デデデ「待て、おかしいゾイ」

エスカルゴン「何がでゲス？ 売れてることが？」

デデデ「今、プププビレッジの奴らを想像したら……」












デデデ「あいつら全員……下着履いてないゾイ！！」

エスカルゴン「あ！！！」

デデデ「おかしいゾイ！！！ エスカルゴン、お前はどうやってワドルディ達に調べさせたゾイ！！？」

エスカルゴン「……ワドルドゥ隊長！！」

ワドルドゥ「はっ！！ 聞いてきます！！」













ワドルドゥ「陛下！！ ワドルディ達に聞いた所……」

ワドルドゥ「地球という別の星で調査したとの事で……」

デデデ「なるほど……」

エスカルゴン「なんで別の星のやつらがカービィを知ってるでゲスか！！？」

デデデ「そんなのはどうでもいいゾイ！！ 兎に角今、分かった事が一つだけあるゾイ！！」

エスカルゴン「なんゲスか？」

デデデ「つまり……」

デデデ「ワシの下着を売れば大儲けできるゾーーーーーーーーイ！！」

エスカルゴン「……は？」

デデデ「デュハハハハハ、そうと決まれば早く作るゾイ！！」

エスカルゴン「ま、待つでゲス陛下！！ その理屈はおかしいでゲス！！」

デデデ「おかしい？ 何もおかしくないゾイ！！」

デデデ「ワシより人望も人気もないカービィで売れるならワシのはもっと売れるゾイ！！」

エスカルゴン「……あっそ」

デデデ「そうと決まればワドルディ達に早く作らせるゾーーーイ！！」

『this is…… channel D・D・D！！』

エスカルゴン『今回紹介しますのは……デデデ陛下のイラスト入りの水色のパンツとブラジャー！！』

エスカルゴン『下着にお困りのお客様！！ 是非お買い求めを……』













コットリ「なんだこのキモい下着！！？」

ブン「よく売れると思ったよなぁ、デデデのやつ」

フーム「カービィは素っ裸だからいらないわよね？」

カービィ「ぽよ！」

デデデ「だーーーーー！！！ 売れんゾイ売れんゾイ！！」

エスカルゴン「そりゃそうでしょうが」

デデデ「地球は！！？ 地球の売上はどうなんだゾイ！！？」

ワドルドゥ「はっ！！ 集計したところ、ゼロです！！」

デデデ「な、なにぃ！！？」

ワドルドゥ「売れてないにも変わらず、レビューには『変な物を売るな』という低評価のラッシュが……」

デデデ「ど、どういうことだゾイ？ どうして売れないんだゾイ……？」

エスカルゴン「陛下！！ どうするんでゲスか！！ こんなにたくさんの下着！！」

エスカルゴン「部屋がパンツとブラだらけでゲスよ！！」

デデデ「お前がなんとかしろゾイ！！」

エスカルゴン「ええええええ！！？」

デデデ「ワシの責任は部下の責任ゾイ！！」

エスカルゴン「そ、そんなん言われても……」

エスカルゴン「……」チラッ

デデデ「？」

エスカルゴン「……アレに頼ってみるでゲスか」

カスタマーサービス『これはこれは陛下』

エスカルゴン「用があるのは私でゲスよ」

カスタマーサービス『……どういったご用件で？』

エスカルゴン「あそこにある下着をなんとかできる魔獣はいないでゲスか？」

カスタマーサービス『……なるほど、そういう事ですか』

デデデ「できるのかゾイ！！？」

カスタマーサービス『勿論です』

カスタマーサービス『紹介しましょう。 魔獣、パンツヌスムくんです』

魔獣『パーーーーーンツ！！！』

デデデ「どんな魔獣ゾイ！！？」

シュバババババ！！！

魔獣「パーーーーーーンツ！！！」

デデデ「おお！！ パンツが一瞬でなくなったゾイ！！」

カスタマーサービス『他人のパンツを吸収する事でどんどん巨大化する魔獣でございます』

エスカルゴン「いやあああああああ！！！」

デデデ「ど、どうしたゾイエスカルゴン！！？」

エスカルゴン「わ、私の殻があああああ！！///」

デデデ「エ、エスカルゴンの殻もなくなってるゾイ！！」

魔獣「パーーーーーーンツ！！！」

エスカルゴン「私の殻がああああ！！ あの魔獣に奪われたでゲスウウウウウウ！！！」

デデデ「敵味方関係ない……恐ろしい魔獣だゾイ」

デデデ「ん？ なんだかお腹がスースーするゾイ」

デデデ「……あ！！！」

デデデ「ワ、ワシの腹巻も……あの魔獣に奪われたゾーーーーーイ！！！」

エスカルゴン「それ下着だったんでゲスか！？」

デデデ「よ、よくもワシのチャームポイントを……」

デデデ「極刑ゾーーーーーーイ！！！」

魔獣「パーーーーーーンツ！！！」ドゴオオオン！！！

デデデ「ぐほおお！？」

エスカルゴン「陛下ああああああ！！！」

