THE 3名様 穂乃果ちゃん、ファイトだよ! (123)
~登場人物~
高坂穂乃果…μ'sのリーダー。生徒会長にして看板娘でもある
東條希…μ'sの名付けの親。かなりスピリチュアル
星空凛…μ'sの元気担当。スポーツ少女。猫
園田海未…μ'sの作詞担当。大和撫子のふりをした体育会系少女
南ことり…μ'sの衣装担当。わりとちゃっかりしてる
絢瀬絵里…かしこいかわいいえりーちか
矢澤にこ…アイドル研究部の部長。わりと頼りになる
小泉花陽…μ's一の良心。お米を愛しお米に愛されている
西木野真姫…μ'sのツンデレ担当。作詞も担当している
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「検索履歴」
凛「暇だね~」
希「ん~。そうやなぁ…焼肉定食こないなぁ。なんかあったんかな?」
穂乃果「希ちゃん面白い話ないの?」
希「え~…えりちが間違えておもちゃのチョコレート食べた話聞きたい?」
穂乃果「もう、5回くらい聞いたよ。ね?」
凛「うん。凛の中では絵里ちゃんは5回間違えておもちゃを食べた事になってるからね?」
希「まあ、5回くらいやってるんやない?」
穂乃果「え~他に面白い事ないの?」
希「あ~こないだなんかスマホで面白いの見つけたなぁ」
穂乃果「え?どれどれ?」
凛「凛もみたい。凛もみたいにゃ」
希「ちょっと待ってな?今検索するから」
穂乃果「ちゃっと、ストップ」
希「ん?」
穂乃果「今、検索履歴に一人焼肉専門店って出てたけど?」
希「ん?あ~…まあ、ええやん」
穂乃果「え?一人焼肉したの?希ちゃん一人焼肉行ったの?」
希「え~…あはは」
穂乃果「なんでごまかすの?行ったの?一人で焼肉行ったの?」
希「だって女の子一人で焼肉なんて恥ずかしいやん。二人とも連絡したのに返信してくれなかったやん」
穂乃果「え?ほんと?」
凛「気がつかなかったにゃ」
「女子高生」
凛「ラーメン美味しいにゃ~」
希「焼肉定食も変わらず美味やなぁ」
穂乃果「あのさ、穂乃果思うんだけどさ」
凛「へ~凄いね」
希「流石穂乃果ちゃんや。感心感心」
穂乃果「まだ何も言ってないよ。穂乃果まだ何も話してないよ」
凛「なんで二回言ったの?」
穂乃果「いいの?女子高生がしょっちゅうファミレスでダラダラしてて」
希「仕方ないやん。えりちん家に入れて貰えないんやから。ね?」
凛「ね?どうせ、家でゴロゴロするかファミレスでダラダラするかの違いにゃ」
穂乃果「いや、でもさ」
凛「穂乃果ちゃんは何が言いたいの?」
穂乃果「いや、だから女子高生がしょっちゅうファミレスで」
希「それさっきも聞いたよ。もっとわかりやすく」
穂乃果「…ファミレスにいても暇だから何かしようよ」
希「女子高生関係ないやん」
穂乃果「関係あるよ!だって女子高生だよ?他の女子高生はもっと違う事してるよ!」
希「え~じゃあ何が正解なん?教えてよ」
凛「そうにゃ。そうにゃ。そしたら凛達も行動出来るもん」
穂乃果「え~………プリクラ…とか?カラオケ?」
希「普段とたいして変わらないやん」
凛「そうだよ。無理する事なんてないよ。凛達は今が一番
らしいにゃ」
穂乃果「そうかなぁ」
「希」
凛「凛、発見したよ!コーラとカルピスって混ぜると結構いけるにゃ。穂乃果ちゃんもやってみた方がいいよ」
穂乃果「嘘だよ。絶対嘘だよ。わかるもん」
凛「え~やってみなきゃわかんないにゃ」
穂乃果「分かるって!だって穂乃果もう17歳だも。17年間も生きてたら何となくわかるよそれくらい」
凛「え~美味しいのになぁ」
希「あ!?いたいた」
穂乃果「あ~希ちゃんやっと来た」
凛「遅かったね。何かしてたの?」
希「うん。ここに来る前にちょっとね」
穂乃果「ふ~ん。よっぽど大切な用事だったんだね」
希「え?何で?」
凛「だっていつもと髪型違うし服装もいつもと違うし。凛達と遊ぶ時は絶対にそんな格好しないよね?デート?」
希「うん、まあそんなとこかな?」
穂乃果「へ~…え?嘘でしょ?」
凛「凛、冗談で言ったんだけど。誰と?」
希「お父さんがこっちに来てたから少し会ってたんよ」
穂乃果「あっ、なんだ。そーゆー事ね」
凛「希ちゃんってお父さんと会うのにいつもよりお洒落するんだね」
「悪い子」
穂乃果「でさ、海未ちゃんがねそんなだから穂乃果はダメなんですーって言うんだよ?酷いよね?そこまで言わなくてもいいよね?」
凛「う~ん。海未ちゃんは穂乃果ちゃんには特に厳しいもんなね。100パーセント穂乃果ちゃんが悪いんだろうけど少し可哀想って思う時あるにゃ」
