【コンマ】崩壊する世界を旅する12【安価】 (1000)

コンマによる判定と安価による選択で、崩壊する世界を旅するSSです。
結末はあなたの選択、そしてコンマによる運で決められます。

最終目標はストーリーの展開で変わります。デッドエンドも当然あり得ます。
前作「崩壊する世界を旅する」に準拠した世界観になりますが、初めての方でも入れるようなストーリーにします。

なお、スレ主はスマホから打つため、進行が遅くなりがち&まとまった投下がしにくい点ご容赦ください。

今作wikiと前作wikiは下になります。
ルールや人物説明はこちらを参考にしてください。

今作wiki
http://ss.vip2ch.com/ss/%E3%80%90%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%9E%E3%80%91%E5%B4%A9%E5%A3%8A%E3%81%99%E3%82%8B%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%82%92%E6%97%85%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%90%E5%AE%89%E4%BE%A1%E3%80%91

前作wiki
http://ss.vip2ch.com/jmp/1485168424


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1516196892

では、続き行きます。

※追加イベントあり

散策から戻ると、ちょうど夕食時になっていた。夕食は専用の半個室で食べるらしい。
宿の玄関では、サイファーさんとノワールさんが飾られている工芸品を見ていた。二人ともトリスのキーモに似た服を着ている。

「サイファーさん、もう刀の件は終わったんですか?」

「いや、まだだ。最後の仕上げに砥ぎがいるらしい。集中させてくれと、イシカワに追い出されたよ。それより……」

サイファーさんが少し言い淀んでいる。ノワールさんは「どうしようかね」と呟いた。

「何かあったんですか?」

「あー、何というかね。部屋、一部屋じゃなかったの。女将さんが二部屋押さえてて。
男女で分かれてるのかと思ったら、部屋のユカタが男物と女物が一着ずつになってて……」

「まあなんだ、女将は俺とノワール、マルコとカレンで泊まると早合点したらしい。……前の2回もノワールと一緒だったから、気を利かせたつもりらしいが……。
まあ、別に男女別になるのに何か問題があるわけじゃないんだが、な」

サイファーさんは苦笑している。まあ、男女別の部屋にするのが筋なんだと思う。それはきっと、サイファーさんもノワールさんも分かっているのだ。
ただ、二人がそっちの方での相性がいいらしいのも、ダビドさんから聞いていた。まあ、こう言うとあれだけど、割と馬鹿っプルに近いものがある。
しかも……ある意味、これは僕にとっても好機ではあった。多分、そういう行為をするには、まだ全然早いとは思うのだけど。

1 男女別にしてもらう
2 そのままにしてもらう

安価下5多数決、考察不要

……僕は好機を取ることに決めた。さっきので、少し距離は縮まったはずだ。今なら、あるいは。

「いえ、僕はそのままでいいですよ。お二人に悪いですし」

「えっ」とカレンさんが声をあげた。年下とは言え、僕も成人の男だ。どういう形になるにせよ、一夜を共にするのには抵抗感があるはずだ。
せめて、不快にならないよう気を付けるしかないけど……

※70-魅力(21)=49以上で成功
(以下なら魅惑の眼差し発動)

※魅惑の眼差し発動、強制成功

「そう……しょうがないかな」

カレンさんが小さく頷いた。ノワールさんが驚く。

「えっ、いいの?マルコ君と二人きりだけど」

「うん……ちょっと不安だけど。マルコなら大丈夫かなって」

大丈夫、か。少し胸が痛んだ。まあ、まだ男扱いはされてないだろうとは、分かってはいたけど。

「そうか、すまないな。気を使わせて」

女将さんが僕たちを呼ぶ声がする。妙な空気の中、僕たちは夕食の時を迎えることになった。

##########

※75以上で追加イベント、ファンブルなし

今日はここまで。無茶はしにくくなりましたね。

そりゃあこんだけ魅力判定連発されたらなw

ところでいつもの人認定はいいけど万が一違かった時アレだしただ一言無効ですって言うだけにした方がいいと思う。一応

>>15
失礼しました。仰る通りですね。
まあ、文体が独特なのですぐ分かるのはありますが、気を付けます。

蛇足ですが、一応一つ判定入れます。

※30以上で?????

※風呂イベントはなし

一度視点を引っくり返すためのイベントです。風呂はさくっと飛ばすことになります。
(つまり、サイファーたちは夕食前に入っていたことになります)

少し自由選択入れるので、そこまで進めることにします。

########

「……いい湯でしたね」

「え、ええ」

どこかぎこちない空気が、部屋に流れる。

僕たちは夕食の後、温泉に入ることにした。一人にならないと、間が持ちそうになかったからだ。
実際、お風呂には誰もいなかった。サイファーさんがいるかと思ったけど、あの分だともう先に入っていたのかもしれない。

お風呂で、僕はぼんやり考えていた。どうしようか、と。
正直、手を出すのは多分ダメだろう。だけど、何もせず寝るだけというのも味気ない。どうすれば、距離を縮められるだろうか?

結局、結論は出ないまま風呂から上がった。
しばらくすると、カレンさんも戻ってきた。湯上がりで上気した肌に、僅かに見える胸元。理性が揺るぎそうになるのを、僕は感じた。

……色々とまずいなあ。どうしたものだろう?

1 お酒を頼んで世間話
2 部屋のお茶を勧めて世間話
3 とりあえず布団に入って話しかけてみる
4 自由安価

※明日朝までの多数決、考察必要
※自由安価歓迎です。1~3の場合、会話の話題もあるとなお良いです
(なくても問題はないです)

※それと、コンマ下でカレンの初期状態を決定します。(ファンブルなし)

01~65 通常通り
66~85 やや意識はしている
86~95 緊張している
96~99 ????????

カレンはややマルコを意識し始めている状態です。この点踏まえてどうぞ。

寝る前に上げます。

上げます。

まだ1票残っています。

お酒……ダメだ、酔った時にどうなるか自信がない。それに、僕もお酒はあまり強い方じゃないんだ。
そういえば、ここにお茶が用意してあった。これでも飲んで場を繋ごう。

「カレンさん、お茶、飲みます?淹れますよ」

「え、ええ。もらおうかしら」

お湯はこのポットから注ぐらしい。魔法も使ってないのに、お湯は熱いままだ。電気を上手く使っているのだろうか。
「キュウス」という別のポットに茶葉を入れ、お湯を淹れる。出てきたお茶は、うっすらとした黄色だった。

僕は湯飲みを置くと、テーブルにいるカレンさんと向かい合った。やっぱり何か、微妙な雰囲気だ。
何か無難な話題は……少し考え、僕は口を開く。

「……そういえば、こっちの文化って、少し僕らのに似てますね。トリスってエルフの国が、アングヴィラの南にあるんですけど。
着物とか建物の雰囲気とか、とても似てて驚きました。カレンさんも、そう感じたことありません?」

01~30 どうだろ……
31~60 確かに
61~90 トリスってどんな所なの?
91~99 そ、そうね

「どうだろ……」

カレンさんはどこか上の空だ。困ったな、会話が続きそうもない。
ここは……

70-賢さ(14)×3=28以上で成功

※70…成功

「……そういえば、ノワールさんの予知って、何でできるようになったんですか?」

僕はお茶を一口飲み、話題を変えることにした。予知の話は元々興味もあったし、カレンさんの未来がどんなものか、もう少し詳しく知りたかったからだ。

「えっ?……何か、ノワールさんのお父さんが病気で、その治療の時に身に付いたって言ってたわ。
私は治療中でその場にいなかったけど、オルディニウムの力を使ったみたい。
マルコも知ってるわよね、オルディニウムって精神を汚染するとか」

「ええ、それが関係あるんですか」

僕は少しほっとした。カレンさんの口が、多少滑らかになったからだ。

「あれは、同時に肉体にも影響を及ぼすの。越後のように、人を超える力が身に付くこともある。
ノワールさんも、そういうことみたい。精神汚染は大丈夫だったみたいだけど。お父さんが同じ力があるって言ってたから、それもあるんじゃないかって」

カレンさんはノワールさんの力を説明した。自分にとって大切な人の危機を、少し前に察知できること。そして、頭に手を置けばその人の未来がかなり長期に分かること。
「可能性の高い未来が分かるだけで、未来は変わり得る」らしいのだけど、ノワールさんが新しい力を手に入れたのは間違いなさそうだった。

「で、カレンさんも診てもらったんですよね。どんな未来だったんですか?」

70-魅力(21)×2=28以上で成功

※クリティカル

少し休憩。

「えっ、それは、その……」

カレンさんの顔が急に赤くなった。お茶を飲んで落ち着こうとしてるみたいだけど、上手く言えないみたいだ。普段凛々しい彼女が、こんな感じになるのを僕は初めて見た。

少しして、彼女は小声で話し始めた。

「……普通のお母さん、だって。男の子と女の子が一人ずついて、優しい旦那さんと幸せに暮らしてるって」

「いいじゃないですか!未来が決まってないとはいっても、そうなる確率が一番高いんでしょう?」

僕は二つの意味でほっとした。まず、こっちか僕らのかは分からないけど、両方の世界のうち少なくともどちらかは残っているということ。
そして、ノワールさんが伝えた未来が、いかにも幸せそうな光景だったことに、だ。
でも、なら何故カレンさんは顔を赤くしているのだろう?

70-賢さ(14)×2=42以上で成功

※クリティカル

僕は、ある可能性に気付いてしまった。……まさか、それは僕なのか?
いやいや、それはないだろう。ノワールさんがもしそう予知したなら、「頑張ってね」ぐらいの意味深な一言は残したはずだ。

でも、そう考えないとカレンさんのこの反応は理解できない。僕は、思いきって訊いてみることにした。

「……その旦那さんって、誰なんです?」

カレンさんは顔を真っ赤にして、ふるふると首を振る。

「分からない、って。ノワールさんは、あくまでその人がどうなるかまでは読めても、その人の詳しい情報までは読めない、って言ってた。
……マルコも、診てもらう?」

「ええっ、僕もですか??」

思わず大声を出してしまった。……そもそも、何で僕が診てもらう必要があるんだろう?

……そうか、内容が同じなら……。カレンさんは、そう考えてるのかもしれない。

僕は時計を見た。まだ夜8時ぐらいだ。

1 部屋に残る
2 行ってみる

安価下3多数決、考察不要

まだ夜は早い。いくらなんでも、こんな時間からは「しない」はずだ。
刀の件もあるし、まだ部屋で普通に過ごしている可能性が高い。

「……僕も診てもらおうかな」

カレンさんが緊張した様子で頷いた。僕たちは、サイファーさんたちの部屋に向かう。

01~20 中から高い声が聞こえる
21~35 いないようだ
36~99 どうしたの?

「どうしたの?」

呼び鈴を鳴らすと、少し上気したノワールさんが出てきた。お酒を飲んでいた所のようだ。

「……ノワールさん、ちょっと、頼みごとがあって……マルコの未来、診てくれませんか?」

カレンさんがおずおずと切り出す。ノワールさんは「んー、構わないけど」と言って、部屋に招き入れた。

「カレンにマルコ。どうした、急に」

「あ、いや……ノワールさんの未来予知の話を聞いて、僕も試してみたくなりまして……いいですか?」

ノワールさんは「うーん」と唸った。

「あまり多用するのもどうかと思うのよね。未来を中途半端に知ると、努力しなくなっちゃうし。
何より、可能性の高い未来が分かるだけだからねえ。それでもいいの?」

「はいっ、お願いします!」

カレンさんの声の大きさに、ノワールさんは驚いたようだ。

「……?何でカレンちゃんが……まあいいか。じゃあ、やるよ」

ノワールさんが僕の頭に手を乗せる。

…………

……

01~05 ???????
06~30 うーん、何か読めない
31~60 商売で成功してるみたいだね
61~99 ???????????

「……商売で成功してるみたいだね。マニーさんの会社とアイユーブさんの会社が合併してて、そこで働いてるのは分かったよ」

「えっ……それだけですか??」

ノワールさんは首をかしげた。

「少し酔ってるせいかも。もう少し深く読んでみるね」

…………

……

40以上でイベント続行

※クリティカル

再開は夜です。これは……

ウブかわいいなこの二人…

最終的にそれぞれの異世界カップルはどっちの世界に残るか選ぶことになりそうだし前作のラスト以上に重い決断を迫られそう

再開します。

「……子供が二人いるね。男の子と女の子。……あれ?」

「どうした、ノワール」

ノワールさんが怪訝そうな顔になった。もう一度、僕の頭に手を乗せる。

「……やっぱりだ。これ、カレンちゃんの時のイメージと同じだ」

顔が急に熱くなるのが分かった。まさか。期待していなかったわけじゃないけど……そこまで分かるのか?

カレンさんを見ると、「え、ええ……」と口を手で押さえている。恥ずかしくて、僕も彼女の顔を直視できない。

「あー、そういうことなのね……。良かったじゃない、王子様が近くにいて」

イタズラっぽくノワールさんが笑い、カレンさんをつつく。

「や、やめて下さいよ……本当にそうだなんて……恥ずかしい、じゃないですか……」

「何だお前ら、そのことを知りたくて来たのか?」

僕は戸惑いながら、首を縦に振った。

「カレンさんが、診てもらったらって……。でも、これ……ほぼ確定、ですよね」

「油断しちゃダメだよー。あくまで、『一番高い確率の未来』だからね。
別の人と一緒になるかもしれないし、そもそも生きてるかどうかも分からない。だから、二人がこれからどうするかは、あくまで二人次第。そこ、忘れないでね」

僕は……いや、カレンさんも頷いた。

###########

「何か、驚いちゃいました、ね」

僕たちは部屋に戻り、一度落ち着くことにした。
サイファーさんとノワールさんは、「少し飲んだらどうだ?」と誘ったけど、飲んでどうなるか自信がなかった。
二人の邪魔をするのも何だったし、一度カレンさんとちゃんと話をしたかったのだ。

「そう、ね。……本当にそうだなんて、思いもしな……くはなかったけど」

カレンさんは恥ずかしさから俯いている。

「……僕は、そうだったらいいな、とは思ってました。違うんだろうなとも思ってましたけど」

僕は彼女の顔を真っ直ぐ見た。ここで行かないと、男じゃない。

今まで、自分から好きだなんて言うことはなかった。少ない恋愛経験では、いつも女の子に押されて、流されるまま付き合って、そしていつの間にか別れていた。
でも、カレンさんは違う。僕が守ってあげたいと思った、最初の……そしてきっと、最後の人だ。だから、自分から言う。

「カレンさん、前にも言いましたけど。
……好きです。付き合って、くれませんか」

声が震えているのが、自分でも分かる。カレンさんは……

※70-魅力(21)×3=07以上で成功

※60…成功

しばらく、沈黙が部屋に流れた。1分か、2分か。酷く長い時間が流れた後、カレンさんは顔を上げて、僕を見た。

「……私も、混乱してる。まさか急に、こんなことになるなんて、思いもしなかった。
マルコのことが、嫌いだったわけじゃないわ。……夕方、手を握ってくれた時には、正直ドキッとしたわ。
ノワールさんが言ってた旦那様が、あなたかもとは少し思ってた。でも、仮にそうだとしても、それはずっと先のことかな、って。
何より、私の心の中には、まだ勇人さんがいる。多分、それは一生消えないと思う。
……それでもいいの?」

僕は強く頷き、彼女の目を見据えた。

「それは、覚悟の上です。僕はユウトさんとは違う。年下だし、背だってカレンさんより小さい。強くもない。
でも、僕は僕なりのやり方で、あなたを守り、愛します。……それじゃ、ダメですか」

カレンさんは首を横に振った。目には涙が溢れている。

「ううん……。でも、一つだけ、約束して。
……私より、先に逝かないでね。多分、独りはもう、耐えられそうもないから……」

僕の目にも、熱いものが浮かんだ。僕は耐えきれず、彼女を抱き締める。……女性の身体って、こんなに熱かっただろうか。そんな見当外れのことを、頭の片隅で思っていた。

「……約束します」

僕は少しだけ離れ、彼女と唇を合わせた。

…………

……

どれだけ、そうしていただろう。ただ、子供のように、唇を押し付け合うだけのキス。それがこんなにも幸福で、幸せなものだとは。

どちらともなく、唇を離すとなんだか可笑しくなって、二人して笑った。

そう言えば、カレンさんのこと、知らないことが多かったな。好きな食べ物や場所、この世界のこと。
今日は、いっぱい話そう。僕はそう思った。

…………

……

30以上で……

>>62
サイファーが頼れ過ぎたのなら、サワダは頼れなさ過ぎたんだよな。
そのどちらでもないマルコだからこそカレンは救えたのだと思う。

まあ、日本編で恐らく離脱するし。
というか、戦闘以外に得手が無いのに強化前マルコ程度とか、これから先は足手まといにしかなりそうにないし。

#########

翌朝。僕は腕の柔らかい感触に気付き、目を覚ました。
……少し頭が痛い。何でだろうか。

……僕は、昨夜のことを思い出し、顔が真っ赤になった。

あの後、僕はカレンさんとお酒を飲むことになった。
「話すなら、楽しい方がいいでしょ?」と言われ、それに乗ってしまったのだ。

今から思えば、既にカレンさんの様子は大分おかしかった。身体を密着させてきていたし、目もどこか潤んでいた。
そして、お酒を飲んで話しているうちに……僕はカレンさんに押し倒されてしまったのだった。

その後のことは、とても気持ちよかったこと以外は、あまり覚えていない。上に乗ったり、乗られたり……後者の方が多かった気がする……そうやって、身体を重ねてしまったのは間違いなかった。
案の定、僕たちは裸のまま寝ていた。……こうなることを期待していなかったわけじゃない。だけど、それが昨日とは……。

僕は頭を振った。しっかりしろ。今日は大仕事が待っている。そう自分に言い聞かせたけど、子供のように眠るカレンさんを見ると、どうしても頬が緩んだ。

「んん……あ、起きてたの?」

「あ……たった今、起きた所です。……何か、照れますね」

カレンさんは笑うと、「えい」と僕の腕を引っ張った。僕は勢い余って彼女に覆い被さる格好になる。

「……ダメよ、他人行儀なのは。敬語も禁止」

カレンさんはそう言うと、チュッと唇に柔らかいものが触れた。

「は、はい……じゃなかった。分かったよ」

んふふとカレンさんは笑うと、「そういう真面目なとこ、好きよ」と言った。これは、頭が上がりそうもないなあ……。僕は照れ笑いなのか苦笑なのか、自分でも分からない笑みを浮かべた。

※火蓮のマルコへの好感度 コンマ下×15上昇(最低80)

※訂正。コンマ下一桁×15です。
(上は無効です)

※火蓮のマルコへの好感度 337
(ゾロ目のため倍)

※火蓮とマルコの間に絆効果が発生します。

※火蓮とマルコが一緒にいる場合、以下のボーナスがあります。

・戦闘中一回だけ互いにダメージを肩代わりできます。
・戦闘中一度だけ互いのファンブル(相手のクリティカル)を無効にできます。
・戦闘中一度だけ、90以上がクリティカルになります。
・1日1度だけ、互いのファンブルを無効にできます(再判定、00奇数は回避不能)。

少し休憩。

割と真面目な話、ここまで急進展させるつもりはありませんでした……。

正直マルコ→カレンの好感度も気になる

万が一マルコが死んだらカレン精神崩壊するだろうな

想定外に長くなりましたが、視点は再開後サイファーに戻ります。

>>56
マルコは本文中にもある通り童貞ではないですが、ずっと受け身の恋愛でしたし、火蓮も男性経験は少ない(母子家庭で恋愛の余裕なし、大学も勉学一筋)ですから必然と言えます。
火蓮から襲ったのは……まあ、本質的に依存気質なんでしょうね。

>>58
どうでしょうか。「現状なら」行き来はできますし、行ったり来たりだと思います。
あくまで「現状なら」、ですが。

>>67
まあ所詮T大卒のお坊っちゃんキャリアですから、火蓮は眼中になかったでしょうね。
何やかんやで商売でも現場叩き上げのマルコとは違います(もっとも名家ですから、高校時代である程度の高等教育は受けてます)。

>>83
これは設定してないですが、300まで行くかどうかですかねえ……

>>85
しますね。サイファーですらしたわけで(描写してませんが)。

再開は2300以降かと思いますが、その前に一つだけ判定。

90以上で追加イベント、ファンブルなし

※追加イベントなし

なお、ありの場合はR板にスレ立てするつもりでした。

少し進めます。

#########

その朝は、少し遅くに目覚めた。俺は軽く頭を振る。
あの「ニホンシュ」という酒は、旨いが翌朝に残る。口当たりが良すぎるのだ。
それと、飲んだ後に例のごとくノワールと致したのもあるかもしれない。している最中はそうでもないが、翌朝は少々しんどい。歳もあるのだろうか?

