ミリP「へ?お泊まり会?」
やよい「はい!来週なんですけど、お父さんもお母さんもお仕事で帰れなくって、それでお泊まり会をしようって思って」
やよい「次のライブはユニットだから、みんなともーっと仲良くなりたいですし、それに、あの...」
ミリP「あの...?」
やよい「やっぱり、家族がいないとさみしいから...」
ミリP (ズキュゥゥゥゥゥゥンンンン!!
ミリP (天使や...目の前に天使がおるでぇ...)
やよい「あの?プロデューサー?おーい!プロデューサー!」
ミリP「あぁ、すまん。あまりの尊さに気を失ってた」
やよい「とうとさ?うーん、よくわからないですけど、身体は大事にしてくださいね!」(ニッコリ
ミリP (ズキュウウウウウウウウウン
やよい「あれ?プロデューサー?プロデューサー?本当に大丈夫ですかー?」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1505401500
ミリP「ユニットの仕事に備えて集まるっていったら、メンバーは可奈と環と育か?」
やよい「はい!みんなお家の人には大丈夫って言ってもらってます!」
ミリP「うーん。とはいえ、家に子供だけになるのか?心配だなぁ」
やよい「大丈夫ですよ。何回もこんなことありましたし、ご近所のみなさんもとーっても優しいですし!」
ミリP「でもなぁ、最近はかなり物騒だからなぁ...心配だ...。そうだ!!いいことを思いついたぞ!!」
やよい「いいこと?なんですか?」
ミリP「俺が泊まればいいんだよ!!」
やよい「え?」
ミリP「ほら、俺がいたら変質者が来ても守ることができるし、ライブに向けてミーティングも密にできる!」
やよい「そんなそんな、プロデューサー夜遅くまでお仕事で大変なのに悪いですよ。プロデューサーはお家に帰って、しっかり休んでください」
ミリP (あぁ...あのアイドルとかあのアイドルなら『何言ってるんですか気持ち悪いです消えてください』とか絶対言うのに...)
ミリP (俺の心配までしてくれるなんて、やっぱりやよいは天使や...)
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志保「くしゅん!!」
志保弟「おねえちゃん、かぜひいたの?だいじょぶ?」
志保「ううん、違うわ。ちょっと鼻がムズムズしただけ。心配してくれてありがとう」
静香「くしゅん!!」
未来「あれー?静香ちゃん風邪?」
静香「ううん、違うと思う。それより未来、とっとと宿題終わらせてレッスンするわよ!」
未来「うへー...勉強やだー!!」
-----
ミリP「ありがとう、やよい。でも俺の心配ならしなくてもいいぞ!!!お前たちに何かあったら大変だからな。それに、お前たちと一緒にお泊りなんてもう癒しに癒されて仕事も...」(ポンポン
ミリP「あぁ!!!肩を叩くのは誰だ!!?今!!俺は!!大事な話をして...」
律子 (ニッコリ
ミリP「アリツコサンオツカレサマデスキョウモカワイイデスネ」
律子「プロデューサー殿、まさか本気でやよいの家に行こうなんて思ってないですよね?」(ニッコリ
ミリP「...ダメぇ?」
律子「ダメに決まってるでしょ!!!!!下心が丸見えなんですよ!!!!!このヘンタイ!!!!!」
ミリP「ひどいっ!!」
律子「やよい、大丈夫だった?ダメよ、しっかり自分の身は自分で守らなきゃ」
やよい「守る?私はプロデューサーと楽しくお話ししてただけですよ?」
律子「はぁ、まったくやよいってば...。まぁ、いいわ。そういう話は追い追いね」
やよい「はい!おいおい!」(わかってない
律子「当日は、プロデューサー殿が車でやよいの家までみんなを送っていく。あと、やよいは寝る前にメールを一本入れる。これで心配ないですね?」
ミリP「はーい、わかりましたよー」
律子「あと、プロデューサー殿は送ったらすぐに帰って来てくださいね。ミーティングがあるので。時間厳守でお願いしますね」
ミリP「え!?なんで!?せめてやよいたちとのウキウキ晩御飯タイムくらいいいじゃん!?」
律子「ダメです」
ミリP「ファーッ!!!!!」
やよい「あのあの、なんかごめんなさい。今度プロデューサーにお弁当作ってくるので、それでゆるしてもらえますか?」
ミリP「お弁当!!!?やった!!!!」
やよい「わーい!プロデューサー喜んでくれて嬉しいです!」
やよい「うっうー!はいたーっち!」
やよいミリP「いぇい!」(パシッ
律子「はぁ...なんだか頭痛くなってきた...」
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翌週 高槻家