穂乃果「でしょ?凛ちゃんが悪さしたってそこまで怒らないでしょ?」
凛「怒られるにゃ。ものすご~く怒られたよ。ね?希ちゃん?」
希「そやね。ウチ等も怒られる時あるなぁ」
穂乃果「でもさぁ。でもだよ。もう穂乃果物凄く悪い子になってやるもん」
希「良い子になって見返したろうとは思わないんやね」
凛「悪い子ってどんな事するの?」
穂乃果「えっと…ドリンクバーのジュースいっぱい飲んでやる。海未ちゃんに少しにしなさいって言われてけど飲んでやるんだ」
希「可愛い反抗やけど…太るからやめといた方がええんやない?」
穂乃果「穂乃果が太る事が海未ちゃんに対する反抗なんだよ」
凛「絶対にやめた方がいいにゃ。後悔すると思うよ?」
希「そうやで?想像してみぃ?太ってしまった上に反抗しようが何しようが海未ちゃん式ダイエットを実行させられんよ?きついよ~」
穂乃果「た、確かに」
希「穂乃果ちゃんに悪い子は向いてないんよ」
穂乃果「そうかな?じゃあ、やめた」
「愚痴」
海未「穂乃果は仕方ないのです」
真姫「へえ。でも、良いじゃない?穂乃果らしくって」
海未「よくありません。こないだだってなかなか起きて来なくって私が連絡しなかったら完全に遅刻ですよ」
絵里「ふふっ、そうなの?」
海未「そうです。甘えているのです。昔からそうなんですから。海未ちゃん海未ちゃ~んって」
真姫「海未…」
海未「え?あっ、申し訳ありません。私とした事が…せっかく真姫や絵里と一緒に食事をしているのに愚痴っぽくなってしまって…」
真姫「いや、そうじゃなくって。ねえ?」
絵里「ええ。海未は穂乃果の話をする時凄い嬉しそうに話すのね?」
海未「へ?いや、私は穂乃果に対して呆れて…」
真姫「物凄く嬉しそうだけど?」
海未「そ、そんなわけないでしょう?何故そう思うのです」
絵里「海未は顔に出やすいから」
真姫「そもそも海未は穂乃果の話ばっかりなのよ。今日だってほとんど穂乃果の話じゃない。どんだけ好きなのよ」
海未「そ、そんな事ありません!!!」
絵里「別に否定する事ないじゃない」
海未「だ、だって…」
真姫「海未って本当面白いわね…からかいがいあるって言うか」
絵里(真姫もだけどね…なんて言ったら怒るわよね)
「イタズラ」
凛「コーラとメロンソーダ混ぜたら美味しいかにゃ~」
希「あんまり混ぜて遊んだらあかんよ?」
凛「希ちゃんだってそのコーヒーにミルク混ぜるんでしょ?同じにゃ」
希「いや、それは違うやん?いいがかりにも程があるやん?そもそもウチブラックやし」
凛「さ、席に戻るにゃ」
希「そうやね。真姫ちゃん待ってるしね」
真姫「二人ともドリンク取りに行くだけなのに随分時間かかるじゃない」
凛「ねえねえ、希ちゃん?」
希「ん?」
凛「あんなに無防備だとイタズラしたくなるね?」
希「そうやね」
凛「何かしようよ」
希「……よっしゃ!ウチに任せて~」
真姫「はあ…」
希「ま~きちゃん。ふぅ~」
凛「おー耳に息を吹きかけに行ったにゃ」
真姫「ひゃぁん」ビクッ
希「あっ」
真姫「ちょっ、な、何するのよぉ」カァァァ
希「いや、あの…ちょっとイタズラしようとしただけなんやけど…真姫ちゃん変な声だすから…こっちまで恥ずかしくなってしもうたやん」
真姫「し、知らないわよ」
凛「真姫ちゃんは耳が弱点なんだね?」
真姫「ち、違うわよ」
希「…」カァァァ
真姫「照れるのやめなさいよぉ」
「お魚」
穂乃果「さ~てと、今日は何食べようかなぁ」
にこ「にこはぁ、この苺パフェにぃ」
凛「え?にこちゃんはレバ刺しとイカの塩辛じゃないの?」
にこ「違うわよ!おっさんじゃない!って言うかなんでファミレスにそんのあるのよ」
穂乃果「穂乃果、このフカヒレスープ飲んでみようかなぁ」
にこ「え?そんなのあるの?」
穂乃果「うん。期間限定だって」
にこ「な、なんでもあるわね…」
凛「フカヒレって何だっけ?」
穂乃果「中華料理でしょ?」
にこ「確か…サメのヒレよね?」
凛「え?そうなの?」
穂乃果「どうする?頼んでみる?」
凛「凛はいいや。お魚嫌いだし」
穂乃果「いや、凛ちゃん…だからサメだって」
凛「え?サメってお魚でしょ?」
穂乃果「え?そうだっけ?サメって魚だっけ?」
にこ「え?えっと…サメは」
凛「だって海の中にいるんだからお魚でしょ?」
穂乃果「いや、その理屈はおかしいよ!じゃあ、イルカもお魚になっちゃうよ?」
凛「あれ?イルカはお魚じゃないんだっけ?じゃあ、イルカはなんなの?にこちゃん知ってる?」
