【デレマス】P「ひたすら柚とイチャコラする話(夏の日編)」 (26)

ミーンミンミンミン……ジー……ジジジ……

(事務所・午前中)

柚「Pサン! 夏だよ!」(ばばーん)

P「夏だね。もう終わるけど」

柚「夏なんだよ!」(ばばーん)

P「2回言ったね」

P「でも、もう終わるよ。8月の下旬だ」

柚「ちっちっち。甘いなーっ! 夏は『まだ』終わってないんだよ♪」

柚「あと一週間もある! まだ遊べる!」

柚「というわけで、遊ぼーっ♪ 外に出かけよーっ♪」

柚「山でバーベキュー♪ 街でショッピング♪ それともプールで悩殺カナー♪」

P「残念ながら、社会人に夏休みはないのさ」

柚「えー? 今日、遊べないのー?」

P「仕事しなきゃ」

柚「ぶーぶー! つまんないっ! 我々はPサンに楽しい夏のひと時を要求するーっ!」

P「我々って1人しかいないじゃないか」

柚「柚がここまで来れたのはみんなの力があったからなんだ!!」(裏声)

柚「その想いを……柚は背負っているんだよ……!」(裏声)

柚「だから……柚は1人じゃない!!」(裏声)

ドヤッ!

P「なるほど」

柚「わかってくれたカナ♪」

P「わかった。でも、ごめんよ。仕事があるんだ」

柚「むぃーっ……」

柚「じゃあ。外暑いから事務所にいるー……」

P「急にぐでーっとしたな」

柚「現代っ子は暑さに弱いんだよ。クーラー最高~♪」

P「冷蔵庫にアイス入ってるからお食べ」

柚「わーい♪」

(少しして)

柚「はい。Pサン冷たいドリンクだよー♪」

柚「なんと……ゆずレモンです♪ 暑い夏にピッタシ♪」

P「ありがとう。さすが柚。愛してるぜ」

柚「残念。柚はPサンだけじゃなくて、ファンのみんなのものだからっ♪」

P「ぐぬぬ」

柚「共有財産だよ、共有財産ー♪」

P「どこで覚えてきたんだそんな言葉」

柚「最近、和久井さんが呟いてたんだー」

柚「『籍を入れて共有財産を持ってしまえば……離婚のリスクは低くなるかしら……』」

柚「ってね♪」

P「満面の笑顔で『邪悪な呟き』について話すんじゃありません」

(また少しして)

サクサク……
サクサク……

柚「アイス美味し~い♪」

P「……」

カタカタカタカタ……
カタカタカタカタ……

P「はい。Free-Schoolsプロです。ええ、今週末のライブなんですけど……はい。ええ。そうなんです。申し訳ないのですが……」

P「あはは。そうだったんですか。では、お願いします。それでは」

P「ふぅ……」

カタカタカタカタ…
カタカタカタカタ…

柚「……」

柚「Pサン仕事ばっかりー……」

(お昼ご飯中)

柚「Pサンは柚のこと嫌いになったのカナ?」

P「大好きだよ」

柚「やったね♪ でも、柚は不服を申し立てるよっ」

P「うん?」

柚「柚は寂しんぼ目、寂しんぼ科、寂しんぼ属の寂しんぼです」

柚「だからさみしい」

柚「てゆーか、Pサン。仕事ばっかりでつまんないっ」

P「穂乃香たちは?」

柚「穂乃香ちゃんは前に通ってたバレエ教室のお手伝い」

柚「忍ちゃんは夏休みで実家に戻ってる」

柚「あずきちゃんは仕事~」

P「柚は?」

柚「さみしい」

柚「このままだとさみしさで『スーパー寂しんぼ目』に属することになっちゃうカモ」

P「そんなエキセントリックな分類をされてしまうのか」

柚「うん。だから困っちゃう」

P「大変だ」

柚「だから遊ぼ~」

柚「遊んでくれないPサンなんてPサンじゃない~」

P「俺のアイデンティティが薄すぎる」

柚「へへ~、それは嘘だよっ♪」

P「お昼休み中は付き合うよ」

柚「当然!」

P「でも、仕事中は相手してあげられないな」

柚「えぇ~」

P「暇だったら『ドラクエ』のレベル上げしといてくれる?」

柚「ヤダー」

P「じゃあ、『ペルソナ4』でもいいや」

柚「せめて最新の『5』やらせてよ」

カタカタカタカタ……
カタカタカタカタ……

P「……」

柚「……」(ニュッ)

P「……なんだい?」

柚「お仕事を頑張ってるPサンのために、肩もみをしてあげようっ♪」

柚「大人しく肩を差し出せーい♪」

P「どうぞ」

柚「いくぞ~っ♪ 覚悟しろっ♪」

P「静かにね?」

柚「はーい」

モミモミモミ……
モミモミモミ……

柚「お客サマ。柚の施術はいかがでしょうか~♪」

P「最高」

柚「えへへ♪」

P「もうちょい下の方よろしく」

柚「かしこまりっ♪」

モミモミモミ……
モミモミモミ……

柚「……肩揉みってホントに気持ちいいの?」

P「いいよ」

柚「柚。肩こったことないからわかんないなー」

P「後で揉んでやろうか?」

柚「変態だーっ! 女子高生に向かって『揉む』だなんて変態だーっ!」

P「肩の話な?」

柚「知ってるよん♪」

P「柚の許可が貰えるならおっぱい揉みたいけど」

柚「へ、変態っ!///」

P「冗談だよ柔らかそう」

柚「ヤダーッ! この人ヤダーッ!///」

柚「あーゆうのセクハラって言うんでしょ。後で訴えてやるっ!」(プンプン)

