一条「情報によると、人手不足のコンビニでオーナーが青白い顔をしてレジの行列をさばいていた所、未確認生命体第0号と思われる存在がすかさずユニフォームを着てレジのフォローに入ったらしい…」
五代「そ、それで店は!?どうなったんですか!?」
一条「オーナーは未確認生命体第0号に働いた分の賃金を払おうとしたが本人はそれを拒否してそのまま立ち去ったらしい」
五代「未確認生命体…彼らの目的はなんなのでしょう…」
一条「わからん…彼らは突如我々人類の前に姿を現し、この現代世界で無差別なボランティアと人助けを行っている…」
五代「俺、初めてクウガになったとき、一条さんが未確認生命体に襲われてると勘違いしてました」
一条「ああ、彼は消火器で燃え移った火を一生懸命消した後何もせずに去って行った…」
五代「俺が拳を構えたら首を横に振って戦うのを拒否しましたもんね…あれじゃあ俺も戦う気が…」
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0時15分、某内某所
??「ゲゲルの進み具合はどうだ?」
??「ボンラゲラギゴビバダダブゴガビグギジャガダダバサガギグブシシルドダボジャビゾバギガダゲデベギガヅビヅビザギデジャダダゼ
(この前クソガキが迷子になってやがったからアイスクリームとたこ焼きを買ってやって警察に突き出してやったぜ)」
??「人助け程度で喜んでいるとは…まだまだ先のゲゲルには程遠いな」
??「バンザド?!(何だと!?)」
??「ダグバパグゼビグギゾンヅシジャンゼスムラゼボバギデギス(ダグバは既に牛丼屋のヘルプまでこなしているのだぞ?)」
??「ぐぬぬぬ…俺もいつかは必ず…」
採掘所
ガドル「まるで手ごたえがない…もっと働き応えのあるリントの仕事はないのか?」
現場監督「すげぇ…あの新人3日かかる仕事を1時間で終わらせやがった」
続きは後で
仕事いきます
バックします…(安全確認)
バックします…(安全確認)
バックします…(安全確認)
バックします…(安全確認)
運送業者「兄ちゃんたすかるよ!いきなり現れて積荷手伝ってくれた上に綺麗にトラックを駐車してくれて!」
ギャリド「ビビグスバ!リント!ギュリゼジャデデス(気にするな!人間!趣味でやっている!)」
一条「信じられんな…見返りを求めず本心で人助けを楽しんでいる…」
五代「桜子さんが言ってました…彼らはグロンギっていう太古の組織で人々の仕事の手伝いをゲームとして楽しんでいると…」
一条「勿論聞いている…それにしても見ろ、あの未確認生命体の人気を…皆差し入れやらタオルやら支給して人だかりになっている」
五代「すごい人望ですね…さすがは人助けを生きがいとする種族」
一条「再び未確認生命体第0号が現れたらしい…」
五代「今度は何を…」
一条「なんでも近隣で暴走族がバイクで暴れていたらしいのだが、0号から直接電話があって彼らを止めてもいいかと言われたんだ」
五代「えぇ…」
一条「怪我をさせないよう頼んだらバイクだけを上手に破壊すると…」
五代「どうなったんですか…?」
現場
暴走族A「ひぃ!?バ、バイクが勝手に燃えてる!!!」
暴走族B「なんだあの化け物!」
ダグバ「あははは!これで人が安心して眠れるね、僕はそれがとってもうれしいし幸せだよ?」
一条「か、感謝する0号」
ダグバ「いいんだ…これが僕の楽しみ方だからね…それよりクウガはどう?進化してるの?究極の力に」
一条「いや…だってまったく戦ってないし…」
ダグバ「それもそっか…まあいいや、伝えておいてよ。僕らがどんどん良いことしてクウガの出番なくなっちゃうからってね」
一条「そ…そうか」
ダグバ「これから僕はとある介護施設を襲撃するよ、体の不自由な年寄りどもを僕の念力で蹂躙して足腰をほぐし、血行を良くして少しでも長生きしてもらうんだ」
一条「…」
グロンギに頼りっきりになって人類が力を失うという本編よりやばい流れが生まれるのでは・・・?
某内某所 浜辺にて
メ・バヂス・バ「リントンゴリゾロレ(人間のゴミどもめ)」
メ・バヂス・バ「ゴセンザシゼジュグシンギ[ピザ]セスパ(俺の針で人間どもを蹂躙してくれるわ!)
ザシュッ!
