ある旅人の日記 (23)

初めて立てるので間違いあるかもしれませんが、やってみたくなったのでやってみることにします。

書き溜めとかはしていないので、亀のように更新していきます。

ファンタジーです。文の形態も特殊です。

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 アーレ歴248年花の月22日

 今日から私は日記をつけることにした。理由としては覚えきれないことを多く遺しておくためだ。と言うのも、私は明日から旅に出るつもりだからだ。

 そんな日記なので初めに旅に出る理由でも書いておこう。

 私は今年の花の月の一番初めに騎士団を辞した。理由は様々だが、とりあえず辞めた。しかし、そこからがかなり問題だったのだ。騎士団をやめ、一つの所に落ち着くことで様々な所から色々な話が舞い込んできたのだ。

 今思ったのだが、さすがにこれは後々まで覚えていそうだな。

 まあ、毎日何かしら話が舞い込んでくるのが実に辟易とするもので、中には少しムッとするものもあった。と言うわけで、そういう雑事から逃げようと思った次第である。

 駄目だ。書くのが難しい。

 ひとつ、書いておかないといけない事がある。

 雑事から逃げ出すことは単なるきっかけにすぎないこと。私は元々世界の色々な景色を見て回りたかった。その願望があったからこそ、国中を回る騎士団に入団したということ。雑事があってもなくても旅に出る可能性が高かったということ。

 旅に出る理由等はこれくらいでいいだろうか。

 因みに、旅に出る旨を伝えた人は長年私に仕えてくれ、屋敷を守ってくれたエリ一人だけだ。

 エリのことも書いておこう。彼女は私の幼馴染で、田舎から出て騎士団に入団することになった私を追いかけてきた人である。最初私は寮暮らしだったので、彼女は寮の食堂に入って色々な手伝いをしていた。時々、私の寮室に突撃してきたことはここに書いておいてやろう。そして、私がそれなりの地位になって寮を出て屋敷を建てることになった時、彼女は当然のように屋敷の使用人のトップの地位に居座った。

 私が戦争に出向くときでも魔物討伐に出向くときでも、彼女はただ「行ってらっしゃいませ。帰還をお待ちしております」と言ってくれた。この言葉がどれほどうれしかったことか、これは筆舌に尽くしがたい。

 そして、今回の旅の事を話した時はただ「そうですか」と言っていた。長い旅になり、エリを連れていけない事。それを伝えた時も「そうですか」とだけ言った。私はその言葉の裏にある彼女の感情を推察することはできても、知ることはできない。彼女は「行かないでくれ」とも「無理にでも連れて行ってくれ」とも言わなかった。今は、いや、これからもそれに甘えて、旅に出ようと思う。

 せめてもの贐として家や財産のすべては彼女に譲渡することにした。賢い彼女のことだ、うまく活用してくれるだろう。

 明日、朝日が昇ってから出発だ。今日は早めに寝ることにする。

 毎日日記を書くかはわからないが、最初の内は頻繁に書こうとは思う。

 アーレ歴248年花の月23日

 屋敷のある街――首都だ――を朝早くに出ようとしたとき、東門で顔見知りの衛兵に引き留められたこと以外は実に順調な行路?行軍?行程だった。

 言葉が不自由であるところも直していこう。

 衛兵には心苦しいが「朝の散歩だ」と嘘をついた。衛兵もなんとなくこちらの様子を見て察していたようだが「行ってらっしゃいませ」と言ってくれた。彼は私の直属の部下ではなく、衛兵隊長であるアーネン殿の部下であるが、実にできた人間だ。名前を聞いておけばよかったかもしれない。

 さて、朝早くに街を出て東に向かったのは、とりあえず故郷に向かうことにしたからだ。祖父母は残念ながらなくなってしまったが、両親は未だ健在で、エリの両親もまた健在である。先祖代々の墓もあることだし、挨拶に向かうことにしたのだ。