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やよい「ただいまー!みんなもどうぞあがってあがって」
環「ただいまー!」
育「環ちゃん!環ちゃんのおうちじゃないから『ただいま』は変だよ」
環「あっ、ほんとだ。でもやよいのおうち、なんだかただいまーっていいたくなるぞ!」
可奈「あー、ちょっとわかるかも!なんだか安心しちゃう。じゃあ私も。ただいまー!」
やよい「はい、おかえりなさい」
育「もぅ、ひとのおうちに入るときは『おじゃまします』って言わないといけないんだよ!」
やよい「育ちゃんは偉いね!でも、私はどっちも嬉しいよ。自分のお家みたいにゆっくりしていってね」
育「...じゃあ、ただいま。えへへ」
やよい「うん、おかえりなさい。えへへ」
長介「あ、ねえちゃんおかえりー。その人たちが今日泊まるアイドルの人たち?」
やよい「うん、そうだよ。お客さんに失礼のないようにね」
長介「わかってるよ」
浩太郎「わーお客さんだー!」(ドタドタ
浩司「だー!!」(ドタドタ
やよい「こら、浩太郎!浩司!きちんと挨拶しなさい!」
浩太郎・浩司「「こんにちわー!」」
いくかなたまき「「「こんにちわ」」」
やよい「はい、よくできました!」
やよい「あれ?かすみは?」
長介「あー、多分恥ずかしがってるんじゃない?えーと、あ、2階から覗いてる」
かすみ「...」(ソワソワ
やよい「かすみー!降りてごらーん。みんな来てるよー!」
かすみ「...」(トコトコ
かすみ「...」(ギュッ
やよい「もぅ、かすみ!おねえちゃんの後ろに隠れてないで、きちんと挨拶しなさい」
かすみ「こんにちは」
可奈「こんにちは!うわぁ!かすみちゃん、やよいちゃんに似てすっごくかわいい!」
育「こんにちは、わたしと同い年くらい?」
かすみ「わたし、9歳です」
環「おー!そうなのか!いくと同じ年くらいだね!!うー!!はやくあそぼーよ!!」
やよい「うん、そうだね。私は晩御飯の準備してるから、みんなは遊んでて!」
育「やよいさん、わたしお手伝いするよ!」
やよい「ほんと!?ありがとう!すっごく助かるよ!」
可奈「よーっし、じゃあ可奈おねえちゃんがみんなの面倒をみてあげよう!」
浩司「ターックル!!」(ガシッ
可奈「うわぁ!いきなり元気だ!でもおねえちゃんだから〜♪負けないぞ〜♪」
浩太郎「ぼくもぼくもー」(ガシッ
環「じゃあ、たまきも!!」(ガシッ
かすみ「...わたしもっ!」(ガシッ
可奈「わわわっ!環ちゃんとかすみちゃんまで来ちゃうと倒れちゃう...」(ドタン
浩太郎「よし、いまだ!みんな怪獣カナをこうそくしろー!ぼくはみぎあしをかくほだ!」
浩司「ぼくはひだりあし!」
環「じゃあたまきは右腕だぞ!」
かすみ「わたしは左腕」
可奈「かかかか怪獣っ!?なんで!?可奈は〜♪アイドルだよ〜♪」
長介「...」
可奈「長介くんは来ないの?」
長介「いや...さすがに俺は...///」
可奈「あー、そうだよねー...///」
浩太郎「あー、怪獣カナの顔が赤くなったぞ!変身するかも!!」
環「かな!?変身なんてできたの!?」(ワクワク
可奈「そそそそんなのできないよー!!」
やよい「晩御飯はカレーだよ!育ちゃんはジャガイモとニンジンを切ってね!」
育「うん!まかせて!」
やよい「私のだけど、はいエプロン」
育「ありがとう。うわぁ、かわいい!あっ、やよいさんとおそろい!」
やよい「うん。これはお母さんの。去年の母の日におそろいのやつプレゼントしたの」
育「わぁ、素敵だね!」
やよい「そうかな、えへへ」
やよい「育ちゃん野菜切るの上手だね。お家でもお手伝いしてるの?」
育「うん!おかあさんのお料理お手伝いしてるよ」(フンス
育「『お母さん』って大変でしょ?だからわたしがお手伝いして、おかあさんを助けてあげるの」
育「でも、まだわたしあんまりお料理も他の家事もうまくないから、やよいさんすごいなぁって思ってる」
やよい「えっ?私が?」
育「うん!お料理も上手だし、おそうじも上手だし、すごいなぁって」
育「どうしたらやよいさんみたいにうまくなるの?」
やよい「カンタンだよ。育ちゃんは家族のみんなのこと好き?」
育「うん!大好き!」
やよい「そっか、じゃあ大丈夫だよ」
育「え?好きってだけでいいの?」
やよい「うん。大好きって気持ちがあれば、大好きな人たちのためにがんばれるから、ゼッタイ大丈夫だよ!」
育「うん!やっぱり、やよいさんはすごい!わたしがんばるね!」
やよい「うん!応援してるよ!」