にこ「え?あ、当たり前でしょ?イルカは…イルカはイルカよ。それ以上でもそれ以下でもないのよ」
穂乃果「え?余計わからなくなって来たんだけど…あれ?魚の定義ってそもそも何?」
凛「鱗があるかないかだよ!イルカは鱗ないもん」
穂乃果「サメもなよね?あれ?あったっけ?」
にこ「でもそれだとおかしいわよ?フグとかどうするのよ?」
凛「フグは鱗ないの?」
にこ「多分…」
穂乃果「あれ?魚って一体何だっけ?」
「女子力」
店員「焼肉定食のお客様?」
希「はい!わ~美味そうやなぁ」
穂乃果「好きだね…焼肉定食」
希「だって美味しいやん」
穂乃果「まあ、そうなんだけど…たまに思うんだよね。スクールアイドルがしょっちゅう焼肉食べてるのもどうなのかなって…女子力的な?」
希「なっ!?ウチだって穂乃果ちゃんに言われたくないよ」
穂乃果「穂乃果は長年あのことりちゃんの側に居たんだよ?」
希「だからやない?ことりちゃんが全部やってくれるから穂乃果ちゃんに女子力がつかなかったんよ」
穂乃果「なっ!?そんな事ないよ!あるもん女子力!穂乃果食べてるのスパ…パスタだよ?焼肉定食じゃないからね?」
凛「どっちもどっちにゃ~」ズルズル~
穂乃果「ラーメン食べながら言わないでよ」
凛「まあ、でも女子力ある人は自分で女子力あるなんて言わないと思うけどね」
穂乃果「なっ!?」
希「ウッ!?」
凛「ん~ラーメン美味しいにゃ~」
穂乃果「今のは胸に刺さったね」
希「そやね」
「かよちん」
花陽「うぅ~もう無理だよぉ」
凛「かよちんのバカァ。何さ、意気地なしっ!?ダイエットしなきゃいけないのをお米の所為にして。走ればちゃんと体重落ちるにゃ。かよちんの甘えん坊、怖がり、意気地なし。凛、もう知らない」
花陽「でも、お米が美味しいんだもん。うぅ、お米が食べたいにゃ~」
凛「でも、そんなかよちんも凛は好きだにゃ~」
希「ウチは何を見せられてるんや…と言うか花陽ちゃんは何でファミレスに来たん?」
「お説教」
絵里「ねえ、二人とも?私もこんな事は言いたくないの。でもね、学生の本分はあくまでも勉強なのよ?職員室であなたたち二人が宿題を出さないって言われて…アイドル研究部はどうなってるのかですって!!!私恥ずかしかったんだからね?穂乃果は生徒会長なのよ?わかるでしょ?」
穂乃果「う、うん…くっ…」
凛「わ、わかってるにゃ…ぷっ」
絵里「ねえ?本当にわかってるの?なんで笑ってるの?あんまりふざけてると海未を呼ぶわよ?」
穂乃果「そ、それは…くふっ…勘弁して」
凛「反省するから…ふっ…海未ちゃんだけは…ふふっ」
絵里「だからどうして笑ってるの?私怒ってるのよ?」
穂乃果「う、うん。それは…凄く伝わってるんだけど」
凛「くっ…あははは」
プチン
絵里「二人とも良い加減にしなさい!!!!」
穂乃果「ちょ、ちょっと待って!仕方ないんだよ」
凛「そ、そうにゃ。怒る前に理由を聞いて欲しいにゃ」
絵里「何?宿題を忘れた理由かしら?いいわ、聞いてあげようじゃない」
穂乃果「違う違う。そっちじゃないよ」
凛「宿題なんて面倒くさいからやってないだけにゃ」
絵里「はあ?」
穂乃果「凛ちゃん余計な事言わないで」
絵里「何なのよ?何が言いたいの?」
穂乃果「いや、絵里ちゃん今日おにぎりか何か食べた?」
絵里「食べたけど…今は関係ないでしょ?」
穂乃果「いつ?」
絵里「お昼よ。ねえ?私本当に怒って」
穂乃果「絵里ちゃんさっきから頬っぺたにご飯粒付いてるんだけど」
絵里「え?」
凛「お昼からずっと…くふっ…付いてたんだね」
絵里「そ、そんな…だって希もにこも何にも言って…」
穂乃果「鏡見て来なよ…ふっ」
絵里「ちょっと…トイレ行ってくる」
穂乃果「いやあ、ラッキーだったね?」
凛「うん。久しぶりに絵里ちゃんが本気で怒ってるから正直怖かったにゃ」
「暇人」
穂乃果「あ~もう、暇~」
希「そんな事言ったって仕方ないやろ?」
凛「でも、やる事がないのは事実にゃ」
穂乃果「ねえ?どっか行こうよ!カラオケ!カラオケは?」
希「3人で行くの?」
穂乃果「だって皆んな忙しいからここに3人しかいないんじゃん」
凛「絵里ちゃんに連絡してみる?」
穂乃果「絵里ちゃん?だって絵里ちゃんも無理だって言ってなかったっけ?」
凛「うん。言ってたけど誘えば来るかも」
穂乃果「いや、それは…うん、とりあえず連絡してみようか?」
希「えりちなら来てくれるかもしれんもんなぁ」
プルル
凛「あっ!?絵里ちゃん?うん。これから皆んなでカラオケに…え?どうして?うん?わかったにゃ。お土産よろしくね~それじゃあ」プツッ