 道中は特に何も問題がなかった。

 魔物盗賊共に出ることはなく、商人達も安心して行き来していた。

 そうだ。天気を書くことにしよう。“22日23日共に晴れ”だ。

 子供のころは色々あって半月ほどかかった行程。今の私ではどれくらいだろうか。楽しみだ。

 アーレ歴248年花の月24日 天候晴れ

 あちこち景色を見たり、同じ道を行く人々と会話をしながら歩くのは実に楽しい。騎士団に所属している間はその職務に集中するため、周りの景色を見ている暇はあまりなかったし、私語も多くはできないので実に新鮮な気持ちだ。中には私に商品を売ろうとする人間もいるのがとても面白い。

 そして、面白い話も聞くことが出来た。

 なんと首都では私が寝込んでいることになっているそうだ。そのような内容の早馬が幾人かの商人や旅人に言いながら走って行った。早馬からは私は隠れたので、ばれることはなかった。今度暇があったら、鍛錬のし直しの手紙でも送り付けてやろうか。

 寝込み云々はきっとエリが上手いこと嘘をついたのだろう。感謝しかない。屋敷に帰ることがあるようならば、彼女に何か土産を持っていって、何か一つ言うことを聞いてあげよう。

 こんなところだろうか。明日はいつもよりも少し長く歩いて、明後日の山越えに備えることになる。今日は早めに寝ることにする。

 アーレ歴248年花の月25日 天候晴れ

 今、私は自分の田舎と首都のある平野を隔てる山の麓の街に滞在してこれを書いている。やけに長いな。まあ、そう言う街なので、商人や旅人が多く道が大きい。そして、山はやはり獣と魔物と盗賊の巣窟であるため、腕利きの傭兵が多い。加えて、その傭兵などに花を売るために、肉感的?蠱惑的?な女性も多い。

 うーむ。私の文才のなさがここにきて露骨になってきたな。

 そんな街であるので、まあ騒がしい。今、夜も深いはずなのだが、表からは男と女の声がとても響いている。うるさい。

 私も今日くらいは酒を飲もうかと思ったのだが、それは結局断念した。男も女も代わる代わる私に絡んでくるのだ。ゆっくりと飲めやしない。私だって騒いでもいいのだが、昔それで失敗しエリに締め上げられたことがあるので、騒ぐことはない。あの時のエリはとても怖かった。詳細は書かないが、怖かった。

 話がずれた。とりあえずこの街は歓楽的な雰囲気がとても強いことは書いておく。

 そして、もう一つ書いておかなければならないことがある。本来明日は一気に山を越えようと思っていたのだが、とある事情で二日に分けて超えることになった。商隊の護衛の仕事をもらったからだ。元々、私は首都を大きく離れない限り仕事を受けないと決めていたし、それでも大丈夫なようにお金を少し多く持ち出した。だが、護衛が見つからっていない商隊を見かけたので仕事を受けることにした。

 理由としては完全なきまぐれだ。馬車に乗せてくれるようなので、山の上からの景色もゆっくりと見ることが出来るだろうし、商人から色々と話を聞くことが出来るだろうから、これもいい経験になるだろう。後悔はしていない。

 今日はこれくらいだろうか。このきまぐれがいい方向に転んでくれることを願う。

とりあえず今日はここまで。

自分の文才の無さを主人公に擦り付けるのは心苦しいけど、仕方ないね。

明日(今日)は主人公の田舎まで行けたらいいな。

世界観とかは詳しく決めて無いけれど、また追々決まっていくでしょう。

 アーレ歴248年花の月26日 天気 晴れ後曇り

 今、私は山道のちょうど中間地にある要塞のほど近い所に陣を構えている。陣とは価値の低い物を乗せている馬車を円状に、高価な方を中心に置くことで不意の襲来に耐えるものである。

 そして、今日商隊の商人からは色々な話を聞くことが出来た。

 例えば旅人が持つべき物で、いざと言う時に換金することが出来る宝石類は持っておいて損はないらしい。私の場合は剣を売ればいいと言われたが、さすがにそれは難しい注文である。どこかのタイミングで宝石は手に入れようと思う。

 他にも、地方ごとの特産品や名勝を教えてくれたが、それらはアーランドの事柄が多く、他の地域についてはあまり詳しくなかった。話を聞くに言語ごとに商隊の行動範囲が決まっているらしかった。

