注意書き
・アイドルマスターミリオンライブ シアターデイズ!×ジョジョの奇妙な冒険のクロスオーバーです
・スタンド名にこじつけが多いです
・オリジナル設定が多いです
始まるよー(●・▽・●)
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怪しいとは思っていた。
挙動不審で、威圧的で、とても芸能プロダクションのスカウトマンとは思えなくて。
「金沢に帰ります」と意思を表明したその瞬間、男は本性をあらわにした。
「ふざけんじゃねェェェ! お前達『スタンド使い』は『SPW協会』の下に跪くことが決まってんだよォォォ~!!!!」
「は? 『スタンド』? 『SPW協会』? あなたは馬鹿なのですか? 事情があるにせよ、もっと言葉を選んで説明した方がいいのでは?」
本音と同時、返されたのは返答ではなく乾いた破裂音だった。
まずは熱が、続いて痛みが私の右腕を走る。
ようやく気づく。え? もしかして。ウチ、撃たれた?
右腕を押さえ込んでその場にしゃがみこむ。ライトブルーのカーディガンに赤い血が染み込むのを呆然と眺めていた。
あー、この服一張羅のよそ行きやったんに、とか。
目の前の光景が非現実的すぎて。思わずそんなどうでもいいことばかりを考えてしまう。
東京に出てきて、目の前の男がウチに拳銃を向けている。
は? なんなん、どういうことなん。
拳銃? は? 嘘やん。
衝撃的すぎる事実に、ウチは目の前が真っ白になりかけて。
「うげええええ~~!?」
奇声をあげて吹き飛んだ男の声で、ようやく意識を取り戻した。
ぼやけた視界に映るのは、路地裏の壁に叩きつけられた男と────私を守るように立ちはだかる黄金の像だった。
「……え?」
まず目を奪うのは鱗のような模様をに全身を包まれた出で立ち。銛のような武器を持つ流線型の姿はまるで魚人のようで。
振り向いた顔に並ぶ瑠璃色の瞳が、私の味方であることを雄弁に語っていた。
直感でわかる。これが、ウチの……ううん。私の『スタンド』だと。
『意思を持つ像』『傍立つもの』『形を得た精神エネルギー』
この子は……私自身。
私を守るための、私から生まれた力。
その、名前は。
「『ラピスラズリ・ファンテイル(瑠璃色金魚)』……!」
バァ―――z_____ン!!!
To be Continued......
短いけど終わりです
つむかわつむかわ
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