俺はまだ寝ているノワールの髪を鋤いた。しばらくすると、彼女が目を覚ます。

「あ、おはよ。……あ、もういい時間だね。寝過ぎちゃった」

んーっと伸びをすると、彼女は「仕度してくる」と部屋に備え付けのシャワー室に向かった。
俺もいそいそと着替える。こういう時は、男の方が圧倒的に楽だ。
ノワールはほとんど化粧をしない……というか、する必要がないのだが、それでも乱れた髪を整えたり大変そうだ。
俺は、彼女の準備を縁側の椅子で待つことにした。

……しかし、それにしても驚いた。カレンの相手がマルコとは。マルコの片想いかと思っていたが、案外そうでもなかったのだろうか?
部屋と部屋との距離があるので、マルコたちの様子は知る術がない。ただ、真面目なマルコとカレンのことだ。初々しいやり取りがあったんだろうな。そう思うと、少し頬が緩んだ。

その想像は、15分もしないうちに砕かれるのだが。

#########

「おはようございます、サイファーさん、ノワールさん」

朝食会場に行くと、マルコとカレンが既に横並びで座っていた。手をいわゆる「恋人繋ぎ」にしたまま。
それを見た俺たちは、顔を見合わせた。

「……まさかね」

「……いや、そのまさかだろ」

二人を見ると、揃って顔を赤くしている。これは……致したな。

「……早いね」

「……早いな」

やっぱり二人は、息を合わせたかのように照れ笑いをした。……何というか、色々想定外だな。

「ごほん。……あまり浮かれるな。今日はタフな1日になる、気を引き閉めてくれ」

俺は自分を棚に上げて言った。その時、引き戸が開く。

「……全くだな。できたぞ、これが『真打・村正』だ」

イシカワが一振りの刀を持って現れた。俺はそれを受け取る。

※「真打・村正」の出来は……

01~70 通常進行(ファンブルなら???)
71~90 特殊能力付き
91~99 特殊能力付き2つ

寝落ちしていました。少し進めます。

「期待以上、の出来に仕上がったはずだ。これ以上のものは、俺には二度と作れないだろう」

刀を抜くと、濡れたような刀身と刃が見えた。触れるもの全てを斬り裂くような、危うさすら感じる。

「……!!まるで別物だな」

「その通りだ。切れ味は以前の比ではない。おまけに……」

01~50 飛ぶ斬撃
51~70 77以上のクリティカル時ダメージ5倍
71~85 範囲攻撃
86~99 防御貫通

「どういう理屈かは分からないが、刀を振ると斬撃が『飛ぶ』。試してみたが、20m先ぐらいまでなら届くらしい。接近戦以外でも、十分使えるということだな」

遠距離でも使えるのか、これはありがたい。この世界では、銃による遠隔攻撃が一般的なようだ。
接近戦以外でも使えるなら、足手まといにならずにすみそうだ。

・神器「真打・村正」
HP+70、筋力、知力、器用さ、耐久力+4、ダメージ修正100
ダメージ判定に筋力と知力の両方が乗る
ダメージの4分の1HPが回復
対生物ダメージ2倍
クリティカル時ダメージ3倍
遠距離攻撃可能

サイファー最新パラメーター

(持ち越し1p)

HP 219+230(449)
筋力 14+10(24)
知力 9+11(20)
器用さ 9+10(19)
賢さ 11+6(17)
耐久力 21+13(34)
魅力 14+1(15)

コンマ修正 45
ダメージ修正 160
ダメージ軽減 125

狂気度 3

【技能】
・簡易治癒……
1ターン使ってコンマ下一桁×2回復
・かばう……
任意の相手のダメージを肩代わりする、自身へのダメージ半減
・フロントガード……
攻撃しない代わりに前列への物理ダメージ4分の1
・バックガード
攻撃しない代わりに後列への物理ダメージ4分の1
・カウンター
回避クリティカルの際のカウンターダメージが強制2倍ダメージ
・オートカウンター
かばうごとにダメージ後カウンター攻撃発生。命中に大幅ボーナス、ダメージ2倍
・不屈の誓い
1戦闘につき1回のみ使用可能
1ターンのみ全攻撃をサイファーに集中、ダメージを4分の1に。
攻撃を受けるたびにオートカウンター発動
・強撃
1ターン消費してダメージ2倍or確定不意討ち時のダメージを2倍
・(奥義)無敵化
1日1回のみ始動可能
一部攻撃(核攻撃、相手の重クリティカルなど)を除いてダメージを完全無効化、戦闘時で反撃可能なら確定5倍カウンター
耐久力判定に失敗すると狂気度上昇
(使う際には多数決、使わないと死ぬ場合強制発動)

【装備】
・神器「真打・村正」
HP+70、筋力、知力、器用さ、耐久力+4、ダメージ修正100
ダメージ判定に筋力と知力の両方が乗る
ダメージの4分の1HPが回復
対生物ダメージ2倍
クリティカル時ダメージ3倍
遠距離攻撃可能
・防護服「DEMO」
HP+50、コンマ修正15、ダメージ修正20、ダメージ軽減30
魅力以外の全ステータス+2、魅力のみ-2
魔法攻撃無効、毎ターンHP50回復
魔法の使用は不可に
・小盾「ケレゴルムの盾」
HP+30、ダメージ軽減25、知力、賢さ、耐久力+2
相手のダメージ判定が85以上ならダメージ半減
・魔力糸の革靴
HP+10、ダメージ軽減10
・マリオの手甲
HP+30、コンマ補正10、ダメージ修正15、ダメージ軽減35
筋力、器用さ、耐久力+3
朦朧攻撃可能、発動75以上、維持55以上
・工芸師フィオナの指輪
コンマ修整10、HP+20、ダメージ修整15、ダメージ軽減15、全パラメーター+1
・指輪『ヴィルヤ・レプリカ』
HP+20、コンマ修正5、ダメージ修正10、ダメージ軽減10、知力、魅力+2

※ミッション「村正を改良せよ」が達成されました。

※ミッション関連で訂正ですが、「日本政府の現状を探れ」は「石上一派を殲滅せよ」に吸収されています。(重要ミッションでもあるため、若干のボーナスがあります)

成長判定に入ります。5人分です。

サイファーです。
HP コンマ下÷4上昇(10以下は再判定)

成長ポイントを決定します。

01~33 3ポイント
34~66 4ポイント
67~99 5ポイント

5ポイントの上昇です。持ち越し分と合わせ6ポイントを振り分けて下さい。

サイファー最新パラメーター

(持ち越し0p)

HP 241+230(471)
筋力 15+10(25)
知力 9+11(20)
器用さ 9+10(19)
賢さ 11+6(17)
耐久力 21+13(34)
魅力 15+1(16)

コンマ修正 45
ダメージ修正 160
ダメージ軽減 125

狂気度 3

【技能】
・簡易治癒……
1ターン使ってコンマ下一桁×2回復
・かばう……
任意の相手のダメージを肩代わりする、自身へのダメージ半減
・フロントガード……
攻撃しない代わりに前列への物理ダメージ4分の1
・バックガード
攻撃しない代わりに後列への物理ダメージ4分の1
・カウンター
回避クリティカルの際のカウンターダメージが強制2倍ダメージ
・オートカウンター
かばうごとにダメージ後カウンター攻撃発生。命中に大幅ボーナス、ダメージ2倍
・不屈の誓い
1戦闘につき1回のみ使用可能
1ターンのみ全攻撃をサイファーに集中、ダメージを4分の1に。
攻撃を受けるたびにオートカウンター発動
・強撃
1ターン消費してダメージ2倍or確定不意討ち時のダメージを2倍
・魅惑の眼差し(new)
1日1回、魅力判定が確定成功
・一刀両断(new)
1戦闘1回のみ、確定2倍ダメージ、防御貫通(カウンター時は使用不可、朦朧時の連撃は対象外)
・(奥義)無敵化
1日1回のみ始動可能
一部攻撃(核攻撃、相手の重クリティカルなど)を除いてダメージを完全無効化、戦闘時で反撃可能なら確定5倍カウンター
耐久力判定に失敗すると狂気度上昇
(使う際には多数決、使わないと死ぬ場合強制発動)

【装備】
・神器「真打・村正」
HP+70、筋力、知力、器用さ、耐久力+4、ダメージ修正100
ダメージ判定に筋力と知力の両方が乗る
ダメージの4分の1HPが回復
対生物ダメージ2倍
クリティカル時ダメージ3倍
遠距離攻撃可能
・防護服「DEMO」
HP+50、コンマ修正15、ダメージ修正20、ダメージ軽減30
魅力以外の全ステータス+2、魅力のみ-2
魔法攻撃無効、毎ターンHP50回復
魔法の使用は不可に
・小盾「ケレゴルムの盾」
HP+30、ダメージ軽減25、知力、賢さ、耐久力+2
相手のダメージ判定が85以上ならダメージ半減
・魔力糸の革靴
HP+10、ダメージ軽減10
・マリオの手甲
HP+30、コンマ補正10、ダメージ修正15、ダメージ軽減35
筋力、器用さ、耐久力+3
朦朧攻撃可能、発動75以上、維持55以上
・工芸師フィオナの指輪
コンマ修整10、HP+20、ダメージ修整15、ダメージ軽減15、全パラメーター+1
・指輪『ヴィルヤ・レプリカ』
HP+20、コンマ修正5、ダメージ修正10、ダメージ軽減10、知力、魅力+2

ノワールです。
HP コンマ下÷6上昇(10以下は再判定)

成長ポイントを決定します。

01~33 3ポイント
34~66 4ポイント
67~99 5ポイント

5ポイントを振り分けて下さい。

ノワールに関しては全持ち越し出来ない?どれ上げたところで今回誤差レベルだし次のポイント見て決めたい

>>121
何かしらに振り分けて下さい。(前に書いたかもですが、本作では持ち越しは2pまでです)

筋力 2

で、またいつものですか

ずらすなら知力1で

賢さも魅力も戦闘で使わないゴミパラメータだしノワールは思考停止で知力しかないだろ。

>>126
上の持ち越し制限に引っ掛かるので不採用です。

>>127
こちらを使います。

>>128
賢さは上げる意味があります。回復系で必要になりますね。魅力はさらに上がれば何かあるかもですが、どうなんでしょうか。

好感度 コンマ下一桁上昇

ノワール(持ち越し0p)

HP 151+140(291)
筋力 2+5(7)
知力 22+10(32)
器用さ 3+2(5)
賢さ 18+8(26)
耐久力 3+1(4)
魅力 20+7(27)
好感度 349

コンマ修正 35
ダメージ修正 85
ダメージ軽減 100
狂気度 6

※成長判定時、HPの上昇がコンマ下÷6
※筋力、器用さ、耐久力の上昇には通常のポイント+1必要

【技能】
・暗黒嵐
同時5体まで攻撃可能、ヒットで相手を盲目化
・高速治癒
1ターン使ってコンマ下一桁×5+知力(現在17)分回復
・敵感知
周辺の敵を感知
・精神感応
言葉が通じにくい相手と初歩的な会話が可能
・肉体増強
戦闘中のみ使用可能、一時的にHP+30耐久力+3、自分には使えない
・破邪術
アンデッド系相手に乗数+2
・魅惑の眼差し
魅力関連で一日一度だけ強制成功
・連続魔
2回連続魔法攻撃可能
・光の矢
ダメージ
コンマ下一桁×x+知力×x+ダメージ修正
(相手の防具修正を無視、遠距離攻撃)
・暗黒剣
相手の防御修正を無視して以下のダメージ
コンマ下一桁×x+知力×x+筋力×y+魔法ダメージ修正
※近接戦闘時のみ、前作と違いエリリルの効果なしに注意
・結界の霧
戦闘開始時に強制的に発動、全員へのダメージを1回だけ2分の1にします(不意討ち時は無効、ノワールのターンになってから発動)
・治癒の霧
1ターン消費で全員のHPを回復(コンマ下一桁×x+知力×x)
・蘇生術
気絶状態を確率で回復、HP0以下のダメージを負ったキャラを一定条件下で低確率で蘇生(死者は蘇生できない)
・カリスマ
戦闘開始時、魅力判定成功で最初の一発だけ不意討ち扱い
・予知能力(new)(常時コンマ修正10+今後起きうることが読める)
・(奥義)地獄嵐
ダメージ
(コンマ下一桁×10+知力×x+
ダメージ修正+200)×2(相手防御ボーナスを無視)
※恐慌(一定以上のコンマで攻撃、回避しない、回復にコンマ判定)の追加効果
・(奥義)ムードメーカー
ノワールがいる限り、パーティの全てのコンマ修正5(本人には効かない)
・(奥義)時間停止
戦闘中に使えば追加ターン+そのターンの攻撃が確定不意討ち(ダメージ2倍)
通常時でも発動可能(発動可能時は多数決を取ります)
※その他、隠密魔法など各種基礎魔法

【装備】
・「魔術師ダルフの杖」
HP+50、ダメージ修正50、ダメージ軽減20
筋力、知力、賢さ+4
クリティカル倍率+1倍、遠距離から暗黒剣発動可能、遠距離攻撃も可能
・魔力糸の服
ダメージ軽減15、器用さ、魅力+1
・「皇女ジュリアのティアラ」
HP+40、コンマ修正10、ダメージ修正10、ダメージ軽減40
知力、賢さ、魅力+3、戦闘時88、99が00偶数扱いに
・工芸師フィオナの指輪
コンマ修整10、HP+20、ダメージ修整15、ダメージ軽減15、全パラメーター+1
・指輪『ヴィルヤ・レプリカ』
HP+20、コンマ修正5、ダメージ修正10、ダメージ軽減10、知力、魅力+2

※サイファーとノワールが一緒の場合、以下のボーナスがあります。
・戦闘一回だけ互いにダメージを肩代わりできます。判定に成功すればダメージが半減します。
・戦闘中一回だけ、互いのファンブルを無効にできます。(再判定)
・戦闘中一回だけ、90以上がクリティカルになります。
・一日1回、複数分岐がある20以下の選択が出た場合無効にできます。
・一日1回、通常時の判定でファンブルが出た時に無効にできます。(再判定、00奇数は回避不能)

ナージャです。
HP コンマ下÷4上昇(10以下は再判定)

成長ポイントを決定します。

01~33 3ポイント
34~66 4ポイント
67~99 5ポイント

筋力1上げるのに2ポイント使うから不採用の理由にはなってなくね

>>136
おおっと。これは失礼しました……。
ただ、126さんには理由を一言お願いしたい所ではあります。(あれば採用します)
1200までになければ、このままにします。

ともあれ、4ポイントを振り分けて下さい。

上げます。

持ち越ししてますね。失礼しました。

好感度 コンマ下一桁上昇

ナージャ(持ち越し2p)

HP 287+90(377)
筋力 3+7(10)
知力 16+10(26)
器用さ 17+8(25)
賢さ 15+7(22)
耐久力 8+7(15)
魅力 7+6(13)
好感度 52

コンマ修正 30
ダメージ修正 70
ダメージ軽減 50

(技能)
・鑑定…
通常の鑑定に準ずる
・弱点看破…
戦闘開始時に知力判定、成功でクリティカルダメージ+2倍、70以上の成功で全員にクリティカルダメージ+2倍を共有
・急所狙い…
クリティカル倍率×3、かつ77以上のゾロ目で特殊効果
・洞察力…
戦闘時クリティカルが95以上で発生

(装備)
・匠の神ジュリアンのハンドガン
HP+30、ダメージ修正40、知力、器用さ+3
相手のダメージ軽減効果無効

・量産型防護服
HP+20、ダメージ軽減20、器用さ-1、腕力、知力、賢さ、耐久力+1
魔法ダメージ半減

・ジュリアンの宝石
HP+40、コンマ修正30、ダメージ修正30、ダメージ軽減30
全ステータス+6
ゲート発動可能、HP残り1割以下で……??

火蓮です。
HP コンマ下÷4上昇(10以下は再判定)

成長ポイントを決定します。

01~33 3ポイント
34~66 4ポイント
67~99 5ポイント

4ポイントの上昇です。持ち越し分と合わせ6ポイントを振り分けて下さい。

好感度 コンマ下一桁上昇

山田火蓮(持ち越し0P)

HP 279+85(384)
筋力 10
知力 18+5(23)
賢さ 10+3(13)
器用さ 20+3(上限)(23)
耐久力 12+4(16)
魅力 9+2(11)
好感度 180

コンマ修正 20
ダメージ補正 75
ダメージ軽減 45

【技能】
・二刀流(近接のみ)
1ターン2回攻撃、命中にはペナルティあり

・連射(遠距離のみ)
クリティカル時に継続率40%で次の攻撃が可能

・隠密行動
1ターン使って戦線離脱、次の攻撃が必中

・急所狙い
クリティカル倍率×3

・集中(性能向上)
狙撃時クリティカル確率がダメージ判定時75以上で発生
連射時のクリティカルにも適用

・跳弾
確定2回攻撃(銃装備時)
(接近戦時の2回攻撃は未解禁です)

・弱点看破(性能向上)
戦闘開始時、知力判定成功でダメージ×1.5
ゾロ目か80以上で全員に共有

【装備】
・長銃「ベルスロンディング」
HP+35、コンマ修正15、ダメージ修正55、知力、器用さ、賢さ+3
相手のダメージ軽減を無視、クリティカル倍率+1
・チタニウム合金ダガー×2
ダメージ修整15(接近時)
・ミドルの狩猟用グローブ
HP+30、ダメージ修正10、ダメージ軽減25、耐久力+4
・ケプラージャケット
ダメージ軽減10
・指輪『ヴィルヤ・レプリカ』
HP+20、コンマ修正5、ダメージ修正10、ダメージ軽減10、知力、魅力+2

マルコです。
HP コンマ下÷4上昇(10以下は再判定)

成長ポイントを決定します。

01~33 3ポイント
34~66 4ポイント
67~99 5ポイント

5ポイントを振り分けて下さい。

上げます。

持ち越し2pまでって例えば19から20に上げたくて4ポイント必要って時に3ポイントしか持ち分がない時も持ち越せないん?

安価下

>>162
それは状況によりますがありだと思います。「原則」ですね。

好感度 コンマ下一桁上昇

(持ち越し0p)

HP 232+180(412)
筋力 7+10(17)
知力 15+8(23)
器用さ 10+6(16)
賢さ 10+4(14)
耐久力 11+6(17)
魅力 15+8(21)
好感度 162

コンマ修整 30
ダメージ修整 110
ダメージ軽減 130

(技能)
・鑑定
持ち物を鑑定できる(ノワールと同一)

・口車
戦闘開始時に時間を稼ぐことが場合によって可能、魔物相手は不可

・爆薬知識
後衛から爆弾攻撃をした場合ダメージ×1.5

・魔道具知識(new)
発動型武器(銃含む)のダメージ1.5倍

・魅惑のまなざし
1日1度、魅力関連の判定を強制成功

(装備)
・小剣「銀の戦車」
HP+30、腕力、器用さ+4、ダメージ修正40
常時2回攻撃

・龍革のジャケット
HP+30、ダメージ修正10、ダメージ軽減35、腕力、耐久力+2

・神器「ドル・ローミンの鉢金」
HP+35、知力、賢さ、魅力+4、コンマ修正15、ダメージ修正10、ダメージ軽減40
戦闘時1回のみ体力全回復、致死ダメージの際は自動的に発動
1日1回のみ、パーティ全員のHPを半分回復(1ターン消費)
1階層につき一度、自動探査。判定に成功で階段までの最短距離と敵の遭遇可能性が分かる
治癒術が使える(コンマ+50、最低90)

・革手袋「カンベレグ」 HP+15、知力、耐久力+2、コンマ修正5、ダメージ修正20、ダメージ軽減15

・龍革の靴
HP+30、ダメージ修正10、ダメージ軽減20、腕力、器用さ、魅力+2

・指輪『ヴィルヤ・レプリカ』
HP+20、コンマ修正5、ダメージ修正10、ダメージ軽減10、知力、魅力+2

・指輪「ネンヤ・レプリカ」
HP+20、コンマ修正5、ダメージ修正10、ダメージ軽減10、腕力、耐久力+2

携帯型簡易爆弾(ダメージ コンマ下一桁×5+50、3体まで複数攻撃)を4個保有

訂正。

マルコ(持ち越し0p)

HP 232+180(412)
筋力 7+10(17)
知力 15+8(23)
器用さ 10+6(16)
賢さ 10+4(14)
耐久力 11+6(17)
魅力 15+8(21)
好感度 162

コンマ修整 30
ダメージ修整 110
ダメージ軽減 130

(技能)
・鑑定
持ち物を鑑定できる(ノワールと同一)

・口車
戦闘開始時に時間を稼ぐことが場合によって可能、魔物相手は不可

・爆薬知識
後衛から爆弾攻撃をした場合ダメージ×1.5

・魔道具知識(new)
発動型武器(銃含む)のダメージ1.5倍

・魅惑のまなざし
1日1度、魅力関連の判定を強制成功

(装備)
・小剣「銀の戦車」
HP+30、腕力、器用さ+4、ダメージ修正40
常時2回攻撃

・龍革のジャケット
HP+30、ダメージ修正10、ダメージ軽減35、腕力、耐久力+2

・神器「ドル・ローミンの鉢金」
HP+35、知力、賢さ、魅力+4、コンマ修正15、ダメージ修正10、ダメージ軽減40
戦闘時1回のみ体力全回復、致死ダメージの際は自動的に発動
1日1回のみ、パーティ全員のHPを半分回復(1ターン消費)
1階層につき一度、自動探査。判定に成功で階段までの最短距離と敵の遭遇可能性が分かる
治癒術が使える(コンマ+50、最低90)

・革手袋「カンベレグ」 HP+15、知力、耐久力+2、コンマ修正5、ダメージ修正20、ダメージ軽減15

・龍革の靴
HP+30、ダメージ修正10、ダメージ軽減20、腕力、器用さ、魅力+2

・指輪『ヴィルヤ・レプリカ』
HP+20、コンマ修正5、ダメージ修正10、ダメージ軽減10、知力、魅力+2

・指輪「ネンヤ・レプリカ」
HP+20、コンマ修正5、ダメージ修正10、ダメージ軽減10、腕力、耐久力+2

携帯型簡易爆弾(ダメージ コンマ下一桁×5+50、3体まで複数攻撃)を4個保有

以上です。少し休憩します。

再開します。

##########

朝食からしばらくして、オルドとヘルラを乗せた車が来た。どうやら、行く時が来たらしい。

双子はカレンにしがみつき、「おねーちゃんいっちゃうの?」と泣いている。ベネディクトは少し離れた所から、不満そうにノワールを見ていた。どうも、まだ彼女を子供だと思っているらしい。

「……気付かないものかね」

「まあ、まだ子供だしね。お姉さんは、さすがに察したみたいだけど」

年長組は、部屋で何やら勉強しているようだ。この世界も、エリートの受験競争はそれなりに激しいということらしい。

車からオルド夫妻が降りる。上機嫌そうなヘルラに比べ、オルドは少し不機嫌そうだ。

「あら、準備していたのね。マエザキ先生の連絡かしら」

「ええ。向こうでは何か?」

フフフと、ヘルラが笑った。

「うちの人、ほとんど子供たちに会わずに研究三昧だったから。緊張しているのよ。ね、あなた」

オルドはぷいと向こうを向き、「……うるさい」と呟いた。

「とにかく、俺たちは研究所、ですね。……女将さん、お世話になりました」

「いえいえ。あ、言い忘れていたわ」

女将はノワールとカレンに何か耳打ちした。ボッと音がしたかのように、二人の顔が赤くなる。

「何を言われたんだ?」

「な……内緒よ。まだ早いし」

マルコとカレンも似たようなやり取りをしている。何を女将は言ったのだか……。

やがて、奥からイシカワも出てきた。微笑むと、俺に握手を求めてきた。

「ありがとう。お蔭で最高の仕事ができた。一族の悲願である『斬鉄剣』をこの手で打てたのは幸甚に思う。
だが、一から作ったわけでもない。あれに近付けるよう、また修練の日々だ」

俺は彼の手を握る。

「ああ。大切に使わせて貰うよ。じゃあ、俺たちはこの辺で。また来れれば」

イシカワは頷いた。

「そうだな。また秋にでも来てくれ。紅葉が美しいぞ」

俺たちは車に乗り込んだ。……安息の時間は終わり、国を左右する任務が始まる。

##########

「戻ってきたな。準備はいいか?」

俺たちは頷いた。装備一式は鞄の中だ。アジト襲撃の寸前で、上手く着替える必要があるという。
確かに、表面上平和なこの世界では、向こうの世界での俺たちの格好は目立つ。「正直、コスプレしてる変な外国人と見られますね」といつだったかカレンが苦笑していたのを思い出した。

「じゃあ、『ゲート』を開くよ。……無事で帰ってね」

ナージャの言葉に、ノワールとカレンが頷く。……では、行くか。

…………

……

※20以下で追加イベント

偶奇判定です。

奇数…降格
偶数…何もなし

※何もなし

俺たちは「ウエサトサービスエリア」に着いた。建物の裏側から向こうを見ると、たくさんの車が停まっている。
チラリと見たところ、高速道路は車で溢れ、まるで動いていない。「お盆の帰省ラッシュですね」とカレンが言うが、何のことだかさっぱりだ。

「で、これからどうするの?」

「下道に降りて、タクシーを捕まえましょう。そこから神保原駅に行って、熊谷という駅で降ります。私が案内しますから、そこは心配しないで下さい。
あとは秩父鉄道で秩父まで行けば大丈夫です。秩父は外国人観光客もいますから、サイファーさんたちもそこまで目立たないと思います」

カレンが辺りを見渡した。見たところ、それほどの異変はない。

※20以下で追加イベント

※追加イベントなし

下に降りて10分ほど炎天下を歩くと、ようやく「タクシー」なる車が捕まった。金を払えば、好きな場所に行けるらしい。
運転手は少々面食らったようだが、カレンが何か話すと納得したように頷いた。

駅での切符は、カレンが買ってくれた。俺たちの世界では、ほとんど汽車はない。せいぜい、辺境の鉱山周辺で使われ始めたぐらいだ。
「この世界では汽車は骨董品で、殆どが電気で動く電車ですよ」と説明を受けたが、どうにも驚く。やがて来た巨大な鉄の乗り物が来た時には、ノワールが随分と興奮していた。

「疑問だったんですけど、サイファーさんやマルコたちの世界には鉄道ってないんですか?」

「いや、ないな。そもそも、鉄がそんなに採れないんだ。魔力で動かすのは不可能じゃないだろうが、アンバライトだって貴重品だ。
鉱物資源が、決定的に足りてないのさ。ようやくだな、物流がちゃんと整備され始めたのは」

マルコも溜め息をつく。

「辺境の魔素量が減って、開発ができるようになったのって割と最近だからね。鉱山開発自体が、あんまり進んでないんだよ。
……だから、ローマンさんやジョシュア候は焦ってたんだよね。オルディニウムがあればエネルギー問題は解消できるって。コーウィンとかも、そこに付け入ったんじゃないかな」

「ここも似たようなものよ。人口は増え続け、貧富の差は開いている。エネルギーをどうするかは、私たちの世界でも大きな問題よ。
だからこそ、大国はそれを独占しようとしている。石上も多分そう。軍事転用もしやすいし、ある意味じゃ『夢の鉱石』、なのかもね」

カレンは窓の外の田園風景を見た。外の茹だるような暑さに比べ、ここは驚くほど涼しい。
それだけに、これにどれぐらいのエネルギーが費やされているのだろうと思うと、少しぞっとした。

……

※25以下で追加イベント、75以上だと?(大したイベントではないですが、若干有利になります)

※乗るのが観光客用SL

電車は「クマガヤ」という、少し大きい駅に着いた。ここで乗り換えるのだという。

カレンが「あれっ」とこぼした。

「どうしたの、カレンさ……じゃなかった、カレン」

「いえ、あれ見て」

彼女が指差した先には、汽車があった。俺たちの世界のものより大きいが、こっちにもあるようだ。

「汽車か。それがどうした?」

「観光客用に特別に走らせているやつです。ほら、外国人も結構いるでしょう?あの中なら、目立たず秩父までは行けるんじゃないかなって。
……でもまあ、予約で一杯だと思いますけど……あれ、当日券あるってありますよ?」

カレンは急いで駅員の所に行き、切符を買った。

「これはついてますね。秩父で誰か待ち構えてても、上手く紛れられるかも」

「ふうん、そんなに珍しいんだ。私はもちろん乗ったことないけど。サイファーは?」

「一度辺境視察で見たきりだな。ファルーダが鉄道では一番進んでいるとは聞いているが。まあ、せっかくだから乗ってみようか」

※コンマ下が9の倍数なら???、13の倍数なら?????

※特に何もなし

一旦切ります。???の内容は伏せますが、片方が味方登場(プレイアブルの可能性わずかにあり)、もう片方が味方兼敵役登場でした。

オルディニウムってSCPで似たようなのありそうだな

少ししたら再開です。

>>190
SCPは初めて聞きました。そういうのがあるのですね。
なお、オルディニウムの元ネタは別にあります。

#########

さっきの電車と違い、汽車は実にゆったりと進んでいった。観光客だけでなく、家族連れも多い。何でも、ニホンで汽車が走っているのは数少ないのだそうだ。
誰も、俺たちがこれから襲撃をかけるとは思わないだろうな。幸せそうに笑う家族を見ながら、俺は酷く非現実的な気分で外を眺めていた。

#########

「ナガトロ」という駅に汽車が停まると、かなりの人数が降りた。そこからさらに行くと、目的地の「チチブ」らしい。
しかし、腹が大分すいてきた。襲撃の前に、何か食べておくべきか……。

1 食べる(イベントの可能性あり)
2 食べない(コンマ修正5のペナルティ)

安価下5多数決、考察不要

腹が減っては戦ができぬ、と古からも言われている。ここは、それに従うべきだろう。

「カレン、着いたら何か食べよう。お薦めは何かあるか?」

「……次郎、はないですし。秩父駅は食べ物あんまりないんですよね……」

「スマホ」で何やら調べていると、「ここかなあ」とカレンが言う。映されたのは……ジロウ、とは違うが何か似たような食べ物だ。

「これも『ラーメン』か?」

「ええ、『チンタツ』ってお店ですね。美味しいらしいですよ。秩父の手前で降りて、そこからタクシーで大丈夫かと」

ノワールが渋い顔になる。

「えっと、前みたいにエサみたいなのじゃないよね?さすがに、これからって時にあれじゃ困るよ?」

「ああ、それは大丈夫です。こちらはちゃんとしたラーメンですから。多分」

多分、が引っ掛かるが俺たちには土地勘がない。ここはカレンに従おう。
マルコが「次郎?」と首を捻っているが、世の中には知らない方がいいこともある。

……

※35以下で追加イベント

※追加イベントあり

店の前には行列ができていた。どうやら人気の店らしい。
とりあえず、並んでおくか……と思ったその時。

01~25 俺の肩を叩く奴がいる
26~85 数人ほど前に二人組の警官が並んでいる
86~99 うーん、口に合わない(再判定)

数人ほど前に、制服の警官が並んでいる。……俺たちに緊張が走った。
制服警官なら、恐らくは普通にここに昼飯を食いに来ただけだろう。あまり気にしなくてもいいかもしれない。
だが、警察に気を付けろとは何度か言われたのも事実だ。

さて……

1 気にせず食べる(イベント発生可能性小~中)
2 諦めてタクシーに乗る(コンマ修正ペナルティ5、イベント発生可能性小)
3 自由安価

安価下5多数決、考察不要

これ以上の煽り合いはNG処分とします。

3
隠密魔法で怪しさ的なの少しごまかせたりは

>>216
できなくはないですね。ただ、注文するときに解除しないとダメなので、逆にビックリされるかもしれません。

それと、単発の末尾Oの方がIDを変えているようですので、極力進行は注意します。

相手は中年と若い男の警官だ。チチブは田舎と聞いている。情報が行き渡っているとも思えない。まして、ここは本来降りる駅の手前だ。

「どうします?」

耳打ちするマルコに、俺は首を振った。

「このままでいこう。下手に動く方が、かえって怪しまれる」

……

25以下で追加イベント

(次から暴言があるスレは無効にします)

※追加イベントなし

警官二人は何も気付かずに店に入った。やはり杞憂だったようだ。

「まあ、普通は気付きませんよ。ほら、入りましょ?」

カレンに促され、俺たちは店に入った。

※15以下で追加イベント

※絆効果でファンブル無効、再判定

秩父出身なんだけどこんなところで知ってる町でるとなんか面白いな
珍達そばも行ったことあるし

※追加イベントなし

###########

「結構旨かったな」

「そうだねー。一昨日のも、これなら良かったのに」

ノワールが口を尖らせた。「チンタツラーメン」とやらの味は、なかなか良かった。
スッキリしたしょっぱさにピリ辛の味があり、大量のネギと上手く絡んでいた。
しかし、数少ない女性客が注文を言いづらそうにしていたのは、何だったのだろうか。カレンは「知らなくていいことです」とにべもなかったが。

###########

俺たちは「タクシー」に乗り、アジトを目指す。目的の古民家は、大分入りくんだ場所にあるようだ。

運転手が何事かを喋る。

……

01~30 最近怪しい黒塗りの車が多い、って言ってます
31~60 道が狭いんで、途中から歩きになるよ、って言ってます
61~99 珍しいねえ、だそうです

「道が狭いんで、途中から歩きになるよ、だそうです」

カレンが運転手の言葉を翻訳してくれた。それならば仕方がない。

車は山道を進み、竹林の所で止まった。車が1台止まっている。
どうやらここからしばらくは徒歩らしい。

「さて……人目もない。着替えて、戦闘態勢に入ろう」

俺たちはそれぞれ、目立ちにくいところに移動し準備を整える。

……

※20以下で追加イベント

※追加イベントなし

それぞれ、この国の普段着から防護服へと着替えた。左腰には、イシカワによって再び鍛えられた「村正」。できれば穏便に済ませたいが、そうも言っていられないだろう。

俺たちは竹林の中を、極力音を立てずに進む。

※35以下で追加イベント

※追加イベントなし

歩くこと10分ほど。俺たちは目的の古民家に着いた。イシカワの宿にも似ているが、あれよりずっと古く、そして……何か禍々しい。

「ノワール、感知を頼む」

ノワールは頷いた。

65-知力(32)=33以上で成功

※90…成功

「うん、分かった。……」

01~20 ???????
21~50 これ、偽物だね(再判定)
51~70 何人かいるね(再判定)
71~90 2、3人かな……(再判定)
91~99 一人しかいないね

※クリティカル、再判定

奇数 昇格
偶数 ???????

「……あれ??」

ノワールが拍子抜けしたように言う。

「どうした?」

「えっ、いや……間違いないね。ここには、一人しかいない。中に入ってみようよ」

俺たちは慎重に古民家に入った。セミの声だけが、部屋に響く。薄暗さも相まって、酷く不気味だ。
そのうちの一室が明るい。紙と木でできた引き戸をそっと開けると……

01~20 ?????
21~40 ガラス張りの箱の中で、少女――いや、女というべきか――がぼうっと佇んでいた
41~60 ガラス張りの箱の中のベッドで、少女――いや、女というべきか――が寝ていた
61~80 ガラス張りの箱の中で、少女――いや、女というべきか――が俺たちに気付き、何かを叫んだ
81~99 ……誰?

魔翌力感知ってつまりは魔翌力を感知しなきゃ意味ないんでしょう?前作のゲイルは感知対象外だったしこの世界の人にそこまで効くんかな?感知

そこにいたのは、ガラス張りの箱に閉じ込められていた少女――いや、女だった。彼女は俺たちに気付くと、何か必死の形相で叫ぶ。
しかし、その声は俺たちに届かない。……こいつを斬ればいいのだな。

俺は「村正」に手をかけ、抜刀する。

10以上で切断

※切断

今日はここまで。

>>263
犀川はオルディニウムの照射を受けてますから感知できますね。
一般警官までは分からないでしょうが、警備用に特殊武器を持っていれば分かります。

>>239
元ネタはまさにそこです。元埼玉県民のラヲタなので……
なお、アジトが海なら湘南を出すつもりでした。夜襲しかかけられない縛りがあったため、難度は高めだったはずです。

少しキリがいいところまでやります。

一、二、三、四。

俺は4度刀を振るい、ガラスが四角形に切れるようにした。分厚いはずガラスが、まるで柔らかいパンケーキのように切れていく。恐ろしいほどの手応えのなさだ。
そして、ガコン……と音がし、ガラスはくりぬかれた。

「助けて!助けて下さい!!」

女……恐らくは犀川だろう……が大声で叫ぶ。
ノワールが彼女に近付き、「どうしたの?」と声をかける。

「む……武藤総理の一派が、私を拐ったんです!抵抗すれば、命はないと……私の大切な人も殺すって……」

俺とノワールは顔を見合わせた。そんな馬鹿な。

「本当なの??」

犀川は泣きながら頷いた。

「山下組の奴らが、私を拐って……電話からは、総理の声も聞こえたの。『しばらくそこで軟禁しろ』って……」

50-賢さ(17)×2=16以上で成功

01…失敗

「まさか、本当に武藤総理が??はめたのか、俺たちを」

65-ノワール賢さ(26)×2=13以上で成功

※クリティカル

「サイファー、そんなわけないでしょ。……大体分かったわ。
山下組を使って騙らせたのね。声真似なんて、誰にでもできるし。
そして、憎悪を武藤総理に向けさせるだけ向けさせる。その上でここに同僚二人が助けに入れば、立派な鉄砲玉の出来上がり、ってわけね。後は引き金を引いてあげればいい」

ノワールは肩をすくめた。どうも思考が単純になりすぎていたようだ。

「何変なこと言ってるの??あなたたち、助けに来たわけじゃ……」

「助けに来たのは正解。でも理由は全然違うわ。むしろ逆」

ノワールは犀川の頭に手を乗せた。

65-知力(32)=33以上で成功
(地上ペナルティあり)

※81…成功

しばらくすると、犀川はふらふらとなり、そしてその場に倒れた。

「これで彼女はしばらく眠ったままね。……でも妙ね。ここ本当にアジトなのかしら」

マルコが何やら集中している。

……

65-マルコ知力(23)×2=19以上で成功

※クリティカル

「……やっぱりですね。ここはあくまでカモフラージュ。本命はこの脇の小屋です。
マエザキさんの所のように、地下へと続くエレベーターがあります。その終点に、5人。うち2人は只者じゃないです。恐らくは、これがロックとエリカでしょう」

「5人?少し多いような」

「どうでしょうね。とにかく小屋に行きましょう」

ミドルに促され、駆け足で古民家の隣にある小屋へと向かう。もしアサマヤマの研究所のようなセキュリティなら、入るのは難しいはずだが……

01~30 サイレンが鳴り響く
31~80 ダメ、やっぱり無理
81~90 誰か、来る!
91~99 あれれ?

失礼しました。頭が寝ているようです。

着くや否や、カレンは小屋の解錠を試みた。しかし、静かに首を振る。

「やっぱり……セキュリティが固すぎる。私の乏しい知識じゃ難しいわ。
どうする?逃げようと思えば逃げられるけど」

1 下の車を使い逃げる
2 誰かが地上に来たところを叩く
3 もう一度解錠を試みる
4 自由安価

明日1130以降の再開です。それまでの多数決で決めます。
考察不要ですが、あった方がありがたいです。

やはり考察ありに切り替えます。

再開します。

半分眠りながら書いていたので、粗が酷いですね……
>>283を一旦リテイクします。小屋に近づいたら、最初にやるべきは監視カメラの有無のチェックであるはずです。

※クリティカル

「……やっぱりですね。ここはあくまでカモフラージュ。本命はこの脇の小屋です。
マエザキさんの所のように、地下へと続くエレベーターがあります。その終点に、5人。うち2人は、凄まじい魔力を秘めています。恐らくは、これがロックとエリカでしょう」

「ということは、ここは何のために?」

「多分、誰かが迷い込んでも怪しまれない、というのが一つ。あとは……小屋の地下は、機密事項なのかもしれないですね」

マルコは上を見渡した。

70以上で監視カメラなし

※監視カメラはここにはなし

「ここには監視カメラはなさそうですね。……それだけ、このガラスの檻で十分と考えたんでしょうか」

よく見ると、「檻」内部には色々な機器がある。その一部から出ている管は、犀川に繋がっていた。
彼女の身体に何か異常があれば、これで察知する仕組みなのかもしれない。

「ただ、ここに監視カメラがないとしても、小屋にないとは考えにくいわ。マエザキ先生の所ですらそうだもの。
手としては、強行して入口を突破するか。それとも、小屋近くで張って、誰かが出てきたところを叩くか。……安全なのは、後者かしら」

「カレンちゃんの言う通りだね。とりあえず、やってみようか」

俺たちは二手に分かれた。俺とノワールが小屋から少し離れた竹林。マルコとカレンが、民家の庭の木陰だ。どちらも、小屋に監視カメラがあってもまず映されることはない距離だ。

……

01~25 5人が現れた
26~40 出てこない
41~90 男二人組が現れた
91~99 若い男女が現れた

しばらく待つと、若い男女の二人組が小屋から現れた。男は身長170センメド、女……いや少女か?……はノワールよりわずかに大きい程度だ。

男は緑色の髪を靡かせている。眼光は鋭く、隙がない。少女は栗色の髪をかきあげている。こちらは、どこか感情に乏しい。

一つ言えそうなのは、彼らが只者ではないという事実だ。恐らくは、彼らがロックとエリカだろう。
だが、まだ彼らは俺たちに気付いていない。事前にノワールがかけた、隠密魔法の効果があるからなのだろうか?

誰かが出たらノワールが魔法で攻撃し、怯んだ所を後方からカレンが狙撃するという手筈だ。
ここで彼らを仕留められれば、石上をかなり追い詰めることができるはずだ。

「ノワール、頼む」

彼女は頷くと、ロッドを二人に向けた。

※50以上で不意討ち

※クリティカル、不意討ちの上にノワールの地獄嵐強制成功

少し休憩。

二人は何かを警戒している。侵入者の存在に気付いたのか、あるいは犀川が眠ったのを異変と捉えているのか。
しかし、俺たちに背を向けたのは失策だ。黒い巨大な「光条」が、二人を襲う!!

ダメージ
(コンマ下1、2一桁×10+知力(32)×8+
285)×4(ロック)

(コンマ下3、4一桁×10+知力(32)×8+
285)×4(エリカ)

ロック
ダメージ 9776
残りHP 5224

エリカ
ダメージ 9536
残りHP 464

※エリカの暴走判定 50以下で暴走、ただし不意討ち及び恐慌は続行

※暴走せず、エリカを狙えば死亡は確定

「キャアアアっっ!!?」

二人はノワールの魔法を受け、全身を痙攣させた。……これはいつもの「暗黒の嵐」ではない??

少女の方は、肌のあちこちが黒く変色したまま立ち尽くしている。彼女を狙えば、確実に殺せるだろう。
だが、もう一人は僅かに動こうとしている。こちらに向き切る前に……斬る!

俺は居合いの要領で抜刀し、刀を横に薙いだ。白い刃の残像が、男に向かうのが見える。

ダメージ
(コンマ下一桁×7+筋力(25)×7+160)×16

ダメージ 16752

※ロックの暴走判定 85以下で暴走、ただし不意討ち及び恐慌は続行
※86以上で戦闘終了

※暴走、ダメージは持ち越し

夜に再開します。

朦朧もあるよね

>>322
残ってますね。運が良ければこのまま押しきれるでしょう。

ぶっちゃけ>>302が全てです。
不意討ち時のボーナスは高いので、ここにさらにクリティカルが絡んだらこうなります。

再開します。その前に。

朦朧について。これはやらかしてますね……接近戦では刀の重みと籠手が発する震動で朦朧が発生するというロジックがありましたが、遠距離ではそれは通用しません。
大変申し訳ないのですが、遠距離での朦朧発動はなしとします。ただ、クリティカルは連撃発動なのでどちらにせよ追加攻撃は発生します。
(ただ、不意討ちボーナスはなし)

でも恐慌中って不意打ち扱いになってなかったっけ。記憶違いならごめん

>>329
一回限りではない盲目効果ですので、不意討ちではないですね。

前作14スレ目

682: ◆QlCglYLW8I [saga]
ダメージ 1106
ニャルラトホテップ残りHP 2374

※恐慌発生
※ニャルラトホテップのリジェネはニャルラトホテップの攻撃ごとに発生します

二本の矢は立て続けに男に当たった。すると男は、急に頭を抱えて苦しみ始める!ライラはニヤリと笑う。

「お師匠の奥義、『地獄嵐』。脳内で荒れ狂う苦痛の嵐、耐えきれないよね?
……ミドル!今だよ!!」

「分かってますって!!」

ダメージ
(コンマ下一桁×7+知力(28)×7-10)×4.5

※恐慌中なので不意討ち扱い


恐慌が続行ならボーナス乗らない?

「飛ぶ斬撃」は、男の上半身と下半身を一太刀で両断した。上半身は地面に倒れ、下半身から血が……吹き出さない??

これは、以前似た光景を見たことがある。エチゴがエイリークに一刀両断された時だ。
あの時はしばらくしてエチゴは再起したが、こいつは……

「おおおおぉぉぉぉ……」

唸り声をあげ、男は腕で上半身を持ち上げようとする。しかし、まだ戦闘態勢は取れていない。
やるなら今しかない!俺は手首を捻り、刀を上から下へと振り下ろす!

ダメージ
(コンマ下一桁×7+筋力(25)×7+知力(20)×6+160)×4

※上のダメージは誤りです。22512が正しいダメージです。
※暴走(一族化)によりロックのHPが跳ね上がっています。オーバーキル分を加味しHPが35000回復、現状のHPは17712です。

>>331
あ、本当ですね……。失礼しました。そうであればそれに準拠します。

まぁ恐慌は維持判定きついしいいんじゃん?

※絆効果によりクリティカル、戦闘終了??

もう一度の斬撃が、男に向け飛ぶ。それは残った上半身を縦に両断した。

「あ……あぁぁ……」

それだけ言って、男は動かなくなった。残ったのは、立ち尽くす女だけだ。

「……やったか?」

刀を構えながら、俺は二人の元に近付く。女はどさり、と前のめりに倒れた。……まだ辛うじて息はある。
男は……これだけされれば、もはや息はないだろう。俺は念のためにと、真っ二つになった男の顔を覗き込む。

※40以下で?????