 山の一番高い所を通るのは明日だが、今日の夕方ごろに見ることが出来た、夕日に焼ける平野は実に美しい物だった。首都とその周辺に住む民を育む豊かな大地はそれ相応の壮大さを持っていた。

 そうだ、この山地の名前がついているロズール要塞について一つ書いておきたいことがある。私が騎士団に入って最初の仕事があそこの要塞に手紙を届けることだった。だからと言ってどうと言うことはないのだが、その当時とほとんど変わらずに要塞が立っているのは実に感慨深かったのだ。

 田舎までは大体半分と言ったところだ。

 アーレ歴248年花の月27日 天候 曇り

 無事に山を越えることが出来た。道中怪しげな気配は一切なかった。

 山の一番高い所から見た景色は美しい物だった。子供のころここを通った時は景色を見る余裕はなかった。そういう意味では私も大人になったのだろう。

 こちら側にも大きな街がある。しかし、外敵からの要塞に転用することが出来るように取り囲む外壁は強固にできている。それ以外は前の街とほとんど変わらない。強いて違いを上げると、どちらかと言うとこちら側の傭兵の方が田舎っぽい。と言うところだろうか。しかし、ここも十分首都に近いのでかなり垢ぬけているのではあるが。

 そうそう。商隊の皆とは円満に別れることが出来た。報酬もしっかりと貰うことが出来たし、旅の上でいくつかの知見を賜ることもできた。有用なのは物価の見かただろうか。買い物等は基本的にエリに任せていたので、そこのあたりは疎いのである。

 旅に出てからもエリの影が私にくっついているのは、やはりそれだけ彼女の世話になっていたのだろう。余りにそう思うため、半ば衝動的に手紙を書いてしまった。内容はまあ、感謝の類だ。首都に向かうらしい商人に手紙を渡した。居なくなってから気が付くというのはこういう事なのだろうか。

 明日からは主要街道を逸れて北側に向かうことになる。ここからは商隊の数は減り旅人も減るため気を引き締めていこうと思う。

 アーレ歴248年花の月28日 天候 曇り後雨

 この旅で初めての雨である。別段騎士団で行軍中に雨に降られたりすることは多かったし、さして珍しい物でもないのだが、たった一人の旅人として雨に降られるのはまた違った趣がある。

 雨脚が強くなったら木の下に隠れ、雨粒が葉を叩く音を聞く、と言うのは初めての経験だ。

 そう言えば子供のころ首都に一人向かった時、私は雨に降られることはなかった。それはとても幸運だったのだ。今頃そんなことに気が付いた。もし、あのころに戻れるのだったら、この無茶を止めるだろうか。どうだろう。きっと止めない気がする。そうだな、やはり止めない気がするな。

 雨に降られながらもしっかりと書ける、この魔法が掛っているという本もまがい物でないことが分かったし、今日はさっさと寝ることにする。暗い道は危険なのだ。

 アーレ歴248年花の月29日 天候 雨

 朝道端で目が覚めた時、天候が雨だった時の気の落胆は騎士団だろうと旅人だろうと変わらないのだ。そして、騎士団の時に培った足腰に感謝するのだ。

 とにかく、明日は晴れてくれ。

アーレ歴248年花の月30日 天候 曇り

 今日は朝起きたらかなり雨が弱まっていた。朝食を終えたところでやんでくれたので、それなりに快調な道となった。

 その結果、田舎から一番近い比較的大きな町に付くことが出来た。私は村からはあまり出なかった人なので知人は少ない。しかし、いるにはいるので会いに尋ねたら、引っ越したのか所在が分からない、嫁いで別の村に行った、魔物に食われた、とのことだった。

 すこし、いや、期待していただけにかなり気落ちする結果だった。そして、私は自身がかなり心が浮かれていたことに気が付いた。故郷への帰還に対しては構わない。だが、田舎になればなるほど人に対する驚異は増す。決して、期待しすぎてはいけないのだ。そのことは決して忘れてはいけない。

 魔物に食われたかつての友人の墓は故郷にあるらしいので、墓参りに行くことはできない。仕方がない。これも理の一つだ。

 明日の夕方ごろに田舎には付くことが出来るだろう。皆、変わりなければいいのだが。

 今日はここまでとなります。

 主人公が住む世界はいつも危険と隣り合わせなのですね。

 次は田舎に付く日から開始ですかね?

