【モバマス】リコッタチーズvsはちみつ (16)

パンケーキを巡る血肉わけた戦い(ウソ)になります



こちら、独自の設定がありますので、よろしくお願いいたします

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――大原ベーカリー

みちる「♪~紙の袋を膨らまし片手で叩けば」コネコネ

みちる「パンっと……あれ?ちょっと生地を作り過ぎましたか?」

みちる「まっ、いいですか。事務所に保存しておけばいつでもパンが食べられます」

みちる「では」イソイソ

――事務所

みちる「おはようございます!」フゴフゴ

ちひろ「おはようございます、みちるちゃん」

みちる「あれっ?皆さんはまだ来ていないのですか?」

ライラ「ライラさんはここにいますよ」ニュッ

みちる「あぁ、ライラさん。よろしかったらおすそ分けです」バンッ

つ【パンの山】

ライラ「これはありがとうございます。ではいただきます」フゴフゴ

ちひろ「ライラちゃん、よく噛んで食べてね。そうそう、みんななら隣でテレビを見ているみたいですよ」

みちる「わかりました。それでは」

ライラ「フゴフゴフゴ」

ちひろ「ライラちゃん……それ、みちるちゃんのアイデンティティよ」

――事務所休憩室

みちる「フゴフゴ、おはようございます~」

『千枝「千枝もです。あ、運動会のあと、みんな日焼けとかすごかったです。――千枝は、夏には海とかは行かなかったからなぁ…」

唯「ゆいは行ったけど、やっぱりアイドルだから、あまり焼けなかったからね」

千枝「でも未央さんや茜さんと一緒に遊んだって聞きましたが?」

唯「あははは、あんときは夕美さんがパンツ忘れて大騒動だったよ☆」』

夕美「……ってテレビの前で言っちゃうのかなぁ?」ブチギレ

唯「あはは……夕美さん、ごめんして」ヒヤアセ

夕美「ふふふっ、今から『お花見』に行こうかっ」ズイッ

唯「」

夕美「逃げても無駄だよ……絶対に逃がさないからね」ガシッ

唯「いやぁー!桃華ママぁ!千枝ちゃん!助けてぇ―!!」ズルズル



ギャー



比奈「『masher』のリスペクトっスか?」

由里子「案外『Bad Name』をおパクリ遊ばせたのかもしれないじぇ」

奈緒「あっちも『唯』だもんなぁ」

みちる「フゴフゴ……あのー?」

杏「あぁ、みちるか。おはよう……あれ?唯がちょっと、失言しただけだよ」

奈緒「我が杏は、詩人の心をお持ちのようで」

――回想。海にて

モバP(以下P)「それじゃあ撮影も終わったし、夕飯の時間まで解散だ」

未央「よーし、海が私たちを待っているぞー!」

茜「この瞬間を待っていましたー!!」ボンバー

友紀「わーい、海だ海だー!」ヌギヌギ

拓海「お、おいっ!プロデューサーもいるんだぞ!」

唯「心配ないよー♪」ヌギヌギ

莉嘉「ちゃんと水着を着てきたもんねー☆」バーン

未央「どうだー!」

早苗「まったく……用意周到とは言ったものね。じゃあ、夕美ちゃんに愛梨ちゃんは更衣s」

夕美「えっ!」ヌギヌギ

P「おまえもか……」

夕美「えへへー」ヌギヌギ

愛梨「ずるいーっ!私も―」ヌギヌギ

P「ちょっと待った」ガシッ

早苗「そうね。愛梨ちゃんは待ちなさい。そしてPくんは、目隠ししていなさい」ガシッ

拓海「ほらっ、スイカ割りの目隠しだ」シュルシュル

P「すまんな」

愛梨「えぇー、どうしてですかー?!」

夕美「愛梨ちゃん……今、下着……だけなんだよ」

愛梨「暑いから大丈夫だよ」キッパリ



この後めちゃくちゃ説教しました

――夕食前。更衣室にて

友紀「あぁ!楽しかったぁ」

莉嘉「ねぇ、ねぇ!また行きたいねっ!」

茜「毎日でもおっけーですっ!」

唯「でも、休みがないからね」

拓海「まったく、お前らは……」

夕美「」

早苗「どうしたの?夕美ちゃん?」

夕美「……ワスレタ」

友紀「ん?」

夕美「シタギ……パンツ……ワスレタ」

拓海「」

早苗「」

唯「心配ないよっ!こういうトコは、必ずどっかであるって♪」

莉嘉「そうそう、リカ達が付いてって上げるから、スグにいこー!」

夕美「う、うん」

早苗「すぐ帰ってくるのよ。寄り道はダメだからね」

唯「わかってるってー☆」

未央「じゃあ、私たちは先に帰ってるねー」

――海辺の店

アリガトーゴザイマシター

夕美「……ふぅ、よかった」

莉嘉「というか、お店でそのまま履いちゃえばよかったのに」

唯「まぁ、こんなとこに知り合いはいなi」

P「よぉ、お前達も夕食の前の散歩か?」

莉嘉「ぴぴぴ、Pくんっ!」

唯「どどど、どーしてここにぃ!」

P「どうしてって、街の風景のイメージで今度の配役をだな……つかお前ら夕食前に買い食いか?」

夕美(どどど、どーしよ。私、ノーパンだよ!)

唯(とりあえずプロデューサーちゃんに話を合わせよう)

莉嘉「え、えへへー。ちょっとねー」

P「まったく、夕美まで。その袋か?どれ、持って行ってやるよ」

夕美「えええーっ!いいよいいよ、これは人に見せられるものじゃ」サササッ

フワー(スカートがめくれる音)