※クローンではなく本体

男は苦悶の表情を浮かべたまま、動かなくなっていた。そこに生命の光はない。

「サイファーさん!終わったんですか!?」

マルコとカレンが、向こう側から出てきた。俺は刀を鞘に納める。

「ああ。……自分でも驚いている。これが本当の『村正』なんだな」

「サイファーさんもそうですけど、ノワールさん。……あの魔法は?」

カレンが驚いたように訊く。

「あー、何だかオルディニウムの魔力に触れて以来、色々できるようになっちゃって。
前から使っている『暗黒の嵐』の強化版みたいなものかな。昔『魔道大全』で読んだ『地獄嵐』みたい。
……ただ、運は良かったね。完全にこっちに気付いてなかったから。
男はサイファーがばっさりやっちゃったけど、女の子の方はギリギリ生きてるね。どうする?」

1 止めを刺す
2 とりあえず持ち物を漁る
3 古民家に連れていき、捕縛した上で少しだけ回復させる
4 その他自由安価

※安価下5多数決、考察不要

「とりあえず持ち物を漁ってみるか。地下に行く方法があると考えるのが普通だしな。
あるいは、もっと別の何かが見つかるかもしれない」

俺とマルコは男の死骸を、ノワールとカレンは女の衣服を調べた。

01~25 何もなし
26~65 IDカード発見
66~85 IDカード+ペンダント発見
86~99 上に加えて有用アイテム(再判定)

「……目ぼしいのはカードだけだな。後は武器も何もなし、か」

「カードは多分、地下に向かうのに必要なIDカードですね。武器がなかったのは……『超能力』とやらがメインだったからでしょうか」

男――カレンによると、彼が「ロック」であるのは疑いないという――は、クリムゾンの適合者だったという。
クリムゾンを携帯していなかったのは、単に手持ちになかったからなのか。
それとも、古民家の様子を見に行く程度なら必要ないと油断していたからなのか。

「よく分からないな。それに電話も持っていない」

とにかく、地下に行ける状況にはなった。マルコによれば、まだ地下に3人いるらしい。

1 一度エリカを連れて古民家に戻る
2 エリカに止めを刺して一度古民家に戻る
3 エリカに止めを刺し、地下に向かう
4 意識を失ったままのエリカを連れて地下に向かう
5 その他自由安価 

※安価下5多数決、考察不要

352の取り扱いが難しいですが、一応決戦投票にします。

未来予知か、止めを刺すかを選択してください。

安価下5多数決、考察不要

未来視って1日に回数制限設けるとかした方が良く無いか?多数決がとりあえず未来視のワンパターンになる気が

俺は考えた。ここでこの少女を殺すのは容易い。ただ、安易にも過ぎる。
そう簡単に口は割らないだろう。マエザキの所に運ぶ余裕もない。

……とすれば。

「ノワール、彼女の未来を読んでくれ。何か情報が得られるかもしれない」

「……えっ?……でも、どこまでできるか分からないよ」

「構わない、数日先程度でいい。もしここで回復させた場合、どうなるか知っておきたい」

……

01~25 未来が読めないね
26~40 回復させたら、暴走したね……
41~70 反抗した後、マエザキさんの所にいるね。治療と検査を受けているみたい
71~90 動かないね。その後はマエザキさんの所で治療を受けたみたい
91~99 ??????????

>>360
そうですね。大いに検討します。

「……未来が読めないね。多分、私が与えた傷は致命傷なんだと思う。
……この子には可哀想だけど、ここで死なせてあげた方が苦しみは少ないだろうね」

ノワールが沈痛な面持ちで言う。俺は静かに、彼女に向かって頷いた。

「すまない、多分顔がきれいなまま命を断てるのは、お前だけだ」

「……ごめんね、恨みはないけど」

ノワールはそう言うと、彼女の頭を暗黒の球で包み込んだ。
しばらくしてそれが解除されると、少女の顔からは、完全に血の気が引いていた。

「さて、これでイシガミの有力な手駒はとりあえずなくなった。サイカワも、こちらの手の内だ。
明日起こるはずの悲劇を起こせる奴は、もういない。
……問題は、ここからどうするかだ。地下に行くか、どうか」

「そうだね。ただ、サイカワって子の様子は一応見ていた方がいいよ。
下に行くなら二人。残りは、彼女を見ておくのがいいと思う」

1 二手に分かれて地下に向かう(誰と誰が行くか指定)
2 サイカワを確保し、上里SAに向かう
3 自由安価

※安価下5多数決、考察不要
 

上げます。

決戦投票です。1(サイファーとカレン)か2のどちらかを選択してください。

安価下5多数決、考察不要

2で決定します。今日はここまで。


未来視はどんな具合にするべきなのか。正直なところとりあえず使いたくなる感ある

>>382
1日1回の限定運用にします。使い所を悩んでいただいた方がいいかなと。
今回のように完全に空振りする可能性もありますし。

再開します。

一応言いますが、未来視により「起きうる可能性が高い未来を回避できる」のは相当大きな利点です。
悪い未来が出たとしても、その後の安価選択次第では好転するのも可能です。

「いや、ここで深入りはやめておこう。『人』の戦力は大きく削れても、機械兵がいたら厄介だ。
地下の奴に気付かれる前に逃げてしまおう」

「それも手ですね。……とその前に、彼らの遺体、どうします?」

ノワールが手に火球を作った。

「これで燃やしてあげよう。埋める暇はなさそうだし」

※50以上で何かを発見

※発見物なし

ノワールはそっと火球を彼らに移した。ボッと、小さな火柱がそこに上がる。

「……悪いな。じゃあ、行くか」

古民家に戻ると……

01~20 サイカワが消えている?
21~50 サイカワが起きている
51~99 サイカワはまだ寝ている

※偶奇判定です。

奇数 あなたたち……何をしたの
偶数 ?????????

コンマ下3

(399は無効ですが、結果は変わりません)

古民家に戻ると、サイカワはまだ寝ていた。俺はそのことに安堵しつつ、彼女をどうやって運ぶべきかを考えていた。
下までは俺が抱えていくとしても、その後が問題だ。下にあった車を使う?
しかし、どうやって動かす?カレンなら何とかなるかも……と思っていたその次の瞬間。

ガタッ

古民家の入り口から何かの物音がした。……一気に緊張が走る。
地下からの追っ手?こんなに早く来るものか?
あるいは……別の新手か。

「俺が様子を見に行く。……そこで待っていてくれ」

俺は鞘に手をかけ、いつでも抜刀できるようにした。じりじりと玄関へと動く。
誰かが家に上がった音が聞こえた。気配を殺しているようだ。間違いなく、訓練を受けた者の身のこなしだ。
それは少しずつ近づいている。柄を握る右手に力を込めたその時。

「……誰かいるのか」

声は向こうからかけてきた。「エイゴ」という言葉――俺たちにも分かる言葉だ。

俺は……

1 返事をする
2 返事をしない

※安価下3多数決、考察不要
(00偶数である点を留意してください)

>>399は何で無効?ルール把握しきれてないかもしれないので教えてもらえると助かります

>>408
10秒以内のコンマは無効というルールになっております。
399は9秒なので、ギリギリですが無効です。面倒かもしれませんが、ご了承ください。

「貴様こそ何者だ」

俺は意識を研ぎ澄まして言った。数秒の後、廊下の角から男が銃を構えて現われた。
髪は短い金髪で、顎には無精髭が生えている。

「……そう言われて答える人間がいるか?……軍人か、しかもジャパニーズカタナを持っているとは、珍妙だな」

「軍人は当たりだ。……珍妙と言われれば、仕方ないな。
……あんた、この国の人間じゃないな。『アメリカ』という国の人間に見える」

男の目から、僅かに驚きの色が見えた。

「……言い方が変だな。てっきりクエルボの遣わした奴と思ったが。
イシガミの一派じゃないのか」

「それはこっちの台詞だ。……何者だ?」

男はふうと溜め息をついた。

「どうも敵ではなさそうだな。ただ、念のためだ。お前から名乗れ」

「俺は、サイファー・コット。……信じるか信じないかは勝手だが、この世界の人間ではない。
説明は長くなるが、イシガミのアジトがここにあると聞いた。こっちの政府の命で、ここに囚われているある人物を救出しに来た」

男が「何っ?」と声を上げた。

「レム・サイカワか。となると、お前はミスター・ムトウの側の人間。
しかも……ひょっとすると、ネーロ・オルランドゥも一枚噛んでいるな。奇遇にもほどがある」

男は苦笑し、銃を懐にしまった。もはや男から敵意はない。

※男の名前を決めてください。安価下3までで、コンマの高いものを採用します。
(プレイアブル濃厚キャラです)

(399さん、申し訳ありません。こちらのブラウザの不具合のようです。大変失礼しました)

「俺の名はトニー・フッド。トニーでいい。伝わるか自信はないが、元CIAでブラントのおっさんの下で色々やってた。
今はフリーで何でも屋をやってる。まあ、基本ブラントのおっさんの指示ばかりだがな」

男は手を差し伸べてきた。俺は戸惑いながら、それを握る。

「ブラントというと、『アメリカ』という国の前のトップか」

「ああ。でっち上げのスキャンダルで弾劾され、今は隠遁生活……と表向きはなってる。
厳重な監視下だから、ムトウ総理やネーロのおっさんにヘルプも頼めねえ。
だが、限られた状況下で何とかしようと色々やってるってわけだ。その駒が、俺ってわけだな」

「それにしても、何故ここに?」

トニーと名乗った男はにやりと笑った。

「まあ、蛇の道は蛇だ。ムトウ総理暗殺にサイカワって女を使うらしいことは、裏ルートで仕入れてた。
後はアジト探しだが苦労したぜ。ヤマシタグミを使うらしいと知って、その幹部二人がこっちに行ったのを何とか掴んでな。
それを追ったら、お前さんたちが先回りしてたってわけだな」

驚くのはこちらの番だった。クーデター阻止に独自に動いていた勢力がいたとは。

「お前のような奴がいたとは、ムトウ総理もレンタロウも、それについては少しも教えてくれなかったぞ」

「そりゃそうさ。極力フリーでやらねえと、万一の時ブラントのおっさんの命が危ねえからな。
だから、お偉いさんには一切タッチしてなかったわけだ。
まあ、ムトウ総理も異世界から来ているお前さんたちを使っている辺り、似たようなものだが」

「ネーロさんには会ったことが?」

「ああ、ブラントのおっさんが大統領の時、2、3度な。死にそうな感じだったが、今でも生きているのか?」

俺は頷いた。トニーの表情が、少し柔らかくなった。

「そいつは幸いだ。一つ、借りがあるもんでね……」

##############

トニーの登場に皆驚いていたようだ。特にカレンは「『あの』トニー・フッド??」と仰天していた。
どうやら、その筋では有名な存在であるらしい。
一通り状況を軽く説明すると、トニーが口を開いた。

「さて、サイカワの嬢ちゃんを運ばなきゃだな。
俺は車で来たが、それを使うか?少し狭いかもだが、我慢してくれ」

サイカワを肩に抱え、トニーについていくとそこには銀色の流線形の車があった。

「そこのねーちゃんは日本人だろ?助手席で道案内してくれ。俺も日本は不慣れなんだ。
後は、狭いが4人後部座席に。そこのちびっこは、サイファーとかいうあんちゃんに抱っこでもされてな」

ノワールがむっとした表情になったが、トニーはそれに構わず車に乗り込む。

「じゃあ行くぜ。……俺も注意するが、追っ手には気を付けな」

ギュルルルという摩擦音と共に、車は急発進した。

……

35以下で追っ手登場

※追っ手なし

車はチチブからナガトロという場所に差し掛かった。後ろからは追っ手らしい車は来ていない。
しかし、車がいっぱいでろくに動かない。急がねばならないのだが……。

「まあ、観光シーズンだから仕方ないですが……。でも異変に気付かれて検問かけられたらたまりませんよ?
逃げ道もないですし」

カレンの言葉にトニーは「ふむ」と言うと、いきなり脇道に逸れた。

「目的地はウエサト、だったな。少々遠回りになるが、こっちの方が結果的には近い」

車は山道に向かって行く。むしろ元に戻っている気もするが……。

「そうか、県道を使うルートなら渋滞の心配は薄れますね。検問も花園近辺でしょうし……」

それにしても、トニーの運転は荒い。山道であろうがお構いなく追い抜きをかけてくる。それも猛スピードで。
ノワールは相当気持ち悪そうだ。「もう少しゆっくりでもいいんじゃないの……」と愚痴をこぼしている。

「わりいな、でもあんたら『ロック』と『エリカ』をやっちまったんだろ?
イシガミは間違いなく尻に火が付いた状態のはずだ。なりふり構わず、下手人を探しにくるぜ。
あんたらがどれだけ力量があっても、法律と数を盾にされたらたまらねえぞ。逃げ切るなら、今しかねえ」

※60以下で犀川の意識が戻る

※犀川まだ寝ている

犀川はまだ眠りの中にいる。これだけの荒い運転でも起きないというのは、余程ノワールの魔法が効いているのだろう。

#############

車はやがて平地に出た。少し道は混んでいるが、さほどの障害はない。

「もうそろそろウエサトだな。サービスエリアの下に付ければいいんだったな」

「ああ。本当に恩に着る。カレン、ナージャに連絡は?」

「はい、じきに準備ができるそうです。電話をワン切りして、それを『ゲート』を開く合図にします。
……トニーさん、あなたはどうします?私たちと一緒に来て下さるといいのですが」

※50以上で来る

※トニーも同行

「まあ、車を乗り捨てるのは仕方ねえな。コスギカイの奴らには、後で言っておく。
元々足のつかない車だしな」

トニーが肩をすくめて苦笑した。

やがてウエサトサービスエリアが見えた。ここでナージャと合流すれば、とりあえず一息つける。

※20以下で追加イベント

※クリティカル、後でトニーからアイテム入手

今日はここまで。

なお、新キャラのトニーですが37歳男性、未婚です。
能力的には滝に近いものがあります。(より手数重視、魅力技能多数)
一匹狼のエージェントで、サイファーたちの世界に連れていくことは可能です。
(むしろ本人がそれを望むかもしれません)

00奇数じゃなくてほんとヨカッタネ

銃使いだよな?
普通にスナイパーかな?

一応言い訳しますが、トニーはSL乗った時点で出る可能性がありました(99か00偶数なら即加入)。
まあ出ないままだろうなと思っていたわけですが。

>>429
犀川が一部始終を見ていたため、暴走確定でしたね。
現戦力なら何とかできたかもしれないですが、ダメージを負ったら怪獣よろしく市街に出るなんてこともあり得たので、
面倒な展開になっていた可能性もあります。

>>430
銃使いですが、接近戦もできます。むしろそっち寄りです。
パーティ加入は向こうに行ってからかもですね。

少し進めます。

あと、クリティカルの内容変更します。(アイテムを渡す動機が思い付かない)
犀川についての追加情報があります。

待ち合わせ場所には、既にナージャがいた。

「皆無事で何よりね。その子が、サイカワ?……って見たことない奴がいるんだけど」

「ネーロさんの知り合いらしい。大丈夫、味方だ。向こうで偶然会った」

ナージャは怪訝な顔で「ゲート」を開いた。

「悪いな、パイオツのおっきいねーちゃん。てか、ここを潜ると本当にマエザキのおっさんのとこに行けるのか?」

「ああ。とにかく急ごう、目立つといけない」

トニーは首を捻りながら、「ゲート」に入った。俺たちもそれに続く。

##########

「サイカワは、まだ寝たままですか」

アサマヤマの研究所に着いて30分ほどした後、俺はマエザキの部屋にいた。トニーもソファーに深く腰かけている。

「そうだ。今は人為的に眠らせている。精神浄化は、もう少ししたら始めるつもりだが。
……しかし、トニーがあそこに来るとはね。説明は聞いたが、今でも信じられん」

「ムトウ総理が噛んでるって時点で、おっさんもいるだろうとは思ってたが。5年ぶりぐらいか。連絡よこさず、悪かったな」

「……全く、不肖の弟子だ。ブラントは健勝かね」

「どうだろうな。最近はろくに会えてねえからな……。メッセージをやり取りするだけでえらい苦労してるよ」

そう言うと、金属の棒のようなものをトニーはくわえた。「最新式のタバコだ」というが、煙も何もないので奇妙に見える。

「……で、これで石上は明日凶行に出られなくなった。そういう理解でいいな?」

マエザキに俺は頷いた。

「サイカワはこちらが確保し、ロックとエリカは殺害しました。アジトの地下は調べてませんが、もう問題はないかと」

「……地下か。敢えて深入りしなかったらしいが、いたのは3人だった。それは確かだな」

トニーが厳しい表情で俺に目を向けた。

「ああ。それがどうかしたか」

「あそこにいたのは、ヤマシタグミの二人。そしてもう一人だ。問題は、このもう一人。
サイカワの暴走の引き金を引くのに必要な人物である可能性が、極めて高い」

「……それは確かなのか?」

トニーがふうっと息をついて答えた。

「コスギグミからの情報だがな。それは……」

01~20 彼女の父親だ
21~40 彼女の恋人だ
41~99 彼女の恋人だ、が……

「それは、彼女の恋人だ。が……どうにもキナ臭い。こいつ、警官だぞ」

「……何?」

トニーは呆れたように首を振った。

「つまり、全部この計画のために仕組まれていた可能性があるということだ。
もちろん、善意の第三者である可能性はある。計画にたまたま巻き込まれた、哀れな警官である可能性が、な。
だが、それよりはずっと、最初から仕込まれていたと考える方が自然だ」

「つまり、こういうことか?サイカワをロックとエリカが『救出』するが、その後囚われの『恋人』をヤマシタグミに殺害……あるいはそれを偽装させ、それを何かの手段で見せる、と?」

「恐らくな。この世界じゃリアルタイムで離れた出来事を動画でやりとりできるんだ。だから、殺人偽装なんて容易い。
まして、オルディニウムの照射で正気を失いかけた奴なら、茶番でも簡単に引っ掛かるって寸法だ。
まあ、イシガミはなかなかエグいことを考える奴だな」

トニーの推測通りなら、完全にサイカワはモノとしか扱われていない。そのことに、俺は強い憤りを感じはじめていた。

「酷いものだな……だがそれなら、治療の上それを伝えれば……」

「どうだろうな。恋心が簡単に覚めるとも思えない。地下に行って奴を確保してみなかったのは、正直良し悪しだな」

確かにその判断は難しかった。行っていればイシガミに致命打を与えられたかもしれないが、こうして落ち着ける機会はなかったかもしれない。

「とにかく、だ。まずはサイカワ君の治療をしないと始まらない。今から行うが、来るかね?」

俺は小さく頷いた。

##########

※治療結果は……

01~20 ???????
21~50 まだ影響がある
51~75 やや影響がある
76~99 問題なし

中断します。

再開します。

サイカワの治療は、ローマンの時のような事もなく、淡々と進んだ。電流を流された時の苦悶の表情は、相変わらず見るに耐えないものだったが。
「後は、起きてみないと分からない」とはマエザキの言葉だ。ただ「ローマン君やフレール君よりは、汚染は進んでいないようだ」とも付け加えていたが。

処置から1時間後、マエザキに呼ばれた。サイカワが目覚めたという。
大人数で押し掛けるのも問題だろう、ということで俺とトニーが行くことになった。

病室の彼女は、拘束衣を着させられてはいたが抵抗する様子もなく、ぼんやりと天井を見ていた。
マエザキが穏やかに話しかける。

「キツい格好をさせてすまないね。問題がなければすぐにでも解放したいが、まだ処置から間もないのでな。気分はどうかね?」

「……最悪……と言いたいけど、頭はスッキリした。変な声も消えたし。
あなたたち、武藤の部下じゃないの?日本人でもないみたいだし」

視線は天井に向いたままだ。俺は少し考え、口を開いた。

「半分正しく、半分間違っている。一つ言えるのは、俺は君の味方だ、ということだ。決して、危害は加えない」

「……そう」

そう言うと、彼女は黙った。右目からそっと一筋、光るものが流れる。

「……恋人のことを考えているのか」

「……あなたたちが拐ったんでしょ?何を白々しい……」

サイカワは悔しそうに天井を見つめながら泣いている。俺はそれに少し心を痛めながら、告げた。

「拐ったのは、俺たちじゃない。イシガミの部下……君の同僚だ。あるいは、彼らがヤクザとやらにさせたことだ。
その事は、天地神明に誓って言える」

「そもそもな、嬢ちゃん。あんたの敵が、あんたを治療するかい?とっとと消せばいいだけだ。
それだけでも、俺らがあんたの敵でないのは分かるだろ」

トニーが苦笑しながら言う。

※55-魅力(16)=39以上で成功

(犀川は英語話せるんか?)