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やよい「みんなーごはんできたよー!運ぶの手伝ってー」
可奈「わーい!美味しそうな匂いがしてたから、もうお腹ぺこぺこだよー」
環「ばんごはんはカレーでしょ?ずっといいにおいがしてたから、たまきわかったぞ!」
浩太郎「わーい!かれーだー!」
浩司「かれー!」
育「うん、やよいさんと2人で一生懸命作ったから、たくさん食べてね」
長介「俺はお皿用意するから、かすみはみんなのスプーン出して」
かすみ「うん、わかった」
みんな「「「いただきまーす!!!」」」
可奈「はむっはむっ、うーんおいしー!!」
環「もぐもぐ、おいしーよ!いく、やよい、ありがとう」
浩太郎「ねーちゃんのかれーは世界一だもん」
浩司「うん、せかいいち!」
やよい「ありがとう。今日は育ちゃんと作ったから、いつもよりもっと美味しいよ!」
育「もぐもぐ。うん、すっごく美味しい!」
かすみ「もぐもぐ、えへへおねえちゃんのカレー大好き」
長介「うん、美味しいよ」
可奈「たくさん遊んでヘトヘトだから、たくさん食べられるね!やよいちゃん、おかわり!」
やよい「わぁ、もう食べたんだ!可奈ちゃんすごいね!」
浩太郎「すげー、食いしん坊カナだ!」
可奈「たくさん食べないと大きくなれないんだよ!みんなも食べようね」
育「可奈ちゃん、ライブの前にたくさん食べて大丈夫なの?莉緒さんなんて、ライブの前はご飯をガマンしてるって言ってたよ」
環「たまきがメールしてしほに聞いてみようか?」
可奈「わわわっ!志保ちゃんにはナイショだよ!また怒られちゃう!」
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志保「くしゅん!!!」
志保弟「あっ!おねーちゃん、またくしゃみだ!」
志保「おかしいわね、誰か噂でもしてるのかしら?」
志保弟「きっと、おとこのひとだよ!」
志保「男の人!?あなた、そんなことどこで覚えたの!?」
志保弟「おねーちゃん、カッコいいしカワイイからきっとみんなうわさしてるんだよ」
志保「もぅ、この子ったら...///」
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環「ふへー、お腹いっぱいだぞ!ごちそうさまでした!」
可奈「もぅ食べられにゃい...まんぷく♪まんぷく♪ごちそうさまでしたー♪」
育「ごちそうさまでした」
やよい「はい、おそまつさまでした」
浩太郎「あっ、ヤキニクマンの時間だ!みんなでみよー!」(テレビポチ
環「たまきもヤキニクマン好きだぞ、可奈も好きだよね?」
可奈「そっソンナコトナイヨ!アニメって子供みたいだもん!」
育「...アニメは子供...?」
かすみ「...育ちゃん?」
育「えっ...あっ、あのわたしはいいかなぁ...わたし、子供じゃないし...」
やよい「...」
やよい「先週はたしかヤキニクマンがシオタンたんとデートする話だっけ?今週はどうなるのかなぁ?」
育「え?...やよいさんもヤキニクマンみてるの?」
やよい「うん!毎週見てるよ!亜美も真美もみてて、次の日一緒にヤキニクマンのお話ししてるよ」
育「そっか、じゃああたしもみんなとみようかな?」
かすみ「うん!いっしょにみようよ!」
育「うん、いっしょにみよう!」
やよい「みんなで見たら楽しいよ、えへへ」
可奈「うあー、実は私も毎週見てるよー。一緒にみるー」
############
やよい「みんなよく寝てる。可奈ちゃん達が来てくれたから、嬉しかったんだね」
かすみ ...zZZ
浩太郎 ...zZZ
浩司 ...zZZ
浩三 ...zZZ
可奈「わぁ、みんなの寝顔とってもカワイイ」
環「ふわぁぁ、なんだかたまきも眠くなってきたぞ」
育「環ちゃん、わたしたちはライブのお話しするからもう少しだけガマンしてね」
長介「じゃあ、俺も寝るね。おやすみなさい」
たまきいくかなやよい「「「「おやすみ」」」」
やよい「いつもは長介たちと一緒の部屋で寝てるから、今日はなんか不思議」
可奈「今日、やよいちゃんの家に来て思ったんだ。やよいちゃんてすごいんだね」
育「あっ、育もお料理してるときにやよいさんにお話ししたよ」
環「うん、お料理もしてお洗濯もしてお掃除もして、すっごくおねえさんですごいぞ、くふふ」
可奈「やよいちゃん、毎日大変じゃない?私はアイドルだけで大変って思うことたくさんあるけど、やよいちゃんはお家のことも頑張ってるし」
やよい「うーん、そんなこと思ったことないかなぁ。ずっと私はこうやって来たし、それにみんなのことが大好きだから」
やよい「時々私も甘えたくなるときだってあるけど、でも、いつでもみんなの顔を見てると頑張れちゃう」
