ヤンデレお試しベータ版 (48)
状況次第ではルート分岐などで安価を取ることがあるかもしれないです。
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............
ここは.....?
随分と綺麗な部屋だ、窓から差し込む光が自分の体を優しく起こしてくれる。
......訳が分からない。どう見てもここは自分の部屋ではない。どうして自分はこんなところにいるのだろう
まだボケている頭を必死にたたき起こして眠る前の記憶を漁らせるが何一つして思い出せない、何よりひどく頭が痛い。
「それにしても頭が痛い....」
頭痛と言うよりは何か頭を殴られたような感じの痛み方がする。このままベッドに寝転がって休んでしまいたいがそうもいかない。ここから出ることが先決だ
ようやく頭が冷めてきた、さっきまで怠けていた体から冷や汗が出てきている。焦りに駆り出されて部屋の扉に手を触れようとした時だった
自分が開けるよりも先に扉が開かれたのだ。心臓が飛び跳ね、その場に固まってしまう。そして、開かれた扉の先には.....
ゴスロリで着飾ったパツキン幼女
瓜二つの幼い双子の姉妹
黒髪ロングが似合うクールなお姉さん
ニア ゴスロリで着飾ったパツキン幼女
瓜二つの幼い双子の姉妹
黒髪ロングが似合うクールなお姉さん
ピロン
「んふふ、やっと起きたんだ?」
「キミは...?いや、そうじゃない、ここはどこなんだ!」
目の前には自分のわき腹あたりまでしかない小さな女の子が立っていた。長い金髪の髪に、体はいわゆるゴスロリと言われる服装に包まれていた。とてもじゃないがあまりにも周りの風景に会っていない。
「どこでもいいでしょう?その内教えてあげる。」
「私はナナ。あなたのことをよく知る人物...とでも言っておこうかしら」
「今日からあなたはここで暮らすの。ええ、私にお世話されながらね」
ふ、ふざけてるのか?冗談はそこまでにして帰らせてくれ!
「へぇ?帰る?あなたに帰る場所なんてあるのかしら?」
....っ!
「ほらね、忘れてるじゃない。今のあなたは自分の帰る場所も帰り方もわからない子犬なのよ?」
「それだけじゃないわ、今のあなたは自分が誰なのかすらも忘れているほら、自分が誰なのかよーく思い出してご覧なさい。」
「クスッ、何も出てこないと思うけど。」
「外に出ても野垂れ死ぬだけよ。大人しくここで私にお世話されておきなさい。ふふふ、大丈夫よ?あなたの好きな食べ物も、飲み物も、好きなテレビ番組だって、ええ、私は何でも知ってる。」
「私があなたの満足のいくように、お世話してあげる」
........
「話が長引いたわね、私これからどうしても外せない私用が入ってるの。帰ってきたらご飯にしましょう?」
「それじゃあね?」
....行ってしまった、
それはともかく、言われてみればそうだ。俺は何も覚えていない、自分が誰なのか、ここに来るまでの経緯、趣味も、自分の好き嫌いも、すべての自分のステータスが消え去ってしまっていた
.......自分は誰なのだろうか。本当に何もわからないし何も思い出せないそもそもあの女のことも気になる、まるで自分のことを知っているようだった
ダメだ、頭が痛くてそれどころじゃない、考えるのはあとにして今は寝よう。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
目が覚めた。夕日の光が差し込んでいた、どうやらずいぶんと寝込んでしまっていたようだ、そのお陰なのか頭痛もだいぶマシになった
まだアイツは帰ってきてないのか.....
......さて、どうしようか?
適当にテレビでも見る
ニア 部屋を漁ってみる
ピロン
すいません、今の選択は安価じゃないです。安価をとる場合は明確に旨を記入しますので...紛らわしくて申しわけない
~部屋を漁る~
ゲームソフトか....そう言えば彼女は自分のことは何でも知っていると言っていたな、このラインナップも前の自分の趣味とやらを反映させているのだろうか
「次は棚の引き出しの中でも....」
どこの引き出しにも何も入ってない。なんというか、生活感の欠けらも無い、小物の一つや二つでも入っててくれると安心できるのだが......ん?
写真....?
写真だ。しかも俺とアイツが写ってる。学ランを着込んだ自分と、あいも変わらずゴシック調のドレスを着込んだあの女。場所はどこだろう...?分からない。どうやらオレとアイツは何かしらの関わりがあるようだ。同じ学校の人間だったとか?いやいや、それにしてはあまりにも歳が離れている気がする。それとも見た目はあんなのだけど普通に年を食ってるだけなのか?
どうにせよ、今の自分には分からないことだ
(二人の写真を入手)
「ただいま、いい子にしてたかしら?」
........
「なぁに?なんだか浮かばれない顔をしてるわね?」
「何か思い出した?そう、それは残念....」
「そんなことより、昨日お風呂入ってないでしょう?入ってきなさい。したに降りたところの突き当たりがバスルームよ。」
「そうそう、逃げよう、だなんて考えてないわよね?いえ、別にいいわよ?逃げても。いつでも、どこまで逃げてもナナが捕まえてあげるから」
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素直にお風呂に入ってくれたみたいね。別に逃げてくれても良かったのに。あなたとの鬼ごっこだなんて、それはそれで面白くていいもの
私のこと、みんなのこと、思い出してくれるのはいつ頃になるのかしら。あなたに贈る"最高のプレゼント"の準備はもう出来ているのに。あなたの前でお披露目したくてしたくてしょうがないわ。
「そんなことより....はい、今日のご飯よ」
「あなたの好きなもので彩ってみたわ。きっと、おいしいはずよ」
..........
頂きます.....
.......うん、美味いな。
「そうでしょう?良かった。」
~~~~~~~~~~~~~~~~~
なあ
「なにかしら?」
お前は俺のこと知ってるんだよな?
「ええ、何でも。」
なら教えてくれよ。記憶を失う前の俺のこと、そして君との関係も。
「それは出来ないわね」
どうしてさ
「何でもよ。教えてしまったらつまらないでしょう?あなたが自分で思い出すのよ」
「そうそう、私ね、プレゼントを用意したの。あなたが記憶を取り戻した時に贈るわ。」
..........
「そう、"とっておきの"スペシャルプレゼント、きっとあなたも飛び上がって喜ぶはずよ。ふふっ....」
「ちょっとしたゲームみたいなものよ」
「だからこそ、何もかもを忘れてしまったあなたのために家の所々にヒントが転がっている」
「あなたが今日見つけてくれた写真みたいに」
っ....気付いてたのか
「当たり前でしょう?私はゲームマスターなのよ」
「まだまだ色々、ヒントは転がってる。探してご覧なさい、思い出の欠片をね」
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......っ!
「ふふふ、驚いたかしら。せっかく貴方と一緒の夜を過ごすのだもの、ね、ナナと一緒に寝ましょう?」
「照れてるの?ふふっ、じれったいわね?」
~Day2~
.....よく寝た。ふと隣を見るとあの女はいない、どうやらもう既に出ていってしまったようだ。ベッドからほのかに甘い香りがする、
なんだろうこの香り、なんだか懐かしい感じがする....
.....思い出の品、か早いところ記憶を取り戻して、ここから出ていってしまいたいものだ
昨日のあの写真を見ているとなにか思い出せそうな気がするのはいいのだ。だが、何かしら体がそれを拒絶しているようにも思える
本当に俺の記憶が戻ることはいいことなのだろうか?
どこを探そうか
クロゼット
本棚
クロゼット
ニア 本棚
ピロン
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