※84…成功

>>449
初対面で喋っていますね。通訳を入れるのが自然なのですが、一度走ってしまったのでこのままにしておきます。

「……確かに、そうね」

サイカワはポツリと呟いた。

「いきなり信じろと言われても、納得はいかないだろう。だが、君はあのままだと恐らくは――いや、確実に死んでいた。
それも、周りを巻き込む形で、だ。『殺せ』と絶え間なく、頭で響いていただろう?俺も一度はそうなったから分かる。
そうなったのがいつからか、冷静に思い返してみるといい。……君の本当の敵が誰か、分かるはずだ」

……

55-魅力(16)=39以上で成功、ただし、完全成功には80以上が必要

※魅惑の眼差し発動

「……嘘よ。石上副総理が敵だなんて……。
もしそうなら、答えてよ。あの人は……天彦さんはどこなの?」

俺はトニーと顔を見合わせた。

「アマヒコ、というのが彼女の恋人でいいのか」

「ああ。アマヒコ・ヤクシジ。……警官、それも公安だな。
ねーちゃん……いや、ミス・サイカワ。あんたの素性は洗ってある。T大法学部を優秀な成績で卒業後、キャリアとして警察庁に入庁。そして、入庁2年で『特強』に配属。
付き合い始めたのはその頃からだな。大学の先輩……で良かったかな?」

トニーにサイカワは戸惑ったような視線を向ける。

「……どうしてそこまで」

「まあ、世の中にゃ色々物事を知る方法があるってことだ。覚えときな、エリートのねーちゃん。
そして、世の中には何事にも、表と裏がある」

トニーの眼光が鋭くなった。

「あんた、ヤクシジの裏の顔は知ってたか?公安にいるということは、もちろん知っていたはずだ。
今まで一度も、奴の行動に疑問を抱かなかったと言えるか?」

※30以上でトニーの魅惑の眼差し消費せず

※魅惑の眼差し消費せず

「……そ、そんな……」

サイカワの表情に、動揺の色が見えた。トニーはニヤリと笑う。

「だろう?妙にドタキャンが多かったりしたはずだ。そして、姿を消した時も。
不自然な出張がなかったか?あんたは公安だからと、疑念を圧し殺していたはずだ。
さらに言えば、オルディニウムの照射であんたは冷静に判断できる正気も失いつつあった。
大方、照射は『特強』では必要なことだと言い含められていたのだろうな。あんた以外は、皆適合者か、それに準ずる存在だったからな」

「……嘘。嘘よ!!そんなはずはないっ!!証拠はどこにあるの??」

トニーは懐から一枚の写真を取り出した。……男二人が、何か話している写真だ。
片方の男には見覚えがある。……一度、研究所を襲った男だ。

「右があんたの彼氏。左はヤマシタグミのワカガシラ、チクマだ。これ以上は分かってないが、あんたの彼氏を拐ったはずのヤマシタグミと、あんたの彼氏は親しい関係にあったようだな」

50以上でイベント継続

※イベント継続

サイカワの身体が、ガタガタと震え始めた。目からは涙が溢れている。

「……嘘よ……そんな……騙されていたの、私……」

「生憎な。詳しい説明は、あんたが落ち着いたらマエザキのおっさんが説明するだろうが……あんた、『爆弾』に使われる所だったんだぜ。総理暗殺のための、な。
そうならずに済んだだけ、良しとしとこうや。……しばらく、考えときな」

トニーは「よっと」と声をあげて立ち上がった。

「おい、行くのか?」

「ああ。経験上、一人にしといた方がいい。おっさん、落ち着いたらオルディニウムについて説明してやってくれ」

マエザキは溜め息をついた。

「仕方ないな。相変わらず師匠使いの荒い男だ」

俺たちはすすり泣く彼女を残し、部屋を出た。

「これでイシガミの情報は、ある程度は入るはずだ。まあ、下っ端キャリアにどこまで教えているかは分からんが、もう一つの拠点ぐらいは知っているかもな」

「もう一つの拠点?」

トニーが頷く。

「そっちがイシガミとタケシタの拠点だ。多分、都内のどこかだと踏んでる。こっちは俺でも割り出せなかった。
まあ、2時間かそこら時間を置いてから、もう一度話を聞くかね。俺はとりあえず、晩飯前にネーロのおっさんの所にでも行ってるよ」

トニーはそう言うと、手をヒラヒラさせて去っていった。

残された俺は……

1 ノワールの部屋に行く
2 カレンの部屋に行く
3 マルコの部屋に行く
4 マエザキの部屋に行く
5 ネーロの部屋に行く
6 フレールの部屋に行く
7 ローマンの部屋に行く
8 上の鉱石の部屋に行く
9 ナージャの様子を見る

安価下7多数決、考察不要

※選択肢は多いですが、重要度はさほどではありません。お気軽にどうぞ。

2

ところでノワールの未来予知の使用回数制限に関しては作中では何か説明つけるんです?

>>466
もちろん付けます。

俺はフレールの部屋に向かった。アミールもそうだが、イシガミも大概な外道と言えた。
奴に今日の顛末を伝え、どう思うかは聞きたかった。正気を取り戻した奴なら、あるいは……

俺はノックをする。

「入るぞ」

※10以下で……

※特に何もなし

「サイファーか」

フレールはベッドから身体を起こし、ブックスタンドに何かの本を置いて読んでいた。

「何の本だ」

「この世界の歴史書だ。面白いものだな、細かい単語の違いはあれど、文法も文字もほぼ同じだ」

奴は静かにページをめくる。俺はベッドそばの丸椅子に座る。

「確かに。こうして見ると、俺たちの世界の過去がこの世界だと言われても納得はできる。で、感想は」

「俺たちの世界の方が随分と平和だったというのは間違いないな。資源がなかったからか、世界が狭いからなのかは知らないが、大体は三家の協調で決着がついていた。
その協調が、ああいう形で崩れるというのも皮肉なものだが。
逆に、あれだけ戦争があってこれだけの文明があるこの世界にも驚いているがな」

「なるほどな。……しかし、かなり危うい均衡で成り立っているのも確かだ。
アミールが組んでいるイシガミという男。この国をクーデタで乗っ取ろうとしているらしい」

フレールがページをめくる手は止まらない。

「そうか。……愚かなものだな」

「そこにオルディニウムが噛んでいる、と知っても無関心でいられるか?」

「……アミールの関与だな」

俺は頷いた。

「この世界から俺たちの世界に対する関与は知っている。機械兵の融通に、イシガミの部下の派遣だ。
だが、逆はどうなのか?オルランドゥの技術があったにせよ、奴はあまりにオルディニウムを使っている。
実のところ、クーデタもオルディニウムで女を暴走させ、それをオルディニウムで強化した兵士で鎮圧させるというものだった。女は保護し、兵士は殺害したがな。
俺の読みでは、アミールからの技術供与もあったと踏んでいる。……違うか?」

01~30 知らない
31~60 僅かだが
61~80 多少は
81~99 ?????????

「……アミールは、指輪を手にした当初から時々どこかに消えることがあった。多分、既にこの世界について知っていたのだろう。
タケシタらが来たのは比較的最近だったが、相互に技術供与が行われていたと考えるのが自然だ。
……ただ、解せない点もいくつかある。まず、クリムゾンの存在だ。あれはアミールが指輪を手にする前に既に開発されていたらしい。
タケシタが一種の狂人であり天才なのは聞き及んではいたが、あまりにオルディニウムを『上手く使いすぎている』。
第2に、誰がアミールをイシガミと引き合わせたかだ。いかにアミールと言えど、自力で一国の権力者に短時間で食い込めるものだろうか?
……俺が直接アミールに問いただしたいと思っているのは、その点も含めてだ。奴の真意が、どうにも読めていない」

そう言うと、フレールは考え込んでしまった。

……

90以上でフレールが自力で気付く(コンマ下)
55-賢さ(17)=38以上でサイファー質問(コンマ下2)

※フレールは自力で気付かない
※サイファーからの質問もなし

確かに、よく考えてみると不自然な点は多々ある。アミールが急に「世界の救済」を叫び始めた点。イシガミとの接点。クリムゾンの存在。
何かが引っ掛かる。しかし、その何かの正体は、分からずじまいだ。

「……とにかく、だ。俺はお前に協力者になって欲しいと思っている。左手はなくなったが、まだ剣は振るえるんだろ?
……頼まれてくれるか」

※55-魅力(16)=39以上で成功、ただし80以下なら時間がかかる

※加入までは要時間

「分かった。……と言いたいが、そう簡単でもない。多少の鍛練が必要だ。
それに、俺ができることが何か、気持ちを整理する時間も欲しい。少し待ってくれ」

「ありがとう、恩に着るよ」

俺は笑って右手を差し出した。残った手で、フレールもそれを握る。
失った友人が、また戻ってきた。それが俺の胸を熱くさせた。

※まだ時間は残っています。この後どうするかを自由安価で決めます。
フレールに追加で質問するもよし、別の部屋に行くもよしです。ひとまず0000までで募集します。

※適切なものを選ばなければいけないというものではありません。お気軽にどうぞ。

>>488
それは元の世界に帰ってからじゃないと結論出せないと思う。
というか、ブレイズが同席してないと解決手段とか出てこないんじゃないか?

上げます。

>>489
今のうちから話す分には自由です。実際どうなるかは別として。

とりあえず有力なのは

1 カレンの部屋に行く
2 マエザキの部屋に行き義手の相談

どちらかを多数決とします。考察不要です。

0900ぐらいまでです。

そもそも具体的にどれくらい時間残ってるん?

>>499
1時間ぐらいですね。ですので、場合によっては1、2両方できるかもしれません。

2で決定します。再開は昼。
なお、ある程度融通は利かせます。

少し進めます。

俺は部屋を出ようとして、ふと立ち止まった。

「ところで、その左腕。……大丈夫か」

「まだ疼痛はあるが、マエザキによれば傷口に特に問題はないらしい。不便だが、そのうち慣れるだろう」

フレールがふっと笑った。

「義手とかは、望まないのか。この世界の技術なら、見た目だけではない義手も作れそうだが」

俺たちの世界にも義手や義足はある。だが、それは見た目を取り繕うものばかりだ。
魔力を関知して動く特注品がないわけではないが、とてつもなく高価らしい。王家との縁が恐らくは切れるであろうフレールが手にできるものでは、恐らくはない。

01~10 いや、必要ない
11~80 あると助かるがな
81~99 それは考えてはいた

「それは考えていた。……作ろうというのか?」

「ああ。マエザキさんの所で相談してみるつもりだったが、来るか?」

フレールはベッドから降りた。

「ベッドで読書にも飽きていた所だ。行くだけ行こう」

##########

「義手の相談かね。なるほど」

マエザキにフレールの左腕の話をすると、彼はしばらく考えた。

「クオリティ・オブ・ライフの観点からは、義手は確かに必要だ。もとより考えていなかったわけではない。
だが、どの程度の機能が要求されるか、だ。……」

01~60 ある程度まで動く義手なら作れるが……
61~90 戦闘に耐える義手か……
91~99 実は……

「ある程度まで動く義手なら作れるが……戦闘に耐えるものはないぞ?逆に、戦闘用に刃や銃を仕込む手もあるが、両方は無理だ。
君が戦闘に参加したいというなら、日常生活の不便さを我慢して戦闘用の義手を選ぶしかないな」

マエザキは渋い顔だ。

「その件だが……私に考えがある。魔力を使うのはどうか?
ここのオルディニウムは無害化されていると聞いた。これを動力と意志の媒介としてごく少量使う。
あるいは、同位体のアンバライトでもいい。ここの機械技術と合わせてなら、ある程度のものは作れると踏んだが?」

……

01~20 オルディニウムは無理だ、アンバライトにしても……
21~50 アンバライトなら……だが
51~75 できるかどうか、だな
76~99 その手があるか 

マエザキの表情が変わった。

「なるほど、その手があるか!だが、無害化されているとはいえど、オルディニウムがある物を終日身に付けているのには、ある程度のリスクを伴うかもしれん。
開発班に打診してみるが、時間はそれなりにかかるぞ。……」

01~20 ざっと半年だ
21~40 3か月だ
41~75 1ヶ月だ
76~85 2週間だ
86~99 1週間だ

「ざっと1ヶ月は見ておいた方がいい。それでもいいか?」

「己の鍛練の時間も考えれば、そんなものだろう。よろしく頼む」

マエザキは頷いた。

「では、早速発注しよう。君が向こうに行くにせよ、戻るにせよ、なるべく早く届けよう」

※1ヶ月後メドにフレールがプレイアブルとして加入します。
ただし、現状のままでは元の世界に戻った時に行動制限がつきます(指名手配対象のため)。
こちらの世界での行動には制限はありません。
※能力的には滝より若干下の剣士となります。魔法も使えることは使えます
※何かしらの特殊能力が義手にある可能性があります。

※40以上でカレンの部屋に行く余裕あり

※余裕あり

再開は夜です。

公式にはフレールは日本で死亡して死体の回収も出来なかった事にして、フレールが元の世界で活動する時はデモニカか何かで正体を隠すとかどうだろうか。

そういえば、みらいに乗ってたはずのサワダはどこに居るんだろうか。

>>528
義手が魔翌力依存だからDEMO装着時に機能しなくなる事だけ気がかりだけどどうだろうね。サイファー世界でフレールに動いてもらわないといけない明確な理由があれば悪くない案だと思うけど、それがないなら余計なリスクを負わない他の人に任せた方が良いような気もするね

>>528
沢田君はモブなので多分本省に戻ってます。再登場があるかはやや疑問ですが、あるとすればあるキャラとの絡みになります。

>>529
多分DEMOを着けていても動作すると思います。あくまで外の魔素を遮断するだけなので。

再開します(2040から1h休憩)。

フレールの処遇ですが、ある程度まで選択の余地は与える方針です。

フレールはマエザキの部屋に残った。義手職人の紹介や、開発方針について話すらしい。

まだ時間は少しある。……カレンの所に行くか。本当に吹っ切れたのかという確認と、イシガミについての相談が目的だ。

01~30 ??????
31~60 どうしました?
61~99 あれ、サイファーさん

「あれ、サイファーさん。どうしました?」

部屋のドアを開けたのはマルコだった。テーブルにはコーヒーカップと焼き菓子が置かれている。

05以下か95以上で???
(大したイベントではありません)

※特に何もなし

「マルコも一緒だったか。邪魔だったかな」

「いえいえ、いいですよ。カレンさ……カレンもいいよね?」

「いいわ。……何かあったんですか?」

俺はホッとした。マルコと恋人となり、カレンは精神的に随分安定したようだったからだ。

「いや、大した用じゃない。さっき、フレールと話して来た。鈍った身体を鍛えたら、協力してくれるそうだ。1ヶ月ほど先らしいが」

「そうなんですか?……浄化処置の効果があるといっても、随分急ですね」

「元より、分別はある男だ。アミールは、この世界でも暗躍していたらしい。その点に対する不信もあったようだな」

マルコはコーヒーを一口飲んだ。

「確かに、アミールはよく分からないですね。何が狙いなのだか……」

「ああ。だが、今はイシガミだ。トニーが言うには、もう一つ奴には拠点があるらしい。多分トウキョウにあるらしいのだが、何かしらの情報がないかと思ってな。ダメ元だ」

俺は苦笑しつつ、カレンを見た。

……

75以上で情報あり(再判定)

※情報なし

カレンは首を振った。

「いえ、さすがにそこまでは……蓮太郎兄さんと矢向さんで分からないなら、私はお手上げです」

「まあ、そうだよな。……すまん、邪魔したな。それと、そろそろ飯だぞ」

※70以下で???

※「次郎」は食べさせない

「そうですか。……本当は食べさせたいものがあったんだけど」

カレンは少ししょんぼりして言う。

「えっ、何?それ食べたいな」

「ううん、何か君の世界の人には評判悪かったからやめとく。余裕のある時、かな」

俺はカレンが食べさせたい物が何か悟った。あれはやめとくべきだろう。カレンは賢明な判断をした。

「ああ、あれか。やめといた方がいいな」

「サイファーさんまで!?うーん、気になるけど……まあいいや」

マルコは口を尖らせて席を立った。犠牲者は少ない方がいい。

########

飯はソバだった。俺たちの世界ではクレープとして食べているが、ここではパスタのようにしているらしい。
この辺りはソバが名物であるらしく、香り高いそれはかなりの美味だった。

夕食を取り終え、俺たちはサイカワの部屋に向かう。

※10以下で????

※特に何もなし

サイカワの拘束衣は既に解かれていた。マエザキとトニー、それにネーロが既に部屋にいる。
モニターにはレンタロウが映っていた。何でも、画像ごと送れる一種の「電話」であるらしい。

「あんたたちを信じたわけじゃないわ。……でも、石上副総理や竹下室長のことも、信じられない」

キッと、サイカワは俺とトニーを睨んだ。トニーは肩をすくめる。

「まあ、だろうな。いきなり心を開けと言っても無理な話だ。
だから、質問は限らせてもらう。言いたくなかったら、言わなくていい」

トニーは静かにサイカワを見た。

「イシガミの本拠はどこだ?」

※30以上でトニーの魅惑の眼差し発動せず(コンマ下)

※情報量は……
01~35 知らないわ
36~65 詳しくは知らないわ
66~90 多分……
91~99 ??????

情報量はコンマ下2です。

※トニーの魅惑の眼差しは発動せず

「……仕方ないわ」

しばらく逡巡した後、サイカワは大きな溜め息をついた。

「あなたたち、そこに行くのね?……条件があるわ。天彦さんに会って、話を聞いて。……できれば、私の所に連れてきて」

サイカワの目は、怒りとも悲しみとも苦痛とも違うような……あるいはその全てが入り交じったものに満ちていた。
俺は思わず「分かった」とこぼした。イシガミを潰せば、必然的にその一派も叩けるはずだ。決して根拠のない、勢いからの言葉ではない、はずだ。

「……正確には知らないわ。ただ、見当は付く。六本木のIタワー。その地下よ」

「Iタワー?」

『石上副総理の弟はIT会社の社長です。確かに、その線は有力でしたが……しかし、あそこに石上が入ったのを見たことがない』

モニターの向こうの蓮太郎が首を捻った。

「何故Iタワーだと思う?」

「真鍋警視や鈴沢警部から、何回かその単語を聞いていたわ。そこで石上副総理と会うのだと」

「なるほどねえ……人に見つからずにIタワーに入る方法は、と……」

※コンマ下1~6で1つでも80以上があれば誰かが思い付く、ファンブルなし

1~7に訂正します。(部屋の人数は7人)

※一応7人分やります。

※3人が気付く
※可能性のある3手段全て開示

少し休憩。

なお、4人以上からは詳細情報付きでした。

「一つ、いいですか」

マルコが小さく手を挙げた。

「本拠は地下なんですよね?となると、近くの建物と地下で繋がってるとかないですか?」

カレンが「うーん」と唸った。

「なくはないと思う。でも、それなら兄さんたちが捕捉してもおかしくないと思うけど」

『難しいね。重要企業が多いミッドタウンが近くにあるが、そこには石上はよく訪れている。だが、それをもってミッドタウンと地下で連結しているかは分からない。可能性としてはあるけどね』

「もう一つあるね。『転移装置』を使う手だ。こいつは、オルディニウム研究の過程で作られた代物だ。
オルディニウムには、空間を歪める力があると判明している。小さめの無力化した鉱石を使って、空間の座標軸をずらし、制御した上で固定する。それが大まかなあれの原理だ。
私とオルドが発明したものだが、竹下父なら作れても不思議ではない。問題は、どこにそれがあるかだ」

ネーロは険しい表情だ。確かに、それは十分あり得る話ではあった。
だが、俺は全く違う可能性を考えていた。確信はない。だが、これもあって不思議ではない。

「あるいは、『プレーンウォーク』を使ったかもしれません。適合者……少なくともエチゴは『プレーンウォーク』を使っていました。
俺が会ったもう一人の適合者、キサラギもそうです。多分、俺が殺したロックも。
誰か『プレーンウォーク』できるのなら、それで十分です」

「なるほど。サイファー君の意見も十分あり得る。とにかく、Iタワーの本拠にどうやって行くか、だな」

マエザキはトニーを見た。

「トニー、君の見立ては?」

「……分からんな。それぞれ理屈は立ってる。そして、そのどれにも穴がある。
地下で連結しているのなら、ミスター・タキや俺でも分かるはずだ。だが、掴めてない以上は余程巧妙に隠しているということになる。
転移装置は初耳だが、どこにあるかが分からない。一つ思い当たる所――チチブのアジトがあるが、正直色々自信がない。
最後の『プレーンウォーク』だが……あの巨乳のねーちゃんが俺たちを連れてきてきた、あれだよな?」

「ああ、それがどうした?」

「あんなのができる奴がゴロゴロいるとは思えないし、できそうなロックはもう死んでる。まあしゃあないんだが、仮にそれで行っているならこちらにできることはないんじゃねえか?」

トニーの言う通りだ。……突破口はないものか?

※コンマ下3までに85以上が1つでもあれば……

※誰も「現時点」では正解にたどり着かない

ダメだ、妙案が思い付かない。……どうするか?

1 地下で連結している可能性を探る
2 秩父のアジトにもう一度行く
3 転移装置がありそうな場所を犀川に訊く
4 その他自由安価

※日付が変わってから多数決を開始します。翌朝までです。考察必要。
※転移装置が他にあるにせよ、行きやすいかはまた別問題です。
※1~3でも行ける可能性はありますが、行ける可能性が一番高い手段は敢えて伏せています。○○○○の行動を考えると……

上げます。ついでにヒントを。

・転移装置はあるとすれば3ヵ所にあります。
・○○○○がここに来るまでの行動を辿るのが重要です。
・正答なら判定は1~2回で済みます。

なお、薬師寺の捕縛はあまり気にしなくていいです。秩父でロックとエリカが死んだ時点で、石上はかなり追い詰められています。

寝る前に上げます。

上げます。

1200頃まで延長。

もし有効得票に達しない場合、正答があればそれに決めます。ない場合はその時点での最多票を使います。

なお、現時点で正答はあるともないとも言いません。

確認、これって石上がどうやってビルに入ってるかって話でいい?サイファー達がどうやって侵入するかってのはまた後よね?

>>580
両方ですね。

とりあえず時間になりましたので再開します。
正解にはお二人が半分ずつ言及されてますね。

イシガミ……本拠に行った可能性があるとすれば、フレールか?
そもそも、奴はヤマシタグミと接点を持っている。チチブの古民家の地図を持っていたのも、そこに一度は行った可能性が高いことを示唆していた。
連れていったのは恐らくはヤマシタグミの連中だろうが、イシガミやその部下とそこで会った可能性は高そうだ。

問題は二つ。まず、フレールの記憶が飛んでいるということだ。思い出しているか、あるいは思い出させるか。
もし記憶があるのなら、フレールはプレーンウォークを使える。今日、これからいきなり急襲するのもあるいは可能だ。

もう一つは、チチブに転移装置があるかどうか。あるいは使える状態なのかどうかだ。
恐らくは転移装置はある。チチブでイシガミとフレールが会ったという仮定において、だが。普通の人間であり要人でもあるイシガミが、時間をかけてあの山中に来ていたとは考えにくい。
ただ、俺たちがロックたちを殺したことで、警戒度は跳ね上がっているだろう。念には念を入れ、チチブのアジトを捨てていたら?