夕美「」

P「」

唯「」

莉嘉「」

P「……すまん」

夕美「…………プロデューサー」

唯「ゆゆゆ夕美ちゃん!これはフカコーリョクだよ!」

莉嘉「そそそ、そーだよ!おねーちゃんもよくプロデューサーにくっついて自爆してるし」



P「結婚してください」

夕美「……幸せにしてね」



唯、莉嘉「……はい?」


唯、莉嘉「はいー―っ!?」

――回想終了

比奈「ということがあって、パッションの間ではエライ問題になっているっスっと」

奈緒「で、唯が思わず口を滑らせたわけか」

杏「でも、パッションのプロデューサーは何人もいるから……うちは武内Pだけだから、専務に楓さんにと争奪戦が激しくてさー」

由里子「いやー、あそこにもー」





藍子「もぅ、プロデューサーさんのばかぁ……でも大好きですよっ(///)」

別のP「……」プシュー バタン



みりあ「あー、またプロデューサーが血を吐いて倒れたよ」

柚「今日だけで四回目だねぇ」

芳乃「とりあえず医務室へ運ぶのでしてー」

裕子「ではここはサイキックで。むむむーん」

輝子「ふひ……とりあえず担いでいこう」

きらり「えっほ、えっほ」

奈緒「あそこまで目立つ、かつみんなから容認されているのはあのバカップルぐらいだけどなー」

比奈「幸せにはなって欲しいっスけどね」

杏「そういえば、みちるはどうしたの?またパンが無くなったんじゃ?」

みちる「いえいえ、今日はパンの生地を持ってきましたので、これでみんなでパン作りでもと」

つ【パン生地30kg】

比奈「」

由里子「」

みちる「えへへー」

奈緒「こんなにたくさん、どーするんだよ!」

杏「むしろよく持ち込めたね……」

ガチャ

かな子「こんにちはー」

愛梨「大分涼しくなってきましたが暑いですねー」ヌギヌギ

志保「こらっ、またプロデューサーに怒られるよ」

法子「そんな時はドーナツでゴキゲン間違いなしだよっ」



杏「ちょうどいいとこにスイーツ屋さんが」

奈緒「だな」

四人「?」

一旦切ります。続きはまた

――説明中

かな子「そういうことでしたら使いますね」

志保「あ、この生地ってどこまでいってるのかな?」

みちる「一次発酵は済ませてから冷蔵庫に入れました」

愛梨「んー、残念だけどパン以外だとスコーンやドーナツに流用するしかないかなぁ?」

杏「何、その一次発酵って?」

かな子「パンを作る際に、イースト菌を入れて膨らませるのですが、形を整える前に一度発酵させてガス抜きをしておくんです」

みちる「簡単にいうとウォーミングアップみたいなもので、これをやらないとふんわりしたパンにならなくて、ただの小麦粉の塊になるのですよ」

志保「それに発酵させ過ぎると酸っぱくなったりするから、作る種類によってタイミングも異なるの」

奈緒「へぇー、パン作りって手間がかかるんだな」

比奈「今のそれは漫画でいえば下書きが終わっているとこっスかな?」

愛梨「んー?多分そうかな?とりあえずアップルソースとコーヒーがあるから、これでおいしいパンを作りますね」

法子「ドーナツはお任せください」カポカポ

杏「うわぁ、恐ろしい勢いでドーナツの型が量産されていく……」

由里子「まさに、ジオン驚異のメカニズムだじぇ」

ガチャ

藍子「甘いにおいがしますね」

茜「ちょうどおやつの時間ですね!」