 因みにエリさんはむちゃくちゃ美人です。どうでもいいですね。

ネットが不安定なので、今日はお休みです。なんでやろ。

 アーレ歴248年植の月1日 天候 晴れ

 かなりきれいに今日は晴れていたのでかなり快調に歩みを進め、昼過ぎには故郷に帰ることが出来た。今は実家でこれを書いている。両親は未だに腰もしっかりしていて、突然の帰還に驚いていたが、種蒔きの直前だったので何とか何事もなく歓迎された。種蒔きの日に来ていたとしたら、白い目で見られるのは当然の話である。

 両親は健勝であり、次の10年も大丈夫でありそうだった。旅でいつ帰ってこられるかわからない事、もしかしたら最期に会うのが今日かもしれないという話もしたら、すこし悲しげな顔をされたが、何とか理解してもらった。まあ、理解されなくとも旅立つのだが。

 振り返ると、私は両親に何もしていない。内職を手伝う年齢になれば私は村の猟師に森の歩き方を教わり、畑仕事を手伝う年齢には村の衛兵に剣の手ほどきを受けていた。要するに両親の手伝いを一切していなかったことになる。そのことを謝る、と言うことではないが少し恥じ入り両親に伝えたら「お前には才能があった。だから自由にさせた」と言葉をもらった。両親に対する感謝は言葉にしきれないほど余りある。

 エリの両親にも挨拶に行った。ご両親は「結婚の報告にでも来たと思った」と言っていたが滅相もなかった。まあ、それは置いておいて、エリの両親兄弟は実に元気だった。元気すぎるくらい元気であった。一番下の10になる弟は私にあこがれて騎士になりたいと言っているらしく、剣の勉強もしているとのこと。すこしその筋を見たが正直、才能見込み共になかった。まあ、直接は言わないが。

 エリの両親にも旅の話をしたが、まあ、彼らは私とは関係がない。一応「エリは残していく」と言った時「連れて行ってもいい」とは返され「元よりその気はない」と言ったら件の弟君に脛を蹴られた。理不尽である。

 そして、村の友人達以下全員にも帰還は祝福された。昔私に懸想していたという奴もいたが、そいつはすでに結婚して子供も作っていた。時の流れは恋心も明らかにするらしい。村で飲む久しぶりの蜂蜜酒は実においしかった。

 また、私に剣を教えてくれた衛兵は亡くなっていた。死因は聞かなかった。今は後進の若い衛兵が就いている。猟師は子供に代を譲ったとのことだった。

 明日は村の礼拝堂に行き、その後祀神様にもご挨拶に行こうと思う。

 アーレ歴248年植の月2日 天候 晴れ

 村の礼拝堂は記憶の物と一切の違いはなかった。そこで祈りをささげてから、山の祀神様の元に向い、その道中は獣しかいなかった。祀神様がいらっしゃるので魔物がいるわけではないが、時たま強い力を持つものが紛れ込むことはある。気を抜いてはいけない。

 祀神様がいらっしゃる泉はこれもやはり記憶と違わず静謐で神聖であった。祀神様は私が来ることを予見していたらしく、私が着いた時にはすでにお待ちになっていた。そこで一言二言奏上したら帰ろうと思っていたのだが、祀神様には私に伝えることがあったらしく、引き留められ祀神様の祠まで伺うことになってしまった。

 祀神様は私に「何か望むことはあるか」と仰った。私は本当に特に望むことがなかったので「ありません」と申したのだけれども、「そうか、ならば未来に望むことをあらかじめ叶えてやるとしよう」と何らかの御業を行使した。そもそも何故望みを叶えるという話なので、それを聞いたところ「お前はこの旅で大事を為す」としか教示してくれなかった。

