないわよ。知ってることだけ」

奈緒「凛!そのやり取りしたかったのに」

コンコンッ

奈緒「早いな。プロデューサー。見てく…!?」

忍野メメ(P アロハシャツ 首から十字架)

忍野忍(メアリー・コクラン ストレートカールヘアー ヘルメット)

キスショット(松本紗理奈)

奈緒「  」

メメ「どうしたんだい。阿良々木くん。驚き、絶句しているような様子で」

奈緒「あんたもそっち側か!」

メメ「ある人からのご依頼でね。キミを楽しませるようにとのことでね」

忍「そうじゃゾ。わが主サマ」

キスショット「現状を甘んじて受け入れなさいな」

奈緒「わかったよ。まったく」

忍「奈緒はショージキだワ。プロデューサー」

キスショット「メアリー。奈緒じゃないわ。今は『わが主サマ』か『主』って呼ぶのよ」

奈緒「楽しんでいるなー」

メメ「そうだ、阿良々木くん。電話していいかい」

奈緒「好きにしろ」

メメ「もしもし。私だ。そう。アレを持ってきてほしい。お金か?全額払うから」

奈緒「誰にしたんだ?」

メメ「誰だっていいだろ。阿良々木くん。」

 ガチャ

法子「みんなー。ドーナツたっくさん持って来たよ!!」

忍「わーい。ドーナツ!!」

奈緒「この絵、アニメでよくみたな」

メメ「ドーナツはたくさんあるようだね。みんなで食べようじゃないか」

戦場ヶ原「たくさんあるね。フレンチクルーラー食べるね」

八九寺「イチゴがかかったやつがいいです」

羽川「オールドファッションってほっとしますね」

奈緒「ドーナツっていいよな。メアリーは両手で持っているし」

忍「あむっ。あむっ。ニホンのドーナツ、やっぱりすばらしいワ」

メメ「頼んだ甲斐があったよ。このような光景が見れるなんてな」

キスショット「みんな可愛いんだから」

奈緒「ところで、プロデューサー。ある人からの依頼ってどういうことなんだ?」

メメ「わかった。さて、電話しますか」スッ

メメ『もしもし。ああ。イヤか。来なかったら―――だから。来る。そう。待っているから』

メメ「阿良々木くん。快諾してくれたよ」

奈緒「私からしたら、弱みを握られているとしか」

メメ「すぐに来るとさ。」

コンコンッ! ガチャ

比奈「プロデューサー。ひどいっス。あの時期に連日でマストレさんのレッスン入れようとするとか」ゼェーゼェー

メメ「急ぐ理由を作っただけさ」

奈緒「比奈さん。どういうことだ!?」

比奈「阿良々木さんじゃないでスか。この状況を楽しんでいる」

奈緒「ああ、もう。説明してくださいよ」

比奈「BGMを流してもらえないスかね。やる気になれるのデスから」

メメ「わかった」

 BGM:街談巷説

メメ「始まりは、俺が『アニメの世界が現実になったらなぁ』と言ったことからだ」

メメ「そうしたら、比奈が『面白そうですネ』とウキウキな声で答えてくれた」

メメ「それから、アニメのことについて比奈と小一時間話した。」

比奈「話した後、『この事務所っていろんな人の集まりですね。アニメの世界観とかすぐにできそうッスね』と」

メメ「それを聞くと、俺のいたずら心が刺激された。」

比奈「あの時のプロデューサー、すごく楽しそうな表情だったッス」

メメ「俺は、思ったことを比奈に話した。比奈は乗り気になったよ」

比奈「誰かを標的にしたらより面白くなると2人で相談し」

メメ「その答えが奈緒ということになった」

奈緒「そう思ったことはあったけどさ、少しはな。実際に体験するとはなぁ」

メメ「何を題材にしたらよいか比奈と話し合った」

比奈「話し合った結果をもとにメンバーを募集したっス」

メメ「その結果が今の状況さ」

奈緒「みんな乗り気だな。あれ、千石役と神原役は?」

比奈「千石役はPさんが募集しなかったッス」

メメ「神原役は…。阿良々木くんは誰かに神原役をやらせようと思っているのかい?」

奈緒「神原はダメだ。やった人の精神が崩壊する」

メメ「ということだ。君は察しがいいね。さてBGMを変えて話を続けよう」

 BGM:以下、回想

メメ「集めたメンバーに趣旨を話した。みんな、引き受けてくれたよ」

戦場ヶ原「みんなでアニメを見たとき、何か似てるねと思ったよ」

羽川「私なんて…と思っていました。キャラクターがそっくりでしたのでやれそうと思いました」

八九寺「風香お姉さんはそっくりでこぜーやした。仁奈もやる気でしたよ」

忍「演技のレッスンダと言われたら、アニメを見ることだったワ。エンジョイネ」

キスショット「私の魅力がPさんを動かしたものね」

メメ「というわけだ。募集した後、合同でのレッスンを秘密裏に行ったのさ」

奈緒「そうだったのか」

メメ「阿良々木くん。拍子抜けしたのかい」

奈緒「ああ」

メメ「では、先ほどのBGMで八九寺ちゃんの家庭の事情を話すとしますか」

八九寺「おうちの事情でこぜーますか?」(遠い目)

奈緒「おい、やめろ」

メメ「冗談だよ。さて、この場を終わらせられる人を呼びますか」スッ

メメ『もしもし。ああ。そうだ。いつもの君でいい。待ってる』

奈緒「誰に電話したんだ」

メメ「着いてからのお楽しみだ」

 ガチャ

のあ「P。来たわ」

奈緒「のあさん。ナンデ?」

メメ「早いな。アレ、歌ってくれないか」

のあ「あなたの望みなら。」

 ♪『君の知らない物語』

比奈「思った以上に雰囲気ピッタリじゃないスか」

奈緒「私が歌ったのとは違うな。というか、ナンデ?」

メメ「似合うと思ったからさ」

奈緒「納得以外の言葉が浮かばない」

メメ「さて、終わりとしますか。みんな」

「うん」「わかったでごぜーます」「ハーイ」「わかったわ」

メメ「よーし、お疲れ様の会をしようじゃないか。比奈のおごりでな」

比奈「ちょっ。待つッス。今月ピンチなんですから…」

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