P「えぇ……それは困る……」

柚「柚はモラルの低下した現代日本社会にメスを入れるよっ!」

柚「覚悟しろPサン!」

P「仕方ない……諦めて次の仕事を探すか」

柚「切り替えが早い! ちょっとは引き止める努力をしようよっ!」

P「訴えないでください。柚様」

柚「ふふふ♪ どーしよっかな~♪」

P「訴えるつもりなら全力でセクハラします」

柚「それは脅迫だよっ!」

柚「Pサン。さらに罪を重ねたね♪ 逮捕する♪」

P「げへへ。ならばその前にセクハラするまでよー」

柚「キャアコワイー」(棒)

P「イクゾー」(棒)

柚「ダレカタスケテー」(棒)

P「グオー」(棒)

柚「ワー」(棒)

P「ガバー」(棒)

柚「イヤーン」(棒)

P「……」

P「……仕事に戻らなきゃ」

柚「柚。ちょっとお菓子買ってくるね」

P「気をつけてな」

柚「はーい」

カタカタカタカタ……
カタカタカタカタ……

P「……」

カチャッ……

柚「よーぅ。Pサン。元気でやってるかい?」(ずいっ)

柚「ふぅ。今日もタバコがうめえや♪」

P「おかえり」

P「『ココアシガレット』をくわえて何をやってるのさ」

柚「ハードボイルドごっこ~」

P「ワル度が0%だったよ」

P「ワルどころか余計に可愛らしくなってる始末だ」

柚「えー?」

P「柚。シガレットの他に何を買ったの?」

柚「よっちゃんとねー。チュッパチャプスとねー。ひもQとねー。『ゴディバのチョコ』♪」

P「ひとつだけ格が違うね。少年野球チームに『イチロー』がこっそり紛れ込んでるね。存在を隠しきれてないね」

柚「どれ食べる?♪」

P「ひもQ半分ちょーだいな」

柚「いいよ♪」

柚「ところで……ひもQゲームやってみない?♪」

P「ルールは?」

柚「お互いに端っこを口にくわえて、食べ進めるだけっ♪」

柚「最後は唇と唇が……むちゅっ♪」

P「仕事中だから普通に半分ちょうだい」

柚「Pサン。枯れてるね」

P「疲れているんだ。いまは甘い経験よりも甘いお菓子が欲しい」

柚「むーっ……」

P「ほっぺたを膨らませても可愛いだけだぞ」

柚「……怒った。復讐してやるっ!」

柚「ガバーっ!」

むちゃむちゃむちゃ……

P「あ。ひもQを『ひと口で全部』食べやがったな。ちくしょう」

柚「んふふ~♪」

むちゃむちゃむちゃ……

P「なんて悪い子なんだ……あんなに長く楽しめるお菓子を一瞬で……」

柚「……」

むちゃ……むちゃ……むちゃ……

P「アゴが疲れてきた?」

柚「……うん」

P「よしよし」

(夕方)

P「仕事終わったー」

柚「わーい♪ いまから遊ぼう、遊ぼう♪」

P「よしっ。カラオケでもいくかー」

柚「イェーイっ♪」

P「……」

P「ところで柚。今日はどうして仕事中に騒いでたんだ?」

柚「え?」

P「俺が仕事してる時、いつもは気を使って静かにしてくれているじゃないか」

柚「えっと……それは……」

柚「……だって。もう夏が終わっちゃうんだモン」

P「『まだ』終わってないんじゃなかったの?」

柚「まだ終わってないケド……」

柚「でも、もう終わっちゃう……」

柚「だからPサンと遊びたかったんだよね……」

P「ふむ。可愛いやつめー」

なでなで……

柚「気安く頭を撫でるなー♪」

P「やめる?」

柚「許すっ♪ 続けたまえっ♪」

P「よーしよしよし」

柚「えへへ♪」

P「今年の夏はたくさん遊んだろ?」

柚「でも、まだ遊びたいっ! 夏が終わっちゃうのが嫌っ!」

P「秋には秋なりの楽しさがあるじゃないか」

柚「えぇ~」

P「冬になったら冬なりに遊べばいい。そして春に遊んだら、すぐ夏だ」

P「季節は関係ない。1年間いっしょに楽しもう」

柚「……そうだね♪」(にっこり)

(帰り)

柚「さて。それじゃあカラオケに行きますかっ♪」

どさっ

P「ん? カバンから何か落ちたぞ」

柚「あ」

【ステップアップ課題: 現代文、古文、漢文】

P「これは夏休みの課題……?」

ペラペラペラペラ……

(ほぼ白紙)

P「……」

柚「Pサン……そ、それには深い事情が……」

P「……柚」

柚「な、何カナー」

ガシッ

P「居残り勉強の時間だ」(にっこり)

柚「イヤーっ!!!」(ぶんばぶんば)

終わり

以上です! 柚成分を補給していってください!
可愛いぞ柚っ!!
https://i.imgur.com/Bb5EH8X.png

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom