サターニャ「……」

サターニャ「むふふ」ﾆﾀｧ

サターニャ「あー、楽しかったなぁ、私のお誕生日会」ﾆｺﾆｺ

サターニャ「ヴィネットとラフィエルが作ってくれたご馳走……」

サターニャ「あんなに美味しい食事、下界に来て初めて食べたわ！」

サターニャ「やっぱりみんなで食べると美味しいのかしら、えへへへ…」

サターニャ「ガヴリールもデザートとか言ってメロンパン買ってきてくれたり」

サターニャ「ケーキあるのにって言ったら照れ臭そうに押し付けて来て、ふふふっ」

サターニャ「明日の朝食べるけどきっといつもより美味しいに違いないわね！」

サターニャ「みんな優しくって、温かくって……」

サターニャ「下界に来て、みんなと友達になれて本当によかったわ！」

ラフィエル「うふふ～」ﾆｺﾆｺ

サターニャ「…………えっ！」ﾋﾞｸｯ

サターニャ「あ、あんたいつからそこにいたのよ！」

ラフィエル「楽しかったなー、と両手を振り上げてるところからでしょうか」ﾆｺﾆｺ

サターニャ「それ最初からじゃないのよ！！
来たならさっさと話しかけなさいよ！！」

ラフィエル「サターニャさんがあまりに幸せ一杯の表情をしていたのでつい……」

サターニャ「い、いいでしょ、ほんとに幸せだったんだから……」

サターニャ「それで一体何しに戻って来たのよ」

ラフィエル「もちろんプレゼントを渡しに来たんですよ～」

サターニャ「プレゼント？」

サターニャ「プレゼントならさっき貰ったじゃない」

ラフィエル「いえいえ、実は私からはもう１つあるんですよ」

ラフィエル「いつも私を愉快…いえ、楽しませてくれるサターニャさんに」

サターニャ「言い直せてないわよ」

ラフィエル「まあ細かい事は置いておいて」

ラフィエル「どうぞサターニャさん、受け取ってください」

サターニャ「あ、ありがとう…………改まって渡されるとなんか照れ臭いわね」

サターニャ「この包み開けてみてもいい？」

ラフィエル「もちろんですよ」

サターニャ「なにが入ってるのかしら…」ｶﾞｻｺﾞｿ

サターニャ「これって…チョーカー？」

ラフィエル「はい、逆十字架のチャームが悪魔のサターニャさんらしいと思って」

ラフィエル「いかがですか？」

サターニャ「ふふんっ、なかなかやるじゃない！」

サターニャ「あんたにしてはいいセンスだわ、褒めてあげる！！」

ラフィエル「わぁ～、喜んでもらえて嬉しいです♪」

ラフィエル「早速ですが付けてみてくれませんか？」

サターニャ「もちろんよ！」

サターニャ「どう？似合うでしょ！」

ラフィエル「わぁ～、サターニャさんとっても素敵ですよ～」

サターニャ「まっ、私にかかればトーゼンよね！」ﾌﾌﾝ

サターニャ「それにしてもあんたが普通のプレゼントをくれるなんて少し意外だったわ」

ラフィエル「そんな酷いですよー」

サターニャ「正直、最初はチョーカーじゃなくて首輪かと思っちゃったのよね～」

ラフィエル「それではご期待にお応えして」

サターニャ「えっ」

ラフィエル「実はリードも用意して来たんです！」ｶﾞﾁｬ

サターニャ「えっ」

ラフィエル「さあサターニャさん！私がリードを引きますのでお散歩しに行きましょう！」

サターニャ「ちょっと待ちなさいよ～～～！！！」