それでも、可能性が一番高いのはフレールの力を借りることだ。幸いにも和解はした。不可能ではないはずだ。

「フレールの所に行こう。彼女からの情報は、ひとまず十分だ」

少し間をおいて、ノワールが叫ぶ。

「そっか!彼ならプレーンウォークはできるね。でも記憶が……」

「それはその通りだ。だが、それさえ何とかなれば……」

カレンが眉を潜めて訊いた。

「としてもどこに飛ぶんですか?秩父の研究所?」

俺はフレールの足取りを考えた。……最初、行ったであろう所は……恐らく、ヤマシタグミの本拠。
イシガミがヤマシタグミとつるんでいるなら、イシガミが移動するときの転移装置もあるだろう。そちらに行く選択肢もある。

「いや、それはまだ決めてない。フレール次第だな」

##########

俺たち4人はフレールの部屋に向かった。相変わらず読書をしている。

「何だサイファー。また用事か」

「ああ。まず確認させてくれ。『ヤマシタグミの本拠』と『チチブ』。この言葉に聞き覚えはないか?」

01~40 どちらもない
41~60 ヤマシタグミはある
61~80 秩父はある
81~99 どちらもある

※クリティカル

「……ある。少しずつ、狂気に冒されていた時の記憶が戻ってきている。
嫌なものだな、自分が自分でないようだ」

フレールは吐き捨てた。

「アミールの力を借りてこの世界に来た時、最初に行ったのがヤマシタグミだ。その時は、イシガミの協力が取れなかったらしい。
そして、ヤマシタグミがここの襲撃に失敗した時、アミールが一度俺の所にに来た」

「何!?」

俺の驚きの声に、フレールは頷いた。

「奴は俺をイシガミに紹介した。多分、プレーンウォークでどこかに飛んだのだと思う。そこで、イシガミと会った。
その後、ヤマシタグミに戻り、奴から貰った地図の場所に向かった。そこが『チチブ』だ。そこでイシガミの用意した部下と合流し、後は知っての通りだ」

俺たちは顔を見合わせた。ノワールが少し興奮気味に口を開く。

「『Iタワー』に、フレールは行っているってこと?」

「そこがどこかは知らないが……イシガミと会った場所なら記憶はしている」

俺は身を乗り出した。

「すまない、プレーンウォークでそこに行けるか?奴の命運を断つ、絶好機なんだ」

※30以上でプレーンウォーク発動可能

※発動可能

Iタワー強襲は夜にでも。

再開まで時間がありますが、それまでに多数決を取ります。

1 即時襲撃
2 準備して襲撃
3 準備して翌日襲撃

1900メドの多数決、考察不要ですが準備内容はあると助かります。

なお、作中の現在時刻は1930です。

夜遅いとそもそも誰もいないという可能性が出ます。その場合、機械兵との無為な戦いを強いられるかもしれません。
ただ、強襲時の不意討ち確率はもっとも高いでしょう。準備次第で大打撃もあり得ます。

すぐに動くなら、かなりの高確率で石上なり何なりはいます。ただ、アミールが来ていたため何かしら読んできているかもしれません。

翌日に回す場合、事前の仕込み次第で大打撃が与えられます。絆効果も回復しますが、相手戦力はもっとも大きいでしょう。

2 サテライトキャノンでビルごと破壊

>>596
そんなものはないので無効です。

上げます。

準備して襲撃ってのは深夜とかってこと?

クリムゾン・レプリカの完成って何時?

>>600
そういう理解でいいです。

>>601
翌日夜以降ですね。

とか考えてたけどこちらもサイファーに未来視使ってアミール側の未来視を打ち消すというか矛盾を発生させるみたいな裏技はいけるか?ノワールは使ったからネーロで。

爆薬準備して本拠地を修復不能なほどに破壊したりできます?
可能なら夜中に突入して無人だったとしても大打撃翌与えられそうだけと

そういやネーロの未来視ってノワールと同じ?

再開は2030以降になります。

>>605
多分無理なんじゃないでしょうか。
ただ、未来視でこちらの行動が読まれているのを逆手に……というのはできます。
無効化アイテムは検討中です。

>>606
爆薬があるかどうかですね。一つの手段ではあるでしょう。

>>607
同じです。

プラン決定する前にアミールの未来視が具体的にどういうものなのかフレールに聞いてもいい?それ次第で行動の取り方も決まってくると思うので

>>609
それでも構いませんが、基本はノワールやネーロと同じです。

3、スタングレネード、麻酔銃、爆薬準備
ゲートにスタングレネード投げ込んでから突入しよう

さすがに時間停止は予知を欺けるよね?

現状1に1票、3に1票です。

2130から再開します。

606やりたいんだけど2と3どっちがいいんかな
どっちの場合も火薬用意される量同じかな?

>>613
欺けますね。

>>616
同じだと思います。より効率的にできる方法があるかもですが。

3 
準備は>>612
スタングレネードが効いてなかったらノワールが時間停止から地獄嵐

では、3で再開します。準備は
>>612>>621を採用。

「恐らくは。……しかし、今から行って勝算があるのか?」

「多分、今から行っても十分だとは思う。だが、やるからには徹底しないとな」

俺はニヤリと笑った。

##########

「スタングレネード弾と爆薬かね?」

俺はマエザキの部屋にいた。突然の申し出に驚くマエザキに、俺は頷く。

「ええ。イシガミの所に踏み込める算段が付きました。明日午前、決行します。
恐らく、イシガミはまだムトウ総理の暗殺を諦めきってないはずです。尻に火がついたイシガミは、明日無茶を承知で動くはず。
そこで本拠を一気に叩きます。そこで、スタングレネードと爆薬を使う。
実はフレールが、『Iタワー』に行ったと言っています。ゲートを開き、そこからスタングレネード、続いて爆薬を投げ込む。
これだけでも制圧は可能でしょうが、そこから俺たちが向こうに乗り込み、完全に叩くんです。確保が必要なヤクシジという男は麻酔銃を打ち込み、そのまま捕縛。イシガミは……生け捕りがいいですよね」

マエザキはうーんと唸り、「なるほど」と漏らした。

「だが、それにはグレネード弾、そしいて十分な量の火薬が必要だ。あるかね」

マエザキは別の研究員に向けて話し掛ける。

(グレネード弾、コンマ下)
01~15 切らしてますね
16~75 1発だけ
76~99 ????????

(火薬、コンマ下2)
01~30 心許ないですが
31~70 多少ありますね
71~99 十分な量です

たまたま部屋の前を通り掛かった研究員は、「少し調べます」と急ぎ足で去っていった。しばらく待つと、彼が戻ってくる。

「マエザキ教授。グレネード弾は残り1発。火薬……というより手榴弾は3発ほど。何に使うおつもりですか」

「使うのは私じゃない、サイファー君たちだ。……なるほど、面白そうだな」

俺は口の角を上げた。

「アミールの『未来視』の効果で、既に待ち構えているかもしれません。だが、これならお構いなしです。施設ごと破壊する。どうですか」

「君もいい性格をしているな。……いいだろう。決行までに準備させておくよ」

※70以上で追加イベント(誰かの部屋に行けます)

※特に何もなし

###########

「じゃあ、準備はいいな」

俺たちは研究所上の地上広場にいた。手榴弾を投げ込んだ後の爆風による被害を避けるためだ。

※50以上でトニーもいる

偶奇判定です。

奇数 絆効果発動、再判定
偶数 別行動

※別行動

少し休憩します。

続きは明日にします。すみません。

再開します。

トニーは朝早くここを出ていった。「東京で一つ仕込んでおくべきことがある」とのことだ。
「もしお前らが上手くいけば、楽しいものが見れるだろう」と言っていたが……。

「では、ゲートを開くぞ。俺は行ける状態にないが……イシガミはできれば、生きて捕まえてくれ。
アミールについて、恐らく色々知っているだろうしな」

フレールはそう言うと、俺たちの目の前に空間の歪みを作った。

「じゃあ、やりますよ」

マルコが「スタングレネード」をまず歪みの中に放り込んだ。
すぐさま目をそらしたが、歪みの向こうから強烈な光が放たれたのを感じる。

「次は手榴弾ですね。歪みを通して爆風が来ますから、少し離れて下さい」

マルコが小さなパイナップル型の物体を立て続けに投げる。
歪みを通して強烈な火と風が通り抜けた。それが3回ほど続いた後、俺は3人に頷いた。

「行くぞっ」

…………

……

01~10 ????????????
11~25 残存兵力大(内容は後で判定)
26~50 残存兵力中(内容は後で判定)
51~80 残存兵力小(内容は後で判定)
81~99 ほぼ全滅(追加判定)

歪みを通り抜けると、そこは……誤解を恐れずに言えば「地獄」だった。
重装備の警官――兵士かもしれない――が複数木っ端微塵になり、設備はことごとく破壊されていた。
自分たちがやったこととは言え、その修羅場に軽く吐き気を覚える。

しかし……全滅はしていない。
残っていたのは……機械兵。そして一人立つ、巨大な銃を持つ、「DEMO」に酷似した服を着た男だった。

男が口を開く。煙もあって、ヘルメットの向こうの表情はうかがい知れない。

「……貴様らか。予言通りだが……噂以上に手段を選ばん奴だな。
お蔭で警察庁と防衛庁の特殊部隊がほぼ全滅だ。『ε』を持ってきて、正解だったよ」

煙がゆっくりと晴れていく。……男の正体は……

01~33 如月
33~66 竹下
67~99 知らない、60ほどの男だ

襲撃自体を予知する事こそできるけど予知対象に関しての事しかわからない以上、漠然と「襲われるぞ」としか言えない訳ね

「タケシタ!?」

そこにいたのは、小太りの男だった。この濁った眼には見覚えがある。こっちに来ていたのか!?

「やあ、あの時はどうも。サイファー、だったね?そのロリもやはりいたか」

タケシタはクックックと、不快な笑い声をあげた。

「残念ね、私はあんたの趣味に合うような女じゃないわ。あんたのような人間の屑、やっぱり殺しておくべきだった」

「そうだねえ。僕も必死で演技したからね。滝だけじゃなく、君ら2人まで相手にするとなると自信がなかったからね。
まあ、人生万事塞翁が馬か。手当てをしたアミールのお蔭で、オルディニウムへの適合力は跳ね上がったよ。おかげでこいつも装備できるようになった」

タケシタはちらりと長銃を見た。燃えるような赤い色……「クリムゾン」か。

「アミールと一緒に、戻ってきたわけだな」

「ご名答。パパや石上さんに報告がしたくてね。ああ、あのフレールとかいうアホ王子はどうした?
気が触れてたが、やはり仕留め損なって死んだか?」

「生憎だが健在だ……御託はいい、とっとと死ね」

俺たちは戦闘態勢を取った。

……

※10以下で追加情報(コンマ下)
※70-マルコ賢さ(14)×3=28以上でマルコが「口車」発動
 

>>645
そういうことですね。

※追加情報なし
※口車発動なし

「はっ、僕に逆らうとはねぇ。まあいいさ、やろうじゃないか薬師寺君」

「御意」

ヤクシジ……あの機械兵に搭乗しているのはサイカワの「恋人」か。探し回る手間が省けた。

「行くぞっ!」

※50以上で先制

(647ですが、正確には65-42=23以上でした。ただ、どちらにせよ失敗なので継続します)

※先制

※ノワールの「カリスマ」発動判定(コンマ下)
65-魅力(27)=38以上でノワールの攻撃が強制不意討ち

※火蓮の「弱点看破」発動判定(コンマ下2が竹下、3が薬師寺のε)
75-知力(23)×2=29以上で成功

※火蓮のεに対するファンブルはノワールの絆効果で無効、再判定(コンマ下)

※開幕不意討ち
※火蓮→竹下のダメージ1.5倍
※εへのダメージ強制1.5倍

その言葉と共に、ノワールから威圧感を感じた。前衛にい(る俺も、一瞬身じろぎする。
前の二人にも、僅かな隙が生じた。そして、ノワールはその隙を逃さず……巨大な黒い「光条」が二本、ロッドから放たれた!

ダメージ
(コンマ下一桁×10+知力(32)+285)×4(竹下)
(コンマ下2一桁×10+知力(32)+285)×6(ε)

※地獄嵐は対単体攻撃のため、ダメージ判定は各1回だけです
※竹下については50以上で恐慌発生
※εは機械なので恐慌発生はなし(クリティカルなら本人に通ります)

※663が色々おかしいので訂正。コンマ判定は有効にします。

※開幕不意討ち
※火蓮→竹下のダメージ1.5倍
※εへのダメージ強制1.5倍

その言葉と共に、ノワールから威圧感を感じた。前衛にいる俺も、一瞬身じろぎする。
前の二人にも、僅かな隙が生じた。そして、ノワールはその隙を逃さず……巨大な黒い「光条」が二本、ロッドから放たれた!

ダメージ
(コンマ下一桁×10+知力(32)×8+285)×4(竹下)
(コンマ下2一桁×10+知力(32)×8+285)×6(ε)

※時間停止を使いますか?
(使うと1日再使用はできません。通常時の緊急回避にも使えますが、ここで一気に押す手もなくはありません)

安価下(多数決ではありません、考察も不要)

竹下
ダメージ 2524
残りHP 17476

ε
ダメージ 3546
残りHP 8454

「何ぃぃぃぃ!??」

完全に不意を突かれたのか、竹下が絶叫する。「地獄嵐」の直撃を受け、奴の目から一瞬光が消えた。

しかし、機械兵は「キュイン」とその細長い頭部をこちらに向ける。

「魔法、か。しかしこれには通用しない」

機械兵の右腕がこちらに向く。その指は全て銃口だ。

「皆!!こいつは俺が受けるっ!!」

銃の直撃は、ノワールはもちろんカレンやマルコにとっても致命傷になりかねない。
躱せればいいが、ここは俺が全て受ける!

全身全霊を集中する。!銃口が一斉に俺だけに向いた。
恐らく、複数発の銃弾が放たれるだろう。……しかし、受け切れるはずだ!

ダメージ
(コンマ下一桁×40-耐久力(34)×8-25)×4÷8

※30以下で追加攻撃

ダメージ 32
サイファー残りHP 439

強い衝撃が立て続けに4回、俺の盾に響いた。……これは直撃したらただでは済まない。
だが、次は俺の番だ。乾坤一擲の斬撃をお見舞いしてやる!

50-器用さ(19)×2=12以上で成功

81…成功

ダメージ
(コンマ下一桁×7+筋力(25)×7+知力(20)×6+60)×3

(一斉攻撃のためダメージ乗数は2倍です)

ダメージ 1275
ε残りHP 7179

(εは搭乗型機械なので朦朧という概念がありません)

キィィンという金属音と、ブチブチという破裂音が鳴り響く。俺の一撃は足辺りに当たったが、機能停止とは程遠いようだった。

「無駄だな。……科学の粋を集めた機械兵だ。貴様らのような低級文明の人間でどうこうなる代物じゃない」

搭乗しているヤクシジは、ちらりとタケシタを見た。かなりはっきりと、「チッ」と舌打ちをした。
タケシタはまだ呆けている。反撃をした俺では対応できないが、カレンなら!

「玲香さんの仇っ!」

ダメージ
(コンマ下1、2一桁×6+知力(23)×6+75)×3

ダメージ 1458
竹下残りHP 16018

※50以上で恐慌継続

※クリティカル、次の恐慌継続は確定

2発の銃弾がタケシタを撃ち抜いた。しかし、出血した様子すらない。……俺はその光景に軽く恐怖した。
救いなのは、奴の目に光が一向に戻らないことだ。今のうちに、畳みかけるだけ畳みかけよう。
隣のマルコを見ると、彼は頷きタケシタに向かった。あの様子なら、まだ意識は戻らないはずだ!

ダメージ
(コンマ下1、2一桁×5+筋力(17)×5+10)×2

※カレンとの絆効果により2発目クリティカル、連撃発動
※「銀の戦車」は「常時2回攻撃」なので連撃も2回発生します

ダメージ
(コンマ下1、2一桁×5+筋力(17)×5+10)×2

※クリティカル発生

ダメージ
(コンマ下1、2一桁×5+筋力(17)×5+10)×2

ダメージ 2040
竹下残りHP 13978

「うおぉぉぉ!!!」

身じろぎしないタケシタに、マルコが何回も凄まじい勢いで斬り付けていく。一撃は軽いが、しかしそれでも傷は付き始めた。
俺は手ごたえを感じ始めていた。俺が一撃をかませば、タケシタはかなりの確率で葬れるだろう。

そこに、上の方から声が聞こえた。

「……頭はいいかもしれないが、戦闘経験のないボケがしゃしゃり出るからこうなる。
まあいい、私がやればいいだけのこと」

ヤクシジはそういうと、今度は左腕についた巨大な剣を振りかざした。……これももらったらマズい。

狙いは……

30以下で後衛狙い 

※前衛狙い

狙いはやはり俺たち前衛か!ならば話は早い、俺が受ける!

「マルコ、下がれっ!!」

ダメージ
(コンマ下一桁×50-耐久力(34)×8-25)×2÷4

※30以下で吹き飛ばし効果発生

ダメージ 1
サイファー残りHP 438

※吹き飛ばしなしのためカウンター及び竹下への攻撃可能

俺はその剣が刀に当たる瞬間、身体を大きくそらし力を逃がした。ほとんど空振りのようになった機械兵に対し、俺は再び刀を振るう。

50-器用さ(19)×2=12以上で成功

※絆効果によりクリティカル、コクピット狙いでダメージ2倍+朦朧発動可

ダメージ
(コンマ下一桁×7+筋力(25)×7+知力(20)×6+60)×6

ダメージ 2550
ε残りHP 4629

※朦朧発動

ダメージ
(コンマ下一桁×7+筋力(25)×7+知力(20)×6+60)×6

※朦朧継続、εの残りHPゼロが確定

俺はその左腕を踏み台に、搭乗しているヤクシジの所に駆け上がった!
この事態は想定していなかったのか、奴の顔が驚愕で歪む。そして、俺は刀を深々と奴に向かって振り下ろす!
それはガラスを貫き、中の機械にまで達した。一撃、二撃……そして三撃目を食らわせた時、中の機械類に火花と電流が走ったのが見えた。

「な……!!?そんな馬鹿なっ!!」

俺はヤクシジを……

1 殺す
2 手加減するように心がけて一発刺す
3 そのままにする

安価下3多数決、考察不要
(2は失敗することもあります)

俺は刀を振り上げ、ヤクシジに向かって突き刺した。もちろん、サイカワの言葉は覚えている。
でき得る限り、急所はそらしたつもりだが……

01~20 致命傷
21~40 腿(出血多量、戦闘終了まで長引くと死亡)
41~99 腕(死亡可能性なし)

俺は腕を狙った。ここなら、余程でない限りは死なないはずだ。

「あ゛あ゛あ゛ああぁぁぁ!!き、貴様ぁぁ!!」

ヤクシジは派手な絶叫をあげる。恐らく、こいつ自身戦闘で傷付いた経験がないか、浅いのだろう。

「その程度で死ぬことはない、せいぜいそこで苦しんでいろ」

俺は視線をヤクシジからタケシタに移した。まだ呆けているようだ。
機械兵の身体を駆け下り、タケシタに向かって振りかぶる。タキには悪いが、こいつは俺が仕留めさせてもらう!

ダメージ
(コンマ下一桁×7+筋力(25)×7+知力(20)×6+160)×24

※一刀両断と強撃の効果、村正の固有効果と不意討ち、弱点看破が全て乗っています

ダメージ 12264
竹下残りHP 1714

※恐慌継続判定 75以上で継続

※恐慌継続、戦闘終了???

俺の渾身の一撃は、タケシタの右腕ごと胴の中ほどまで切り落とした。手ごたえは十二分だ。
奴の目はまだ濁っている。これならばっ!!

「ノワール、とどめを!!」

※50以上で戦闘終了

※戦闘終了(?)

今日はここまで。

竹下がノコノコやってきてバッサリやられているのは運も相当ありますが、
自信過剰気味で戦闘経験も碌にない彼がガチの軍人とやりあったら、こうなるのも仕方なかったのかもしれません。

なお、?となっているのは追加戦闘がある可能性があるためです。
さて、石上はどこに消えたのでしょう?

これで石上は終わったも同然だけど、後顧の憂いを絶つために山下組も潰しときたいな。

>>731
本当に終わったかはまだ確定してないですね。既に逃げているのか、どこかに潜んでいるのか、あるいは……

山下組をどうするか(あるいは彼らがどう動くか)はこれから決めねばならない重要事項ですが、かなり組織としては大きいはずです。

今更見たから亀レスになっちゃったけど>>646ここ口車成功してない?

少ししたら再開します。

>>740
してないですね。コンマ下2なので。
ただ、不備があったのは確かなので少々後の展開に加味します。

「分かった!!」

ノワールは再び「地獄嵐」をタケシタに向け放つ。
それは奴を飲み込み……黒い光条が消えた後に残ったのは、黒い人型の何かと、クリムゾンだけだった。

「タキ……悪いな。仇は俺たちが取っちまった」

カチッと、刀を鞘に納める。さて、クリムゾンだ。ここで壊すのは容易い。だが、確かオルディニウムが搭載されていたはずだ。
壊せば何らかの影響が出るかもしれない。俺は躊躇した。

1 壊す
2 壊さない

※壊すと高確率で狂気度が上昇します

※安価下3多数決、考察不要

上げます。

俺も亀レスだけど結局DEMOのリジェネは発動してないの?

>>747
次のノワールの攻撃でリジェネですね。忘れていたわけではなく意図的です。

俺はタケシタの服を漁り、IDカードを取った。これだけで十分だろう。
どうせここも破壊される。クリムゾンは、土の下で永久に眠ってもらった方がいい。

「しかしイシガミって奴の姿が見えないですね。ここにいて、もう死んでいるのでは?」

「どうだろう、そうであっても不思議じゃないけど……ざっと見たところ、犠牲者の中に石上はいないわ。
逃げたのか、他の部屋にいるのか……」

カレンが険しい表情で辺りを見回した。部屋の扉は爆風で破壊されている。廊下にも何人か倒れているようだが……。

「とりあえず、しばらく探索するか。マルコ、一応感知してくれ」

マルコは頷くと、精神を集中した。

65-知力(23)×2=19以上で成功

※94…成功

※感知内容
01~25 ???????
26~40 生命反応なし
41~70 数人生き残りがいる
71~95 1、2人生き残りがいる
96~99 急いで下さい!

マルコの顔色が変わった。

「……強力な魔力反応が一つ……こいつは?」

「魔力反応??馬鹿な、アミールでもいるというのか?」

「いえ、分かりません。……近付いてます」

俺たちは再び戦闘態勢を取った。やがて、廊下の向こうから人影が見える。……あれは?

01~10 ??????????
11~30 攻撃を仕掛けられる
31~97 君たちが……
98、99 ?????????????

歩いているのは、防護服を来た男だった。服はその全てが紅に塗られている。

「君たちが、噂に聞く異世界からの来訪者か。……随分と派手にやらかしてくれたものだ」

数の上では劣勢にも関わらず、男の声は落ち着き払っている。

「……何者だ?」

男はそれに答えない。……次の瞬間、男の姿が消えた!?

「あーあ、竹下君はやはりダメだったか。やはり無理して適合させたから、こうなってしまったな」

声は俺の背後から聞こえている。ゾクリ、と悪寒がして振り返ると、先程の男がクリムゾンを手にしていた。

「クリムゾンは、壊れていないようだね。ともあれ、これで私の計画も一度は頓挫か。仕切り直しだな」

「石上……!!?」

カレンが震える声で呟いた。男はヘルメットの向こうで笑う。

「ああ、滝議員の妹か。君も一枚噛んでいたのだったな。
さて、これからどうするかね……」

※30以下で戦闘へ

瞬間移動はエリックに似たもの?オルディニウムによってもたらされる超能力をそれぞれ特化させて一族に割り振った感じなのかな。

※戦闘は回避

イシガミと思われる男は再び姿を消した。……どこだ?

「奥の部屋です!!」

マルコが叫ぶ。俺たちは倒れている何人かを踏み越えながら走った。
そしてその部屋の扉を開けると……

※05以下か95以上で追加イベント

※追加イベントなし

そこには、空間に歪みを開いたイシガミがいた。

「プレーンウォーク??そんな馬鹿な!?」

「私が『適合者』でない、と誰が言ったかな?まあ、奥の手だからアミールとドワーキン程度しか知らないはずだがね。
まあいい。ここで君たちを始末したいが、少々骨のようだ。私はしばらく、表舞台から姿を消すとしようか」

ククッと笑い、イシガミは歪みの中に消えようとする。

※ノワールの時間停止を使いますか?
ただし、使っても石上の逃走を止められる確率は極めて低いです。

※安価下3多数決、考察不要

クリムゾン奪うくらいは出来る?

>>766
どうでしょう。まず無理ですね。

>>762さんがいい指摘をしています。石上の力は一族ないしオルドやヘルラのクローン体のいずれかの力と同じものです。
とすると、単純に時を止めて済まない可能性も出ますね。

「では諸君、さようなら。また会おう」

奴は余裕の笑みで歪みへと消えていった。

「クソっ!!あと一歩の所で……」

※65-ノワール賢さ(26)=39以上で???

※43…成功、追加情報

その時、俺はノワールが青ざめているのに気付いた。明らかに何かを恐れている。

「……ノワール、どうした?」

「動けなかった」

ノワールはイシガミが消えた方向を虚ろに見ている。

「どういうことだ?」

「サイファー、この前の夜に話したよね。時間、5秒ぐらい止められるって」

俺は頷いた。マルコが旅館に来た時の夜の事だ。

「ああ、確かに。目の前で見せてもらったが……まさか?」

「推測、でしかないわ。でも、イシガミのあの挙動……。彼も時を止められると考えれば、腑に落ちちゃうの。
もし止められるなら、それはずっと私より長い時間よ。そう考えたら……時間を止められなかった」

その場に崩れ落ちそうになるノワールを俺は支えた。

「……つまり、時を止めても奴は動ける、と考えたのか」

「うん……1対1で何とかなる相手じゃない。多分私は殺されてた。そう思ったら、震えが止まらなくて……」

マルコもカレンも、固い表情だ。クーデタは防止できたかもしれないが、イシガミはまだ健在だ。……そして、想像以上に手強い。

「そうだな……ノワールの判断は正しかったと思う。とりあえず、生還できるのを喜ぼう」

俺は、マエザキに電話を掛けようとした。フレールが「ゲート」を開けば、一応は任務完了だ。

※60以上でアイテム発見(再判定)

ここで一度切ります。

なお、ミッションは石上の無力化か殺害が条件なので、まだ未達成です。

デアドラが5秒でノワールは精々3秒くらいって>>1言ってなかった?

>>780
おおっと。自分で言ったことを忘れるとは……失礼しました。

石上のデメリットについてはノーコメントです。クリムゾンを撃たなかったのは理由はあります。

再開します。

俺はイシガミが消えた部屋を見渡した。奴はどこかに消えたはずだ。そのどこかの手掛かりが、どこかにあればいいが……。

そもそも、何故奴はここに一度逃げたのか?時間稼ぎなら、別の方法でも良かったはずだ。
ここでなければいけない理由が、何かしらあったはずだ。
見たところ、ここは執務室のようだった。爆風でかなり荒れてはいるが……

「サイファーさん、何を?」

「ここを出る前に、少し探し物をな。イシガミは、この部屋に一度逃げ込んでいる。ここに来なければいけない、何かがあったはずだ」

マルコは「そうか!」と声をあげた。

「確かにそうですね。少し調べましょうか」

01~30 何かの書類、焼け焦げていて読めない
31~60 何かのお守り(再判定)
61~90 ???????????
91~99 上+有用アイテム(再判定)

「……これは」

俺は焼け焦げた書類の束から、辛うじて読めるものを見つけた。……何かの学術論文のようだ。
その一角に、何かの文字がある。……どこかで見たような……。

そうだ。少し前に見たものだ。

「モハーベのオルディニウム鉱脈の最深層にあった文字と同じ……?」

「それって何なの?」

「ジュリアンさんが言っていた古代文字だ。最深部は、誰かが太古に立ち入っていたらしい。
そこには『何人たるとも、この地に足を踏み入れること能わず。ただ、星の狂気に飲まれるのみ』とあった。……ジュリアンさんに見せれば、何か分かるかもしれない」

イシガミは、これに関するものを取りに戻ったのか?そして、イシガミは古代文字を知っていたということになる。いよいよキナ臭くなってきた。

##########

※05以下で追加イベント、そうでない場合はシーンが少し飛びます。

「石上は取り逃がしたか」

マエザキが深い溜め息をついた。

「……すみません。まさか彼もクリムゾンの適合者だとは」

『それは僕も初耳です。……まさか、ですね』

モニターの向こうで、レンタロウが険しい表情を見せた。

俺たちは、あれからすぐにフレールの「ゲート」を通って戻ってきた。
ヤクシジはずっと呆然自失の状態だ。恐らく、自分のことに手一杯で、足元で起きていた異常には気付かなかっただろう。今は拘束衣を着せられ部屋に閉じ込められている。
会議が終われば、サイカワが沙汰を下すだろう。

「……不自然なことでもない。事前に十分に邪心に染まっている人間ほど、適合者になりやすい。
石上がそうであると、事前に予測しておくべきだったな」

宿から戻ってきていたオルドが、低い声で答える。確かに、一理はあった。

『ですが、石上はもう終わりですな。こちらを』

レンタロウの隣にいたヤムカイが、一冊の写真を見せた。ヤマシタグミのチクマという男と、イシガミらしき男が酒を酌み交わしているものだった。

『先程、一斉にマスコミにばら蒔かれたそうです。トニーの手によるものかと』

「あいつ、裏工作だけは達者になったな」

マエザキがふうと息をついた。

「とにかく、石上はこれで終わりだ。残りの戦力も、如月とかいう男のみ。もはや武藤総理は脅かされまい。
山下組や残った竹下経産相の動向は気になるが、一先ずは一服付けるな」

「国民栄誉賞」の授与式は無事終わったらしい。タキが総理の隣に映っていたが、タケシタのことは伝えねばならないだろう。

「問題は、石上がどこに消えたかだが……サイファー君、手掛かりがあるようだね」

俺は頷き、文書の切れ端を見せた。

「ジュリアンさんの言う古代文字が書かれています。解説部分はほぼ読めませんが、この箇所だけは比較的ハッキリと読めます。
奴はこれを取りに戻ったようです。……ジュリアンさん、何が書いてあります?」

クリムゾン・レプリカの強化を中断して出席していたジュリアンが、文書に目を通す。

01~30 同じ内容だな
31~70 情報A
71~99 情報B

「同じ内容だね。主だったものは、持っていかれたと考えるのが自然だ」

ジュリアンが首を横に振った。

「しかし、これ以外にも古代文字があると?」

「僕には分からないな。だが、一つ言えるのは、これを持っていく先があるということだ。……誰だ?」

ジュリアンの言葉にネーロが唸った。オルドも額に皺を寄せている。

「ベロン、かもしれません。あるいはクエルボか。クエルボと石上は近い関係にあったから、アメリカに逃げるのは自然。プレーンウォークが使えるなら尚更です。
石上は、クエルボの元で再起を図ろうとしていると見るべきでしょう。適合者なら、クエルボにとっても十分な利用価値もあります」

『クエルボ大統領ですか……武藤総理とは、お世辞にも関係は良くないですね。軍拡姿勢があからさまに過ぎる。
ただ、支持率は高いんですよね。トニーさんも今朝来て、失脚に追い込める材料を探していると言ってましたが……』

状況はあくまで「一服」に過ぎないようだ。会議室は、重苦しい空気に支配されていた。

##########

会議は一旦中断となり、仕切り直すことになった。総理の帰還をもって、もう一度話すらしい。タキやリナも合流するという。

俺はというと、待機していたノワールたちと合流し、ヤクシジの部屋に向かった。彼の未来は、サイカワが握ることになる。

「……わ、私を殺す気か!??」

「いや、お前を裁くのは俺じゃない。来い」

拘束衣を着たヤクシジを引きずり、サイカワの部屋に着く。ドアを開けると、サイカワが喜びと驚き、そして……不信が入り交じった表情を浮かべた。

「天彦さん……!?」

「れむ、か?」

俺はヤクシジを突き飛ばした。奴は腹這いに倒れる。

「Iタワーに行ったら、こいつがいたよ。機械兵に乗って、タケシタと待ち構えていた。
ああ、タケシタは俺たちが殺した。イシガミは、恐らくは国外逃亡だそうだ」

カレンが冷たい表情でヤクシジを見下ろす。

「彼は私たちのことも知ってたわ。まず間違いなく、あなたを『爆弾』に使おうとしていたと思う」

ヤクシジが血相を変える。

「れむ、誤解だ!!こいつらは悪質なテロリストだ!私は石上副総理の命で、警備についていた、ただそれだけだ!!
れむ、目を覚ませ!!お前の敵はどっちだ??」

01~30 天彦さん……
31~60 一つ、聞かせて
61~90 機械兵……?
91~99 天彦、さん……

「……機械兵??何でそんなものに、天彦さんが……」

「私の見たところ、公安ということすら嘘だと思う。公安は戦闘行為を担当しないから。
多分、彼は警察の人間ですらない。CIAか、その辺りだと思う。石上とクエルボ大統領は繋がっているから、不自然でもないわ」

カレンが言うと、ヤクシジの表情がさっと変わった。

「れむ、出任せだっ!!私は君を、心から愛している!!そこに、偽りはない!!」

01~05 ?????????
06~30 天彦さん……
31~70 嘘……
71~99 …………

※クリティカル、昇格

「…………」

サイカワは、表情のない目でヤクシジを見下ろしていた。
そこから、一筋、二筋と涙が流れていく。

「……さよなら」

「れむっ!!待ってくれ、俺をしんじ……」

ノワールがヤクシジを睨み付けた。

「愚かね、上品なエリートを上手く演じてたつもりでしょうけど、私は騙されない。
サイカワさん、心配しないで。あなたの一生を台無しにしようとしていたこの男の顔を見ることは、もうないわ」

「ふざけるなこのクソガキ!!俺だって、こんな地味な女なんか抱きたくて抱いたわ……」

ノワールは、無言で黒い闇の球をヤクシジの頭に被せた。

「五月蝿いわね。思い出まで殺すつもりなのかしら。
サイカワさん、また後で来るわね。こいつの処分は、然るべきところでするわ」

###########

「で、ヤクシジの処分はどうなるんだ?」

俺は遅めの昼食をノワールたちと取っていた。今日は「ナポリタン」というパスタだ。太い麺が、トマトケチャップと絡んでなかなかに旨い。

「CIAらしいからね。とりあえず、尋問にかける方針みたい。ブレイズさんがいれば、こういう時便利なのに」

パクリとノワールがフォークに絡み付かせた麺を食べた。

「ノワールさんも精神感応術使えますけど、できないんですか?」

01~60 あれは無理よ
61~85 あれは私には無理よ
86~97 今はまだ、無理かな
98、99 うーん

ファンブルはありません。

「……今はまだ、無理かな」

「今はまだ、なのか。空恐ろしいな」

んふふとノワールが笑う。

「もう少し成長したら、できる気がするのよね。どのぐらいか分からないけど。
サイカワさんを眠らせた時、少し手応えがあったの。もう一息、かな」

ノワールはネーロから見ても「天才」とのことだったが、それは誇張でも何でもないらしい。
しかし、ブレイズと同じ力か……これは絶対に頭が上がりそうもない。

※今後の奥義に精神感応術系が入ります。制限付きですが、通常時及び戦闘時で極めて強力です。

ここまでくると実は全員の血が流れてましたとかありそう

「そうなると、ネーロさんもできたりするのかな」

「……どうだろう?多分できないと思うけど……」

ノワールが首をかしげた。

########

会議は夕方かららしい。少し時間は余っている。

……さて。

※行動を示してください。2330ぐらいまでの多数決、有力なものがあれば採用します。考察不要です。
※行動は基本一回のみです。重要時ではありませんので、かなり行動に融通は利きます。
※ジュリアンとナージャによるクリムゾン改造は翌朝までかかります。
※次の会議で、今後の行動方針が決まります。一度リナと元の世界に戻るのも可能ではあります。(みらい使用ならあと5日必要)

>>799
ブレイズの血は流れてないと思います。ただ、使えても不思議ではない血統ですね。
(未登場の母親が……です。ただし故人)

リナの時間遡行で読めない部分を修復できない?

>>802
できなくはないですが、意味のある情報が入るかは別問題です。
論文の主要部は抜き取られています。

そろそろスターダストの有効活用法について調べ始めても良くない?とりあえずマエザキに見せてみて

この世界の世界地図を確認、サイファー世界の穴にあたる座標がどこなのか調べる

みらいの性能向上の為に何かしたいかも。アミールは好き放題行ったり来たり出来るのにこちらは1週間間空けなきゃいけないとなると何かと対応できなくなるのは目に見えてる

そもそも潰そうとして潰せる規模なのか連太郎に聞いとくか

あれ?ドワーキンとベロンがコンタクトとってるのはいいとしてもアミールがこの世界に来る理由って何なんだ?フレールは知ってる…??

いくつか有力な案が出ましたので、日付が変わってから翌朝まで多数決にします。

1 >>806 マエザキにスターダストについて相談
2 >>807 自室に集合、世界地図を調べる
3 >>810 みらいの性能向上、マエザキ並びにオルド、シェフィールドに相談
4 >>814 山下組について蓮太郎に相談
5 >>815 アミールとこの世界の接点について、フレールに訊く
6 それ以外

なお、適宜誰かを呼ぶのは可能です。(山下組の件でフレールを呼ぶなど)

では、多数決開始します。

っと、考察有無を忘れてました。
一応入れて下さい。

上げときます。

再開します。

そういえば、俺たちの世界とこの世界とを行き来する手段は、今のところリナの力を借りるか、「みらい」を使うかだ。
今後、頻繁に行き来する可能性を考えると、リナに負担はかけられない。「みらい」は次元移転に時間はかかるが、こいつの性能を上げられないものだろうか?

俺はマエザキの部屋のドアを叩いた。

「サイファー君か、まだ会議には時間があるはずだが?」

俺が「みらい」の件について話すと、「それならネーロさんやオルド君に話を聞くべきだろう」と上に促された。
オルディニウム鉱石の保管空間ではネーロとオルド、そしてシェフィールドたちが何やら作業をしている。

「何をしていたんですか?」

「出力の安定化試験だよ。まだ魔素をエネルギー化して取り出すのには難があってね。君こそ、何の用だい?」

シェフィールドが額に浮かんだ汗を拭って答えた。俺は依頼を説明する。

「なるほど。それならネーロさんやオルドさんがいた方がいいね。おーい」

シェフィールドにネーロはすぐに気が付き、手を振り返した。オルドの反応は鈍かったが、やがて無言で近付いてくる。

「『みらい』の転移までにかかる時間を短くしたいんだそうです。できますか?」

30以上でできる

「なるほど。あの開発には私たちが相当関与している。リナの時間遡行を分析して、オルディニウムの魔力で再現できないかとした結果だね。
あそこには結構大きめの高純度鉱石が使われてる。汚染防止のため、防護服の着用は絶対だけど」

オルドも頷く。

「……あれの代わりに、ここの鉱石を使えば、チャージ時間は大きく減るだろう。問題は改造までにかかる時間だが……」

01~30 2カ月は必要だ
31~50 1カ月は必要だ
51~85 2週間は必要だ
86~95 1週間は必要だ
96~99 2、3日あればいい

「……純度はこちらの方が上、安全性は比ではない。だが、切り出しに備え付け、試運転まで考えると2週間は見た方がいいだろう。
何より、こちらの試験もまだ終わっていない」

オルドは相変わらず重々しい口調で言う。シェフィールドが苦笑いした。

「その代わり改造が終われば、次元転移した後に次の転移までにかかる時間はせいぜい数時間に短縮できると思うよ。
まあ、僕らから武藤総理には言っておくさ」

2週間か、微妙な時間だな。俺は内心思った。
一度「みらい」か、あるいはリナと一緒に元の世界に戻るのなら、そこから次にここに来れるのは1週間後だ。
自由に行き来できるようになれば心強いが、それまでは少し時間が要る。

55-賢さ(17)=38以上で追加質問

※追加質問なし

早く向こうに戻った方がいい気もするが、こちらの問題もまだ解決されたわけじゃない。
今日か、明日には一つの決断を迫られることにはなりそうだった。

###########

やがて、ムトウ総理を交えた会議が始まった。
俺が一通りの説明を終えると、総理は『ありがとう、心から感謝する』とモニターの向こうで深く頭を下げた。

『石上副総理を逃したのは痛手だが、それでも十分だ。党内の石上派は、蜂の子をつついたような騒ぎになっている。
滝議員を中心に、石上周辺の洗い出しも進みそうだ。……自衛隊の一角と、警察が非協力的なのが難だが』

総理は横のレンタロウを見る。

『石上がやろうとしていたのが、オルディニウム利権の独占と支配であるのは明白です。そのために山下組とも手を組んだ。
山下組は武器などの融通で裏社会を牛耳れるし、裏社会が山下組に統一されれば警察も動きやすくなる。山下組の黙認と引き換えに、一定の治安を維持しようという腹だったわけです』

俺たちの世界の裏ギルドと似ているな、と思った。裏の仕事は裏に任せるという一線を引くことで、ある程度の安寧が保たれている側面はある。
だが、俺たちの方はせいぜいが娼館の管理や盗賊団体の監視だ。国家と結び付いた暴力組織では、断じてない。

「つまり、ヤマシタグミの排除・無力化まで行かないと、イシガミの影響力は消せないと」

『サイファーさん、その通りです。それに、竹下経産相もまだ健在です。今のところ表向きは沈黙していますが。
ただ、異世界から来たあなたたちに、そこまでの無理は強いません』

レンタロウの横に座るタキも頷いた。

『サイファー、竹下をやってくれたようだな。……すまない。そして心から恩に着る。俺が仕留めたかった思いはあるが、天命なのだろうな。
後は、俺たちでもできるはずだ。トニー・フッドという有力な協力者もいる。
お前たちは、お前たちの世界のことを考えてもいいんじゃないか』

俺は言葉に窮した。……正直、迷いはある。俺たちが不在のうちに、どこまで事態が悪化するかは読めないのだ。

アミールの協力者たるイシガミは、一度姿を消した。アミールが求めているものが何かは正確には分からないが、機械兵などの技術供与なら、大きく後退するはずだ。
ベロンとドワーキンが繋がっているのは気掛かりだが、少しの間なら戦況が大きく悪化するようには思えない……多分。

向こうの世界では、ナガトという人物が新大陸から来たという。ファルーダの内部崩壊で、状況は好転しているようにも聞こえる。
だが、フレールを失ったアミールや、ローマンを失ったジェラードたちがどう動くかは読めない。暴発しても不思議ではないのだ。

俺はしばし考え口を開く。

「ヤマシタグミは、どれほどの規模ですか?」

01~35 率直に言って、かなりの規模です
36~70 かなりの規模ですが……
71~99 対抗できる勢力はある

『率直に言って、かなりの規模です。日本最大――いや、世界でも最大級の暴力組織なのは疑いありません。
石上からの武器も、相当流れているでしょう。若頭の筑摩晃一がキーマンですが、警察からの協力をどう取り付けるかですね』

マエザキが溜め息をついた。

「石上は消えど、警察が味方になったわけでもない。もう一押しが欲しいところだな。トニーの助力はありがたいが」

……俺は。

1 リナと一緒に元の世界に戻る
2 「みらい」で元の世界に戻る
3 日本に残り山下組を無力化する
4 ナージャのプレーンウォークでアメリカに乗り込む
5 その他自由安価

※安価下7多数決、考察必要

上げます。

>>850と3を並行で進めたい。こっちの穴にあたる場所で石上やベロンがやばいこと進めてるとしたらオルドを浄化しても結局世界滅びそうだし。かといって竹下組も暴力団という性質上適合者も多そうだから見過ごせない。二つに分けて調査できませんかね

>>854
できますね。

というわけで二正面作戦になります。

再開します。

「少し、いいですか。突拍子もないかもしれませんが、世界地図を見せてくれませんか」

「世界地図?何のために」

怪訝そうな表情を、マエザキやオルドが見せる。頷いたのは、ネーロだけだ。

「……君も感付いたようだね。これが、この世界の地図だ」

ネーロは懐からスマホを取り出すと、画面に地図を表示させた。

「ここが今私たちがいる日本。遥か東にある大きな大陸が北アメリカ大陸だ。
そして、南西のこの辺りが、君たちが行ったモハーベ砂漠」

俺は目を凝らした。……どうにもピンとは来ない。
だが、俺の仮説が正しければ……。

「まさか、ここが『穴』なのですか?」

「恐らくは。私たちが転移させた鉱石が、私たちの世界の『穴』の最深部にあると推測している。
封印されたミドル・オーディナルの史書の初版には、『一族』関連の記述がそのまま残っているが……。
それによれば、『穴』の深部には世界を破滅させた爆弾の残骸がそのままあるのでは、とあった。
あるいは、あの鉱石を使って魔素を撒き散らすようなものを、あの世界のオルドは作ったのかもしれない」

「しかし、この大陸は俺が知るよりずっと大きい……」

ネーロは肩をすくめた。

「そこは私にも分からない。世界が一度崩壊する時に、大陸のかなりの部分が削られたと踏んでいるけどね。
新大陸がどこに相当するかは不明だ。案外、日本の隣の中国大陸かもしれないが」