メタナイト「陛下！！ 怪我は！？」

デデデ「あるに決まってるゾイ！！」

メタナイト「下着を奪う魔獣か……だが私は……」

ゴオオオオオオオ！！！

メタナイト「なっ……！！」

ブン「俺、下着つけるんだったらこんなダサいのは嫌だな」

フーム「私もつけるんだったらカービィの下着みたいな可愛いのがいいわね」

カービィ「ぽーよ！！」

メタナイト「カービィ！！ 大変だ！！」

フーム「！！ メタナイト卿！！？」

ブン「な、なんで顔を隠してんだ！？」

メタナイト「……魔獣に仮面を奪われてしまった」

フーム「魔獣！？ 魔獣が出たの！？」

デデデ「ワシの腹巻きを返すゾーーーーーーイ！！！」

エスカルゴン「もう生きていけないいいいいいいいいい！！！///」

フーム「デデデ！！！」

カービィ「ぽよ！！！」

デデデ「カービィ！！」

エスカルゴン「早くあいつをなんとかするでゲス！！」

メタナイト「奴を倒せば奪われた下着が全部返ってくる……」

ブン「おいデデデ！！！ あいつの弱点は何かないのかよ！！」

デデデ「そんなん知らんゾイ！！」

メタナイト「待て……奴が吸い込むのは下着……」

メタナイト「……カービィ！！ やつの口の中に入るんだ！！」

カービィ「ぽよ！？」

フーム「何を言ってるの！！？」

メタナイト「奴の口の中にイレギュラーの物が入れば……嘔吐する可能性があると考えている」

デデデ「なるほど！ あいつにとってカービィは異物ゾイ！！」

フーム「カービィを異物扱いしないで！！！」

カービィ「ぽよ？」

魔獣「パーーーーーーンツ！！！」

メタナイト「口を開けた！！ 今だ！！」

カービィ「ぽよ！！」ダッ









魔獣の口の中

カービィ「ぽよ……」

ゴオオオオオオオ

カービィ「ぽ、ぽよ！？」

















魔獣「グオオオオオオオ！！！」

ブン「カービィが入った所為で暴れてるぜ！！」

デデデ「よーし吐けーーーーー！！！」

ドボボボボボボボ！！！

ブン「本当に吐いた！！」

フーム「デデデのパンツがいっぱい出てきたわ！！！」

エスカルゴン「殻！！ 殻はどこでゲスか！！？」

フーム「待って！！ カービィはどこ！！？」

メタナイト「カービィならあそこだ！！」

ブン「メタナイト！！ いつの間に仮面つけてる！！」










カービィ「はあっ！！」

フーム「カービィが……パンツを仮面のようにかぶってるわ！！」

メタナイト「あれぞ……パンツカービィ！！！」

デデデ「なんゾイあのカービィ！？ 変態ゾイ！！」

フーム「どうやって戦うの！！？」

メタナイト「パンツカービィの闘い方は……」

カービィ「とおりゃ！！」バッ

メタナイト「自分の被っていたパンツの匂いを嗅がせる！！」

魔獣「パン！！？」

メタナイト「そして……」

カービィ「はああああああああ！！！！」

メタナイト「相手を……裸にして辱める！！」

フーム「待って！ あの魔獣は素っ裸だけど……」

メタナイト「裸なら……肌をとる！！」

ビリビリビリビリ！！

魔獣「パーーーーーーーーン！！！！！？」

デデデ「いででででででで！！ 見てるだけで痛いゾイ！！！」

シュウウウウ……

ブン「やったぜ！！」

エスカルゴン「殻！！ ……あーあったでゲス！！ 私の殻～///」

デデデ「ワシの腹巻きも無事ゾイ」

ブン「お前らにとってそれは下着だったんだな」

フーム「……あら？ てことは……」

フーム「メタナイト卿にとって仮面は下着も同然ってこと？」

メタナイト「……想像に任せる」

デデデ「あーーーーーー！！！」

フーム「ど、どうしたのよデデデ！！ 急に大声出して！！」

デデデ「折角エスカルゴンが裸になってたのに……裸を見るのを忘れてたゾイ！！」

エスカルゴン「は！！？」

デデデ「今からでも遅くないゾイ！！ 脱ぐゾイ！！！」

エスカルゴン「ちょ……やめろおい！！ 離せ！！！」

ブン「ところで姉ちゃん、この大量のデデデの下着どうすんだ？ 誰も買わないぜ？」

ブン「布巾代わりでもするか？」

フーム「そんな使い方しちゃダメよ！！ いくらデデデのデザインでも！！」

フーム「いい？ どんなにデザインが駄目でも間違った使い方をすると作った人に失礼よ！」

ブン「デデデ？」

フーム「ワドルディよ」

フーム「兎に角この下着は……貧しくて何も履けない人を探して……その人達にあげましょう！！！」

カービィ「ぽよ！！」






デデデ「脱げええええええ！！！」

エスカルゴン「いやあああああああ！！！///」

終わり

ビーストカービィの人かな？