穂乃果「絵里ちゃんダメだって?」
凛「うん。今渋谷にいるって」
穂乃果「へ~絵里ちゃんがねぇ。てっきり千代田区から出ないかと思ってたよ」
希「そうやね。何してるんやろ」
穂乃果「他に誰か…今日は海未ちゃんもことりちゃんもダメだし」
希「にこっちも花陽ちゃんもアカンやろ?あれ?真姫ちゃんは?」
穂乃果「知らないよ?」
凛「真姫ちゃん忙しそうだし凛も連絡してないよ?」
希「え?誰もしてないの?」
穂乃果「連絡してみる?」
凛「電話してみるにゃ」
プル
凛「あっ、もしもし?」
穂乃果「出るの早いね?」
希「そやね。意外と誘いの連絡をずっと待ってたりしてな」
凛「うん。でね、穂乃果ちゃんと希ちゃんといるんだけど…え?そうなの?忙しいの?じゃあ…え?少しだけならいいの?何時まで?ふーん、そうなんだ。もしかしたら夜も平気かもされないんだ?うん、じゃあ、待ってるにゃ~」
穂乃果「真姫ちゃん来るんだね?」
凛「うん、本当は忙しいけど来てくれるって!」
希「ふ~ん。そうなんや?じゃあ、今日は夜までコースやね」
「背伸び」
穂乃果「はあ…」
希「穂乃果ちゃんどしたん?」
穂乃果「え?…別に何でもないよ…」
希「そうなん?じゃあ、いいや。凛ちゃんエアーババ抜きの続きやろうか?」
凛「うん。凛からね!」
穂乃果「いや、ちょっと待ってよ!え?終わり?穂乃果にかまうの終わりなの?」
希「だってなぁ?」
凛「うん。だって大した事ないでしょ?明日パン何食べようかなぁ~とかでしょ?」
穂乃果「違うよ!明日はタマゴサンドだよ!そんな事じゃないよ」
凛「え?じゃあ、何?」
穂乃果「え?…」
希「何もないんやろ?」
穂乃果「それは…」
凛「ほらぁ」
穂乃果「いや…ちょっとコーヒー飲みながら黄昏てたら大人っぽいかなぁって思ったんだよ」
凛「想像以上にくだらなかったにゃ」
希「あっ!凛ちゃんそれババやからな」
凛「え?違うよ?ハートのエースだにゃ。凛エースもう一枚持ってるから」
希「いやいや、ジョーカーやって」
凛「エースにゃ~」
穂乃果「二人の方がくだらないよ」
「怖い話」
希「でなぁ、えりちったら学校の怪談を見て泣きそうになってるんよ」
穂乃果「う~ん…でも、あれ結構怖いよ?穂乃果絶対に4月4日に肝試しなんか行かないからね?からくり人形に襲われるもん」
凛「凛その映画見た事ないにゃ」
穂乃果「そうなの?ジェネレーションギャプってやつかな?」
希「いや、凛ちゃんと1歳しか違わないやん。穂乃果ちゃんだってビデオレンタルかテレビの再放送で見ただけやろ?」
穂乃果「え~そうだったっけ?」
凛「絵里ちゃんって鬼太郎でも怖がりそうにゃ」
穂乃果「そうだね。妖怪ウォッチなら見れそうだけどね」
希「二人ともえりちの事バカにしてるけど…二人は幽霊とか平気なん?」
穂乃果「え?まあ、人並み程度には」
凛「うん。かよちんと怖い映画見てもかよちんが凛の分まで怖がってくれるし…凛、いつも怖がり遅れちゃうにゃ」
希「じゃあ、この話知ってるかな?ウチの学校の話しなんやけどな?」
穂乃果「え?あれでしょ?七不思議の!前にも聞いたよ」
希「あ~そうやったっけ?」
凛「うん。全部聞いたにゃ~」
希「そっか、そっか。8個目の話しが凄い怖かったやろ?」
穂乃果「うん…え?8個目?」
希「え?言ってなかったっけ?七不思議は実はカモフラージュで8個目が真の音ノ木坂の不思議やって」
穂乃果「いや…聞いてない」
希「え?そ~やったっけ?」
凛「どんなお話なの?」
希「音ノ木坂は昔から音楽とこに力を入れてるのは知ってるやろ?」
穂乃果「うん。結構コンクールとかで優勝したりしてるんだよね?」
希「そうなんよ。今から何十年前やろう?ウチの学校に天才ピアニストが居たんやって」
凛「へ~真姫ちゃんみたいにゃ」
希「学校からもそれはそれは期待されたそうなんよ。でもな、悲劇ってのは突然起きるもので」
穂乃果「悲劇?」
希「その子、交通事故に遭ってしまったんやって」
穂乃果「へ、へえ~もしかして、それで…死んじゃったの?」
希「ううん。命は助かったよ?」
凛「なんだ。良かったにゃ」
希「でもな、ピアニストにとって命と同じくらい大切な手が使えなくなってしまったんよ。当然ピアノも弾けない」
穂乃果「…」ゴクリ
希「そしたら今まで天才だって持て囃してた周りの人間も手の平を返すように離れて言ってしまったんやって…中には心無い事を言う人もいたみたいでな」
凛「酷いにゃ…そんなの酷いにゃ」