「ただ、とすれば……放っておくと、この世界も同じ道を歩むかもしれない」

ネーロが俺を鋭く見つめる。俺はそれを受け止めた。

「その通り。私がここに残っているのも、それを懸念しているからだ。
オルドは正気に戻り、『穴』の力の源泉と思われる高純度の巨大鉱石も転移に成功した。無害化も済ませている。
だが、あの鉱脈のさらに下に、より純度が高く、より大型の鉱石がないとは言えない。
ベロンに石上という、問題人物も未だ健在だ。
この世界と私たちの世界が、どう相互に影響を及ぼしているかは分からないが……
この世界の問題を解決することは、私たちの世界にも関わってくると直感している」

「やはりそうですか……。なら、俺の気持ちは固まってます。ベロンと山下組、両方を同時に攻める。
連携する暇も余裕も与えない。今の俺たちの戦力なら、できなくはないはず」

モニターの向こうにいるムトウ総理が唸った。

『……リスクは高いです。ただ、見返りも確かに多い。……敢えてやるのですね』

俺は強く頷いた。

「ええ。まずは、下準備と情報収集ですね」

※ミッション「山下組を壊滅させろ」「クエルボ政権を壊滅させ、モハーベ鉱山の占有権を奪取しろ」が発生しました。
※ミッションの報酬はそれぞれの組ごとに与えられます。
※クエルボミッションは、ベロンの撃破が条件「ではありません」。

##############

「……ということになった」

俺は皆に告げた。ナージャも、仕上げ作業を一度中断してこちらに来ている。
表情は一様に硬い。決して軽くない任務であるのは、誰もが理解していた。

「戻らずに、こっちでもう一仕事、ってわけね。……あんた、断れない性質でしょ」

ナージャが俺を睨む。どうにも彼女は出会いから当たりがきつい。

「まあ、それは否定しない。だが、ネーロさんも同意見だ。
戻る前に、ある程度こっちの世界のメドを立てるべきというのは分かる。
何より、俺たちが行ったオルディニウム鉱脈。あれが『穴』だとするなら、かなりキナ臭い」

「そうね。私もサイファーや父様と同感よ。
……ただ、情報があまりに少ないわ。クエルボって奴の話はトニーさん、ヤマシタグミはヤクシジかサイカワさんが何か知っているかもだけど。
今の状態で飛び込んでも自殺行為だと思う」

ノワールが頷いた。カレンがそれに続ける。

「ただ、動き出しを遅くすればするほど、相手は立ち直ってしまうと思います。
早く準備ができるのなら、それに越したことはない。ナージャさん、クリムゾン・レプリカは明日仕上がるんですよね」

「まあね。……で、いいんですよね。ジュリアンさん」

「ああ。多分かなりいいものができると思う。後は、使い手だな」

ナージャの宝石の中のジュリアンが言う。確かに、誰に持たせるかは大きな問題だ。

「それは明日にでも決めるとして。情報収集は明日、明後日で済ませたいところですね。
そこからは、二手に分かれて一気呵成に落とす。……それが理想です」

カレンは俺たちを見回した。こういうのを聞くと、彼女も軍人だなと思い起こさせる。

「了解だ。じゃあ、まず誰から当たるかだな」

1 トニー
2 薬師寺
3 才川
4 その他自由安価

安価下5多数決、考察不要



才川→犀川ですね。訂正です。

「まあ、まずはトニーだな。両方の情報を持っているかもしれない」

彼の連絡先は聞いている。カレンは電話を取り出した。

※30以上で電話に出る

『……もしもし、俺だが。この番号は、確かタキ議員の妹さん……カレンのだったか』

快活な声が向こうから聞こえてくる。カレンは頷くと、俺に電話を渡した。

「ああ、すまん。用件は俺だ。異世界人の俺じゃ、こっちの世界の電話は持てないらしいんでな。
実は、クエルボって奴とこっちのヤマシタグミを同時並行で潰すことになった。
打撃からの回復を許さない、ってことだな。だが、相手の情報が少なすぎる。
あんたなら、両方の情報を持っているはずだ。戦力なり、どう攻め入るなりの情報がないか?」

『……クエルボは無茶だぞ!!孤立しつつあると言えど、世界最大の国家の元首だ。
失脚させられるなら、とっくに俺がやってる!考えが甘いにも程が……』

「すまん、言い方が悪かった。厳密には『モハーベ鉱山の奪還』が当面の狙いだ。
あそこを押さえれば、オルディニウムの新規供給は止まる。
そして、ベロンやイシガミもあそこにいるはずだ。奴らを潰せば、クエルボの戦力も大きく削られるはず。
あんたの悲願である政権転覆も、大きく近づくんじゃないか?」

怒号をあげたトニーが、一転黙った。

『……なるほど、理解した。そういうことか』

トニーはしばらくの沈黙の後……

(クエルボサイド)
・戦力(コンマ下)
01~35 ベロン、イシガミ以外にも強力な戦力複数
36~70 ベロン、イシガミ以外に強力な戦力1人
71~95 ベロン、イシガミのみ(ただ、中程度の戦力はいる)
96~99 反乱分子あり

・突入方法(コンマ下2)
01~35 警備は厳重の公算、難攻不落
36~70 警備は極めて厳重、ただし……
71~95 1日だけ、警備が手薄になる日がある
96~99 ???????????

(山下組サイド)
・戦力(コンマ下3)
01~20 筑摩は適合者、その他にも誰かいるかも
21~50 不明
51~70 筑摩は適合者かもしれない
71~90 数は多いが、個人は問題なし
91~99 内通者あり

・突入方法(コンマ下4)
01~60 正直分からん
61~95 確実に組長、筑摩が公の場に出る場がある
96~99 ?????????

『まず、クエルボだ。戦力は正直手に負えん。
クリムゾンの類似品があるのは聞いているだろうが、あれを使いこなすのが何人かいる。
『特強』級の戦力がいるのは、少なく見積もっても間違いない。
だから、俺はこうやって周りをチクチクやっているだけなんだ』

トニーは忌々しそうに言った。「世界最大の大国」というのは、嘘でも何でもないらしい。

「それを俺たちだけでどうこうするのは……やはり難しいのか」

『そうでもない。俺一人じゃ無理だが、お前らなら……あるいはというチャンスがある。
3日後、鉱山に国際連合のお偉いさんがやってくることになった。クエルボと一緒にな。
そこで、これまで秘匿されていたオルディニウムの情報が会見で公表される予定だ。
まあ、あくまで『夢の新エネルギー源』という立て付けだが。
そのためには、軍事的な警護などはむしろ疑いの目に繋がる。
俺の読みでは、一時的に軍備を引き払い、平和な視察を演出するはずだ』

「そこを叩く、と?」

受話器の向こうのトニーの笑みが、見て取れるようだった。

『その通り。ただ、二つのやり方がある。
一つはクエルボの拉致。何やかんやでSPは確実にいる。その中には、ベロンのお墨付きの強者もいるだろう。
だが、これに成功すればかなり状況は好転する。困難だが、な。
あるいはオルディニウムの真実を国連のお偉いさんとメディアに突き付けるか。
この場合でも、クエルボは必死に抵抗するだろう。何より、何を見せるか次第だ。
N国紛争の背景にオルディニウムが関連していたという話も一興だが、それだけじゃ足りない。
クエルボが完全にやらかしたという何かが欲しい。……俺も探すが、日本にいたままじゃ難しかろうな』

「なるほど……とにかく、チャンスは1日だけ。そう考えろということか」

『ご名答。そのための仕込みも重要だ。んで、ヤマシタグミ。
こちらはずっと容易いな。戦力は一般のヤクザのみ。イシガミからの武器供与くらいはあるかもだが、適合者はいない。
要は、数さえなんとかなりゃいい。
そして、潰す方法も見えてる。こちらは……』

01~30 1週間後
31~50 3日後
51~70 明日
71~99 明後日

※クリティカル、偶奇判定

奇数 昇格
偶数 明日だが、内通者もあり

「こちらは明日が最大のチャンスだ。ヤマシタクミ組長と若頭の筑摩が、そろって外に出る。
内通者がいてな、精度の高い情報を流してくれているんだよ。イシガミやヤクシジの写真は、そいつ経由だ。
場所は……」

01~30 京都
31~50 名古屋
51~80 埼玉
81~99 長野

※クリティカル、偶奇判定

奇数 +α
偶数 昇格+α

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/筑摩県
若頭の地元なんかもしれないな
地名から苗字が付くってよく聞くし

『場所は長野、軽井沢。……確か、お前たちの所のすぐ近くだな』

「本当か!?それはツイているな」

『全くだな。警察なり何なりにマークされる懸念は大分薄れる。
とにかく、そこにIカントリークラブというゴルフ場がある。
イシガミの弟が運営している所だ。そこに、大手芸能事務所の偉いさんとヤマシタグミのトップがゴルフをするってことらしい。
もちろん、警備は相応に厳重だ。だが、狙撃できるポイントをそいつが押さえているって話だ。
組長とチクマを殺せば、ヤマシタグミは瓦解する。後でそいつの連絡先を教えるから、詳しくはそいつから聞いてくれ』

ヤマシタグミについては、一気に展望が開けた格好になった。これなら、万全の態勢でモハーベに乗り込めそうだ。
後は、誰が狙撃するか、だ。

「ありがとう。……本当に助かる。しかし、何故その内通者はそこまで?」

トニーは沈黙し、言いにくそうに口を開いた。

『嫁と子供を惨たらしく殺されたんだそうだ。……俺にも近い経験があるから分かる』

##########

※85以上で??????、ファンブルなし

※内通者は確定プレイアブルではない

本日はここまで。山下組は余程のことがない限りは無難に通過しそうですが。

……というか、前作から数えてもう1年過ぎてましたね。皆さん、どうもありがとうございます。
まだしばらく続きますが、今後ともよろしくお願いします。

あと、前スレ埋めちゃいましたが。R板には近日中に立てます。
というか、2になるのはちょっと意外でした。3かなーと思ってたので。
初体験の話にするか、2回目の話にするかは検討中です。

お疲れさまです
もう一年経ったんですね。まさかこんなに長く続くとは…

>>894
本音ですが、確実に5日くらいでエタると思ってました。元々勢いでスレ立てただけですし。
まさかこんなことになるとは……

>>887
あー、全くその発想はなかったです。
日本に入ってからの人名は、半分は某作品から拝借しているので……

トニーが有能だったし薬師寺はもう用済みだなこりゃ

にしても瞬時にプレーンウォークできる奴らが攻撃手段としてそれを使わないのはありがたいのかそうでないのか……

大断層に飛ばして即死させたり入口の真上に出口開いて無限落下からのビダァァァンとかできそうだけど

再開は2100ぐらいからです。

>>898
CIAなのでまだ利用価値はあります。

>>901、902
ジェラードがそれをやらないのには、多分理由があります。コーウィンはやるかもしれません。

今日は体調不良のためお休みの公算大です。すみません。

アミールはそもそも誰の未来から世界が滅ぶことを知ったんだろう。ドワーキンが連れてきた人物とかだったら一気に怪しさ増すけど

誰にどのタイミングで未来視するかで結果が変わるとか?
未来視してからの時間経過によっては、アミールの視た未来になるフラグは折れてるのかもしれない。

とりあえず未来視は何かしらの調整いれるらしいし様子見じゃないですかね

変な時間に起きたので一応コメントを。

アミールの見た未来とノワールの見た未来は「現状矛盾しません」。
パワーバランスがかなりサイファー寄りになりつつあるため、今やったらアミールの見た未来が変わりそうですが、
それでも両立ルートは想定しているエンディングの有力な一つです。

>>911
この辺りが割と重要ですね。

>>913
これはその通りです。

>>915
敵味方両方ができるのはやりすぎだったかもしれません。ただ、まだ想定内です。

あと地味に向こうの世界のタイムリミットは迫っています(日本に来た時点で残り3カ月)。
あと1ヶ月もすると、辺境から崩壊していくはずです。残り時間で全てを解決するか、時間稼ぎの手段を講じねばならないでしょう。
(ある人物はそのために既に何かやってます)

少し進めます。

内通者はオサカベというらしい。ニホンゴでしか話せないらしく、カレンが彼とやり取りをしていた。
とりあえず、明日早朝に指定の場所に来い、ということだった。「何か、不気味な男でしたね」との言葉が引っ掛かったが、とりあえず乗るしかないだろう。

夕食を手早く済ませると、時間は20時を過ぎていた。……このまま休んでもいいが、まだ余裕がないわけではない。
ヤクシジの所に行くか、サイカワのケアをするか、それとも……

1 薬師寺
2 犀川
3 その他自由安価

安価下3多数決、考察不要

※本日最終イベントです。軽い判定を挟み、クリムゾンの持ち主決定になります。

そういえば、サイカワの様子はどうだろう。……最愛の男に裏切られたのだ、簡単には立ち直れないだろう。

「ノワール、ちょっとついてきてくれないか。サイカワの所だ。
カレンの時みたいに、ケアしてやれないか」

「ああ……確かに気になるね。ただ、『未来予知』を使うのは……ちょっと避けたいかも。
あれ、魔力を相当使うから結構反動が辛いの。できなくはないけど、明日のことを考えると……」

ノワールがうーんと唸った。とにかく、サイカワの様子次第か。

01~20 ???????
21~60 ボーッと、生気のない表情で天井を見ている
61~80 ……誰?
81~95 あなたたち、ね
96~99 部屋にいない

昼まで休憩。

「あなたたち、ね」

ノックをすると、思いの外冷静な声が聞こえてきた。俺とノワールは、軽く会釈して部屋に入る。

「……少しは落ち着いたか?」

「ええ。……一人で考えたら、大分落ち着いたわ。……何であんな男に、夢中になったんだろ」

サイカワは苦笑した。ノワールのような可愛らしさはないが、地味ではあるが十分人並み以上には美しい顔立ちと言える。
ヤクシジという男は、女を見る目がないか、理想が高過ぎるかどちらかだろう。

「まあ仕方ないと思うよ。ヤクシジって奴、シーアイエー、だっけ?諜報員だったらしいし、演じるのはそこそこ上手かったから。
あなたのせいじゃない。悪いのは、あなたを利用しようとした連中よ」

ノワールの言葉に、サイカワはぼんやりと宙を見た。

「……私は、これからどうなるんだろう」

「まだ警察はムトウ総理の管理下にはないようだ。だが、じきにそうなる。
その時に、戻ることになるんじゃないか」

サイカワは首を弱々しく振った。

「……戻っても、することがないわ。……『正義』のために警察庁に入ったのに、私はそれに裏切られた。
何が正しいのか、私には分からない」

俺は……

1 時間が解決するだろう
2 俺たちに協力してくれないか?
3 警察で戦うのも、立派な正義だ
4 その他自由安価

安価下5多数決、考察不要

上げます。

「君にとっての『正義』は何だ?」

そう返すと、彼女は固まった。……想像していない言葉だったのだろう。俺は続ける。

「まあ、俺が言えた口じゃないがな。こっちの世界に来て色々やっているのだって、何か強烈な使命感や正義感があるからじゃない。
極論すれば、全て成り行きだ。やらなきゃ俺たちの世界が滅ぶから、必死こいてやってるだけとも言える。
……だが、一つ言えるとすれば。俺は愛する女を守るために動いてる。守られることも多いが、こいつを守るためなら何だってやる」

そう言って、俺はノワールの頭を撫でた。ノワールの顔が赤くなったが、構わず話を続けた。

「俺は聖人君主じゃないから、何が『正義』だとか偉そうなことは言わないし言えない。だが、自分の身の回りで幸せになってもらいたい奴を守り抜き、幸せにしてやるのも『正義』じゃないか?
その積み重ねが、世の中を正しい方向に導いていくんじゃねえかと、俺は思う。……君にも、そういう存在がヤクシジ以外にもいるだろう?」

……

01~30 私には、分からない……
31~60 家族……?
61~99 そう……ね

夜に再開。

未来が変わるだけの出来事にはブランド覚醒やリナの登場といった極端な高コンマイベントが当てはまるのかな(逆も然り)

少し進めます。

>>938
そういうことですね。つまり、アミールが今予知したら変わっている可能性があります。
そして、彼はそれを良しとしないでしょう。

サイカワは黙った。何かを言おうとしてはやめ、それを二、三回繰り返した後、ふっと笑った。

「そう、ね。あなたの言う通りかもしれない。父さんや母さんが元気で生きていける世の中を作る、それだけで良かったのね。
……少し気が楽になったわ。サイファーさん、だっけ?ありがとう。青少年保護法違反の件は、見逃してあげるわ」

「……青少年保護法?まあいい、こちらも少し救われた。代わりと言っちゃなんだが……俺たちに協力してくれないか?
一応、今のところ俺たちは独立して動いている。ムトウ総理やタキ議員、そしてここを運営している学術組織の支援はあるが、影響力は限られている。
君にできる範囲でいい。頼まれてくれないか」

01~25 私に何ができるんだろう……
26~60 情報収集程度しかできないけど
61~90 話は少しあのマエザキって人から聞いたわ
91~99 ????????(再判定)

「……私にできることがあれば何でも。何なら、あなたたちに同行してもいい」

サイカワは意を決したように俺を見た。強い意思が、そこには感じられる。

「いや、それはやめといた方がいい。俺たちが相対するのは、『ロック』以上の怪物ばかりだ。一介の警察官でどうなるものでも……」

「甘く見ないで。『特強』に選ばれた理由はどうであれ、あそこでの訓練に耐え抜けるぐらいの力はあるわ。
あなたたちがどれ程かは知らないけど、邪魔にはならないと思う」

俺はノワールと顔を見合わせた。

「大丈夫なのか?」

「……嘘や強がりじゃないわね。……ちょっといいかしら」

ノワールじゃサイカワの頭に手を乗せる。精神感応術か?

しばらくするとノワールが口を開く。

「この子が何をできるのか、少し読んでみたわ」

……

01~20 残念だけど……
21~50 機械の扱いが上手いみたい
51~80 「ジュウドウ」という格闘技が得意ね、隠密行動もできるわ
81~95 隠密行動のスペシャリストね。エリスさんに似てる
96~99 えっ……???

(一般人じゃ)ないです

「隠密行動のスペシャリストね。エリスさんに似てるかも。確か、トニーさんもそんな感じだっけ」

「……トニーって、『あの』トニー・フッド?彼も協力してるの??」

「気付かなかったのか?君が起きた時にいはずだが……」

サイカワは唖然としている。そう言えば、トニーはあの時名乗らなかった。顔を知らないのなら、驚いても不思議ではない。
それにしても、トニーはそこまでの有名人なのか。只者ではないとは思っていたが……。

「トニーと仕事ができるかもしれないのね?」

「や、できると決まったわけじゃない。だが、そのうちに奴には会いそうな気もするが……」

サイカワの顔がぱっと明るくなった。

「それなら是非ともお願いするわ!伝説上の存在かと思ってた、こんなことってあるのね」

子供のようにはしゃぐ彼女を見て、俺たちはただ「はは……」と笑うしかなかった。
だが、心強い協力者が増えるのは、決して悪いことでもない。ヤマシタグミの一件が片付いたら、色々世話になりそうだ。

※犀川れむがプレイアブルになりました。能力はパーティ加入後公開ですが、エリスにかなり近い特色があります。
情報収集と近接攻撃が強みですが、拳銃も使えるオールラウンダーです。
米国行き後本領を発揮するでしょう。

中断します。少し進めて次スレです。

この設定だと、薬師寺の女の趣味は結構特殊だったかもですね。まあ、胸小さめですし、T大純粋培養なので男性経験は乏しいでしょうが。

>>944
相当薄い所を引いた結果ですねえ……。最後99や00偶数を引いたら主力まであったかもです。

最後に一つ判定を。

30以下で……

え、ええ……

偶奇判定です。

奇数 ???????
偶数 ?????????

コンマ下3

偶数……初期好感度200+α、ただし恋愛感情はなし

奇数ならいきなり修羅場でした。

多分犀川にとってサイファーは「命の恩人&人生の指針を示してくれた恩人」的立場かと思われます。全幅の信頼をもって行動してくれるでしょう。当然、絆効果もあります。

奇数ならどうなってたでしょうねえ……。キャラ崩壊しないよう注意するのが大変だったでしょうが、とりあえず最悪この夜に夜這いをかけられたでしょう。
帰還時も追いかけてくる可能性大だったはずです。

どっちにしてもついてくる可能性ありそう

次スレに移動します。よろしくお願いいたします。

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>>962
まああるでしょうね。このルートなら拒否すれば来ませんけど。

あと、好感度は250+αに訂正します。00偶数なので。

##########

※10以下、ないしは90以上で追加イベント(影響小)

上はなしです。誤爆しました。

どうでもいい話。

トニーはシティーハンターのミック・エンジェルを少し老けさせたイメージです。CV小山力也さん辺りですかね。
犀川はセミロングで地味目、やや貧乳寄りにした戦場ヶ原さん。CVもそのままという感じでしょうか。

ダリウスナージャリナの力の殆どが宝石依存なら理屈を知るオルド勢は宝石ピンポで狙い撃ちしてきてもおかしくないよね

なんだかんだで前作と似たり寄ったりな戦力になった感あるけど意図的なのかな

>>972
これはそうですね。少なくともコーウィンは狙うでしょう。

>>974
順当なら戦力がこの後バラけるはずなので、そこで前作とパーティ構成は変わるはずです。

滝、リナ、トニー、犀川で数は揃うか

>>977
リナは来るかどうか?ナージャは来るでしょう。

一族関係者の特徴(一族の子孫は割愛)

ベネディクト・・・魔物錬成
ジェラード・・・時間遡行
エリック・・・瞬間移動
ケイン・・・???
コーウィン・・・自己再生、未来視?
ブランド・・・膨大な魔翌力
フィオナ・・・???
ジュリアン・・・武器関連
ブレイズ・・・精神支配
ランダム・・・飛行能力

デアドラ・・・時間停止
フローラ・・・隠密
ドワーキン・・・???

ヘルラ転生体(善)・・・結界魔法
ヘルラ転生体(狂気)・・・自己再生は確定
オルド・・・現時点では洗脳と武具作成能力のみ判明、多分なんでも出来そう?

無敵化は誰が持っているのかしら

荒れそうだからこっちで聞くけど、>>1が言ってた全持ち越しできる例外のケースって例えばどういう時の事を指すの?

>>981
24→25では6ポイント必要なので、この時は例外にしようと思ってます。
なお、通常進行ではここが限界です。

R18は明日スレ立てできたらやります。
更新遅そうですけど。

トラブルにつき今日のスレ立ては難しそうです……

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