環「そっか、たまきわかったぞ!」
育「わかったって、なにが?」
環「次のライブ、おやぶんが『癒しをあげるライブにしたい』って言ってたこと」
可奈「うん。みんなが安心して眠って、次の日も頑張ろーってなれるみたいな、優しい気持ちがたくさんのステージにしたいね」
育「わぁ、とっても素敵だね!でも、わたしたちにそんなステージできるかなぁ?」
環「できるよ!やよいちゃんみたいに、みんなほわほわって優しくなればいいんだぞ!」
やよい「うん!私もそんなステージにしたいって思う!みんなでお客さんを癒そう!」
いくかなたまき「「「おー!!!」」」
可奈 ...zzZ
育 ...zzZ
環 ...zzZ
やよい「ライブのお話が決まったら、みんな寝ちゃった。えへへ、みんなも可愛い寝顔」
やよい「えっと、戸締りを確認して。うん、大丈夫」
やよい「明日の朝ごはんの準備も大丈夫だし、ふわぁぁ...私もなんだか眠いかも」
やよい「あっ、寝る前にやることがあったんだった...」
やよい「...」(パシャ
やよい「...」(ポチポチ
やよい「これでよしっと。おやすみなさい」
############
ミリP「あー疲れた眠い。今頃やよいたちはキャッキャウフフのパジャマポーリーしてるんだろうなぁ。あーなんで俺はこんな薄暗い職場でパソコンとにらめっこしてなきゃいけないんだ人生は不条理だ...」
美咲「プロデューサーさーん。私まで気分が落ち込んじゃうのでやめてくださいよー」
ミリP「あー俺はこのまま一人寂しくずっとパソコンと向き合って生きていくんだろうなぁ。あぁ、死ぬ前に一度くらいお布団の中で恋バナに花咲かせて、そのままぐっすりと眠るように天寿を全うしたい」
美咲「あぁ、すっかり深夜の落ち込みテンションになってますね。ダメダメですこの人」
\ブーブー/
ミリP「おっ、メールが来た。また『今度は同級生の○○くんが結婚したお前はまだか?』なんてありもしない希望を捨てきれないマミーからのメールかな?」
ミリP「ん?あぁなるほど。美咲さん、ちょっとこれ見てくれません」
美咲「なんですかまたオモシロ迷惑メールでも届いたんですか?業者の人も『アリクイに夫を食べられました』なんて誰も騙されそうにない文面よく思いつきますね」
ミリP「違いますよ。ほら、見てください。癒されますよ」
美咲「どれどれ。わぁ、やよいちゃん達の写メですね。みんなぐっすり眠ってる。可愛いです」
ミリP「美咲さん、もうちょっと頑張りますか。この子達のためですもんね」
美咲さん「はいっ!私もなんだか元気が出て来ました!」
ミリP「おやすみ、みんな!いい夢みろよ」
E N D
ζ*'ヮ')ζ<終わりだよ~
今日もみんな頑張ってぬいぐるみ消費してぐっすりしような!
http://i.imgur.com/9CQbFv5.jpg
とれるといいなあ....
乙です
>>1
高槻やよい(14) Da/An
http://i.imgur.com/wfkepu8.jpg
http://i.imgur.com/sQfXkxU.jpg
http://i.imgur.com/zO8Mj8i.jpg
http://i.imgur.com/blk0lJo.jpg
>>3
北沢志保(14) Vi/Fa
http://i.imgur.com/U4JIWmU.jpg
http://i.imgur.com/Ce4Jg8z.png
最上静香(14) Vo/Fa
http://i.imgur.com/RfKzcHF.jpg
http://i.imgur.com/9bmfY7U.jpg
春日未来(14) Vo/Fa
http://i.imgur.com/vZOB6Zf.png
http://i.imgur.com/vahU53m.jpg
>>4
秋月律子(19) Vi/Fa
http://i.imgur.com/5UYwXuR.jpg
http://i.imgur.com/Sa3GLml.jpg
>>6
大神環(12) Da/An
http://i.imgur.com/Ca7e9Co.jpg
http://i.imgur.com/5dRXgxU.jpg
矢吹可奈(14) Vo/Pr
http://i.imgur.com/LZIBHiX.jpg
http://i.imgur.com/cAoRjmK.jpg
中谷育(10) Vi/Pr
http://i.imgur.com/rhoZm3h.jpg
http://i.imgur.com/7tZSZCo.jpg
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