希「そうやなぁ。それになによりその子にとってはピアノが弾けない事がどんなに苦痛だったか…そんな事が重なってまいってしまったんやろな…ある日自分の教室の自分の席で自ら命を絶ったんやって」
穂乃果「え?」
希「遺書には恨み言なんかは一切書いてなかったらしいけどただ一言…ピアノが弾きたいって…」
希「まだ、その子17歳やったのになぁ。それからと言うものその子の命日になるとその子が会いにくるんやって。その子の席に座ってる生徒の所に。あなたの腕を頂戴~って」
穂乃果「へ、へえ~ありがちな話だね」
凛「う、うん。どこかで聞いた話だにゃ」
希「ちなみに、その子の席は窓際の後ろから数えて二番目だったらしいんよ。二年生の教室のな…」
穂乃果「へ~…え?その席…穂乃果の席なんだけど…ウチのクラス?ウチのクラスなの?」
希「さあ?」
穂乃果「え?え~の、希ちゃんた、た、助けて」
凛「ほ、穂乃果ちゃんが大変にゃ~」
希「なんや、二人とも怖がってるやん。これは作り話やけどこれからはえりちの事バカに出来んなぁ」
穂乃果「え?つ、作り話?」
凛「よ、良かったにゃ~」
「穂乃果とことり」
穂乃果「もう、やけ食いしてやるぅ」
希「どしたん穂乃果ちゃん?また太るよ~」
凛「そうだにゃ。地獄のダイエットやる羽目になるよ?」
穂乃果「焼肉定食とラーメンを食べながら言われても心に響かないよ」
希「だってウチらは太らんもんねー?ウチの場合は全部胸にいくんよ」
凛「凛はどこに栄養がいってるんだろ?胸も身長も大きくならないにゃ~」
希「凛ちゃんの場合は元気過ぎるからそこでエネルギーを使ってしまうんよ」
凛「じゃあ、大人しくしてれば胸も背もでかくなるかな?」
希「たぶんね!でも、無理やろ?」
凛「無理にゃ~」
穂乃果「いや、ねえ?聞いてよ。やけ食いする理由を聞いてよ」
凛「どーしたのー?」
穂乃果「海未ちゃんたら酷いんだよ?こないだ穂乃果がアイス食べて帰ろうよって言ったら太ります。ダメですって言う癖にことりちゃんが言うと仕方ありません、今日だけですよって」
希「あ~なるほど」
穂乃果「なんで穂乃果が言っても聞いてくれないのにことりちゃんが言うとオッケーなの?」
凛「普段の行いじゃない?」
穂乃果「昔からそうなんだよ?納得いかないよ!」
希「ええんやない?それでその3人は上手く回ってるんやから」
穂乃果「回ってないよ!穂乃果はアイスも自由に食べれないの?」
希「でも、結果食べたんやろ?ならええやん」
穂乃果「え?う~ん…あれ?良いのかな?なんかよくわからなくなって来た」
「嫉妬?」
海未「いいですか?ここはXに3を代入する事によって」
穂乃果「わかんない…全然分かんないよ」
海未「はあ…あなたは授業中何を聞いていたのですか?」
穂乃果「そんな事言われたって分かんないんだもん。絵里ちゃ~ん」
海未「絵里に甘えたってダメですからね」
絵里「もう、仕方ないわね。穂乃果は今どこが理解できないの?」
穂乃果「ここ…何でこうなるのか分からないの」
絵里「なるほど。そこはね…」
穂乃果「あっ!?そっか!だから答えは5になるんだね?」
絵里「そうよ。ほら、落ち着いてやれば出来るじゃない。ちゃんと文章を読んで問題を理解すれば解けない事ないんだから」
穂乃果「うん。えへへへ」
海未「……」
穂乃果「ねえ絵里ちゃん?じゃあ、こっちの問題は」
絵里「どれ?」
海未「ゴホン、穂乃果?」
穂乃果「うん?」
海未「どこが分からないのですか?」
穂乃果「え?今絵里ちゃんに」
海未「絵里ばかりに頼っては絵里も大変でしょう?」
絵里「いや…私は大丈夫…」
穂乃果「そうだよぉ。だって穂乃果の勉強を見るために来てくれたんだよ?」
海未「そ、そうですか…」
絵里「…あっ!あ~でも私疲れたかもしれないから海未見てあげてくれる?」
穂乃果「え?」
海未「そ、そうですか?」
絵里「ええ。喉も渇いたしドリンク持ってくるから」
海未「はいっ!で?穂乃果は次はどこがわからないんですか?」
穂乃果「ここなんだけど…」
海未「仕方ありませんね。ここはですね?」
絵里「ふふっ」
海未「絵里!」
絵里「なあに?少しの間二人で…」
海未「服に値札付いてますよ?」
絵里「え?…あっ、そう…」
「猫舌」
穂乃果「ん~まさかアップル味があったなんて知らなかったよ。しかもドリンクバーに」
凛「ドリンクバーだからあるのかも知れないよ?」
穂乃果「え~そうかな?そんな事ってあるのかな?」
凛「さあ?知らないけど」
穂乃果「え?そう…希ちゃんは相変わらずコーヒーだね」