 その後は特に何も無く、私は祠から出て村に帰ったのだが、大事とは、そもそも私の未来の望みとは何かが如何しても気になってしまった。

 今日は村を挙げての宴会ではなく、私の両親にエリの家族を交えての小さな宴会が催された。多くは私の騎士団時代の話だったが、村の話も聞くことが出来て実に感慨深いものがあった。祀神様のことは伝えなかった。

 明日の朝、村の皆に別れの挨拶をした後、私は本格的に旅立つことになる。夜遅くまで皆と会話を楽しんだ。

アーレ歴248年植の月3日 天候 晴れ

 朝、旅立つにはうってつけの晴天が広がっていた。そして、村の人々の温かい言葉を背に旅立つことになった。

 私は、その時の光景を、風を匂いを音を一生忘れないと思う。

 美しい世界だと思う。

 町に着いた時は夕方ごろに付くことが出来た。往路はかなり早足だったらしい。

今日はここまで、ちょっと世界観が広がったかな?

次から本格的な旅になります。主人公はこれから何処へ向かうのでしょう、そしてどんな大事を為すのでしょうか。

それは誰も知りません。作者だって知りません。

 アーレ歴248年植の月4日 天候 曇り

 町から何処へ向かおうかと言う話であるが、それは北だ。ここから真っ直ぐ北に行った所にカーネンと言う大きな街がある。王家にも連なる公爵家が治める地である。そこは外国にも開かれている港がある地でもあるので、これからの旅の計画を立てるのにはとても都合がよい。
 相乗りできる馬車も特になかったので、町からは普通に出発した。
 今日は人も少なく、曇りで雨のにおいもかすかにするので、夜にも長い距離を歩いた。やはり、行軍とはまた違う緊張感があった。

 アーレ歴248年植の月5日 天候 曇り時々雨

 雨が降っている。途中村に立ち寄ったので話を聞いたのだが、最近盗賊が出ているらしい。今日は警戒して寝ることにする。

 追記。
 盗賊に襲われた。話をしようにもすることはできなさそうだったので、やむなく全員[ピーーー]ことになった。一人逃がして拠点を調べることは考えたが、今の私はただの一般人だ。やめておいた。

アーレ歴248年植の月6日 天候 小雨

 今日は雨が降っていたので、昼間にもかかわらず私の後ろを付けてくる盗賊がいた。子供のようだった。

 途中、私が出発した方の町に向かう商人とすれ違ったので、情報を交換した。すでに盗賊への調査は始まっているらしい。盗賊も大変である。そう言えばと、盗賊が何をしたかを聞けば普通の盗賊だった。荷物や金品を半分ほど出せば見逃す奴だ。

 特に麻薬や人身売買などの行為はしていないようだった。

 しかし、商人の推測で『親類や一族で盗賊行為を働いているのではないか』と言っていた。これは場合によっては他国から流れてきていたり、何か特異な理由が存在するので早急に対処するのだ。

 そして、今日わかったことはこういう道端での意見交換はとても重要だということだ。

 今度からも積極的に話を聞いていこうと思う。

 明日は大きな町に付くので、ゆっくり休めそうだ。

 アーレ歴248年植の月7日 天候 大雨

 油断した。次の町に付く前に大雨に追いつかれてしまった。まともに先も見えず、確か次の町の手前に川があったので増水の危険性もある。今日はほとんど進むことはできなかった。今も昼間にこれを書いている。

 今から書くことは夜に起こったことだ。昨日書いた子供が私の寝こみに襲い掛かってきた。熟練の暗殺者でもあるまいし、何の問題もなく捕縛することが出来た。そして完全に縛り上げたのだが、こいつはどうしようか。

 年のころ13歳くらいで、女の子だった。別段殺してもいいのだが、今やるとさすがに明日の寝覚めが悪そうだったので処遇は明日決定することにした。

 元々寝ていたので、今日はもう眠いのだ。

今日はここまで。

途中saga忘れで文字が消えちゃったけど、解りますよね。

ちょっと物語にアクセントを加えるために、日をまたいでキャラクターを出してみることにします。

どうするのかは私も明日考える。

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