海水浴客「ぎゃっ!肩に何か刺さった!?」
海水浴客2「だ、大丈夫?」
海水浴客「あれ…なんか肩が急に軽くなったぞ!」
海水欲客3「あれ!?私は左肩のこりがほぐれたわ!」
メ・バヂス・バ「クウガ!……ギビビビ・バギング・ググシギ・ザ!!(クウガ!27人の運動不足のゴミどもを治療してやったぞ!ずっと健康でいてください)」
クウガ「くそっ!俺のマッサージじゃおいつかない!」
一条「ご、五代…」
>>10
だから神は人類にアギトの力を…
メ・ガリマ・バ「振り向くな」
海水浴客「え…?」
バギィボキボキ…
海水浴客「あれ…全身が軽くなって気持ちよくなったぞ…!」
メ・ガリマ・バ「フフフ…これぞグロンギ式整体…この鎌でちょいちょいと体に負荷をかけてる筋をきればリントはたちまち元気…」
クウガ「だめだ!緑のクウガでもあそこまで精密に治療なんてできない!」
一条「五代…張り合わなくてもいい」
ゴ・ジャラジ・ダ「緑川高校2年生男子を定めに従い12日間で90人をアクセサリーの刃で整体治療したこの俺を舐めるなよ!」
※面倒なのでリントの言葉多目になります
ゴ・ジャラジ・ダ「あいつは酒の飲みすぎだな!腰のツボ!」<ズシャ
おっさん「うお!なんか急に食欲がでてきたぞ!」
ゴ・ジャラジ・ダ「あの女は…ふむ盛んなようだな…」<ズシャ
ギャル「なんか腰が急に軽くなったわ!」
一条「未確認生命体が医療機関の妨害(良い意味で)をしているぞ五代!」
クウガ「すみません彼らの熱意に歯が立ちません」
大手銀行にて
ラ・ドルド・グ「…」<そろばんパチパチパチ
上司「なんと言う計算の早さだ…機械より早いとは…」
ラ・ドルド・グ「なんでも言ってください…事務作業は昔から得意分野なので」
上司「ぜひとも給料を払わせていただきたい…」
ラ・ドルド・グ「我々はこの行為を楽しんでさせてもらっている。金などうけとれない。もし俺に金を払うつもりならその金をホームレスにでもくばってください…」
上司「なんという切実な男だ」
婆さん「悪いねぇお兄さん…隣町まで送ってもらって」
ゴ・バダー・バ「気にするな。これも俺のゲゲルのためだ」
婆さん「ゲゲル…はてなんのことやら。それよりタクシー代いくらだい?」
ゴ・バダー・バ「金ならいらん。その金で孫に玩具でも買ってやりな」
婆さん「はぁ…立派なもんだねぇ最近の若いもんわ」
ゴ・バダー・バ「何をいってんだ?俺のほうが婆さんより余程歳くってんぜ?」
婆さん「面白い子だねぇ、よかったらこのどらやきお食べ…」
数分後
ゴ・バダー・バ「グ…グラギ(う…美味い!)」<むしゃむしゃ
ゴ・バダー・バ「ボセザバサジドザグベパダラサン(これだから人助けはたまらん!)」
某内某所
薔薇のタトゥの女「リントは…いずれ大きな変革を遂げるだろう」
ダグバ「アギト…だっけ…」
薔薇のタトゥの女「リントはその力のあり方、使い方に困惑する…」
ダグバ「楽しみだね…人類の進化…アギト」
薔薇のタトゥの女「ダグバ…お前はどうする?」
ダグバ「僕達だって最初はそうだったじゃないか…だから教えてあげよう…力の使い方を間違わないように…導けるように」
そして月日は達
水のエル「消えるが良い…力を持ちすぎたもの達よ…」
翔一「くそ…なんて力だ」
五代「まて!アンノウン!」
水のエル「む…ただの人間ではないな貴様…」
五代「超変身!」
水のエル「貴様…まさかクウガか…!やはり貴様らもアギトと同様危険な存在だ!消さねばならぬ!」
クウガ「なりたくてなったわけじゃないんだ!俺も…アギトの力を持つ人たちも!」
ダグバ「あの男の生み出した上位種か…僕を楽しませてくれるのかな?」
水のエル「グロンギの王だと!?一体どうなってるのだ!?」
黒い青年「久しぶりですね…ダグバ…」
ダグバ「やっぱり君の仕業か…」
黒い青年「あなたのもたらす闇は…闇と見せかけて光だ…矛盾している」
ダグバ「昨日も地震の被災地でガレキをすべて除去したよ…君だってそれくらいはできるのに何もしないんだね」
黒い青年「人類は進化しすぎました…アギト…そしてクウガに…グロンギであるあなたも」
ダグバ「そっか。いつか決着をつけたいって思ってたんだ…」
黒い青年「派遣社員たちがいっせいに職を失った地区があります」
ダグバ「そうだね…」
黒い青年「あんぱんに牛乳に…テントを公園に設営して職を失った人たちを私は一斉に救うことができる」
ダグバ「甘いね、寒い夜には豚汁と暖かいおにぎりに決まっているよ。君は神を気取りすぎて下の事がまるで見えてないんだね」
黒い青年「やりますね…さすが私と張り合えるだけの存在だ」
ダグバ「ガドルがすでに豚汁を配っているよ…僕も手伝いにいく」
黒い青年「卑怯な!水のエル!はやく私とともに来なさい!」
水のエル「は、はい申し訳ありません!すぐいきます!おのれクウガ!貧しい人々を救うのは我々だという事を忘れるな!」
クウガ「俺達だってそうだ!」
翔一「五代さん!俺達も職を失ったホームレスのみんなを支援しに行きましょう!」
エピローグ
氷川「一条さん!最近都内のホームレスの数が激減しています!」
一条「ふむ…おそらくは未確認生命体とアンノウン…そしてアギトや五代たち支援のおかげだろう…」
陣地を越えた力を持つ存在たちは人々の助けをすることにより競い、涙を流しあい、時には喧嘩をしながらも友情の輪を広げていった
ドラゴンオルフェノク「人類をもっといじめてあげないとね」
ダグバ「あ?」
黒の青年「やれるもんならやってみろや」
アルティメットクウガ「自然発火するぞこら」
シャイニングアギト「謝ればいまのうちだぞ」
ドラゴンオルフェノク「すいません許してくださいなんでもしますから」
アークオルフェノク「ボランティア…それはたのしいのか?」
歩み寄れば皆わかりあえる!
完
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