希「うん。そうやねぇ。だって美味しいやん」
穂乃果「え~無理してない?本当はジュースの方が飲みたいんじゃないの?」
希「そんな事せぇへんよ。本当に美味しいと思うから…あちっ」
凛「希ちゃんってもしかして猫舌?」
穂乃果「凛ちゃんは猫舌じゃないの?だとしたらがっかりだよ?」
凛「熱いの苦手なの?」
穂乃果「え?穂乃果の話スルー?」
希「別に猫舌って訳ではないけど…人並みやん?」
凛「ふ~ん」
希「まあ、熱過ぎるのは…フゥーフゥー」
凛「……」
穂乃果「……凛ちゃん見た?今の希ちゃんのコーヒーの冷まし方?」
凛「うん。バッチし見たにゃ」
希「え?なんなん?普通やん?普通にやっただけやろ?」
穂乃果「いやいや、可愛い仕草の練習を家でしてるんでしょ?」
凛「流石希ちゃんにゃ!ぬかりないね?」
希「え?なんなん?くしゃみの時もしゃっくりの時もそうやったけどなんでちょくちょくウチの事いじってくるん?ウチそう言うキャラちゃうやん?」
穂乃果「大丈夫だって。凄く可愛かったって。研究したかいがあったね、のんたん!」
凛「キャラとか気にする事ないよ?もう皆んなのんたんにメロメロだから安心して?」
希「いや、ほんまになんなの?ウチいじられ慣れてないんやから本当にやめて…」
「可愛い」
ことり「ウサギ!」
穂乃果「うん。可愛い」
花陽「パンダ」
ことり「凄く可愛い」
穂乃果「牛!」
花陽「か、可愛い?」
ことり「子犬」
穂乃果「いやぁ~可愛い!」
花陽「ペンギン」
ことり「可愛いです!」
穂乃果「オコジョ!」
花陽「可愛い…えっと…どんな動物だったっけ?」
ことり「イルカ」
穂乃果「可愛いねえ」
花陽「ラッコ」
ことり「ん~可愛い~」
穂乃果「うな重!」
花陽「かわっ…ええ?可愛くないよぉ…美味しいけど…」
穂乃果「そうじゃなくて、うな重がメニューに増えてるよ!穂乃果注文しよう!」
花陽「ええ?……あの、私も食べます」
「大食いチャレンジ」
穂乃果「はあ…最悪だよ…二人ともどうして止めてくれなかったの?」
希「いや、止めたやん?それなのに穂乃果ちゃんが絶対にいけるって言ったんやんか」
凛「そうだにゃ。凛達を責めるのは御門違いにゃ」
穂乃果「だって可能性感じたんだもん…グスッ…もっと強く止めてよぉ。穂乃果そこまでチャーハン好きじゃないって…もう食べれないよぉ…それに…凛ちゃんは絶対に止めてない…」
希「取り敢えず水飲む?」
穂乃果「いや、もうギブアップ」
凛「え~まだ半分も食べてないよ?」
穂乃果「穂乃果女の子なんだよ?そんなに食べられるわけないじゃん!」
希「だから止めたんやん。こんなに残して勿体無い…」
穂乃果「二人共手伝ってよ…チャレンジ失敗でいいから」
凛「無理だよ。凛ラーメン食べちゃったもん」
希「ウチも」
穂乃果「なんで…なんで穂乃果が失敗する事を見越してくれなかったの…」
希「いや…だから、絶対に食べられるって言い張ったから」
穂乃果「うぅ…誰かたすけてぇ……花陽ちゃん…花陽ちゃんは今日何故ここにいないの?花陽ちゃんに助けて貰おうよ!花陽ちゃんなら絶対に大丈夫だよ!」
凛「かよちんは今日親戚の家に行ってるから来れないんだよ」
穂乃果「そんなぁ…」
希「他は…海未ちゃんならお稽古終わってたら来てくれるかもしれないけど」
穂乃果「ダメ…海未ちゃんはダメ…怒られる…苦しい思いした上に怒られるのは嫌だよ…」
凛「穂乃果ちゃんわがままにゃ」
穂乃果「どうすれば…どうすればいいの?」
希「腹八分目がベスト…それが教訓やね」
「チーズ」
穂乃果「ねえ?このモッチァレラチーズって何?」
希「ん?チーズの種類やろ?」
穂乃果「いや、そんな事は分かってるよ。分かった上で聞いてるんだけど?」
凛「頼んでみれば分かるよ」
穂乃果「そうなんだけどさ。希ちゃんなら知ってるかなと思ってさ」
凛「確かに希ちゃんって何でも知ってる様な気がするもんね?星にも詳しいし」
希「ん~でもチーズには詳しくないんよ」
穂乃果「穂乃果なんてスライスチーズくらいしか知らないよ」
凛「凛は粉チーズも知ってるにゃ」
穂乃果「あっ!そっか。それもあった」
希「いや、それは違うんやない?」
凛「ことりちゃんは詳しくないのかな?」
穂乃果「あ~チーズケーキ好きだしね!」
希「それもどうなんやろ?」
穂乃果「そうなの?」
希「いや、わからんけど…チーズケーキに使うのはクリームチーズやないの?他のチーズも使うんかな?」
穂乃果「やっぱり希ちゃん詳しいじゃん」
希「結構皆んな知ってると思うんやけど…」
凛「絵里ちゃんも知ってるかな?」
希「多分知ってるやろ」
穂乃果「あ~あ、穂乃果だってあんこだったら負けないのになぁ」
希「あんこってそんなに種類あるん……?」
「天然の可愛さ」
穂乃果「でね、海未ちゃんたら間違えて炭酸飲んでむせちゃって涙目で穂乃果もことりも酷いですって。自分で勝手に間違えたのにね」
希「ふ~ん。やっぱり海未ちゃんは天然なんやなぁ。普段しっかりしてるから余計際立つと言うか」
穂乃果「まあ、そこが海未ちゃんの可愛い所なんだけどね」
希「そうやなぁ。可愛いで言ったら真姫ちゃんのあの天然の可愛さは何なんやろうな?」
穂乃果「そうだね?凄く可愛いもんね」
希「海未ちゃんは天然で可愛いけど真姫ちゃんは天然の可愛さなんよね」
凛「」
凛「どう言う事?」
希「なんて言ったらええんやろうなぁ…海未ちゃんは天然な所が可愛い。真姫ちゃんは天然の可愛さ…生まれ持った可愛さと言うか」
凛「何を言ってるか分からないにゃ。要するに海未ちゃんも真姫ちゃんも可愛いんでしょ?」
希「そうなんやけど…なんやろなぁ。ウチ、何が言いたいんやろ?」
穂乃果「まあ、穂乃果は言いたい事なんとなくわかったよ」
「蛇」
穂乃果「海未ちゃん達遅いなぁ」
凛「ね?遅れてくるって言ってたけどまさか穂乃果ちゃんより遅くなるとは思わなかったにゃ」
穂乃果「え?なんでさ?穂乃果は用事ないんだから当たり前じゃん」
凛「穂乃果ちゃん遅刻魔だから」
穂乃果「うっ…返す言葉が出てこない…けど、それは10分とかの話でしょ?」
真姫「10分も遅れたらダメでしょ?普通」
穂乃果「そ、そうだね…」
真姫「そんな事ばっかり言ってるから海未に説教されるのよ」
穂乃果「もう!真姫ちゃんまでお説教するのはよしてよ」
真姫「別にそんなつもりはないけど」
穂乃果「まあ、いいや。凛ちゃんドリンク取り行こう」
凛「まだあるから良いです」
穂乃果「ちぇ~つれないんだ」
真姫「それくらい一人で行きなさいよ…どれだけ寂しがり屋なのよ」
穂乃果「それは真姫ちゃんに言われたくない」
真姫「はあ?何ですって?」
穂乃果「別に~ピーピー」
真姫「ちょっと」
穂乃果「あ~ごめんってば。そんなに怒らなくても」
真姫「違うわよ…夜に口笛吹いて蛇が来たらどうするのよ」
穂乃果「え?真姫ちゃん何言ってるの?何が来るって?」
真姫「蛇よ!夜に口笛を吹くと蛇が来るのよ」
凛「え?何で?」
穂乃果「どうして蛇が来るの?」
真姫「それは…」
穂乃果「穂乃果今まで夜に口笛吹いても蛇が来た事なんて一度もないよ?」
凛「凛も。だいたいどうして蛇なの?意味がわからないにゃ」
真姫「で、でも」
穂乃果「ありえないよ。蛇と口笛の関係性ないもん」
凛「そうだにゃ~。もしかして真姫ちゃん誰かに騙されたんじゃないの?」
穂乃果「あっ!そうだよ!いや~良かったね~気づいて」
真姫「だって…パパが…夜に口笛吹くと蛇が来るから…よしなさいって…言ってたんだから」
穂乃果「え?パパ?」
凛「あっ…あ~凛もその話聞いた事あるかもしれないにゃ!そう言えばそんな事昔言われたにゃ」
穂乃果「ほ、穂乃果も!穂乃果もそう言えば小さい頃お父さんに言われた記憶がある様な気がする」
真姫「……でしょ?だから夜に口笛を吹いちゃダメよ?」
穂乃果「は、はーい」
「カップ麺」
穂乃果「今日も安定のこの3人だね…」
希「仕方ないやん…えりちがつれないんやもん」
凛「宿題も出てないの勉強なんて普通しないよね?絶対に家で寂しくなって断った事後悔してるにゃ」
穂乃果「ね~。宿題だってやるかわからないのにね?」
希「普通は宿題はやるけどな」
凛「ね~なんか面白い話しないの?にこちゃんが何かしたとかにこちゃんが何か間違えたとか」
希「にこっちばっかやん」
穂乃果「凛ちゃん、にこちゃんの話し大好物だもんね」
凛「うん。にこちゃんって何か面白いにゃ」
希「ん~えりちの話ならあるけどなぁ」
凛「え~おもちゃのチョコの話はいいよ?」
穂乃果「希ちゃんその話し大好きだもんね」
希「いや、その話しちゃうよ。えりち、こないだカップ麺食べてたんよ。カップ焼きそば」
穂乃果「あ~はいはい。どうせあれでしょ?今まで食べた事なくって湯切りする時に麺こぼしちゃったとかでしょ?あるあるだよね?」
凛「さあ?凛カップ焼きそばは食べないから知らないにゃ」
希「ちゃうんよ。えりちはお湯を捨てなかったんよ」
穂乃果「は?」
希「お湯を捨てずにそのままソースとふりかけ入れてな、ハラショー!カップラーメンって美味しいのねって言ってた」