未央「おっ、今日は我等が精鋭、スイーツファイブによる手作りおやつが楽しめるのかな?」

莉嘉「……ドーナツばかりかもしれないよ」

きらり「それはそれでぇ、どーんと食べちゃうぞ」

みりあ「わーい」

裕子「なんにせよ、サイキック楽しみです」





その頃

唯「オハナウツクシイ、オハナキレイ、オハナモイキテイル」

夕美「あれっ?『お花見』させ過ぎちゃったかな?」

――ただいま1500

かな子「こうやって(カポッ)できたてのコーヒーロールパンにアイスを乗せて逆アフォガードですね」

友紀「とけたバニラアイスと、苦め目のコーヒーロールがマッチしたまさに攻防一体の一打だね」パクパク

愛梨「アップルロールも焼きたてのうちにどうぞ」

芳乃「フゴフゴフゴフゴ……でしてー」

奈緒「おいおい、口にものを入れたまましゃべるなよ」

法子「ドーナツも揚げたてだよ」

みりあ「わーい、熱々だよー」フゴフゴ

志保「スコーンはシンプルなだけに、ジャムでもメープルシロップでもなんでも合いますよ」

藍子「ならハチミツをいただきますね」トロトロ

夕美「リコッタチーズもあるんだね」イソイソ

みちる「フゴフゴ…そういえば…フゴフゴ」

唯「とりあえずパンを食べ終わってからだね☆」

きらり「おぎょーぎが悪いのはメッ!だぞ」



みちる「フゴフゴ……ゴクン。えっと」

「パンケーキってパンじゃないんですね」

かな子「えっと、鍋(パン)で作るからパンケーキで、ブレッドのパンじゃないんだよ」

みちる「はい、最近両親から聞きまして。今、藍子さんと夕美さんが話しているのを聞いて思い出したのです」

藍子「私たち……?」

夕美「何かあった……?」

未央「おやおやぁ?お二人とも、もうお忘れですかぁ?」

裕子「♪好きなチョイス、ハチミツとパンケーキ~」

茜「♪この庭に来ればリフレッシュ、リコッタチーズパンケーキ~」

藍子「あ、なるほど」

夕美「私たちの歌だったんだ」

きらり「もぅ~、Pちゃんとラブラブだからって、歌詞を忘れちゃダメだにぃ☆」

藍子「そ、それは(///)」

夕美「また、ベ、別の話で(///)」

杏「はいはい、アイスが熔けちゃうから食べちゃうよ」

比奈「今、すごい表現だったスね」

――後日

ありす「はい、お待たせしました。橘流いちごスパゲティパンケーキになります」

あずき「」

穂乃香「」

忍「」

柚「」チーン

ありす「どうかしましたか?せっかく栃木からイチゴパスタの麺を入手できましたから、まずは皆さんにと」

巴「ウマい!ウマいのぅ!ありす、これはまた格別じゃ!」パクパク

ありす「ありがとうございます。上の生クリームはリコッタチーズを交ぜてより爽やかさを求めました」

巴「それにこのハチミツ。純正か何か知らんが、くせになる味じゃのぅ!」パクパク

ありす「ネネさんが言うには、純正に近いとえぐみがあって大人の味になると聞きますが、さすがは巴さん。もう大人の味がわかりますか」

巴「大人かどうかわからんが……おかわりじゃ!」

ありす「はいっ!」マンメンノエガオ





(o・▽・o)&(●・▽・●)おわりだよー

あ、今回いつものアニメ鑑賞を忘れた

ま、いいか

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