穂乃果「え?…絵里ちゃんやきそばだって知らなかったの?」
希「知ってたよ?でも、作ってる途中でやきそばだって事忘れちゃったみたいなんよ。面白いから今日までずっと真実を教えてないけど」
凛「…」
希「どしたん?つまらなかった?」
凛「驚きの方が大きかったにゃ」
「おごり」
海未「さあ凛、花陽?好きな物を頼んでいいですよ?」
花陽「でも…悪いよ」
海未「良いんですよ?お腹すいたでしょう?」
凛「じゃあ、凛は味噌ラーメンにするにゃ」
海未「大盛りじゃなくていいのですかる」
凛「え?いいの?」
海未「はい。もちろんです」
凛「じゃあ、お言葉に甘えちゃうにゃ~」
海未「花陽は?」
花陽「で、でも…」
海未「本当に気にしなくていいのですよ?」
花陽「じゃあ、ライスを」
海未「定食だっていいんですよ?」
花陽「へ、平気だよ?ご飯だけで大丈夫だから」
海未「そうですか…もちろん大盛りですよね?」
花陽「で、でも」
海未「では、大盛りで」
ピンポーン
店員「はい」
海未「味噌ラーメン大盛りとライスの大盛り、それからドリンクバーを三つお願い致します」
店員「かしこまりました」
海未「それで…どこまで見ました?」
凛「え?」
花陽「あの…海未ちゃん?」
海未「あっ、いえ…やはり言わないで下さい。思い出しただけで恥ずかしい」カァァァ
店員「ラーメンとライスです」
凛「あっ!来たにゃ~」
花陽「う、海未ちゃん…頂きます」
凛「頂きます~」
海未「はい。どうぞ」
花陽「あの、海未ちゃん…それで…」
海未「あの…皆んなには絶対に言わないでください。特に希やにこなどには絶対」
花陽「う、うん」
海未「あっ!二人とも飲み物がないですね。持って来ますね」
凛「海未ちゃん何だったんだろうね?」
花陽「多分何か勘違いしてるよ」
凛「凛達何も見てないのにね?」
「UFO」
凛「絶対にそうだにゃ」
絵里「いや、どう考えても飛行機だったでしょ」
凛「UFOだったにゃ」
絵里「言い張るのね」
凛「海未ちゃん、UFOだったよね?」
海未「私も飛行機かと」
凛「え~海未ちゃんがそんな事言うとは思わなかったにゃ」
絵里「あのね?UFOがそこら辺をうろちょろしてる訳ないでしょ?」
凛「じゃあ、どこら辺をうろちょろしてるの?」
絵里「そもそもうろちょろなんかしてないわよ。居るかも分からないのに」
凛「え?居るよ~矢追さんも言ってたもん。だいたい、宇宙って凄い広いんだよ?居ても全然おかしくないにゃ」
絵里「いやね?」
海未「確かに凛の言う事も一理ありますね」
凛「でしょ?流石海未ちゃん」
絵里「海未?」
海未「凛の言うとおり宇宙は広いですからね。なのに私達の凝り固まった常識で何もかも否定してしまうのは野暮かもしれましんね」
凛「うんうん。やっぱり海未ちゃんは分かってるにゃ~。その通りだにゃ」
「お説教」
海未「凛?あなた…最近ふざけ過ぎですよ」
絵里「そうよ?練習が楽しいのは分かるけどもうちょっと落ち着いて」
凛「え~なんで凛だけなのぉ。穂乃果ちゃんとか希ちゃんとかにこちゃんは?」
海未「穂乃果も希も既にお説教済です」
凛「一緒にお説教してくれれば良かったのに」
絵里「あなた…反省してるの?」
凛「………うん」
海未「その間は何ですか?だいたいあなたは毎日何を考えているのですね?」
凛「え~…ラーメン食べたいなぁとか走り回りたいなぁとかかよちん可愛いなぁとか遊びたいなぁって思ってるよ」
海未「そ、それだけ?」
凛「それ以外だって考えてるけど今浮かんだのはそれけだよ?いけないの?」
絵里「いけないって言うか…」
海未「他にもっと大事な事があるでしょう?」
凛「ないにゃ。凛は今を精一杯楽しみたいだけだにゃ」
海未「な、なるほど」
絵里「え?納得したの?」
「激辛チャレンジ」
穂乃果「もぉ~無理。痛い…口の中が痛い…穂乃果アイドルじゃなくなっちゃう」
希「もお~こんなに残して」
凛「勿体無いにゃ」
穂乃果「どうして…どうして止めてくれなかったの」
希「だから止めたやん?無理なんやからやめた方がええって。だいたい完食したってお食事券二千円分だけなんやし」
穂乃果「だって…二千円ってでかいじゃん」
希「でも、この激辛ラーメン1500円やからね?」
穂乃果「だってぇ…凛ちゃん?ラーメンだよ?」
凛「あっ…大丈です」
穂乃果「お願い。助けて」
凛「穂乃果ちゃん、ファイトだよ!」
穂乃果「それは穂乃果の台詞だよぉ」
完
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